JPH0530069U - 吊 具 - Google Patents

吊 具

Info

Publication number
JPH0530069U
JPH0530069U JP8702791U JP8702791U JPH0530069U JP H0530069 U JPH0530069 U JP H0530069U JP 8702791 U JP8702791 U JP 8702791U JP 8702791 U JP8702791 U JP 8702791U JP H0530069 U JPH0530069 U JP H0530069U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting member
work
core
support rod
lifting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8702791U
Other languages
English (en)
Inventor
公明 羽生
Original Assignee
自動車鋳物株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 自動車鋳物株式会社 filed Critical 自動車鋳物株式会社
Priority to JP8702791U priority Critical patent/JPH0530069U/ja
Publication of JPH0530069U publication Critical patent/JPH0530069U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型でアンバランスなワークを好ましい姿勢
でかつ安定した状態で吊上げ移動できる吊具を提供す
る。 【構成】 本考案はワークを吊上げる伸縮自在な吊具本
体と、該吊具本体で吊上げたワークの不均衡な姿勢を補
正する支持棒と、該支持棒と前記吊具本体とを間に置い
て連結し、かつその間の距離を変更自在とした連結部材
とを設け、該連結部材の端部にこれら吊具とともにワー
クを吊上げる手段との係合部を設けたことを特徴とする
吊具である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、部材運搬用の吊具、特に鋳造工場等で大型の中子等を移動する際に 用いる吊具に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋳造技術の進歩や材質の改善にともなって、大型の鋳物が鋳造されるようにな り、必然的に中子も大型化している。従って鋳型に中子を組込む場合などに、こ の大型化した中子の現場での移動や組込み作業には困難がともなう。たとえば大 型の車輌用アクスルケースなどを鋳造する場合には、中子の造型時の取扱いや鋳 型へのセットを容易にするため、中央で2分割し、図1の符号Wで示すような形 状としている。これでも長さが80〜100cm、重量が30〜50kg程度の ものとなっている。この形状の中子は、図からも明らかなように重量が極端に偏 りがあるため、扱いにくく、作業に際しては一部吊具を用いながら、大部分を人 力に頼っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような大型の中子は重量物であるとともに、重心が偏っているため、ホ イストなどで吊り上げてバランスをとりながら鋳型に組込むことがむずかしく、 無理をすれば中子や鋳型を破損したり崩したりしてしまう。そのため多人数によ る人力に頼らざるをえなかった。その結果、作業者に腰痛などをうったえる者も 現われているのが実情である。 このような状態を改善するため中子の一部を壊し、その芯金にワイヤを固定し て吊上げる方法が工夫されたが、所定位置にセット後に、このワイヤを取り外し 、そのあとで中子の修復が必要であり、非常に手間がかかるとともに、砂落ち欠 陥が発生する危険があるなどの欠点があり、依然として問題点があった。 本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、前記問題点を解消した吊具を提 供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に添い本考案はワークを吊上げる伸縮自在な吊具本体と、該吊具本体 で吊上げたワークの不均衡な姿勢を補正する支持棒と、該支持棒と前記吊具本体 とを間を置いて連結し、かつその間の距離を変更自在とした連結部材とを設け、 該連結部材の端部にこれら吊具とともにワークを吊上げる手段との係合部を設け た吊具とすることによって、前記課題を解消した。
【0005】 以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。 図1及び図2において、1は吊具本体、4は支持棒、5は両部材を連結する板 状の連結部材である。 吊具本体1において、11は箱状の支持部材、12は支持部材11に設けた方 形状の貫通孔で、該貫通孔12に前記連結部材5を挿通し、ボルト13をこれら に挿通することによって連結部材5を支持部材11に固定している。
【0006】 14,15,16,17は互に連結してリンク機構を構成するバーで、各連結 部は軸部18,19,20,21で回動自在としてある。そして前記支持部材1 1の下部に方形状の貫通孔22を設け、この貫通孔22にバー14,15の上端 を斜下方から挿入し、ボルト、ナット等で構成される軸部18によって支持部材 11に保持してある。 一方、バー16,17は、それぞれ下端に、多数の取付孔を配列した調整板2 5,26を折り返すような状態で連設してあり、これら調整板25,26には保 持板28,29を挿入し、これが自由に移動できるように保持している。
【0007】 保持板28は調整板25を挿通する孔を備えた固定部28aと、固定部28a の下部に連設した当接板28bからなり、ボルト28cによって保持板28を調 整板25の適当な位置に固定できるようになっている。 保持板29も同じ要領で固定部29a、当接板29bからなり、ボルト29c によって調整板26に固定できるようにしてある。また、当接板28bと29b とは互に相対する向きに配置するとともに、下端の間隔が狭くなるように傾斜し てある。なお調整板25,26は、各保持板28,29が抜け落ちないように、 その先端を折り曲げてある。 35は支持部材11の上部に設けた取手である。
【0008】 支持棒4は、上部に一定間隔で配列した多数の取付孔41を設けるとともに、 下端に押え板42を備えており、該押え板42は軸部43によって回動できるよ うに構成してある。
【0009】 連結部材5は所定間隔で配列した多数の取付孔51を備え、前記のように吊具 本体1の支持部材11の貫通孔12に挿通してボルト13によって固定できるよ うにするとともに、端部寄りに前記支持棒4を重ね、これをボルト44によって 固定してある。 なお、連結部材5の先端(図1の左端)には、こ吊具全体を吊上げるホイスト などのフック60を係止する孔を設けてある。この孔は連結部材5上に設けた前 記取付孔51を利用してもよく、あるいは別途に設けてもよい。
【0010】 この吊具は次の要領で使用する。図に示すような車輌用アクスルケースの半割 り中子を運搬する場合について説明する。 まず、中子Wの長さに合せた連結部材5の一端に、支持棒4をボルト44で、 また他端の中央寄りに吊具本体1をボルト13によって夫々固定する。この場合 、吊具本体1で中子Wの大端部付近(図1で示す位置)を掴んで吊上げた時に、 連結部材5がほぼ水平になるように、支持棒4の高さを取付孔41の位置を変え ることによって調節固定する。 次に図示を省略した運搬機、たとえばホイストからのフック60を連結板5の 左端の取付孔51にひっかけて吊上げると、中子Wはその側面に当接した吊具本 体1の当接板28b,29bのところを中心として図1の右方にある細端部がは ね上がるように作用するが、これは支持棒4の押え板42で押えられ、平衡状態 となる。また、吊具本体1の相対する当接板28b,29bはリンク機構の下部 にあって斜め内側に傾斜しているため、中子Wの重さによって各当接板を中子W の中心に両側から押し付けて中子Wを保持しようとする力が作用し、重量の大小 によってこの保持する力も変化する。即ち重いものは強く、軽いものは弱く安定 した状態で保持することになる。
【0011】 以後は、作業者が、吊具とともに吊上げた中子Wを運搬し、所定の鋳型などに セットすればよい。このアンバランスな中子Wは、吊具によって水平状態に維持 され、連結部材5の右端や取手を軽く操作することによって姿勢を容易に変える ことができる。 なお、中子Wに対する前記当接板は、中子の形状・重量がバランス,アンバラ ンスに拘らず、原則として当接板の位置から左側が下り、右側が上る状態となる ような位置に当接することが好ましい。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る吊具によれば、大型で重量があり、アンバランスな ワークでも、好ましい姿勢で、かつ安定した状態で吊上げ、所定の位置に移動し 、セットができる。したがって、たとえば鋳造作業において大型でアンバランス な中子などの取扱いに便利であり、人力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吊具の構造と、その使用態様を示
す説明図である。
【図2】図1のA−A断面の説明図である。
【符号の説明】
1 吊具本体 4 支持棒 5 連結部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを吊上げる伸縮自在な吊具本体
    と、該吊具本体で吊上げたワークの不均衡な姿勢を補正
    する支持棒と、該支持棒と前記吊具本体とを間を置いて
    連結し、かつその間の距離を変更自在とした連結部材と
    を設け、該連結部材の端部にこれら吊具とともにワーク
    を吊上げる手段との係合部を設けたことを特徴とする吊
    具。
JP8702791U 1991-09-27 1991-09-27 吊 具 Pending JPH0530069U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8702791U JPH0530069U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 吊 具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8702791U JPH0530069U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 吊 具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0530069U true JPH0530069U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13903477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8702791U Pending JPH0530069U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 吊 具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0530069U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101432534B1 (ko) * 2012-04-24 2014-08-25 국방과학연구소 무게중심 인양형 인양장치
JP2018043817A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 いすゞ自動車株式会社 吊り具
CN114906725A (zh) * 2022-03-29 2022-08-16 中信重工机械股份有限公司 一种超重型大变径轴类零件翻转竖直吊装工装及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101432534B1 (ko) * 2012-04-24 2014-08-25 국방과학연구소 무게중심 인양형 인양장치
JP2018043817A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 いすゞ自動車株式会社 吊り具
CN114906725A (zh) * 2022-03-29 2022-08-16 中信重工机械股份有限公司 一种超重型大变径轴类零件翻转竖直吊装工装及方法
CN114906725B (zh) * 2022-03-29 2024-03-08 中信重工机械股份有限公司 一种超重型大变径轴类零件翻转竖直吊装工装及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0530069U (ja) 吊 具
JPH08133661A (ja) コンクリートブロック吊り上げ具
US3788694A (en) Article handling system
JP6960890B2 (ja) 上架治具およびこれを用いた巻上機の上架方法
JPH0615979Y2 (ja) 産業用ロボットの据え付け用補助装置
JPH092774A (ja) 重量物吊り装置
JP3058509U (ja) 板材吊り具
JPS5914479Y2 (ja) フオ−クリフト用吊天秤
NL1034182C2 (nl) Hijshulpstuk met beugel en draagpen.
JP3873102B2 (ja) 転炉の内張り工法及びこれに使用する吊下げ式煉瓦積み装置
CN220334727U (zh) 一种简易运输装置
CN217178218U (zh) 一种可升降的3d云台支架
JP3041428B2 (ja) 外壁材などの吊り上げ搬送装置
CN211971582U (zh) 一种用于二次转运长杆件的小车
CN210012550U (zh) 一种应用于叉车灰袋的吊装装置
JPH0718239U (ja) クレ−ン検査用ウエイト
JPS5935331Y2 (ja) 鋳造用抜き出し治具
JP3008472U (ja) 長尺物用吊り具
JP2599334Y2 (ja) 梁部材吊り具
JPH0540056Y2 (ja)
JPS6022050Y2 (ja) 物品吊下装置
JPH08198579A (ja) ブロックの施工用吊具およびそれを用いる施工方法
JP3018393U (ja) 金型回転用治具
JPS6142901Y2 (ja)
JP2524116Y2 (ja) 鉄筋籠の懸吊装置