JP2552303B2 - 自動焙焼装置 - Google Patents

自動焙焼装置

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JP2552303B2
JP2552303B2 JP62189440A JP18944087A JP2552303B2 JP 2552303 B2 JP2552303 B2 JP 2552303B2 JP 62189440 A JP62189440 A JP 62189440A JP 18944087 A JP18944087 A JP 18944087A JP 2552303 B2 JP2552303 B2 JP 2552303B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は設定された料理メニューによりヒータの火力
と通電時間とを自動的に最適値に設定できる自動焙焼装
置に関する。
[従来の技術] 例えばトースト,グラタン,ピザ等の料理を作成する
場合は、料理材料を電気オーブン等の自動焙焼装置にセ
ットして加熱する。
このような自動焙焼装置においては、料理材料をセッ
トする加熱室の上壁および下壁にヒータが配設されてお
り、料理の種類によってヒータの火力を複数段に選択設
定できるように構成されている。そして、料理人は材料
を加熱室内へ搬入し、扉を締めて、ヒータの火力を選択
して、ヒータの通電時間をタイマに設定したのち、スタ
ートキーを押す。すると設定された通電時間経過後に料
理が出来上がる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、近年出来上がった料理の見栄えも重視され、
料理表面の焼色も最適色が要求される。この焼色はヒー
タの通電時間に大きく作用される。一方、材料に加える
全体の熱量は料理メニューによりほぼ一定であるので、
最良の焼色を得るには各料理メニュー毎に火力と通電時
間との間の最良の組合を必要とする。
しかし、従来の自動焙焼装置においては、料理人の長
年の勘によってヒータ火力と通電時間を設定していた。
その結果、常に一定の焼色の料理が出来上るとは限ら
ず、料理毎に焼色が一定せずに見栄えの悪い、すなわち
品質が一定しない料理ができる問題があった。
本発明は、ヒータの火力切換スイッチとメニューキー
とで料理メニューを特定し、料理メニューが特定される
と、自動的に通電時間を選択することによって、簡単な
操作で選択された料理メニューの火力および通電時間が
自動設定され、誤操作を防止でき、セットされた材料を
常に一定の焼色に焙焼でき、得られる料理の品質を安定
化できる自動焙焼装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の自動焙焼装置は、第1図に示すように、ヒー
タaの火力を複数段に切換える火力切換スイッチbと、
この火力切換スイッチbで切換える各段の火力毎に複数
個づつ割付けられた各料理メニューを選択するメニュー
キーdと、火力切換スイッチbおよびメニューキーdの
組み合わせ操作にて選択指定された各料理メニューを表
示する選択料理メニュー表示手段eと、各料理メニュー
毎のヒータaへの基本通電時間を記憶した基本通電時間
メモリfと、ヒータaへの実際の通電時間を記憶する通
電時間メモリgと、火力切換スイッチbおよびメニュー
キーdの組み合わせ操作にて選択指定された各料理メニ
ューに対応する基本通電時間を基本通電時間メモリfか
ら読出して通電時間メモリgに実際の通電時間として記
憶する通電時間自動設定手段hと、通電時間をマニアル
入力するマニアル入力操作手段と、このマニアル入力操
作手段にて入力したマニアル通電時間を表示するマニア
ル通電時間表示手段と、このマニアル通電時間表示手段
に表示したマニアル通電時間を通電時間メモリgに実際
の通電時間として記憶する通電時間マニアル設定手段i
と、焙焼動作を開始させるスタートキーと、このスター
トキーの操作に応動して火力切換スイッチbにて選択さ
れた火力でヒータaを通電時間メモリgに記憶されてい
る実際の通電時間に基づいて通電動作するヒータ通電手
段jとを備えたものである。
また、他の発明の自動焙焼装置においては、上記各手
段に加えて、一つの通電時間終了時刻から次のスタート
キー操作に応動する次の通電時間開始時刻までのヒータ
休止時間を計時する休止時間カウンタkと、この休止時
間カウンタkの休止時間に対応するヒータ余熱に起因し
て次の通電時間を短縮するための補正時間を演算する補
正時間演算手段lと、通電時間メモリgの通電時間から
前記求められた補正時間を減算して減算後の通電時間を
今回の通電時間として通電時間メモリgへ格納する通電
時間補正手段mとを備えたものである。
[作用] このように構成された自動焙焼装置であれば、実施し
ようとする料理メニューの選択は、火力切換スイッチと
メニューキーにて選択することになる。したがって、料
理メニューを選択した時点で、その料理メニューに対応
する火力が自動設定されていることになる。また、通電
時間は基本通電時間メモリから読出される。しかして、
一つの料理メニューを選択設定すると、火力および通電
時間が自動設定される。
また、焼色品質を大きく左右する通電時間は操作パネ
ルからマニアル設定も可能である。
また、別の発明の作用は、上記作用に加えて、料理を
連続して焙焼する場合は、ヒータ余熱で加熱室内の温度
が高いので、次の料理材料を加熱する場合は、ヒータの
通電時間を短くする必要があるが、本発明においては、
一つの通電と次の通電までのヒータの休止時間が計時さ
れ、その休止時間に対応した補正時間が演算され、次の
通電時間から補正時間が減算される。しかして、料理は
常時最良の条件で焙焼される。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第2図は実施例の自動焙焼装置の操作パネルを示すで
ある。この操作パネル1上には、電源スイッチ2,ヒータ
の火力を[強火][中火][弱火]の3種類に選択設定
する火力切換スイッチ3a,3b,3c、ヒータの火力や数字等
の各種データを表示する2桁の7セグメント表示器4、
7セグメント表示器4の表示有無を指示する表示スイッ
チ5、7セグメント表示器4に表示された数字を上昇又
は下降させるためのアップ(∧)キー6aおよびダウン
(∨)キー6b、同一火力間における料理メニューを選択
するメニューキー7、ヒータに対する通電を開始させる
スタートキー8、焼色を微調整するための調整つまみ9
等が配設されている。
そして、第4図に示すように、[強火]の火力切換ス
イッチ3aを投入すると7セグメント表示器4のいずれか
一方桁のセグメントaが点灯し、[中火]の火力切換ス
イッチ3bを投入すると7セグメント表示器4のいずれか
一方桁のセグメントgが点灯し、[弱火]の火力切換ス
イッチ3cを投入すると7セグメント表示器4のいずれか
一方桁のセグメントdが点灯する。
さらに、第3図に示すように、[強火]の火力切換ス
イッチ3aを投入した状態でメニュキー7をキー操作する
と、点灯するセグメントaが上位桁と下位桁との間で変
化する。上位桁のセグメントa1が点灯すると[トース
ト]の料理メニューが選択されたことを示し、下位桁の
セグメントa2が点灯すると[グラタン]の料理メニュー
が選択されたことを示す。同様に、[中火]の火力切換
スイッチ3bが投入された状態において、メニューキー7
のキー操作で[ピザ]と[クッキー]を選択できる。さ
らに、[弱火]の火力切換スイッチ3cが投入された状態
でメニューキー7にて[マドレーヌ]と[スポンジケー
キ]を選択できる。
第5図は実施例の自動焙焼装置の概略構成を示すブロ
ック図である。図中10は各種入出力ポートおよびROM,RA
M等の記憶部を内蔵したマイクロプロセッサ(MPU)であ
り、このMPU10のD0〜D6の各端子から操作パネル1の2
桁の7セグメント表示器4の各桁のa〜gのセグメント
に対して点灯指令が出力される。また、7セグメント表
示器4の上下いずれの桁を点灯させるかは電源ライン11
と7セグメント表示器4との間に介挿されたトランジス
タ12a,12bを出力端子F1,F2から出力する制御信号にて導
通遮断することによって制御する。なお、この電源ライ
ン11は定電圧回路13を介して100VのAC電源に接続されて
いる。
また、出力端子F1,F2間にはナンドゲート14が接続さ
れており、このナンドゲート14の出力線と前記各端子D0
〜D6との間には、操作パネル1に配設されたスタートキ
ー8,メニューキー7,ダウンキー6b,アップキー6aの各接
点,および各入力切換スイッチ3c,3b,3aにリレー等を介
して連動する各連動接点3c1,3b1,3a1等が介挿されてい
る。したがって、操作パネル1上の上記各キー6a,6b,7,
8および各火力切換スイッチ3a,3b,3cの操作情報は各端
子D0〜D6を介してMPU10へ入力される。また、前記電源
ライン11と各端子D0〜D6間には操作パネル1の調整つま
み9に連動する切換接点9aが介挿されている。したがっ
て、調整つまみ9の設定状態は7段階でMPU10に入力さ
れる。
また、図中5a,5bは操作パネル1の表示スイッチ5に
連動する接点であり、一方の接点5aにリレー15が接続さ
れている。このリレー15の接点15aは100VのAC電源と2
個のヒータ16a,16b間に介挿されている。すなわち、表
示スイッチ5をオフ状態にすると、電源ライン11が接地
されるとともにリレー15が遮断され、接点15aが開放さ
れてヒータ16a,16bは強制遮断される。そして、7セグ
メント表示器4も消灯する。また、MPU10の出力端子D8
からトランジスタ17a,17bをオフ制御することによって
も上記リレー15を強制遮断できる。
また、前記100VのAC電源と前記各ヒータ16a,16b間に
は図示するようにA,B,C,Dの4個の接点と整流用のダイ
オード18が介挿されており、各接点A〜Dは操作パネル
1に配設された各火力切換スイッチ3a,3b,3cのスイッチ
状態により例えばリレー回路等を用いて組合せ開閉制御
される。
すなわち、全部の火力切換スイッチ3a〜3cが投入され
ていない状態ではA〜D全部の接点が開放され、[弱
火]の火力切換スイッチ3cが投入されるとA,Cの接点が
閉成され、これによりヒータ16a,16bが直列に接続され
るとともにこの直列回路がAC電源に接続されて約220Wの
火力になる。また、[中火]の火力切換スイッチ3bが投
入されるとB,Dの接点が閉成され、これによりヒータ16
a,16bが並列に接続されるとともにこの並列回路がダイ
オード18を介してAC電源に接続されて約445Wの火力にな
る。さらに、[強火]の火力切換スイッチ3aが投入され
るとA,B,Dの接点が閉成され、これによりヒータ16a,16b
が並列に接続されるとともにこの並列回路がAC電源に接
続されて約890Wの火力になる。
さらに、MPU10は出力端子D7から発振回路19aを駆動さ
せてブザー19を鳴動させる。
MPU10のRAM等の記憶部内には、第6図に示すように、
前述した各料理メニュー毎に、各料理メニューに定めら
れた火力に対応するヒータを通電する場合の基本通電時
間T0を記憶する基本通電時間メモリR1、ヒータに印加す
べき実際の通電時間Tを記憶する通電時間メモリR2、ス
タートキー8のキー操作に応動して実際の通電時間を計
時する通電時間タイマR3、一つの料理に対するヒータの
通電時間が終了して、次の料理に対するヒータ通電開始
までの休止時間TRを計時する休止時間カウンタR4が形成
されている。さらに、この記憶部内には、一つの料理に
対する通電が終了して次の料理に対する通電を実行する
場合に次の料理に対する通電時間を補正するか否かを示
すリピート補正フラグを記憶するフラグ領域R5、前記休
止時間カウンタR4にて計時された各休止時間TRに対して
次の通電時間Tを短縮するための各補正値TCを記憶する
補正値テーブルR6、およびこの補正値メモリR6から読出
された補正値TCを一時記憶する補正値メモリR7等が形成
されている。
しかして、前記MPU10は操作パネル1の電源スイッチ
2が投入されると第7図の流れ図を実行するようにプロ
グラム構成されている。
電源スイッチ2が投入されると、所定の初期処理を実
行し、P1〜P4で各火力切換スイッチ3a,3b,3cの状態を各
連動接点3a1,3b1,3c1を介して検出する。そして、[強
火]の火力切換スイッチ3aが投入されていた場合は7セ
グメント表示器4のセグメントa1又はa2を点灯し、[中
火]の火力切換スイッチ3bが投入されていた場合は7セ
グメント表示器4のセグメントg1又はg2を点灯し、[弱
火]の火力切換スイッチ3cが投入されていた場合は7セ
グメント表示器4のセグメントd1又はd2を点灯する。
次に、メニューキー7がキー操作されると、同一火力
内における料理メニューの変更が指定されたと判断して
現在表示中桁のセグメンを消灯して消灯中桁の同一セグ
メントを点灯する。そして、P6へ進み、スタートキー8
の入力操作の有無を調べ、キー操作がなければ、P7にて
休止時間カウンタR4の休止時間TRを単位時間1だけ増加
する。その後、P1へ戻る。
また、P8にてフラグ領域R5のリピート補正フラグが1
に設定されていれば、休止時間カウンタR4から現在まで
の休止時間TRを読取り、補正値テーブルR6からこの休止
時間TRに該当する補正値TCを読出して補正値メモリR7へ
格納する。
さらに、P9にて操作パネル1のアップキー6a又はダウ
ンキー6bのキー操作が生じると、ヒータに対する通電時
間をマニアル設定する操作が開始されたと判断して、最
初のキー操作で現在7セグメント表示器4の各セグメン
トの点灯状態で指定されている料理メニューに対応する
基本通電時間T0を基本通電時間メモリR1から読出して、
7セグメント表示器4に表示する。そして、続いてアッ
プキー6a,ダウンキー6bのキー操作によって表示された
数字、すなわちマニアル通電時間TSを増減させる。目標
とするマニアル通電時間TSの設定処理が終了するとP6へ
進み、スタートキー8のキー操作有無を調べる。
P6にてスタートキー8が押されると、P10にていずれ
か一つの火力切換スイッチ3a〜3cが投入されていること
を確認する。そして、P11にて7セグメント表示器4に
数字が表示されているか否かを判断する。数字が表示さ
れていれば、その数字はマニアル通電時間TSであるの
で、そのマニアル通電時間TSを通電時間メモリR2へ実際
の通電時間Tとして格納する。また、7セグメント表示
器4に数字ではなく、選択された料理メニューを指定す
るセグメントのみが点灯ていれば、基本通電時間メモリ
R1から該当料理メニューの基本通電時間T0を読出して、
この基本通電時間T0を調整つまみ9の値で微調整を行な
って、通電時間メモリR2へ実際の通電時間Tとして格納
する。
さらに、P12にて、通電時間メモリR2の通電時間Tか
ら補正値メモリR7の補正値TCを減算して、減算後の通電
時間を新たな通電時間Tとして通電時間メモリR2へ設定
する。
次にP13にて図示しないソレノイドを通電して、設定
された火力で各ヒータ16a,16bを通電開始する。同時
に、通電時間メモリR2の通電時間Tを通電時間タイマR3
に設定して、この通電時間タイマR3を起動させる。そし
て、P14にて表示スイッチ5が投入されていることを確
認すると、通電時間タイマR3の残り通電時間を1分単位
で7セグメント表示器4に表示する。そして、残り通電
時間が1分になるとブザー19を一定時間鳴動させる。
そして、P15にて通電時間タイマR3が設定された通電
時間Tの計時を終了すると、休止時間カウンタR4の休止
時間TRを0にクリアして再起動させる。しかして、P16
にてブザー19を再度鳴動させて、通電時間終了を料理人
に告知する。その後、前述のソレノイドを遮断して、各
ヒータ16a,16bへの通電を遮断する。以上で一つの料理
に対する焙焼処理が終了したので、P1へ戻る。
なお、P14にて表示スイッチ5が開放されていた場合
は、ヒータ16a,16bへの通電を中止すると判断して、P16
へ進み、ブザー19を鳴動させるとともにソレノイドを遮
断して各ヒータ16a,16bへの通電を遮断する。
また、P1にて全ヒータ16a,16bへの通電が遮断されて
いる場合には、P17にてフラグ領域R5のリピート補正フ
ラグが1に設定されていれば、休止時間カウンタR4の休
止時間TRに対応する補正値TCを求めて、補正値メモリR7
へ格納する。そして、P6へ進み、スタートキー8の状態
を調べる。
このように構成された自動焙焼装置において、一つの
料理の材料を焙焼する場合の操作手順を第8図を用いて
説明する。最初にプラグを100VのAC電源に差込んで電源
スイッチ2を投入する。そして、料理メニューを各火力
切換スイッチ3a,3b,3cおよびメニューキー7で選択し
て、必要とあれば、調整つまみ9にて通電時間を微調整
する。その後、スタートキー8を押すと、この調整つま
み9で微調整された基本通電時間だけ火力切換スイッチ
3a,3b,3cにて設定された火力でヒータ16a,16bが通電さ
れる。通電期間中は残り通電時間が1分単位で7セグメ
ント表示器4に点滅表示される。そして、終了1分前に
ブザー19が鳴動して、通電が終了すると再びブザー19が
鳴動して、通電終了が告知される。そして、7セグメン
ト表示器4の表示は最初に設定した料理メニューに対応
するセグメント表示になる。
そして、一つの料理に対する焙焼処理が終了すると、
第8図の右端に示すように、電源スイッチ2,アップキー
6a,ダウンキー6b,メニューキー7,スタートキー8,火力切
換スイッチ3a〜3c,調整つまみ9の操作が可能となる。
また、一旦スタートキー8操作にてヒータ16a,16bに
対する通電を開始した後であっても、例えば表示スイッ
チ5を切ることによって通電を中断でき、再度スタート
キー8を操作すれば、再び通電開始される。また、中断
期間中に再設定が可能である。
なお、調整つまみ9で基本通電時間T0を微調整する代
わりに、アップキー6a,ダウンキー6bを用いて通電時間
をマニアル設定可能である。
第9図は料理メニューを選択せずに、ヒータの火力を
火力切換スイッチ3a,3b,3cで調整し、通電時間を操作パ
ネル1のアップキー6a,ダウンキー6bのみによって設定
する場合の操作手順を示す図である。このように、マニ
アル設定のみの通常の焙焼装置としても使用できる。
このような自動焙焼装置であれば、火力切換スイッチ
3a,3b,3cにてヒータ16a,16bの火力を「強火」、「中
火」、「弱火」に選択し、かつメニューキー7にて選択
された火力状態を保持した状態で対応する料理メニュー
を選択する。例えば「強火」であればトーストかグラタ
ンを選択し、「中火」であればピザかクッキーを選択
し、「弱火」であればマドレーヌかスポンジケーキを選
択する。これにより、各料理メニューにおけるヒータ16
a,16bへの通電時間が自動的に設定される。
従って、選択した料理メニューと対応しない火力が選
択されたり、対応しない通電時間が選択されることはな
い。したがって、常時一定の焼色が得られかつ一定の料
理品質が得られる。
また、同じ料理メニューであっても料理材料の相違等
によって、記憶部の基本通電時間メモリに予め設定され
た基本通電時間T0ではなくて、通電時間を操作パネル1
からマニアル設定も可能であるので、より細かい通電時
間調整が可能である。しかして、より最良の条件で料理
材料を焙焼できる。
さらに、多数の料理材料を連続して焙焼する場合はヒ
ータの休止時間間隔に応じて次の料理材料の焙焼時の通
電時間が自動的に短く補正される。したがって、たとえ
連続して料理材料を焙焼したとしても常に最良の条件で
焙焼される。
[発明の効果] 以上説したように、本発明の自動焙焼装置によれば、
ヒータの火力切換スイッチとメニューキーとで料理メニ
ューを特定し、料理メニューが特定されると、自動的に
通電時間が選択される。したがって、簡単な操作で選択
された料理メニューの火力および通電時間が自動設定さ
れ、誤操作を防止でき、セットされた料理材料を常に一
定の焼色に焙焼でき、得られる料理の品質を安定化でき
る。
さらに、たとえ連続して装置を稼働したとしても自動
的に通電時間が補正されるので、さらに安定した料理品
質が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を示す機能ブロック図、第2図乃至第9
図は本発明の一実施例に係わる自動焙焼装置を示すもの
であり、第2図は操作パネルを示す図、第3図および第
4図は7セグメント表示器の表示状態を示す図、第5図
は概略構成を示すブロック図、第6図は記憶部の主なメ
モリを示す図、第7図は動作を示す流れ図、第8図およ
び第9図は操作手順を示す図である。 1……操作パネル、2……電源スイッチ、3a,3b,3c……
火力切換スイッチ、4……7セグメント表示器、7……
メニューキー、8……スタートキー、9……調整つま
み、10……MPU、R1……基本通電時間メモリ、R2……通
電時間メモリ、R3……通電時間タイマ、R4……休止時間
カウンタ、R6……補正値テーブル、R7……補正値メモ
リ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータの火力を複数段に切換える火力切換
    スイッチと、この火力切換スイッチで切換える各段の火
    力毎に複数個づつ割付けられた各料理メニューを選択す
    るメニューキーと、前記火力切換スイッチおよびメニュ
    ーキーの組み合わせ操作にて選択指定された各料理メニ
    ューを表示する選択料理メニュー表示手段と、各料理メ
    ニュー毎の前記ヒータへの基本通電時間を記憶した基本
    通電時間メモリと、前記ヒータへの実際の通電時間を記
    憶する通電時間メモリと、前記火力切換スイッチおよび
    メニューキーの組み合わせ操作にて選択指定された各料
    理メニューに対応する基本通電時間を前記基本通電時間
    メモリから読出して前記通電時間メモリに実際の通電時
    間として記憶する通電時間自動設定手段と、通電時間を
    マニアル入力するマニアル入力操作手段と、このマニア
    ル入力操作手段にて入力したマニアル通電時間を表示す
    るマニアル通電時間表示手段と、このマニアル通電時間
    表示手段に表示したマニアル通電時間を前記通電時間メ
    モリに実際の通電時間として記憶する通電時間マニアル
    設定手段と、焙焼動作を開始させるスタートキーと、こ
    のスタートキーの操作に応動して前記火力切換スイッチ
    にて選択された火力で前記ヒータを前記通電時間メモリ
    に記憶されている実際の通電時間に基づいて通電動作す
    るヒータ通電手段とを備えたことを特徴とする自動焙焼
    装置。
  2. 【請求項2】選択料理メニュー表示手段は、7セグメン
    ト表示器からなり、各料理メニューに各セグメントを割
    付け、前記火力切換スイッチ及びメニューキーの組み合
    わせ操作にて選択された各料理メニューを該当するセグ
    メントの点灯で表示することを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の自動焙焼装置。
  3. 【請求項3】マニアル入力操作手段にて入力したマニア
    ル通電時間を選択料理メニュー表示手段を構成する7セ
    グメント表示器に表示することを特徴とする特許請求の
    範囲第(2)項記載の自動焙焼装置。
  4. 【請求項4】マニアル入力操作手段は、アップキーとダ
    ウンキーを備え、7セグメント表示器に表示しているマ
    ニアル通電時間をこのアップキーとダウンキーで増減さ
    せることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載の
    自動焙焼装置。
  5. 【請求項5】ヒータの火力を複数段に切換える火力切換
    スイッチと、この火力切換スイッチで切換える各段の火
    力毎に複数個づつ割付けられた各料理メニューを選択す
    るメニューキーと、前記火力切換スイッチおよびメニュ
    ーキーの組み合わせ操作にて選択指定された各料理メニ
    ューを表示する選択料理メニュー表示手段と、各料理メ
    ニュー毎の前記ヒータへの基本通電時間を記憶した基本
    通電時間メモリと、前記ヒータへの実際の通電時間を記
    憶する通電時間メモリと、前記火力切換スイッチおよび
    メニューキーの組み合わせ操作にて選択指定された各料
    理メニューに対応する基本通電時間を前記基本通電時間
    メモリから読出して前記通電時間メモリに実際の通電時
    間として記憶する通電時間自動設定手段と、通電時間を
    マニアル入力するマニアル入力操作手段と、このマニア
    ル入力操作手段にて入力したマニアル通電時間を表示す
    るマニアル通電時間表示手段と、このマニアル通電時間
    表示手段に表示したマニアル通電時間を前記通電時間メ
    モリに実際の通電時間として記憶する通電時間マニアル
    設定手段と、焙焼動作を開始させるスタートキーと、こ
    のスタートキーの操作に応動して前記火力切換スイッチ
    にて選択された火力で前記ヒータを前記通電時間メモリ
    に記憶されている実際の通電時間に基づいて通電動作す
    るヒータ通電手段と、前回選択した料理メニューに基づ
    く前記ヒータへの通電動作終了から今回選択した新たな
    料理メニューに基づく前記ヒータへの通電動作開始まで
    のヒータ休止時間を計時する休止時間カウンタと、この
    休止時間カウンタが計時したヒータ休止時間に基づいて
    ヒータ余熱による影響を考慮し次の通電時間を短縮させ
    る補正時間を演算する補正時間演算手段と、この補正時
    間演算手段が演算した補正時間に基づいて前記通電時間
    メモリに記憶している実際の通電時間を減算補正する通
    電時間補正手段とを備えたことを特徴とする自動焙焼装
    置。
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