JPH02164532A - フレキシブル回路用基板 - Google Patents
フレキシブル回路用基板Info
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- JPH02164532A JPH02164532A JP31928288A JP31928288A JPH02164532A JP H02164532 A JPH02164532 A JP H02164532A JP 31928288 A JP31928288 A JP 31928288A JP 31928288 A JP31928288 A JP 31928288A JP H02164532 A JPH02164532 A JP H02164532A
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Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明はカメラ、電車、電話機、プリンタ等の立体配
線材料として用いられるフlノキシブル回路用基扱に関
する。
線材料として用いられるフlノキシブル回路用基扱に関
する。
[従来の技術]
フレキシブル回路基板は、例λば、可撓性の非導電性フ
ィルムに銅箔のような導電性金属箔を被若し、箔の一部
を選択的にエツチング除去してフィルム上に所望の配線
回路を形成することにより製造されている。従来、フレ
キシブルプリント配線基板は加工工程において、エウチ
ング、メツキ等の化学的加工、加熱処理、熱圧着加工等
の熱的加ニブリントによる配線基板の寸法変化が大きく
、また高温中で長時間使用した場合ベースフィルムの熱
劣化が生じ、その電気的特性や機械的特性が損なわれる
という欠点がある。従って、耐熱性、耐熱劣化性の高い
ものを得るために、フレキシブルプリント回路(以下F
PCと言う)の絶縁基材としてポリイミドフィルムやポ
リエステルフィルムが用いられている。
ィルムに銅箔のような導電性金属箔を被若し、箔の一部
を選択的にエツチング除去してフィルム上に所望の配線
回路を形成することにより製造されている。従来、フレ
キシブルプリント配線基板は加工工程において、エウチ
ング、メツキ等の化学的加工、加熱処理、熱圧着加工等
の熱的加ニブリントによる配線基板の寸法変化が大きく
、また高温中で長時間使用した場合ベースフィルムの熱
劣化が生じ、その電気的特性や機械的特性が損なわれる
という欠点がある。従って、耐熱性、耐熱劣化性の高い
ものを得るために、フレキシブルプリント回路(以下F
PCと言う)の絶縁基材としてポリイミドフィルムやポ
リエステルフィルムが用いられている。
しかしながら、ポリイミドフィルムは耐熱性、耐薬品性
等に優れているが、吸湿時の寸法変化が大きいという問
題を有する。このため、銅箔をパターンエツチングする
際に寸法変化を生じる。また、製造時に用いる溶剤の除
去が困難である等の問題がある。
等に優れているが、吸湿時の寸法変化が大きいという問
題を有する。このため、銅箔をパターンエツチングする
際に寸法変化を生じる。また、製造時に用いる溶剤の除
去が困難である等の問題がある。
方、ポリニスデルフィルムは耐薬品性、電気菌特性に優
れているが、耐熱性が劣り、温度変化による基板の収縮
率が大きいという問題がある。このため、ハンダ付時に
フィルムが溶解したり破れたり変形したりすることがあ
り、ハンダ付の作業も容易ではなかった。この問題を解
決するものとして、特定範囲の熱収縮率を有するポリエ
チレンナフタレートを用いて耐熱性及び寸法安定性を改
善したFPC用基板が特開昭62−93991に開示さ
れているがその効果は未だ満足することができない。
れているが、耐熱性が劣り、温度変化による基板の収縮
率が大きいという問題がある。このため、ハンダ付時に
フィルムが溶解したり破れたり変形したりすることがあ
り、ハンダ付の作業も容易ではなかった。この問題を解
決するものとして、特定範囲の熱収縮率を有するポリエ
チレンナフタレートを用いて耐熱性及び寸法安定性を改
善したFPC用基板が特開昭62−93991に開示さ
れているがその効果は未だ満足することができない。
[発明が解決しようとする課題1
従って、この発明の目的は耐熱性、耐熱劣化性及び寸法
安定性の高く、その結果、ハンダ付時のフィルムの溶融
、破れ及び変形の問題が生じず、また、金属箔のパター
ンエツチングの際の寸法変化が小さい、FPC用基板を
提供することにある。
安定性の高く、その結果、ハンダ付時のフィルムの溶融
、破れ及び変形の問題が生じず、また、金属箔のパター
ンエツチングの際の寸法変化が小さい、FPC用基板を
提供することにある。
[課題を解決するための手段1
本発明者らは、鋭意研究の結果、FPCの絶縁基材とし
て高い融点を有する1、4−ポリシクロヘキシレンジメ
チレンテレフタレート(以下PCTと言う)を用いるこ
とにより上記の問題点を解決し、耐熱性、耐熱劣化性及
び寸法安定性に優れたFPC用基板基板フィルムられる
ことを見出しこの発明を完成した。
て高い融点を有する1、4−ポリシクロヘキシレンジメ
チレンテレフタレート(以下PCTと言う)を用いるこ
とにより上記の問題点を解決し、耐熱性、耐熱劣化性及
び寸法安定性に優れたFPC用基板基板フィルムられる
ことを見出しこの発明を完成した。
すなわち、この発明は融点が280℃以上である1、4
−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートから
成るベースフィルムの少な(とも片面にエツチングされ
た導電性金属箔が形成されたフレキシブル回路用基板を
提供する。
−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートから
成るベースフィルムの少な(とも片面にエツチングされ
た導電性金属箔が形成されたフレキシブル回路用基板を
提供する。
本発明のフレキシブル回路基板のベースフィルムを構成
する1、4−ボリシクロヘキシレンジメチレンテレフタ
レ〜ト(以下PCTと言う)は、主として1.4−シク
ロヘキサンジメタツールをグリコール成分とし、主とし
てテレフタル酸をジカルボン酸成分とするポリエステル
である。グリコール成分の90モル%以上が1.4−ポ
リシクロヘキサンジメタツールであることが耐熱性及び
寸法安定性の観点から好ましく、また、酸成分の70モ
ル%以上がテレフタル酸であることが同様の理由で好ま
しい、もっとも1本発明の効果に悪影響を与えないなら
ば、少量、好ましくは10モル%以下の他のグリコール
成分を含んでいてもよく、また、少量、好ましくは30
モル%以下の他の酸成分を含んでいてもよい、さらに、
酸成分としては、テレフタル酸/スチルベンジカルボン
酸=10010〜70/30 (モル比)のものも耐熱
性とガスバリア性の観点から好ましく用いることができ
る。
する1、4−ボリシクロヘキシレンジメチレンテレフタ
レ〜ト(以下PCTと言う)は、主として1.4−シク
ロヘキサンジメタツールをグリコール成分とし、主とし
てテレフタル酸をジカルボン酸成分とするポリエステル
である。グリコール成分の90モル%以上が1.4−ポ
リシクロヘキサンジメタツールであることが耐熱性及び
寸法安定性の観点から好ましく、また、酸成分の70モ
ル%以上がテレフタル酸であることが同様の理由で好ま
しい、もっとも1本発明の効果に悪影響を与えないなら
ば、少量、好ましくは10モル%以下の他のグリコール
成分を含んでいてもよく、また、少量、好ましくは30
モル%以下の他の酸成分を含んでいてもよい、さらに、
酸成分としては、テレフタル酸/スチルベンジカルボン
酸=10010〜70/30 (モル比)のものも耐熱
性とガスバリア性の観点から好ましく用いることができ
る。
ベースフィルムは、上記したPCTに加え、安定剤1滑
剤、耐電防止剤等の通常ポリエステルに添加されている
添加剤や無機粒子を必要に応じて含んでいてもよい、ま
た1本発明の効果に悪影響を与えない範囲で他のポリマ
ーがブレンドされていてもよい。
剤、耐電防止剤等の通常ポリエステルに添加されている
添加剤や無機粒子を必要に応じて含んでいてもよい、ま
た1本発明の効果に悪影響を与えない範囲で他のポリマ
ーがブレンドされていてもよい。
本発明において、PCTベースフィルムの融点は280
℃以上である。融点が280℃未満の場合には耐熱性に
劣り、半田付けの際にフィルムの変形、破損、しわやカ
ールを生じ易い。
℃以上である。融点が280℃未満の場合には耐熱性に
劣り、半田付けの際にフィルムの変形、破損、しわやカ
ールを生じ易い。
本発明において、PCTベースフィルムの熱収縮率は半
田付は時の変形を抑えるために、200℃で15分間加
熱した時の熱収縮率が2.0%未満であることが好まし
く、さらに好ましくは1.02未満である。
田付は時の変形を抑えるために、200℃で15分間加
熱した時の熱収縮率が2.0%未満であることが好まし
く、さらに好ましくは1.02未満である。
本発明におけるベースフィルムを構成するPCTは、従
来から公知のポリエステルの製造方法によって製造する
ことができる6例えば、テレフタル酸と1.4−シクロ
ヘキサンジメタツールの直接エステル化法によって、又
はジメチルテレフタレートと1.4−シクロヘキサンジ
メタツールのエステル交換法によって製造することがで
きる。このようにして製造されるPCTには、上記した
ように小割合で第3成分を共重合させてもよい。
来から公知のポリエステルの製造方法によって製造する
ことができる6例えば、テレフタル酸と1.4−シクロ
ヘキサンジメタツールの直接エステル化法によって、又
はジメチルテレフタレートと1.4−シクロヘキサンジ
メタツールのエステル交換法によって製造することがで
きる。このようにして製造されるPCTには、上記した
ように小割合で第3成分を共重合させてもよい。
本発明におけるベースフィルムは、従来の製造方法に従
いPCT及び場合によっては添加剤等を均一に混合し、
エクストルーダーのような溶融押出し機を用いて溶融押
出しし、冷却、延伸することによって製膜することがで
きる。ポリマーチップの乾燥条件は、特に限定されない
が、通常、170℃、3時間程度が適当である。押出し
温度は特に限定されないが1通常280℃ないし330
℃程度であり、好ましくは285℃ないし300℃程度
である。キャスティングは静電印加法により行なうこと
が好ましく、キャスティングドラムの温度は特に限定さ
れないが、通常5℃ないし60℃であり、好ましくは1
5℃ないし30℃である。
いPCT及び場合によっては添加剤等を均一に混合し、
エクストルーダーのような溶融押出し機を用いて溶融押
出しし、冷却、延伸することによって製膜することがで
きる。ポリマーチップの乾燥条件は、特に限定されない
が、通常、170℃、3時間程度が適当である。押出し
温度は特に限定されないが1通常280℃ないし330
℃程度であり、好ましくは285℃ないし300℃程度
である。キャスティングは静電印加法により行なうこと
が好ましく、キャスティングドラムの温度は特に限定さ
れないが、通常5℃ないし60℃であり、好ましくは1
5℃ないし30℃である。
また、冷却後の延伸は行なっても行なわなくてもよいが
、機械的特性向上の点から一軸又は二輪方向への延伸を
行なうことが好ましい、延伸を行なう場合は通常、70
℃ないし150℃、好ましくは80℃ないし110℃の
温度下て1通常2.5倍ないし6.0倍の延伸倍率で行
なわれる。延伸後。
、機械的特性向上の点から一軸又は二輪方向への延伸を
行なうことが好ましい、延伸を行なう場合は通常、70
℃ないし150℃、好ましくは80℃ないし110℃の
温度下て1通常2.5倍ないし6.0倍の延伸倍率で行
なわれる。延伸後。
フィルムな熱固定することか好ましいが、これは通常1
50℃ないし280℃、好ましくは170℃ないし24
0℃の温度下で通常lないし20秒、好ましくは5秒な
いし15秒間行なわれる。
50℃ないし280℃、好ましくは170℃ないし24
0℃の温度下で通常lないし20秒、好ましくは5秒な
いし15秒間行なわれる。
−E記フィルムの製造方法において、PCTフィルムの
融点は共重合する七ツマ−の組成とその量により、また
、熱収縮率は製膜条件、特に熱処理条件により調節する
ことがてきる。
融点は共重合する七ツマ−の組成とその量により、また
、熱収縮率は製膜条件、特に熱処理条件により調節する
ことがてきる。
上記ベースフィルムの少なくとも片面にはエツチングさ
れた例えば銅箔のような導電性金属箔が形成されている
。エツチングされた導電性金属箔は、従来のフレキシブ
ル回路基板に採用されているものを採用することができ
る。導電性金属箔の形成方法は特に限定されないが、箔
をベースフィルム上に被着した後パターンエツチングす
る周知のサブドルクチイブ法、ベースフィルム上に金屑
をパターン状にメツキするアディティブ法及びパターン
状に打ち抜いた金属箔をベースフィルムに貼り合わせる
スタンピングホイル法等が挙げられる。
れた例えば銅箔のような導電性金属箔が形成されている
。エツチングされた導電性金属箔は、従来のフレキシブ
ル回路基板に採用されているものを採用することができ
る。導電性金属箔の形成方法は特に限定されないが、箔
をベースフィルム上に被着した後パターンエツチングす
る周知のサブドルクチイブ法、ベースフィルム上に金屑
をパターン状にメツキするアディティブ法及びパターン
状に打ち抜いた金属箔をベースフィルムに貼り合わせる
スタンピングホイル法等が挙げられる。
次に、本発明に規定するフィルム特性及び下記実施例に
おいて採用した本発明の効果の評価法について説明する
。
おいて採用した本発明の効果の評価法について説明する
。
(1)融点Tm
走査型熱量計(DSC)に試料5mgをセットし、N8
気流下で20℃/分の昇温速度で昇温させた時に表われ
る結晶融解に伴う吸熱ピーク温度をT朧とする。
気流下で20℃/分の昇温速度で昇温させた時に表われ
る結晶融解に伴う吸熱ピーク温度をT朧とする。
(2)熱収縮率
恒温槽中、S素状態で200℃、15分間放置する。原
反を1゜、測定した長さを文とすると、[(io−Jl
)八ol X 100%で表わす。
反を1゜、測定した長さを文とすると、[(io−Jl
)八ol X 100%で表わす。
(3)エツチング寸法変化
40℃のFeC15溶液中に試料を5分間浸漬してエツ
チングを行ない、サンプルの寸法変化を次の評価基準で
判定した。
チングを行ない、サンプルの寸法変化を次の評価基準で
判定した。
1亘基1
0:寸法変化が1%未満のとき
0:寸法変化が1〜5%のとき
X:寸法変化が5%を超えるとき
(4)耐ハンダ性
220°Cで溶融するPb−3nハンダ浴の中に試料を
1分間浸漬後の試料の形状から判断する。
1分間浸漬後の試料の形状から判断する。
評価基準
O:寸法変化が1%未満で平面性に優れているとき
O:寸法変化は10%未満で、比較的試料の平面性の良
い場合 Δ:寸法変化が10%以上と大きく、シかも。
い場合 Δ:寸法変化が10%以上と大きく、シかも。
試料がベコベコしているとき
X:溶融したり破れたりしてもとの形状をとどめないも
の 〔実施例] 以下、本発明を実施例に基づきより具体的に説明する。
の 〔実施例] 以下、本発明を実施例に基づきより具体的に説明する。
もっとも1本発明は、下記実施例に限定されるものでは
ない。
ない。
実施例1
テレフタル酸60モル%及びスチルベンジカルボン酸4
0モル%から成る酸成分と、1.4−シクロヘキサンジ
メタツール100モル%から成る成分とを酸成分に対し
て0.05モル%の酸化チタンを触媒として用いてオー
トクレーブ中て攪拌下で加熱することによりエステル交
換し、次いでm縮合してPCTを得た。
0モル%から成る酸成分と、1.4−シクロヘキサンジ
メタツール100モル%から成る成分とを酸成分に対し
て0.05モル%の酸化チタンを触媒として用いてオー
トクレーブ中て攪拌下で加熱することによりエステル交
換し、次いでm縮合してPCTを得た。
このポリエステルを300°Cで溶融押出し、40°C
に保持した急冷ドラム上で冷却して110007tの未
延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを110°C
に調節した金属ロールに接触させ予熱した後赤外線ヒー
タ(表面温度1000°C)を照射しつつ周速差のある
ロール間で、3.2倍縦方向に延伸した。続いて縦延伸
フィルムをテンターで135℃で3.5倍に横延伸した
。得られた2輪延伸フィルムの両端をクリップで把持し
たまま250°Cで熱固定し巻き取り、厚さ75ル膳の
フィルムを得た。このフィルムの融点を上記方法により
測定した。
に保持した急冷ドラム上で冷却して110007tの未
延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを110°C
に調節した金属ロールに接触させ予熱した後赤外線ヒー
タ(表面温度1000°C)を照射しつつ周速差のある
ロール間で、3.2倍縦方向に延伸した。続いて縦延伸
フィルムをテンターで135℃で3.5倍に横延伸した
。得られた2輪延伸フィルムの両端をクリップで把持し
たまま250°Cで熱固定し巻き取り、厚さ75ル膳の
フィルムを得た。このフィルムの融点を上記方法により
測定した。
このフィルム上に常法により銅箔を形成し、エツチング
して回路を形成し、本発明のフレキシブル回路用基板を
得た。
して回路を形成し、本発明のフレキシブル回路用基板を
得た。
得られたFPC基板の熱収縮率、エツチング寸法変化及
び耐ハンダ性を上記の方法により測定又は評価した。そ
の結果を下記表に示した。
び耐ハンダ性を上記の方法により測定又は評価した。そ
の結果を下記表に示した。
下記表から明らかなように、このFPC基板は耐ハンダ
性及びエツチング寸法変化の両方とも極めて優れていた
。
性及びエツチング寸法変化の両方とも極めて優れていた
。
1崖璽ユ
熱固定温度を220℃にすることを除いて実施例1と同
様にしてFPC基板を得た。
様にしてFPC基板を得た。
得られたFPC基板の特性を下記表に示した。下記表に
示すように、このFPC基板は優れた耐ハンダ性を有し
、エツチング寸法変化も優れていたが、熱収縮率が実施
例1のものよりも高く、実施例1のものの方がより優れ
た効果が得られた。
示すように、このFPC基板は優れた耐ハンダ性を有し
、エツチング寸法変化も優れていたが、熱収縮率が実施
例1のものよりも高く、実施例1のものの方がより優れ
た効果が得られた。
比較例1
酸成分をテレフタル酸90モル%、スチルベンジカルボ
ン酸10モル%とすることを除いて実施例1と同様にし
てFPC基板を得た。
ン酸10モル%とすることを除いて実施例1と同様にし
てFPC基板を得た。
得られたFPC基板の特性を下記表に示した0表から明
らかなように、ベースフィルムの融点が本発明の範囲よ
りも低く、その結果、FPC基板のハンダ耐熱性、エツ
チング寸法安定性が劣っている。
らかなように、ベースフィルムの融点が本発明の範囲よ
りも低く、その結果、FPC基板のハンダ耐熱性、エツ
チング寸法安定性が劣っている。
比較例2
PCTの代わりにポリエチレン−2,6−ナフタレート
を用いて実施例1と同様にしてFPC基板を得た。
を用いて実施例1と同様にしてFPC基板を得た。
得られたFPC基板の特性を下記表に示した0表に示す
ように、このFPC基板は熱収縮率は低いか寸法変化が
大さく、ハンダ耐熱性に関してはフィルムに穴か空いた
り変形する等劣っている。
ように、このFPC基板は熱収縮率は低いか寸法変化が
大さく、ハンダ耐熱性に関してはフィルムに穴か空いた
り変形する等劣っている。
比較例3
PCTの代わりにポリエチレンテレフタレートを用いて
実施例1と同様にしてFPCJJ板を得た。
実施例1と同様にしてFPCJJ板を得た。
得られたFPC基板の特性を下記表に示した0表に示す
ように、このFPC基板は熱収縮率及び寸法変化が大き
く満足できない。また、ハンダ耐熱性もフィルムか溶け
てしまい劣っている。
ように、このFPC基板は熱収縮率及び寸法変化が大き
く満足できない。また、ハンダ耐熱性もフィルムか溶け
てしまい劣っている。
[発明の効果]
この発明により、耐熱性、耐熱劣化性及び寸法安定性に
優れたFPC用基板基板供された。特に半田付けの際の
熱による基板フィルムの溶融。
優れたFPC用基板基板供された。特に半田付けの際の
熱による基板フィルムの溶融。
破損及び変形がなく、半田付は作業を容易にすることか
できる。また、基板フィルムに銅箔を貼り合せた後に銅
箔をパターンエツチングする際生じる寸法の変化か小さ
い。
できる。また、基板フィルムに銅箔を貼り合せた後に銅
箔をパターンエツチングする際生じる寸法の変化か小さ
い。
Claims (2)
- (1)融点が280℃以上である1.4−ポリシクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレートから成るベースフィ
ルムの少なくとも片面にエッチングされた導電性金属箔
が形成されたフレキシブル回路用基板。 - (2)ベースフィルムの200℃、15分間加熱後の熱
収縮率が縦方向及び横方向とも2.0%以下である請求
項1記載のフレキシブル回路用基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31928288A JPH02164532A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | フレキシブル回路用基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31928288A JPH02164532A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | フレキシブル回路用基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02164532A true JPH02164532A (ja) | 1990-06-25 |
Family
ID=18108467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31928288A Pending JPH02164532A (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | フレキシブル回路用基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02164532A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7147927B2 (en) | 2002-06-26 | 2006-12-12 | Eastman Chemical Company | Biaxially oriented polyester film and laminates thereof with copper |
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JP2021061392A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-15 | ジンヨングローバル カンパニーリミテッド | Pctフィルムを絶縁層とするフレキシブルプリント回路基板及びその製造方法 |
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Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPS6085437A (ja) * | 1983-10-18 | 1985-05-14 | Teijin Ltd | 磁気記録フレキシブルデイスク |
JPH02187331A (ja) * | 1988-11-14 | 1990-07-23 | Mitsubishi Kasei Corp | フレキシブルプリント配線基板用ベースフィルム |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP31928288A patent/JPH02164532A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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