JPH02184160A - 電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、いたずら電話を撃退する機能を有する電話装
置に関する。

従来の技術 従来、この種の電話装置は、音声録音装置を設けること
により、いたずら電話をした相手側の音声を一定時間録
音し、録音後にすぐに再生して相手側に送出するように
構成されている。

したがって、いたずら電話をした相手側は、自分の声を
聞いて驚き、いたずら電話を中止して電話を切ることに
なる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の電話装置では、いたずら電話
をした相手側の音声を一定時間録音し、録音後にすぐに
再生して相手側に送出するので、いたずら電話をした相
手側がこれに慣れると、撃退の効果が半減し、執念深い
いたずら電話をする相手側に対しては何回も録音、再生
を繰り返さなければならないという問題点がある。

本発明は上記従来の問題点に鑑み、いたずら電話を効果
的に撃退することができる電話装置を提供することを目
的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、電話回線からの音
声を順次録音し、この音声を所定の時間経過後に順次再
生して電話回線に送出するようにしたものである。

作用 本発明は上記構成により、いたずら電話をした相手側は
、自分の声が順次返送されるので驚き、いたずら電話を
中止して電話を切ることになるので、いたずら電話を効
果的に撃退することができる。

実施例 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図
は、本発明に係る電話装置の一実施例を示すブロック図
、第２図は、第１図の電話装置のライトモードにおける
主要信号を示すタイミングチャート、第３図は、第１図
の電話装置のり−ドモードにおける主要信号を示すタイ
ミングチャート、第４図は、第１図の電話装置のリード
モディファイライトモードにおける主要信号を示すタイ
ミングチャートである。

第１図において、１は、電話回線を介して通話を行うた
めの通話装置であり、この通話装置１は、回線を開放、
閉結したり、着信を検出したり、ダイヤル信号を電話回
線に送出したり、通話路を形成等する。

２は、留守番電話機として、予め録音された応答メツセ
ージを再生して発信者に送出したり、発信者からの用件
メツセージを録音、再生するとともに、いたずら電話を
撃退するために、発信者からの音声を順次録音するとと
もに、既に録音された音声を遅延して順次再生し、発信
者に送出するための音声録音装置である。

この音声録音装置２は、アナログの音声信号をディジタ
ル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路２１と、ディジタルの
音声信号をアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換回路２２
と、ディジタルの音声信号を記憶するメモリ２３と、第
２図〜第４図に示すような制御信号により、このメモリ
２３の書き込み、読み出し制御を行うメモリ制御回路２
４より概略構成されている。

メモリ２３は、留守番電話機としての応答メツセージ、
用件メツセージをそれぞれ記憶するためのエリアａ、ｂ
と、いたずら電話を撃退するために、発信者からの音声
を記憶し、遅延して再生するためのバッファエリアＣを
有し、応答メツセージと用件メツセージを録音する場合
には、第２図に示すような制御信号によりそれぞれのエ
リアに書き込まれ、応答メツセージを再生する場合には
、第３図に示すような制御信号により読み出され、いた
ずら電話をした相手側の音声を順次録音するとともに、
既に録音された音声を遅延して順次再生する場合には、
第４図に示すような制御信号により書き込み、読み出し
制御される。

３は、応答メツセージを音声録音装置２に録音するため
のマイクロホン、４は、音声録音装置２に録音された用
件メツセージを再生するためのスピーカ、６は、電話回
線又はマイクロホン３からの音声信号を選択的にＡ／Ｄ
変換回路２１に出力するためのスイッチ、６は、Ｄ／Ａ
変換回路２２からの音声信号を電話回線又はスピーカ４
に選択的に出力するためのスイッチである。

次に、上記実施例の動作を説明する。

（１）通常電話機 通常電話機としての動作は、この通話装置１が回線を開
放、閉結したり、着信を検出したり、ダイヤル信号を電
話回線に送出したり、通話路を形成等することにより行
う。

（２）留守番電話機 応答メツセージの録音 応答メツセージを録音する場合は、スイッチ６は、マイ
クロホン３とＡ／Ｄ変換回路２１を接続するように制御
される。したがって、マイクロホン３に入力した応答メ
ツセージは、Ａ／Ｄ変換回路２１によりディジタル信号
に変換され、メモリ制御回路２４によりメモリ２３の応
答メツセージ記憶エリアａに書き込まれる。

用件メツセージの録音（留守番モード）留守番モードに
おいては、スイッチ６は、電話回線とＡ／Ｄ変換回路２
１を接続するように制御され、スイッチ６は、Ｄ／Ａ変
換回路２２と電話回線を接続するように制御される。

この場合、通話装置１が回線からの着信信号を検出する
と、回線を閉結し、応答メツセージがメモリ制御回路２
４によりメモリ２３から読み出され、Ｄ／Ａ変換回路２
２によりアナログ信号に変換され、電話回線に送出され
る。

この応答メツセージに対して発信者から電話回線を介し
て送出される用件メツセージは、Ａ／Ｄ変換回路２１に
よりディジタル信号に変換され、メモリ制御回路２４に
よりメモリ２３の用件メツセージ記憶エリアｂに書き込
まれる。

用件メツセージの再生 用件メツセージを再生する場合には、スイッチ６は、Ｄ
／Ａ変換回路２２とスピーカ４を接続するように制御さ
れ、用件メツセージがメモリ制御回路２４によりメモリ
２３から読み出され、Ｄ／Ａ変換回路２２によりアナロ
グ信号に変換され、スピーカ４に送出される。

（３）いたずら電話撃退モード いたずら電話撃退モードについては、留守番モードと同
様に、スイッチ６は、電話回線とＡ／Ｄ変換回路２１を
接続するように制御され、スイッチ６は、Ｄ／Ａ変換回
路２２と電話回線を接続するように制御される。

この場合、通話装置１が回線からの着信信号を検出する
と、回線を閉結し、発信者の音声は、Ａ／Ｄ変換回路２
１によりディジタル信号に変換され、メモリ制御回路２
４によりメモリ２３のバッファエリアに順次書き込まれ
、時間Ｔ　（Ｓ）が経過した音声データが読み出されて
Ｄ／Ａ変換回路２２によりアナログ信号に変換され、電
話回線に送出され、この動作を制御することにより、発
信者からの音声を時間Ｔ　（Ｓ）だけ遅延して返送する
。

したがって、いたずら電話をした相手側は、自分の声が
順次返送されるので驚き、いたずら電話を中止して電話
を切ることになる。

ここで、メモリ２３のバッファエリアの容量なｘｂ目と
し、書き込みビットレートをＹｂｐｓとすると、遅延時
間Ｔ　（Ｓ）は、 Ｔ（Ｓ）＝Ｘ／Ｙ となる。

尚、上記実施例によれば、留守番電話機の回路構成で、
メモリ２３のアクセスタイミングを変更するのみで遅延
手段を構成することができ、高価となることもない。

また、メモリ２３のバッファエリアの容量を可変にすれ
ば、遅延時間Ｔ　（Ｓ）を変更することができることは
勿論である。

発明の詳細 な説明したように、本発明は、電話回線からの音声を順
次録音し、この音声を所定の時間経過後に順次再生して
電話回線に送出するようにしたので、いたずら電話をし
た相手側は、自分の声が順次返送されるので驚き、いた
ずら電話を中止して電話を切ることになり、したがって
、いたずら電話を効果的に撃退することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る電話装置の一実施例を示すブロ
ック図、第２図は、第１図の電話装置のライトモードに
おける主要信号を示すタイミングチャート、第３図は、
第１図の電話装置のリードモードにおける主要信号を示
すタイミングチャート、第４図は、第１図の電話装置の
リードモディファイライトモードにおける主要信号を示
すタイミングチャートである。 １・・・通話装置、２・・・音声録音装置、３・・・マ
イクロホン、４・・・スピーカ、６．６・・−スイッチ
、２１・・・Ａ／Ｄ変換回路、２２・・・Ｄ／Ａ変換回
路、２３・・・メモリ、２４・・・メモリ制御回路。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ばか１名第 図 第 図 ′７１トｔ−ト 第 図 ｊ−ト モ−Ｙ“ 第 図 〕−ド七づｌファイ ライト モード

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）電話回線からの音声を録音し、再生する音声録音
   手段と、電話回線からの音声を順次録音し、この音声を
   所定の時間経過後に順次再生して電話回線に送出するよ
   うに前記音声録音手段を制御する手段とを有する電話装
   置。
2. （２）前記音声録音手段は、半導体メモリであり、前記
   制御手段は、この半導体メモリの書き込みタイミングよ
   り所定の時間経過後の読み出しタイミングにより、音声
   を順次再生して電話回線に送出することを特徴とする請
   求項１記載の電話装置。
3. （３）前記音声録音手段は、留守番電話機用の応答メッ
   セージと用件メッセージを録音し、再生することを特徴
   とする請求項１又は２記載の電話装置。