JPH0216121B2 - - Google Patents

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JPH0216121B2
JPH0216121B2 JP11284387A JP11284387A JPH0216121B2 JP H0216121 B2 JPH0216121 B2 JP H0216121B2 JP 11284387 A JP11284387 A JP 11284387A JP 11284387 A JP11284387 A JP 11284387A JP H0216121 B2 JPH0216121 B2 JP H0216121B2
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JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing
holes
base
outer blade
synthetic resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP11284387A
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English (en)
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JPS63277083A (ja
Inventor
Masami Nakatani
Hiroshi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は往復動電気かみそりやロータリ式電
気かみそりに適用される電気かみそりの外刃の製
造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
この種電気かみそりの外刃は、第9図に示すよ
うに多数の毛導入孔81を有する矩形の箔状外刃
基体82とこの外刃基体82の幅方向(矢印a方
向)の両側縁部にそれぞれアウトサート成形され
る合成樹脂製、たとえばポリアセタール樹脂など
からなる補強板83とで構成される。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、従来では上記補強板83が外刃基体
81の長手方向(矢印b方向)の一端縁81aか
ら他端縁81bまで連続して形成されていたか
ら、補強板83を構成する樹脂の収縮力(白矢
印)がそのまま金属製の外刃基体81に伝わり、
剛性の低い上記外刃基体81が収縮方向に引きつ
られて第10図のように波状に変形する不都合な
問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
したがつて、この発明は箔状外刃基体の幅方向
両側縁部を合成樹脂で補強するにあたり、上記両
側縁部に長手方向に沿つて複数の透孔をそれぞれ
間欠的に形成したのち、上記各透孔の部位ごとに
それぞれ合成樹脂でアウトサート成形して補強部
を形成するとともに、各補強部間を連結する収縮
吸収部における補強部との連結のための基部が、
前記透孔の中心間を結ぶ可想線より偏位した位置
に設定することにより上記欠点を解消したもので
ある。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図において、1はステンレス薄鋼板やニツ
ケル電鋳板からなる矩形の箔状外刃基体、2はこ
の外刃基体1にプレス加工やエツチング処理等に
よつて形成された多数の毛導入孔、3,3は上記
外刃基体1の幅方向(矢印a方向)の両側縁部
4,4に形成された合成樹脂製の補強体、5(5
〜54)は図示しない外刃ホルダに係止させるた
めに、上記各補強体3に一体に形成された係止片
である。
上記外刃の製造方法はつぎのようである。ま
ず、プレス法、エツチング法もしくは電鋳法のよ
うな周知の手段により、第2図に示すような多数
の毛導入孔2を有する厚さ50〜90μm程度の矩形
状の外刃基体1を製作する。この時、上記外刃基
体1の幅方向の両側縁部4,4において長手方向
に沿つて間欠的に角孔のような透孔6を形成して
おく。
しかる後、上記外刃基体1を成形金型(図示せ
ず)内に装入して上記透孔6を形成した個所を第
3図および第4図に示すように、両側面にかけて
合成樹脂でアウトサート成形して補強部7(71
……73)を成形するとともに、上記外刃基体1
の一側面に沿つて、たとえば弓形に湾曲された弾
性変形可能な収縮吸収部8(81,82)を上記各
補強部7間に一体に形成する。この収縮吸収部8
は、補強部7における幅方向aの断面積より小さ
い断面積となるように設定している。この複数の
補強部7および収縮吸収部8により補強体3が構
成される。
またこの収縮吸収部8は、補強部7との連結た
めの基部9が、隣接する前記透孔6の中心間を結
ぶ可想線Pより偏位した位置、例えば第5図にお
いては可想線Pより下側位置に設定されている。
上記合成樹脂としては、ポリアセタール樹脂や
ポリエチレン樹脂のような比較的機械強度の大き
いものが用いられる。勿論、上記補強部7などの
形成時に該補強部7のうち長手方向両端の補強部
7(71,73)に外刃ホルダへの係止片5(51
〜54)も一体に形成される。
〔作 用〕
上記構成において、上記外刃基体1の両側縁部
4,4は複数の補強部7とこれら補強部7間にお
いて外刃基体1の一側面に沿つて延びる収縮吸収
部8により、上記両側面のいずれか(第4図矢印
c方向)に湾曲しようとするのが防止される。と
くに上記補強部7は第6図に示す従来のものより
樹脂量が少ないため、この補強部7の成形時の樹
脂の収縮力は小さいうえ、この収縮力を上記収縮
吸収部8が第5図の破線のように変形して吸収す
るから、上記成形によつて上記外刃基体1の両側
縁部4,4が引きつられて波状に変形する問題も
解消される。
この場合、収縮変形する収縮吸収部8の基部9
には、変形力が加わるが、この基部9を隣り合う
各透孔6の中心より偏位した位置に設定している
ため、上記変形力は直接透孔6に作用することが
抑制されることになり、こうして孔を穿つことに
より機械的強度の弱まつた透孔6周辺を不必要に
変形、破損させることが防止できる。
〔他の実施例〕
ところで、上記透孔6は角孔に限定されること
なく、第6図のような丸孔であつてもよい。丸孔
に形成した場合には、上記補強部71における上
記丸孔6廻りの収縮力で、上記補強部71に一体
に形成される係止片51に大きな緊張力が付与さ
れるから、外刃ホルダに係止する際の係止弾力P
を強めることができる。この第6図に示すものに
おいても、収縮吸収部8の基部9に可想線Pより
偏位した位置に設定されており、隣り合う透孔6
の周縁間が収縮変形力により直接引き合わないよ
うになされている。
また、各補強部7は第7図のように樹脂の収縮
方向を分散させるために外刃基体1の一側面から
側縁を通つて他側面に回り込ませてもよい。
なお、上記実施例では、収縮吸収部8を外刃基
体1の一側面のみに存在させたものであるが、他
側面側にも存在させれば補強効果が効果的になさ
れる。その場合、第8図のように外刃基体1の他
側面側に存在させる収縮吸収部8′(8′1,8′2
の湾曲方向を一側面側の収縮吸収部8(81,8
)の湾曲方向と逆方向に設定すれば一層補強効
果が向上する。勿論、上記収縮吸収部8の湾曲形
状は弓形のものに限らず、くの字形やS字形など
適宜選択すればよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明にしたがえば、
箔状外刃基体1の幅方向両側縁部4,4を合成樹
脂で補強するにあたり、上記両側縁部4,4に長
手方向に沿つて複数の透孔6をそれぞれ間欠的に
形成したのち、上記各透孔6の部位ごとにそれぞ
れ合成樹脂でアウトサート成形して補強部7を形
成するとともに、各補強部7間を連結する収縮吸
収部8における補強部7との連結のための基部9
が、前記透孔6の中心間を結ぶ可想線Pより偏位
した位置に設定することにより、成形時の樹脂の
収縮力による反り、変形を防止でき、この収縮力
に関係なく外刃基体を適正に補強し得、更に各補
強部7と収縮吸収部8を同時成形により形成した
から、生産性を向上できる上、取付位置の寸法精
度を向上できる電気かみそりの外刃の製造方法を
提供することができる。
特に、透孔6を穿つことにより透孔6の周辺の
機械的強度が低下することになり、収縮吸収部8
が収縮変形するときに発生する力が隣り合う透孔
6間に直接作用すると透孔6の周辺の破損、変形
を生じることになるが、この発明によれば収縮吸
収部8の基部9が透孔6の中心間を結ぶ可想線P
より偏位させることにより、透孔6間が直接に引
き寄せ合うことが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明で得られた電気かみそりの外
刃の一例を示す斜視図、第2図ないし第4図は同
外刃の製造方法の説明図で、第4図は第3図−
線断面図、第5図および第6図は要部の作用説
明図、第7図および第8図は要部の変形例の説明
図、第9図および第10図は従来例の説明図であ
る。 1……外刃基体、3……補強体、4,4……両
側縁部、6……透孔、7(71,72,73)……
補強部、8(8′)……収縮吸収部、9……基部、
P……可想線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 箔状外刃基体1の幅方向両側縁部4,4を合
    成樹脂で補強するにあたり、上記両側縁部4,4
    に長手方向に沿つて複数の透孔6をそれぞれ間欠
    的に形成したのち、上記各透孔6の部位ごとにそ
    れぞれ合成樹脂でアウトサート成形して補強部7
    を形成するとともに、各補強部7間を連結する収
    縮吸収部8における補強部7との連結のための基
    部9が、前記透孔6の中心間を結ぶ可想線Pより
    偏位した位置に設定されてなる電気かみそりの外
    刃の製造方法。
JP11284387A 1987-05-08 1987-05-08 電気かみそりの外刃の製造方法 Granted JPS63277083A (ja)

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JP11284387A JPS63277083A (ja) 1987-05-08 1987-05-08 電気かみそりの外刃の製造方法

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JP11284387A JPS63277083A (ja) 1987-05-08 1987-05-08 電気かみそりの外刃の製造方法

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JPS63277083A JPS63277083A (ja) 1988-11-15
JPH0216121B2 true JPH0216121B2 (ja) 1990-04-16

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JP11284387A Granted JPS63277083A (ja) 1987-05-08 1987-05-08 電気かみそりの外刃の製造方法

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JP6005495B2 (ja) * 2012-12-06 2016-10-12 株式会社泉精器製作所 ロータリー式電気かみそりの外刃の製造方法

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JPS63277083A (ja) 1988-11-15

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