JPH0216998Y2 - - Google Patents

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JPH0216998Y2
JPH0216998Y2 JP17550485U JP17550485U JPH0216998Y2 JP H0216998 Y2 JPH0216998 Y2 JP H0216998Y2 JP 17550485 U JP17550485 U JP 17550485U JP 17550485 U JP17550485 U JP 17550485U JP H0216998 Y2 JPH0216998 Y2 JP H0216998Y2
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hanger
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は鋼板コイルの焼鈍において、インナカ
バーの吊持装置の改良に関する。
従来の技術 鋼板コイルの焼鈍は第3図示の如く、ベース1
の上に鋼板コイルAがスペーサBを介して複数段
積層され、これらコイルA、スペーサBをインナ
カバー3で覆い、更にその上方から加熱カバーを
兼ねるアウタカバー2を被せて加熱する。しかし
て、この種の焼鈍における従来の技術は、ベース
作業(ベース1上に鋼板コイルAインナカバ3お
よびアウタカバ2をセツトまたはリセツトするこ
と)に際して、吊具としてコイルAおよびスペー
サBに対してはリフテイングマグネツト(図示せ
ず)が用いられる。一方インナカバ3の吊持には
第3図仮想線示の如くリフテイングハンガ4とハ
ンガフツク5からなる専用の吊具が用いられ、そ
のハンガフツク5をインナカバ3に突設されたハ
ンガピボツト3aに係合し、前記リフテイングハ
ンガ4に天井クレーンのフツク6を引掛けて吊り
あげるようにしていた。
考案が解決しようとする問題点 併し、この従来技術によると、ベース作業にお
いて、インナカバー3のセツトは、今まで鋼板コ
イルAおよびスペーサBをセツトするのに用いた
リフテイングマグネツトをクレーンフツク6から
取り外して、前記リフテイングハンガ組4,5を
クレーンフツク6に掛け替えなければならない。
また、鋼板コイルAおよびスペーサBのリセツト
時には、今までインナカバー撤去のため用いたリ
フテイングハンガ組4,5をクレーンフツク6か
ら取外して、代りに、リフテイングマグネツトを
取付けなければならない。このように1回の焼鈍
あたり4度にもわたるリフテイングマグネツトお
よびリフテイングハンガ組の掛け替えは給電コネ
クタ(第1図に23aで示す)の着脱をもともな
い、時間のかかる作業であり、しかも、重量物の
昇降による災害も起り易かつた。
本考案は上記問題点を除き、時間の節約と省力
化が計れ、しかも安全面での向上が期待できるイ
ンナカバーの吊持装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本考案の構成は次の通
りとする。即ち、ハンガ部とリフタ部と、これら
両部を機械的に係合する補助係止部とを有し、前
記ハンガ部はハンガ本体の上下に夫々、磁性体、
支持部材が固定され、額支持部材には一対のハン
ガフツクが間隔調節自在に垂下され、前記リフタ
部はリフタ本体の下面に、励磁、消磁自在なマグ
ネツトが固着されたことである。
作 用 インナカバーの吊持方式として本考案の装置を
使用した場合、鋼板コイルおよびスペーサにも共
用できるので従来の作業のようなインナカバー専
用吊具を取付けおよび取外す手間がなくなる。
実施例 以下本考案を図面に示す一実施例にもとづいて
説明する。
第1図および第2図において、本考案のインナ
カバー吊持装置は、インナカバー3のハンガピボ
ツト3aに引掛けて該インナカバーを吊りあげる
ためのハンガ部10と、該ハンガ部を吸着するマ
グネツトを備えたリフタ部20と、これらハンガ
部10とリフタ部20とを機械的に係合する補助
係止部30とを有する。しかして、ハンガ部10
は、平面視矩形の平板状体からなるハンガ本体1
1の上面に鉄製の平板状磁性体12が、また下面
に軸受13と支持部材15とが固定されている。
軸受13は前記ハンガ本体11の左右両端部に垂
設され、幅決めスクリユ14の両端部分を支持す
る。該幅決めスクリユには左右相反する向きの雄
ねじが該設され、ハンドル16によつて回転自在
とされる。また、幅決めスクリユ14には、前記
左右軸受13,13間に介在する支持部材15に
支持されて左右に摺動するフツクサポータ17が
螺合されている。フツクサポータ17には夫々、
ハンガフツク5,5が間隔調節自在に吊持され
る。ハンガフツク間隔はインナカバーの直径の変
動に合わせて幅決めハンドル16をまわして調節
される。ハンガフツク5はインナカバー3がベー
ス1より撤去されているとき該カバーのハンガピ
ボツト3aに係合されている。
次に、リフタ部20は、電磁箱を兼ねる矩形状
のリフタ本体21の下面に、前記磁性体12と同
一大きさのマグネツト22が対向設置される。該
マグネツトはリフタ本体21内の電磁指令部(図
示せず)への通電によつて前記磁性体12を吸着
する。
リフタ本体21の上面には上部ブロツク23が
固定され、該ブロツクには吊チエン24が繋留さ
れている。
また、補助係止部30は、前記マグネツト22
および磁性体12の幅方向(第2図左右方向)両
側に1組宛設けられ、リフタ本体21より垂設さ
れたクレビスブラケツト32とハンガ本体11か
ら立設された柱片31とが互いに係合可能とさ
れ、両者を挿通する水平ピン33によつて結着さ
れる。
以上において使用態様を説明する。
ベース作業において、ベース1上に鋼板コイル
AおよびスペーサBをセツトするには、クレーン
フツク6に吊持されたリフタ部20を用い、その
マグネツト22でこれら鋼板コイルAおよびスペ
ーサBを1個宛吸着させて吊上げ、運搬して、吊
りおろしたのち吸着を断つ。次に、インナカバー
3を運ぶには、予め該カバーに組付け状態とされ
ているハンガ部10を前記リフタ部20にて吸着
し、前記両側のクレビスブラケツト32と柱片3
1とにピン33を挿通して結着させたのちベース
1上に運ぶ。この補助係止部30は吊持運搬中の
停電などによる不測の事態発生の際、ハンガ部1
0およびインナカバー3の落下を防ぐ。
インナカバー3のベース1上へのセツトが終る
とインナカバー3のハンガピボツト3aからハン
ガフツク5を外し、ハンガ部10がリフタ部20
に吸着されたまま、次のインナカバー撤去のとき
まで待機する。
次に、アウタカバー2は前記リフタ部20がク
レーンフツク6から取外されるのに代えて該フツ
クに掛けられ、運搬され、ベース1上に吊下げら
れる。
焼鈍が終つた鋼板コイルAのリセツト時には前
記と逆の順序および段取によつて行なわれる。
実測によると、従来方法において、前記給電コ
ネクタ23aの着脱を含む1回当り吊持交換所要
時間は2分であり、勤務時間(8時間)当りの焼
鈍実行回数は10回であつた。これにより作業員の
負荷軽減時間は2分×4度×10回=80分となる。
即ち、本考案の装置によると1人1日の勤務時間
あたり17%弱の負担軽減が期待できる。
考案の効果 本考案の吊持装置は以上の如く、ハンガ本体の
上下に、夫々、磁性体、支持部材が固定され、該
支持部材に一対のハンガフツクが間隔調節自在に
垂下されたハンガ部と、リフタ本体の下面に励
磁、消磁自在なマグネツトが固着されたリフタ部
とを組合わせたことにより、インナカバーが磁力
によつて吊持されることとなる。鋼板コイルおよ
びスペーサを吊りあげるときはハンガ部を取り外
すだけですむ。従つて、従来のようにインナカバ
ーを吊持するための吊具をいちいち取替える手間
が省け、しかも該取替作業がなくなつたことによ
り安全面でも大きな向上が得られることとなつ
た。
また、インナカバーの吊持に際し、前記ハンガ
部とリフタ部とを機械的に結合する補助係止部を
設けたので、インナカバー吊持中停電などにより
マグネツト電源が切れても両者の結合が離れてイ
ンナカバーが落下するなどの事故が発生すること
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図の−断面図、第3図は一部の従来
技術を含む焼鈍の縦断正面図である。 A……鋼板コイル、B……スペーサ、1……ベ
ース、2……アウタカバー、3……インナカバ
ー、5……ハンガフツク、10……ハンガ部、1
1……ハンガ本体、12……磁性体、15……支
持部材、20……リフタ部、21……リフタ本
体、22……マグネツト、23a……給電コネク
ター、30……補助係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼板コイルAの焼鈍作業において、インナカバ
    ー3を直接引掛け吊りあげるためのハンガ部10
    と、該ハンガ部を吸着するマグネツト22を備え
    たリフタ部20と、これらハンガ部10とリフタ
    部20とを機械的に係合する補助係止部30とを
    有し、前記ハンガ部10は、ハンガ本体11の上
    下に夫々、磁性体12、支持部材15が固定さ
    れ、該支持部材には一対のハンガフツク5,5が
    間隔調節自在に垂下され、前記リフタ部20は、
    リフタ本体21の下面に、励磁、消磁自在なマグ
    ネツト22が固着されていることを特徴とするイ
    ンナカバーの吊時装置。
JP17550485U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0216998Y2 (ja)

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