JPS6020485Y2 - アライメント調整装置 - Google Patents

アライメント調整装置

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JPS6020485Y2
JPS6020485Y2 JP13704380U JP13704380U JPS6020485Y2 JP S6020485 Y2 JPS6020485 Y2 JP S6020485Y2 JP 13704380 U JP13704380 U JP 13704380U JP 13704380 U JP13704380 U JP 13704380U JP S6020485 Y2 JPS6020485 Y2 JP S6020485Y2
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JP
Japan
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cylindrical member
hole
eccentric
eccentric cams
guide plate
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Expired
Application number
JP13704380U
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English (en)
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JPS5760809U (ja
Inventor
治則 白鳥
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアライメント調整装置に関し、さらに詳しくは
、互いに間隔をへだでて配置される一対の固定物体に対
して、両固定物体の間に位置される貫通孔が設けられた
被調整物体を移動してアライメント調整するための装置
に関する。
例えば自動車の懸架装置において、車体に対して、車輪
の動きを拘速する揺動アームのアライメント調整をする
場合、車体から突設した一対のブラケットの間に揺動ア
ームの軸受部を挿入し、他方、両ブラケットに設けたガ
イドプレートに偏心カムを係合して、この一対の偏心カ
ムを同時に回転してアライメント調整することが行われ
る。
前記アライメント調整をする従来の装置は第1図に示す
ように構成されている一0一対の固定物体、例えば、車
体から突設されたブラケット1゜にそれぞれガイドプレ
ート12が取り付けられ、各ガイドプレートの外側にお
いて、偏心カム14がガイドプレート12に係合される
前記ブラケットに対して移動されてアライメント調整さ
れる貫通孔を備えた被調整物体、例えば揺動アームの軸
受18が前記2つのブラケット10の間に位置され、一
方の偏心カム14、ガイドプレート12およびブラケッ
ト10の貫通孔を挿通されたボルト20が前記軸受18
の貫通孔16を通り、さらに他方のブラケット10、ガ
イドプレート12および偏心カム14の貫通孔に通され
る。
この場合、2つの偏心カム14に設けられる貫通孔は完
全な円形ではなく、例えば一部に直線部分を含むものと
して形成され、両偏心カムの直線部分を合致させると、
両偏心カムの輪郭は一致するように直線部分と偏心カム
の輪郭との相互位置が定められている。
他方、前記ボルト20の外周縁には弦状の切欠きがボル
ト20の全長にわたって設けられており、この切欠きが
偏心カムの直線部分に適合し、ボルト20を回すと、両
偏心カムはその位相が一致した状態で一体的に回される
こととなる。
したがってボルト20を回してガイドプレート12に対
する偏心カム14のかみ合いの程度を変え、軸受18を
ブラケット10に対して移動させてアライメント調整が
なされる。
前記調整後、ボルト20の端部にナツト22がねじ込め
られ、インパクトレンチ26のような工具によりナツト
22の締め付けが行われる。
この場合、ボルト20を回してボルト・ナツトの締め付
けを行うようにすると、偏心カム14が回ってしまい折
角行った調整が無駄になるばかりでなく、アライメント
調整するという本来の機能が全く遠戚されないこととな
るので、ボルト20を固定し、ナツト22を回す必要が
ある。
したがって、一方のブラケット10の外側には、ボルト
20を出し入れする際に障害物24にボルト20が当ら
ないようにするための間隙Sが必要となり、他方のブラ
ケット10の外側にはインパクトレンチ26のような工
具を配置するための間隙が必要となる。
換言すれば、前記したアライメント調整装置を使用する
には、このアライメント調整装置が本来的に占める間隔
に加えて、ボルトを出し入れするための間隔と工具を配
置できる間隔とがなければならないことを意味し、狭い
間隔における前記のごときアライメント調整装置の使用
は不可だった。
そこで本考案はより狭い間隔でも使用できるアライメン
ト調整装置を提供することを目的とする。
本考案によれば、互いに間隔をへだでて配置される一対
の固定物体に対して、両固定物体の間に位置される貫通
孔が設けられた被調整物体を移動してアライメント調整
するための装置が提供され、このアライメント調整装置
は、各固定物体に設けられた貫通孔を備えたガイドプレ
ートと、該各ガイドプレートに係合される貫通孔を備え
た偏心カムと、両記2つの偏心カムのうちの一方の偏心
カムに一体的に設けられるナツトと、前記被調整物体の
貫通孔に挿通されて前記両偏心カム間に伸びる円筒部材
と、前記ガイドプレートの貫通孔と偏心カムの貫通孔と
前記円筒部材とに挿通されかつ前記ナツトにねじ込めら
れるボルトとを含み、前記円筒部材は前記両偏心カムに
係合されて両偏心カムの一体的な回転を可能としかつ両
偏心カムを軸方向に分離可能に形成されていることを特
徴とする。
本考案の目的および特徴は図面を参照した行う以下の説
明で一層明瞭とされる。
第2図に示すように、本考案のアライメント調整装置は
一対の固定物体に対して被調整物体の移動を行い、アラ
イメントを調整する装置である。
この場合の固定物体は例えば自動車の車体から突設した
一対のブラケット30であり、被調整物体は例えば、揺
動アームの軸受32である。
各ブラケット30の外側にはガイドプレート34が固着
されている。
このガイドプレート34は、第3図に示すように、両側
に一対の側壁36を備えた溝形に形成されており、中央
にこの側壁36に直交する方向に伸びる長孔38が設け
られている。
この長孔38内を後述する筒状部材およびボルトが移動
される。
偏心カム40.42は前記各ガイドプレート34に係合
し、ここに設けられた側壁36によってその動きが規制
されるように形成されたもので、一方の偏心カム40に
はナツト44が一体に設けられ、このナツト44とは反
対側に向けて円筒部材46が一体に設けられている。
この場合、偏心カム40.42は円板から形成されてい
るので、前記ナツト44と円筒部材46とは円板の中心
からある距離へだたって位置する。
また他方の偏心カム42には前記偏心カム40の円筒部
材46に向けて円筒部材48が一体に設けられている。
この円筒部材48は偏心カム40.42の輪郭を一致さ
せたとき、前記円筒部材46と同心となるように配置さ
れる。
両円筒部材46.48には第4図に示すように、互い違
いとなるように切欠き50が形成された半円筒部52が
設けられている。
両生円筒部52は、一方の円筒部材46の半円筒部52
を他方の円筒部材48の切欠き50に適合すると、他方
の円筒部材48の半円筒部52が円筒部材46の切欠き
50に適合し、このとき偏心カム40,42の輪郭が一
致するように、切欠き50と偏心カム40.42の相互
位置を定めて、両円筒部材46.48の自由端側に設け
られたものである。
円筒部材46.48の長さはほぼ等しくするようにして
もよいが、ナツト44を一体に設けている偏心カム40
に設けられる円筒部材46の方を短くすると、後述する
ようにこの偏心カム40を装着するために必要な間隔は
それだけで少なくて済むので、好ましい。
円筒部材46.48を前記のように形成して互いに係合
し、一方の偏心カム40をナツト44により回せば、他
方の偏心カム42は同期的に回されることとなり、結局
両偏心カム40.42は位相を同一に保った状態で回転
されることとなる。
前記機能、すなわち両偏心カムの一体的な回転を可能と
すると共に両偏心カムを軸方向に分離可能とする機能を
果たす接続構造の別の例として、第5図および第6図に
示すものがある。
第5図の例では、両円筒部材46.48の自由端に斜め
の切断面54が形成され、両切断面が適合するようにし
たものであり、第6図の例では円筒部材46を省略し、
偏心カム40のナツト44とは反対側の面に半円形の溝
56が設けられ、他方の偏心カム42に連なる円筒部材
48の自由端に前記溝56に適合する突起58が設けら
れている。
その他、一方の偏心カム40を回すと他方の偏心カム4
2も相互に位相を同一に保った状態で同期的に回転され
るような接続構造であればどのようなものであってもよ
い。
前記円筒部材46,4δは例えば軸受32に設けられた
貫通孔60に挿通される。
この状態で、第2図に示すように、両円筒部材46.4
8を介して両偏心カム40.42は相互に接続されるの
で、いまナツト44に例えばスパナを当てかいこのナツ
ト44を回すと、両偏心カム40.42は一体的に回転
されることとなり、各偏心カム40.42がガイドプレ
ート34に対して移動を行い、円筒部材46.48が各
ガイドプレート34に設けられた長孔38内を移動する
これによって円筒部材46.48に係合している軸受3
2がブラケット30に対して移動し、軸受32のアライ
メント調整がなされる。
調整後、円筒部材46.48にボルト62が挿通され、
このボルト62がインパクトレンチのような工具により
回されて、ナツト44に締結される。
本考案のアライメント調整装置は例えば、自動車の懸架
装置のうち、トレーリングタイプの揺動アームと車体と
の間に配設されたり、あるいは平行リンクタイプの揺動
アームと車体との間に配設され、アライメント調整がな
される。
この場合、一方のブラケットの側に車体のリブのような
障害物24(第1図)があっても、このブラケットと障
害物との間隔には、ナツト付きの偏心カムが入る余地が
あればよい。
従来では、この間隔としてボルトを出し入れする間隔S
が必要とされていたのは前記の通りであって、本考案の
アライメント調整装置では、ボルトの出し込れの側へ工
具を配置して、ボルトを回すことにより締結するもので
あるから、狭い場所への設置が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアライメント調整装置の断面図、第2図
は本考案のアライメント調整装置の断面図、第3図は第
2図の■−■方向から見た側面図、第4図ないし第6図
は、2つの偏心カムを一体的に回転しかつ軸方向に分離
可能とする接続構造の例を示す斜視図である。 30ニブラケツト(固定物体)、32:軸受(被調整物
体)、34ニガイドプレート、40,42:偏心カム、
44:ナツト、46.48:円筒部材、60:ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに間隔をへだでて配置される一対の固定物体に対し
    て、両固定物体の間に位置される貫通孔が設けられた被
    調整物体を移動してアライメント調整するための装置で
    あって、前記各固定物体に設けられた貫通孔を備えたガ
    イドプレートと、該各ガイドプレートに係合される貫通
    孔を備えた偏心カムと、前記2つの偏心カムのうちの一
    方の偏心カムに一体的に設けられるナツトと、前記被調
    整物体の貫通孔に挿通されて前記両偏心カム間に伸びる
    円筒部材と、前記ガイドプレートの貫通孔と前記偏心カ
    ムの貫通孔と前記円筒部材とに挿通されかつ前記ナツト
    にねじ込められるボルトとを含み、前記円筒部材は前記
    両偏心カムに係合されて両偏心カムの一体的な回転を可
    能としかつ両偏心カムを軸方向に分離可能に形成されて
    いるアライメント調整装置。
JP13704380U 1980-09-29 1980-09-29 アライメント調整装置 Expired JPS6020485Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13704380U JPS6020485Y2 (ja) 1980-09-29 1980-09-29 アライメント調整装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13704380U JPS6020485Y2 (ja) 1980-09-29 1980-09-29 アライメント調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS5760809U JPS5760809U (ja) 1982-04-10
JPS6020485Y2 true JPS6020485Y2 (ja) 1985-06-19

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ID=29497136

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13704380U Expired JPS6020485Y2 (ja) 1980-09-29 1980-09-29 アライメント調整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5494973B2 (ja) * 2010-12-21 2014-05-21 三菱自動車工業株式会社 車両の懸架装置

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JPS5760809U (ja) 1982-04-10

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