JPH02166467A - 静電荷現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents

静電荷現像用トナー及びその製造方法

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JPH02166467A
JPH02166467A JP63320574A JP32057488A JPH02166467A JP H02166467 A JPH02166467 A JP H02166467A JP 63320574 A JP63320574 A JP 63320574A JP 32057488 A JP32057488 A JP 32057488A JP H02166467 A JPH02166467 A JP H02166467A
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JP
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resin
toner
colored
particles
colored layer
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JP63320574A
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English (en)
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Hiroshi Uchiumi
内海 弘
Yasushi Tomita
富田 康司
Kazuya Kuriyama
和也 栗山
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真、静電記録、静電印刷などにおける
静電荷像を現像するための静電荷現像用トナー及びその
製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、静電荷像現像用トナーの代表的製造方法は、着色
剤、粘着性樹脂、さらには必要に応じて種々の添加剤を
添加した混合物を溶融し、混練する。この後冷却して粗
粉砕、さらには微粉砕する。
この微粉砕だけで得られるトナーは、粒径分布が広いた
めに、分級処理を施し、また、その形状が不定形である
ために必要に応じて球形化処理を行う必要がある。この
ようないわゆる粉砕法と呼ばれるトナーの製造は、多数
の工程を必要としている。
この粉砕法によるトナーの製造方法は、多くの利点を有
するため、現在市販されている乾式トナーの大部分はこ
の方法により作られている。
しかしながら、この方法は多くの問題点を有している。
すなわち、製造工程が複雑で、特に粉砕工程は微粉化の
為に風力式の衝突式粉砕機を用いており、多量の圧縮空
気を使用するため、設備費と電力費が嵩み、コストアン
プの最大原因となっている。
また、近年画像の鮮明さを求める点から、小粒径で粒径
分布の幅の狭いトナーが要求されるようになってきてお
り、現行の上記した粉砕法によりトナーを製造する方法
では、この小さい粒子トナーを生産するときに粒径分布
が広くなり、特に極微粉末を多量に含む傾向があって複
写画像にカブリを生じることがあり、この極微粉末は分
級による除去が極めて困難なことから、生産効率が悪く
、非常にコストアップになっている。
また、この粉砕による方法は、粉砕が有効になされるた
めには、トナー材料が適度な脆性をもつことが必要であ
り、原材料の選択の幅が狭いという問題もある。
さらにまた、トナーの被転写物に対する定着性を改善す
るために、樹脂成分に軟質の材料を用いた場合には粉砕
時に発生する熱や粉砕のための圧力等により、装置内の
可動部分に融着してその動作を悪くし、連続して長時間
運転することができない。
これら問題を解決するために、付加重合性単量体と着色
剤等を含む混合液を水中で懸濁重合することにより樹脂
と着色剤からなる着色球形微粒子を形成し、この粒子を
水と分離して乾燥し、そのまま粉砕することなくトナー
として使用することも提案されている。
しかし、この懸濁重合による乾式トナー製造法も、その
粒子を所望の粒径にコントロールすること及び狭い粒径
分布にすることが困難なため、生産性が悪く実用化され
ていない。
この懸濁重合法については、重合開始前の造粒工程にお
いて各種分散機にて微分散し、その状態で重合を行って
重合体の微粒子を作り、これを上記と同様に粉末にして
トナーとすることも考えられて来たが、この場合も重合
工程中に粒子同士の凝集が起こり、微粒子にすることが
州来す、粒径分布を狭くすることも困難である。
この重合工程中の粒子同士の凝集を防止する方法として
、分散安定剤、例えばBaSO4、CaSO4、Ca3
(PO2)2 、CaCO3、珪酸(シリカ)等の難水
性無機微粉末、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子
あるいは水溶性の界面活性剤等を単独あるいは組合わせ
て多量に使用することもできる。しかし、これら分散剤
を多量に用いることは、これら分散剤は親水性が強いた
めに、これがトナー中に残存すると、トナーの帯電性が
低下し、現像能力の低下、転写効率の低下を生じ、これ
を避けるためには分散剤の除去工程が必要となり、これ
また生産コストを高めることとなり問題がある。
また、従来の着色剤と樹脂等からなるトナーは、オフセ
ント性、すなわち静電ドラムから被転写物に転写すると
きの静電ドラムからの離反性を良くすると、被転写物に
熱定着したときの定着強度が悪くなったり、逆にこの定
着強度を高めるとオフセット性が悪(なるというように
両方を満足することができなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように、従来のトナー製造法は、粉砕する方法、
懸濁重合による方法のいずれも、オフセット性と定着性
のバランスの良いトナーを製造できず、またトナーの粒
径、粒径分布を効率良(所望の範囲にすることができず
、これを懸濁重合法において無理に行なえばトナーの転
写効率の低下、コストアップ等を引きおこし、その改善
が望まれていた。
本発明は、粒径及びその分布をコントロールでき、かつ
転写効率の良(、しかもオフセット性方式性のバランス
の良い経済的なトナー及びその製造方法を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、コア粒子と、こ
のコア粒子を被覆する少なくとも樹脂と着色剤からなる
着色層と、この着色層を被覆する少なくとも樹脂からな
るシェル層を有する樹脂被覆着色粒子を含有することを
特徴とする静電荷現像用トナー及びその製造方法を提供
するものである。この際、コア粒子は体積平均粒径が1
〜30μmで粒径分布が一定範囲内のものが好ましく、
また、着色層、シェル層は水性樹脂を使用することが好
ましい、また、シェル層の樹脂はコア粒子に樹脂を用い
るときはこの樹脂、着色層の樹脂のいずれよりも高分子
量のものが好ましい。
以下にさらに詳細に説明する。
本発明のトナーは、コア粒子、着色層、シェル層を順次
有する多層構造をとる。その中心となるコア粒子には、
例えば単分散性、すなわち単一粒径よりなる分散状態を
示す性質を有する球形樹脂より分布が広いと微粉、粗粉
が多くなり、良好な画像を得るトナーとしては十分でな
いことがある。
コア粒子の体積平均粒径は、1〜100μl、好ましく
は1〜30μmである。ここで、体積平均粒径とは、粒
径より体積を求め、全体の体積の和を全個数で割算し、
3乗根より求めた平均粒径のことをいう。
コア粒子のための単分散性球形樹脂等としては、付加重
合体が挙げられ、この原料とし′この出合性R+レン、
p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−ク
ロルスチレン、3.4−ジクロルスチレン、p−エチル
スチレン、2.4−ジメチルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、pn−デシルス
チレン、ρ−n−ドデシルスチレン等のスチレン及びそ
の誘導体、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチ
レンなどのエチレン性モノオレフィン類、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化ビニルなどのハロ
ゲン化ビニル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベ
イゾエ酸ビニルなどのビニルエステル類、メタクリ、ル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル
、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸イソブチル
、メタクリル酸−n−オクチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステ
アリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチル
アミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルなど
のα−メチレン脂肪酸モノカルボン酸エステル類、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−〇−ブ
チル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸−n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルなどのア
クリル酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニル
エーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルへキシルケト
ン、メチルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン類
、N−ビニルビロール、N−ビニルカルバゾール、N−
ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなどのN−ビ
ニル化合物、ビニルナフタリン類、アクリロニトリル、
メタクリレートリル、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ジアリルフタレ
ート、アリルアクリレート、アリルアクリレートなどの
単独又は複数を使用することができる。
なお、上記コア粒子を合成する時に、架橋剤を併用して
も良い。架橋剤としては、ジビニルベンゼン、ジビニル
ナフタレン、ジビニルエーテル、ジビニルスルホン、ジ
エチレングリコルジメタクリレート、トリエチレングリ
コルジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,3−
ブチレングリコールジメタクリレート、1.6−ヘキサ
ンゲリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ°メタクリレート、ジプロピレングリコールジメタ
クリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、2.2”−ビス(4−メタクリロキシジェトキシフ
ェニル)プロパン、2.2”−ビス(4−アクリロキシ
ジェトキシフェニル)プロパン、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレー
ト、ジブロムネオペンチルグリコールジメタクリレート
、フタル酸ジアリルなどがある。
なお、これら架橋剤はできあがったトナーの被転写物に
対する定着性、オフセット性、耐久性などの点から使用
量は重合性上ツマー混合物に対して0.1〜2.0 重
1%で使用することが好ましい。
前記コア粒子の合成法は、懸濁重合、乳化重合、シード
重合あるいは非水分散重合等によって容易に重合するこ
とができる。特に非水分散性重合法が粒径分布と、コア
粒子に被覆される着色層との付着性の上から好ましい、
ここで、非水分散重合法とは、有機溶剤中で重合を行い
、重合の初期にはその溶剤に生成ポリマーは溶けるが、
ある−窓以上の分子量にまで重合が進むと、その溶剤が
生成ポリマーを熔かさない溶剤となるような溶剤を選択
して行う重合法をいう。
本発明で用いられる着色層は、樹脂と着色剤を少なくと
も含有し、上記コア粒子の被覆層として用いられる。ま
た、シェル層は少なくとも樹脂を含有し、着色層の外側
に少なくとも一層設けられ、最外層を含むものである。
これらの着色層、シェル層に用いられる樹脂としては、
例えば、スチレン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、アク
リル樹脂、スチレン−ブタジェンJIQJII、アクリ
ロニトリル−ブタジェン樹脂、スチレン変性アルキ・ノ
ド樹脂、ポリエチレン樹脂、酢酸ビニル−塩化ビニル樹
脂、ブチラール樹脂、塩性アルキッド樹脂、シリコン変
性アルキッド樹脂、オイルフリーアルキッド樹脂などの
アルキッド樹脂Q、テルペン樹脂、クマロン・インデン
樹脂、石油樹脂類そのほかウレタン樹脂、エポキシ樹脂
、ポリアミド樹脂、アミノ樹脂、セルロース樹脂、塩素
化ポリエーテル樹脂、乾性油樹脂、フッ素樹脂、フラン
樹脂、フェノール樹脂、ゴム、塩素化ゴム、ネオプレン
ゴム、ポリクロロプレンゴム、クロルスルホン化ポリエ
チレンゴム、ポリサルファイドゴム、シリコン樹脂等が
挙げられ、水性媒体に分散性あるいは溶解性の樹脂を単
独又は複数選択使用することが好ましい。
この水性媒体としては、溶解性パラメータが9以上で、
水、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソグロビルアルコール、 jerk−
ブチルアルコール、アセトン、メチルセロソルブ(エチ
レングリコールモノエチルエーテル)、セロソルブ(エ
チレングリコールモノエチルエーテル)、ブチルセロソ
ルブ(エチレングリコールモノブチルエーテル)、メト
キシブタノール、メチルカルピトール(ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル)、カルピトール(ジエチレ
ングリコールモノエチルエーテル)、ブチルカルピトー
ル(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、ジオ
キサン、酢酸メチルセロソルブ(酢酸エチレングリコー
ルモノメチルエーテル)、酢酸カルピトール(酢酸ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル)、ジアセトンア
ルコール、テトラヒドロフランなどの常温で水と混和す
る有機溶剤が使用できる。
水性媒体としては、水と、アルキルアルコール、セロソ
ルブ、グライコール、エーテルなど溶解性パラメータが
9以上の有機溶剤を併用すると、着色層用混合液を形成
するときの後述の着色顔料の分散性、コア層−着色層−
シェル層の各層間の付着性、後述する他の添加剤を加え
るときにその溶解性あるいは分散性を向上させる上で好
ましい。
着色層に用いられる着色剤の例えば着色顔料としては、
例えば黒色顔料として、チャンネルブランク、ファーネ
スブラック、サー・マルブラック、アセチレンブランク
等があり、着色顔料としてはカドミウムイエロー、ハン
ザ・イエローG1ナフトール・イエローS1ピラゾロン
レツド、パーマネント・レッド4R,モリブデンオレン
ジ、ファストバイオレットB、フタロシニンプルーB1
ファースト・スカイプレー、フタロシアニングリーン、
マラカイトグリーン、ナフトール・グリーンB等がある
。また、着色顔料の一種としてトナーを磁性トナーとし
て用いる場合には磁性粉を含有せしめても良い、このよ
うな磁性粉としては、例えば鉄、コバルト、ニッケルな
との強磁性金属の粉末もしくはマグネタイト、ヘマタイ
ト、フェライトなどの合金や化合物の粉末も用いられる
本発明のシェル層には、ワックスを併用してもよ(、こ
れには熱ロール定着時の離型性を良くする目的で、低分
子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、マイクロ
クリスタリンワックス、カルナバワックス、サゾールワ
ックス等がある。
また、本発明のシェル層には帯電制御剤を用いてもよく
、これには、プラス帯電用としては、ニグロシン、染料
等の電子供与性色素が有効であり、マイナス帯電用とし
ては含クロム染料等の電子受容性有機錯体が有効である
以上の樹脂、着色顔料、ワックス、帯電制御剤を用いた
着色層、シェル層からなる着色球状粒子を含有する静電
荷現像用トナーには、必要に応じて流動性改質剤、クリ
ーニング剤、充填剤などの添加剤を添加して使用しても
よい。
本発明のコア粒子となる例えば球形樹脂としては、ポリ
スチレン換算の重量平均分子量が3.000〜too、
ooo 、ガラス転移点(Tg)が20−150℃、好
ましくは50〜120℃、軟化点が50〜200℃の樹
脂が好ましい。また、着色層に用いられる樹脂は、重量
平均分子量が3.000〜100,000 、 Tgが
20〜tSO℃、軟化点が50〜200℃の樹脂が好ま
しい。また、最外層のシェル層に用いられる樹脂として
は、重量平均分子量が5,000〜500,000 、
Tgが20−150℃、軟化点が50〜200℃の少な
くともコア粒子及び着色中間層の樹脂より高分子量を有
するスチレン・アクリル樹脂、スチレン・ブタジェン樹
脂などのビニル系重合物、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂
、ポリアミド樹脂、アルキッド樹脂、オイルフリーアル
キッド樹脂などの樹脂が好ましく、乳化剤を用いずに樹
脂粒子が水性媒体に対して粒径0.5μm以下、好まし
くは0.2μm以下に分散するか、溶解する水性重合物
が好ましい。このような樹脂を用いることにより従来の
エマルジョンの欠点であった耐湿性、造膜性などを改善
す・にとができるとともに、外側の高分子量の樹脂によ
るオフセント性と、熱によりこの外側の樹脂が軟化する
等により内側のtg脂が露出して被転写物によく定着す
る定着性のバランスのとれたトナー用a色球状微粒子を
得ることができる。
なお、重量平均分子量は、例えば高速GPCHLC−8
02A (東ソー製)にて測定でき、ガラス転移点(T
g)は示差走査熱量計により測定でき、軟化点はボ゛−
ルアンドリング方式で測定できる。
このように水性媒体に溶解又は0.5μm、好ましくは
0.2μm以下に樹脂を分散させることは上記着色層用
樹脂についてもいえる、乙とであり、このために例えば
酸性の樹脂をアルカリ剤で中和することも好ましく、こ
の際揮発性のアルカリ剤、例えばアンモニア、トリエチ
ルアミン等を使用すると、後に水性媒体を除き樹脂膜を
形成したときにこのアルカリ剤が揮発してその樹脂の耐
湿性等の点から好ましい。
また、着色層、シェル層用樹脂としては、被覆した後の
乾燥性、解砕性等の点から一!ア粒子に対する付着性が
よ<、7g以下で短時間に乾燥する樹脂が、得られる製
品の粒径分布をシャープにする上からも好ましく用いら
れる。
本発明のトナーを製造するには、まず、着色層用混合液
として、例えば上記水性樹脂と水性媒体と上記着色顔料
をボールミル、サンドミル、三本ロール等の通常の分散
手段により分散し、着色水性分散物を得る。このときコ
ア粒子への付着性と着色力の点から着色水性分散物中に
於ける樹脂濃度は1〜30重量%が好ましく、着色顔料
濃度は1〜50重量%が好ましい。
次にこの着色水性分散物にコア粒子として上記の例えば
球形樹脂粉末(上記重合法により得られたものを濾過、
乾燥等ににより粉末にしたもの)又はその分散液を加え
、不揮発分及び粘度を調整し、着色層がコア粒子の重量
に対して0.2重量%〜1 、000重量%の範囲には
いるようにコア粒子を被覆する。なお、平均的に付着し
た着色層の膜厚は比重を1と仮定してV・4/3  ・
π「1の球の体積の式を通用することにより平均粒径の
増加分から求められる。その結果計算上で膜厚が0.O
1μm〜0.5μmの範囲内で被覆されたことになる。
この際コア粒子シこ均一に被覆するために着色水性分散
物上コア粒子の配合物に対して、通常の攪拌以外により
好ましくは超音波照射を併用して粒子の分散性を助ける
ことができる。被覆された着色粒子を分散するために・
県とう濾過し、余分な濾液は回収して再利用をする。
次に濾過して得たケーキを乾燥するが、これには、でき
るだけ粒子間の凝集が妨げられるように粒子を動かしな
がら流動層式乾燥炉を用いて乾燥するのが好ましい。
乾燥後は、ミキサーにて解砕すると、一部凝集している
粒子も簡単に解砕され、元の例えば球形樹脂のコア粒子
が薄膜の着色層で被覆さた着色球状粒子が得られる。
最外層のシェル層を上記着色球状粒子に被覆するのは、
トナーとしての帯電性の保持、保存時の融着防止、中間
層の着色顔料飛散防止、オフセント性と定着性のコント
ロールのために行う。
最外層の被覆は、最外層に用いられる上記樹脂と例えば
上記水性媒体、さらには必要に応じてワックス、帯電制
御剤などの添加剤をボールミル、サンドミル、三本ロー
ル等の通常の分散手段により粒径0.5μ以下、好まし
くは0.2μ鋼以下に分散した水性分散物を調製し、こ
の水性分散物に上記着色層で被覆された着色粒子を加え
、不揮発分及び粘度を調整し、シェル層がコ′/粒子の
重量、に対して0.2M量%〜10,000重量%の範
囲にはいるように着色剤被覆コア粒子を被覆する。なお
、平均的に付着したシェル層の膜厚は、上記着色層の場
合と同様に求められ、計算上膜厚が0.01〜2μ劇の
シェル層が被覆されたことになる。この被覆方法、その
後の濾過、乾燥、解砕の工程などは着色層の被覆の場合
と同様である。要求される性能によってはこの最外層の
シェル層の被覆を2回以上行った方が良い場合もあり、
この場合にはこの工程を繰り返し行なう。
このようにして得られた多層構造の樹脂被覆着色粒子は
そのまま静電荷現像剤用トナーとしても良いがこれに滑
剤、研磨剤、流動化付与剤等を混合して用いても良い。
上記のように、コア粒子を用い、これに着色層を被覆す
ると、コア粒子に粒径の小さく、粒径分布の狭いものを
選択することにより、着色粒子についても粒径が小さく
、その粒径分布の狭いものが得られる。また、比較的高
分子量樹脂のシェル層を設けると、できあがったトナー
のオフセント性が良く、その内側の樹脂による定着性と
のバランスをよくすることができる。
〔実施例〕
次に本発明の詳細な説明する。
なお、「部」は重量部を意味する。
実施例1 (al  コア粒子の合成 メタノール300部、ヒドロキシブビルセルロース7部
、スチレン80部、ブチルアクリレート20部、アンビ
スイソブチロニトリル3部を800m1の耐圧ボトルに
仕込み、窒素置換を十分に行った後キャップをし、1分
間に30回転させながら、70°Cの恒温水槽で24時
間重合した。
重合後、濾過乾燥を行ない、重合率がほぼ90%で、体
積平均粒径が約lOpmの小分散球形粒子かえられた。
尚、粒径及び粒径分布の測定は、コールタ−カウンター
(コールクーエレクトロニクス社製のTA−n型)によ
り測定した。
(bl  着色層用樹脂の合成 イソプロピルアルコール500部、メチルエチルケトン
500部にブレンマーPME−4000(日本油脂■製
)50部を仕込み、常温で熔解させたのち80℃に昇温
し、ブチルアクリレート450部、メチルメタクリレー
ト450部、メタアクリルN1100部よりなるモノマ
ー混合物とパーブチル08部、メチルエチルケトン20
部よりなる重合触媒溶液を5時間を要して滴下した。2
時間後に過酸化水素水10部を加え、さらに3時間反応
をした後、50℃まで降温した。この復水1700部を
2時間を要して滴下し、転相乳化をおこなった。次ぎに
45〜50℃で脱溶剤を行い、−(ゾプロビルアルコー
ル濃度3〜5%以下、不揮発分40%、粘度lO〜10
00・l、ンチポイズ、pH4〜6のソープ・フリーエ
マルシッフ2600部を得た。これに水2500部を加
え、29<アンモニア水溶液(NH40)1)400部
を徐々に加えて不揮発分19%のコロイダルディスバー
ジョンを得た。得られた樹脂はポリスチレン換算の重量
平均分子量が40.000、Tgが25℃、軟化点が8
0℃の樹脂であった。
(C1着色層用着色水性分散物の製造 上2山)で得られたコロイダルノ′イスバージョン65
部、カーボンブランク(三菱カーボンMA−100)3
0部、イソプロピルアルコール5部、顔料分散剤エマル
ゲンB−66(化工石鹸■製)0.1部、消泡剤ノプコ
8034L(サンノプコ社製)061部をスチールボー
ルを用いたボールミルで24時間分散させ、着色水性分
散物を得た。
+d)  シェル層用分散物の製造 ラックスターフ132C(大日本インキ化学工業■製)
(分子量150,000 、ガラス転位点T860℃、
軟化点130℃のスチレン−ブタジェン樹脂)50部、
ワックスケミパール(三井石化側製)W 3081部、
帯電制御剤1部をスチールボールミルで24時間分散さ
せ、水性分散物を得た。
(e)トナーの製造 上記(a)のコア粒子用球形樹脂粒子100部、上記(
e)の着色水性分散物150部をパドル式攪拌翼を備え
た容器に仕込み、超音波を照射しながら攪拌を行なう。
約IO分間均一分散し、吸引濾過したあと粒子を掻き取
り、55℃で20時間乾燥させ、ミキサーで解砕したと
ころ、105部の着色球状粒子が得られた。
次に105部の着色球状粒子に(diの水性分散物15
0部を加え、パドル式攪拌翼を備えた容器に仕込み、超
音波を照射しながら攪拌を行う。約10分物−分散し、
吸引濾過したあと、粒子を掻き取り、55℃で48時間
乾燥させ、ミキサーで解砕したところ、130部の樹脂
被覆着色球状粒子が得られた。
この樹脂被覆着色球状粒子をトナーとして帯電性、吸湿
性、ランニング使用時の被覆膜の剥離の有無、複写後の
カブリの有無を試験した結果を表に示す。
実施例2 上記実施例1のte+において、同+a+のコア粒子用
球形樹脂粒子100部に対し、下記(f)の着色層用着
色水性分散物300部をパドル式i拌翼を備えた容器に
仕込み、超音波を照射しながらII拌を行う。
約IO分間均一分散し、吸引濾過したあと粒子をかき取
り、55℃で20時間乾燥させ、ミキサーで解砕したと
ころ、130部の着色球状粒子が得られた。
この着色球状粒子をトナーとして使用し、実施例1と同
様の試験を行いその結果を表に示す。
(fl  着色層用着色水性分散物の製造実施例1の山
)で得られたコロイダルディスバージョンと同じ組成の
もので、最後に水と2%アンモニア水溶液の加える量を
調整して得た不揮発分25%のコロイダルディスバージ
ジン300部と、カーボンブランク(三菱カーボンH^
−100)8部、顔料分散剤エマルゲンB−66(化工
石鹸■製)0.3部、消泡剤ノプコ8034L (サン
ノブコ社製)0.3部をスチールボールを用いたボール
ミルで24時間分散させ、着色水性分散物を得た。
比較例 上記実施例2で得られた着色球状粒子110部に従来か
ら使用されている乳化剤ボンコー)5410(大日本イ
ンキ化学工業■製アクリル樹脂エマルジョン)150部
加え、その後の処理を上記実施例1の+81において(
d)の水性分散物を加えた後の処理と同様に行い125
部の樹脂被覆着色球状粒子を得た。
この樹脂被覆着色球状粒子をトナーとして実施例1と同
様の試験を行い、その結果を表に示す。
[発明の効果〕 本発明によれば、コア粒子に着色層、あるいはさらにシ
ェル層を設けたので、コア粒子につい°ζ粒径を小さく
、かっ粒径分布を狭く選択してこれを用いると、これら
2層又は3層からなる粒子につい”ζも、粒径を小さく
、かく粒径分布を狭くすることができる。
また、着色層の上に高分子量の樹脂からなるシェルJ−
Aを設けると、トナーの定着性とオフセント性のバラン
スを保つことができ、さらに着色層の被覆に揮発性′r
ルヵり剤を使用すると耐湿性等も向上できる。
開用63年12月21日

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コア粒子と、このコア粒子を被覆する少なくとも
    樹脂と着色剤からなる着色層と、この着色層を被覆する
    少なくとも樹脂からなるシェル層を有する樹脂被覆着色
    粒子を含有することを特徴とする静電荷現像用トナー。
  2. (2)コア粒子が体積平均粒径1〜30μm、粒径分布
    が体積平均粒径±40%の粒径に重量で50%以上入る
    粒子であり、着色層がコア粒子の重量に対して0.2重
    量%〜1,000重量%であり、シェル層がコア粒子の
    重量に対して0.2重量%〜10,000重量%である
    ことを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
  3. (3)着色層とシェル層の樹脂は水性重合体であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の静電荷現像用トナー
  4. (4)着色層とシェル層の樹脂がビニル系重合体である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の静電荷現像
    用トナー。
  5. (5)シェル層が少なくともワックス、帯電制御剤から
    なる添加剤を含有することを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の静電荷現像用トナー。
  6. (6)コア粒子、着色層及びシェル層のそれぞれの樹脂
    がガラス転移点20〜150℃、軟化点50〜200℃
    の樹脂であり、かつコア粒子及び着色層のそれぞれの樹
    脂が重量平均分子量3,000〜100,000、シェ
    ル層の樹脂が重量平均分子量5,000〜500,00
    0かつコア粒子の樹脂及び着色層の樹脂より高分子量で
    あることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の静電荷現像用トナー。
  7. (7)請求項1ないし6のいずれかに記載の着色粒子か
    らシェル層を除いたコア粒子及び着色層のみからなる着
    色粒子を含有することを特徴とする静電荷現像用トナー
  8. (8)コア粒子と、樹脂と着色剤を少なくとも含有する
    着色層用混合液とを混合して得た着色粒子に、少なくと
    も樹脂を含有するシェル層用混合液を混合した後、粉末
    とする処理を経て樹脂被覆着色粒子粉末を得、この樹脂
    被覆着色粒子粉末を含有するトナーを製造することを特
    徴とする静電荷現像剤用トナーの製造方法。
  9. (9)着色層用混合液及びシェル層用混合液が酸性水性
    樹脂を揮発性のアルカリ剤を加えて中和した中和物を水
    性媒体に熔解させた溶解液又は粒径0.2μm以下に分
    散させた分散液であることを特徴とする請求項9の静電
    荷現像用トナーの製造方法。
  10. (10)水性媒体は溶解性パラメータが9以上であるこ
    とを特徴とする請求項9又は10記載の静電荷現像剤用
    トナーの製造方法。
  11. (11)請求項2ないし6のいずれかに記載のコア粒子
    、着色層用材料及びシェル層用材料を用いて樹脂被覆着
    色粒子を含有するトナーを製造することを特徴とする請
    求項9、10又は11記載の静電荷現像用トナーの製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7470495B2 (en) * 2004-10-08 2008-12-30 Konica Minolta Holdings, Inc. Electrophotographic toner and image forming method

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US7470495B2 (en) * 2004-10-08 2008-12-30 Konica Minolta Holdings, Inc. Electrophotographic toner and image forming method

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