JPH02161000A - 紙用コーティング剤 - Google Patents

紙用コーティング剤

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JPH02161000A
JPH02161000A JP31723188A JP31723188A JPH02161000A JP H02161000 A JPH02161000 A JP H02161000A JP 31723188 A JP31723188 A JP 31723188A JP 31723188 A JP31723188 A JP 31723188A JP H02161000 A JPH02161000 A JP H02161000A
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均 丸山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は紙用コーディング剤に関し、特に表面強度およ
び空気、油あるいは有機溶剤の吸収や透過性が小さい性
質、すなわちバリヤー性を高度なレベルで紙に付与する
性質を有する紙用コーティング剤に関する。
B、従来技術 従来よりポリビニルアルコール(以下PVAと略記する
)は紙の表面強度、平滑度、光沢あるいはバリヤー性の
同上等、表面特性を改善するためのクリアーコーティン
グ剤として、また顔料コーティングにおけるバインダー
として広く使用されている。PVAは、造膜性および強
度において他の糊剤の追随を許さぬ優れた性能を有する
ことが広く知られている。
しかしながら近年、パルプ原料中にしめる南方付比率の
増加にともなう表面強度の低下傾向、あるいは印刷速度
の高速化傾向のもとで、表面強度等、紙の表面特性を更
に高くするPVAが要求されており、更には近年大きな
発展を見ているバリヤー紙に対して、更に高いバリヤー
性を付与しうるPVAが要求されているが、従来のPV
A、即ち、酢酸ビニルとメタノールを用い、両者の共沸
点60℃で酢酸ビニルを重合するという従来の工業的方
法で得られる1、2グリコ一ル結合を1.5モルチよシ
も多く含有する従来のPVAではこれらの要求を十分に
満足させることはできないという欠点があった。
また、一般に高重合度PVAを用いれば紙の表面特性を
向上せしめうろことは知られているが、重合度を高くす
ると溶液粘度が上昇するため濃度を下げなければならず
、粕来として塗付量が低下し、低塗付量では従来のPV
Aの場合、上述の要求性能を満たすことができないとい
う欠点があった。
C1発明が解決しようとする課題 本発明者らはかかる欠点を改良すべく鋭意研究した結果
、おどろくべきことに1,2グリコ一ル結合量が1,5
モル多以下、より好ましくは1,2モル多以下の、低1
,2グリコール結合量P V Aを含有する紙用コーテ
ィング剤を用いる時は、低濃度、低粘度水溶液で低塗布
量とする場合においても、紙の表面強度、印刷適性、バ
リヤー性などの表面特性を顕著に向上せしめつるという
事実を見い出し本発明を完成するに到った。
D、課題を解決するための手段 本発明の紙用コーティング剤に用いられるPVAは、1
,2グリコ一ル結合量が1.5モル多以下であることが
必須である。より好捷しくは12モモル係下である。
かかる低12グリコール結合量PVAの製造方法として
は、ビニルエステルを50°C以下の低温で、塊状重合
、溶液重合、乳化重合、懸濁重合して得られるポリヒニ
ルエステルを常法によりけん化する方法(例えば、特開
昭61−14.8209号、特IMI昭61−1820
97号)が礒げられる。
重合度としては特に制限は々いが、100以上、特に5
00以上が好ましく用いられる。
またけん化度としては水溶性の範囲であれば特に制限は
ないが、通常80モモル係上のものが用いられ、好まし
くは95モモル係上、さらに好ましくは98モル係以上
のものが用いられる。
1.2グリコ一ル結合量が1.5モル係より犬の場合に
は、低濃度、低粘度の水溶液として用いた時、上述の如
き顕著な効果は得られない。
また本発明において用いられる低1.2グリコールM合
量P V Aは、カルボキシル基、スルホン酸基等のア
ニオン性基、アンモニウム基等のカテオン性基、炭素数
4〜18の疎水性基、アミド基等の親水性基、アセトア
セチル基、シラノール基等の反応性基を10モモル係下
の少量含有するものであってもさしつかえない。
本発明のコーティング剤には、必要に応じ通常の耐水化
剤、可塑剤、消泡剤、離型剤等、公知の添加剤を添加す
ることもできる。更に他の公知のコーティング剤、変性
)’VA、デンプン、CMCあるいは各種合成樹脂エマ
ルジョン等を混合することもできる。また該コーティン
グ剤は、一般に紙のクリアーコーティングに好適に用い
られるが、適宜クレー 炭酸カルシウム、二酸化チタン
等の顔料を添加して顔料コーティングに用いることもで
きる。
本発明の紙用コーティング剤を塗工する紙としては、特
に制限はないが、例えばマニラボール、白ボール、ライ
ナー等の板紙、一般上質紙、中質紙、グラビア用紙等の
印刷用紙及び剥離紙、情報処理紙等に好適に用いられる
かかる紙に前記コーティング剤を塗工する場合の水溶液
濃度としては、上述の低1,2グリコール結合量PVA
が20重量饅以下、好ましくは5重量係以下の範囲から
選択するのが適当である。
これを塗工するにあたっては、サイズプレス、ロールコ
ータ−エアナイフコーク−ブレードコーター等公知の任
意の方法が採用される。
塗工量は目的によって、広範囲となり特に制限はないが
、通常001〜301/m11好ましくは0.05〜1
1/d程度が実施されるものである。
81作用および発明の効果 本発明の紙用コーティング剤は、低濃度、低粘度の水溶
液を用いて紙に塗工し、低塗布量を紙に塗布した場合に
も、表面強度、印刷適性、バリヤ性等の紙の表面特性を
顕著に向上せしめ9る擾れた性能を有している。
以下実施例により、本発明の紙用コーティング剤につい
て更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
よってなんら制限されるものではない。例中、「%」及
び1部」は重量基準を示す。
実施例1〜5、比較例1〜2 表1−(a)に示す如きPVA水溶液を用い、サイズプ
レス機を用いて、60℃においてニップ圧、10kf/
cf++、100m/minで坪i 73 y / r
fl″、透気度15秒の上質紙及び透気度220秒のグ
ラシン紙に塗工し、100℃で1分間ロール上で乾燥し
た後、60°C−100ky/cm−10m/min 
cl)キャレンダーロールを3回通紙した。
得られた塗工紙のバリヤー性(透気度)を表1−(b)
に示す。〔ここで透気度(秒ンは、JIS)’−813
0によ)測定した。〕 但し、重合度は比粘度(ηsp)が0.4〜0.8とな
るような濃度の)’VA、水溶液を用いて、JiSK−
6726の方法で測定した。また1、2グリコ一ル結合
量(モル%)はNMRによシ測定した。
/ 表1−(1))の結果より、本発明の1.2グリコ一ル
結合量が1.5モルチ以下の、低1,2グリコール結合
量PVAを含有する紙用コーティング剤は、著しく高い
バリヤー性を付与し得る特性を有することが明らかであ
る。
実施例6、比較例3〜4 実施例1で用いられた水溶液(実施例6)及び比較例1
.2で用いられた2%水溶液(比較例3,4)を用い1
坪量220 S’ / rn’のダンボール用ライナー
紙上にバーコーターにて塗布し、100℃、1分間乾燥
を行なった後、調湿して、60℃−100kf/ cm
 −10m/minの条件下でキャレンダー仕上げを行
なった。この塗工紙を温度20℃、相対湿度65%恒温
室で48時間調湿後、紙物性を測定した。結果を表2に
示す。
本発明の低1.2グリコール結合量PVAは、1゜2グ
リコ一ル結合量の多いものよυ紙表面への歩留りが良く
、造膜強度が強いことから、明らかに優れた物性を示す
ことがわかる。
(注1) (注2) (注3) (注4) 表 摩 コツプ吸水度; 印 面 耗 刷 強 強 適 度;IGT印刷適性試験機を用 いて、fGTビックオイル Hのインクを用いて印圧 35陽/α、スプリング駆 動Aによシ実施した。数値 の犬なる程、表面強度が高 い。
度; TAPPI標準法T476に よる。数値が小さい程、摩 耗強度が高い。
JIS  P−8140により。
水と紙が接触する時間を2 分とした。数値が小さい程、 耐水性が高い。
性;R■印刷適性試験機を用い て、スナップドライインク (犬日本インキ化学工業株 大会社製)を5μの厚さに 塗シ、そのインク受理性、 印刷光沢、ピッキングなど 総合的に評価し、優、良、 可の3段階で判定した。
実施例7、比較例5〜6 実施例1において用いられた1’VA(実施例7)及び
比較例1,2において用いられたPVA(比較例5.6
)と酸化デン粉との割合を1=9〜3ニアの比率で混合
、水を加えて加熱溶解して5%液を調整し、コーテイン
グ液とした。このコーテイング液をサイズプレスのニッ
プ圧10 kg/cm、 100m/min  の速度
で、坪量64り/X111の中質紙上に塗布し、100
℃ロール上で1分間乾燥した後、温度20°C1相対湿
度65%の部屋で24時間調湿した。得られた塗工紙表
面の物性測定を行ない比較した。その結果を表3に示す
表3の結果よシ、本発明の1.2グリコ一ル結合量が1
.5モルチ以下の、低1.2グリコ一ル結合量PvAを
含有する紙用コーティング剤は、コーテイング膜が非常
に強いことから、強度、バリヤー性が優れ、卓越した物
性値を示すものである。
〔注〕
■ステキヒトサイズ度; JIS  P−8122によシ測定した。
■IGTピック; IGT印刷適性試験機によシ、Hインキを用いて測定し
た。
■2軸強度; インターナルボンドテスターを用いて測定した。
■透 気  度; JIS  P−8130によシ測定した。
■印刷適性; (表2の注4と同じ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1,2グリコール結合量が1.5モル%以下のポ
    リビニルアルコールを含有することを特徴とする紙用コ
    ーティング剤。
  2. (2)ポリビニルアルコールの1,2グリコール結合量
    が1.2モル%以下で、けん化度が95モル%以上であ
    る請求項(1)に記載の紙用コーティング剤。
JP31723188A 1988-12-14 1988-12-14 紙用コーティング剤 Expired - Lifetime JP2599779B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287319A (ja) * 2000-04-04 2001-10-16 Toppan Printing Co Ltd ガスバリアフィルム
JP2004163784A (ja) * 2002-11-15 2004-06-10 Kuraray Co Ltd 写真印画紙用支持体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001287319A (ja) * 2000-04-04 2001-10-16 Toppan Printing Co Ltd ガスバリアフィルム
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