JPH0218405Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はオーブン、グリル機能付こんろ等の多
機能こんろ装置等の加熱調理装置に於ける操作装
置に関するものである。

（従来の技術およびその問題点） 近来、こんろやオーブン、グリル等の加熱調理
部を一体に組み合わせると共に、これらのうちの
少なくとも１つの加熱調理部のバーナの燃焼をタ
イマーと温度センサーとによって選択的に制御す
るようにした多機能の加熱調理装置が普及しつつ
ある。このように多くの機能を一体化した装置で
は、操作つまみが多くなりがちで、操作つまみが
多くなると製作が面倒で、操作もし難くく、ま
た、誤操作し易くなってしまうという問題があ
る。

本考案はタイマーと、温度センサーの操作つま
みを共用することによって、加熱調理装置全体と
しての操作つまみの数を減らすことにより、前述
した問題点を解決することを目的とするものであ
る。

（問題点を解決するための手段） 本考案の構成を実施例に対応する第１図〜第３
図に基づいて説明すると、本考案は、バーナ１の
燃焼をタイマー２と温度センサー３とによって選
択的に制御する加熱調理装置４に於いて、タイマ
ー設定つまみ５の時間原点６から、時間設定方向
と逆方向の所定量の移動により作動するスイツチ
７を設け、このスイツチ７により前記温度センサ
ー３による制御を動作させる構成としたものであ
る。

（作用） 以上の構成に於いて、タイマー設定つまみ５を
図中時計回りに回動することにより、タイマー２
のON時間を設定することができ、またスイツチ
７はOFFであるのでタイマー２によるバーナ１
の燃焼の制御を行なうことができる。また、該タ
イマー設定つまみ５を、時間原点６から、前述し
た時間設定方向と逆方向に所定量移動して動作位
置９に至らせると、スイツチ７が作動すると共
に、タイマー２がOFFとなって、サーミスタ等
の温度センサー３によるバーナ１の制御を行なう
ことができる。以上の操作により、設定時間を経
過した時、または調理容器が所定の温度となった
時、バーナ１に燃料ガスを供給する電磁弁８を
OFFとすることにより、加熱時間制御による調
理、または調理物温度制御による調理を選択的に
行なうことができる。例えば食パンやグラタン等
の調理では加熱時間制御が好ましく、また炊飯で
は調理物温度制御が好ましいが、本考案では、こ
れらの調理物に応じて、これらの制御を１つの操
作つまみによって選択的に行なうことができる。

（実施例） 尚、図に於いて符号１０は前記タイマー２及び
温度センサー３によって前記バーナ１の制御を行
なう制御部であるが、かかる制御部１０の具体的
構成は適宜である。例えば、該制御部１０は、前
記タイマー２による制御中に於いても、好ましく
ない最高温度を前記温度センサー３によって検知
して前記バーナ１を消火する安全機構等を含めて
も良い。また符号１１は前記スイツチ７をONー
OFFする作動部で、この作動部１１並びにこの
作動部１１によつて制御されるスイツチ７の構成
は適宜である。

（考案の効果） 本考案は以上の通り、所望の加熱調理部に於け
るバーナの燃焼をタイマーと温度センサーとによ
つて選択的に制御する際、その制御の選択を共通
の操作つまみによつて行なえるようにしたので、
多機能の加熱調理装置に適用した場合、製作が繁
雑とならず、また操作もし易く、誤操作を防止で
きるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本考案の実施例に対応するも
ので、第１図は本考案を適用した加熱調理装置の
斜視図、第２図は要部拡大図、第３図は模式的構
成説明図である。 符号１……バーナ、２……タイマー、３……温
度センサー、４……加熱調理装置、５……タイマ
ー設定つまみ、６……時間原点、７……スイツ
チ、８……電磁弁、９……動作位置、１０……制
御部、１１……作動部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バーナの燃焼をタイマーと温度センサーとによ
   って選択的に制御する加熱調理装置に於いて、タ
   イマー設定つまみの時間原点から、時間設定方向
   と逆方向の所定量の移動により作動するスイツチ
   を設け、このスイツチにより前記温度センサーに
   よる制御を作動させる構成としたことを特徴とす
   る加熱調理装置の操作装置。