JPH0218117Y2 - - Google Patents

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JPH0218117Y2
JPH0218117Y2 JP2809184U JP2809184U JPH0218117Y2 JP H0218117 Y2 JPH0218117 Y2 JP H0218117Y2 JP 2809184 U JP2809184 U JP 2809184U JP 2809184 U JP2809184 U JP 2809184U JP H0218117 Y2 JPH0218117 Y2 JP H0218117Y2
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diameter hole
pile
suspension
large diameter
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主としてプレストレストコンクリ
ート製パイルの基礎杭のチヤツキング部材、詳し
くは、基礎杭の上端部を把持して同基礎杭を地中
に回転させながら押入れる形式の杭打機(たとえ
ば、アースオーガ)において、同杭打機のリーダ
に沿つて昇降動しうる回転駆動源の回転軸に取付
けられかつ基礎杭の上端部を懸吊しうるチヤツキ
ング部材に関するものである。
(従来技術) 従来、この種のチヤツキング部材には、たとえ
ば、特公昭56−6451号に記載されたものがある。
このチヤツキング部材は、第6図に示すように、
基礎杭60の上端外周面に突設させた突出片61
を案内する軸方向の案内溝62と、回転するとき
係合しかつ吊り下げ用の円周方向の係合溝63と
をキヤツプ64の側壁につらねて設けたものであ
る。しかし、このチヤツキング部材では、基礎杭
60の上端外周面に突出片61を突出させるため
には、通常、第7図に示すように、基礎杭60の
上端の金属製リング65に突出片61〜61を溶
接などにより所定の位置に固着しなければなら
ず、基礎杭60のリング65に対する突出片61
〜61の配設には繁雑な取付作業が必要であつ
た。なお、基礎杭60、とくに、プレストレスト
コンクリート製パイルの基礎杭の定着板としての
リング65は、同パイルに埋設されるPC鋼線に
張力を付与するジヤツキなどの引張装置における
連結部材に取外し可能に連結されるもので、同リ
ング65にはその連結部材の連結ボルトを螺合す
るためのねじ孔66〜66が存在している。
(考案の目的) そこで、この考案は上記した従来の欠点に鑑み
て案出したもので、主としてプレストレストコン
クリート製の基礎杭の定着板に存在するねじ孔に
着限し、基礎杭を容易に懸吊することのできる基
礎杭のチヤツキング部材を提供することにある。
(考案の構成) 上記した目的を達成するためのこの考案は、回
転軸の下部に取付けられる取付部材と、取付部材
の下面に中間部材を介して固着された懸吊部材と
らなり、この懸吊部材には前記の回転軸と同一軸
心をなす円周上に位置する大径孔部とそれに連続
する小径孔部とからなる係合孔を少なくとも2個
設け、この係合孔の大径孔部は前記の基礎杭の上
端面に値設された懸吊ボルトの頭部を通過可能に
形成するとともに小径孔部は同懸吊ボルトの軸部
を挿通可能に形成し、この係合孔の大径孔部には
前記の懸吊ボルトの頭部が通過されかつ同懸吊ボ
ルトの軸部は前記の回転駆動源による取付部材の
回動により係合孔の大径孔部から円周方向へ相対
移動して小径孔部に位置されることを要旨とする
もので、主としてプレストレストコンクリート製
パイルの基礎杭の定着板に存在するねじ孔を利用
して同基礎杭を懸吊するようにしたところに特長
がある。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第5図に
したがつて説明する。チヤツキング部材を斜視図
で示した第1図、同断面を示した第2図、同第2
図の−線断面を第3図において、円筒板状を
した取付部材10は、ねじ止め手段やフランジ継
手などの適宜の取付手段を介して回転軸下端の連
結部材11に取付けられる。この回転軸は、図示
しない杭打機、たとえば周知のアースオーガのリ
ーダに沿つて昇降動する回転駆動源の回転軸を指
すものである。取付部材10の下面には円筒形状
をした中間部材12が前記の回転軸と同一軸心で
溶接により固着されている。中間部材12には空
気抜き用の開口孔13,13が相反位置に開けら
れている。中間部材12の下端にはリング板状を
した懸吊部材14の内周部が溶接により固着され
ている。この懸吊部材14の外周部にはその下方
に円筒形状のカバー部15が一体状に形成されて
おり、懸吊部材14が一種のキヤツプ形をなして
いる。このカバー部15はプレストレストコンク
リート製パイル20の外形よりも若干大径の内径
を有しており、同パイル20の上端部に嵌合可能
になつている。なお、このパイル20の上端部に
は、第4図に示すように、そのパイル成形時に
PC鋼線を張設するに使われたリング状の定着板
21が固着されている。この定着板21には、前
記のPC鋼線に張力を付与するジヤツキなどの引
張装置における連結部材の連結ボルトを螺合する
ための複数(図は8個を示す。)のねじ孔22〜
22が同パイル20の軸心と同一軸心の円周上に
ほぼ等間隔で設けられている。また、パイル20
の懸吊にあたつては、複数本(本例では4本)の
懸吊ボルト23〜23が、第5図に示すように、
定着板21のねじ孔22〜22に1個おきごとに
螺合される。この各懸吊ボルト23の頭部24と
定着板21との間には懸吊部材14の肉厚よりも
若干大きい隙間Aがあけられる。
そして、懸吊部材14には4個の係合孔16〜
16が設けられている。この係合孔16〜16
は、前記の回転軸と同一軸心をなしかつ前記のパ
イル20の定着板21のねじ孔22〜22の配置
上の円周と同一の円周S上にほぼ等間隔で配設さ
れている。各係合孔16は、前記の円周S上に位
置する大径孔部aとそれに連続する小径孔部bと
からなる。この係合孔16の大径孔部aは前記の
パイル20の定着板21のねじ孔22〜22に値
設された懸吊ボルト23〜23の各頭部24を通
過可能に形成されるとともに小径孔部bは同懸吊
ボルト23〜23の各軸部25を挿通可能に形成
されており、各係合孔16の大径孔部aには前記
の各懸吊ボルト23の頭部24が通過されかつ同
懸吊ボルト23の軸部25は前記の回転駆動源に
よる取付部材10の回動により係合孔16の大径
孔部aから円周方向へ相対移動して小径孔部bに
位置されるようになつている。
上記したチヤツキング部材にパイル20を懸吊
するには、まず、懸吊部材14のカバー部15内
にパイル20の上端部を嵌入する。そして、懸吊
部材14の各係合孔16〜16の各大径孔部aに
パイル20の定着板21上の各懸吊ボルト23〜
23の各頭部24を通過させ、アースオーガの回
転駆動源により取付部材10を回動(第3図にお
いて、右回り方向への回動)させる。すると、各
懸吊ボルト23〜23の軸部25が各係合孔16
の大径孔部aから円周方向へ相対移動して小径孔
部bに位置されることによつて、懸吊部材14に
パイル20が懸吊される。この状態で、アースオ
ーガを作動させて、回転駆動源の回転軸を回転
(第3図において、右回り方向への回転)させな
がれ、同回転駆動源をアースオーガのリーダに沿
つて下降させることによつて、同パイル20が地
中に回転させながら押入れられる。
なお、パイル20の打込みを完了したのちに
は、アースオーガの回転駆動源により取付部材1
0を前記とは反対の方向へ回動(第3図におい
て、左回り方向への回動)させる。すると、各懸
吊ボルト23〜23の軸部25が各係合孔16の
小径孔部bから円周方向へ相対移動して大径孔部
aに位置させ、アースオーガの回転駆動源を上昇
させることによつて、各係合孔16〜16の各大
径孔部aから、パイル20の定着板21上の各懸
吊ボルト23〜23の各頭部24を通過させて、
懸吊部材14をパイル20から離脱させることが
できる。
なお、上記実施例より他の技術的手段として次
のものが考えられる。
(a) 懸吊部材14の係合孔16は少なくとも2個
以上あればよいこと。
(b) 懸吊部材14のカバー部15は排除すること
も可能であること。
(c) 杭打機の回転駆動源の回転軸に対しチヤツキ
ング部材を交換可能として、各種の基礎杭の外
径に対応できるようにすること。
(考案の効果) すなわち、この考案は、前述した「考案の構
成」を要旨となし、主としてプレストレストコン
クリート製パイルの基礎杭の定着板に存在するね
じ孔を利用して同基礎杭を懸吊するようにしたも
のであるから、基礎杭の上端の金属製リングに突
出片を溶接などにより所定の位置に固着しなけれ
ばならなかつた従来のものに比し、基礎杭を容易
に懸吊することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の一実施例を示すも
ので、第1図は基礎杭のチヤツキング部材の斜視
図、第2図は同断面図、第3図は第2図の−
線断面図、第4図はプレストレストコンクリート
製パイルの上端部の斜視図、第5図は同パイルの
定着板に懸吊ボルトを取付けた状態の斜視図、第
6図および第7図は従来例を示すもので、第6図
はチヤツキング部材の正面図、第7図は基礎杭の
上端部の斜視図である。 10……取付部材、11……連結部材、12…
…中間部材、14……懸吊部材、16……係合
孔、a……係合孔の大径孔部、b……係合孔の小
径孔部、20……プレストレストコンクリート製
パイル、21……定着板、22……定着板のねじ
孔、23……懸吊ボルト、24……頭部、25…
…軸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基礎杭の上端部を把持して同基礎杭を地中に回
    転させながら押入れる形式の杭打機において、同
    杭打機のリーダに沿つて昇降動しうる回転駆動源
    の回転軸に取付けられかつ基礎杭の上端部を懸吊
    しうるチヤツキング部材であつて、前記の回転軸
    の下部に取付けられる取付部材と、取付部材の下
    面に中間部材を介して固着された懸吊部材とから
    なり、この懸吊部材には前記の回転軸と同一軸心
    をなす円周上に位置する大径孔部とそれに連続す
    る小径孔部とからなる係合孔を少なくとを2個設
    け、この係合孔の大径孔部は前記の基礎杭の上端
    面に値設された懸吊ボルトの頭部を挿通可能に形
    成するとともに小径孔部は同懸吊ボルトの軸部を
    通過可能に形成し、この係合孔の大径孔部には前
    記の懸吊ボルトの頭部が通過されかつ同懸吊ボル
    トの軸部は前記の回転駆動源による取付部材の回
    動により係合孔の大径孔部から円周方向へ相対移
    動して小径孔部に位置されることを特徴とする基
    礎杭のチヤツキング部材。
JP2809184U 1984-02-27 1984-02-27 基礎杭のチヤツキング部材 Granted JPS60139837U (ja)

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JPS60139837U JPS60139837U (ja) 1985-09-17
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JPH069063Y2 (ja) * 1989-06-12 1994-03-09 前田製管株式会社 プレストレストコンクリート杭
JPH0745630Y2 (ja) * 1989-06-12 1995-10-18 前田製管株式会社 プレストレストコンクリート杭の頭部治具
KR20040022138A (ko) * 2002-09-06 2004-03-11 아츠시 니시와키 파일의 접속구조

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JPS60139837U (ja) 1985-09-17

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