JPH02174703A - 徐放性害虫用殺虫・忌避材 - Google Patents

徐放性害虫用殺虫・忌避材

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JPH02174703A
JPH02174703A JP1291166A JP29116689A JPH02174703A JP H02174703 A JPH02174703 A JP H02174703A JP 1291166 A JP1291166 A JP 1291166A JP 29116689 A JP29116689 A JP 29116689A JP H02174703 A JPH02174703 A JP H02174703A
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Shigemasa Aoki
青木 重正
Shinichi Hashimoto
伸一 橋本
Junichi Matsumoto
淳一 松本
Akira Nishimura
昭 西村
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Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電(ff波による薬剤の除放化方法に関する。
従来より樹脂中に薬剤を混入せしめ薬剤を除数化させる
ことは公知であるが、樹脂の成型に高温を要すことのた
め薬剤が分解したり、揮散性の高い薬剤では成型中に散
逸してしまうことがある。
あるいは、樹脂の硬化が必要以−ヒに進みすぎ薬剤が樹
脂中にとしこめられたり逆に薬剤が押し出されるブルー
ミングの現象を生し薬剤のロスや濡れ、および高温のた
めの作業環境悪化、更には使用時の安全性の面からも致
命的な欠点を有していた。
このような現状に鑑み、より緩和な条件下で反応が進み
薬剤のロスが防げ、しかも適度に揮散性がコントロール
され得る除数化システムについて鋭意研究を重ねた結果
完成したものである。すなわち本発明は、電fit波を
樹脂にあてることにより、硬化させ該樹脂に保持された
薬剤あるいは該樹脂によって被覆された薬剤の放出をコ
ントロールすることを特徴とする薬剤の除放化方法であ
る。
上記薬剤には殺虫剤、殺ソ剤、忌避剤、防虫剤、殺菌剤
、香料、消臭剖、医薬品、共力剤より選ばれた少なくと
も一種以上を用いることができる。
本発明は上記のごとき構成よりなり、薬剤を混合した樹
脂あるいは予め薬剤を処理した処理物上に被覆された樹
脂に紫外線若しくは電子線(X線)を照射して硬化させ
ることにより、薬剤の放出をコントロールする方式を採
用しているので、成型時の熱による薬剤の熱分解の心配
がなく、成型時に薬剤が散逸することもなく、いわゆる
プルーミング現象も起らず、作業性もきわめてよい点は
もちろん薬剤のきわめて長い除数効果を具備している点
に特徴を有する。
本発明において使用される樹脂および重合開始剤につい
てその成分を効果別に列記すると、プレポリマー、モノ
マー、光重合開始剤が主たるもので種々目的によりポリ
マーベースを変化し得るものである。ポリマーベースと
しては、不飽和ポリエステル、アルキッドおよびポリエ
ステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン
アクリレート、変性アクリレート重縮合剤(例えばポリ
アミド系、ポリエステル系)、重付加系(例えばポリウ
レタン系)、開自重合系(例えばポリアミド系)、高重
合系(例えばポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリ
アクリロニトリル系、ポリビニルアルコール系、ポリ塩
化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリフッ化エチレ
ン系)などの重合体や各種共重合体(ランダム、グラフ
ト、ブロック)、アクリル酸エステル類(メタ−、エチ
ル、ブチル−1その他誘導体)、酢酸ビニル、スチレン
、N−ビニルピロリドン等が挙げられる。
また光重合開始剤としては、例えばアセトフェノン、ベ
ンゾフェノン、キサントン、4.4−ビス(ジメチルア
ミノ)ベンゾフェノン、ヘンジインエチルエーテル、オ
キシムエーテル、ベンジルケタール、ベンズイミダゾー
ル誘導体、2,6−ジー4−アジドベンザル4−メチル
シクロヘキサン、ジアルコキシアセトフェノン、クロロ
チオキサシン、ハロゲン化アセトフェノン、ベンゾフェ
ノン/アミン等が挙げられ、これらの一種以上を目的に
応じ組み合わせる。その混合比率は任意に変化出来るも
のである。
これ等を混合し、電磁波で硬化出来るようにしたものと
して一例を上げれば、以下のものを上げうる。
○エポキシアクリレート55部、イソブチルアクリレー
ト45部からなる光硬化性樹脂(以下樹脂BAという) O変性アクリレート60部、エチルアクリレート34部
、ベンズイミダゾール誘導体6部からなる光硬化性樹脂
(以下樹脂BB部という) O不飽和ポリエステル65部、酢酸ビニル25部、ベン
ゾインエーテル5部、オキシムエーテル5部からなる光
硬化性樹脂(以下樹脂BCという)Oポリオールアクリ
レート55部、ウレタンアクリレート35部、ジアルコ
キシアセトフェノン10部からなる光硬化性樹脂(以下
樹脂BDという)O無水イタコン酸78部、平均分子2
600のポリエチレングリコール300部から成る光硬
化性不飽和ポリエステル(#価30、分子fit370
0)樹脂(以下樹脂AAという) Oアクリル酸ロープチル619部、アクリル酸136部
およびスチレン103部からなる共重合体にメタクリル
酸グリシジル142部を反応させた樹脂酸価45、不飽
和度10、平均分子ff130000の光硬化性樹脂(
以下樹脂ABという) Oイソホロンジイソシアネート3モルと分子1700の
ポリエチレングリコール1400g 、 2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート21モルからなる硬化性樹脂(
以下樹脂ACという) ○キシリレンジイソシアネート1モルと分子量約150
0のポリエチレングリコール750g、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレ−目、1モルからなる光硬化性樹脂(
平均分子12160) 85部(以下樹脂ADという) ONKエステル23G(分子ff11000のポリエチ
レングリコールのジメタアクリレート、新中村化学工業
製)(以下樹脂AEという) Oエピコート1001樹脂(シェルケミカル社製、商品
名)1モルにアジピン酸1.5モルを反応させ、次いで
無水コハク酸4.5モルでエステル化後、グリシジルメ
タクリレート2.75モルを反応させて生成した酸価7
5の光硬化製樹脂(平均分子■約4100)  (以下
樹脂AFという)Oアクリル酸エチルエステル300部
、メタアクリル酸100部、スチレン80部、ホスマー
M(メタクリレート系リン酸モノエステル、油脂製品株
式会社製品、商品名)20部、メタクリル酸グリシジル
50部よりなる数平均分子里約25000の光硬化性樹
脂(以下樹脂AGという) O分子11000のポリエチレンイミン100部、グリ
シジル(メタ)アクリレート15部をジメチルホルムア
ミド100部中で反応させ得られた光硬化性樹脂(以下
樹脂AHという) Oポリオールアクリレート100部、ジメチルスルホキ
シド30部、無水マレイン酸40部からなる光硬化性樹
脂(以下樹脂AIという) ○ウレタンアクリレート100部、ジメチルホルムアミ
ド40部、無水マレイン酸40部からなる光硬化性樹脂
(以下樹脂AJという) ○エポキシアクリレート40部、スピロアセクール変性
アセタール60部からなる光硬化性樹脂(以下樹脂AK
という) Oウレタン変性エポキシアクリレート50部、スピロア
セタール変性アクリレート50部からなる光硬化性樹脂
(以下樹脂ALという) Oスピロアセタール変性アクリレートloom、β−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート10部からなる光硬化性
樹脂(以下樹脂AMという)O不飽和ポリエステル10
0部、スピロアセタール変性アクリレート50部からな
る光硬化性樹脂(以下樹脂ANという) O不飽和アクリルポリマー100部、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート30部からなる光硬化性樹脂
(以下樹脂AOという) ○不飽和アクリルポリマー100部、3−ブテン−1,
2,3−)リカルボン酸トリアリルエステル20部、ト
リメチロールプロパトリメタクリレート15部(以下樹
脂APという) Oキナクリ1フ20部、桐油55部、ロジンダイマーエ
ステル20部、2.6−ジー4−アジドベンザル4−メ
チルシクロヘキサン5部を三本ロールで練肉した紫外線
硬化型着色剤組成物(以下CAという) Oフタロンアニンブルー20部、オイヂシカ油55部、
ロジンダイマーエステル20部、2,6−ジー4−アジ
ドベンザル4−メチルシクロへキサノン5部を三本ロー
ルで練肉した紫外線硬化型着色剤組成物(以下CBとい
う)。
○ヘンチアンイエロー20部、重合脱水ヒマシ油55部
、ロジンダイマーエステル20部、2.6  ’;−4
アジドヘンザル4−メチルシクロへキサノン5部を三本
ロールで練肉した紫外線硬化型着色剤組成物(以下CD
という)。
Oカーボンブラック20部、重合桐油60部、ロジンダ
イマーエステル15部、2.6−ジー4−アジドベンザ
ルシクロへキサノン5部を三本ロールで練肉した紫外線
硬化型着色組成物(以下CEという) Oシアニングリーン20部、桐油変性アルキド60部、
ロジンダイマーエステル15部、2,6−ジ−4アジド
ヘンザル4−メチルシクロヘキサン5部を三本ロールで
練肉した紫外線硬化型着色剤組成物(以下CFという)
Q桐油脂肪酸メチルエステル50部、ペンタエリスリト
ールトリアクリレイト48.9部、パラトルエンスルホ
ン酸0.1部、銅粉1部、トリエン50部よりなる紫外
線硬化型インキ組成物(以下CGという)。
O酸化チタン76部、2.2ビス(4アクリロキシプロ
キシフエニル)プロパン加熱重合物20部、ベンゾイン
エチルエーテル4部よりなる紫外線硬化型インキ組成物
(以下CHという)。
○多官能性エチレン性不飽和単量体新中村化学工業(株
)製NHエステル−BPE−4)88部、ベンゾインイ
ソブチルエーテル10部、親水性硅素樹脂(トーレシリ
コーンS H877192部よりなる紫外線硬化型刷り
ニス(以下CIという)。
Oフクロシアニンブルー20部、ジペンタエリスリトー
ルへキサアクリレート混合物、ベンゾフェノン7部より
なる紫外線硬化型インキ組成物(以下CJという)。
Oフタロシアニンブルー20部、ジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレートプレポリマ−(70:30)73
部、ヘンシフエノン7部よりなる紫外線硬化型インキ組
成物(以下CKという)。
Oウオンチンレッド20部、ジペンタエリスリトールへ
キサアクリレート単量体73部、ヘンシフエノン7部よ
りなる紫外線硬化型インキ組成物(以下CLという)。
○ジオキサシフ20部、ジペンタエリスリトールへキサ
アクリレイト2重体・ジアクリルフクレートプレボリマ
−(60:40) 73部ベンゾフェノン7部よりなる
紫外線硬化型インキ組成物(以下CMという)。
Oカーミノ6BH&I顔料11.5部、アクリル化プレ
ポリマー46゜1部、トリメチロールプロパン・トリ・
アクリレート27.7部、白色ワセリン6.4部、デシ
ルクロライド7.7部、ニトロソヘンゼン0゜6部より
なる光硬化型インキ組成物(以下CNという)。
Oベンジンイエロー顔料11.4部、プレポリマー70
部、マイクロ・クリスタリンワックス10部、ベンゾイ
ン・メチル・エーテル1.1 ジフェニル2ピクリルヒ
ドラジル0.8部よりなる光硬化型インキ組成物(以下
COという)。
Oフタロシアニンブルー17部、フェスへ60部、ベン
ゾインエチルエーテル15部、P−ベンゾキノン0.1
部、トリメチロールプロパントリアクリレート4.9部
、白色ワセリン3.0部よりなる光硬化型インキ組成物
(以下CPという)。
○ルチル型二酸化チタン30部、プレポリマーA35部
、ネオペンチルグリコールジアクリレート65部、ヘン
シフ上2フ10部、トリエタノールアミン3部よりなる
紫外線硬化型インキ組成物(以下CQという)。
Oビヒクル45部、トリメチロールプロパントリアクリ
レート31部、カーミツ6816部、ベンゾフェノン7
部、4.4’ −ビスジエチルアミノベンゾフェノン1
部よりなる紫外線硬化型インキ組成物)以下CRという
)。
Oカーミツ6818部、ビヒクル65部、トリメチロー
ルプロパンアクリレート16部、ベンゾ21フフ10部
よりなる紫外線硬化型インキ組成物(以下C3という) Oフタロシアニンブルー8部、サーモライトN(精工化
学製)15部、ワックス3部、ベンシール1部、ヘンシ
フエノン1部、トリオール40部、N−ヘキサン32部
よりなる紫外線硬化型インキ組成物(以下CTという)
このような感光性樹脂は反応が温和なため薬剤の分解も
無く、しかも薬剤との混合比率や塗布厚を変えることに
より適度に薬剤を放出させる調節的な働きをも有してな
り、薬剤除数化には最適な状態を具備している。この目
的に使用し得る薬剤はあらゆるものが可能であるが一例
を挙げれば殺虫剤、忌避剤、防虫剤、殺菌剤、香料、消
臭剤、医薬品、共力剤等であるが、薬剤と感光性樹脂を
混合することにより除数化させる場合、薬剤の最大添加
率は液状のもので60%、固型状では95%が可能、好
ましくは液状で40%、固型状で60%で必要な除放性
が得られるものである。
本発明において、樹脂にあてる電fd波の種類としては
波長が10−’cm (1nm) 〜10−目Cl11
の範囲で選択され、具体的には紫外線、電子線(X線)
を例示しうる。照射時間は通常1〜IO分の範囲である
。不活性ガス中で照射をおこなうことは照射時間の短縮
のために有効である。
上記波長は紫外線の場合好ましくは1Bor+n+〜4
00nI11が良い。X線の場合は10−6〜10−1
0cmが適している。
本発明において使用薬剤としては、この種用途に用いら
れている薬剤を利用しうる。代表的には殺虫剤では、ピ
レトリン、アレスリン、バイオアレスリン、フタルスリ
ン、レスメスリン、ペルメトリン、フェンバレレート、
フエノトリン、フラメトリン、1−エチニル−2−メチ
ル−2−ペンテニル2,2,3.3−テトラメチルシク
口プロパンカルボキシレート(以下MAという)、1−
エチニル−2−メチル−2−ペンテニル2,2−ジメチ
ル3− (2’、 2’−ジクロルビニル)−シクロプ
ロパンカルボキシレート(以下MBという)、1−エチ
ニル−2−メチル−2−ペンテニル2.2−ジメチル−
3−(2’−メチル−1′−プロペニル)シクロプロパ
ン−1−カルボキシレート(以下MCという、α−シア
ノ−3−フェノキシヘンシル2.2,3.3−テトラメ
チルシクロプロパンカルボキシレート(以下MDという
)、DDVP、ダイアジノン、マラソン、ジブロム等の
有機リン系殺虫剤、プロポキサール、セビン等のカーバ
メート系殺虫剤等が、殺ソ剤ではフルファリン、ナラマ
イシン等か、忌避剤では、N、N−ジエチル−メタトル
アミド(以下DEETという)、ブチルアセトアニリド
、エチルヘキサンジオール、H−メチル−3,4−ジブ
ロムマレイミド、H−へキシル−3,4−ジクロルマレ
イミド、ブチルヒドロキシアニソール、L−ブチル−m
−クレゾール等が、防虫剤ではナフタリン、樟脳、バラ
ジクロルヘンゼン等が殺菌剤ではPCMX、BCA、ソ
ルビン酸、チオファネート、トリアジン、イルガサンD
P300 、安息香酸、クロルヘキシジル、パラベン、
ヒノキチオール、TBZ、ダニニール等が、香料、消臭
剤では、シトラール、シトロネラール、ラウリル酸−メ
タクリレート等がある。
医薬品では、例えば 局所麻酔薬 コカイン類、アミノ安息香酸エステル類、安息香酸エス
テル類、キシリジン類、トルイジンを頁、キノリン類、
アルコール類。
抗ヒスタミン薬 ジフェンヒドラミン類、マレイン酸クロルフェニラミン
類、プロメタシン、塩酸トリプロリジン、塩酸ジフェニ
ルビラリン、マレイン酸ジメチンデン、メブヒドロリン
、塩酸メトシラジン、止血薬 塩酸エビレナミン、テトラハイドロプリン、血管収縮剤
、硝酸ナファゾリン 抗生物質 ペニシリン系、セファロスポリン系、テトラサイクリン
系、クロラムフェニコール系、マクロライド系、ポリペ
プチド系、グリセオフルビン。
ビタミン類 ビタミンA、B、、Bt、BIz、C,E、に副腎皮質
ホルモン コルチゾン類、ヒドロコルチゾン類、プレドニゾンおよ
びプレドニゾロン類、トリアムシノロン類、デキサメサ
ジン類、ヘタメサゾン類。
外用消炎、止痒薬 グアヤアズレン、ポリオキシエチレンドデシルアルコー
ル テシノトデシヂン 共力剤として S−421、サイネピリン222、サネ
ピリン500、ピペロニルブトキサイド、ピペロナール
ジメチルアセクール これ等の薬剤は目的に応じ一種以上で任意に組み合わせ
て試用することが出来る。
その他添加し得るものとして、一般に用いられている顔
料、滑剤、可塑剤、増量剤、等が挙げられる。
本発明の使用形態としては種々のものが適用出来るが、
薬剤の混合による使用例として、シート状担体や、他形
態の担体に含浸または片面や両面に全面あるいは局部的
に塗布後、通常の方法により、resinを硬化させた
ものが例示出来る。また予め薬剤を粉体に吸若、あるい
はマイクロカプセル化あるいは包接物とした後樹脂に混
合することも出来る。シート担体としては、別段の制限
は無いが、例えば紙、布、ポリエチレン、ナイロン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエステル、ウレタン等のシートおよびその発泡体、
これ等樹脂と無機質の繊維、粉体との混合または混紡、
合成樹脂と動・植物繊維との混紡や不織布および金属箔
等のシート状担体が挙げられる。また、他形態の担体と
しては、これも別段の制限は無いが種々形態をしたプラ
スチック、陶・磁器、金属、家具tn等の木製担体が挙
げられ、これに薬剤混入感光性樹脂を塗布し、硬化させ
ることも出来る。
また、予め薬剤処理した上に怒光性樹脂を二一ティング
し硬化させる使用例として、前記シート状担体あるいは
、種々形態をした担体に予め薬剤を含浸あるいは表面塗
布あるいは埋設した上に、コーティングし、硬化させる
ことも出来る。
このような方法で処理された薬剤は、感光性樹脂への混
合比あるいは処理厚を変化させることにより所望の除放
性が得られ、薬剤の使用目的、使用期間に応した製品と
して実用に供し得るものとなる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 下記第1表に示した樹脂に、薬剤を10%となるは電子
線(150KeV)で硬化して用いた。
試験例1゜ 上記処理シートと薬剤のみを同量となるよう処理したシ
ートを用い薬剤の残存量を、経時的に分析することによ
り除数効果を比較した。
実施例2゜ 下記第2表に示した樹脂を、予めNα2が紙に2.5g
/m2となるよう含浸した薬剤上に22.54H/l*
”処理後80W/cm空冷高圧水銀ランプ下で硬化して
用いた。
試験例2゜ 上記処理シート、試験例1中の薬剤のみを処理したシー
トで薬剤の残存量を経時的に分析することにより除数効
果を比較した。
実施例3゜ フタロシアニンブルー0.2部、ポリオールアクリレー
ト系/ウレタンアクリル系= 55/35部およびベン
ゾフェノン20部UVresin系にMCを12%とな
るよう添加、混合し60g/’m”の上質紙に30μ厚
に塗布後、120 W/cm空冷高圧水銀ランプ下で硬
化させた。このシートを15 X 20cmに切断し、
防虫剤として用いた。
試験例3゜ 実施例3に示したシート状防虫剤の効力試験を行なった
。即ち、衣類を入れた5ON容の引出を用い、シート状
防虫剤3枚を衣類の中断に設置後、経時的に衣類の間に
コイガ30日令幼虫20頭と2部2cmモスリン布(約
50mg)を入れた60メッシュナイロンゴウス袋を設
置し、蓋をした後、25°C下暗所に放置する。幼虫設
置2週間後に幼虫の致死数をカウントし致死率を求めた
。また比較として実施例3に用いた薬剤のみを上質紙に
同量となるよう処理したシートを用いた。  (Bla
nkとしては薬剤の入っていない引出を用い衣類の間に
幼虫を設置。各2連で試験した。) 以上の如く、除数化防虫シートは除放性をコントロール
したことにより効率良く薬剤が放出され、同一薬量に於
ても、長期間持続性を有する理想的な効力発現を示した
実施例4゜ DEETを上質紙70g/+Ilzに3g/m”となる
よう処理した後、下記resin等を15μ厚に塗布、
高圧水銀ランプ(120W/cm)または電子線(15
0keV)照射下で硬化させ防虫シートとして用いる。
リレー1 (デュポン社製) X線 試験例4゜ 実施例4に示した防虫シートの効力試験を経時的に行な
い効力の持続性を比較し、徐放効果を確認した。
即ち、防虫シート(15X 15cm)の中央部に予め
重量を測定した角砂糖1ケを載せ、コンテナー(40X
 30 X 25cm)の底部に放置する。(Blan
kとして角砂糖を載せた無処理上質紙も同様に防虫シー
トの横に設置) このコンテナーにチャバネゴキブリ成虫100頭を放ち
、25゛C暗所下48時間放置する。その後各々の角砂
糖の残存量を測定し、減少量を算出し、下記式により忌
避率を求めた。
(忌避率80%以上で実用上有効と判定される。)己 避 率 (%) ベタ印刷した後120W/cm2灯空冷高圧水1Nラン
プ下、または電子線150keVで硬化させ防虫シート
として用いた。
試験例5゜ 上記処理シートと薬剤のみを同量となるよう処理したシ
ートを用い薬剤の残存〒を、経時的に分析することによ
り徐放効果を比較した。
No、 9 実施例4の方法に於てDEETを 3g/m”処理したものでUVresin等を処理しな
い防虫ノートでcontrolとして用いた。
実施例5゜ 下記第3表に示した樹脂組成物に下記薬剤を12シルク
スクリ一ン方式にて約35μとなるよう片面第 表 実施N6゜ 0.1%ブロムクレゾールパープル、1.3%モノエタ
ノールアミン含有エタノールン容液を、アルミ(7μl
”J)を裏貼りしり上質紙(55g/m”) ニ801
111/…in滴下、溶剤留去後、上質紙面にBD樹脂
を8μ厚となるようグラビア印刷機でコーティングし、
120 W/cm空冷高圧水銀ランプ下で硬化させ、色
7A変化シートとして用いた。
試験例6゜ 上記シートとブロムクレゾールパープルおよびモノエタ
ノールアミンを同量となるよう処理したシートを用い薬
剤の残存量を経時滴に分析することにより除数効果を比
較した。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電磁波を樹脂にあてることにより硬化させ、該樹
    脂に保持された薬剤あるいは該樹脂によって被覆された
    薬剤の放出をコントロールすることを特徴とする薬剤の
    除放化方法。
  2. (2)上記樹脂が、感光性樹脂である特許請求の範囲第
    1項記載の薬剤の除放化方法。
  3. (3)上記感光性樹脂が、ポリエステル系、アクリル系
    、ナイロン系、スチレン系、ポリビニルアルコール系、
    エポキシ系、ポリウレタン系、酢酸ビニル等より選ばれ
    た少なくとも1種以上である特許請求の範囲第1項記載
    の薬剤の除放化方法。
  4. (4)上記電磁波が紫外線若しくは電子線である特許請
    求の範囲第1項記載の薬剤の除放化方法。
  5. (5)上記薬剤が、殺虫剤、殺ソ剤、忌避剤、防虫剤、
    殺菌剤、香料、消臭剤、医薬品、共力剤より選ばれた少
    なくとも一種以上である特許請求の範囲第1〜2項記載
    の薬剤の除放化方法。
JP1291166A 1989-11-10 1989-11-10 徐放性害虫用殺虫・忌避材 Granted JPH02174703A (ja)

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