JPH0218263Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0218263Y2 JPH0218263Y2 JP1984100939U JP10093984U JPH0218263Y2 JP H0218263 Y2 JPH0218263 Y2 JP H0218263Y2 JP 1984100939 U JP1984100939 U JP 1984100939U JP 10093984 U JP10093984 U JP 10093984U JP H0218263 Y2 JPH0218263 Y2 JP H0218263Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion chamber
- pipe
- inner pipe
- exhaust
- opened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003584 silencer Effects 0.000 claims description 9
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 3
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本考案は内燃機関用消音器に関するもので、特
に、排気音を2系統に分岐してこれらを干渉させ
て消音させる干渉型消音器に関する。
に、排気音を2系統に分岐してこれらを干渉させ
て消音させる干渉型消音器に関する。
ロ 従来技術
従来、前記のような干渉型消音器において、第
2図に示すように、排気ガス流入管1を、第2拡
張室3を貫通してその先端を第1拡張室2内に開
口すると共に第2拡張室3の通過部分に排気穴4
を形成し、しかも第1拡張室2と第2拡張室3と
をインナパイプ5で連通して、排気音を、第1拡
張室2よりインナパイプ5を通つて第2拡張室3
内に至る系統と、排気穴4より第2拡張室3内に
直接入る系統との2系統の排気通路に分岐し、更
にこれら両排気通路に、消音すべき音波における
1/2波長の長さの距離差を設けて、排気音を1/2波
長の位相をもつて干渉させることにより消音する
ようにしたものがある。尚、図中、6はテールパ
イプ、7は共鳴室である。
2図に示すように、排気ガス流入管1を、第2拡
張室3を貫通してその先端を第1拡張室2内に開
口すると共に第2拡張室3の通過部分に排気穴4
を形成し、しかも第1拡張室2と第2拡張室3と
をインナパイプ5で連通して、排気音を、第1拡
張室2よりインナパイプ5を通つて第2拡張室3
内に至る系統と、排気穴4より第2拡張室3内に
直接入る系統との2系統の排気通路に分岐し、更
にこれら両排気通路に、消音すべき音波における
1/2波長の長さの距離差を設けて、排気音を1/2波
長の位相をもつて干渉させることにより消音する
ようにしたものがある。尚、図中、6はテールパ
イプ、7は共鳴室である。
ハ 本考案が解決しようとする問題点
前記従来構造においては、排気音を干渉させる
ための2系統の排気通路を、消音器本体8内で形
成するようになつているため、長さに制限がある
通常の消音器では、両排気通路の距離差を大きく
することができず、波長の長い低周波成分の消音
ができない問題がある。例えば100Hzの1波長は
約5mであり、これを干渉して消音させるには1/
2波長差、すなわち2.5mの距離差を必要とし、こ
れを長さの制限がある消音器内で前記のような構
造で形成することはできない。そこで本考案は、
通常の長さの消音器で、波長の長い低周波を効果
的に消音できるようにして前記の問題点を解決す
ることを目的とするものである。
ための2系統の排気通路を、消音器本体8内で形
成するようになつているため、長さに制限がある
通常の消音器では、両排気通路の距離差を大きく
することができず、波長の長い低周波成分の消音
ができない問題がある。例えば100Hzの1波長は
約5mであり、これを干渉して消音させるには1/
2波長差、すなわち2.5mの距離差を必要とし、こ
れを長さの制限がある消音器内で前記のような構
造で形成することはできない。そこで本考案は、
通常の長さの消音器で、波長の長い低周波を効果
的に消音できるようにして前記の問題点を解決す
ることを目的とするものである。
ニ 問題点を解決するための手段
本考案は前記の問題点を解決するために、消音
器本体8内に区画壁9を介して第1拡張室2と第
2拡張室3とを設けると共に前記区画壁9に、第
1拡張室2と第2拡張室3とを連通するインナパ
イプ5を設け、排気ガス流入管10の流入端を前
記第1拡張室2に開口し、別に前記消音器本体8
の外部を迂回する連通管11を設けたものにおい
て、連通管11の一端を前記第1拡張室2に開口
して前記インナパイプ5の一端と対向させ、他端
を前記第2拡張室3に開口して前記インナパイプ
5の他端と開口させ、連通管11の前記一端と他
端をインナパイプ5の軸線と同一直線上に配置し
たことを特徴とするものである。
器本体8内に区画壁9を介して第1拡張室2と第
2拡張室3とを設けると共に前記区画壁9に、第
1拡張室2と第2拡張室3とを連通するインナパ
イプ5を設け、排気ガス流入管10の流入端を前
記第1拡張室2に開口し、別に前記消音器本体8
の外部を迂回する連通管11を設けたものにおい
て、連通管11の一端を前記第1拡張室2に開口
して前記インナパイプ5の一端と対向させ、他端
を前記第2拡張室3に開口して前記インナパイプ
5の他端と開口させ、連通管11の前記一端と他
端をインナパイプ5の軸線と同一直線上に配置し
たことを特徴とするものである。
ホ 作用
内燃機関よりの排気音は、排気ガス流入管10
より消音器本体8の第1拡張室2内に入り、その
音は、更にインナパイプ5を通じて第2拡張室3
に流入する系統と連通管11を通じて第2拡張室
3に流入する系統に分岐される。そして、このよ
うに別通路に分岐された両排気音は、第2拡張室
3内で対向し合つて相互に干渉する。このとき、
インナパイプ5を通る系統と連通管11を通る系
統との長さに、消音すべき音波の1/2波長の差を
設けることにより、前記排気音は、その1/2波長
の位相をもつて干渉して消音される。
より消音器本体8の第1拡張室2内に入り、その
音は、更にインナパイプ5を通じて第2拡張室3
に流入する系統と連通管11を通じて第2拡張室
3に流入する系統に分岐される。そして、このよ
うに別通路に分岐された両排気音は、第2拡張室
3内で対向し合つて相互に干渉する。このとき、
インナパイプ5を通る系統と連通管11を通る系
統との長さに、消音すべき音波の1/2波長の差を
設けることにより、前記排気音は、その1/2波長
の位相をもつて干渉して消音される。
ヘ 実施例
第1図に示す実施例において、8は消音器本体
で、該本体8内に、区画壁9を介して第1拡張室
2と第2拡張室3が区画形成され、区画壁12を
介して共鳴室7が形成されている。排気ガス流入
管10は、第2拡張室3を貫通して第1拡張室2
に開口され、第1拡張室2と第2拡張室3はイン
ナパイプ5で連通され、第1拡張室2と共鳴室7
とはパイプ13で連通されている。11は連通管
で、消音器本体8の外部を迂回し、その一端が側
板14より前記第2拡張室3に開口して前記イン
ナパイプ5の一端と対向し、他端が側板15より
共鳴室7を貫通して第1拡張室2に開口して前記
インナパイプ5の他端と対向している。そして連
通管11の前記一端と他端はインナパイプ5の実
線と同一直線上に配置され、該連通管11の長さ
は、前記インナパイプ5を通る通路と、該連通管
11を通る通路との長さに、消音すべき音波の1/
2波長の差を生ずるように設定されている。
で、該本体8内に、区画壁9を介して第1拡張室
2と第2拡張室3が区画形成され、区画壁12を
介して共鳴室7が形成されている。排気ガス流入
管10は、第2拡張室3を貫通して第1拡張室2
に開口され、第1拡張室2と第2拡張室3はイン
ナパイプ5で連通され、第1拡張室2と共鳴室7
とはパイプ13で連通されている。11は連通管
で、消音器本体8の外部を迂回し、その一端が側
板14より前記第2拡張室3に開口して前記イン
ナパイプ5の一端と対向し、他端が側板15より
共鳴室7を貫通して第1拡張室2に開口して前記
インナパイプ5の他端と対向している。そして連
通管11の前記一端と他端はインナパイプ5の実
線と同一直線上に配置され、該連通管11の長さ
は、前記インナパイプ5を通る通路と、該連通管
11を通る通路との長さに、消音すべき音波の1/
2波長の差を生ずるように設定されている。
ト 考案の効果
以上のように本考案は、排気音を、消音器8内
のインナパイプ5を通る通路と、消音器本体8の
外部を迂回する連通管11を通る通路とに分岐し
て干渉させるようにしたから、連通管11の距離
を長くして両通路の距離差を、従来の構造のもの
と比べて極めて大きくすることができる。そのた
め、通常の長さの消音器によつて、波長の長い低
周波音を、その1/2波長の位相をもつて干渉させ
て消音させることができる。また、前記連通管1
1は、所望の長さに容易に設定できるので、排気
音成分のうちの消音すべき低周波に容易に対応で
きる特長がある。さらに又、連通管の両端をイン
ナパイプ5の両端と対向させ、かつインナパイプ
の軸線と同一直線上に配置したので、干渉が効果
的に行なわれ、対象とする低周波の排気音成分を
確実に消音できる利点がある。
のインナパイプ5を通る通路と、消音器本体8の
外部を迂回する連通管11を通る通路とに分岐し
て干渉させるようにしたから、連通管11の距離
を長くして両通路の距離差を、従来の構造のもの
と比べて極めて大きくすることができる。そのた
め、通常の長さの消音器によつて、波長の長い低
周波音を、その1/2波長の位相をもつて干渉させ
て消音させることができる。また、前記連通管1
1は、所望の長さに容易に設定できるので、排気
音成分のうちの消音すべき低周波に容易に対応で
きる特長がある。さらに又、連通管の両端をイン
ナパイプ5の両端と対向させ、かつインナパイプ
の軸線と同一直線上に配置したので、干渉が効果
的に行なわれ、対象とする低周波の排気音成分を
確実に消音できる利点がある。
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は従来構造を示す断面図である。 2……第1拡張室、3……第2拡張室、5……
インナパイプ、8……消音器本体、9……区画
壁、10……排気ガス流入管、11……連通管。
は従来構造を示す断面図である。 2……第1拡張室、3……第2拡張室、5……
インナパイプ、8……消音器本体、9……区画
壁、10……排気ガス流入管、11……連通管。
Claims (1)
- 消音器本体8内に区画壁9を介して第1拡張室
2と第2拡張室3とを設けると共に前記区画壁9
に、第1拡張室2と第2拡張室3とを連通するイ
ンナパイプ5を設け、排気ガス流入管10の流入
端を前記第1拡張室2に開口し、別に前記消音器
本体8の外部を迂回する連通管11を設けると共
にその一端を前記第1拡張室2に開口して前記イ
ンナパイプ5の一端と対向させ、他端を前記第2
拡張室3に開口して前記インナパイプ5の他端と
対向させ、連通管11の前記一端と他端をインナ
パイプ5の軸線と同一直線上に配置したことを特
徴とする内燃機関用消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10093984U JPS6117115U (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 内燃機関用消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10093984U JPS6117115U (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 内燃機関用消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6117115U JPS6117115U (ja) | 1986-01-31 |
JPH0218263Y2 true JPH0218263Y2 (ja) | 1990-05-22 |
Family
ID=30660381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10093984U Granted JPS6117115U (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 内燃機関用消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6117115U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5171434A (en) * | 1974-11-12 | 1976-06-21 | Peugeot | Netsukikanyoshoonki |
-
1984
- 1984-07-04 JP JP10093984U patent/JPS6117115U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5171434A (en) * | 1974-11-12 | 1976-06-21 | Peugeot | Netsukikanyoshoonki |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6117115U (ja) | 1986-01-31 |
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