JPH0233742Y2 - - Google Patents

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JPH0233742Y2
JPH0233742Y2 JP19688685U JP19688685U JPH0233742Y2 JP H0233742 Y2 JPH0233742 Y2 JP H0233742Y2 JP 19688685 U JP19688685 U JP 19688685U JP 19688685 U JP19688685 U JP 19688685U JP H0233742 Y2 JPH0233742 Y2 JP H0233742Y2
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blade
movable blade
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fixed blade
rising
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、産毛剃り、きわ剃り等に使用され
る電気かみそりの刃体(可動刃または固定刃)に
係り、とくに産毛のような細い毛も確実に剃るこ
とができるようにしたものである。
〔従来の技術〕
第3図および第4図はこの種刃体を備えた従来
の産毛剃り用の電気かみそりを例示している。そ
こでは、駆動機構を内蔵した本体ケース1の前端
部に刃ユニツト2を着脱可能に備えている。刃ユ
ニツト2は互いに上下に重ねて一体的に結合され
る刃支持体3と刃カバー4との間に固定刃5およ
び可動刃6を介装してなる。
固定刃5は、全体がフラツトに形成され、平面
視において前後方向に長い長方形状の基部7の短
辺方向両側にフランジ部9を基部7と面一状に連
設し、各フランジ部9にくし歯状の切歯10をそ
の前後方向に列設し、基部7に前後ふたつの取付
孔11を設けてなり、該取付孔11,11を刃支
持体3に突設した取付ピン12,12にそれぞれ
挿通して刃支持体3上に固定される。この固定刃
5は0.4mm程度の薄い板厚に設定されている。
可動刃6は、これ全体が断面ハツト形に曲げら
れてなり、平面視において前後方向に長い長方形
状の基部13の短辺方向両側に立上がり部14,
14を連設し、各立上がり部14から外方へフラ
ンジ部15を張り出してなり、各フランジ部15
に切歯16を前後方向に列設してなる。この可動
刃6は基部13に設けた前後方向に長いふたつの
前後の取付孔17,17を固定刃5から突出した
前記取付ピン12,12にそれぞれ挿通して固定
刃5上に前後方向に摺動自在に重ね合わされる。
可動刃6の後端部には被係合部18を設けてあ
り、この被係合部18が本体ケース1内で前後に
往復振動する駆動杆19に係合される。この可動
刃8は厚さ0.2mm程度の薄い板材をプレス加工し
たものである。
可動刃6の上には板ばね20がこれに設けた前
後ふたつの取付孔21を可動刃6から突出した前
記取付ピン12,12をそれぞれ挿通することに
より装着され、そのばね圧により可動刃6のフラ
ンジ部15を固定刃5の上面に対し均等な力で押
圧接触させている。
しかるに、かかる形態の電気かみそりにおい
て、切れ味を向上させるために、可動刃6のフラ
ンジ部15と固定刃5のフランジ部9との摺接面
間に隙間が発生するのを防止する必要がある。す
なわち、両フランジ部9,15の摺接面間に隙間
が存する場合にはこれに毛が挟み込まれ切断でき
なくなるからであり、とくに、産毛のように非常
に細い0.005mm程度の毛を切断する際に隙間をな
くする必要性が大である。
そこで、従来では、例えば、可動刃6のフラン
ジ部15をラツピング加工し平滑面に仕上げて前
記隙間発生の問題を可及的に解消しようとする方
法が講じられている(例えば、特開昭56−62736
号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、断面ハツト形に曲げられた上記
可動刃6をラツピング加工する場合には、その基
部13に第5図に示すような等分布荷重wが作用
することになるため、基部13の中心に最大撓み
が発生し、また、その短辺方向側に長辺方向側よ
りも大きな曲げモーメントが発生する変形を生
じ、これに伴い両側のフランジ部15,15に上
向きの反りが発生する。かかる変形は、前記取付
孔17を形成した横断面において顕著に現れる。
ラツピング加工はこの変形状態で行われるため、
フランジ部15の立上がり部14側端の研削代が
大きく、結果的にこの部分の肉厚が薄くなる。こ
れらの変形は弾性限度内で行われるため、ラツピ
ング加工終了後、可動刃6は元の形状に戻ること
になるが、フランジ部15の立上がり部14側端
の肉厚が薄くなつているためラツピング加工後の
可動刃6を固定刃5に重合すると、第5図に示す
ように可動刃6のフランジ部15と固定刃5のフ
ランジ部9との摺接面間に隙間gが形成されるこ
とになり、切れ味を損ねるという欠点があつた。
このような問題は、固定刃5が図示例のフラツ
ト形状とは異なつて可動刃6の断面形状と同じハ
ツト形に形成された場合にも、同様なことが言え
る。
本考案はかかる問題点を解消するためになされ
たものであり、断面ハツト形の可動刃または固定
刃の剛性を増大して板厚を薄くしても、ラツピン
グ加工時における変形の低減を図り得、もつて可
動刃と固定刃の摺接面間に隙間が生じるのを防止
して切れ味を向上させることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案では、第
1図および第2図に示すごとく断面ハツト形に曲
げられた可動刃6、または固定刃5を前提とした
うえで、取付孔17又は11を有する平面視長方
形状の基部13又は7と、該基部13又は7の短
辺方向両側に連設された立上がり部14とが交わ
る肩部22に、補強リブ23を設けることを特徴
とする。補強リブ23は、肩部22の少なくとも
取付孔17はたは11の近傍位置に対応する箇所
に設けることを必要とするが、それ以外に、例え
ば、肩部22の取付孔17,17または11,1
1間の位置に対応する箇所に形成するもよい。
〔考案の効果〕
上記のごとく本考案によれば、断面ハツト形の
可動刃6または固定刃5の基部13又は7と立上
がり部14とが交わる肩部22の少なくとも機械
的強度の劣る取付孔17または11の近傍位置に
対応する箇所に、補強リブ23を設けるものであ
るから、その補強リブ23が基部13又は7と立
上がり部14の間のはさみ角を一定不変とする剛
節となり、基部13又は7および立上がり部14
の強度および曲げ剛性を増大できる。したがつ
て、これら可動刃6または固定刃5のラツピング
加工時において板厚が薄くてもフランジ部15又
は9に上反りが発生するおそれがなく、ラツピン
グ加工後のフランジ部15又は9の平滑度を高精
度を確保することができるので、両フランジ部1
5又は9の摺接面に隙間が生ぜず、産毛のように
細い毛も切れ味を飛躍的に高めることができるに
至つた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図および第2図に
基づき説明する。
電気かみそり、および可動刃6の全体的な構成
については前述した従来のものとほぼ同様である
ので、対応する部分には同一の番号を付して説明
を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
ハツト形に曲げられてなる可動刃6において、
その基部13と立上がり部14の交わる肩部22
の取付孔17の近傍位置に対応する箇所に、補強
リブ23を設けるが、このさい適当な工具を用い
て肩部22の所定箇所にノツチ24を入れて補強
リブ23を基部13と立上がり部14にわたつて
形成する。その肩部22の凹み量は第2図に示す
ように可動刃6の厚みtの1/2程度に設定する。
〔別実施例〕
上記実施例では可動刃6に補強リブ23を設け
る場合について説明したが、固定刃5にも同様に
適用できる。図示省略するが、固定刃5にも補強
リブ23を設ける場合は、第4図に示す固定刃5
の基部7の短辺方向両側に立上がり部14,14
を連設するとともに、各立上がり部14にフラン
ジ部9を張り出すハツト形に形成し、そのうえで
基部7と立上がり部14の交わる肩部22に補強
リブ23を上記と同じ要領で形成する。
なお、各実施例では、可動刃6および固定刃5
の短辺方向両側のフランジ部15又は9に切歯1
6又は10を設ける両刃形態のものについて述べ
たが、本考案は該切歯を片側のフランジ部15又
は9のみに設ける片刃形態のものについても同様
に適用できること勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
ものであり、第1図は可動刃の斜視図、第2図は
第1図の−線による断面図である。第3図は
従来例の電気かみそりの外観斜視図、第4図はそ
の要部の分解斜視図、第5図は従来例の不具合を
説明するための側面図である。 5……固定刃、6……可動刃、7……固定刃の
基部、9……固定刃のフランジ部、10……固定
刃の切歯、11……固定刃の取付孔、13……可
動刃の基部、14……立上がり部、15……可動
刃のフランジ部、16……可動刃の切歯、17…
…可動刃の取付孔、22……肩部、23……補強
リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面視長方形状の基部13又は7と、該基部の
    短辺方向両端に連設された立上がり部14,14
    と、各立上がり部14から外方へ張り出されたフ
    ランジ部15,15又は9,9とを有し、かつ、
    フランジ部15,15又は9,9の両方もしくは
    片方に切歯16又は10を設けるとともに、前記
    基部13又は7に取付孔17又は11を設けてな
    る断面ハツト形の電気かみそりの刃体において、
    前記基部13又は7と立上がり部14の交わる肩
    部22における少なくとも前記取付孔17又は1
    1の近傍位置に、補強リブ23を設けてあること
    を特徴とする電気かみそりの刃体。
JP19688685U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0233742Y2 (ja)

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JP19688685U JPH0233742Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

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JP19688685U JPH0233742Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

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JPS62104763U JPS62104763U (ja) 1987-07-03
JPH0233742Y2 true JPH0233742Y2 (ja) 1990-09-11

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