JP6588798B2 - ガスコンロ - Google Patents
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すなわち、調理容器に材料を投入すると、温度検出手段の検出温度に応じて、制御部により、自動的にコンロバーナの火力が小火力や大火力に切り換えられることになる。
燃料ガスを燃焼させるバーナを備えた加熱部によるタイマ調理の実行中は、タイマ調理用残時間が時間の経過とともに減少して更新されるとともに、更新された前記タイマ調理用残時間がゼロになった時点で前記加熱部による加熱を停止して前記タイマ調理を終了する減算式タイマと、
前記加熱部の火力を制御する制御部と、
特定の調理メニューの実行を指令する特定調理メニュー指令手段と、
前記特定の調理メニューに応じた調理工程の開始を指令する調理工程開始指令手段と、
前記加熱部により加熱される調理容器の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段による検出温度が一旦所定の設定温度である第1設定温度以下に設定される所定の第2設定温度に達した後に、前記第2設定温度より低い所定の設定温度である閾値温度以下に低下したことを検出すると、前記特定の調理メニューに応じた前記調理工程の開始を指令する前記調理工程開始指令手段として機能するように構成されている温度低下検出部と
を備え、
前記特定調理メニュー指令手段によって前記特定の調理メニューの実行が指令されると、前記特定の調理メニューに応じた前記調理工程を実行し、
前記調理工程開始指令手段によって前記調理工程の開始が指令されると、前記調理工程に対応する初期値に設定された調理工程用残時間が、時間の経過とともに減少して更新されるとともに、
(A)実行中の調理工程が前記特定の調理メニューにおける最終の調理工程でない場合は、更新された前記調理工程用残時間がゼロになった時点で、前記加熱部による加熱を停止することなく当該調理工程の終了を報知し、
(B)実行中の調理工程が前記特定の調理メニューにおける最終の調理工程である場合は、更新された前記調理工程用残時間がゼロになった時点で前記制御部が前記加熱部による加熱を停止し、
前記特定の調理メニューの実行を指令すると、前記第1設定温度を目標値として、前記温度検出手段の検出温度に応じて前記加熱部の加熱量が増減される温度調節制御が実行されるように構成され、かつ、
前記温度検出手段による検出温度が一旦前記第2設定温度に達した時点で報知を行うとともに、前記加熱部の加熱量を低下させ、その後、前記温度低下検出部が前記調理工程開始指令手段として調理工程の開始を指令するときに、前記加熱部の加熱量を増加させる旨の火力増加報知を行い、前記温度調節制御は、前記火力増加報知を行うまでは実行されず、前記火力増加報知を行った時点からの所定の時間である遅延時間が経過した後に、前記温度調節制御が実行されるように構成されていること
を特徴としている。
なお、検出温度が一旦第2設定温度に達した時点からの経過時間が所定の設定時間に達したときには、温度低下検出部が、温度検出手段による検出温度が一旦第2設定温度に達した後に所定の閾値温度以下に低下したことを検出しないという現象は、例えば、一旦第2設定温度に達した時点で、調理容器への食材の投入を行ったときに、投入した食材の熱容量が小さいときや、投入した食材の温度が高いときなどに生じる可能性があるものであるが、そのような場合にも、調理工程の開始が指令されるので、調理の失敗を防止することができる。
<ガスコンロの基本構造>
図1〜3は本発明の一実施形態(実施形態1)にかかるガスコンロ(グリル付きガスコンロ)の構成を示す図である。
このグリル付きガスコンロは、加熱部として、図1に示すように、標準バーナ1a、高火力バーナ1b、および小バーナ1cの3つのコンロバーナを備えており、トッププレートの上部に、標準バーナ1a、高火力バーナ1b、および小バーナ1cに対する鍋などの被加熱物(調理物)を受け止め、支持するための五徳51が載置されている。
なお、この温度センサ9を備えたバーナ1により、炊飯、湯沸かし、揚げものなどの温調調理を行うことが可能である。
また、ガスコンロ前側面には、自動復帰型の押し操作式の電源スイッチ24が設けられている。
また、各バーナ操作部21a,21b,21cを再度押し込むことにより、標準バーナ1a、高火力バーナ1b、小バーナ1cの消火動作が実行されるとともに、各バーナ操作部21a,21b,21cが器具本体10の内部に収納されるように構成されている。
さらに、グリルバーナ操作部22についても、同様に、グリルバーナ操作部22を再度押し込むことにより、消火動作が実行されるとともに、グリルバーナ操作部22が器具本体10の内部に収納されるように構成されている。
なお、このような操作部の構成は周知であるので詳細な説明は省略する。
なお、このようないわゆるカンガルーポケット機構は周知であるので詳細な説明は省略する。
元ガス供給路(主ガス配管)11に元ガス電磁弁12が設けられ、この元ガス供給路11から、標準バーナ用分岐路13a、高火力バーナ用分岐路13b、小バーナ用分岐路13c、グリルバーナ用分岐路13dに分岐されている。
これらの各分岐路の夫々には、ガス量を調整して各バーナの加熱量を調整する流量制御弁(ステッピングモータにより駆動されるガス量調節弁)3と、その開度位置を検出する位置センサ19が設けられている。
制御部は、ロータリーエンコーダからの信号に応じ、ステッピングモータを駆動することによりコンロ部のガス量を制御する。
なお、炊飯モード、湯わかしモードなどの温調制御を行うときは、加熱状態調節部21(21a,21b,21c)の回動操作位置によらず、制御に適した値となるようにコンロ部のガス量が制御される。
なお、この実施形態のガスコンロでは、上記のようにステッピングモータにより駆動されるガス量調節弁が設けられているが、機械式にガス量制御される場合も、機械式の手動ガス量調節弁と直列にガス量制限のためのガス電磁弁を装備することにより、後述の各モード処理の実行が可能である。
なお、ステッピングモータにより駆動されるガス量調節弁が設けられている場合は、各モード実行時のガス量調節位置に関わらず、制御部は、最小から最大の範囲で任意のガス量に制御することが可能であることから、各モード実行の前の使用者による最大ガス量位置への調節の必要はない。
そして、更新されたタイマ調理用残時間がゼロになった時点で標準バーナ1aによる加熱を停止してタイマ調理を終了する、いわゆる減算式タイマによるタイマ調理機能を備えている。
図3に示すように、このガスコンロでは、上述のタイマ調理機能を一層使い易くするための、特定の調理メニューとしてホットケーキ調理を行う調理メニューを指令する指令手段(特定調理メニュー指令手段)として、ホットケーキスイッチ31Aを備える。
標準バーナ1aの加熱停止中にホットケーキスイッチ31Aを1回押し操作すると、第1調理工程としての表面焼き工程に対応する調理タイマの残時間の初期値として、「3分」が設定され、標準バーナ1aによる調理タイマ用残時間「3分」が、タイマ時間表示部42に表示され、表ランプ(LED)31Bが点灯する。
火力aを加熱状態調節部21により調節される任意の火力としてもよい。
また、温度低下検出部が前記調理工程開始指令手段として第1調理工程の開始を指令するときに、標準バーナ1aの加熱量を増加させる旨の火力増加報知を行う。
これにより、火力増加報知を行った時点から所定の遅延時間(この実施形態では10秒)が経過した後に火力が大きくなる旨を、使用者が確実に認識することができるので、火力増加報知が行われたにも関わらず直ちに火力が大きくならないことに対して、使用者が違和感を抱くことが抑制され、マン・マシンインターフェイスが向上する。
なお、この音声による報知は任意の構成であり、ブザーのみによって報知を行う構成としてもよい。
3分が経過して、タイマ時間表示部42に表示される時間がゼロになると第1調理工程(表面焼き工程)を終了する。ただし、表面焼き工程はホットケーキモードにおける最終工程ではないので、標準バーナ1aは消火せず火力が最小火力に調整されるとともに、表ランプ31Bと裏ランプ31Cが交互に点滅して、調理容器内の材料を裏返す時期であることが報知される(図4参照)。
表面焼き工程が終了した状態の材料(調理中のホットケーキ)を裏返した後、温度低下検出部によって、温度センサ(鍋底温度センサ)9の検出温度が、閾値温度(この実施形態では第2設定温度−10℃=140℃)以下に低下したことが検出される(図4参照)。
そして、タイマ時間表示部42の表示時間が時間の経過とともに減算され、更新表示される。
上記実施形態1では、ホットケーキモードにおける温度センサ(鍋底温度センサ)9の検出温度である第1設定温度としての目標値が160℃に設定されるように構成した場合について説明したが、ホットケーキモードにおける温度センサ(鍋底温度センサ)9の検出温度である第1設定温度としての目標値は160℃に限定されるものではない。
上記実施形態1では、第1調理工程としての表面焼き工程に対応する調理タイマの残時間の初期値として「3分」が設定され、第2調理工程としての裏面焼き工程に対応する調理タイマの残時間の初期値として「2分」が設定されるように構成した場合について説明したが、第1調理工程としての表面焼き工程に対応する調理タイマの残時間の初期値は3分に限定されるものでなく、別の時間に設定されてもよく、また、第2調理工程としての裏面焼き工程に対応する調理タイマの残時間の初期値も2分に限定されるものでなく、別の時間に設定されてもよい。
上記実施形態1では、特定の調理メニューが、ホットケーキ調理を行う調理メニューである場合を示したが、特定の調理メニューは、ホットケーキ調理を行う調理メニューに限られるものではなく、ホットケーキ以外の調理を行う調理メニューとして構成してもよい。
1b 高火力バーナ
1c 小バーナ
2a 上側バーナ(グリルバーナ)
2b,2c 下側バーナ(グリルバーナ)
3 流量制御弁
4 グリル部
7 点火プラグ
8 熱電対
9 温度センサ(鍋底温度センサ)(温度検出手段)
10 器具本体
11 元ガス供給路(主ガス配管)
12 元ガス電磁弁
13a 標準バーナ用分岐路
13b 高火力バーナ用分岐路
13c 小バーナ用分岐路
13d グリルバーナ用分岐路
19 位置センサ
21 加熱状態調節部
21a 標準バーナ操作部
21b 高火力バーナ操作部
21c 小バーナ操作部
22 グリルバーナ操作部
23 燃焼表示ランプ
24 電源スイッチ
25 電源ランプ
31A ホットケーキスイッチ
41 タイマ設定部
42 タイマ時間表示部
32 バーナ用の付加機能操作・表示部
33 グリル用の付加機能操作・表示部
34 手動操作部
51 五徳
Claims (3)
- 燃料ガスを燃焼させるバーナを備えた加熱部によるタイマ調理の実行中は、タイマ調理用残時間が時間の経過とともに減少して更新されるとともに、更新された前記タイマ調理用残時間がゼロになった時点で前記加熱部による加熱を停止して前記タイマ調理を終了する減算式タイマと、
前記加熱部の火力を制御する制御部と、
特定の調理メニューの実行を指令する特定調理メニュー指令手段と、
前記特定の調理メニューに応じた調理工程の開始を指令する調理工程開始指令手段と、
前記加熱部により加熱される調理容器の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段による検出温度が一旦所定の設定温度である第1設定温度以下に設定される所定の第2設定温度に達した後に、前記第2設定温度より低い所定の設定温度である閾値温度以下に低下したことを検出すると、前記特定の調理メニューに応じた前記調理工程の開始を指令する前記調理工程開始指令手段として機能するように構成されている温度低下検出部と
を備え、
前記特定調理メニュー指令手段によって前記特定の調理メニューの実行が指令されると、前記特定の調理メニューに応じた前記調理工程を実行し、
前記調理工程開始指令手段によって前記調理工程の開始が指令されると、前記調理工程に対応する初期値に設定された調理工程用残時間が、時間の経過とともに減少して更新されるとともに、
(A)実行中の調理工程が前記特定の調理メニューにおける最終の調理工程でない場合は、更新された前記調理工程用残時間がゼロになった時点で、前記加熱部による加熱を停止することなく当該調理工程の終了を報知し、
(B)実行中の調理工程が前記特定の調理メニューにおける最終の調理工程である場合は、更新された前記調理工程用残時間がゼロになった時点で前記制御部が前記加熱部による加熱を停止し、
前記特定の調理メニューの実行を指令すると、前記第1設定温度を目標値として、前記温度検出手段の検出温度に応じて前記加熱部の加熱量が増減される温度調節制御が実行されるように構成され、かつ、
前記温度検出手段による検出温度が一旦前記第2設定温度に達した時点で報知を行うとともに、前記加熱部の加熱量を低下させ、その後、前記温度低下検出部が前記調理工程開始指令手段として調理工程の開始を指令するときに、前記加熱部の加熱量を増加させる旨の火力増加報知を行い、前記温度調節制御は、前記火力増加報知を行うまでは実行されず、前記火力増加報知を行った時点からの所定の時間である遅延時間が経過した後に、前記温度調節制御が実行されるように構成されていること
を特徴とするガスコンロ。 - 前記温度検出手段による検出温度が一旦前記第2設定温度に達した時点からの経過時間が所定の設定時間に達したときには、前記温度低下検出部が、前記温度検出手段による検出温度が一旦前記第2設定温度に達した後に前記閾値温度以下に低下したことを検出しない場合にも、前記特定の調理メニューに応じた前記調理工程の開始が指令されることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
- 前記火力増加報知が、前記遅延時間が経過した後に火力が大きくなる旨の報知を音声によって行うものであることを特徴とする請求項1または2記載のガスコンロ。
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