JPH021764Y2 - - Google Patents

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JPH021764Y2
JPH021764Y2 JP17540587U JP17540587U JPH021764Y2 JP H021764 Y2 JPH021764 Y2 JP H021764Y2 JP 17540587 U JP17540587 U JP 17540587U JP 17540587 U JP17540587 U JP 17540587U JP H021764 Y2 JPH021764 Y2 JP H021764Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の車体ルーフ曲面に車載機器を
取付けるための取付金具に関し、主にパトロール
カーや救急自動車等の緊急自動車、或いは道路作
業者等に矩形状をした大型の回動標識灯を取付け
る時に用いる取付金具に関するものである。
従来の技術 パトロールカーや救急自動車のルーフ曲面上の
所定位置に、矩形状をした大型の回転標識灯を水
平を保つた状態で取付けるための取付金具として
は、例えば実公昭58−1925号公報に開示された車
載機器自在取付け具がある。この車載機器自在取
付け具は、第5図及び第6図に示す如く、回転標
識灯1の灯体2の底面2aに固着する複数個の調
整脚3と、この調整脚3の摺動面3aと接触する
摺動保持面4aを有するブラケツト4とによつて
構成されており、上記調整脚3の摺動面3aと、
ブラケツト4の摺動保持面4aは、共に両者によ
つて支持される灯体2の回転中心Oに対し、半径
Rの球面形状に形成してあり、調整脚3がブラケ
ツト4に対し回転自在に球面嵌合するようにして
ある。又この摺動面3a及び摺動保持面4aには
ボルト5が貫通しており、このボルト5にナツト
6を螺合させ、両者を結合することにより、調整
脚3をブラケツト4に対し任意の位置で固定でき
るようにしている。
上記構成の自在取付け具を用いて回転標識灯1
を車両ルーフ曲面7に取付け保持するには、先
ず、ブラケツト4の2個の摺動保持面4aに夫々
調整脚3の摺動面3aを密着させ、両者間を貫通
してボルト5にナツト6を螺合し、両者をゆるく
仮締付けする。次に、各調整脚3の上部を灯体底
部2aの左右の所定位置にねじ等にて締付け固定
する。上記構成物を車両ルーフ曲面7上の所定位
置に載置し、この状態でブラケツト4をボルト等
により車両ルーフ曲面7上に固定する。次に、灯
体2を前後方向が水平になるよう灯体回転中心点
Oを基準として回動調整し、調整後、ボルト5及
びナツト6により調整脚3をブラケツト4に固定
する。
考案が解決しようとする問題点 取付金具を上記の如く構成しておけば、ブラケ
ツト4は灯体2に対し前後左右に球面回動するた
め、ブラケツト4の底面を車両ルーフ曲面7上に
密着させた状態で、回転標識灯1を車両ルーフ曲
面7上に水平状態を正確に保つたまま保持するこ
とが可能となる。しかし、ブラケツト4及び調整
脚3によつて回転標識灯1を安定した状態に保持
するためには、調整脚3の摺動面3aとブラケツ
ト4の摺動保持面4aの両者が灯体2の回転中心
Oに対し正確に半径Rの球面形状となるようにす
る必要が生じ、この加工が非常に困難なため、コ
ストアツプにつながるといつた問題があつた。又
加工精度が悪く、摺動面3a及び摺動保持面4a
が正確な球面とならない場合には、両者間に隙間
が生じてしまうため、ボルト5及びナツト6によ
つて両者を圧接させることが不可能となり、回転
標識灯1を安定した状態で支持できなくなるとい
つた問題もあつた。
又上記以外にも、回転表示灯1等の車載機器を
車両ルーフ曲面7上に水平状態に保持するための
取付金具が種々提案されているが、いずれも、車
載機器を安定した状態で支持できないといつた欠
点を有している。
問題点を解決するための手段 車両ルーフ曲面に密着する底板と、底板の両端
に底板と略直角をなすように形成された側壁とを
有し、両側壁の内側面が保持面となるブラケツト
と、車載機器の底部に形成した円弧面と接触する
円弧状保持面を有する保持板と、保持板の両端に
保持板と略直角をなすように形成され、外側面が
上記保持面と接触する摺動面となつた側板とを有
するホルダとによつて車載機器取付金具を構成
し、上記ブラケツトの保持面に、ホルダの摺動面
をボルト止めによつて回動可能に圧接固定し、か
つ、ホルダの円弧状保持面に、車載機器底部の円
弧面をボルト止めによつて揺動可能に圧接固定し
たものである。
作 用 上記した如く、ブラケツトの保持面にホルダの
摺動面を圧接固定することにより、車載機器を車
両ルーフ曲面上の車幅方向に対し水平状態に保持
し、かつ、ホルダの円弧状保持面に車載機器底部
の円弧面を圧接固定することにより、車載機器を
車両ルーフ曲面上の車体前後方向に対し水平状態
に保持するものである。
実施例 第1図乃至第3図は、本考案に係る車載機器取
付金具20(以下単に取付金具と称す)の一実施
例を示すものであり、図中21は車両ルーフ曲面
A上にボルト等によつて固定されるブラケツト、
22はブラケツト21によつて支持されるホルダ
である。上記ブラケツト21は車両ルーフ曲面A
上に直接接触する略平板状をした底板23と、底
板23の両端に、底板23を略直角をなすように
形成された一対の側壁24とを有しており、両側
壁24の対向する内側面は、ホルダ22の後述す
る摺動面30aと面接触する保持面24aとなる
ようにしてあり、又側壁24にはボルト25が貫
通する孔26が穿設してある。尚、このブラケツ
ト21を車両ルーフ曲面A上に載置する時には、
底板23の長手方向が車体の前後方向を向くよう
にしてあり、又ブラケツト21の車体外側方側に
位置する個所には、化粧用の側壁27が設けてあ
る。又上記ホルダ22は、後述する灯体C底部D
の円弧面Eと接触する円弧状保持面29aを有す
る保持板29と、保持板29の両端に保持板29
とほぼ直角をなすように形成され、外側面が上記
ブラケツト21の保持面29aと面接触する摺動
面30aとなつた側板30とからなつている。又
保持板29の円弧状保持面29aには、灯体Cの
底部Dから突出するボルト31が貫通する長穴3
2が2個設けてあり、又側板30には、上記した
ブラケツト21の側壁24に穿設した孔26と一
致する孔33が設けてある。又側板30の内側面
には孔33を貫通するボルト25と螺合するナツ
ト34が予め溶着してある。Bは取付金具によつ
て車両ルーフ曲面A上に支持される車載機器とな
る回転標識灯である、この回転標識灯Bの灯体C
の底部Dには、図示の如く、ホルダ22の円弧状
保持面29aに沿う円弧面Eが形成してある。又
灯体Cの底部Dには、ホルダ22の円弧状保持面
29aに設けた長穴32を貫通するボルト31の
頭部が予め埋設してある。尚、回転標識灯Bを車
両ルーフ曲面A上に載置する時には、上記取付金
具20を灯体Cの左右両側に一個ずつ配置するた
め、このボトル31は、灯体Cの底部Dの両側に
2本ずつ、計4本埋設しておく。尚、第1図中、
35はボルト31に螺合するナツト、36,37
はスペーサ、38はワツシヤであり、又39,4
0はボルト25に対応するワツシヤ及びスペーサ
である。
上記構成に於いて、本考案に係る取付金具20
により、車両ルーフ曲面A上に回転標識灯Bを水
平状態に支持するためには、先ず、取付金具20
のホルダ22に設けた長穴32に、回転標識灯B
の灯体Cの底部Dから突出したボルト31のねじ
部を貫通させた後、このねじ部にスペーサ36,
37及びワツシヤ38を介してナツト35を緩く
螺合させることにより灯体Cの底部Dにホルダ2
2を連結する。尚、この時、ホルダ22は灯体C
の底部Dの左右両側に1個ずつ配置する。次に各
ホルダ22の側板30に設けた摺動面30aを、
各ホルダ22と対応するブラケツト21の側壁2
4に設けた摺動面24aに接触させ、両者に設け
た孔26,33を一致させた後、両者間にボルト
25を貫通させ、このボルト25のねじ部を側板
30の内側面に溶着したナツト34に緩く螺合さ
せることにより、ホルダ22にブラケツト21を
連結する。上記のようにして、灯体Cの底部Dに
2個の取付金具20を仮止めすると、次に、この
取付金具20のブラケツト21の底板23を車両
ルーフ曲面A上の所定位置に載置する。すると、
ブラケツト21はボルト25を回転中心として車
幅方向に回動できると同時に、灯体C底部Dの円
弧面Eに沿つて車体前後方向にも揺動できるた
め、ブラケツト21の底板23は車両ルーフ曲面
A上に密着すると同時に、灯体Cは車幅方向に対
し水平状態に保持される。次に、ブラケツト21
をボルト等を用いて車両ルーフ曲面A上に固定
し、更にボルト25を締めることにより、ブラケ
ツト21の保持面24aにホルダ22の摺動面3
0aを圧接させ、ブラケツト21にホルダ22を
固定する。次に、灯体C底部Dの円弧面Eを、ホ
ルダ22の円弧状保持面29a上にてスライドさ
せ、灯体Cが車体前後方向に対し水平状態となる
ようにした後、ボルト31及びナツト35を締
め、ホルダ22の円弧状保持面29aに灯体C底
部Dの円弧面Eを圧接させることにより、灯体C
をホルダ22を固定する。そして回転標識灯Aを
車両ルーフ曲面A上に、車幅方向及び車体の前後
方向の2方向に対し水平状態となるように支持す
る。
尚、回転標識灯Bを取付金具20を用いて車両
ルーフ曲面A上に取付ける時の取付方法として
は、上記した如く、灯体Cの底部Dに取付金具2
0を先ず仮止めする以外に、ブラケツト21を車
両ルーフ曲面A上に固定しホルダ22を灯体Cの
座部Dに仮止めした後、両者を連結したり、或い
は取付金具20全体を車両ルーフ曲面A上に予め
取付けた後、取付金具20のホルダ22に回転標
識灯Bの灯体Cを連結するようにしてもよい。
又、上記実施例は、灯体Cの底部Dに、ホルダ
22の円弧状保持面29aに沿う円弧面Eを形成
した例について説明したが、灯体Cの底部Dを円
弧状に形成しにくい場合には、第4図に示す如
く、灯体Cの底部Dに、ホルダ22の円弧状保持
面29aに沿う円弧面Eを底部に有する補助台F
を予め固定しておく、この補助台Fの円弧面Eを
ホルダ22の円弧状保持面29aに接触させるよ
うにすればよい。尚、この場合も、ホルダ22に
設けた長穴32を貫通するボルト31の頭部は、
灯体Cの底部Dに予め埋設しておけばよい。
考案の効果 以上説明した如く、本考案に係る車載機器取付
金具は、車両ルーフ曲面に対し略直交状態にある
ブラケツトの保持面に、ホルダの摺動面をボルト
止めによつて圧接固定することにより、回転標識
灯を車両ルーフ曲面上の車幅方向に対し水平状態
に保持し、かつ、車両ルーフ曲面に対し略水平方
向に延びるホルダの円弧状保持面に、回転標識灯
底部の円弧面をボルト止めによつて圧接固定する
ことにより、回転標識灯を車両ルーフ曲面上の車
体前後方向に対し水平状態に保持するようにした
から、各保持面はすべて面接触になると同時に、
各接触面は外力に対し安定した方向を向くことに
なり、回転標識灯は車両ルーフ曲面上に非常に安
定した状態で支持される。又本考案に係る車載機
器取付金具は、保持面が平面或いは円弧面によつ
て形成されており、球面となる部分がないため、
製作が容易であると同時に、各接触面同士を常に
密着させることが可能となる。又本考案は、車載
機器取付金具のブラケツトと回転標識灯の灯体底
部との間に隙間が発生しないため、回転標識灯の
車両への取付時の車高を極力低く押さえることが
できると同時に外観向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車載機器取付金具を示す
斜視図、第2図及び第3図はその使用状態を示す
側面部分断面図及び正面図、第4図は本考案の他
の実施例を示す側面部分断面図である。第5図は
取付金具の従来例を示す側面断面図、第6図は第
5図−線断面図である。 A……車両ルーフ曲面、B……回転標識灯、C
……灯体、D……灯体の底部、E……円弧面、2
0……車載機器取付金具、21……ブラケツト、
22……ホルダ、23……底板、24……側壁、
24a……保持面、25,31……ボルト、29
……保持板、29a……円弧状保持面、30……
側板、30a……摺動面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両ルーフ曲面に密着する底板と、底板の両端
    に底板と略直角をなすように形成された側壁とを
    有し、両側壁の内側面が保持面となるブラケツト
    と、車載機器の底部に形成した円弧面と接触する
    円弧状保持面を有する保持板と、保持板の両端に
    保持板と略直角をなすように形成され、外側面が
    上記保持面と接触する摺動面となつた側板とを有
    するホルダとを備え、上記ブラケツトの保持面
    に、ホルダの摺動面をボルト止めによつて回動可
    能に圧接固定し、かつ、ホルダの円弧状保持面
    に、車載機器底部の円弧面をボルト止めによつて
    揺動可能に圧接固定したことを特徴とする車載機
    器取付金具。
JP17540587U 1987-11-16 1987-11-16 Expired JPH021764Y2 (ja)

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JP17540587U JPH021764Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

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JP17540587U JPH021764Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

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CN110239429B (zh) * 2013-06-13 2022-07-29 提爱思科技股份有限公司 照明装置的附接结构
JP6193002B2 (ja) * 2013-06-13 2017-09-06 テイ・エス テック株式会社 照明装置の取付構造
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