JPH02182655A - 多段式テンター - Google Patents
多段式テンターInfo
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Landscapes
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ンターに関する。
のものが知られている。すなわち、多段式テンターの乾
燥装置1内には無端状のクリップチェーン2がスプロケ
ット3,4,5.6および7に巻回され、そのうちの一
つのスプロケット6に駆動力を付与する駆動源(図示せ
ず)によってそのスプロケット6が駆動され、スプロケ
ット3゜4.5.6および7とかみ合う第7図に示すよ
うな平行2列のクリップチェーン2.2が駆動されてフ
ィルム8が乾燥装置1のフィルム8の入口側(第6図に
おける左側)上方から乾燥装置1内へ挿入される。次い
で、フィルム8は上方から下方へ折り返しつつ走行し、
この間に乾燥装置1内で乾燥され、しかるのち、フィル
ム引離しロール9を経由して乾燥装置1の外部へ送出さ
れる。
5および6は、すべて同一の構成となっている。すなわ
ち、スプロケット4は第8図および第9図に示すように
、左右のスプロケット4にそれぞれ設けられている軸1
0を介して、それぞれ左右の軸受部11に支持されてお
り、軸受部11の下方には、フィルム8の延伸条件に対
応して左右のスプロケット4の間隔を調整するための拡
縮装置12が設けられている。
ェーンの長さは40〜60m程度であり、フィルムの乾
燥時間を早くするために加熱温度を上げているが、加熱
温度を上げるとフィルムの表面にしわが発生する。そこ
で適当な温度で乾燥効果を上げるために加熱部の長さを
長くしたいが、そのためには加熱部を走行するクリップ
チェーンの長さも長くしなければならない。このように
クリップチェーンの長さを長くすると、クリップチェー
ンを構成しているチェーンリンクの数が多くなり、その
結果、チェーンリンクのピッチの誤差が累積されて全体
の累積ピッチ誤差が太き(なる。
差となるので、累積ピッチ誤差はクリップチェーンの長
さ100mについて10關以下とすることが好ましいが
、クリップチェーンの長さが200m位になると101
1I11以下に押えることはむつかしく、個々のチェー
ンリンクの穴のピッチを測定してほぼ同一ピッチのもの
を左右に振分ける等の手段を講じているが、この手段に
は多大の時間を必要とする。′A積ピッチ誤差による左
右のクリップチェーン長の差の影響は、多段式テンター
ではスプロケットによるクリップチェーンの反転部にお
いて大きくなる。
用のスプロケットは、左右別々に設けられているのでそ
れぞれ左右別々に回転し、左右のクリップチェーンの走
行は同期せず、したがってクリップチェーンの累積ピッ
チ誤差が吸収されず、これによる左右のクリップチェー
ンの長さの差がフィルムに対するしわの発生の原因とな
り、生産に支障をきたす等の問題があった。
スプロケットをそれぞれ軸で結合するとともに、これら
スプロケットのうち少なくとも複数のスプロケットに駆
動源を設けて駆動することにより、左右のクリップチェ
ーンのピッチ誤差をスプロケットで吸収してフィルムに
しわが発生することがなく、かつクリップチェーンの速
度変動による厚さにムラが生じない多段式テンターを提
供することを目的としてなされたものである。
を乾燥装置内で搬送するクリップチェーンを有する多段
式テンターにおいて、クリップチェーン反転用の左右の
スプロケットをそれぞれ軸で結合するとともに、これら
スプロケットのうち少なくとも複数のスプロケットの個
々に駆動源を設け、前記複数のスプロケットによりクリ
ップチェーンの搬送力を分担させるようにしたことを特
徴とするものである。
支持し、クリップチェーンとがみ合う反転用の複数のス
プロケットの駆動源を駆動すると、左右のスプロケット
はそれぞれ軸で結合されているので、これらの各スプロ
ケットは一体として同期して駆動され、したがって左右
のクリップチェーンの搬送速度が等しくされるとともに
スプロケット間のクリップチェーンが各駆動源によって
分担駆動され、これらによりクリップチェーンのピッチ
誤差による左右のクリップチェーンの長さが吸収される
とともに分担駆動の効果として、クリップチェーンの速
度変動が減少し、フィルムのしわおよび厚さムラの発生
が防止される。
、第6図乃至第9図と共通する部分には同一符号を用い
て説明する。
と冷却室14とが設けられており、乾燥装置1のフィル
ム8の入口側(第1図におけ、る左側)の上方にはフィ
ルム8挿入用のスブロケット15が設けられている。ま
た、加熱室13内には反転用スプロケット16.17お
よび18が設けられており、冷却室14にはテンション
スプロケット19とアイドラスプロケット20が設けら
れている。そして、左右の各スプロケットには第7図に
示すクリップチェーン2.2が無端状に巻回されている
。そして、フィルム8の巾方向両側端部は、クリップチ
ェーン2.2に形成されているビン2a、2a・・・を
介してクリップチェーン2゜2に支持される。
して説明すると、歯部21が形成されている円板部22
から水平方向に形成されているボス部23に、スリーブ
24がキー25によって結合されており、このスリーブ
24にはインボリュートスプライン26の内歯とスライ
ドブツシュ27゜27が形成されている。そして、スリ
ーブ24は、インボリュートスプライン26の外歯が形
成されているボス28と噛合され、ボス28は、キー2
9を介して軸径をできるだけ太(した高剛性の連結軸3
0と結合されている。連結軸30は第3図に示すように
、軸端近傍に上記のようにして反転用スプロケット18
.18を装着し、軸端を軸受31,31で支持するとと
もに、軸端の一方は延長され、継手32を介して減速機
33に結合されている。そして、この減速機33は継手
34により主モータ35と結合されている。この主モー
タ35は反転用スプロケット16に設けられている補助
モータ(図示せず)と電気的に接続されている。
行レール用ブラケット36.36が設けられており、こ
の走行レール用ブラケット36゜36は第2図に示すよ
うに軸受37.37を介してスリーブ24へ装着されて
いる。以上の説明は、反転用スプロケット18について
説明したが、反転用スプロケット16.17についても
同一の構成となっている。
、スライド部材38.38,38.38が設けられてい
る。スライド部材38.38゜38.38は連結軸30
に平行に設けられているねじ軸39.39に、第3図に
おける右側のスライド部材38.38のねじと、左側の
スライド部材38.38のねじとを逆ねじとして螺合さ
れており、このねじ軸39.39は架台40.40に軸
支されるとともに、このねじ軸39.39の一端に設け
られている軸41,41と、ウオーム減速機42.42
およびこのウオーム減速機42゜42間に設けられてい
る継手43を介してギャードモータ44と結合されてい
る。
についておこなったが、反転用スプロケット16.17
のものも同一の構成となっている。
説明する。
よび継手32を介して連結軸30が駆動されるので、反
転用スプロケット18.18が回転し、反転用スプロケ
ット18.18に巻回されているクリップチェーン2.
2が走行し、クリップチェーン2.2に支持されている
フィルム8が走行する。主モータ35と補助モータ(図
示せず)とは電気的に接続されており、主モータ35が
駆動されると補助モータも駆動され、補助モータに設け
られている反転用スプロケット16も回転する。
運転および出力調整ができるような構成がなされている
。したがって、フィルム8を駆動するのに必要とする動
力を100とすると、例えば主モータ35は85%、補
助モータ15%というような分配をおこなうことができ
る。
ップチェーン速度との回転むらの関係の一例を示す図で
ある。この図によれば、反転用スプロケット18を単独
駆動した場合のフィルム8挿入用のスプロケット15の
回転むらはモータ回転数350〜1750r、p、厘の
範囲において、1.6〜5.0%であるのに対して、反
転用スプロケット18と反転用スプロケット16とを駆
動した場合には、回転むらは1.0〜3.2%となり、
モータ回転数に対するスプロケット15の回転むらは1
.0〜1.8%減少している。
ケットの回転むらは減少するのでフィルムのしわおよび
厚さむらの発生を防ぐことができる。
、ギャードモータ44を駆動し、ウオーム減速機42.
42と継手43および輔41゜41を介してねじ軸39
.39を回転させる。ここで、スライド部材38.38
,38.38とねじ軸39.39に螺合されているねじ
は、第3図における右側のスライド部材38.38のね
じと、左側のスライド部材38.38のねじとを逆ねじ
として形成しているので、ねじ軸39.39の回転に対
して右側のスライド部材38.38に結合されている走
行レール用ブラケット36と、左側のスライド部材38
.38に結合されている走行レール用ブラケット36と
は、互に逆の方向へ移動する。すると、第2図に示すよ
うに、走行レール用ブラケット36が移動することによ
りこの走行レール用ブラケット36と軸受37.37で
結合されているスリーブ24が移動し、このスリーブ2
4にキー25で結合されているスプロケット18が移動
する。
ートスプライン26が、そして連結軸30との間にはス
ライドブツシュ27.27が設けられているので、スム
ーズに軸方向へ摺動することができる。
6に設けられている場合について説明したが、反転用ス
プロケット17に設けてもよく、また、反転用スプロケ
ット16と17に設けてもよく、これらに限定されるも
のではない。
クリップチェーン反転用の左右のスプロケットをそれぞ
れ高剛性の軸で結合したので、反転用スプロケットの左
右が同期して回転し、したがって、左右のクリップチェ
ーンの走行を同期させることができ、これにより前後の
スプロケット間のクリップチェーン長を長くしてその区
間におけるクリップチェーンにピッチ誤差が生じても、
スプロケット部分で反転する際に左右のクリップチェー
ンが強制的に矯正され、クリップチェーンのピッチ誤差
が後段に及ぶことなく各スプロケット部分で吸収するこ
とができる。
スプロケットのそれぞれに駆動源を設けてクリップチェ
ーンの搬送力を分担させるようにしたので、クリップチ
ェーン走行時のチェーンの張力が分散されて縦振動が減
少し、クリップチェーンの速度変動が減少する。これら
のことにより、フィルムのしわの発生が解消するととも
に厚さむらに対する均一性も向上され、したがって、2
00m以上の長いクリップチェーンの使用が可能となり
、フィルム等のシート状物の処理時間が短縮される等の
効果を奏する。
断面図、第2図は反転用スプロケット部の側面断面図、
第3図は拡縮装置を含む反転用スプロケット部の一部断
面平面図、第4図は第3図のA規正面図、第5図は本発
明の一実施例を実施した場合のモータ回転数とスプロケ
ット15の回転むらとの関係を示す図、第6図は従来の
多段式テンターの側面断面図、第7図はクリップチェー
ンの斜視図、第8図は従来の反転用スプロケット部の正
面図、第9図は第8図の一部断面側面図である。 1・・・乾燥装置、2・・・クリップチェーン、8・・
・フィルム、12・・・拡縮装置、15・・・スプロケ
ット、 17. 18・・・反転用スブロケ・ノド、 30・・・連結軸、 35・・・主モータ。
Claims (1)
- フィルムを乾燥装置内で搬送するクリップチェーンを有
する多段式テンターにおいて、クリップチェーン反転用
の左右のスプロケットをそれぞれ軸で結合するとともに
、これらスプロケットのうち少なくとも複数のスプロケ
ットの個々に駆動源を設け、前記複数のスプロケットに
よりクリップチェーンの搬送力を分担させるようにした
ことを特徴とする多段式テンター。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP65189A JP2662010B2 (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 多段式テンター |
DE68919666T DE68919666T2 (de) | 1988-12-28 | 1989-12-28 | Mehrstufige Spannvorrichtung. |
US07/458,261 US5129163A (en) | 1988-12-28 | 1989-12-28 | Multistage tenter |
EP89124100A EP0376325B1 (en) | 1988-12-28 | 1989-12-28 | Multistage tenter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP65189A JP2662010B2 (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 多段式テンター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02182655A true JPH02182655A (ja) | 1990-07-17 |
JP2662010B2 JP2662010B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=11479615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP65189A Expired - Lifetime JP2662010B2 (ja) | 1988-12-28 | 1989-01-05 | 多段式テンター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2662010B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04317928A (ja) * | 1991-04-16 | 1992-11-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 連続アンローダ |
US5320267A (en) * | 1989-10-31 | 1994-06-14 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Web transport apparatus |
-
1989
- 1989-01-05 JP JP65189A patent/JP2662010B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5320267A (en) * | 1989-10-31 | 1994-06-14 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Web transport apparatus |
JPH04317928A (ja) * | 1991-04-16 | 1992-11-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 連続アンローダ |
JPH08630B2 (ja) * | 1991-04-16 | 1996-01-10 | 石川島播磨重工業株式会社 | 連続アンローダ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2662010B2 (ja) | 1997-10-08 |
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JPH0247335B2 (ja) | ||
JP2004352412A (ja) | ローラコンベア装置 |
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