JP2524116Y2 - 鉄筋籠の懸吊装置 - Google Patents

鉄筋籠の懸吊装置

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JP2524116Y2
JP2524116Y2 JP3518693U JP3518693U JP2524116Y2 JP 2524116 Y2 JP2524116 Y2 JP 2524116Y2 JP 3518693 U JP3518693 U JP 3518693U JP 3518693 U JP3518693 U JP 3518693U JP 2524116 Y2 JP2524116 Y2 JP 2524116Y2
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JP
Japan
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cage
reinforcing bar
bogie
reinforcing
spring
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JP3518693U
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JPH07989U (ja
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薫 飯塚
康幸 浦辺
智廣 山崎
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は例えばALCパネルや
PCパネル等に埋設される補強用鉄筋籠を水平な状態で
懸吊して搬送するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ALCパネルを製造するには、鉄筋
を金網状に溶接した鉄筋マットや、この鉄筋マットを2
枚平行に合体筋で溶接した鉄筋籠を防錆処理してから型
枠に所定間隔でセットし原料スラリーを注入して発泡さ
せる。そして所定時間経過後に半可塑性状態に固化した
らこの半可塑性体を型枠から取り出して所望寸法に切断
し、オートクレーブに装入して高温高圧で蒸気養生して
製品にしている。このALCパネルは通常幅は600m
mと一定で、厚さや長さは仕様に応じて変更して製造し
ている。従ってこのALCパネルに埋設されている鉄筋
籠の幅は約550mmとなっている。
【0003】そしてこの鉄筋籠を防錆液に浸漬したり、
乾燥したり、型枠にセットするために搬送する場合に
は、通常図4のように水平なブリッジ2に垂直に並列し
て遊嵌された支持ピン3を、型枠4に一度にセットする
数だけの鉄筋籠1の幅方向の横筋1aが垂直になるよう
に合体筋1bに係着して懸吊している。しかし幅が60
0mmを越え、900mm以上あるような大型パネルを
製造する場合には、図3のように型枠11毎に通常1個
の鉄筋籠10を水平にセットする。そしてこの場合パネ
ル表面に支持ピンの抜き取り穴が残らないように、支持
ピンを使用せずにスペーサー12や支持具13を使用し
てセットしている。
【0004】またこのような大形の鉄筋籠を防錆処理す
る場合にも水平に懸吊して搬送する必要があるが、従来
の支持ピンを使用しない場合は台車に懸吊するときに鈎
状のフックで吊っただけでは鉄筋籠を防錆液に浸漬した
ときに外れる恐れがあり、外れないように吊具に固定す
ると着脱に手数がかかる問題がある。更に鉄筋籠が撓ん
だり変形したりせずに水平に保持するには吊具の取り付
け位置や数を適宜選定する必要があるが、パネルの仕様
によって鉄筋籠の寸法や構成が異なり、また開口部が設
けられたりして一定しないので、吊具の取り付け位置や
数に対応できるようにする必要があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は寸法や構成
が異なる大形鉄筋籠を、手数を掛けずに、撓んだり変形
したりせずに水平に懸吊して搬送できる鉄筋籠の懸吊装
置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案の装置は台車
と、この台車の下面に鉄筋籠を懸吊自在の吊具とからな
り、該台車の水平な面は格子状とし、吊具は前記台車の
格子と鉄筋籠の鉄筋に係着する上下一対のU字状のフッ
クを常時縮小方向に付勢されているスプリングで連結し
たものである。
【0007】
【作用】U字状のフックは常時縮小方向に付勢されてい
るスプリングで連結されているので、フックを台車の格
子や鉄筋籠の鉄筋に係着するときに、スプリングを伸長
するだけで容易に係着することができるし、防錆液に浸
漬する際にも浮力に応じて伸縮するので外れることがな
い。また懸吊部の重量配分に応じてスプリングが伸縮す
るので局部的な応力で鉄筋籠が変形することもない。更
に台車の面が格子状になっているので鉄筋籠の形状に応
じて吊具を任意の位置に係着することができる。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面によって説明す
る。図1は本考案の装置で鉄筋籠を懸吊した状態を示す
斜視図であり、台車5は懸吊する鉄筋籠10の外形より
も大きい枠5aに格子5bが水平に取着されている。こ
の格子5bの間隔は鉄筋籠10の鉄筋の間隔よりも狭く
なっており、吊具7を介して鉄筋籠10の所望の鉄筋を
懸吊可能になっている。また枠5aの四隅部に車輪5c
が軸支されており、水平なローラーコンベヤ15の上方
に配設されたレール6に沿って走行自在になっている。
またレール6は図示してない昇降装置によって昇降可能
になっており、上昇したときと降下したときに隣接した
レールに接続して、台車5が移乗できるようになってい
る。吊具7は図2のように上下一対のU字状のフック
8、8aが、常時縮小方向に付勢されているスプリング
9で連結されている。
【0009】次にこの装置で鉄筋籠10を懸吊する動作
について説明する。懸吊される鉄筋籠10がローラーコ
ンベヤ15で搬送されてきたら、上方のレール6を降下
させてその上に待機している台車5を降下させる。そし
て一方のフック8が台車5の格子5bに揺動自在に係着
されている吊具7のスプリング9を伸長して他方のフッ
ク8aを鉄筋籠10に係着するが、この吊具7を係着す
る位置や数は鉄筋籠10の形状に応じて予め決められて
いる。全ての吊具7を係着したら昇降装置でレール6を
上昇させ、図示してない牽引装置で上段のレール移送す
る。そして順次移動しながら次工程の防錆処理を終了し
たら、上段レールの終端でレール6を降下させ、前と逆
な動作で鉄筋籠10を吊具7から取り外して次工程に搬
出し、台車5は別のレール上を逆方向に移動して元の待
機位置に戻る。この動作を繰り返すことにより鉄筋籠1
0を吊具7で懸吊して順次搬送することができる。
【0010】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案の装
置はフックを台車の格子や鉄筋籠の鉄筋に係着するとき
に、スプリングを伸長するだけで容易に係着することが
できるし、防錆処理や搬送中に外れることがない。また
懸吊部の重量配分に応じてスプリングが伸縮するので局
部的な応力で鉄筋籠が変形することもない。更に台車の
面が格子状になっているので鉄筋籠の形状に応じて吊具
を任意の位置に係着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置で鉄筋籠を懸吊した状態を示す斜
視図である。
【図2】本考案の吊具の縦断面図である。
【図3】鉄筋籠を型枠にセットした状態を示す縦断面図
である。
【図4】従来の鉄筋籠のセット状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1,10 鉄筋籠 4,11 型枠 5 台車 7 吊具 8 フック 9 スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車と、この台車の下面に鉄筋籠を懸吊
    自在の吊具とからなり、該台車の水平な面は格子状をな
    し、吊具は前記台車の格子と鉄筋籠の鉄筋に係着する上
    下一対のU字状のフックが、常時縮小方向に付勢されて
    いるスプリングで連結されていることを特徴とする鉄筋
    籠の懸吊装置。
JP3518693U 1993-06-04 1993-06-04 鉄筋籠の懸吊装置 Expired - Lifetime JP2524116Y2 (ja)

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JPH07989U JPH07989U (ja) 1995-01-06
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JP2020200144A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 グローブライド株式会社 係止装置

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JPH07989U (ja) 1995-01-06

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