JPH0216750B2 - - Google Patents

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JPH0216750B2
JPH0216750B2 JP21882482A JP21882482A JPH0216750B2 JP H0216750 B2 JPH0216750 B2 JP H0216750B2 JP 21882482 A JP21882482 A JP 21882482A JP 21882482 A JP21882482 A JP 21882482A JP H0216750 B2 JPH0216750 B2 JP H0216750B2
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JP
Japan
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formula
oxazole
general formula
ether
carboxylic acid
Prior art date
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JP21882482A
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English (en)
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JPS59108771A (ja
Inventor
Eiichi Fujita
Yoshimitsu Nagao
Shozo Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP21882482A priority Critical patent/JPS59108771A/ja
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Publication of JPH0216750B2 publication Critical patent/JPH0216750B2/ja
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式()で示される新規なオキサ
ゾール誘導体に関するものである。 〔式中、R1は臭素原子、ヨウ素原子、アシロキ
シ基、シアノ基、又は一般式
【式】お よび
【式】(式中、R3、R4、R5、 R6及びR7は同一又は相異なつて低級アルキル基
を示す。)で表わされる基を、R2は低級アルキル
基を示す。〕 一般式()中、R1で表わされるアシロキシ
基としては炭素数2〜6の直鎖状あるいは分枝状
のアシロキシ基、例えばアセトキシ、プロピオニ
ルオキシ基ブチリルオキシ基等が挙げられる。
又、R2〜R7で表わされる低級アルキル基として
は炭素数1〜6の直鎖状あるいは分枝状の低級ア
ルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、
tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等を例示す
ることができる。 本発明の一般式()で表わされる化合物は文
献未記載の新規化合物であり、例えば抗菌、抗バ
クテリア作用を有し、医薬として有用な化合物で
ある。 本発明化合物()は例えば次に示す方法によ
り製造することができる。 一般式 〔式中、R2は前記と同一〕で表わされる化合物
と一般式 R8M () 〔式中、R8はヨウ素原子、アシロキシ基、シア
ノ基、又は一般式
【式】および
【式】(式中、R3〜R7は前記と同 一)で表わされる基を、Mはアルカリ金属原子を
意味する。〕で表わされる化合物を反応させる。 一般式()中、アシロキシ基としては一般式
()において定義したものと同一の基を挙げる
ことができ、又Mのアルカリ金属原子としてはリ
チウム、ナトリウム、カリウム等を例示すること
ができる。 一般式()および()の反応は好適には溶
媒中で行われる。溶媒としては反応に関与しない
ものである限り特に限定されないが、一般にテト
ラハイドロフラン、ジオキサン、ジメトキシメタ
ン等のエーテル類、アセトニトリル、ジメチルス
ルホキサイド、ジメチルホルムアミド等の非プロ
トン性極性溶媒が挙げられる。一般式()およ
び()の化合物の使用割合は適宜選択すれば良
く、一般的には化合物()に対し、化合物
()を1モル〜2モル当量使用するのが好まし
い。反応温度も適宜決定されるが、通常は−98℃
〜室温が好ましく、一般に約1〜24時間程度で反
応は十分に完結する。尚、反応は18−クラウン−
6等のクラウンエーテルを触媒量添加することに
より促進される。一般式()で表わされる化合
物も本発明の目的化合物であり、これらの化合物
は 一般式 〔式中、R2は前記と同一〕で表わされる2−メ
チルオキサゾール誘導体にブロム化剤、例えば、
N−ブロモコハク酸イミド(NBS)等を反応さ
せることにより製造される。これらの化合物の製
造に関する詳細については後記実施例において述
べる。 前記の製造方法により製造された本発明化合物
は、抽出、再結晶、蒸留、カラムクロマトグラフ
イー等の操作により単離精製できる。 以下実施例を挙げて本発明を詳しく説明する。 実施例 1 2−メチルオキサゾール−4−カルボン酸−t
−ブチルエステル7.32g、N−ブロモコハク酸イ
ミド10.68g、過酸化ベンゾイル60mgを四塩化炭
素200ml中に入れ、光照射下に4時間還流する。
冷後、不溶物を濾別し、濾液は水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥する。四塩化炭素を留去して得
られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、無色油状の2−ブロモメチル−オ
キサゾール−4−カルボン酸−t−ブチルエステ
ル4.35gを得る。 沸点 115〜118℃/0.1mmHg 1H−NMR(100MHz、CDCl3) δ:1.58(9H、s、−COO−t−Bu) 4.47(2H、s、−CH2−) 8.14(1H、s、オキサゾール環5位プロト
ン) MS(M+)261 C9H12NO3Brとして計算値m/e 261.000 実測値m/e 261.003 実施例 2 ヨウ化カリウム664mgに、2−ブロモメチル−
オキサゾール−4−カルボン酸−t−ブチルエス
テル524mg、18−クラウン−6(10mg)、およびア
セトニトリル2.6mlの混液を窒素気流下、室温に
て滴下し8時間撹拌する。アセトニトリルを留去
後、残渣をエーテル抽出し、0.1規定チオ硫酸ナ
トリウムにて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。エーテルを留去後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフイーにて精製し淡黄色油状の2−
ヨードメチル−オキサゾール−4−カルボン酸−
t−ブチルエステル493mg(収率80%)を得る。 1H−NMR(100MHz、CDCl3) δ:1.58(9H、s、COO−t−Bu) 4.40(2H、s、−CH2−) 8.12(1H、s、オキサゾール環5位プロト
ン) MS(M+−15)294 実施例 3 ヨウ化カリウムを酢酸カリウムに代える以外は
実施例2と同様の操作により無色油状の2−アセ
トキシメチル−オキサゾール−4−カルボン酸−
t−ブチルエステルを収率82%で得た。 1H−NMR(100MHz、CDCl3) δ:1.58(9H、s、COO−t−Bu) 2.14(3H、s、CH3COO−) 5.19(2H、s、−CH2−) 8.15(1H、s、オキサゾール環5位プロト
ン) MS C11H15NO5として計算値m/e 241.095 実測値m/e 241.095 実施例 4 ヨウ化カリウムをシアン化カリウムに代えた以
外は実施例2と同様の操作により油状物を得、こ
の油状物をエーテル−石油エーテルより再結晶
し、融点82〜83℃、微細針状結晶の2−シアノメ
チル−オキサゾール−4−カルボン酸−t−ブチ
ルエステルを収率80%で得た。 1H−NMR(100MHz、CDCl3) δ:1.58(9H、s、COO−t−Bu) 3.99(2H、s、−CH2−) 8.16(1H、s、オキサゾール環5位プロト
ン) MS(M+−15)193 元素分析(C10H12N2O3として) C H N 計測値(%) 57.67 5.81 13.45 実測値(%) 57.60 5.82 13.33 実施例 5 50%水素化ナトリウム22mgを乾燥テトラハイド
ロフラン0.5mlに懸濁させ窒素気流下、室温でマ
ロン酸ジエチル0.07mlを滴下し、15分間撹拌す
る。この反応液に、テトラハイドロフラン0.3ml
に2−ブロモメチル−オキサゾール−4−カルボ
ン酸−t−ブチルエステル100mg、18−クラウン
−6(8mg)を溶解した溶液を滴下し24時間撹拌
する。この反応液にエーテルを加え抽出し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥する。エーテルを留去した
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイーにて
精製し、融点31.5〜32.5℃、無色針状晶の2−
(2,2−ジエトキシカルボニル)エチル−オキ
サゾール−4−カルボン酸−t−ブチルエステル
104mg(収率80%)を得る。 1H−NMR(100MHz、CDCl3) δ:1.27(6H、t、J=7Hz、−OCH2C 3) 1.56(9H、s、−COO−t−Bu) 3.39(2H、d、J=7Hz、−CH2−) 4.03(1H、t、J=7Hz、CH) 4.22(4H、q、J=7Hz、−OC 2CH3) 8.03(1H、s、オキサゾール環5位プロト
ン) MS(M+)341 元素分析(C16H23NO7として) C H N 計算値(%) 56.30 6.79 4.10 実測値(%) 56.30 6.93 4.05 実施例 6 ジエチルメチルチオメチルホスフエイト119mg、
乾燥テトラハイドロフラン1.5mlの溶液に、アル
ゴン気流下、−78℃にて1.4Mのn−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液0.47mlを滴下し、同温で3時間撹
拌する。この溶液を2−ブロモメチル−オキサゾ
ール−4−カルボン酸−t−ブチルエステル188
mg、ジシクロヘキシル−18−クラウン−6(5mg)
およびテトラハイドロフラン1mlの溶液に滴下し
同温で3.5時間撹拌する。反応温度を徐々に室温
に戻して、テトラハイドロフランを留去する。得
られた残渣をエーテル抽出し、炭酸カリウムにて
乾燥する。エーテルを留去し、残渣を薄層クロマ
トグラフイーにて精製し、得られた油状物をエー
テル−石油エーテルにて結晶化し、同溶媒で再結
晶すると、融点84〜85℃、無色針状晶の2−(ジ
エチルフオスホノ)−2−メチルチオエチル−オ
キサゾール−4−カルボン酸−t−ブチルエステ
ル65mg(収率24%)を得る。 1H−NMR(100MHz、CDCl3) δ:1.34(6H、t、J=7Hz、−OCH2CH3) 1.57(9H、s、−COO−t−Bu) 2.28(3H、s、−S−CH3) 3.08〜3.60(3H、m、
【式】) 4.08〜4.37(4H、m、−OC 2CH3) 8.06(1H、s、オキサゾール環5位プロト
ン) MS(M+)379 元素分析(C15H26NO6SPとして) C H N 計算値(%) 47.06 6.97 3.72 実測値(%) 47.49 6.91 3.69

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1は臭素原子、ヨウ素原子、アシロキ
    シ基、シアノ基、又は一般式【式】お よび【式】(式中、R3、R4、R5、 R6及びR7は同一又は相異なつて低級アルキル基
    を示す。)で表わされる基を、R2は低級アルキル
    基を示す。〕 で表わされるオキサゾール誘導体。
JP21882482A 1982-12-13 1982-12-13 オキサゾール誘導体 Granted JPS59108771A (ja)

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JP21882482A JPS59108771A (ja) 1982-12-13 1982-12-13 オキサゾール誘導体

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JP21882482A JPS59108771A (ja) 1982-12-13 1982-12-13 オキサゾール誘導体

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JPS59108771A JPS59108771A (ja) 1984-06-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
HUP0103090A3 (en) * 1998-08-07 2002-12-28 Smithkline Beecham Corp Vitronectin receptor antagonist oxazole derivatives, process for their preparation, pharmaceutical compositions containing them and their use

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JPS59108771A (ja) 1984-06-23

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