JPH02173041A - 成形加工性良好なポリイミドの製造方法 - Google Patents

成形加工性良好なポリイミドの製造方法

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JPH02173041A
JPH02173041A JP32632788A JP32632788A JPH02173041A JP H02173041 A JPH02173041 A JP H02173041A JP 32632788 A JP32632788 A JP 32632788A JP 32632788 A JP32632788 A JP 32632788A JP H02173041 A JPH02173041 A JP H02173041A
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Hideaki Oikawa
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Teruhiro Yamaguchi
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は溶融成形用ポリイミド樹脂に関する。
更に詳しくは、成形加工性に優れたポリイミド製造方法
に関する。
[従来の技術] 従来からテトラカルボン酸二無水物とジアミンの反応に
よって得られるポリイミドはその高耐熱性に加え、力学
的強度1寸法安定性が優れ、難燃性、電気絶縁性などを
併せ持つために、電気電子機器、宇宙航空用機器、輸送
機器などの分野て使用されており、今後共耐熱性が要求
される分野に広く用いられることが期待されている。
従来優れた特性を示すポリイミドが種々開発されている
しかしながら耐熱性に優れていても、明瞭なガラス転移
温度を有しないために、成形材料として用いる場合に焼
結成形などの手法を用いて加工しなければならないとか
、また加工性は優れているが、ガラス転移温度が低く、
しかもハロゲン化炭化水素に可溶で、耐熱性、耐溶剤性
の面からは満足がゆかないとか、性能に一長一短があっ
た。
一方、本発明者はさきに機械的性質、熱的性質、電気的
性質、耐溶剤性などに優れ、かつ耐熱性を有するポリイ
ミドとして下記式(EV)(式中、Rは炭素数2以上の
脂肪族基、環式脂肪族基、単環式芳香族基、縮合多環式
芳香族基、芳香族基が直接又は架橋員により相互に連結
された非縮合多環式芳香族基から成る群より選ばれた4
価の基を表す、) て表わされる繰り返し単位を有するポリイミドを見出し
た(特開昭62−50372) 、上記のポリイミドは
、多くの良好な物性を有する新規な耐熱性樹脂である。
上記ポリイミドは高温時、流動する為、各種の溶融成形
が可能であるが、成形加工上では、より低温で流動性が
良く、さらには成形加工時、安定した流動性を示すポリ
イミドの開発が要望されている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、ポリイミドが木来有する優れた特性に
加え、長時間高温に保っても成形加工性の優れたポリイ
ミドを製造する方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記問題点を解決するために鋭意研究を行
って、本発明を完成した。すなわち1本発明は。
ジアミンとテトラカルボン酸二無水物とを反応させ、得
られたポリアミド酸を熱的または化学的にイミド化する
ポリイミドの製造方法に於いて、(イ)ジアミンが下記
式(1) で表わされるジアミンてあり、 (ロ)テトラカルボン酸二無水物が下記式(n )(I
I) (式中、Rは炭素数2以上の脂肪族基、環式脂肪族基、
単環式芳香族基、縮合多環式芳香族基、芳香族基が直接
または架橋員により相互に連結された非縮合多環式芳香
族基から成る群より選ばれた4価の基を表す、) で表わされるテトラカルボン酸二無水物であり。
(ハ)さらに反応が下記式(m) Z−NH*    (m) (式中、Zは炭素数1以上の脂肪族基または炭素数3以
上の環式脂肪族基である。) で表される脂肪族および/又は脂環式モノアミン(以下
モノアミンと略称する。)の存在のもとに行われ、かつ (ニ)ジアミンの量はテトラカルボン酸二無水物1モル
当り、0.9乃至1.0モルの割合であり、かつモノア
ミンの量はテトラカルボン酸二無水物1モル当り0.0
01乃至1.0モルの割合であることを特徴とする式(
rV) (式中、Rは式(II)において定義したとおりである
。) で表わされる繰り返し単位を基本骨格として有する成形
加工性の良好なポリイミド製造方法である。
本発明の方法で用いられる式(I)で表わされるジアミ
ンとしては、1.4−ビス[4−(3−アミノフェノキ
シ)ベンゾイル]ベンゼンおよび/または1,3−ビス
[4−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン
である。
なお、本発明の方法のポリイミドの良好な物性を損なわ
ない範囲て、上記ジアミンの1部を他のジアミンで代替
して用いることは何ら差し支えない。
一部代替して用いることのできるジアミンとしては、例
えばm−フェニレンジアミン、O−フェニレンジアミン
、p−フェニレンジアミン、m−アミノベンジルアミン
、p−アミノベンジルアミン、ビス(3−アミノフェニ
ル)エーテル、(3−アミノフェニル)(4−アミノフ
ェニル)エーテル、ビス(4−アミノフェニル)エーテ
ル、ビス(3−アミノフェニル)スルフィト、(3−ア
ミノフェニル)(4−アミノフェニル)スルフィト、ビ
ス(4−アミノフェニル)スルフィド、ビス(3−アミ
ノフェニル)スルホキシド、(3−アミノフェニル)(
4−アミノフェニル)スルホキシド、ビス(4−アミノ
フェニル)スルホキシド、ビス(3−アミノフェニル)
スルホン、(3−アミノフェニル)(4−アミノフェニ
ル)スルホン、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、
3゜3°−ジアミノベンゾフェノン、3.4°−ジアミ
ノベンゾフェノン、4,4°−ジアミノベンゾフェノン
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニルコメタン
、1.1−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]エタン、l、2−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]エタン、2.2−ビス[4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル]プロパン、2.2−ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニルコブタン、2.2
−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル] −
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、1
.3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1.3
−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1.4−ビ
ス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(
4−アミノフェノキシ)ベンゼン、 4.4’−ビス(
4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)フェニルコケトン、ビス[4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホキシド、
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホ
ン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]エ
ーテル、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル
Jエーテル、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェ
ニルコメタン、1.1−ビス[4−(3−アミノフェノ
キシ)フェニル]エタン、2.2−ビス[4−(3−ア
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2− [4−(
3−アミノフェノキシ)フェニル]−2−(4−(3−
アミノフェノキシ)−3−メチルフェニル]プロパン、
2.2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)−3−メ
チルフェニル]プロパン、2− [4−(3−アミノフ
ェノキシ)フェニル]−2−(4−(3−アミノフェノ
キシ)−3,5−ジメチルフェニル]プロパン、2.2
−ビス(4−(3−アミノフェノキシ)−3,5−ジメ
チルフェニル]プロパン、2.2−ビス[4−(3−ア
ミノフェノキシ)フェニルコブタン、2.2−ビス[4
−(3−アミノフェノキシ)フェニル] −1,1,1
,3,:1,3−へキサフルオロプロパン。
4.4゛−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、
4,4°−ビス(3−アミノフェノキシ)−3−メチル
ビフェニル、4,4°−ビス(3−アミノフェノキシ)
i、:l’−ジメチルビフェニル、 4.4”−ビス(
3−アミノフェノキシ)−3,S−ジメチルビフェニル
、4,4°−ビス(3−アミノフェノキシ)−3,3°
、5,5°−テトラメチルビフェニル、4.4’−ビス
(3−アミノフェノキシ)−3,:lo−ジクロロビフ
ェニル、4,4°−ビス(3−アミノフェノキシ)−:
l、5°−ジクロロビフェニル、4.4°−ビス(3−
アミノフェノキシ) −3,3’、5.S’ −テトラ
クロロビフェニル、4,4°−ビス(3−アミノフェノ
キシ)−3,:l’−ジブロモビフェニル、 4.4’
−ビス(3−アミノフェノキシ)−3,5−ジブロモビ
フェニル、4,4°−ビス(3−アミノフェノキシ)−
3,コ°、s、s’−テトラブロモビフェニル、どス[
4−(3−アミノフェノキシ)フェニルコケトン、ビス
(4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルフィト
、ビス(4−(3−アミノフェノキシ)−3−メトキシ
フェニル]スルフィド。
[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル][4−(3
−アミノフェノキシ)−3,5−ジメトキシフェニル]
スルフィド、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)−3
,5−ジメトキシフェニル]スルフィド、ビス[4−(
3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホンなどが挙げ
られ、これらは単独あるいは2種以上混合して用いられ
る。
また、本発明の方法で用いられる式(II)で表わされ
るテトラカルボン酸二無水物としては、例えば、エチレ
ンテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸
二無水物、ジクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、
ピロメリット酸二無水物、1.1−ビス(2,コージカ
ルポキシフェニル)エタンニ無水物、ビス(2,3−ジ
カルボキシフェニル)メタンニ無水物、ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)メタンニ無水物、2.2−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパンニ無水物。
2.2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパ
ンニ無水物、2,2−ビス(コ、4−ジカルボキシフェ
ニル) −1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプ
ロパンニ無水物、2.2−ビス(2,コージカルボキシ
フェニル) −1,1,1,3,1,3−へキサフルオ
ロプロパンニ無水物、3,3°、4,4°−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物、2,2°、3,3°−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3.3°、
4,4°−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、 2
.2’ 、3.3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル
ニ無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エー
テルニ無水物、ビス(コ、4−ジカルボキシフェニル)
スルホン二無水物、4.4°−(p−フェニレンジオキ
シ)シフタル酸二無水物、4.4°−(m−フェニレン
ジオキシ)シフタル酸二無水物、2,3,6゜7−ナフ
タレンテトラカルボン酸二無水物、 1,4゜5.8−
ナフタレンテトラカルボン酸二無水物。
1.2,5.6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物
、1,2.:1.4−ベンゼンテトラカルボン醜二無木
物、3,4.9.10−ペリレンテトラカルボン酸二無
水物、2.コ、5,7−アントラセンテトラカルボン酸
二無水物、1,2,7.8−フェナントレンテトラカル
ボン酸二無水物などであり、これらテトラカルボン酸二
無水物は単独あるいは2種以上混合して用いられる。
また式(m)て表されるモノアミンとしては、例えば、
メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イ
ソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミ
ン、 5ec−ブチルアミン。
tart−ブチルアミン、n−アミルアミン、イソアミ
ルアミン、 tert−アミルアミン、ヘキシルアミン
、ヘプチルアミン、オクチルアミン、2−エチルヘキシ
ルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ビニルアミン
、アリルアミン、シクロプロピルアミン、シクロブチル
アミン、シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン
、シクロへブチルアミン、シクロオクチルアミン、シク
ロヘキサンメチルアミンなどであり、これら脂肪族アミ
ンおよび脂環式モノアミンは単独あるいは2種以上混合
して用いられる。
未発+411ては式(11)て表されるテトラカルボン
酸二無水物1.0モル比に式(I)で表されるジアミン
0.9〜1.0モル比を使用し、これにモノアミン00
口旧〜1.0モル比、好ましくは0.O2N2.5モル
比の存在下でえられるポリアミド酸を熱的または化学的
にイミド化してえもれるが、ここで使用するモノアミン
に本発明の特徴があり、モノアミンはポリイミドの生成
時、直接あるいは間接的に反応に寄与し、ポリイミドの
構成成分の一部あるいはポリイミドの生成反応の触媒的
作用をはたし、加工性の良いボリイミ1くをえるための
主要役割をするものである。即ち、モノアミンか0.0
01モル比以下では加工性の良いポリイミドをえること
はできず、また逆に1.0モル比以−ヒ使用すると良好
な機械的特性を有するポリイミドがえられない。
モノアミンの0.001〜1.0モル比の存在下で良好
な加工性を有するポリイミドを製造できるが、この場合
ポリイミドの原料であるテトラカルボン酸二無水物とジ
アミンとの使用tす・剖はテトラカルボン酸二無水物1
.0モル比に対し、ジアミン0.9〜1.0比を使用す
る場合に効果かあり、この範囲以外では本発明の高温で
熱安定性のよいポリイミドをえることはできない。
前記ジアミン、テトラカルボン酸二無水物及びモノアミ
ンを使用してポリイミドを製造するかこの場合ポリイミ
ドの公知の製造方法はすべて利用できる。即ち、 (イ)ジアミンとテトラカルボン酸二急水物を反応させ
た後に、モノアミンを添加して反応を続ける方法。
(ロ)テトラカルボン酸二無水物にモノアミンを添加し
反応させた後、ジアミンを加えてさらに反応を続ける方
法、 (ハ)ジアミン、テトラカルボン酸二無水物、モノアミ
ンを同時に添加、反応させる方法など。
いずれの添加5反応をとっても差し支えない。
反応温度は0℃乃至250°Cで行われるが1通常は6
0℃以下の温度で行われる。
反応圧力は特に限定されず、常圧で十分実施できる。
反応温度は、使用するジアミン、テトラカルボン酸二無
水物、モノアミン、溶剤の種類および反応温度により異
なるが、通常4〜24時間で十分である。
このような反応により、下記式(V)の繰り返しri位
を基本骨格として有するポリアミド酸が生成される。
(式中、Rは前記に同じ) このポリアミド酸を100〜400℃に加熱脱水するか
、または通常用いられるイミド化剤1例えばトリエチル
アミンと無水酢酸などを用いて化学イミド化することに
より下記式(IV)の繰り返し単位を基本骨格として有
する対応するポリイミドが得られる。
(式中、Rは前記に同じ、) 一般的には低い温度でポリアミド酸を生成させた後に、
さらにこれを熱的または化学的にイミド化することが行
われる。しかし60℃乃至250℃の温度で、このポリ
アミド酸の生成と熱イミド化反応を同時に行ってポリイ
ミドを得ることもできる。すなわち、ジアミン、テトラ
カルボン酸二無水物、モノアミンを有機溶媒中に懸濁又
は溶解させた後加熱下に反応を行い、ポリアミド酸の生
成と脱水イミド化とを同時に行わせて上記式(TV)の
繰り返し単位を基本骨格として有するポリイミドを得る
こともできる。
また、有機溶媒を使用しないでジアミン、テトラカルボ
ン酸二無水物、モノアミン、王者を幹秦本書≠混合後、
化学イミド化剤の存在または非存在下て処理してポリイ
ミドにする方法等も使用できる。
本発明のポリイミドを溶融成形に供する場合、本発明の
目的を損なわない範囲で他の熱可塑性樹脂、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ボリ
アリレート、ポリアミド。
ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケ
トン、ポリフェニレンスルフィト、ポリアミドイミド、
ポリエーテルイミド、変性ポリフェニレンオキシドなど
を目的に応じて、適当量を配合することも可能である。
またさらに通常の樹脂組成物に使用する次のような充填
剤などを1発明の目的を損なわない程度て用いてもよい
、すなわちタラファイト、カーボランダム、ケイ石粉、
二硫化モリブデン、フッ素樹脂などの耐摩耗性向上剤、
ガラス繊維、カーボン繊維、ボロン繊維、炭化ケイ素繊
維、カーボンウィスカー、アスベスト、金m繊維、セラ
ミック繊維などの補強材、三酸化アンチモン、炭酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウムなどの難燃性向上剤、クレー
、マイカなどの電気的特性向上剤、アスベスト、シリカ
、グラファイトなどの耐トラツキング向上剤、硫酸バリ
ウム、シリカ、メタケイ酸カルシウムなどの耐酸性向上
剤、鉄粉、亜鉛粉、アルミニウム粉、銅粉などの熱電導
度向上剤、その他ガラスピーズ、ガラス球、タルク、ケ
イ藻土、アルミナ、シラスバルン、水和アルミナ、金属
酸化物、着色料などである。
[実施例] 以下、本発明を実施例および比較例により具体的に説明
する。
実施例1 かきまぜ機、還流冷却器および窒素導入管を備えた反応
器に無水ピロメリット酸218 g (1,0モル)及
びN、N−ジメチルアセトアミド3940gを装入し、
1.3−ビス(4−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイ
ル]ベンゼン477.5 g(0,955モル)を室温
で窒素雰囲気下に、溶液温度の上昇に注意しながら分割
して加え、室温で約20時間かきまぜた。
このポリアミド酸溶液に、室温で窒素雰囲気下にn  
/%、キシルアミン13.7g (0,135モル)を
加え、さらに1時間かきまぜた0次いで、この溶液に2
02g(2モル)のトリエチルアミンおよび306g(
3モル)の無水酢酸を滴下し、室温で10時間かきまぜ
て、淡黄色スラリーを得た。このスラリーをろ別し、さ
らにメタノール分散洗浄し、ろ別、180℃で2時間乾
燥して、633gのポリイミド粉を得た。このポリイミ
ド粉のガラス転移温度は235℃であった。又、このポ
リイミド粉の対数粘度は0.53 dl 7gであった
。ここに対数粘度はパラクロロフェノール:フェノール
(重量比90:10)の混合溶媒を用い、濃度0.5 
g / 100m1溶媒で、35℃で測定した値である
本実施例で得られたポリイミド粉末を用い、高化式フロ
ーテスター(島津製作所、 CFT−500、オリフィ
ス直径0.1 c量、長さIC謙)で、溶融粘度と圧力
(剪断速度)との関係を測定した。第1図は330°C
の温度に5分間保った後、剪断速度を種々変えて測定し
た溶融粘度と剪断速度との関係である。
比較例1 n−ヘキシルアミンを使用しない以外は、実施例1と同
様にして、627gの淡黄色ポリイミド粉を得た。得ら
れたポリイミド粉の対数粘度は0.53dl/ gであ
った。
このポリイミド粉を用い、実施例1と同様にフローテス
ターにて溶融粘度の測定を行い、第1図に示す結果を得
た。
実施例2 実施例1と同様の装置に3.]’ 、4..4’ −ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物294g(1,0モ
ル)と、シクロヘキシルアミン12.4g (0,12
5モル)及びN、11−ジメチルアセトアミド4:+a
ogft装入し、これに1.4−ビス[4−(3−アミ
ノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン475 g (0
,95モル)を室温で窒素雰囲気下、溶液温度の上昇に
注意しながら加え、室温で約20時間かきまぜた。
次にこの溶液に、202g (2モル)のトリエチルア
ミンおよび306g (3モル)の無水酢酸を滴下した
。20時間かきまぜて淡黄色スラリーを得た。このスラ
リーをろ過し、メタノールで洗浄、180℃で8時間減
圧乾燥して、697gの淡黄色ポリイミド粉を得た。こ
のポリイミド粉のガラス転移温度は225℃、対数粘度
は0.52旧/gであった。
本実施例で得られたポリイミドの成形安定性をフローテ
スターのシリンダー内滞留時間を変えて、測定した。温
度は330℃、圧力は100kgZC■2で行った。第
2図に結果を示す、シリンダー内での滞留時間が長くな
っても、溶融粘度は殆ど変化せず、熱安定性の良好なこ
とがわかる。
比較例2 実施例2と全く同様に、但しシクロヘキシルアミンを使
用せず淡黄色ポリイミド粉末を得た。
ポリイミド粉のガラス転移温度は225℃、対数粘度は
0.52 dl / gであった。実施例2と同様にフ
ローテスターシリンダー内での滞留時間を変え、溶融粘
度を測定したところ、第2図に示したように滞留時間が
長くなるにしたがって溶融粘度が増加し、実施例2で得
られたポリイミドに比べて熱安定性の劣るものであった
実施例3 実施例1と同様の′?を置に、1.コービス[4−(3
−アミノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン450 g
 (0,90モル)と、ビス(4−アミノフェニル)エ
ーテル10.1g (0,05モル)、3.3” 。
4、.4’ −へンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物322g(1,0モル)、n−オクチルアミン16.
2g (0,125モル)および4550 gのm−ク
レゾールを装入し、窒素雰囲気下に、かきまぜながら加
熱昇温した。150°Cまで加熱し、4時間かきまぜを
続けた後、冷却し、反応物をメタノールに排出し、ろ過
してポリイミド粉を得た。
このポリイミド粉をメタノールおよびアセトンて洗浄し
た後180°Cで8時間減圧乾燥して、707gのポリ
イミド粉を得た。
このポリイミド粉の対数粘度は0.51 dl /g、
ガラス転移温度は220℃であった。実施例1と同様に
して温度310℃でフローテスターにより、溶融粘度の
測定を行った。
第3図に結果を示す。
比較例3 n−オクチルアミンを使用しない以外は、実施例3と同
様にして、対数粘度は0.51旧/g、ガラス転移温度
は220°Cのポリイミドを得た。
実施例1と同様の測定を310″Cで行った。結果を第
3図に示す。
[発明の効果] 未発11方法によれば、ポリイミドが本来もっている優
れた特性に加え、長時間高温に保っても成形加工性の優
れたポリイミドを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1および比較例1で得られたポリイミド
のせん断速度と溶融粘度との関係を示すグラフ、第2図
は実施例2及び比較例2で得られたポリイミドの熱安定
性を示すための、滞留時間と溶融粘度の関係を示すグラ
フ、第3図は実施例3および比較例3で得られたポリイ
ミドのせん断速度と溶融粘度との関係を示すグラフであ
る。 特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジアミンとテトラカルボン酸二無水物とを反応させ
    、得られたポリアミド酸を熱的または化学的にイミド化
    するポリイミドの製造方法に於いて、 (イ)ジアミンが下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で表わされるジアミンであり、 (ロ)テトラカルボン酸二無水物が下記式(II)▲数式
    、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは炭素数2以上の脂肪族基、環式脂肪族基、
    単環式芳香族基、縮合多環式芳香族基、芳香族基が直接
    または架橋員により相互に連結された非縮合多環式芳香
    族基から成る群より選ばれた4価の基を表す。) で表わされるテトラカルボン酸二無水物であり、(ハ)
    さらに反応が下記式(III) Z−NH_2(III) (式中、Zは炭素数1−10の脂肪族基又は炭素数3−
    10の環式脂肪族基である。) で表される脂肪族および/又は脂環式モノアミンの存在
    のもとに行われ、かつ (ニ)ジアミンの量はテトラカルボン酸二無水物1モル
    当り、0.9−1.0モルの割合であり、かつモノアミ
    ンの量はテトラカルボン酸二無水物1モル当り0.00
    1−1.0モルの割合であることを特徴とする下記式(
    IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Rは式(II)において定義したとおりである。 ) で表わされる繰り返し単位を基本骨格として有する成形
    加工性の良好なポリイミド製造方法。
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JPS6250372A (ja) * 1985-08-29 1987-03-05 Mitsui Toatsu Chem Inc 耐熱性接着剤

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