JPH02158649A - プラスチゾル組成物及び下塗り剤 - Google Patents

プラスチゾル組成物及び下塗り剤

Info

Publication number
JPH02158649A
JPH02158649A JP31166288A JP31166288A JPH02158649A JP H02158649 A JPH02158649 A JP H02158649A JP 31166288 A JP31166288 A JP 31166288A JP 31166288 A JP31166288 A JP 31166288A JP H02158649 A JPH02158649 A JP H02158649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastisol
plastisol composition
plasticizer
acid
vinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31166288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0832810B2 (ja
Inventor
Go Sugino
郷 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Vinyl Co filed Critical Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Priority to JP63311662A priority Critical patent/JPH0832810B2/ja
Publication of JPH02158649A publication Critical patent/JPH02158649A/ja
Publication of JPH0832810B2 publication Critical patent/JPH0832810B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車工業をはじめ、各種工業の下地固め塗
料(ンーラー)または下塗り(7ングーコート)用塗料
として有用な、低温で溶融しかつ可塑剤が移行し難い塩
化ビニルプラスチゾル組成物に係る。
[従来の技術1 塩化ビニル系樹脂には、それに柔軟性を付与するために
ノオクチル7タレート等のフタル酸エステルやノオクチ
ル7ノベート等の脂肪酸エステルが可塑剤として汎用さ
れている。しかしながら、これら七/メリック可塑剤は
、それを配合した塩化ビニル系樹脂を成形した成形品の
内部から表面へ移行する性質が大きく、また溶剤によっ
て抽出され易いという基本的な欠点がある。例えば、塩
化ビニルプラスチゾルを自動車車体の下塗り剤に適用し
、ウェット−オン−ウェット加工(プラスチゾル塗布後
、それをデル化する前に上塗り塗料を塗装して加熱して
デル化と同時に焼付ける方法)でト塗り塗料を施すとそ
の加工工程で可塑剤が塗料溶剤に移行し、上塗り表面の
平滑性及び光沢を阻害するという問題が生ずる。非移行
性を目的として7ノビン酸にエチレングリコール、1,
3−ブタンノオール等の2価アルコールを反応させて得
られた液状ポリエステル可塑剤を単独で、または汎用可
塑剤と混合して使用することが試みられているが、これ
ら可塑剤を使用した塩化ビニルプラスチゾルまたは該プ
ラスチゾルから製造された成形品の可塑剤格付性は改良
されるものの、高温で溶融しない限り機械的物性のすぐ
れたものは得られ難く、また高@溶融の場合、成形品の
劣化を生じ易く、成形作業にも危険が伴うなどの欠点が
あった。また、上記可塑剤は、高価な7ノビン酸を原料
としているため、経済的にも不利は免かれ得ない。
[発明が解決しようとする問題点1 本発明者は、塩化ビニルプラスチゾル中の可塑剤の塗料
等に含有される溶剤に対する移行性または塗膜あるいは
他のプラスチック成形品への移行性を従来のポリエステ
ル可塑剤と同等またはそれ以上に保ち、かつプラスチゾ
ルを低温溶融成形してもその成形品が機械的物性に優れ
たものとなるようなプラスチゾルを得ることを目的とし
て鋭意検討した結果、プラスチゾルの可塑剤として二塩
基Fl!+&分にフタル酸を用いたポリエステル可塑剤
を使用することによってF述の目的を達成しうろことを
見い出し本発明を完成するに到った。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明の要旨とするところは、塩化ビニルベ
ーストレノン及び7クル酸系ポリエステル可塑剤を主成
分とするプラスチゾル組成物または該組成物に接着性付
与剤を含有せしめたプラスチゾル猟或物にある。
本発明の詳細な説明するに、本発明に使用するプラスチ
ゾル組成物の主成分である塩化ビニルベーストレノンは
、塩化ビニルまたは塩化ビニルとそれに共重合可能なコ
モノマーとの混合物とを乳化剤及び水溶性重合開始剤の
存在下に乳化重合して製造されるか、または分散剤及び
油溶性重合開始剤の存在下、塩化ビニルまたは塩化ビニ
ルとそれに共重合可能なコモノマーとの混合物の全量ま
rこは一部を機械的に微分散した後重合する微細懸濁重
合法によって製造される。また、通常の懸濁重合によっ
て製造された粒径の大きな塩化ビニル樹脂をペーストゾ
ルの粘度、流動性、加工性等に悪影響を及ぼさない範囲
で併用しても差支えない。
塩化ビニル共重合可能なコモノマーとしては、例えば酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニル等の
ビニルエステル類、メチル7クリレート、エチル7クリ
レート、ブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、3−
ヒドロキシブチル7クリレート等のアクリル酸エステル
類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート等の7タクリル酸
エステル類、ジブチルマレエート、ジエチルマレエート
等のマレイン酸エステル類、ジプチル7マレート、ジエ
チル7マレート等の7マール酸エステル類、ビニルメチ
ルエーテル、ビニルブチルエーテル、ビニルオクチルエ
ーテル等のビニルエーテル類、アクリロニトリル、メタ
クリレートリル等のシアン化ビニル類、エチレン、プロ
ピレン、スチレン等のσ−オレフィン51、塩化ビニリ
デン、臭化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニ
リデンまたはハロゲン化ビニル類が挙げられ、これらの
1!1以上が30重量%以下、好ましくは20重量%以
下の範囲で用いられる。
本発明組成物の一方の主成分であるフタル酸系ポリエス
テル可塑剤は、次の一般式で示される化学構造を有して
いる。
ALP−G+ P−A (式中、Pは、o−フタル酸、インフタル酸またはテレ
フタル酸の残基 Gは、2価アルコールの残基 Aは、1価アルコールの残基 で、それぞれ−〇〇〇−の基で結合している。
nは、平均量(縮)合皮であり、1〜2の範囲の正数で
ある。) このフタル酸基ポリエステル可塑剤は、通常フタルal
l、2価アルコール及び1価アルコールの必要量をテト
ラインプロピルチタネート、ノブチルスズオキサイド、
パラトルエンスルホン酸等の触媒の存在下または不存在
下100〜250“Cの温度で加熱して反応生成水を除
去しながらエステル化反応をすることによって91造さ
れる。1価アルコールは分子1111節剤の作用をなし
、多量に加えると平均重合度は小さくなり、少量である
と高くなる。従って、主に1価アルコールの添加量によ
って平均重合度nが1〜2の範囲にするのが好ましい、
また、1価アルコールの任意の割合で添加し、エステル
化後低沸点部分を除去し平均重合度n”1〜2の範囲に
することもできる。
フタル酸系ポリエステル可塑剤は、存在活性水素の少な
いことが望ましく、例えば水酸基価及び酸価がそれぞれ
5aHKOH/g以下及び0 、56K OH/ g以
下の値であるのが好ましい。
フタル酸系ポリエステル可塑剤に使用するフタル酸とし
ては特に無水フタル酸を原料とするのが最も好ましい。
また、2価フルフールとしては、エチレングリコール、
クエチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、
1.2−ブチレングリコール、1.3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1.5−ペンタノオール、3−メチル−1,5
−ペンタノオール、1.6−ヘキサノ−ル等を挙げるこ
とができ、これら1種または2種以上を併用することが
できる。
1価アルコールとしては、メタノール、エタノール、プ
ロパツール、ブタノール、ペンタ/−ル、ヘキサノール
、ヘプタツール、n−才クタ/−ル、2−エチルヘキサ
ノール、7ナノール、デカノール、ウンデカノール、ド
デカノール、トリデカノールを、好ましくは炭素原子数
4〜13、特に6・511の範囲のアルコールを使用す
るのが好まし−1゜ 本発明のプラスチゾル組成物は、塩化ビニルベーストレ
ジンと上述の可塑剤とを主成分として均一に混合してi
ll!IJされる。
フタル酸系ポリエステル可塑剤はそれ単独では粘度が高
くなる傾向があり、プラスチゾル組成物の流動性、塩化
ビニルベーストレノンの可塑化効率、成形品の柔軟性を
満足させる目的でフタル酸系ポリエステル可塑剤の一部
を他の可塑剤でr!!き換えて併用することも行なわれ
る。この場合、本発明の非移行性を満足させる目的から
は少量の併用に押えるのが望ましい。使用可能な併用可
塑剤としては塩化ビニルベーストレジンに用いられるも
のなら特に制限されるものではないが、例えば、フタル
酸ジーn−ブチル(DBP)、フタル酸ノーn−オクチ
ル、フタル酸ジー2−エチルヘキシル(DOP)、フタ
ル酸ノイソオクチル、フタル酸オクチルデシル、フタル
酸ノイソデシル、フタル酸ブチルベンノル、フタル酸オ
クチルベンノル、イソフタル酸ノー2−エチルへ坪シル
等のフタルa系可塑剤、トリオクチルトリノリテート等
のトリノリフトWI系可塑剤、7ノビン酸ノー2−エチ
ルヘキシル(DOAL7ジビン酸ノー1−デシル、7ジ
ビン酸ノイソデシル、アゼライン酸ジー2−エチルヘキ
シル、セパシン酸ジプチル、セバシン酸ノー2−エチル
ヘキシル等の脂肪酸エステル系可塑剤、リン酸トリブチ
ル、リン酸トリー2−エチルヘキシル、リン酸−2−エ
チルへキシルジフェニル、リン酸トリクレノル等のリン
酸エステル系可塑剤、エポキシ化大豆油、エボキン化7
マ二油、エポキシ化トール油脂肪酸−2−エチルヘキシ
ル、ビスフェノールAノグリシノルエーテル等のエポキ
シ系可塑剤及び樹脂等があげられ、これらの1種または
2種以北を混合して使用してもよい。
可塑剤の使用量はプラスチゾル組成物の所望する固形分
濃度、流動性、その他によって適宜選択されるが、具体
的にはペーストレノン等塩化ビニル系ム(脂100@量
部に対して3O−u400重量部、好ましくは50〜2
00重後部の範1川がら選択される。
フタル#系ポリエステル可塑剤と汎用可塑剤とを併用す
る場合、フタル酸系ポリエステル可塑剤の使用重合が可
WJ剤全重量の30%以りであるのが好ましく、フタル
酸系ポリエステル可塑剤の使用量が30%未満では非移
行性能が不充分になり易い。
本発明のプラスチゾル組成物は、該プラスチゾル組成物
に接着性を与えるために、または接着剤として使用で終
るように、接着性付与剤としてポリイソシアネート系化
合物、ポリイソシアネート重合物、ポリアミノアミド系
化合物、エポキシ系化合物、アクリル系化合物、ノ7リ
ル系化合物等が混合される。この内でもポリイソシアネ
ート化合物及びポリイソシアネート重合物が最も有用で
ある。しかして、ポリインシアネート系化合物は、例え
ばヘキサメチレンツイソシアネート、リノンノイソシア
ネート等の脂肪酸ジイソシアネート、水添ノフェニルノ
タンノイソン7ネート、イソホaンノインシ7ネート、
水添トリレンツインシアネート等の脂環式ツインシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、ノフェニルメタンジ
イソシアネート、ナ7チレンノイソシアネ−F、キシレ
ンノイソンアネート等の芳香族ジイソシアネート等が挙
げられる。この内でも″′h香族ノイソシアネート、特
1こトリレンジイソシアネート、ノフェニルメツンノイ
ンシアネートであるのが好ましい、また、ポリイソシア
ネート重合物は、1°連のポリイソシアネート系化合物
を例えば酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、7チル
エチルケトン、ジオキサン、クロルベンゼン等の不活性
化溶液中もしくはフタル酸エステル、リン酸エステル、
7ノビン酸エステルまたはトリノリフト酸エステル等可
塑剤中で、周知の触媒、例えば3Ii&アミン、マンニ
ッヒ塩基脂肪酸のアルカリ金属、アルコラード等を使用
して既知方法で重合して得られる。
本発明で使用するポリイソシアネート重合物としてポリ
イソシアネート系化合物の重合によって得られるインシ
アヌレート環を含有するものを用いるのが特に好ましい
6イソシアヌレート環を含有するものは上述の方法に従
って製造される。勿論、ポリイソシアネート重合物は、
ポリインシアネートと活性水素化合物の反応により得ら
れる、所謂インンアネーF基末端のポリワレタン、ポリ
ウレア等も使用可能である。しかして、これらポリイソ
シアネート化合物及びポリイランアネート11合物の−
NC○は、通常7・メール等のブ・当化削でブ・等化さ
れて・・るものが使用されるが、低温でら架橋反応が進
むように7リーのNGOが含有されていてもよい、接着
性付与剤の添加量は塩化ビニル系重合体100重量部当
り、1〜25重量部の範囲であるのが好ましく、プラス
チゾル組成物中の有効NGOが0.03−u1重量%、
好ましくは0.03へ、0.6重量%、詩に0.05′
す0.5重量%の範囲で存在させるのが望ましい。
ポリアミド系化合物としては、市販品、例えば商品名オ
イルチック505、オイルチック506(シェリング社
製)、エポキシ系化合物としては、同様に商品名工ピコ
−)828(シェル化学91)、アクリル系化合物とし
ては、トリノチロールプロパントリノタクリレートが若
モ量の過酸化物とともに、ジアリル系化合物としてはジ
アリル7タレ使用される。
本発明のプラスチゾル組成物には、一般に安定剤が添加
される。使用しうる安定剤としては、鉛白、塩基性ケイ
酸鉛、三塩基性硫酸鉛、三塩基性亜リン酸鉛、シリカゲ
ル共沈ケイ酸鉛、亜鉛華等の無機8属化合物、う7リン
酸、ステアリン酸、リシ/−脂酸、ナフテン酸、サリチ
ル酸、2−エチルへキソイン酸脂肪酸またはO(薄酸等
のカドミウム、バリウム、カルシウム、亜鉛、鉛、錫ま
たはマグネシウム等の金属塩などの有機化合物が挙げら
れ、さらにオクチル酸亜鉛、ノブチルスズラウレー)、
ジオクチルスズマレート、ノブチルスズメルカプチド等
が挙げられる。また、通常塩化ビニルO(脂の安定剤と
して市販されているカルシウム−亜鉛系、バリウム−亜
鉛系、マグネシウム−亜鉛系、カドミウム−バリウム−
亜鉛系等の有機酸液状複合安定剤も用いることができる
。しかして、その添加量は待に限定されないが、IF通
基塩化ビニルベーストレフ2100重量部対し、0.5
〜10重量部、好ましくは1〜5重を部でその目的を達
成することができる。
本発明のプラスチゾル組成物には、上記成分のほかに、
種々の他の添加剤、例えば充填M、増結剤、希釈剤、着
色剤、解離促進剤等を添加することができる。勿論、他
の添加剤はこれらに限定されるものではない、充填剤と
しては、軽質または重質炭酸カルシウム、タルク、ケイ
ソウ土、カオリン、クレーなどの無機充填剤またはセル
ロース粉、ニトリルブタノエン等の液状または粉末ゴム
、再生ゴムなどの有機系充填剤を挙げることができ、増
粘剤としては、無水ンリカ、有機ベントナイF。
金属石けん類が挙げられる。希釈剤としては、ミネラル
スピリット、テキサノールイソブチレート、ドデシルベ
ンゼン、あるいは、トルエン、キシレン等の有機溶剤が
使用可能であり、ペーストゾルの所望する固形分濃度、
流動性に応じて適宜添加量を決定する。
本発明のプラスチゾル組成物は、塩化ビニルベーストレ
ジン、フタル酸系ポリエステル可塑剤及び必要に応じ接
着性付与剤、拒びにその他の添加剤をそれぞれ所定量、
通常の方法により均一に混合することによって製造され
る。
衆 本発明のプラスチゾル組成物は、各種工学の下塗り剤、
下地固め剤、接着剤等として使用される。
本発明のプラスチゾル組成物からなる下塗り剤は、例え
ば自動車工学においてカチオン電着塗装が施された自動
車車体にJ−、塗り塗料が施される前に、カチオン電着
塗装面に防錆を目的としてまたは飛小石等の接触の際の
緩衝を目的として、さらにはピンホール等の口止めを目
的として塗布される。下塗り剤が塗布された後は、下塗
り剤がカチオン電着塗装面に固着する曲に、例えばポリ
エステル樹脂塗料、フルキッド樹脂塗料、メラミンフル
キッド塗料、エポキシ樹脂塗料、アクリル樹脂塗料等の
上塗り塗料が施こされ、次いで加熱して下塗り削及び上
塗り塗料が同時に同化、固定、焼付けされる。
まだ、本発明のプラスチゾル組成物は、ナイロン糸繰#
または織布、ポリエステル系繊維まだは織布、天然皮革
、ナイロン、ポリエステルをはじめとする釡戊0I脂シ
ートまたはフィルム、金属板または金属箔等の接着剤と
して有効に使用しうる。
下塗り剤、接着剤の基材への塗布は1例えばリバースロ
ール、ナイフコーター、スプレー、カーテン70−、デ
イ・ノブコーティング、ロータリースクリーン、フラッ
トスクリーン、7レキソ、グラビアプリンティング等各
種方法が採用される。
[発明の効果1 本発明のプラスチゾル組成物は、トリメリット酸エステ
ル系可塑剤または7ノビン酸系ポリエステル可塑剤を使
用したプラスチゾル組成物に比較し、低温溶融性が優れ
、耐油性も同等ないしそれ以ヒであり、ゾル粘度の貯^
安定性にも優れている。
したがって、本発明のプラスチゾル組成物を各種工業分
野における繁雑な加エエ稈、特にヒ塗り塗料の塗装工程
が加わる加工分野に使用t#tば、に塗り塗料へ可塑剤
が移打せず、プラスチゾル組成物自体も低温で溶融デル
化するので、プラスチゾル組成物及び上塗り塗料を同時
に固着することができ、工程の短縮に寄与する6例えば
、プラスチゾル組成物を自動車車体の下塗り剤として適
用すれば、クエットーオンーtエツト加工時の上塗り塗
料の仕上がり(例えば平滑性、光沢)が良好で、低温溶
融条件にもかかわらず高物性の下塗り層が得られろ。
虫だ、本発明のプラスチゾル組成物は、剥離強度、引張
り強度等にすぐれ、フレキシブルプリントサーキットの
導電体を被覆するレノストまたはマスキングストリッパ
ブル用材料等の積層用樹脂として、また手袋成形用原料
としての利用価値fJC高い。
1実施例1 次に本発明を実施例にて説明するが本発明はその要四を
超えない限り、以下の実施例に限定f!−れるものでは
ない。
なお、実施例におけるプラスチゾル組成物±たは成形品
の評価方法は次の通りである。
(1)プラスチゾル組成物の粘度、貯職安定性初期: 
東京計器製B8H型粘度計(#6又は井70−ター)を
使用し、ゾル温度23±1 ’Cにおける5 r、p、
lI、の粘ノ支を測定した。
熟成後: ゾル組成物を40℃恒温槽中で7日開放屑し
た後、23±1℃の室温で1日開装置し、粘度測定2時
間前に、1分間かるく撹拌棒を用いて攪拌したものを初
期粘度測定法と同様にして測定した。
貯嵐安定性: 初期粘度に対する熟成後の粘度の上昇割
合(熟成後/初期)でもって示した。
(2)l融物性試験 プラスチゾル組成物を離形紙(特種型紙製、5−KLP
G4B−T)ヒにナイフコーターで約1.Omm厚に塗
布した後、循環式乾燥法で120℃、140℃及び16
0℃のそれぞれの温度で10分間加熱し、成形シートを
得た。
該成形シートをJIS  K−6723に準拠し引張り
試験を行った。
(3)耐(界面活性剤、溶剤)抽出性試験プラスチゾル
組成物を雛形紙上に約1.0曽輪厚でコーティングした
後、140℃、30分間加熱して成形シートを得、40
m1*X40mm大の試験片に切断した。
該試験片を試験前に23℃のデシケータ−内で24時間
放置し、初期重量を測定径別表に記す抽出液中に23℃
、24時間浸漬した。
取り出し後表面をかるく拭き、80℃、4時間乾燥器中
で乾燥し、吸収されている抽出液を除去した。
次いでデシケータ−内で23℃まで冷却し再度秤量して
、抽出液によって抽出された可塑剤損失量(%)を求め
た。
× 100 犬施−例−1 (フタル酸系ポリエステル可塑剤の製造−1)攬件揖、
温度ご計、分留管、冷却管、〃ス導入管を備えた1 1
の四つロフラスコに無水フタル酸2.0モル、1.4−
ブチレングリフール1.1モル、2−エチルヘキサノー
ル2.4モル、触媒としてノブチルスズオキサイド0,
3grを添加した。
反応系をN2で置換し、220℃まで6時間で昇温し、
この温度で生成水を系外に留去しながら更に2時間反応
を続けた。この間反応を促進すべく系内を減圧にし、減
圧度を徐々に亮め最終的に5IIIIIHげに至らしめ
、その後3時間反応を行なった。この間に過剰の構成成
分を留去した。
100℃に冷却した後、Mg(OH)、、0 、5 g
rを添加し30分間撹伸した後濾過した1分子量610
(n芸1)、25℃下の溶液粘度的9506、p、S、
、酸価= 0 、12 mgK OH/gr、水酸基価
= 1 、3 i+gK OH/ gr、のフタル酸系
ポリエステルを得た。
(プラスチゾル組成物−1の調製) L記で得られたフタル酸基ポリエステル可塑剤を用い、
以下の標準配合でプラスチゾル組成物−1を調製し評価
を実施した。
ペーストレノン        100重11部(P−
540、平均f1.1ffir51500、Homo−
polymer(三菱化成ビニル(株)製))フタル酸
基ポリエステル可塑剤  60 〃オクチルスズメルカ
プタイド    2 〃(安定剤) プラスチゾル組成物−1の調製は、ホバートミキt−(
N−50)を用い、23 e ’C150%RHの恒温
恒温下で秤量、清1合した。
評価結果を表−1に示す。
実−施例二−2 (フタル酸系ポリエステル可塑剤の製造−2)攪拌様、
温度計、分留管、冷却管、〃ス導入管を備えた1 1四
つ口7ラスコに無水フタル酸2.0モル、1.4−ブチ
レングリコール1.3モル、イソノニルアルコール2.
2モル、触媒としてテトラインプロビルチタネー)0.
05m1 を添加した。
以下、実施例−1と同様にして分子量748(n絢1.
5)25℃下の溶液粘度的2000 c、p、s、、酸
価= 0 、10 mHK OH/ gr、、水酸基価
=1.6論gKOH/gr、のフタル酸系ポリエステル
を得た。
(プラスチゾル組成物−2の調製) 得られたフタル酸系ポリエステルを用い、実施例−1と
同様の標準配合でプラスチゾル組成物−2を調製した。
評価結果を表−1に併記した。
ル1」に」ユーニλユー二」一 実施例−1のプラスチゾル組成物の配合成分中、フタル
酸系ポリエステル可塑剤を市販のジー2−エチルへキシ
ル7タレート(DOP>、トリオクチルトリ7リテー)
(TOTM)、7ノピン酸系ポリエステル[三菱化成ビ
ニル(株)製D−8211に置き換え、実施例と同様に
評価した結果を各4表−1に併記した。
表−1の結果から、フタル酸系ポリエステル可塑剤を用
いたプラスチゾル組成物は、DOP、TOTM系可塑剤
に比べ、ゾル粘度の貯蔵安定性、低温成形時の引張物性
、耐溶剤性に優れることが判る。又、7ノビン酸系ポリ
エステル可塑剤のD−621を用いた比較例3は、低温
成形時の引張物性が極端に劣り、140℃以下の成形又
は焼付は条件下では実用的WI量戒物性が満足されない
ことがflる。
実施例3.4、比較例4 次の組成のプラスチゾル組成物を調製し、下塗り削とし
ての性能を上塗り塗料を施して評価した。
実施例3〃4 比較例4 三菱化成ビニル(株)91) 三菱化成ビニル(株)製) フタル酸果ポリエステル可塑剤80 50(g1造例−
1のもの) r)OP                    6
050エポキシ系可塑剤       1010(エピ
コート828、 油化シヱルエポキシ(株)Vり 白石カルシウム(株)!り (白艶華CCR1505050 白石工業(株)91) 三塩基性硫酸鉛        33  3接着性付与
剤(表−2参照>    540  40く上塗り塗装
の評価方法〉 カチオン電着板Hにプラスチゾル組成物を1、〇−厚で
ナイフコートし、その上lこメラミンアルキッド樹脂系
溶剤型塗料を厚さ約30μ−でスプレー上塗り塗装(ウ
ェット−オン−ウェット塗装)した1次いで雰囲気温度
140℃で20分間焼付は乾燥し、上塗り塗料の塗装性
、光沢及び膜の硬化状態を判定し、プラスチゾル組成物
の下塗り剤としての適否を評価した。
塗装性ニド、塗り塗料のむら、ハヂキ(上塗り塗料のな
い所)の有無を目視?4定 光沢二  上塗り塗装面の光パむらの有無を目視判定 膜硬さ二 ト塗り塗料膜を指、爪で触わり、硬さをt弯
定 表−2 車l 商品名 EureLek S OG  ンエリン
グ社製フタル酸系ポリエステル可塑剤とDOPとを併用
したプラスチゾル組成物を下塗り剤とした実施例3及び
4は、DOP単独使用のプラスチゾル組成物を下塗り削
とした比較例4に比べて上塗り塗装性能が極めて優れて
いることが認められ、ウェット−オン−ウェット塗装法
に直接使用することができ、例えば自動車用の下塗り剤
として好適であることが判る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニルペーストレジン及びフタル酸系ポリエ
    ステル可塑剤を主成分とするプラスチゾル組成物。
  2. (2)ポリイソシアネート系化合物、ポリイソシアネー
    ト重合物、ポリアミド系化合物、エポキシ系化合物、ア
    クリル系化合物またはジアリル系化合物を含有せしめた
    特許請求の範囲第1項記載のプラスチゾル組成物。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項記載のプラス
    チゾル組成物からなる下塗り剤。
JP63311662A 1988-12-09 1988-12-09 プラスチゾル組成物及び下塗り剤 Expired - Lifetime JPH0832810B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63311662A JPH0832810B2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 プラスチゾル組成物及び下塗り剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63311662A JPH0832810B2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 プラスチゾル組成物及び下塗り剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02158649A true JPH02158649A (ja) 1990-06-19
JPH0832810B2 JPH0832810B2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=18019976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63311662A Expired - Lifetime JPH0832810B2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 プラスチゾル組成物及び下塗り剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0832810B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748494A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Asahi Denka Kogyo Kk プラスチゾル組成物
JP2010260991A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Aisin Chem Co Ltd 層間耐チッピング材組成物

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100828725B1 (ko) * 2006-06-12 2008-05-09 주식회사 엘지화학 염화비닐계 수지 플라스티졸, 상기 플라스티졸의 제조 방법및 이를 이용한 딥핑 또는 샤워링 성형 장갑

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59100152A (ja) * 1982-11-30 1984-06-09 Toyoda Gosei Co Ltd 塩化ビニル樹脂組成物
JPS59131668A (ja) * 1983-01-17 1984-07-28 Takeda Chem Ind Ltd 塩化ビニル樹脂系プラスチゾル組成物
JPS6153347A (ja) * 1984-08-02 1986-03-17 ケム‐プラスト・ソチエタ・ペル・アチオニ プラスチゾルの接着促進剤およびその製造方法
JPS62190267A (ja) * 1986-02-17 1987-08-20 Mitsubishi Kasei Vinyl Co 下塗り剤
JPS63251445A (ja) * 1987-04-08 1988-10-18 Mitsubishi Kasei Vinyl Co 接着性プラスチゾル組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59100152A (ja) * 1982-11-30 1984-06-09 Toyoda Gosei Co Ltd 塩化ビニル樹脂組成物
JPS59131668A (ja) * 1983-01-17 1984-07-28 Takeda Chem Ind Ltd 塩化ビニル樹脂系プラスチゾル組成物
JPS6153347A (ja) * 1984-08-02 1986-03-17 ケム‐プラスト・ソチエタ・ペル・アチオニ プラスチゾルの接着促進剤およびその製造方法
JPS62190267A (ja) * 1986-02-17 1987-08-20 Mitsubishi Kasei Vinyl Co 下塗り剤
JPS63251445A (ja) * 1987-04-08 1988-10-18 Mitsubishi Kasei Vinyl Co 接着性プラスチゾル組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748494A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Asahi Denka Kogyo Kk プラスチゾル組成物
JP2010260991A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Aisin Chem Co Ltd 層間耐チッピング材組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0832810B2 (ja) 1996-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2675542C2 (ru) Улучшенные безфталатные поливинилхлоридные пластизолевые композиции
US2606162A (en) Compositions comprising polyisocyanate modified polyesters and vinyl chloride polymers
US10563084B2 (en) Acid-containing polymers as coalescing agents for latexes
EP0129069B1 (en) Process for bonding non-polar or highly crystalline resin substrats to each other or to another material
US11767420B2 (en) Plasticizer composition and resin composition including the same
WO2003102077A1 (fr) Composition de sol acrylique
US3376246A (en) Polyvinyl chloride plastisols having greatly improved properties
CN110564080B (zh) 适合密封金属部件的增塑溶胶组合物
US3917550A (en) Plastisols containing bonding aids
EP3765562B1 (en) Cardanol blocked isocyanate adhesion promotor for pvc plastisol
JPH02158649A (ja) プラスチゾル組成物及び下塗り剤
US4851464A (en) Paintable adhesion promoter system for polyvinyl chloride plastisols
EP0408085B1 (de) Hydrophobe und/oder abhäsive Masse, reaktive Verdünner, Weichmacher und deren Verwendung
US3847654A (en) Substrate bonded with vinyl dispersion textured coating
US3216848A (en) Primer for vinyl dispersion coatings
JPH0819308B2 (ja) 接着性プラスチゾル組成物
JPH0699574B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂フィルム及びビニル被覆鋼板
JP3472629B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
JPH0468044A (ja) 表面艶消し製品
JPH059355A (ja) プラスチゾル組成物
JP3179642B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JPH0125515B2 (ja)
JPH0327020B2 (ja)
JPH0625496A (ja) プラスチゾル組成物
US2754281A (en) Plasticized vinyl resin composition containing vinylcyclohexanol esters

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090329

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090329

Year of fee payment: 13