JPH02175935A - ストレッチ性複合加工糸の製造方法 - Google Patents

ストレッチ性複合加工糸の製造方法

Info

Publication number
JPH02175935A
JPH02175935A JP32885388A JP32885388A JPH02175935A JP H02175935 A JPH02175935 A JP H02175935A JP 32885388 A JP32885388 A JP 32885388A JP 32885388 A JP32885388 A JP 32885388A JP H02175935 A JPH02175935 A JP H02175935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
elongation
yarns
undrawn
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32885388A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yanagihara
正明 柳原
Muneaki Awata
粟田 宗明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP32885388A priority Critical patent/JPH02175935A/ja
Publication of JPH02175935A publication Critical patent/JPH02175935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の技術分野〉 本発明は、スパンライクな風合を呈するストレッチ性複
合嵩高加工糸の製造方法に関し、更に詳しくは、芯鞘構
造を有する複合加工糸に交絡処理を施し、外観、風合更
にはストレッチ性が格段に改善された複合嵩高加工糸の
製造方法に関する。
〈従来技術〉 織編物の大きな用途として、紡毛調(超高バルキー・・
・軽くて、温かい)で、且つ伸縮性のある布巾を用いる
分野があり、特にスポーツ関係衣料に広く適用されてい
る。例えば、トレーニングウェア、野球、バレーボール
等のユニホーム、ゴルフズボン等で、身体にフィツトし
、且つ軽くて動き易さが要求される衣料分野で使用され
ている。又、非衣料分野でのカーシート、一般インテリ
ャ(カーテン、椅子張り、マット等)においても、高バ
ルキーで且つストレッチ性(仕立生え)を要求される分
野があり、これらの要求を満足するためには、ストレッ
チ性を有する糸で、高バルキーかつスパンライクな外観
、風合を有する糸が必要である。
所で、紡毛調のスパンライク複合加工糸しては、芯糸に
鞘糸が捲付いた芯鞘構造を有する糸条(以下、二層構造
糸と称することがある)が知られているが、かかる複合
加工糸を引張ったり又はしごいたりすると、極めて容易
に鞘糸がスリップしてネップ状の糸だまりが発生したり
、或いは芯糸と鞘糸とが分離したりしてIii織工程で
の取扱い性が悪く、織編物の品位・風合ともに劣るもの
であった。
このため、特公昭59−21970@公報において、引
張りやしごき等の外力に対して安定な複合加工糸を得る
べく、前記二層構造糸を特公昭35−1673号公報等
に示されているインターレースノズルを用いて交絡処理
し芯糸と鞘糸との一部を絡み付かせることが提案されて
いる。
確かに、この様にして得られる複合加工糸は、芯糸と鞘
糸との一部が交絡しているために外力によって容易に鞘
糸がスリップしたりすることがなくなるものの、交絡の
程度は未だ十分ではなく依然として鞘糸のスリップが発
生することがある。
また、紡毛調のスパンライク加工糸を得る他の方法とし
て伸度差を有する2本の未延伸糸を交絡処理してから延
伸同時仮撚加工に供する二層構造糸の製造法が知られて
いる(例えば、特公昭58−18457号)。
この!ll造法においては、予め伸度差を有する未延伸
糸に交絡処理を施してフィラメント間に充分な交絡を付
与してから延伸同時仮撚加工に供するため、得られる二
層構造糸は、その芯糸と鞘糸との境界面において、主と
して芯糸を構成するフィラメントと主として鞘糸を構成
するフィラメントとが充分に交絡しており、外力等によ
る鞘糸のスリップを防止することができる。
これらの方法によって得られる二層構造糸においては、
一般に捲付糸は交互撚糸状に芯糸の周りに捲付いている
ことから、その撚糸構造により普通ウーリー加工糸織物
の欠点であるヌメリ感やふかつき感を改良するという点
で特徴をもっている。
しかし、かかる複合加工糸は、融着糸様なガサツキ感を
呈し、且つバルキー性に乏しく、更に捲付糸が締束状態
で捲付いているため、芯糸の捲縮が発現出来ず、普通ウ
ーリー加工糸のようなストレッチ性に欠けるという欠点
があった。
更に、特公昭82−49376号公報にはストレッチ性
のスパンライク加工糸も開示されており、この加工糸は
衣料分野で要求される程度のストレッチ性は確かに有し
ている。しかし、非衣料分野、例えばカーシート用や一
段インテリア(椅子張り)の分野においては、未だスト
レッチ性が不足し、かつバルキー性も乏しくなるという
欠点が判明した。
この理由は、その製造工程において、伸度差が非常に大
きい2種類の未延伸糸を交絡処理後に仮撚熱処理を施し
ていることから、高伸度側の糸条が鞘糸となって半融着
状態で低伸度側の糸条(芯糸)を拘束していることに因
るものである。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、バルキー性とストレッチ性とが一段と
改善されたストレッチ性複合加工糸の製造方法を提供す
ることにある。
〈構成〉 本発明者等は、前記目的を達成すべく種々検討している
過程で、芯糸が捲付糸により締束されている従来の二層
構造糸では、前記締束力に打ち勝つまでの、捲縮発現力
がないことを確認した。そこで芯糸として、捲縮による
ストレッチ性が生じ易いポリブチレンテレフタレートと
、ポリエチレンテレフタレートのサイドバイサイド型複
合糸を用いると共に伸度差のある未延伸糸を単に引揃え
て延伸仮撚した後糸走行方向に、推進力のある流体処理
ノズルを用いて糸足差の適正化と加工時の高い延伸倍率
の採用更には流体処理時、高圧で糸条衝突1lIIl交
略することの組み合せにより、スパンライタ風合を損ね
ることなく、バルキー性とストレッチ性とを併せ持った
複合加工糸を提供し得ることを見出し本発明に到達した
I]]#)、本発明は、伸度差を有する少くとも2秒の
ポリエステル未延伸糸を引き揃えて、延伸倍率1.2以
上で延伸同時仮撚加工した後、流体交絡ノズルを用いて
交絡処理することにより、糸足差が13〜25%の芯鞘
構造を有する複合加工糸を製造するに際して、伸度の小
さい方の未延伸糸として、ポリブチレンテレフタレート
重合体とポリエチレンテレフタレート重合体のサイドバ
イサイド型コンジュゲート糸を用いる共に、流体交絡ノ
ズルとして、糸走行方向に推進力を有する流体交絡ノズ
ルを用いて交絡度が50ケ/m以上の交絡処理を施すこ
とを特徴とするストレッチ性複合加工糸の製造方法であ
る。
以下、本発明の詳細な説明する。
既に述べたように、従来の二層構造スパンライク加工糸
は、その製造過程で、仮撚中の高張力下にある芯糸の周
りを低張力下にある捲付糸が捲付いて、締束状態で被覆
してしまうので、仮撚加工後も、従来の捲縮発現力の小
さい芯糸ではその捲縮が発現せず、従って捲縮によるス
トレッチ性は期侍できない。それ故、この様な加工糸で
は、スパンライタ風合という点では良好であっても、織
物にした場合のストレッチ性に乏しいものになり、衣服
に使用した時肘や膝部で圧迫感を生ずる様になる。特に
スポーツ衣料ではこの改善が強く望まれる。同様に、非
衣料、一般インテリャ(カーマット、カーテン)、カー
シートにおける、仕立生え(コーナでの成型仕立におい
て、ストレッチ性が必要)においても、同様、この改善
が強く望まれる。
そこで、従来はこの二層構造糸の欠点を補う為、ストレ
ッチ性のあるウーリー加工糸と文織するか、スパンデッ
クスをカバリングした所謂カバリング糸を文織したもの
が使用されていたが、この場合、二層構造糸のスパンラ
イク風合が半減したり、又、価格が高くなり手間がかか
る等の問題がある。
この点、本発明者らの検討によれば、この問題を解決す
る為に、二層構造捲付糸の捲付糸により、芯糸が締束さ
れた状態、下においても尚且つ芯糸の捲縮発現力が捲付
糸の締束力に打ち勝って捲縮を発現させる必要がある事
が明らかとなった。
この芯糸に使用する捲縮発現力の大なるものとして、ポ
リブチレンテレフタレート(PBT) 重合体と、ポリ
エチレンテレフタ1ノート(PET)重合体をサイドバ
イサイド型に複合貼り合せたものを用いると、顕著なス
トレッチ効果が得られ、しかもスパンライタ風合を損ね
ることもない事が見出された。この芯糸に使用される複
合糸のポリブチレンテレフタレート重合体の極限粘度[
η]は0.65以上0.9以下のものが好まくし、他方
、ポリエチレンテレフタレート重合体の[η]は0.3
5以上、0.5以下のものが好ましい。そして、これら
二重の間の[η]差が大なるほど、目的とするストレッ
チ性は良好となる。又二重の複合割合(重It)は3/
7〜7/3が好ましい。
更に複合方法としては、サイドバイサイド型の方が、ス
トレッチ性に優れているが、偏心シーズコア型でもある
程度のストレッチ性能は発生する。
前掲の特公昭62−49376号公報に示されている加
工糸においては、風合が重視され、衣料用途では適度の
ストレッチ性とかつスパンライク感を併せもっている。
しかし、この加工糸をカーシート用。
一般インテリア(椅子張り)に供するときは、鞘糸が融
着固定されている為、芯鞘が互いに拘束され、従ってス
トレッチ性が不足し、かつ、バルキー性が乏しくなるの
である。この欠点を克服するためには、本発明の加工糸
の単位長さにあって、鞘部となる糸条の長さは、芯部の
糸条の良さよりも長く、その糸足差は13〜25%(好
ましくは、15〜20%)であることが肝要である。
尚、本発明においても言う「糸足差」とは、特公昭58
−18457号公報に示されている方法によって測定し
たものである。
ここで糸足差が、13%未満の加工糸では、スパンライ
ク感に乏しく、逆に糸足差が25%を越える加工糸では
、融着糸様のガサツキ感を呈し、かつ、バルキー性に乏
しく、製織工程に供するとネップが発生する傾向がある
尚、且つ、ここで重要なことは加工糸の芯糸の伸縮、繰
返しにより、芯糸と鞘糸。捲付糸が分離してしまい、実
用上問題となることがあるので、芯糸と捲付糸の間には
交絡を付与し、糸構造を安定化する必要がある。
実用上からみて、交絡数は50ケ/m以上が必要である
次に本発明で用いる流体処理ノズルについて図面を用い
て説明する。
第1図は、本発明−で用いる流体処理ノズルの縦断面図
、第2図は本発明の一実施例を示す路線図を夫々示す。
第1図において、91は糸導孔92と糸導孔92へ開口
した対面するつの流体噴射孔93.94を有するノズル
本体である。糸導孔92はそれぞれテーバ状に形成され
た糸入口92aと糸出口92bとを有し、その中間部に
2つの流体噴射孔93.94が各々糸導孔92(の軸線
)とのなす角度θが40〜60” となるように開口し
ている。ノズル本体91は支持ブロック95に囲まれる
ように保持され、支持ブロック95の内面に刻設した溝
9Gとの間にできる空間を加圧流体の供給室(均圧室)
97として利用している。98は加圧流体の導入孔であ
る。糸導孔92の糸出口92bはラッパ状に形成されて
おり、その前面に近接して衝突体99が糸出口92b@
塞ぐように配設されている。この衝突体99は後述する
ように糸出口92bとの間の距離文が1〜3sm+どな
るように設けられる。90は糸入口92aの前面に設け
られた糸導ガイドである。
このような糸条の流体処理ノズルにおいて糸導ガイド9
0を経て糸入口92aにオーバフィード状に導かれた糸
条Yは2つの流体噴射孔93.94から噴出する(圧力
)空気により引き込まれ構成フィラメント同志を交絡さ
せることとなる。ここで糸入口92aより供給された糸
条Yは噴射空気の直撃を受けて撹乱2分繊され糸出口9
2bに導かれ、この間に生ずる糸条の撹乱1分繊、おく
れくずれ)。
混IIおよび引張り合い(糸導に沿って走行する糸条群
との間でrswA力が派生する)の現象は前記の如く噴
射孔93.94の角度を規制することによって拡大強調
される。この場合、流体噴射孔93と94とのなす角度
は70〜110°とするのが好ましい。又流体噴射孔9
3(94)の開口部の径D1とこれに対応する糸の糸導
孔2の径D2の比D2/DIは1〜2にするのが好まし
い。この範囲内にすることによって糸条のノズル内への
引込み性と構成フィラメント間の交絡性とがきわめて良
好にかつ安定して行なえる。衝突体99は糸導孔92の
乱流効果を増大するもので、糸条が転がってよく絡み、
糸条の交絡を緻密にする作用を奏する。この衝突体99
は糸出口92bとの間隙すが1〜3醜になるように設け
るのが好ましく、1#1未満では糸条の詰り、加工断糸
が生じ易く、又3履より大きくなると交絡が不均一とな
って加工処理の安定性が低下する傾向がある。
本発明においては、かかる流体処理ノズルを用いて二層
構造糸を交絡処理する。
この二層構造糸としては、仮撚されつつある芯糸に対し
て、前記芯糸の仮撚開始点とヒーターとの間で鞘糸を連
続的に供給して、芯糸の回転トルクを利用し芯糸に連続
的に捲き付かせることによって得られる複合加工糸(例
えば、特公昭45−28018号公報)、或いは伸度差
を有する2以上の未延伸糸を引き揃えてから延伸同時仮
撚加工して得られる複合加工糸(例えば、特公昭59−
21970号公報)が好ましく、特に第2図に示す方法
で得られる複合加工糸が好ましい。
第2図において、原糸パッケージ1及び2から解舒され
た伸度差を有する未延伸糸(A)[芯糸;PBT/PE
Tコンジュゲート糸の中間配向糸]と(B)[鞘糸; 
PETの未延伸系(A)より伸度の大きい]はガイド(
3)によって引き揃えられて、テンサー(4)を経てフ
ィードローラー(5)から延伸仮撚ゾーンに供給され、
延伸と同時に仮撚具(力によって施撚され、その際遡及
した撚はヒーター(6)で熱セットされる。そして、仮
撚具(7)を出た糸条は解撚され芯糸に鞘糸が捲き付い
た二層構造糸となる。
この際、伸度60%以上で且つ伸度差80〜250%(
好ましくは100〜230%)である少くとも2種のポ
リエステル未延伸糸を引1@えてから延伸@率1.2以
上(好ましくは1.3〜2)で延伸同時仮撚加工するこ
とが好ましい。
ここで、伸度が60%未満の未延伸糸では、延伸倍率が
1.2倍以上の延伸同時仮撚加工中に糸切れが多発する
傾向があり、伸度差が80%未満の未延伸糸では、鞘糸
の芯糸への捲き付きが低下して良好な二層構造系が得ら
れなくなる傾向がある。
一方、伸度差が250%を越える未延伸糸では、得られ
る複合加工糸を![工程に供すると、ネップが発生する
傾向がある。
かかるポリエステル未延伸糸の組み合せとしては、低伸
度の未延伸糸を伸度8o%以上で且つ延伸倍率1.3倍
以上の部分配向未延伸糸とし、高伸度の未延伸糸を伸度
250%以上の未延伸糸とすることが好ましい。
また、延伸倍率が1.2未満の延伸同時仮撚加工にする
場合にも、良好な二層構造糸を得られない傾向がある。
この様にして得られる二層構造糸において、トータルデ
ニールが芯糸≦鞘糸とすることが好ましく、特に芯糸の
トータルデニールを50〜300+je 1鞘糸のトー
タルデニールを75〜350deとすることが好ましい
又、加工侵の捲付糸の単111ffDeは、3de以下
、芯糸の単繊11tDeが3de以上の時、特に好まし
い風合とストレッチ性が得られる。
この様な糸条の組合せによって、嵩高性と表面の柔軟な
感触と反撥性をもち、バルキー性豊かな、しかも、十分
なストレッチ性能を持たせることが出来るのである。
更に、仮撚加工時の張力は、加工時の加熱張力〈T1)
と解撚張力(T2)との比が、0.5≦72/−r+ 
≦0.9の範囲となるようにするのが好ましい。T2/
TIが0.9を越えると、解撚力が大き過ぎて糸がバラ
りてしまい、織物にした場合のボリューム感及び条斑を
悪化させる傾向がある。
逆にT2/TIが0.5未満となると、糸が硬くなって
織物にした場合の風合及び加工性を悪化さぼる傾向があ
る。加工速度は任意に選定できるが、300m /分収
上の高速でも安定に加工を実施することが出来る。
かかる仮撚加工に用いる仮撚具(刀としては、糸条を仮
撚すると同時に送り出す作用をもたらせることのできる
3軸条段ディスク式外接仮撚具が好適である。
この様にして得られる芯鞘構造を有する複合加工糸に第
1図に示す流体ノズルを用いて交絡処理を施す。
かかる交絡処理は、第2図に示す如く、第1デリベリロ
ーラ(8)から供給される二層構造糸に第1図に示す流
体処理ノズル(9)から圧縮流体を吹き付けて交絡処理
を施してから第2デリベリ−ローラ(K)lを経てパッ
ケージ(12)に捲き取る。
この際の圧縮流体としては圧力が3 Kg/ ctd以
上の空気が好ましく、11ON 1 /分収上で吹き付
けることが好ましい。
かかる交絡処理は糸条の交絡度が50〜80ケ/mとな
るようにするのが好ましい。交絡度が50ケ/mよりも
小さいと、加工糸に於て芯糸と捲付糸との分離が生じ易
くなる傾向があり、一方、交絡度が80ケ/mを超える
と糸条物性が急激に低下する傾向がある。
尚、ここで言う「交絡度」とは、米国特許第2.985
,991号又は同第3,110,151号明IB書に記
載のフックドロップ法によって測定される値である。
また、本発明でいう「複合加工糸」とは、熱可塑性重合
体から成る!!帷で構成されている複合加工糸であり、
熱可塑性重合体としてはポリエチレンテレフタレートが
好ましい。
かかるポリエチレンテレフタレートには、全繰り返し単
位の15モル%以下の割合で第3成分が共重合されてい
てもよく、艶消剤2着色剤、難燃剤等が配合されていて
もよい。
く作用〉 本発明によれば、芯鞘構造を有する二層構造糸を流体噴
射孔93.94から噴出する空気によって弓ぎ込みつつ
構成フィラメント間に撹乱9分繊、J3くれ(ずれ)l
!i!、引張り合いを派生せしめて糸条に交絡と嵩高性
とを付与し、更に糸条を球状の衝突体99に転げさせて
糸条の交絡を緻密にすることができる。
このため、得られる複合加工糸は芯糸と鞘糸との間の交
絡が充分になされており、且っ侵れたバルキー性と、ス
トレッチ性を呈することができる。
以上、述べたように、本発明によれば、適度な撚糸風合
、ふくらみ、柔軟性、バルキー性を有し、十分なるスト
レッチ性を合Uもっ、llA11A物を提供できる、改
善された複合嵩高加工糸が得られる。
〈発明の効果〉 本発明によって得られる複合嵩高加工糸は、外衣用を中
心とする衣料用途、カーテン、カーシート等のインテリ
V用遂に好ましく用いることができ、る。
〈実施例〉 実施例−1〜−3 極限粘度[η]=0.78のポリブチレンテレフタレー
トと[η] −0,38のポリエチレンテレフタレート
を5:5の割合でサイドバイサイド型に複合紡糸した。
この時の紡糸速度は2500m /分。
3000m /分、 2000m/分t’220de 
/36fil 、伸度180%、110%、230%の
部分配向糸poy(A)を得た。
一方、[η] −0,64のポリエチレンテレフタレー
トを紡糸速度13007W/分、 120077L/分
、 1300m/分で、220de /72fil 、
伸度330%、360%。
330%の未延伸糸(B)を得た。これら(A)。
(B)を引揃え、第2図に示す方法で延伸同時摩擦仮撚
加工を行い、更に第1図に示す流体処理ノズルを用いて
交絡処理を行った。
この際、延伸倍率を1.70倍、実測仮撚数を2550
T/71’l、ヒーター(6)の温度を160℃、第2
デリベリ−ローラ(8)の速度を320TrL/分とし
て延伸同時仮撚加工を行なった。また、仮撚具としては
接糸面がセラミックであるフリクションディスクを備え
た3軸条段式の外接摩擦仮撚具を用い、T2/TI は
44g157g=  0.77となるように調整した。
また、使用した流体処理ノズルの仕様及び圧空圧は下記
に示す通りのものである。
流体噴射孔と糸導孔とのなす角度;50゜流体噴射孔の
径(D+ ) :  1.4s糸導孔の径(D2 ) 
  :  2.2gD2 /DI        ; 
 1.57圧空圧        ;  5.ONj/
ctiGこの様にして得られた複合嵩高加工糸の物性を
第1表に示す。
次いで、かかる複合嵩高加工糸を緯糸に用いて製織した
ところ第1表に示す如(、良好なストレッチ性と、優れ
たバルキー性と風合とを呈し且つ良好な外観を有する織
物が得られた。
一方、比較例として、下記のような実験を行なった。
比較例−1〜−7 実施例に代えて、芯糸として極限粘度[η]=0.64
のポリエチレンテレフタレートを用いたちのく比較例−
1,−2)、流体交絡ノズルを延伸同時仮撚加工前に設
けたもの(比較例−3)、流体ノズルとして流体噴射孔
と糸導孔とのなす角度が90°で衝突体99がなく、D
2がストレート状のものを用いたちのく比較例−1,−
4)、交18度が50ケ/m未満のものく比較例−5)
、糸足差が13%未満のもの(比較例−6)、糸足差が
25%を越えるものく比較例−7)について実施し、そ
の結果を第1表に示す。
尚、ここで、嵩高性は、次のようにして測定した値であ
る。
枠周90 asのリールで嵩高加工糸サンプル180 
cmをかぜ状に巻取り、6gの荷重下で180℃にて5
分間乾熱処理した後、該嵩高加工糸をほぐして、糸条間
の収縮による絡みを取り除き、次いで第3図に示す測定
装置の溝13にサンプルを挿入し、6りの平板ウェイト
14をのせ、目盛15を読み取り、サンプルの体積V(
caOを測定する。尚、測定装置の満13の長さは10
α9幅は1 cts *底部のRは0.5G 、平板ウ
ェイト14の長さ12cta、幅は0 、9 cmであ
る。次いで、サンプルの両端を溝1の側面にあよせて切
り落し、切り落した後のサンプル重量W<9)を測定し
て、V/W (d/g)をもって嵩高性とする。
これら、実施例及び比較例の加工糸の伸縮性を、次のよ
うな平織物にして評価した。
経糸にポリエステル150de /41Hil 、 1
ヒーターウーリー加工糸を、45羽の2本人とし、緯糸
に検討糸を入れ、65越として平織物を作成し、通常の
リラックス、プレセット(180℃×45秒)。
130℃高圧染色仕上セット(160℃×45秒)工程
を通した。この平織物を経糸方向に5α幅、緯糸方向に
有効長2 OCra取り、1.5Kgの重さを付け、1
分後の長さをJ2+とする。更に、荷重をはずし、1分
後の回復した長さ12を測定し、伸長率9回復率を下記
式より弾出した。
伸長率(%)−((旦1−20> /20) X 10
0回復率(%)= 1 −  ((nz  −20)  /  (42電 
−20)  )  X  100以上の結果により、本
発明の複合糸が、伸長率。
回復率に効果が認められ、又、風合もスパンライクで、
柔軟性、バルキー性を有し、ストレッチ性を合せもつ良
好な外観をもつ織物が、得られることがわかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で用いる流体処理ノズルの縦断面図、
第2図は本発明の一実施例を示す路線図。 第3図は嵩高性の測定具の斜視図である。 1・・・ノズル本体、 2・・・糸導孔。 3.4・・・流体噴射孔、 5・・・支持ブロック。 9・・・衝突体 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 伸度差を有する少くとも2種のポリエステル未延伸糸を
    引き揃えて、延伸倍率1.2以上で延伸同時仮撚加工し
    た後、流体交絡ノズルを用いて交絡処理することにより
    、糸足差が13〜25%の芯鞘構造を有する複合加工糸
    を製造するに際して、伸度の小さい方の未延伸糸として
    、ポリブチレンテレフタレート重合体とポリエチレンテ
    レフタレート重合体のサイドバイサイド型コンジユゲー
    ト糸を用いる共に、流体交絡ノズルとして、糸走行方向
    に推進力を有する流体交絡ノズルを用いて交絡度が50
    ケ/m以上の交絡処理を施すことを特徴とするストレッ
    チ性複合加工糸の製造方法。
JP32885388A 1988-12-28 1988-12-28 ストレッチ性複合加工糸の製造方法 Pending JPH02175935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32885388A JPH02175935A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ストレッチ性複合加工糸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32885388A JPH02175935A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ストレッチ性複合加工糸の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02175935A true JPH02175935A (ja) 1990-07-09

Family

ID=18214821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32885388A Pending JPH02175935A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ストレッチ性複合加工糸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02175935A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07189065A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Toray Textile Kk 不均一複合加工糸及びその製造方法
EP0994205A2 (en) * 1998-10-06 2000-04-19 Fadis S.p.A. Method and associated machine for combining an elastomer thread with an unextendable thread.
US6880212B2 (en) 2003-03-31 2005-04-19 Invista North America S.A R.L. Air-jet method for producing composite elastic yarns
JP2012077406A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Unitika Trading Co Ltd ポリエステル潜在捲縮加工糸及びその製造方法
CN104630948A (zh) * 2013-11-15 2015-05-20 江苏法华纺织机械有限公司 一种涤纶、锦纶加弹机
JP2019085676A (ja) * 2017-11-08 2019-06-06 ユニチカトレーディング株式会社 ポリエステル複合仮撚糸

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4975852A (ja) * 1972-11-29 1974-07-22
JPS5876536A (ja) * 1981-10-28 1983-05-09 帝人株式会社 ストレツチ性スパンライク加工糸
JPS6312731A (ja) * 1986-06-30 1988-01-20 東レ株式会社 ネツプタイプの複合加工糸およびその製造方法
JPS63264934A (ja) * 1987-04-22 1988-11-01 ユニチカ株式会社 スラブヤ−ン

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4975852A (ja) * 1972-11-29 1974-07-22
JPS5876536A (ja) * 1981-10-28 1983-05-09 帝人株式会社 ストレツチ性スパンライク加工糸
JPS6312731A (ja) * 1986-06-30 1988-01-20 東レ株式会社 ネツプタイプの複合加工糸およびその製造方法
JPS63264934A (ja) * 1987-04-22 1988-11-01 ユニチカ株式会社 スラブヤ−ン

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07189065A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Toray Textile Kk 不均一複合加工糸及びその製造方法
EP0994205A2 (en) * 1998-10-06 2000-04-19 Fadis S.p.A. Method and associated machine for combining an elastomer thread with an unextendable thread.
EP0994205A3 (en) * 1998-10-06 2002-06-19 Fadis S.p.A. Method and associated machine for combining an elastomer thread with an unextendable thread.
US6880212B2 (en) 2003-03-31 2005-04-19 Invista North America S.A R.L. Air-jet method for producing composite elastic yarns
JP2012077406A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Unitika Trading Co Ltd ポリエステル潜在捲縮加工糸及びその製造方法
CN104630948A (zh) * 2013-11-15 2015-05-20 江苏法华纺织机械有限公司 一种涤纶、锦纶加弹机
JP2019085676A (ja) * 2017-11-08 2019-06-06 ユニチカトレーディング株式会社 ポリエステル複合仮撚糸

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3186155A (en) Textile product of synthetic organic filaments having randomly varying twist along each filament
JPS6131216B2 (ja)
JPS6119733B2 (ja)
JPH02175935A (ja) ストレッチ性複合加工糸の製造方法
JPS5876536A (ja) ストレツチ性スパンライク加工糸
JPH09273035A (ja) 部分融着仮撚加工糸及びその製造方法
JPS6152254B2 (ja)
JPH0473231A (ja) 複合構造加工糸とその製造方法
JP2960753B2 (ja) 複合交絡糸の製造方法
JPH0711531A (ja) スパン複合嵩高糸
JPH02145826A (ja) カサ高毛羽系の製造方法
JPH0299630A (ja) 絹紡糸調嵩高加工糸の製造方法
JP2951867B2 (ja) 複合嵩高糸
JPS601414B2 (ja) 無撚紡績糸
JP3091387B2 (ja) 嵩高構造糸及びその製造方法
JPH02229234A (ja) 易染性ポリエステル複合嵩高加工糸及びその製造方法
JP3514338B2 (ja) 低捲縮性加工糸の製造方法
JPH02307923A (ja) 複合構造加工糸
JPS6131218B2 (ja)
JPS59216940A (ja) スパンライク捲縮加工糸
JP3480058B2 (ja) 仮撚複合糸
JPH0299626A (ja) 多層構造捲縮糸の製造方法
JPH06240527A (ja) 高伸縮性スパンライク先染糸の製造方法
JP3021616B2 (ja) ポリエステル複合加工糸の製造方法
JPH09157971A (ja) コイル状複合捲縮糸およびその製造方法