JPH0218064Y2 - - Google Patents

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JPH0218064Y2
JPH0218064Y2 JP1985097817U JP9781785U JPH0218064Y2 JP H0218064 Y2 JPH0218064 Y2 JP H0218064Y2 JP 1985097817 U JP1985097817 U JP 1985097817U JP 9781785 U JP9781785 U JP 9781785U JP H0218064 Y2 JPH0218064 Y2 JP H0218064Y2
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JP1985097817U
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JPS625177U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 本考案は水田等の水路を構築する場合に用いる
コンクリート製の側板或いはへい等の構築に用い
るコンクリート製壁板等の重量の大きい板体を現
場において運搬、設置するために用いる板体の運
搬装置に関する。
イ−2 従来技術 従来、例えば水田等の水路において、第3図に
示す如く、立上り部の基部外側に載置突部1aが
形成された状脚1を、形成すべき水路幅より広
く堀削した溝2内に、その溝に沿つて多数個所定
間隔に設置し、その隣接脚1,1の外側面間に亘
つて複数のコンクリート製板体(側板)3を積み
上げ的に配置し、その板体3に形成した取付穴3
aを通じてUボルト4及びナツト5により脚1に
固定し、その後、板体3の外部を土で埋めもどし
て水路を構成するようにしたものがある。
このような水路を構成する際において、コンク
リート製板体3を脚1の外側面へ運搬、設置する
には、従来、人力によつて行なつていた。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 前記のように複数のコンクリート製板体3を人
力で運搬、設置することは、重労働でかつ工期が
長くなる問題があつた。そこで本考案は前記のよ
うな複数のコンクリート製板体を現場で運搬、設
置するに際し、その作業をクレーン等の機械力を
用いて容易に、かつ安全、確実に行なえる板体の
運搬装置を提供せんとするものである。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、長短
両辺6a,6bからなるアングル状つり具6にお
ける両端部すなわち短辺6bの端部に上端吊り部
6c、長辺6aの端部に下端吊り部6eをそれぞ
れ設け、且つ長辺6aには板体に挿入係合して板
体を保持する保持ピン7aを突設した板体保持面
6dを設け、このようなつり具を複数用意して最
上段のつり具6の下端吊り部6eとその下段のつ
り具6′の上端吊り部6cとを吊り鎖8で連結す
るようにして複数のつり具をつり具同志の結合に
より連繋して運搬するようにしたことを特徴とす
るものである。
ロ−2 作用 板体3を運搬するには、先ず板体3を各吊り具
6の長辺6aの板体受面6dに充当すると共に保
持手段7により保持する。次で最上部のつり具の
支持部6cにクレーン等のフツクを掛けて吊り具
を持ち上げる。すると、板体3を保持した各吊り
具は、その重心が支持部6cの直下に位置するよ
うに長辺6aの下端部が前方に押し出された傾斜
姿勢となる。この吊り状態で板体3を、例えば水
路を構成すべき溝内に運搬し、その溝内の脚1,
1間に設置する。
ロ−3 実施例 次に第1図及び第2図に示す本考案の実施例に
ついて説明する。
6は吊り具で、前面に平坦な板体保持面6dを
有する長辺6aと、該長辺6aの上端に前方へ直
交するように突出させた短辺6bによりアングル
状に形成されている。前記短辺6bの端部には、
円形孔よりなる上端吊り部6cが形成されてい
る。該吊り部6cには吊り鎖8が備えられてお
り、吊り鎖8の先端にはシヤツクル9とアイボル
ト10が備えられている。
長辺6aの長さは、その下端が支承された板体
3の下端より突出しないように設定されている。
板体保持面6dには、保持ピン7aが前方へ突出
するように固着されていると共に、該保持ピン7
aの前部に穴7bが形成され、該穴7bに止ピン
7cを抜き差し可能に備えて保持手段7が構成さ
れている。長辺6aの下端には別の吊り具を連続
的に吊り下げるための下端吊り部6eが円形穴に
よつて形成されている。
次に本実施例の吊り具を用いて水路構成用の板
体(側板)を設置する作業について説明する。
第3図に示すように、板体3を3段に積み上げ
て水路を構成する場合には、第2図に示すように
3個の吊り具を連結する。そして板体3を、これ
に穿設された取付穴を保持ピン7aに差し通して
吊り具の板体保持面6dに充当する。
そして止ピン7cを穴7bに差して板体3が外
れないようにする。尚つり具は板体3の両側に同
様にして一対備える。また、連結した3個の吊り
具にも同様にして各1枚の板体3を保持させる。
次で最上段の吊り具のアイボルト10にクレーン
等のフツクを引つ掛けてクレーン等により吊り上
げる。すると、各吊り具はその重心が支持部6c
の直下に位置するように夫々第2図に示す如く長
辺6aがその下端部が前方に押し出された傾斜形
態となる。このような吊り下げ状態で各板体3
を、堀削した溝内に設置された脚1,1の外側面
に位置するように運搬する。
そして最下段の吊り具における板体3の下端を
脚1の載置突部1a上に載置する。このとき、板
体3が傾斜形態に保持されているので、その下端
を脚1の外側面へ充当することが容易に行なわれ
る。従つて板体3をそのままずり下げることによ
り板体の下端を前記脚の突部1a上に載置でき
る。そして止ピン7cを外してその吊り具を板体
3より外す。この場合板体3が傾斜姿勢にあるた
め、保持ピン7aと脚1の立上り部との間に空間
が形成されることになり板体3の吊り具よりの取
り外し操作が楽に行なえる。そして板体3を、そ
の取付穴3aを通じてUボルト4及びナツト5に
より脚1へ固定する。
次で、中段の吊り具における板体3の下端を最
下段の板体3上に載置し、前記と同様にその板体
3を脚1,1間に固定する。次で最上段の板体3
も同様に固定する。
尚、吊り具は細幅のものとして一対備えるよう
にしても、板体3の両側間に亘る広幅な1枚状の
ものとし、その両側に保持ピン7aを設けるよう
にしてもよい。また保持ピン7aは、板体3に形
成した取付穴の位置により、長辺6aの上部に設
けてもよい。
ハ 考案の効果 以上のように本考案によれば、コンクリート製
等の重い板体をクレーン等によつて機械力により
搬送して設置できるので、その作業が従来のよう
な人力によるものと比べて軽労働でかつ迅速に行
なえ、工期を短縮できるは勿論、特に、板体を保
持した吊り具をクレーン等で旋回的に搬送する場
合に、これに遠心力が作用してその板体が前方へ
移動しようとするが、長辺6aが、その下端部が
前方に押し出された傾斜姿勢で板体を支承してい
ることにより、板体の前方への移動が阻止され
て、離脱することを防止し、安全な運搬が可能に
なる。しかも、この吊り具の吊り下げ時、長辺6
aが、傾斜姿勢をとることは、板体3の下端部を
脚1,1の外側に当接することが容易な許りでな
く、脚の立上り部と板体との間に三角状のすき間
が形成されることにより、板体を脚の外側に当接
した後その上端を脚の立上り部に当接させるよう
に垂直に起立させる動作で板体3のピンよりの脱
出操作が至便に行なわれる(板体の起立動作前に
止ピン7eを抜き取ることは勿論である)等の利
点がある。更につり具をつり具同志の結合により
複数連繋して複数の板体を同時に搬送するため作
業を迅速に行なうことができる許りでなく複数の
つり具は、つり具が長短両辺からなることと上段
のつり具の下端に下段のつり具を吊り鎖8を介し
てつり具同志を結合してつなぐようにしたので、
各つり具は吊り下げた場合夫々同一の傾斜形態を
保持するために吊下的結合が容易に確実に行なわ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は吊り下げ状態を示す側面図、第3図は板体の設
置状態の1例を示す斜視図である。 6……吊り具、6a…長辺、6b……短辺、6
c……上端吊り部、6d……板体保持部、6e…
…下端吊り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長短両辺6a,6bからなるアングル状つり具
    6における両端部すなわち短辺6bの端部に上端
    吊り部6c、長辺6aの端部に下端吊り部6eを
    それぞれ設け、且つ長辺6aには板体に挿入係合
    して板体を保持する保持ピン7aを突設した板体
    保持面6dを設け、このようなつり具を複数用意
    して最上段のつり具6の下端吊り部6eとその下
    段のつり具6′の上端吊り部6cとを吊り鎖8で
    連結するようにして複数のつり具をつり具同志の
    結合により連繋して運搬するようにしたことを特
    徴とする板体の運搬装置。
JP1985097817U 1985-06-27 1985-06-27 Expired JPH0218064Y2 (ja)

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JP1985097817U JPH0218064Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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JP1985097817U JPH0218064Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

Publications (2)

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JPS625177U JPS625177U (ja) 1987-01-13
JPH0218064Y2 true JPH0218064Y2 (ja) 1990-05-21

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ID=30965166

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JPS6043688B2 (ja) * 1978-11-15 1985-09-30 松下電器産業株式会社 電子同調装置

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JPS625177U (ja) 1987-01-13

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