JPS6085437A - 磁気記録フレキシブルデイスク - Google Patents

磁気記録フレキシブルデイスク

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JPS6085437A
JPS6085437A JP19338283A JP19338283A JPS6085437A JP S6085437 A JPS6085437 A JP S6085437A JP 19338283 A JP19338283 A JP 19338283A JP 19338283 A JP19338283 A JP 19338283A JP S6085437 A JPS6085437 A JP S6085437A
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film
magnetic recording
temperature
expansion
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Kinji Hasegawa
欣治 長谷川
Hiroshi Noda
能田 豁
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/74Record carriers characterised by the form, e.g. sheet shaped to wrap around a drum
    • G11B5/82Disk carriers
    • G11B5/825Disk carriers flexible discs

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はトラッキングミスを回避できる金属薄膜から
なる磁気記録層を設けた磁気記録フレキシブルディスク
に関する。更に詳しくは、高いトラック密度記録の可能
な金属薄膜からなる磁気記録層を設けた磁気記録フレキ
シブルディスクに係る。
1迷i1 一般に、磁気フレキシブルディスク記録再生装置自体に
、温度変化を抑制する機構やトラック検出の特別な回路
(トラックサーボ等)を設けることによって、トラッキ
ングミスを防止することが従来から知られている。もっ
とも、これらの手段では記録再生装置が複雑となるので
汎用的ではない。実際的には、基材フィルムや磁気材料
に可能な限り、熱膨張率及び湿度膨張率の小さい材料を
選択することによって、磁気フレキシブルディスクを造
り、トラッキングミスを防止する手段が採られている。
しかしながら、この様な磁気フレキシブルディスクでも
高1(40〜50℃)及び/又は高湿(約80%R+1
 )で使用すると、トラッキングミスが発生する。特に
低温(10℃程度)ないし低湿(20%R1」程度)の
条件下で記録した磁気フレキシブルディスクは、常温(
25℃程r!1)及び通常の湿度(60%RH程度)雰
囲気のもとで再生するとトラッキングミスが発生すると
いう欠点があった。このトラッキングミスによって、出
力エンベロープの低下が起り、S/N比が悪くなるとい
う問題は未解決である。
近年特に、高密度磁気記録媒体としてバインダーを用い
ず、磁気記録層として金属薄膜を真空蒸着やスパッタリ
ングの如き真空沈着法によって非磁性支持体である熱可
塑性プラスチック上に形成して、この金属薄膜を磁気記
録材とするものとか、無電解メッキ法により金属薄膜体
を得る方法等が数多く提案されている。
これら金属薄膜からなる磁気記録層を設けてなる磁気フ
レキシブルディスクについては、多くの場合、磁気記録
媒体の膜厚方向の磁化によって記録を行なう、いわゆる
垂直磁気記録に関するものであるが、これらの改良だけ
では磁気記録の高密度化には不充分であり、前記基材フ
ィルムの温度。
湿度膨張率に寄因するトラック密度の向上も同時に満足
することによって高密度磁気記録が達成されるものであ
る。
この様な高いトラック密度記録の可能な金属薄膜よりな
る磁気記録フレキシブルディスクは未だ得られていない
発明の目的 本発明者は上記の欠点を解消するため研究を重ねた結果
、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタ
レート系ポリエステルよりなる2軸配向フイルムの温度
及び湿度膨張率を特定範囲に調整することによって、寸
法安定性の高いフィルムを得、これを基材として金属薄
膜よりなる磁気記録フレキシブルディスクを造ることに
よって、トラッキングミスの発生を回避できることを見
出し本発明に到達した。
本発明の目的は、使用可能な雰囲気条件温度。
湿度範囲を拡大し、高温、高湿の条件でもトラックミス
が発生しない様に改良した金属薄膜よりなる磁気記録フ
レキシブルディスクを提供することにある。
更に、この様な温度、湿度による寸法安定性の高い金属
薄膜よりなる磁気記録フレキシブルディスクは、磁気記
録の高密度化、就中、トラック密度の向上を可能にする
ものであって、かようなディスクを提供することも本発
明の他の目的である。
RlIと乳しユ 本発明は、酸成分の80モル%以上がテレフタル酸より
構成されたポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート系ポリエステルからなる2軸配向フイル
ムを基材とし、該フィルムの長手方向及び巾方向を含む
面における最大の温度膨張率が9〜35X 10”C−
1、最大の湿度膨張率が0〜8.OX 10−G ’C
<%RH)−1,最大と最小との温度膨張率の差がO〜
8.OX 10+℃−’ 、かつ最大と最小と湿度膨張
率の差が0〜3.0XIO’ (%RH) ”’である
ものに金属薄膜からなる磁気記録層を設けてなる磁気記
録フレキシブルディスクである。
この磁気記録フレキシブルディスクは、前記、ポリ−1
,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート系ポ
リエステル2軸配向フイルム上に真空蒸着、スパッタ、
イオンブレーティング、C0V、 D、(Chemic
al ■apour Deposition ) 。
又は、無電解メッキ等の方法を用いることによって得ら
れる。
また、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレ
フタレート系ポリエステル2軸配向フィルムは上記の温
度、湿度膨張率の条件を満足するように、製膜条件を適
宜にコントロールすることによって製造することができ
る。
本発明の磁気記録フレキシブルディスクは、金属薄膜か
らなる磁性層と基材フィルムとによって構成されている
。この様な金属薄膜形成の手段は、前述の様に真空蒸着
法、スパッタ法、イオンブレーティング法、 C,V、
 D、(Chemical Vapou−r Qepo
sition )法、無電解メッキ法等の方法を挙げる
ことができるが、これらの金属薄膜の形成法どしては従
来公知の゛づ−べての方法を用いることができる。
真空蒸着法の場合には、10−4〜10’ T orr
の真空下でタングステンボートやアルミナハース中の蒸
着金属を抵抗加熱、へ周波加熱、電子ビーム加熱等によ
り蒸発させ、上記支持体上に沈着せしめる。蒸着金属と
してはFe、Ni、Go及びそれらの合金が通常用いら
れる。また、本発明には02雰囲気中でFeを蒸発させ
酸化鉄薄膜を得る反応蒸着法も適用できる。イオンブレ
ーティング法では、10]〜1O−3Torrの不活性
ガスを主成分とする雰囲気中でDCグロー放電、RFグ
ロー放電を起し、放電中で金属を蒸発さす。不活性ガス
としては通常Arが用いられる。スパッタ法では10−
3〜10−’ T orrのArを主成分とする雰囲気
中でグロー放電を起し、生じたA「イオンでターゲット
表面の原子をたたき出す。グロー放電を起す方法として
直流2極、3極スパツタ法及び高周波スパッタ法がある
。又、マグネトロン放電を利用したマグネトロンスパッ
タ法もある。
磁気薄膜の厚さは高密度磁気記録媒体として充分な信号
出力を提供するものでなl′Jればならない。
従って、磁気薄膜の厚さは薄膜形成法、用途によって異
なるが、一般に0.02〜1.5μm (200〜15
.000人)の間にある。
長手記録用磁気薄膜の形成法としては、蒸着(熱蒸着、
電子ビーム蒸着等)、スパッタリング(2極直流スパツ
タリング、高周波スパッタリング等)等の方法が挙げら
れる。蒸着の場合磁化容易軸をテープ水平方向に発現す
るようGo等の強磁性体金属を非磁性のプラスチック支
持体に対し連続的に斜方蒸着を行ない、繰り返し積層す
ることによって、結晶磁気異方性、形状異方性をテープ
水平方向に発現させるものである。従ってトータルとし
ての金属薄膜厚さは、0.02〜0.5μm(200〜
5,000人)程度である。
また、上述の如き長手記録用磁気薄膜の形成法の伯に、
高密度デジタル記録が可能な方法としてフレキシブルデ
ィスク用に、磁化容易軸を非磁性支持体の垂直方向に発
現するよう、例えばGOにCrを適当間註人(10〜2
0%)して、発生する減磁界を抑えて垂直方向に磁化容
易軸を発現させ、基盤面に対し垂直方向に記録を行なう
垂直磁気記録法も適用できる。
通常スパッタ法では0.2〜1.5μm厚みのCO〜C
「合金が用いられる。この時非磁性支持体と、垂直方向
に磁化容易軸を有する磁気記録層の間にパーマ0イ(F
e −Ni ) 、スーパーマロイ等の高透磁率材料か
らなる磁束集束体薄膜を配することができる。磁束集束
体としての高透磁率材料はスパッタリングによって形成
され、膜厚は0.1〜1 μ?+1 (1,000〜1
0,000人)の低保磁力(5008以下)薄膜層であ
る。このときの磁気記録層のGo−Cr躾厚は、0.2
〜1.5μ′rrL(2,000〜15.000人)程
度に形成する。
なお、金属薄膜よりなる磁気記録層は基材フィルムの表
裏に少なくとも一層の磁気記録層があれば良いが、特公
昭58−91号公報に開示のごとく、Ni Fe合金薄
膜等の軟磁性層を有していても良く、また基材フィルム
と金属薄膜との間に適当な接着剤層があっても良く、金
属薄膜上に保護層を有していても良い。
本発明における基材フィルムであるポリ−1,4−シク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレート系ポリエステル
としては、二基IN成分のうち80モル%以上がテレフ
タル酸より成り、グリコール成分は1.4−シクロヘキ
サンジメタツールのシスまたはトランス異性体より選ば
れたグリコールである。テレフタル酸以外の二塩基酸成
分としては、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セ
パチン酸、コハク酸、シュウ酸等の二塩基酸が例示され
る。好ましくは、イソフタル酸である。
本発明において用いる1、4−シクロヘキサンジメタツ
ールは、ジメチルテレフタレートまたはテレフタル酸の
接触還元によって製造されるが、いずれの方法で製造さ
れたものでも支障がない。
1.4−シクロヘキサンジメタツールのシス体とトラン
ス体との比は特に制限するものではないが、シス体/ト
ランス体−4/6〜0/10の範囲のものが好ましい。
前記ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフ
タレート系ポリエステル中には、例えば、リン酸、亜リ
ン酸及びそれらのエステル等の安定剤、二酸化チタン、
微粒子状シリカ、カオリン。
炭酸カルシウム、リン酸カルシウム等の艶消剤。
滑剤等が含まれていても良い。
本発明で用いられるポリ−1,4−シクロヘキシレンジ
メチレンテレフタレート系ポリエステル2軸配向フイル
ムは、フィルムの長手方向及び巾方向を含む面における
最大の温度膨張率が9〜35×10−G℃−1、好まし
くは9〜25X 10−”C司、最大の湿度膨張率が0
〜8,0x10’ (%R1−1)−’、好ましくは0
〜5.0xlO’ (%R)−1)−1であり、しかも
最大と最小との温度膨張率の差が0〜8.0×10−G
″C−1、好ましくは0〜5.Ox 10”C−’また
最大と最小との湿度膨張率の差がθ〜3.0x10−6
(%RH)−1、好ましくは0〜’2,5X 10’ 
(%RH)−1である。フィルム基材の氾疫、湿度膨張
率がこの範囲を満足すると、フレキシブルディスクのト
ラッキングミスは防止でき、広い温度、湿度範囲での使
用が可能になる。温度又は湿度膨張率−11− が上記に規定した範囲を超えると、磁気記録フレキシブ
ルディスクに記録した雰囲気と異なった温度で再生した
場合に、温度膨張率、湿度膨張率の差によって磁気フレ
キシブルディスクの中心から伸びが異なり磁気ヘッドと
記録トラックがずれてトラッキングミスを発生する原因
となる。この結果、出力が変化して、ドロップアウトを
生ずる。
現状技術では、磁気記録フレキシブルディスクとして最
も一般的に用いられているポリエチレンテレフタレート
系ポリエステルフィルムでは、最大の温度膨張率は約1
7x 10’℃−1、温度膨張率の最大と最小の差は8
X10−G℃1程度で、温度膨張率の面では記録再生装
置の温度膨張率とほぼ一致するものの、面内方向におけ
る温度膨張率差によるトラックずれを完全に防止するこ
とはできない。また湿度膨張率については約11x 1
0−も(%RH)−1程度とかなり大きく湿度変化に対
応したトラックずれは、記録再生装置の湿度膨張率がO
とみなせるのでかなり大きなものとなる。一方、本発明
のポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレン−19− テレフタレート系ポリエステルよりなる2軸配向フイル
ムを用いることによって、一般的に用いられているポリ
エチレンテレフタレート系ポリエステルよりなる2軸配
向フイルムよりも温度膨張及び湿度膨張に伴うトラック
ずれが小さく、がっ温度膨張率の最大値と最小値との差
、湿度膨張率の最大値と最小値との差を小さくすること
によって、トラックずれを更に小さく抑えることができ
、広い温度、湿度範囲の雰囲気での使用に全く支障がな
い。しかもこの基材フィルムは磁気記録が高密度化され
た磁気記録フレキシブルディスクが得られる。
上記の膨張特性を得るためのポリ−1,4−シクロへキ
シレンジメチレンテレフタレート系ポリエステルフィル
ムの製膜方法は、ポリエチレンテレフタレート等の通常
のポリエステルフィルムの製膜法と同様な製造法が適用
できる。例えば、T−ダイ法、インフレーション法等に
よって溶融押出された未延伸フィルムを造ることができ
る。更に、2軸方向に延伸して2軸配向フイルムとなし
得る。
−1乙− この時の延伸温度は、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの場合とほぼ同様の条件で実施できるが、ポリ−1
,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート系ポ
リエステル中のテレフタル酸含有量によりガラス転移温
度、融点が変化するので、これに対応して溶融温度やキ
ャスティングドラムの温度を適宜選択する必要がある。
延伸温度としては通常80〜140℃であり、また延伸
倍率としては縦方向に3.0〜5.0倍、好ましくは3
.5〜4.5倍、横方向に3.0〜5.0倍、好ましく
は3.5〜4.5倍程度を選択する。得られた2軸配向
フイルムを150〜260℃(好ましくは180〜25
0℃)で1〜100秒熱固定することによって、本発明
の湿度、湿度膨張によるトラックずれの小さいフィルム
が得られる。しかし、本発明のポリ−1,4−シクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート系ボエステルよりな
る2軸配向フイルムは、この様な方法で得られたものの
みには限られない。本発明の2軸配向フイルムは、その
用途によって適宜の厚さとなし得るが、通常25〜12
5μ程度の範囲から選ばれる。もっとも、この厚さの範
囲に限定されるものではない。
本発明における特性値の測定方法は次の通りである。
(1)濃度膨張率 日本自動制御社製の定荷重伸び試験機(I T l−2
型)を恒温恒湿槽内に置き測定を行う。測定サンプルは
予め所定の条件〈例えば70℃30分)で熱処理を施し
、このサンプルを試験機に取イ1け温度20℃、湿度6
0%RH(相対湿度)と温度40℃、湿度60%RHと
の間での寸法変化を読取ることによって温度膨張率を測
定する。このときの原サンプル長は、505m、サンプ
ル巾は1/4インチである。測定時に加える加重は59
/ 1/4インチ[1]当りで一定とした。長いサンプ
ルが得られない場合は、真空理工社製前機械分析装置T
 M −3000を用い測定することもできる。温度膨
張率の最大値及び最小値の差をもとめる場合は、T M
 −3000を用いる。サンプルの寸法は長さ15#I
II+、巾smrrrであって、温度10℃、湿度O%
RHと温度40℃、相対湿度0%における寸法変化を読
取ることによって、温度膨張率の最大と最小との差を知
ることができる。両者の測定法によって得られた値は完
全に一致するから、いずれの測定法でもよい。
(2)湿度膨張率 温度膨張率をめる場合と同様に日本自動制御社製の定荷
重伸び試験機を用い、副10℃、相対湿度90%の条件
で予め処理を施したサンプルを取刊り、温石20℃、相
対湿度30%と20℃湿度70%R]」の間における寸
法変化を読取ることによって湿度膨張率をめる。サンプ
ルが長くとれない場合は温度膨張測定時と同様に真空理
工社製の熱機械分析装置を恒温恒室機に置き、前記条件
のもとて測定を行なった。この場合もいずれの方法によ
って得られる値も完全に一致する。
(3)トラッキングずれテスト(温度変化)トラッキン
グずれテストとしては次の様な方法を用いる。金属薄膜
をスパッタ法により基材フィルムの両面に磁気記録層を
形成してディスク状に打抜いた金属薄膜よりなる磁気記
録フレキシブルディスクを温度15℃湿度60%RHで
リングヘッドを用い磁気記録し、そのときの最大出力と
磁気シートの出力エンベロープを測定する。次に雰囲気
温度を40℃湿度60%RHになる様に維持して、その
温度における最大出力と出力エンベロープを調べ、15
℃湿度60%RHの時の出力エンベロープと40℃湿痕
60%RHのときの出力エンベロープを比較して、トラ
ッキングの状態を判定する。この差が小さいほど、優れ
たトラッキング特性を有している。この差が36b以上
になると、トラッキングが悪く、評価としては×であり
、adb以内のものはOとして評価した。
(4)トラッキングずれテスト(湿度変化)前項と同様
に温度25℃、相対湿度20%の雰囲気で記録し、更に
雰囲気条件を25℃、相対湿度70%に保持し、25℃
、相対湿度20%のときと25℃相対湿度70%の出力
エンベロープを比較する。前項と同様にトラッキングの
良好性を評価する。評価方法は3項と同様である。
実施例 次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1〜4及び比較例1〜2 二塩基酸成分として、テレフタル酸を85モル%。
イソフタル酸を15モル%、グリコール成分として1.
4−シクロヘキサンジメタツールを用い、触媒として酸
化チタン0.05モル%とをオートクレーブに入れ、撹
拌下で加熱してエステル交換し、次いで重縮合して、1
.4−シクロヘキサンジメタツールとテレフタル酸及び
イソフタル酸よりなるポリ−1,4−シクロヘキシレン
ジメチレンテレフタレート系ポリエステルを得た。
一方、テレフタル酸100モル%、1.4−シフ[1ヘ
キサンジメタノール100モル%よりなるポリシクロヘ
キシレン−1,4−ジメチレンテレフタレートも同様に
して重合を行った。比較例として、ポリエチレンテレフ
タレートを常法により重合した。
この2種のポリエステルを300℃で溶融押出し、10
50μの未延伸フィルムを得た。次いで、90〜120
℃にて縦方向に3.3〜3.7倍、100〜130℃で
横方向に3.4〜3.8倍延伸し、更に200〜240
℃において10〜30秒間熱固定して、厚み75μの製
膜条件の異なった2軸配向フイルムを得た。この様にし
て得られた2軸配向フイルムの両面に特開昭57−15
8380号公報等で公知の対向ターゲットを用いたスパ
ッタ法により、厚さが0.5μのNiFe合金膜と0.
4μのCo−0c合金膜とを順次形成し、両面2層媒体
を形成した。
すなわち、NiFe合金膜はNiFe含金ターゲット(
Ni:81wt%、330swX 150顛)2枚を1
20μmの間隔で対向させた対向ターゲット式スパッタ
装置を用い両ターゲットの側方に配した23℃に保った
350.直径の回転ドラム上に基材のシートを走行させ
ながら、アルゴンガス圧1.0pa(パスカル)、平均
堆積速度0.2μ/gainでスパッタを行ない、0.
5μのNt Fe合金膜を順に両面に形成した。
そしてC0Cr合金膜はCo Cr合金ターゲット(Q
r:17wt%)2枚を用い、同上の装置により、11
0℃に保った回転ドラム上にNi Fe含金膜を形成し
たシートを走行させながら、平均堆積0.2μ/ mi
nでスパッタを行なイ0.4μのCoCr合金膜を順に
両面に形成し、両面2層媒体を作成した。
この後、外径20 cmで内径3,8c、の磁気記録フ
レキシブルディスクに切抜き、記録再生装置により記録
再生操作を行った。シートレコーダーは360cpmで
回転し、磁気ヘッドの位置はディスクの中心より8 c
mどした。トラックの巾は300μ、ヘッドの材質はフ
ェライトであった。磁気記録フレキシブルディスクには
IM)Izの信号を所定の条件で記録し、所定の条件で
再生して、出力エンベロープの差を測定した。この磁気
記録フレキシブルディスクの15℃、60%RHの条件
及び25℃、20%RHときのエンベロープは0.2 
dB以下であった。
ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート系ポリエステルを種々に製膜条件を変化させたもの
について、温度、湿度膨張率及びトラックずれテストを
行い、その結果を第1表に示した。
以上の結果から明らかな通り、温湿疾膨張率が適当範囲
のものは実施例1〜6で示したようにトラッキングミス
が改善されており、高温高湿雰囲気において磁気ディス
クの記録再生等の使用が可能であることが判る。これに
対し、比較例1〜3においてはトラッキングミスが発生
している。このように本発明のディスクは高トラツク密
度のフレキシブルディスクとして工業的価値が高いもの
であることが判った。
11匹11 本発明の磁気記録フレキシブルディスクは、特定のポリ
エステル、即ちポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチ
レンテレフタレートを主成分として、長手方向と幅方向
にバランスするように2軸延伸を施したものを基材とし
、このポリエステルフィルムの表面に磁性層を設けたた
ものである。基材フィルムが、所定の湿度膨張率と湿度
膨張率とを備えた場合には、磁気ディスクとしてトラッ
ク密度を高めても、トラッキングミスが生じないので、
高密度記録が可能となる利点を備えている。更に、この
磁気ディスクは、記録と再生との温度、ttam条件が
相違してもトラッキングミスがないという利点も備えて
いる。従って、本発明のフレキシブルディスクは、雰囲
気の変化に耐えられる、適用範囲の広いものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリエステルフィルム基材に金属薄膜からなる磁気記録
    層を設けた磁気記録フレキシブルディスクにおいて、ポ
    リエステルフィルムが実質的にポリ−1,4−シクロへ
    キシレンジメチレンテレフタレートからなる二軸配向フ
    ィルムであり、該フィルムの長手方向及び幅方向を含む
    面での最大の温度膨張率が9〜35x 10″G′G−
    ’ 、最大の湿度膨張率がθ〜8.0X10″G(%R
    H) −’ 、最大と最小との温度膨張率の差が0〜8
    .OX 10−”C−’ 、及び最大と最小との湿度膨
    張率の差がO〜3,0X10’ (%RH)−’である
    ことを特徴とする金属薄膜よりなる磁気記録フレキシブ
    ルディスク。
JP19338283A 1983-10-18 1983-10-18 磁気記録フレキシブルデイスク Granted JPS6085437A (ja)

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