JPH0216331A - ターボチャージャの制御装置 - Google Patents

ターボチャージャの制御装置

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JPH0216331A
JPH0216331A JP63164968A JP16496888A JPH0216331A JP H0216331 A JPH0216331 A JP H0216331A JP 63164968 A JP63164968 A JP 63164968A JP 16496888 A JP16496888 A JP 16496888A JP H0216331 A JPH0216331 A JP H0216331A
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pressure
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Yoshihide Maeda
前田 義秀
Toshikatsu Muramatsu
俊克 村松
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車両に搭載されるターボチャージャの制御
装置に係り、詳しくは低速域においても良好な過給を実
施することができるターボチャージャの制御装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
エンジンの低速域においても有効な過給を行なうために
、低速用ターボチャージャを採用した場合は、このター
ボチャージャがエンジンの高速回転時に過大な回転速度
とならないような対策が必要になる。そこで、ターボチ
ャージャのタービンに対して迂回するバイパス通路を設
け、このバイパス通路の流通断面積をウェイストゲート
バルブにより制御し、エンジンの高速回転域では、バイ
パス通路を開いて、排気ガスをタービンに対して迂回さ
せ、ターボチャージャの回転速度が過大にならないよう
にしている。
従来のターボチャージャの制御装置(例:実開昭58−
7.0417号公報)では、圧力室をもつアクチュエー
タによりウェイストゲートバルブを操作するとともに、
ターボチャージャのコンプレッサより下流のブースト圧
を圧力室へ導いている。
これにより、設定エンジン回転速度未満ではウェイスト
ゲートバルブが全開状態になり、さらに、設定エンジン
回転速度以上になると、圧力室の圧力がばねに打ち勝っ
て、ウェイストゲートバルブが全開状態になり、ターボ
チャージャの過大な回転を防止している。また、電磁弁
を設け、設定エンジン回転速度以上においてアクチュエ
ータの圧力室へブースト圧の代わりに加圧空気源内の空
気圧を供給するものもある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来のターボチャージャの制御装置では、1
個の設定エンジン回転速度によりウニイストゲ−1へバ
ルブの開度が切り替わるのみであるので、設定エンジン
回転速度以下の領域では、タービン回転速度も低く、十
分な過給圧が得られなくなっている。
この発明の目的は、ターボチャージャの従来の制御装置
では、過給が不十分である非常に低いエンジン回転速度
の領域における過給効果を高めることができるターボチ
ャージャの制御装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、ターボチャージャは、吸気通路に配設さ
れているコンプレッサと、排気通路に配設されコンプレ
ッサと一体的に回転するタービンとを備えている。そし
て、このターボチャージャの制御装置は、タービンが配
設されている排気通路の部分に対して並列に接続されて
いるバイパス通路と、このバイパス通路の流通断面積を
制御するウェイストゲートバルブと、圧力室をもちこの
圧力室の圧力に応じてウェイストゲートバルブを操作す
るアクチュエータと、このアクチュエータの圧力室へコ
ンプレッサより下流のブースト圧又は加圧空気源内の空
気圧を導く第1の電磁弁と、この第1の電磁弁を介する
圧力室へのブースト圧の供給を許容又は禁止する第2の
電磁弁とを有している。第1及び第2の電磁弁は、第1
のエンジン回転速度未満では圧力室へのブースト圧及び
加圧空気源内の空気圧の供給を共に断ち、第1のエンジ
ン回転速度以上及び第2の回転速度未満の範囲では圧力
室へブースト圧を供給し、第2の回転速度以上では圧力
室へ加圧空気源内の空気圧を供給するように、なってい
る。
〔作用〕
第1のエンジン回転速度未満の領域では、アクチュエー
タの圧力室はブースト圧及び加圧空気源内の空気圧の供
給を断たれる。これにより、ウェイストゲートバルブは
全開状態に保持され、排気ガスは、バイパス通路へ流れ
ずに、タービンを駆動する。このエンジン回転速度領域
では、タービンを駆動する排気ガスの流量は、エンジン
回転速度の増大に伴って、増大し、タービン回転速度は
、エンジン回転速度の上昇に連れて、上昇する。
エンジン回転速度が第1のエンジン回転速度に達すると
、アクチュエータの圧力室はコンプレッサより下流のブ
ースト圧を供給される。これにより、ウェイストゲート
バルブは半開状態となり、排気ガスの一部はバイパス通
路へ流れ、タービン回転速度は低下する。第1のエンジ
ン回転速度以上で第2の回転速度未満の領域において、
タービンを駆動する排気ガスの流量は、エンジン回転速
度の増大に伴って、増大し、タービン回転速度は、エン
ジン回転速度の上昇に連れて、上昇する。
エンジン回転速度が第2の回転速度に達すると、アクチ
ュエータの圧力室は加圧空気源からの空気圧を供給され
る。これにより、ウェイストゲートバルブは全開状態と
なり、バイパス通路へ流れる排気ガスの流量は増大し、
タービン回転速度は低下する。エンジン回転速度が第2
の回転速度よりさらに上昇すると、タービンを駆動する
排気ガスの流量は増大し、タービン回転速度は、エンジ
ン回転速度の上昇に連れて、上昇する。
〔実施例〕
以下、この発明を図面の実施例について説明する。
第1図はターボチャージャを装備するエンジンlOの全
体の構成図である。エンジン10は、燃焼室12におけ
る燃料の燃焼により往復動するピストン14を備え、吸
気通路16及び排気通路18が燃焼室12へ接続されて
いる。ターボチャージャ20は、吸気通路16内に配設
され吸入空気を加圧するコンプレッサ22と、排気通路
18内に配設され排気ガスにより回転させられるタービ
ン24と、両端部においてそれぞれコンプレッサ22及
びタービン24を固定されタービン24の回転をコンプ
レッサ22へ伝達する軸26とを有している。バイパス
通路28は、タービン24が配設されている排気通路1
8の部分に対して並列に接続され、ウェイストゲートバ
ルブ30はバイパス通路28の流通断面積を制御する。
アクチュエータ32は、ダイヤフラム34により区画さ
れている圧力室36と、ダイヤフラム34を圧力室36
の方へ押圧する圧縮コイルばね38と、ダイヤフラム3
4の運動によりウェイストゲートバルブ30を操作する
ロッド40とを有している。エアタンク42は加圧され
た空気圧を貯蔵し、切換弁式の第1の電磁弁44は、管
路46を介してコンプレッサ22より下流の吸気通路1
6の個所へ、管路48を介してエアタンク42へ、及び
管路50を介して圧力室36へ接続され、電気信号に関
係して管路50へ管路46又は管路48を選択的に接続
する。開閉弁式の第2の電磁弁52は、管路46に配設
され、管路46を開閉する。減圧弁54は、管路48に
設けられ、エアタンク42内の空気圧を減圧して第2の
電磁弁52へ導く。マイクロコンピュータ56は、エン
ジン回転速度及びエンジン負荷等のデータを入力され、
これらデータに基づいて第1の電磁弁44及び第2の電
磁弁52へ制御信号を出力する。
第2図は第1図のターボチャージャ20の制御装置にお
けるエンジン回転速度とタービン回転速度との関係を示
している。第2図を参照して、実施例の作用について説
明する。
第1のエンジン回転速度Nu(例えば1300r、p、
m、)未満の領域では、マイクロコンピュータ56から
の制御信号により、第1の電磁弁44は管路46を管路
50へ接続し、第2の電磁弁52は管路46を閉してい
る。これにより、アクチュエータ32の圧力室36はブ
ースト圧及びエアタンク42内の空気圧の供給を断たれ
、アクチュエータ32においてダイヤフラム32は圧縮
コイルばね38により圧力室36の方へ変位し、ウェイ
ストゲートバルブ30は全開状態に保持され、排気ガス
は、バイパス通路28へ流れずに、タービン24を駆動
する。このエンジン回転速度領域では、タービン24を
駆動する排気ガスの流量は、エンジン回転速度の増大に
伴って、増大し、タービン回転速度は、エンジン回転速
度の上昇に連れて、上昇する。
エンジン回転速度が第1のエンジン回転速度N1に達す
ると、マイクロコンピュータ56からの制御信号により
、第1の電磁弁44は管路46を管路50へ接続し、第
2の電磁弁52は管路46を開く。これにより、アクチ
ュエータ32の圧力室36はコンプレッサ22より下流
のブースト圧を供給され、アクチュエータ32において
ダイヤフラム32は圧縮コイルばね38に抗して反圧力
室36の方へ少し戻され、ウニイストゲ−1〜バルブ3
0は半開状態となり、排気ガスの一部はバイパス通路2
8へ流れ、タービン回転速度は第1のエンジン回転速度
N1において低下する。第1のエンジン回転速度N1以
上で第2の回転速度N2(例えば1700r、p、m、
)未満の領域において、タービン24を駆動する排気ガ
スの流量は、エンジン回転速度の増大に伴って、増大し
、タービン回転速度は、エンジン回転速度の上昇に連れ
て、上昇する。
エンジン回転速度が第2の回転速度N2に達すると、マ
イクロコンピュータ56からの制御信号により、第1の
電磁弁44は管路48を管路5oへ接続する。これによ
り、アクチュエータ32の圧力室36は減圧弁54及び
第1の電磁弁44を介してエアタンク42からの空気圧
を供給され、アクチュエータ32においてダイヤフラム
32は圧縮コイルばね38に抗して反圧力室36の方へ
十分に戻され、ウェイストゲートバルブ30は全開状態
となり、バイパス通路28へ流れる排気ガスの流h1は
増大し、タービン回転速度は低下する。エンジン回転速
度が第2の回転速度N2よりさらに上昇すると、タービ
ン24を駆動する排気ガスの流量は増大し、タービン回
転速度は、エンジン回転速度の上昇に連れて、上昇する
第2図において破線は、第1図の第2の電磁弁52を省
略した場合のエンジン回転速度とターン回転速度との関
係を示している。従来技術のように。
第1のエンジン回転速度N1未満の場合も圧力室36へ
ブースト圧を供給するようにしたときは、ウェイストゲ
ートバルブ30は開か閉かの2値制御となり、第2のエ
ンジン回転速度N2未満の範囲まで、ウェイストゲート
バルブ30が全開となる結果、第1のエンジン回転速度
N1未満におけるタービン回転速度は許容回転速度Tよ
り大幅に低い値になり、過給効率が低くなる。
なお、図示の実施例では、第2の′11!磁弁52は第
1の電磁弁44に配設されているが、第2の電磁弁52
は管路50に配設され、マイクロコンピュータ56は第
1のエンジン回転速度N1以上において管路50を開に
保持するように制御することも可能である。
〔発明の効果〕
この発明では、ウェイストゲートバルブを操作するアク
チュエータの圧力室は、コンプレッサより下流のブース
ト圧及び加圧空気源の空気圧を共に断たれた状態、コン
プレッサより下流のブースト圧を供給される状態、並び
に加圧空気源の空気圧を供給される状態に分けられ、第
1のエンジン回転速度及び第2の回転速度においてター
ビンを下降させることができる。したがって、タービン
回転速度の過大な上昇を回避しつつ、低速域においても
1.大きなタービン回転速度、したがって過給圧を得る
ことができ、低速域における過給効果を改善することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例に関し、第1図はターボチャー
ジャを装備するエンジンの全体の構成図、第2図は第1
図のターボチャージャの制御装置におけるエンジン回転
速度とタービン回転速度との関係を示すグラフである。 16・・・吸気通路、18・・・排気通路、20・・・
ターボチャージャ、22・・・コンプレッサ、24・・
・タービン、28・・・バイパス通路、30・・・ウェ
イストゲートバルブ、32・・・アクチュエータ、36
・・・圧力室、42・・・エアタンク(加圧空気g)、
44・・・第1の電磁弁、52・・・第2の電磁弁。 第1図 と56 16: 吸気通路 タービン バイパス通路 ウェイストゲートバルブ アクチュエータ 三方室 エアタンク 第1の電磁弁 第2の電磁弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸気通路に配設されているコンプレッサと、排気
    通路に配設され前記コンプレッサと一体的に回転するタ
    ービンとを備えるターボチャージャにおいて、前記ター
    ビンが配設されている前記排気通路の部分に対して並列
    に接続されているバイパス通路と、このバイパス通路の
    流通断面積を制御するウェイストゲートバルブと、圧力
    室をもちこの圧力室の圧力に応じて前記ウェイストゲー
    トバルブを操作するアクチュエータと、このアクチュエ
    ータの前記圧力室へ前記コンプレッサより下流のブース
    ト圧又は加圧空気源内の空気圧を導く第1の電磁弁と、
    この第1の電磁弁を介する前記圧力室への前記ブースト
    圧の供給を許容又は禁止する第2の電磁弁とを有し、第
    1のエンジン回転速度未満では前記圧力室への前記ブー
    スト圧及び前記加圧空気源内の前記空気圧の供給を共に
    断ち、第1のエンジン回転速度以上及び第2の回転速度
    未満の範囲では前記圧力室へ前記ブースト圧を供給し、
    第2の回転速度以上では前記圧力室へ前記加圧空気源内
    の前記空気圧を供給することを特徴とするターボチャー
    ジャの制御装置。
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