JPH0527132Y2

JPH0527132Y2 -

Info

Publication number: JPH0527132Y2
Application number: JP1987124939U
Authority: JP
Priority date: 1987-08-17
Filing date: 1987-08-17
Publication date: 1993-07-09
Anticipated expiration: 2002-08-17
Also published as: JPS6428702U

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野本考案はバーナの燃焼熱気を用いてトースト調
理を行なう調理器に関する。

(ロ) 従来の技術バーナの燃焼熱気を用いてトースト調理を行な
うものとして、例えば実公昭60−9603号公報に示
されるものがあるが、このオーブントースタ等の
場合には、手動によりタイマーを設定して調理を
行なう為、トースト調理を連続して行なつた時に
は２度目以降が焼け過ぎるという問題点がある。

(ハ) 考案が解決しようとする問題点本考案はトースト調理を繰り返して行なつて
も、殆ど同じ焼き上げを得る事を目的とする。

(ニ) 問題点を解決するための手段本考案は調理室内の温度を検出する温度検出手
段と、調理室内に燃焼熱気を供給するバーナと、
調理室内の調理温度を設定する温度設定手段と、
この温度設定手段による設定温度と温度検出手段
との出力を比較して調理室内が設定温度に成るよ
うにバーナを制御する制御手段と、温度設定手段
とトースト温度に設定するトースト専用キーと、
このトースト専用キーと連動してトースト時の調
理時間を予じめ設定して記憶するホームセツト手
段と、トースト調理開始時の調理室内の初期温度
を検出し、この温度に応じてホームセツト手段の
時間に補正を加える補正手段とから成るもであ
る。

(ホ) 作用トースト専用キーのオン操作により、トースト
調理を行なつた場合には、温度検出手段の出力に
て調理室内の初期温度を検出し、調理室内の温度
が比較的高い場合には、ホームセツト手段に予じ
め設定してある時間を短く補正して焼け過ぎを的
確に防止し、繰り返しトースト調理を行なつても
同じ仕上がりが得られる。

(ヘ) 実施例本考案の実施例を先ず第１図並びに第２図に基
ずき説明すると、１は比較的小型の調理器本体
で、外装ケース２内に前面を開口３した調理室４
を区画形成していると共に、上記開口３には縦開
きに扉５を開閉自在に装着し、かつ調理室４内底
部にはターンテーブル６を装着している。

又上記調理室４内には図示しないマグネトロン
にて高周波電波を供給すると共に、調理室の後壁
板７後方にガスバーナ８を立設した燃焼室９を区
画形成し、この燃焼室にて発生した燃焼熱気を上
記後壁板７に穿設した多数の給気孔１０，１０…
より調理室４内に供給する。

そして上記調理室４の天板１１前部には排気孔
１２を穿設していると共に、この排気孔には外装
ケース２の天面後方に開口した排気孔１３に連な
る排気筒１４を連結し、調理室４内の排気を排気
孔１２一排気筒１４一排出孔１３を通して外に排
出する。尚上記排気筒１４内の適所には、調理室
４内の温度を検出するサーミスタ１５を配設して
いる。

更に上記調理室４の底板４′下方には収納室１
６を区画形成し、この収納室内に上記ガスバーナ
８に燃焼用空気を供給する送風フアン１７、ガス
バーナ８への燃焼供給を制御するガスバルブ１８
等を配設している。

一方上記調理器本体１前面の扉５下方には操作
パネル１９を設け、この操作パネルには高周波加
熱（「電子レンジ」）、高周波とガスバーナ８によ
る燃焼熱気加熱との同時加熱（「コンビ」）、燃焼
熱気加熱（「高速レンジ」）、トースト加熱（「トー
スト」）を各々選択する選択スイツチ２０ａ，２
０ｂ，２０ｃ，２０ｄ並びに、オーブン調理時の
調理室４内温度を、例えばイースト温度、160℃、
180℃、200℃、230℃、250℃、に選択設定する温
度設定スイツチ２１ａ，２１ｂ…例えばトースト
調理時の調理時間を予じめ設定して記憶したホー
ムセツトスイツチ２２，２３、表示器２４、調理
時間設定用のタイマスイツチ２５ａ，２５ｂ，２
５ｃ，スタートスイツチ２６等を配設している。

ついで第３図は制御回路２７を示すもので、マ
イコン２８の出力端子２９ａ，２９ｂ…並びに入
力端子３０ａ，３０ｂ…間に、上記選択スイツチ
２０ａ，２０ｂ…、温度設定スイツチ２１ａ，２
１ｂ…、ホームセツトスイツチ２２，２３等をマ
トリツクス接続していると共に、入力端子３１に
上記サーミスタ１５の出力をＡ／Ｄ変換器３２を
介して接続している。

又上記マイコン２８の入力端子３３には、ガス
バーナ８の燃焼炎の有無を検出する炎検出回路３
４を接続していると共に、出力端子３５には上記
ガスバルブ１８を制御する弁駆動回路３６を接続
し、かつ入出力端子３７，３８には上記ホームセ
ツトスイツチ２２，２３による設定時間を記憶す
るホームセツト回路３９、及びこの設定時間を補
正するホームセツト補正回路４０を接続してい
る。尚ホームセツト回路３９及びホームセツト補
正回路４０はマイコン２８内に内蔵してもよい。

しかして例えばオーブン調理を行なう場合に
は、上記選択スイツチ２０ａ，２０ｂ…の「高速
レンジ」２０ｃを選択すると共に、温度設定スイ
ツチ２１ａ，２１ｂ…にて調理温度を設定し、か
つタイマースイツチ２５ａ，２５ｂ，２５ｃを操
作して調理時間をセツトした後、スタートスイツ
チ２６をオン操作することで、マイコン２８は入
力端子３０ａ，３０ｂ…にて「高速レンジ」の選
択並びに調理温度及び調理時間を検出し、弁駆動
回路３６を作動してガスバーナ８を燃焼すると共
に、Ａ／Ｄ変換器３２を介して調理室４内温度を
検出し、これが温度設定スイツチ２１ａ，２１ｂ
…による設定温度に成るようにガスバーナ８を制
御する。

一方トースト加熱を行なう場合には、選択スイ
ツチ２０ａ，２０ｂ…の「トースト」２０ｄを選
択すると共に、ホームセツトスイツチ２２を選択
した後、スタートスイツチ２６をオン操作するこ
とで、マイコン２８は入力端子３０ａ，３０ｂ…
にて上記「トースト」並びにホームセツトスイツ
チ２２の選択を検出すると、弁駆動回路３６を作
動してガスバーナ８を燃焼すると共に、ホームセ
ツトスイツチ２２にて予じめ設定された時間、加
熱調理を行なう。尚この設定時間は、調理者がト
ースト調理を行なつて、上手く仕上がつた時にホ
ームセツトキー２２をオン操作すれば、その時間
が記憶される。

更に一度トースト調理を行なつたあと、再度ト
ースト調理を行なつた場合、上記マイコン２８は
Ａ／Ｄ変換器３２を介して調理室４内の初期温度
を検出し、これが例えば100℃以上であれば上記
ホームセツト補正回路４０にて設定時間を短く補
正する。尚上記ホームセツト補正回路４０は、上
記のように100℃以上か以下かで設定時間を補正
する以外に、例えば100℃以下、100℃〜200℃、
200℃以上等のように段階的に、設定時間を補正
しても良い。

(ト) 考案の効果本考案の構成により、トースト調理時の調理時
間を、所謂ワンタツチで簡単かつ確実に設定出来
ると共に、オーブン調理時に調理室内の温度を検
出する温度検出手段を利用して、トースト調理開
始時の調理室内の初期温度を検出し、この温度に
応じてトースト時の調理時間を補正する事で、例
えばオーブン調理を行つた後、トースト調理を行
つても、又トースト調理を繰り返し行なつても常
に同じ仕上がり効果が得られ、トースト調理の失
敗を防止する事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の正面図、第２図は同じく側面
縦断面図、第３図は同じく回路図である。４……調理室、８……ガスバーナ、１５……サ
ーミスタ、２０ａ，２０ｂ，２０ｃ，２０ｄ……
選択スイツチ、２２，２３……ホームセツトスイ
ツチ、２７……制御回路、２８……マイコン、３
９……ホームセツト回路、４０……ホームセツト
補正回路。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

調理室内の温度を検出する温度検出手段と、上
記調理室内に燃焼熱気を供給するバーナと、上記
調理室内の調理温度を設定する温度設定手段と、
この温度設定手段による設定温度と上記温度検出
手段との出力を比較して調理室内が設定温度に成
るように上記バーナを制御する制御手段と、上記
温度設定手段をトースト温度に設定するトースト
専用キーと、このトースト専用キーと連動してト
ースト時の調理時間を予じめ設定して記憶するホ
ームセツト手段と、トースト調理開始時の調理室
内の初期温度を検出し、この温度に応じて上記ホ
ームセツト手段の時間に補正を加えるホームセツ
ト補正手段とから成る調理器。