JP3162799B2 - 二連の外刃を有するシェーバ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、外刃をアーチ状に張設
した二連の外刃ホルダーを備えるシェーバに関し、とく
に、各々外刃ホルダーが、上下動自在に連結されている
シェーバに関する。

【０００２】

【従来の技術】板状の外刃をアーチ状に湾曲したシェー
バは、外刃の曲率半径を小さくすることによって、深剃
りできる特長がある。それは、小さい曲率半径に湾曲し
た外刃は、先端の狭い面積で皮膚を強く押圧できるから
である。また、小さい曲率半径に湾曲した外刃は、皮膚
に押圧される先端部分で、剃り残しを少なくして、確実
に髭剃りできる特長もある。しかしながら、外刃の曲率
を小さくすると、外刃と皮膚との接触面積が小さくな
り、外刃をやさしくソフトに皮膚に押圧して、広い面積
で髭剃りできない欠点がある。この欠点を解消するため
に、二連外刃のシェーバが開発されている（特願平３−
１３１２２９号）。

【０００３】このシェーバは二連の外刃ホルダーを有
し、各外刃ホルダーには、小さい曲率半径に湾曲して外
刃を張設している。二連の外刃ホルダーは、上下に運動
できるように連結されている。外刃ホルダーは、図１１
の概略図に示すように、両端をリンク部材３に連結して
いる。リンク部材３は、シーソー式に運動できるように
中央部分を枠部材に連結している。この構造のシェーバ
は、図において左側の外刃ホルダー２が矢印Ａで示すよ
うに押し下げられると、右の外刃ホルダー２は矢印Ｂで
示すように押し上げられる。

【０００４】さらにまた、シーソー式のリンク部材を使
用することなく、各々の外刃ホルダーを独立して上下動
自在に枠部材に連結したシェーバも開発されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】これ等の構造のシェー
バは、常時二連の外刃を皮膚にバランスよく押圧して、
広い面積で髭剃りできる特長がある。しかしながら、こ
の構造のシェーバは、片方の外刃の先端部分を強く皮膚
に押圧して、皮膚の局部を深剃りするのが難しい欠点が
ある。それは、常に二連の外刃がバランスよく皮膚に押
圧されることが理由である。

【０００６】髭剃りをするときには、最初は広い面積で
やさしく皮膚に外刃を押圧するのが良い。しかしなが
ら、この状態では、皮膚の全面を綺麗に残らず髭剃りす
ることが難しい。皮膚には立体的な凹凸があり、しかも
髭は同じように生えていないからである。皮膚の凹んだ
部分、あるいは、髭の生える方向によっては剃り落し難
い部分があり、この部分の毛は簡単には剃り落とすこと
ができず、局部的に残ることになる。この部分に髭を確
実に剃り落として深剃りするために、外刃の局部を強く
押圧する必要がある。

【０００７】従来の二連外刃のシェーバは、両方の外刃
がバランスよく皮膚に押圧されるので、片方の外刃の先
端部分を皮膚に強く押圧することができず、必要なとき
に外刃の狭い領域を強く皮膚に押圧することが難しい欠
点があった。このため、剃り残った髭を部分的に深剃り
することができない欠点があった。

【０００８】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、二
連の外刃をやさしく皮膚に押圧することができ、さら
に、必要ならば片方の外刃を狭い領域で皮膚に強く押圧
して、髭剃りし難い局部を確実に深剃りできる二連の外
刃を有するシェーバを提供するにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の装置は、前述の
目的を達成するために下記の構成を備える。すなわち、
シェーバーは、薄板上の外刃１をアーチ状に張設した二
連の外刃ホルダー２を有する。二連の外刃ホルダー２
は、リンク部材３を介して平行に、しかも上下動自在に
枠部材４に連結されている。さらに、リンク部材（３）
は、その中央において、縦長の連結穴（３Ｂ）を有し、
枠部材（４）は、リンク部材（３）の連結穴（３B）に
挿通される連結凸起（４Ａ）を有することにより、リン
ク部材（３）が上下に平行移動自在となるように枠部材
（４）に連結されると共に、リンク部材（３）は、その
左右において、弾性変形する薄肉部（３C）を介して、
ボス凸起（３Ａ）を有し、外刃ホルダー（２）は、その
平行に延在する方向の両端において、リンク部材（３）
のボス凸起（３Ａ）に連結するボス穴（２Ａ）を有する
ことにより、二連の外刃ホルダー（２）が、各々、互い
に依存なく独立して上下動自在となるように連結してい
る。さらに、リンク部材（３）は、その中央において、
リンク部材中央連結機構（３B）を有し、枠部材（４）
は、リンク部材中央連結機構（３Ｂ）と連結する枠部材
連結機構（４Ａ）を有することにより、リンク部材
（３）が上下に平行移動自在となるように枠部材（４）
に連結されると共に、リンク部材（３）は、その左右に
おいて、弾性変形する薄肉部（３C）を介して、リンク
部材左右連結機構（３Ａ）を有し、外刃ホルダー（２）
は、その平行に延在する方向の両端において、リンク部
材左右連結機構（３Ａ）に連結する外刃ホルダー連結機
構（２Ａ）を有することにより、二連の外刃ホルダー
（２）が、各々、互いに依存なく独立して上下動自在と
なるように連結している。

【００１０】

【作用】本発明のシェーバは、外刃１を弱く皮膚に押圧
する状態では、二連の外刃ホルダー２は独立して上下動
する。この状態では二連の外刃１は皮膚にバランスよく
押圧されて、広い面積でやさしく髭剃りする。シェーバ
を皮膚に対して傾斜して、片方の外刃を皮膚に強く押圧
して押し下げると、別の外刃も押し下げられる。すなわ
ち、片方の外刃を強く皮膚に押圧すると、皮膚に強く押
圧されない別の外刃ホルダー２が押し下げられる。いい
かえると、片方の外刃を強く押圧すると、押圧されない
別の外刃１も押し下げられる。このため、片方の外刃１
を皮膚の一部に強く押圧して、剃り難い髭を綺麗に剃り
落とすことができる。

【００１１】シーソー式のリンク部材に外刃ホルダーを
連結する従来のシェーバは、片方の外刃ホルダーを押し
下げると、別の外刃ホルダーが押し上げられる。このた
め、片方の外刃を強い力で皮膚に押圧することができな
い。また、二連の外刃ホルダーを独立して上下動するよ
うに連結したシェーバは、常時二連の外刃が皮膚を押圧
するので、片方の押圧力を強くすることができない。本
発明のシェーバは、外刃ホルダーを支持する機構を独特
の構造とすることによって、必要なときには、片方の外
刃をアンバランスに皮膚に強く押圧して確実に深剃りで
きる特長がある。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのシェーバを例示するものであって、
本発明のシェーバは、構成部品の材質、形状、構造、配
置を下記の構造に特定するものでない。本発明のシェー
バは、特許請求の範囲において、種々の変更を加えるこ
とができる。

【００１３】更に、この明細書は、特許請求の範囲を理
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決する
ための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。

【００１４】図１ないし図３に示すシェーバは、上端に
二連の外刃ホルダー２を備える。二連の外刃ホルダー２
は、両端を枠部材４に連結して、互いに平行に配設され
ている。外刃ホルダー２には、薄い金属板である外刃１
をアーチ状に湾曲して張設している。外刃１の内側には
内刃５を配設している。内刃５はモーターで駆動される
振動機構に連結されて往復運動される。内刃５は弾性的
に上方に押圧されている。

【００１５】本発明のシェーバは、二連の外刃ホルダー
２を上下動自在に連結する機構に特長がある。したがっ
て、内刃を駆動する構造、内刃を外刃ホルダーの内部に
配設する構造は、従来から採用される構造、あるいは、
これから開発される構造を採用することができる。以
下、外刃ホルダーを連結する機構に付いて詳述する。

【００１６】外刃ホルダー２を枠部材４に連結する部分
の拡大図を図４に示している。この図に示す外刃ホルダ
ー２は、上面にアーチ状に外刃１を張設して、端部をリ
ンク部材３に連結している。外刃ホルダー２の端面は、
リンク部材３を配設するために、下半分に段差部を設け
ている。外刃ホルダー２の段差部には、外刃ホルダー２
をリンク部材３に連結するためのボス穴２Ａを設けてい
る。ボス穴２Ａは、上下に離されて段差部に２個設けら
れている。

【００１７】外刃ホルダー２を連結するリンク部材３
は、ボス穴２Ａに挿入するボス凸起３Ａを内側に突出し
て設けている。リンク部材３は、両側に外刃ホルダー２
を連結するので、ボス凸起３Ａを上下に離して両側に設
けている。外刃ホルダー２は、ボス穴２Ａとボス凸起３
Ａとを介してリンク部材３に連結される。外刃ホルダー
２は、多少は上下に移動できるようにリンク部材３に連
結される。したがって、ボス穴２Ａは、ボス凸起３Ａの
上下に多少遊びができる大きさに開口される。ボス穴２
Ａとボス凸起３Ａとは、好ましくは、上下に遊びがある
が左右には遊びがない大きさに設計される。左右に遊び
のないボス穴２Ａとボス凸起３Ａは、外刃ホルダー２を
傾動することなく、上下に移動できるように支持する。

【００１８】さらに、リンク部材３は、中央部分にふた
つの連結穴３Ｂを設けている。リンク部材３は、連結穴
３Ｂを介して枠部材４に連結される。連結穴３Ｂは、リ
ンク部材３を上下に平行移動させるので上下に離して設
けられている。リンク部材３を上下に移動させるため
に、連結穴３Ｂは上下に延長された細長い形状となって
いる。

【００１９】図５は、リンク部材３の拡大正面図を示し
ている。この図に示すリンク部材３は、連結穴３Ｂを設
けた中央部分と、ボス凸起３Ａを設けた両側部分とを、
上下の弾性薄肉部３Ｃを介して連結されている。弾性薄
肉部３Ｃは、外刃ホルダー２を押し下げたときに破線で
示す位置に弾性変形する柔軟性を有する。弾性薄肉部３
Ｃは、ボス凸起３Ａを設けた両側部分を上下で中央部分
に連結している。

【００２０】さらに、図５に示すリンク部材３は、弾性
薄肉部３Ｃの弾性変形を制限するために独特の構造をし
ている。すなわち、連結穴３Ｂを設けた中央部分の両側
面には傾斜面３Ｄを設け、ボス凸起３Ａのある両側部分
は、傾斜面３Ｄに押圧される出隅部３Ｅを設けている。
この形状のリンク部材３は、ボス凸起３Ａが強く押圧さ
れると、破線で示すように弾性薄肉部３Ｃが変形してボ
ス凸起３Ａが押し下げられる。弾性薄肉部３Ｃが変形し
た状態で、ボス凸起３Ａの近傍に設けられた出隅部３Ｅ
が傾斜面３Ｄに衝突して変形が制限される。このよう
に、弾性薄肉部３Ｃの変形量を特定量に制限できるリン
ク部材３は、リンク部材３が極めて強い力で押し下げら
れたときに、過大に変形するのを防止できる特長があ
る。

【００２１】図５において、外刃ホルダー２のボス穴２
Ａはボス凸起３Ａの周囲に破線で示し、連結穴３Ｂに挿
通される枠部材４の連結凸起４Ａはハッチングで示して
いる。この図において、ボス穴２Ａとボス凸起３Ａとの
間にはａ₁の遊びが設けられている。連結穴３Ｂと連結
凸起４Ａとの間にはａ₂の遊びが設けられている。した
がって、外刃ホルダー２は、リンク部材３に対してａ₁
だけ上下できるように連結され、リンク部材３は、枠部
材４に対してａ₂だけ上下できるように連結される。

【００２２】この構造のリンク部材３が外刃ホルダー２
を降下させる状態を図６ないし図８に示している。図６
は、両方の外刃ホルダー２が押圧されない状態を示して
いる。この図に示すように、押圧されない外刃ホルダー
２は、内刃５によって弾性的に押し上げられている。図
７は右側の外刃ホルダー２が軽く押圧された状態を示し
ている。この状態で、右の外刃ホルダー２は、ボス穴２
Ａとボス突起３Ａとの隙間である距離ａ１だけ降下す
る。左の外刃ホルダー２は降下しない。さらに右の外刃
ホルダー２が強く押圧された状態を図８に示している。
この図に示すように右の外刃ホルダー２が強く押圧され
ると、リンク部材３も降下する。したがって、外刃ホル
ダー２は、ボス穴２Ａとボス凸起３Ａとの隙間ａ１に加
えて、リンク部材３の降下距離ａ２を加えた距離だけ降
下する。この状態では、左の外刃ホルダー２は押圧され
ないが、リンク部材３によってリンク部材３の降下距離
ａ２だけ強制的に降下される。

【００２３】さらに、弾性薄肉部３Ｃが弾性変形するリ
ンク部材３は、外刃ホルダー２の降下量を多くできる。
図９と図１０は、弾性薄肉部３Ｃが変形して外刃ホルダ
ー２が降下する状態を示している。ただし、これ等の図
に示すリンク部材３は、リンク部材３が押し下げられる
よりも弱い押圧力で、弾性薄肉部３Ｃを変形させるよう
に設計したものである。図９は外刃ホルダー２を弱く押
圧した状態、図１０は外刃ホルダー２を強く押圧した状
態を示している。図９に示すように、外刃ホルダー２の
押圧力が弱いときには、リンク部材３が降下しないで、
弾性薄肉部３Ｃが変形する。このとき、右の外刃ホルダ
ー２は、ボス穴２Ａとボス凸起３Ａとの隙間ａ₁と、弾
性薄肉部３Ｃの変形量の和に相当する距離だけ押し下げ
られる。左の外刃ホルダー２は降下しない。図１０に示
すように、右の外刃ホルダー２を強く押圧して、リンク
部材３を降下させると、右の外刃ホルダー２の降下量
は、ａ₁＋ａ₂＋弾性薄肉部３Ｃのたわみ量となる。左の
外刃ホルダー２は、リンク部材３によって強制的にａ₂
だけ降下される。

【００２４】図９と図１０とは、リンク部材３が降下さ
れるよりも弾性薄肉部３Ｃを変形しやすくしている。た
だ、リンク部材３が降下された後、弾性薄肉部３Ｃを弾
性変形するように設計することも可能である。

【００２５】

【発明の効果】この発明の二連の外刃を有するシェーバ
は、二連の外刃ホルダーをリンク部材に連結し、リンク
部材でもって、押圧されない外刃ホルダーを強制的に降
下させる独得の構造としている。二連の外刃ホルダー
は、軽く皮膚に押圧されるときには、それぞれが独立し
て弾性的に皮膚に押圧されて広い面積でやさしく、しか
も効率よく髭剃りする。しかしながら、剃りにくい部分
の髭を剃るために、片方の外刃ホルダーを皮膚に強く押
圧して密着させると、皮膚に押圧されない別の外刃ホル
ダーは強制的に降下されて、これが皮膚から離れる方向
に移動される。このため、押圧されない外刃ホルダー
は、皮膚の押圧力が弱くなり、あるいは、皮膚に接触し
なくなって、強く押圧する外刃ホルダーでもって、剃り
難い髭を確実に剃り落とすことができる。したがって、
本発明のシェーバは、皮膚を優しく髭剃りするときに
は、両方の外刃ホルダーが皮膚に接触して広い面積で効
率よく髭剃りでき、剃り難い部分の髭を剃り落とすとき
には、片方の外刃ホルダーを皮膚に強く押圧して、確実
に髭剃りできる特長がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】二連の外刃を有するシェーバの正面図

【図２】図１に示す二連の外刃を有するシェーバの断面
図

【図３】図１に示す二連の外刃を有するシェーバの断面
図

【図４】本発明の一実施例を示すシェーバの外刃ホルダ
ーとリンク部材の枠部材の近傍を示す分解斜視図

【図５】図４に示すリンク部材の正面図

【図６】二連の外刃ホルダーが押圧されない状態を示す
断面図

【図７】右の外刃ホルダーが軽く押圧される状態を示す
断面図

【図８】右の外刃ホルダーが強く押圧される状態を示す
断面図

【図９】右の外刃ホルダーが押圧されて、弾性薄肉部が
変形する状態を示す断面図

【図１０】図９よりもさらに強く右の外刃ホルダーが押
圧された状態を示す断面図

【図１１】二連の外刃ホルダーをリンク部材でバランス
して連結する従来のシェーバ要部を示す概略断面図

【符号の説明】

１…外刃 ２…外刃ホルダー ２Ａ…ボス穴 ３…リンク部材 ３Ａ…ボス凸起 ３Ｂ…
連結穴 ３Ｃ…弾性薄肉部 ３Ｄ…傾斜面 ３Ｅ
…出隅部 ４…枠部材 ４Ａ…連結凸起 ５…内刃

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外刃（１）をアーチ状に張設した二連の
   外刃ホルダー（２）を有し、二連の外刃ホルダー（２）
   が、リンク部材（３）を介して平行に、しかも上下動自
   在に枠部材（４）に連結されているシェーバにおいて、 リンク部材（３）は、その中央において、縦長の連結穴
   （３Ｂ）を有し、枠部材（４）は、リンク部材（３）の
   連結穴（３B）に挿通される連結凸起（４Ａ）を有する
   ことにより、リンク部材（３）が上下に平行移動自在と
   なるように枠部材（４）に連結されると共に、 リンク部材（３）は、その左右において、弾性変形する
   薄肉部（３C）を介して、ボス凸起（３Ａ）を有し、外
   刃ホルダー（２）は、その平行に延在する方向の両端に
   おいて、リンク部材（３）のボス凸起（３Ａ）に連結す
   るボス穴（２Ａ）を有することにより、二連の外刃ホル
   ダー（２）が、各々、互いに依存なく独立して上下動自
   在となるように連結した ことを特徴とする二連の外刃を
   有するシェーバ。
2. 【請求項２】 外刃（１）をアーチ状に張設した二連の
   外刃ホルダー（２）を有し、二連の外刃ホルダー（２）
   が、リンク部材（３）を介して平行に、しかも上下動自
   在に枠部材（４）に連結されているシェーバにおいて、 リンク部材（３）は、その中央において、リンク部材中
   央連結機構（３B）を有し、枠部材（４）は、リンク部
   材中央連結機構（３Ｂ）と連結する枠部材連結機構（４
   Ａ）を有することにより、リンク部材（３）が上下に平
   行移動自在となるように枠部材（４）に連結されると共
   に、 リンク部材（３）は、その左右において、弾性変形する
   薄肉部（３C）を介して、リンク部材左右連結機構（３
   Ａ）を有し、外刃ホルダー（２）は、その平行に延在す
   る方向の両端において、リンク部材左右連結機構（３
   Ａ）に連結する外刃ホルダー連結機構（２Ａ）を有する
   ことにより、二連の外刃ホルダー（２）が、各々、互い
   に依存なく独立して上下動自在となるように連結した こ
   とを特徴とする二連の外刃を有するシェーバ。