JPS63318296A - 一体裁断刃型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はシート材の裁断のための一体裁断刃型に関する
。シート材としては表皮材、家具日用品等の構成部材、
薄氷材、ゴム板、紙などがあげられ、その応用範囲は広
いが、特に本発明刃型は車両の内装表皮材の裁断に有利
に利用される。

従来の技術 たとえば自動車の座席体に使われるトリムカバー、モケ
ットなどの表皮材はその裁断形状に合せて形成した刃型
で一気に打ち抜くことで規格寸法のものを多量生産して
いる。このような刃型をいくつか組として一度に表皮材
を打ち抜くのであるが、たとえば第１Ｌａ図に示すよう
に従来は鋼板を曲げて端部同志を溶接（Ｗ）に作った刃
型ＩＡ、　ＩＢ。

ｔＣを別々にプレステーブル５（第１ｂ図）に並べて配
置し、この上に表゛皮材を載置し、その上からプレス板
（図示しない）で押圧して一度に打ち抜きを行っていた
。また第１２ａ図に示すように座席体の形成に必要な各
種刃型２Ａないし２Ｅの配列を工夫し、これを第１２ｂ
図に示すようにベニヤ板６に埋込固定したものを用いる
ことも行なわれていた。

発明が解決しようとする問題点 上述のような従来の刃型による表皮材の打抜きでは、刃
型同志の間にどうしても隙間ｔがあることが必要であっ
て、このためこの隙間ｔに対一応する部分で表皮材材料
が無駄とならざるを得ない。

ことに第ＬＬａ図および第１１ｂ図に示す従来例ではプ
レステーブル上に作業の都度刃型の位置を決めて置くの
で段取り時間が多い。第１２ａ図および第１２ｂ図に示
す従来例では刃型をその都度位置決めすることは不要で
あるものの、ベニヤ板６に刃型を埋込んであるので総体
の重量が重く、そのために段取り時間が長くかかる。

問題点を解決するための手段 本発明は上述の従来欠点をなくした一体裁断刃型を提供
することを目的とするものである。すなわち本発明は、
複数個の刃型を隣接部分を共通の刃型部分で形成して溶
接により一体化したことを特徴とする、シート材裁断用
の一体裁断刃型にある。

実施例 第１ａ図および第ｔｂ図に示す本発明の第１の実施例は
、第１１ａ図に示した従来例に対応するもので、第１１
ａ図の３つの刃型ＩＡ、　ＩＢ、　ＩＣで切り取り得る
形状と実質的に同じ形状の３つの裁断片を得ることを目
的とする一体裁断刃型である。この一体哉断刃型は外側
又は周辺の刃型部分３Ａと、内側の共通刃型部分３Ｂ、
　３Ｃより成る。すなわち第１ａ図に示すように１枚の
帯状の鋼片をまず３段に折り曲げ、次いで平らな底部を
形成し、最後に再び３段に折り曲げて両端を互いに溶接
（第１ｂ図Ｗ）する。次いで、くびれた段部に同様な鋼
片を切ったもので共通刃型部分ａＢ、　３Ｃとし、これ
らの両端を周辺の刃型部分３Ａに対して溶接（第１ｂ図
Ｗ）する。

この際くびれた段部においては第６図または第７図に示
すように、相隣る刃型部分のなす角度が９０度以下の場
合（：（Ａ、　３Ａ間の角度α）にはこれら刃型部分は
１枚の鋼片を折り曲げて形成し、他の刃型部分（共通刃
型部分３Ｂ、　３Ｃ）をこれに対して溶接している。も
し第８図に示すようにこれを、逆に刃型部分３Ｂ（３Ｃ
）と一方の刃型部分３Ａとを１枚の鋼片を鈍角に折り曲
げて作り、他方の刃型部分３Ａを部分Ｗで溶接したとす
れば、αの間の被裁断材による圧力Ｐ１外側圧力Ｐ′の
間ではＰ＞Ｐ’の力が作用し溶接部分１がはがれる。ま
たその部分の先端が変形するに至る。ところが第１ａ図
、第ｔｂ図、第６図、第７図に示す構成とすれば溶接部
分がはがれることがない。なおα−９０の場合は第５図
に示すようにする。

第２ａ図および第２ｂ図に示す第２の実施例は、第１２
ａ図に示した従来例に対応するもので、第１２ａ図に示
した刃型２Ａ、　２Ｂ、　２Ｃ，２Ｄ、　２Ｂで切り取
り得る裁断片と実質的に同じ複数の裁断片を一度に切り
取る一体裁断刃型である。第２ａ図から明かなように、
これは刃型部分４Ａ、　４Ｂ、　４Ｆの内側に刃型部分
４Ｃ，４Ｄ、　４Ｂ、　４Ｇを配置し、第２ｂ図に示す
ように部分Ｗで溶接して成るものである。このように複
数の刃型をまとめて一体的に形成するので構造的に強度
も出るので、第１２ｂ図に示すようなベニヤ板は不用と
なるが、場合によっては第３図に示すように裏側附近に
パイプ７Ａ、　７Ｂを溶接して補強すると共にパイプ７
Ａ、　７Ｂと直角方向にパイプ７Ｃを溶接して、これら
のパイプを手に持って移動させることができるようにす
る。この一体裁断力型にはさらに他の刃型部分、たとえ
ば刃型部分４１．４Ｊなどを追加することができる。

第３図および第４図に示すようにこの一体裁断刃型には
マグネット８Ａ、　８Ｂ等を固定しておき、その磁力に
より全体をプレステーブル５に取付けるようにするのが
よい。しかし場合によっては図示はしないがこのような
一体裁断刃型をプレスの上盤に取付けることもできる。

刃型部分の先端部は云うまでもなく尖鋭な形状に加工す
るが、この形状は第９図に示すような片側で尖鋭な刃先
を形成する形状とするか、または第ＬＯａ図に示すよう
に刃先が厚さの中間部分にある形状とする。

この場合刃先と両側面との距離ａ、　ｂはａ＞ｂの関係
、ことに数値例をあげればａ＝２．７ｘｘ、ｂ＝０．５
ａ麓とするのがよい。このようにすることにより、刃先
が当るプレスのプレステーブルが鋼製などの場合に刃先
の寿命が第９図に示すものより長くすることができる。

また第５図の実施例においては刃先４Ｅはａ＝ｂがよい
。第１０ａ図の刃先を採用する場合第６図、第７図に示
す分岐部分では第１０ｂ図に示すように刃型部分３ｂの
下部部分をけずって刃先が刃先部分３Ａの両刃の刃先に
密接するようにする。

発明の効果 上述の本発明によれば、次に列記する作用効果が得られ
る。

（イ）隙間ｔがなくなるので、裁断されるシート材材料
の歩留りが向上する。

（ロ）各別の刃型をプレステーブル上に並べる手間がな
いので段取り時間を最少とすることができる。

（ハ）第１２ａ図および第１２ｂ図に示す従来の一体刃
型と比較すれば、ベニヤ板の使用を不用とするので軽量
で扱い易く、そのためにも段取時間が少なくなる。

（ロ）刃型部分を隣接刃型と共通にするので、全体とし
て軽量化を計ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は本発明の第１の実施例の溶接前の状況示す平
面図、第ｔｂ図は第１ａ図のものの溶接後の状態を示す
平面図、第２ａ図は本発明の第２の実施例の溶接前の状
況を示す平面図、第２ｂ図は第２ａ図のものの溶接後の
状態を示す平面図、第３図は第２ｂ図の一体裁断刃型に
パイプなどを取付けた状態を示す平面図、第４図は第３
図のＩＶ−１’／線に沿う断面図、第５図は直角におけ
る溶接を示す拡大部分平面図、第６図および第７図は相
隣る刃型部分のなす角度が９０度以下の場合の溶接を示
す拡大部分断面図、第８図は相隣る刃型部分のなす角度
ｈ（９０度以下の場合第６図および第７図以外の溶接と
した場合の応力関係を説明する拡大部分断面図、第９図
および第１ｅａ図は刃型の刃先部分の拡大断面図、第ｔ
ｏｂ図は第６図のχｂ−ｘｂ線に沿う断面図、第１１ａ
図は従来の刃型を並置した状況を示す平面図、第ｔｔｂ
図は第１１ａ図のｘｒｂ−ｘＩｂ線に沿う断面図、第１
２ａ図はベニヤ板上に取付けた従来の刃型の平面図、第
１２ｂ図は第１２ａ図の■ｂ−■ｂ線に沿う断面図であ
る。 ＬＡ−ＩＣ，２Ａ　〜２Ｅ−−刃型、１−−隙間、ｗ”
溶接、３Ａ・・刃型部分、３Ｂ、　３Ｃ・・共通刃型部
分、４八〜４Ｇ・・刃型部分、５・・プレステーブル、
６・・ベニヤ板、７Ａ〜７Ｃ・・パイプ、８Ａ、　８Ｂ
・・マ（ほか１名） 第２α図 第２ｂ図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　複数個の刃型を、隣接部分を共通の刃型部分で形成
   して溶接により一体化したことを特徴とする、シート材
   裁断用の一体裁断刃型。 ２　特許請求の範囲第１項記載の一体裁断刃型において
   、刃型部分が分岐する箇所においては相隣る刃型部分の
   なす角度が９０度以下の場合にはこれら刃型部分は折り
   曲げて形成し、他のものを溶接したことを特徴とする一
   体裁断刃型。 ３　特許請求の範囲第１項または第２項記載の一体裁断
   刃型において、刃型部分の刃は片側で鋭い形状としたこ
   とを特徴とする一体裁断刃型。 ４　特許請求の範囲第１項または第２項記載の一体裁断
   刃型において、刃型部分の刃はその厚みの中間部分で鋭
   い先端を形成していることを特徴とする一体裁断刃型。 ５　特許請求の範囲第４項記載の一体裁断刃型において
   、刃型部分の分岐する箇所において、折り曲げて形成し
   た刃型部分に対して溶接するもうひとつの刃型部分は下
   部部分をけずり取って、先端の刃が前記折り曲げた刃型
   部分の両刃に対して密接するようにしたことを特徴とす
   る一体裁断刃型。 ６　特許請求の範囲第１項ないし第５項のいずれかに記
   載の一体裁断刃型において、裏側附近にパイプを溶接し
   たことを特徴とする一体裁断刃型。 ７　特許請求の範囲第６項記載の一体裁断刃型において
   、前記パイプと直角方向に延びる別のパイプをも裏側附
   近に溶接で取付けたことを特徴とする一体裁断刃型。 ８　特許請求の範囲第１項ないし第７項のいずれかに記
   載の一体裁断刃型において、裏側にマグネットを取付け
   て、その磁力によりプレステーブルに固定できるように
   したことを特徴とする一体裁断刃型。 ９　特許請求の範囲第１項ないし第７項のいずれかに記
   載の一体裁断刃型において、プレスの上盤に取付けたこ
   とを特徴とする一体裁断刃型。