JPH02167211A - 安定なエラスチン加水分解物水溶液 - Google Patents

安定なエラスチン加水分解物水溶液

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JPH02167211A
JPH02167211A JP32239488A JP32239488A JPH02167211A JP H02167211 A JPH02167211 A JP H02167211A JP 32239488 A JP32239488 A JP 32239488A JP 32239488 A JP32239488 A JP 32239488A JP H02167211 A JPH02167211 A JP H02167211A
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Hiroaki Mitani
紘明 三谷
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Sansho Pharmaceutical Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、化粧料、外用剤等に使用される分子ff12
0万以上のエラスチン加水分解物の温度安定性特に白濁
、沈澱の生じない水溶液に関するものである。
〔従来の技術〕
エラスチンは哺乳動物の結合組織、特に項靭帯。
大動脈中層膜、皮膚中にコラーゲンと共に存在する硬蛋
白質の1種で、水に不溶性の蛋白質であるが、酸又は酵
素で加水分解した水溶性のものが保湿性、保水性、フィ
ーリング性に優れているので、化粧料、外用剤に使用さ
れている。
エラスチン加水分解物水溶液の製法としては特開昭53
−101592号公報、特開昭54−105238号公
報等が開示されている。
また、エラスチン加水分解物の用途としては、特開昭5
3−72832号公報、特開昭54−10528号公報
特開昭60−258107号公報等が開示されている。
エラスチンの乳化能を利用した技術としては、エラスチ
ン加水分解物の分子11万〜10万程度の比較的低分子
量のものに、多価アルコールを加え、乳化性の増大を図
った乳化組成物が開示されている(特開昭59−231
007号公報) 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明者等は先に、分子量1〜10万のエラスチンの加
水分解物を入れた化粧料において、その乳化安定性並び
に保水性、保湿性、フィーリング性が充分でないことを
解決するために、分子量20万以上のエラスチン加水分
解物を化粧料、外用剤に使用してこれらの課題を解決し
た(特願昭62−137071号〉 この分子量20万以上のエラスチン加水分解物水溶液を
化粧料、外用剤等に使用し、保水性、保湿性、フィーリ
ング性は解決した。しかしながら、一般に分子量20万
以上のエラスチン加水分解物水溶液を化粧料、外用剤に
配合する過程で加温するとコアセルベーションを起こし
、白濁を生ずる等のため化粧料 外用剤を製剤化する際
に不都合な点があった。
特に、エラスチン加水分解物の分子量によって、上記白
濁を生ずる温度特性が見られ、分子量が10万以下であ
れば50℃以上で白濁を生じ、分子量が10〜30万程
度であれば30〜40℃で白濁を生ずる。
そして、分子量が30万を越えると30℃以下でも白濁
を生ずる。
一方、エラスチン本来の特性である保湿性、保水性 フ
ィーリング性は分子量が10〜100 万程度のものが
最適である。
以上の事実に鑑み、エラスチンの分子量が最適範囲のも
のを化粧料1 外用剤等に配合してエラスチンの特性を
充分に発揮させようとすると、その調製においてエラス
チンの水溶液が温度に対し安定性を欠き、良好な製品が
得られない問題点があった。
その解決法として、エラスチンの加水分解物を予め加温
して、白濁を起こさせ、生じた白濁物質を除去する方法
が特開昭60−181005号公報に開示されている。
しかしこの方法で得られた製品は、保湿性、フィーリン
グ性が充分であるとは言い難いものである。
本発明1よ、エラスチン加水分解物の保水性、保湿性、
フィーリング性の最も適した分子量J20万以上のもの
の温度に対し安定性を持った水溶液を提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は保湿性、保水性、フィーリング性を充分に有
する高分子量(20万以上)のエラスチン加水分解物の
温度による白濁生成の防止について鋭意研究を重ねたと
ころ、エラスチンの白濁現象がエラスチンのコアセルベ
ーションによって生ずること、そして、このコアセルベ
ーションが1.3ブチレングリコール、プロピレングリ
コールの添加により抑制できることを見出し本発明を完
成した。
本発明は、分子量20万以上のエラスチン加水分解物水
溶液に1.3−ブチレングリコール又は/及びプロピレ
ングリコールを配合してなることを特徴とする安定なエ
ラスチン加水分解物水溶液である。
本発明に使用する分子量20万以上のエラスチン加水分
解物は、哺乳動物の項四帯等に存在するエラスチンをエ
ラスターゼ、ペプシン、プロナーゼ等の蛋白質分解酵素
により酵素的に加水分解するか、酸により加水分解した
もので、平均分子120万以上のエラスチン加水分解物
である。
本発明において上記分子量20万以上のエラスチン加水
分解物水溶液に配合する1、3−ブチレングリコール、
プロピレングリコールは単独でも2種以上配合してもよ
く、配合量はエラスチン加水分解物水溶液中に10〜3
0%(重量)が好適である。
本発明により得られた分子120万以上のエラスチン加
水分解物水溶液は、化粧料、外用剤の製剤時に配合され
る。この場合、製剤化の過程で加温しても、エラスチン
の白濁、沈澱が完全に防止され侵良な製品を得ることが
できる。
本発明のエラスチン加水分解物水溶液は化粧料。
外用剤の各成分、助剤と共に通常の軟膏剤、乳剤。
ローション剤、クリーム、化粧水、バック等の一般に皮
膚に塗布する化粧料、外用剤の製法に従って使用される
。この各種製品に使用される分子量20万以上のエラス
チン加水分解物の含有量は全量に対し0.1〜10%(
重量)、好適には0.5〜5,0%(重量)である。
次に本発明の実施例並びに本発明の温度安定性の試験例
を挙げる。
〔実施例〕
実施例 新鮮な事項靭帯を水洗し、後チョッパーで細切する。こ
れに4倍塁の塩化ナトリウム1%(重量)水溶液を加え
て、よく撹拌する。後ステンレスメツシュで濾過する。
この操作を、濾液にトリクロル酢酸10%(重量〉 水
溶液を加えても沈澱が生じなくなるまで繰り返す。残留
物を精製水で洗い、後4倍量のv1製水を加える。これ
を120 ℃で45分間加熱し、後ステンレスメツシュ
で濾過する。この操作を、濾液のビウレット反応がなく
なるまで繰り返す。かくして得られた残留物にエタノー
ルを加えて脱水し、更にアセトンで脱脂し、風乾して精
製エラスチンを得る。
精製エラスチン10kgに0.1M乳酸溶液70kgを
加え、加圧滅菌する。これを冷却し、後蛋白質分解酵素
(ペプシン1 :10,000半弁化学製品)を加え5
℃又は5℃以下で15日間以上できるだけ静置した状態
で分解を行う。分解を停止後セライトを用いて濾過し、
水酸化ナトリウム溶液でpHを7.0 に調整し、この
液に1.3−ブチレングリコールを20%になるよう添
加しエラスチン加水分解物水溶液を得る。
以上の如くして得られたエラスチン加水分解液はやや粘
性のある黄褐色の液で、比重1020〜1.050 、
&を窒素1.4〜1.7 %、p)l 6.5〜7.0
 tv性質を有し、平均分子量200.000〜i、 
ooo、 oooである。
試験例 例  1 エラスチン加水分解物水溶液の多種多 価アルコール添加によるコアセルベーション温度の変化 a)試験方法 平均分子量200.000〜1.000.000のエラ
スチン加水分解物の10%水溶液に1.3−ブチレング
リコール、プロピレングリコール、エチレングリコール
、グリセリン及びソルビトールをそれぞれ、5%、10
%、15%、20%、25%、 30%(エラスチンに
対する重量%〉を添加した供試々料のコアセルベーショ
ンが生ずる温度を肉眼的に観察した。
なお、多価アルコールを加えない試料についても同一の
試験を行いコントロールとした。
b)試験結果 下記第1表の通りである。
液に1.3−ブチレングリコール、プロピレングリコー
ル、エチレングリコール、グリセリン及びソルビトール
をそれぞれ5%添加した供試々料における35℃、37
℃、40℃並びに45℃に加温した時の白濁度を観察し
た。
b)試験結果 下記第2表の通りである。
第  2  表 表中の数字は温度℃であり、「なし」は左列記載の温度
(58℃、40.5℃)以上でもコアセルベーションを
生じないことを示す。
例 2 多価アルコールの5%添加による温度に対する
濁度 a)試験方法 試験例1と同様のエラスチン加水分解物水溶例 3 多
価アルコール10%添加による温度に対する濁度 a)試験方法 試験例2と同様のエラスチン加水分解物水溶液並びに多
価アルコールを用い、多価アルコールの添加量を10%
とし、37℃、40℃、45℃、 60℃に加温した時
の白濁度を観察した。
C)試験結果 下記第3表の通りである。
第  3  表 なり、4品の品質も向上する極めて有用な発明である。
〔発明の効果〕
本発明は化粧料、外用剤の保湿性、保水性。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子量20万以上のエラスチン加水分解物水溶液に
    1,3−ブチレングリコール又は/及びプロピレングリ
    コールを配合してなることを特徴とする安定なエラスチ
    ン加水分解物水溶液。 2、プロピレングリコール又は1,3−ブチレングリコ
    ールをエラスチン加水分解物水溶液中に10〜30%(
    重量)を配合することを特徴とする請求項1記載の安定
    なエラスチン加水分解物水溶液。
JP32239488A 1988-12-20 1988-12-20 安定なエラスチン加水分解物水溶液 Expired - Fee Related JP2608321B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5060653B2 (ja) * 2009-03-27 2012-10-31 株式会社マルハニチロ食品 エラスチン及びコラーゲンを用いた架橋物及びその用途

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5060653B2 (ja) * 2009-03-27 2012-10-31 株式会社マルハニチロ食品 エラスチン及びコラーゲンを用いた架橋物及びその用途

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