JPS5935331Y2 - 鋳造用抜き出し治具 - Google Patents
鋳造用抜き出し治具Info
- Publication number
- JPS5935331Y2 JPS5935331Y2 JP2127280U JP2127280U JPS5935331Y2 JP S5935331 Y2 JPS5935331 Y2 JP S5935331Y2 JP 2127280 U JP2127280 U JP 2127280U JP 2127280 U JP2127280 U JP 2127280U JP S5935331 Y2 JPS5935331 Y2 JP S5935331Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanging
- ingot
- mold
- hook
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は鋳塊を鋳型より抜き出し、必要とする場所會
で運搬することを容易にする鋳造用抜き出し治具に関す
る。
で運搬することを容易にする鋳造用抜き出し治具に関す
る。
鉛、亜鉛等の鋳塊を製造するに際しては、その−例を第
1図に示すごとく約700X400X300rranの
箱型の鋳型1に溶融鉛又は亜鉛を注入したのち冷却して
鋳塊としている。
1図に示すごとく約700X400X300rranの
箱型の鋳型1に溶融鉛又は亜鉛を注入したのち冷却して
鋳塊としている。
溶融金属の注入に際しては、鋳造後鋳型から鋳塊の抜き
出しを容易にすることと運搬の便宜のため第2図に示す
ような吊環2をその脚部を溶融金属内に位置するように
型枠等に保持しておく。
出しを容易にすることと運搬の便宜のため第2図に示す
ような吊環2をその脚部を溶融金属内に位置するように
型枠等に保持しておく。
しかし鋳塊は通常数百キログラム乃至1トン近い重量を
もち吊環が抜は出すと極めて危険である。
もち吊環が抜は出すと極めて危険である。
!た抜は出しに(いようにするときは吊環を鋳塊より除
去するのに相当な労力と時間を必要とする。
去するのに相当な労力と時間を必要とする。
そのため吊環にかわる簡便な鋳造用抜き出し治具の提案
が要望されている。
が要望されている。
この考案はこのような欠点を解消した鋳造用抜き出し治
具を提案することを目的とする。
具を提案することを目的とする。
要するにこの考案は、フック部材と平衡脚と鋳塊吊下げ
腕とフック外し腕とを胴部より放射状に展出させ、胴部
を鋳型縁に跨座させたときフック部材は鋳型内壁面に沿
いかつ溶融金属内に位置し、また鋳塊吊下げ腕の吊下げ
孔はフック部の直上方に位置するごとく形成した吊下げ
具の複数個よりなる鋳造用抜き出し治具であることを特
徴とする。
腕とフック外し腕とを胴部より放射状に展出させ、胴部
を鋳型縁に跨座させたときフック部材は鋳型内壁面に沿
いかつ溶融金属内に位置し、また鋳塊吊下げ腕の吊下げ
孔はフック部の直上方に位置するごとく形成した吊下げ
具の複数個よりなる鋳造用抜き出し治具であることを特
徴とする。
この考案にがかる治具を以下図面により説明する。
第3図は吊下げ具3を鋳型縁4のほぼ中央に刻み込むな
どして形成した中央位置印5上に跨座させ、溶融金属6
Aを注入し終ったときの状態を示す鋳型の横断面図であ
る。
どして形成した中央位置印5上に跨座させ、溶融金属6
Aを注入し終ったときの状態を示す鋳型の横断面図であ
る。
第4図は第3図のA部の拡大詳細図で吊下げ具3の側面
を示すものである。
を示すものである。
吊下げ具3は鋳塊6の吊下げに安全な強度をもつ厚板材
より形成し、鋳型縁4に安定して跨座するような厚みt
をもつものであればよい。
より形成し、鋳型縁4に安定して跨座するような厚みt
をもつものであればよい。
もし更に安定した跨座が必要ならば第5図にその一例を
示すように展出座Iを吊下げ具3′の両側面より展出さ
せてもよい。
示すように展出座Iを吊下げ具3′の両側面より展出さ
せてもよい。
吊下げ具3は胴部8から放射状に展出するフック部材9
と平衡脚10と鋳塊吊下げ腕11とフック外し腕12と
を有する。
と平衡脚10と鋳塊吊下げ腕11とフック外し腕12と
を有する。
胴部8にはフック部材9と平衡脚10とで形成する段状
の個所に跨座部13を設けその幅を鋳型側壁の厚みTに
対応する寸法とし吊下げ具3の安定跨座をはかつている
。
の個所に跨座部13を設けその幅を鋳型側壁の厚みTに
対応する寸法とし吊下げ具3の安定跨座をはかつている
。
フック部材9の端部にはフック部9Aを設げ鋳塊6の鋳
型1からの抜き出しと吊下げを容易なものとしている。
型1からの抜き出しと吊下げを容易なものとしている。
胴部8から展出する鋳塊吊下げ腕11には吊下げ孔14
を設ける。
を設ける。
この吊下げ孔14はフック部9Aの直上方に位置するよ
うに設けられているので鋳塊の吊下げは安全かつ安定し
たものとなる。
うに設けられているので鋳塊の吊下げは安全かつ安定し
たものとなる。
平衡脚10は吊下げ具3が鋳型縁に跨座したとき縁面上
方に吊下げ具の重心が来るようにする平衡重錘に相当す
るものである。
方に吊下げ具の重心が来るようにする平衡重錘に相当す
るものである。
胴部8より展出するフック外し腕12にはフック部を鋳
塊より外す所謂フック外し時に使用する孔15が設けら
れている。
塊より外す所謂フック外し時に使用する孔15が設けら
れている。
第6図から第9図1では鋳塊6を鋳型1から抜き出し、
フック外しする1での工程を順に示すものである。
フック外しする1での工程を順に示すものである。
吊下げ具3は通常2個使用するが必要あれば4個等更に
多い数を使用してもよい。
多い数を使用してもよい。
しかし何れの場合においてもフック外れのないように吊
下げ孔14にかかる吊下げ力S(第4図)はほぼ鉛直と
する必要がある。
下げ孔14にかかる吊下げ力S(第4図)はほぼ鉛直と
する必要がある。
そのため吊下げ孔14の中心はフック部9Aの直上方に
位置するようにする。
位置するようにする。
吊下げ力Sを鉛直とするためには吊下げバー16を使用
することが望ましい。
することが望ましい。
鋳型側壁内面と鋳塊6との間には鋳塊の固化に際しての
降温収縮と離型剤とにより、隙間eができており、かつ
抜は勾配αが側壁に設けられているので、吊下げバー1
6で鋳塊6を吊上げるときは、鋳型1の重量により鋳塊
6は容易に鋳型より抜は出て吊上げ移動させることがで
きる。
降温収縮と離型剤とにより、隙間eができており、かつ
抜は勾配αが側壁に設けられているので、吊下げバー1
6で鋳塊6を吊上げるときは、鋳型1の重量により鋳塊
6は容易に鋳型より抜は出て吊上げ移動させることがで
きる。
ついで鋳塊6を床面上におき、フック外し腕12の孔1
5にワイヤWなどを通し吊上げするとき、鋳塊隅部17
と孔15の中心間の距離をRとすると、そのRとワイヤ
Wの張力との積にあたるモーメントが吊下げ具3に働き
、吊下げ具3は鋳塊隅部17に接しながら回転してフッ
ク部9Aは鋳塊6から抜は出し第8図に示すように外れ
る。
5にワイヤWなどを通し吊上げするとき、鋳塊隅部17
と孔15の中心間の距離をRとすると、そのRとワイヤ
Wの張力との積にあたるモーメントが吊下げ具3に働き
、吊下げ具3は鋳塊隅部17に接しながら回転してフッ
ク部9Aは鋳塊6から抜は出し第8図に示すように外れ
る。
第9図に示すように床上に置かれた鋳塊6を移動するた
めにはフック跡の凹部18に吊下げバー16に吊下げた
吊下げ具3または類似する吊下げ具を再び取付けするこ
とにより容易に吊上げすることができる。
めにはフック跡の凹部18に吊下げバー16に吊下げた
吊下げ具3または類似する吊下げ具を再び取付けするこ
とにより容易に吊上げすることができる。
フック部9Aの外端面は鋳塊隅部17との距離aを半径
する筒状体の外面に相当する面をもたせるときは、吊下
げ具3が鋳塊隅部17を中心としてフック外しの回動を
容易にする。
する筒状体の外面に相当する面をもたせるときは、吊下
げ具3が鋳塊隅部17を中心としてフック外しの回動を
容易にする。
なお吊下げ具3の材料は溶融金属と反応し腐食されるも
のでなく、その融点は溶融金属の融点より高く昇温と冷
却により材料強度の低下することのないものを選定する
。
のでなく、その融点は溶融金属の融点より高く昇温と冷
却により材料強度の低下することのないものを選定する
。
この考案を実施することによりほぼ1トンの重量をもつ
鋳塊を鋳型より容易に抜き出し移送することができ、吊
環除去作業は不用となり、凹部18を利用して簡単な吊
上げ用具で再吊上げも容易となり、作業の安全と能率の
向上に著るしく貢献することができるなど種々の効果を
奏するものである。
鋳塊を鋳型より容易に抜き出し移送することができ、吊
環除去作業は不用となり、凹部18を利用して簡単な吊
上げ用具で再吊上げも容易となり、作業の安全と能率の
向上に著るしく貢献することができるなど種々の効果を
奏するものである。
第1図は鋳型の斜視図、第2図は吊環の正面図、第3図
はこの考案にかかる吊下げ具を鋳型壁に跨座させ溶融金
属を注入した状態の鋳型の横断面図、第4図は第3図の
A部の拡大詳細図、第5図は展出塵7をもつ吊下げ具の
斜視図、第6図は吊下げバーを使用して鋳塊を吊下げし
た状態を示す鋳塊の横断面図、第7図はフック外し腕の
孔15にワイヤを接続した状態を示す鋳塊の横断面図、
第8図は吊下げ具3が鋳塊から外れた状態を示す鋳塊の
横断面図、第9図は吊下げ具が除去された鋳塊の凹部1
8を含む横断面図である。 1・・・・・・鋳型、3・・・・・・吊下げ具、4・・
・・・・鋳型縁、6・・・・・・鋳塊、7・・・・・・
展出塵、8・・・・・・胴部、9・・・・・・フック部
材、9A・・・・・・フック部、10・・・・・・平衡
脚、11・・・・・・鋳塊吊下げ腕、12・・・・・・
フック外し腕、13・・・・・・跨座部、14・・・・
・・吊下げ孔、15・・・・・・孔、16・・・・・・
吊下げバー 17・・・・・・鋳塊隅部。
はこの考案にかかる吊下げ具を鋳型壁に跨座させ溶融金
属を注入した状態の鋳型の横断面図、第4図は第3図の
A部の拡大詳細図、第5図は展出塵7をもつ吊下げ具の
斜視図、第6図は吊下げバーを使用して鋳塊を吊下げし
た状態を示す鋳塊の横断面図、第7図はフック外し腕の
孔15にワイヤを接続した状態を示す鋳塊の横断面図、
第8図は吊下げ具3が鋳塊から外れた状態を示す鋳塊の
横断面図、第9図は吊下げ具が除去された鋳塊の凹部1
8を含む横断面図である。 1・・・・・・鋳型、3・・・・・・吊下げ具、4・・
・・・・鋳型縁、6・・・・・・鋳塊、7・・・・・・
展出塵、8・・・・・・胴部、9・・・・・・フック部
材、9A・・・・・・フック部、10・・・・・・平衡
脚、11・・・・・・鋳塊吊下げ腕、12・・・・・・
フック外し腕、13・・・・・・跨座部、14・・・・
・・吊下げ孔、15・・・・・・孔、16・・・・・・
吊下げバー 17・・・・・・鋳塊隅部。
Claims (1)
- フック部材と平衡脚と鋳塊吊下げ腕とフック外し腕とを
胴部より放射状に展出させ、胴部を鋳型縁に跨座させた
ときフック部材は鋳型内壁面に沿いかつ溶融金属内に位
置し、また鋳塊吊下げ腕の吊下げ孔はフック部の直上方
に位置するごとく形成した吊下げ具の複数個よりなる鋳
造用抜き出し治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2127280U JPS5935331Y2 (ja) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | 鋳造用抜き出し治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2127280U JPS5935331Y2 (ja) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | 鋳造用抜き出し治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56126963U JPS56126963U (ja) | 1981-09-26 |
JPS5935331Y2 true JPS5935331Y2 (ja) | 1984-09-29 |
Family
ID=29617442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2127280U Expired JPS5935331Y2 (ja) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | 鋳造用抜き出し治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935331Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO20211551A1 (no) * | 2021-05-06 | 2022-11-07 | Roseth Aake Johan Ramsdal | Sentrert løfteklo med to løfteflater |
-
1980
- 1980-02-22 JP JP2127280U patent/JPS5935331Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56126963U (ja) | 1981-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5935331Y2 (ja) | 鋳造用抜き出し治具 | |
CN109128035A (zh) | 一种下芯工位上砂箱定位装置 | |
JPH0712539B2 (ja) | 水平分割面を有する無ボックス砂鋳型部分の加重および横方向支持装置 | |
US2030199A (en) | Mold extension for ingot molds | |
CN216764019U (zh) | 铝锭垛专用起吊装置 | |
CN207105197U (zh) | 混凝土浇筑组合模具 | |
US3756554A (en) | Ingot mould head boxes | |
EP0844037A1 (en) | Apparatus and method for clamping cope and drag | |
JP2933252B2 (ja) | 抜上げ吊手付鋳造品の鋳造方法 | |
CN212945384U (zh) | 一种铸造用翻箱装置 | |
US2462260A (en) | Hot top blocking | |
JPS647016Y2 (ja) | ||
JPH0231243Y2 (ja) | ||
CN220094989U (zh) | 定位板和拉盘加工模具 | |
JPH0340451Y2 (ja) | ||
CN215328182U (zh) | 一种冶炼低硅钒铁生产用渣罐 | |
CN217577966U (zh) | 流槽起吊工装 | |
US3570584A (en) | Method for stripping ingot molds | |
CN216502327U (zh) | 一种连铸中间包干式料工作衬胎膜定位器 | |
CN213976626U (zh) | 一种斗齿铸件热处理存放箱 | |
JPH0530069U (ja) | 吊 具 | |
JP3341871B2 (ja) | クロップバケット吊具外れ止め機構及びその方法 | |
US1680872A (en) | Ingot mold | |
CA1074078A (en) | Hot topping | |
Chandley | Counter-gravity low-pressure casting |