JPS6319027Y2 - - Google Patents

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JPS6319027Y2
JPS6319027Y2 JP2189884U JP2189884U JPS6319027Y2 JP S6319027 Y2 JPS6319027 Y2 JP S6319027Y2 JP 2189884 U JP2189884 U JP 2189884U JP 2189884 U JP2189884 U JP 2189884U JP S6319027 Y2 JPS6319027 Y2 JP S6319027Y2
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removal plate
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は刃台と天板との間に下刃体と上刃体
とをスペーサを介して挾着した二枚刃安全剃刀に
おいて、上下両刃体間に移動可能に介装したひげ
かす排除板の改良に関するものである。
従来技術 従来、この種の二枚刃安全剃刀として、実開昭
52−22791号に記載のものがある。この二枚刃安
全剃刀においては、ひげかす排除板はその押圧突
片と刃台の後端縁との間に係止されたコイルばね
によつて後方へ付勢され、この押圧突片をコイル
ばねの付勢に抗して前方へ押すことにより、上下
両刃体の刃先間のひげかすを排除することができ
るようになつている。しかし、このようなひげか
す排除板付勢構造であると、コイルばねが別部品
であるため、使用中にコイルばねが離脱して粉失
し易くなり、又構造が複雑で組立作業が面倒であ
るという欠点があつた。
そこで本件出願人は、実願昭58−201998号に示
すように、ひげかす排除板の後端縁のほぼ中央に
突設した押圧操作部に板ばね部を形成し、この板
ばね部を刃台や天板等の固定側部材に係止させた
ものを提供している。そして、その出願の実施例
中には、第9図〜第12図に示すように、押圧操
作部14を前方へ向けて折曲形成し、その折曲部
分を板ばね部15としたものが記載されている。
通常替刃カートリツジ1の自動組立工程では、天
板6のかしめ突起6aを通して天板6の内面に対
し上刃体5、スペーサ4、下刃体3が第12図に
示すように順次重ね合わされ、その後刃台2が重
ね合わされてかしめ突起6aの先端部が熱融着さ
れる。ところが、ひげかす排除板7はその移動許
容空間11の範囲内で上下両刃体5,3間を自由
に移動し得るため、第12図に示すようにひげか
す排除板7が最も前進した位置にあると、刃台2
の重ね合わせ時、刃台2の内面がひげかす排除板
7の板ばね部15に当たり、替刃カートリツジの
組立に支障を来たすおそれがあつた。これは、ひ
げかす排除板7の移動方向を含む面Hに垂直でか
つ折曲部15aを通る面を想定した場合にその垂
直面Vから板ばね部15が前方へ突出しているこ
とが原因となつている。又、板ばね部15の折曲
角度θが鋭角になつているため、第11図に示す
ように刃台2に形成された斜状係止面19に対す
る板ばね部15の交差角度αが大きくなりがちと
なり、押圧操作部14への押圧力に比較して板ば
ね部15が撓みにくく、しかも押圧操作部14が
上方へ持ち上がる欠点があつた。そこで、この係
止面19の傾斜方向を変更(上方へ向かうに従い
後方へ傾斜させる。)すれば、この係止面19に
対する板ばね部15の交差角度αは小さくなるた
め、板ばね部15は撓み易くなるが、この係止面
19と板ばね部15との間の撓み許容空間20が
小さくなり、ひげかす排除板7の前後方向への移
動が制限される欠点がある。
目 的 本考案の目的は前述した従来例におけるコイル
ばねをなくすとともに、ひげかす排除板の押圧操
作部自体に弾性を持たせることにより、部品数を
少なくして構造を簡単にするとともに、替刃カー
トリツジの組立を容易にし、又、板ばね部の折曲
の仕方に工夫を凝らすことによつて、同じく替刃
カートリツジの組立を容易にするとともに、ひげ
かす排除板の前後方向への移動に支障を来たすこ
となく板ばね部を撓み易くしてひげかす排除板の
操作性を向上させることができるひげかす排除板
付き二枚刃安全剃刀を提供することにある。
考案の構成 本考案はこの目的を達成すべく、刃台と天板と
の間に下刃体と上刃体とをスペーサを介して挾着
し、上下両刃体間にはひげかす排除板を前後方向
へ移動可能に介装するとともに、このひげかす排
除板の後端縁に押圧操作部を突設した二枚刃安全
剃刀において、前記押圧操作部に上方又は下方へ
向けて1回のみ折曲げることによつて形成した板
ばね部を、ひげかす排除板の移動方向を含む面に
垂直でかつ折曲部を通る面を想定した場合にその
垂直面から前方へ突出しないように構成し、この
板ばね部を刃台や天板等の固定側部材に係止させ
たとき、同部材と板ばね部との間に撓み許容空間
を形成したものである。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第7図に従
つて説明すると、ホルダー(図示しない)に設け
た一対の開閉支持アームをもつて同ホルダーに対
し着脱自在に取付けられる替刃カートリツジ1は
第1図に示すように刃台2と下刃体3とスペーサ
4と上刃体5と天板6とひげかす排除板7とから
なり、第3図に示すように刃台2上には下刃体
3、スペーサ4及び上刃体5が順次重ね合わさ
れ、これらは天板6に突設されたかしめ突起3a
をもつて刃台2と天板6との間で挾着されてい
る。ひげかす排除板7は枠状をなし、前枠部8と
後枠部9との間には連結部10が形成され、その
連結部10の左右両側に移動許容空間11が形成
されている。このひげかす排除板7は第2図に示
すようにその両移動許容空間11内に左右一対の
スペーサ4を遊嵌した状態で、第3図に示すよう
に上下両刃体5,3間に対し前後方向へ移動可能
に介装されている。第2図に示すように天板6の
四隅部にはストツパー部12,13が形成され、
ひげかす排除板7の前枠部8及び後枠部9の左右
両端8a,9aがこのストツパー部12,13に
係止されて、ひげかす排除板7は前後両ストツパ
ー部12,13間で移動し得るようになつてい
る。
ひげかす排除板7の後枠部9の中央部から後方
へ突設された押圧操作部14は下方へ向けて一回
のみ折曲げることによつて形成され、その折曲部
分を板ばね部15とし、又この押圧操作部14に
対応して上刃体5及び天板6にそれぞれ切欠き凹
部16,17が形成されている。第3,4図に示
すようにこの板ばね部15はひげかす排除板7の
移動方向を含む面Hに垂直でかつ折曲部15aを
通る面を想定した場合にその垂直面Vから前方へ
突出しないように構成されている。すなわち、板
ばね部15の折曲角度θはひげかす排除板7の移
動方向を含む面Hに対し直角になつている。又、
刃台2の後端縁の中央部には突出部18が後方へ
向けて突設され、その突出部18の後側には係止
面19が形成されている。この係止面19は上方
へ向かうに従い前方へ向かう傾斜面19aと、そ
の傾斜面19aの下端縁から下方へ延びる垂立面
19bとからなつている。第3図に示すようにひ
げかす排除板7が最も後退した位置にある時、ひ
げかす排除板7の前枠部8がスペーサ4の前端縁
に当接するとともに、ひげかす排除板7の板ばね
部15の下端部内面が係止面19の垂立面19b
に当接されている。このひげかす排除板7の後方
への移動限は天板6の後側のストツパー部13と
ひげかす排除板7の後枠部9の左右両端9aとの
当接で規制される。そして、ひげかす排除板7の
押圧操作部14を板ばね部15の付勢に抗して前
方へ押すと、板ばね部15の下端縁と係止面19
との当接位置が垂立面19bから傾斜面19aへ
と上方へ移動されながら、板ばね部15が第5図
に示すように撓み許容空間20内を係止面19に
近づくように撓み、その撓みによる弾性に抗して
ひげかす排除板7は上下両刃体5,3間を前方へ
移動し、ひげかす排除板7の前枠部8が上下両刃
体5,3間の刃先5a,3a間のひげかすを前方
へ押し出す。このひげかす排除板7の前方への移
動限は天板6の前側のストツパー部12とひげか
す排除板7の前枠部8の左右両端8aとの当接で
規制される。
この実施例におけるひげかす排除板7において
は、その後端縁のほぼ中央に突設された押圧操作
部14に板ばね部15を形成することによつて、
ひげかす排除板7に弾性が付与されているので、
前述した従来例とは異なり部品数が少なくなつて
構造が簡単となるばかりではなく、組立が容易と
なる。
又、第6図に示すように、替刃カートリツジ1
の組立時、天板6の内面に対しそのかしめ突起6
aを通して上刃体5、スペーサ4、下刃体3及び
刃台2を順次重ね合わせる場合、板ばね部15は
ひげかす排除板7の移動方向を含む面Hに垂直で
かつ折曲部15aを通る面を想定した場合にその
垂直面Vから前方へ突出しないようになつている
ため、刃台2の内面がその板ばね部15に当たる
ことなく、刃台2の重ね合わせを容易に行うこと
ができる。特に本実施例では、第7図に示すよう
に、ひげかす排除板7が最も前進した位置にある
状態で刃台2を重ね合わせる場合、板ばね部15
が係止面19の傾斜面19aに当接して後方へ押
され、ひげかす排除板7を最も後退させた位置で
刃台2を重ね合わせることができる。
さらに、板ばね部15がひげかす排除板7の移
動方向を含む面Hに垂直でかつ折曲部15aを通
る面を想定した場合にその垂直面Vに対し平行に
折曲形成されているため、刃台2の係止面19の
傾斜面9aを上方へ向かうに従い前方へ向かうよ
うに傾斜させて形成した場合においても、その傾
斜面19aに対する板ばね部15の交差角度αが
小さくなるとともに、係止面19と板ばね部15
との間の撓み許容空間20も充分に取ることがで
き、板ばね部15が撓み易くなつて操作性が向上
するとともに、ひげかす排除板7の前後方向への
移動に支障を来たすこともなくなる。
本考案の要部は、押圧操作部14に板ばね部1
5を形成するとともに、ひげかす排除板7の移動
方向を含む面Hに垂直でかつ折曲部15aを通る
面を想定した場合にその垂直面Vから前方へ突出
しないように同板ばね部15を構成することにあ
る。そして、前述した実施例では、第4図に示す
ように、板ばね部15を同垂直面Vに対し平行に
折曲形成してひげかす排除板7の移動方向を含む
面Hに対する折曲角度θを直角にすることによつ
て具体化しているが、第8図に示すように、板ば
ね部15を前記垂直面Vに対し後方へ傾斜させて
その折曲角度θを鈍角にすることも可能である。
又、押圧操作部14の板ばね部15を上方へ折曲
形成して天板6の後端縁に係止させてもよい。
なお、ホルダーに対する替刃カートリツジの着
脱構造は、前述した実施例以外に、ホルダーの支
持台に対しその上方から替刃カートリツジの下面
を重ね合わせて支持台を替刃カートリツジの下面
に挾着したり、ホルダーの支持台のレール部にそ
の側方から替刃カートリツジをスライドさせて嵌
合したりしてもよい。
効 果 以上詳述した本考案によれば、前述したよう
に、ひげかす排除板7の押圧操作部14自体を上
方又は下方へ向けて一回のみ折曲げることによつ
て板ばね部15を形成して弾性を持たせたので、
部品数が少なくなつて構造が簡単となるばかりで
なく、組立が容易になり、又、板ばね部15はひ
げかす排除板7の移動方向を含む面Hに垂直でか
つ折曲部15aを通る面を想定した場合にその垂
直面Vから前方へ突出しないように構成されてい
るので、同じく組立が容易になるとともに、ひげ
かす排除板7の前後方向への移動に支障を来たす
ことなく板ばね刃部15を撓み易くしてひげかす
排除板7の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の一実施例を示し、第
1図は替刃カートリツジを示す分解斜視図、第2
図は天板及びスペーサに対するひげかす排除板の
位置関係を示す斜視図、第3図は替刃カートリツ
ジの組立断面図、第4図はひげかす排除板の移動
方向を含む面に対する板ばね部の位置関係を示す
概略図、第5図はひげかす排除板の作用を示す組
立断面図、第6図及び第7図は替刃カートリツジ
における刃台の組立を示す断面図、第8図は板ば
ね部の折曲角度を変更した別例を示す概略図、第
9図〜第12図は従来例を示す斜視図若しくは断
面図である。 1……替刃カートリツジ、2……刃台、3……
下刃体、4……スペーサ、5……上刃体、6……
天板、7……ひげかす排除板、11……移動許容
空間、14……押圧操作部、15……板ばね部、
18……突出部、19……係止面、19a……傾
斜面、19b……垂立面、20……撓み許容空
間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 刃台2と天板6との間に下刃体3と上刃体5
    とをスペーサ4を介して挾着し、上下両刃体
    5,3間にはひげかす排除板7を前後方向へ移
    動可能に介装するとともに、このひげかす排除
    板7の後端縁に押圧操作部14を突設した二枚
    刃安全剃刀において、 前記押圧操作部14に上方又は下方へ向けて
    1回のみ折曲げることによつて形成した板ばね
    部15を、ひげかす排除板7の移動方向を含む
    面Hに垂直でかつ折曲部15aを通る面を想定
    した場合にその垂直面Vから前方へ突出しない
    ように構成し、この板ばね部15を刃台2や天
    板6等の固定側部材に係止させたとき、同部材
    と板ばね部15との間に撓み許容空間20を形
    成したことを特徴とするひげかす排除板付き二
    枚刃安全剃刀。 2 板ばね部15は下方へ向けて折曲形成され、
    刃台2の後端縁のほぼ中央に形成した係止面1
    9に対し係止され、又撓み許容空間20はこの
    係止面19と板ばね部15との間に形成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項に記載のひ
    げかす排除板付き二枚刃安全剃刀。 3 板ばね部15は前述した垂直面Vに対しほぼ
    平行な方向へ折曲形成されている実用新案登録
    請求の範囲第2項に記載のひげかす排除板付き
    二枚刃安全剃刀。 4 係止面19は刃台2の後端縁のほぼ中央から
    後方へ突設された突出部18に形成されている
    実用新案登録請求の範囲第2項又は第3項に記
    載のひげかす排除板付き二枚刃安全剃刀。 5 係止面19は上方へ向かうに従い前方へ向か
    う傾斜面19aを有する実用新案登録請求の範
    囲第4項に記載のひげかす排除板付き二枚刃安
    全剃刀。
JP2189884U 1984-02-17 1984-02-17 ひげかす排除板付き二枚刃安全剃刀 Granted JPS60134484U (ja)

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JP2189884U JPS60134484U (ja) 1984-02-17 1984-02-17 ひげかす排除板付き二枚刃安全剃刀

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JPS60134484U JPS60134484U (ja) 1985-09-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11826924B2 (en) 2018-03-30 2023-11-28 The Gillette Company Llc Shaving razor cartridge and method of manufacture
BR112020020139A2 (pt) 2018-03-30 2021-01-05 The Gillette Company Llc Cartucho para aparelho de barbear ou depilar e método de fabricação

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JPS60134484U (ja) 1985-09-07

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