JPH02167226A - 抗脂血剤 - Google Patents

抗脂血剤

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JPH02167226A
JPH02167226A JP21674189A JP21674189A JPH02167226A JP H02167226 A JPH02167226 A JP H02167226A JP 21674189 A JP21674189 A JP 21674189A JP 21674189 A JP21674189 A JP 21674189A JP H02167226 A JPH02167226 A JP H02167226A
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methyl
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cholesterol
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Ikuo Iijima
飯島 郁夫
Masakatsu Ozeki
大関 正勝
Kunito Okumura
奥村 邦人
Akio Otani
大谷 章雄
Masanori Inamasu
稲益 正徳
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抗脂血剤に関する。
(従来技術) 高脂血症は、血清コレステロール又は血清トリグリセリ
ド等血中脂質の量が増加した状態であり、動脈硬化症等
種々の成人病の主要原因の1つと考えられている。従来
、高脂血症に対しては、りロフィプレート、プロブコー
ルなどの抗脂血剤がその治療・予防剤として用いられて
いる。
一方、コレステロールは血中において超低比重リボ蛋白
(V L D L)コレステロール、低比重リボ蛋白(
LDL)コレステロール、高比重リボ蛋白(HD L)
コレステロール等の形で存在しており、この内VLDL
及びL D Lは動脈壁へのコレステロールの沈着を促
進し動脈硬化症を引き起こすが、II D Lはコレス
テロールの動脈壁への沈着を妨げ動脈硬化症の治療・予
防効果を奏することが知られている〔アナルズ・オブ・
インターナル・メディシン(八nnals of In
ternal Medicine)、第90巻、第85
〜91頁(1979年)〕。
従って、近年、血清コレステロール及び血清トリグリセ
リド等血中脂質の量を減少させると同時に、II D 
L−コレステロール量は増加させうる抗脂血剤の開発が
望まれている。
(発明の構成及び効果) 本発明は一般式 (但し、R’はフェニル基または置換チアゾリル社、R
2は水素原子または低級アルキル基、0は単結合手また
は低級アルキレン基を表す。)で示されるベンゾオキサ
ジン誘導体またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分
としてなる抗脂血剤に関する。
本発明の抗脂血剤の有効成分である化合物(1)及びそ
の薬理的に許容しうる塩は、いずれも新規化合物であり
、血清コレステロール埴低下作用、HDL−コレステロ
ール値上昇作用及び/または血清トリグリセリド値低下
作用に基づく優れた抗脂血作用を有する。また、この化
合物■)及びその薬理的に許容し得る塩は、毒性も低い
という特長を有する6例えば、2−((2−フェニルチ
アゾール−4−イル)メチル) −6−((2゜4−ジ
オキソチアゾリジン−5−イル)メチル〕−3−オキソ
ー1.4−ベンゾオキサジンのCMC懸濁液をマウスに
経口投与(投与m 1000 mg/kg)後72時間
観察したが、死亡例は認められなかった。
従って、化合物(1)又はその薬理的に許容し得る塩は
、抗脂血剤として有用な化合物であり、例えば高脂血症
(例えば、高コレステロール血症〉、動脈硬化症(例え
ば、粥状動脈硬化症、メンケベルク動脈硬化症)等の治
療・予肪に使用できる。また、血清コレステロール値を
低下さセながらも、HD L−コレステロール値は上昇
させるという特長を有するため、とりわけ動脈硬化症の
治療・予防剤として優れでいる。
本発明の有効成分である化合物(1)の具体例としては
、−形式(1)においてR1がフェニル基または2−フ
ェニルチアゾール−4−イル基の如き置換チアゾリル基
であり、R2が水素原子または、炭素数1〜4のアルキ
ル基であり、0が単結合手または炭素数1〜3のアルキ
レン基である化合物などがある。
特に優れた治療効果を奏する化合物は、−形式(1)に
於いて、R1が2−フェニルチアゾール−4−イル基で
あり、R8が水素原子またはメチル基であり、0がメチ
レン基の化合物である。
これらの化合物(1)は、遊離の形でも、又その薬理的
に許容しうる塩の形のいずれでも本発明の目的に用いる
ことができる。薬理的に許容しうる塩としては例えばナ
トリウム塩、カリウム塩の如きアルカリ金属塩、カルシ
ウム塩、マグネシウム塩の如きアルカリ土類金属塩、塩
酸塩、硫酸塩の如き酸付加塩等を使用できる。
本発明の抗脂血剤は、経口的にも非経口的にも投与する
ことができ、常法により例えば錠剤、顆粒剤、カプセル
剤、散剤、注射剤のような適宜の医薬製剤として用いる
また、化合物(1)又はその薬理的に許容し得る塩の投
与量は、投与方法、患者の年齢、体重及び状態によって
も異なるが、通常、1日当たり約5〜200 m g 
/ k g 、とりわけ10〜20mg/kg程度とす
るのが好ましい。
尚、化合物(1)は、ラセミ体及び光学活性体のいずれ
の形でも本発明の有効成分として使用することができる
本発明の有効成分である化合物(【)は、−形式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
化合物をハロゲン化水素酸の存在下、ジアゾ化後、銅触
媒(例えば酸化銅(1))の存在下、アクリル酸メチル
エステルと反応させて一般式 (但し、×1はハロゲン原子を表し、他の記号は前記と
同一意味を有する。) で示される化合物とし、ついでこれを塩基(例えば酢酸
ナトリウム)の存在下チオウレアと反応させ一般式 (但し、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
イミン化合物を得、さらに適当な溶媒中、酸(例えばp
−トルエンスルホン酸)の存左下、加水分解して′M造
することができる。
実験例 (血?ffコレステロール値低下作用、トrDL−コレ
ステロール値上昇作用及び血清トリグリセリド値低下作
用) SD系AjC性ラうト(体重=120〜140[,1群
5匹)にコレステロールを2W/W%及ヒコール酸ナト
リウムをQ、5W/W%含有した飼料を4日間自由摂取
さセた。この後、対照群には上記飼料を、検体投与群に
は上記飼料に挟体を100mg%の割合で加えた飼料を
継続して自由摂取させた。3目抜ラットをエーテル麻酔
し、体重測定及び腹部大動脈よりの採血を行った。該血
液を室温に1時間放置後遠心分離して、血清を得、これ
より血清コレステロール量及び血?8トリグリセリド量
を酵素法により測定した。また該血清の一部からデキス
トラン硫酸を用いたリボ蛋白沈澱法〔カナデイアン・ジ
ャーナル・オブ・バイオケ稟ストリー(Can、J、1
1iochera、)、第47巻、1043頁(196
9年))により、HD L−コレステロールを分離し、
これよりII D L−コレステロール量を上記酵素法
により測定した。この結果より下式に従って1m?#コ
レステロール値低下率、HDL−コレステロール値上昇
率及び血清トリグリセリド値低下率を求めた。
本 :対1(α群の平均血清コレステロール量:149
+sg/旧 一:対11ii(群の平均+1DL−コレステロール量
:27 、 0噛g〕di 本本*:対照群の平均血清トリグリセリド量;93、 
5mg/dl 結果を下記第1表に示す。
A:血清コレステロール値低下作用 B:110し−コレステロール値上昇作用C:血清トリ
グリセリド値低下作用 製造例 1 (1)  6−アξノー2−ベンジル−3−オキソ−1
,4−ベンゾオキサジン4.8g、F!塩塩酸3m反び
アセトン60m1の混合物に亜硝酸す・トリウム1.3
gの水3 m l 溶液を水冷下に滴下する。室温で3
0分間攪拌後、アクリル酸メチル10.6mlを加え、
35〜40℃に加温して酸化銅(1)500mgを少量
ずつ加える。30分間攪拌後、反応液を水に注ぎ、酢酸
エチル抽出する。抽出液を水洗、乾燥後溶媒を留去する
。残置をシリカゲルカラムクロマト(溶媒;クロロホル
ム:メタノール=100:1)にて精製することによす
粗製の3−(2−ベンジル−3−オキソ−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル)−2−クロロプロピオン酸メ
チル4.95gを得る。
収率 73% m、p、124−127℃(n−ヘキサン)Mass(
se/e)361.359(M” )、323(2) 
本島4.9g、チオウレア2.07g。
酢酸ナトリウム1.3g及びエチレングリコールモノメ
チルエーテル30 m lの混合物1oo℃で7時間加
熱する。冷却後、反応液を水に注ぎ、析出する結晶を濾
過、水及びエーテルで洗浄、乾燥することにより2−ベ
ンジル−6−((2−・イξ〕−4−オキソチアゾリジ
ン−5−イル)メチルツー3−オキソ−1,4−ベンゾ
オキサジン318gを得る。
収率 76% m、p、251−254℃(分解) Mass(m/e)367(M”  )、252(3)
 本島3.78g、p−)ルエンスルホン酸・モノハイ
ドレート2.86g、水6 m l及びエチレングリコ
ールモノメチルエーテル30m1の混合物を4時間加熱
還流する。反応液を水に注ぎ、酢酸エチル抽出し、抽出
液を飽和食塩水で洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残置
をシリカゲルカラムクロマト〈溶媒;クロロホルム:メ
タノール=10:1)にて精製することにより2−ベン
ジル−6−((2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
ル)メチルツー3−オキソ−1,4−ベンゾオキサジン
3.2gを淡褐色泡状物として得る。
収率 84% Mass(m/e)36B(M” )、253.252
製造例 2〜8 対応原料化合物を製造例1と同様に処理して下記第2表
記載の化合物を得る。
第  2  表 (II) 〔原料化合物の調製〕 参考例1 (1)3−フェニルプロピオンM12.Ogfチオニル
クロリドで酸クロリドとし、これをNブロモスクシンイ
ミドでブロモ化して2−ブロモ3−フェニルプロピオン
酸りロリドヲ得、ついで、これを2−アごノー4−二ト
ロフェノール12.3gとN、N−ジメチルアニリンの
存在下縮合反応させる。さらに、炭酸カリウムの存在下
加熱閉環させて2−ベンジル−6−ニトロ−3−オキソ
−1,4−ベンゾオキサジン12.25gを得る。
m、p、19c5−197.5℃ (2) 本島6.5gをヨウ化メチルでアルキル化シて
2−ベンジル−4−メチル−6−ニトロ3−オキソ−1
,4−ベンゾオキサジン5.86gを得る。
n+、p、166−169℃ (3) 本島6.2gをパラジウム−カーボン触媒の存
在下接触還元して、6−アξノー2−ベンジル−4−メ
チル−3−オキソ−1,4−ベンゾオキサジンを得る。
m、p、82−85℃(エーテル−〇−ヘキサン)参考
例 2〜8 対応原料化合物を参考例1と同様に処理して下記第3表
記載の化合物を得る。(但し、参考例2□4.5.7は
参考例1−(1)及び(3)、参考例3. 6. 8は
参考例1− (1)〜(3)に従って処理した。) 第  3  表 (■)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、R^1はフェニル基または置換チアゾリル基、
    R^2は水素原子または低級アルキル基、Qは単結合手
    または低級アルキレン基を表す。) で示されるベンゾオキサジン誘導体またはその薬理的に
    許容しうる塩を有効成分としてなる抗脂血剤。 2、R^1が2−フェニルチアゾール−4−イル基であ
    り、R^2が水素原子またはメチル基であり、Qがメチ
    レン基である請求項1記載の抗脂血剤。 3、2−〔(2−フェニルチアゾール−4−イル)メチ
    ル〕−6−〔(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
    ル)メチル〕−3−オキソ−1,4−ベンゾオキサジン
    またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分としてなる
    抗脂血剤。 4、2−〔(2−フェニルチアゾール−4−イル)メチ
    ル〕−6−〔(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
    ル)メチル〕−4−メチル−3−オキソ−1,4−ベン
    ゾオキサジンまたはその薬理的に許容しうる塩を有効成
    分としてなる抗脂血剤。 5、高脂血症及び/又は動脈硬化症の予防・治療剤であ
    る請求項1〜4記載の抗脂血剤。
JP21674189A 1988-09-13 1989-08-22 抗脂血剤 Granted JPH02167226A (ja)

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