JPS63251445A - 接着性プラスチゾル組成物 - Google Patents

接着性プラスチゾル組成物

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JPS63251445A
JPS63251445A JP62086271A JP8627187A JPS63251445A JP S63251445 A JPS63251445 A JP S63251445A JP 62086271 A JP62086271 A JP 62086271A JP 8627187 A JP8627187 A JP 8627187A JP S63251445 A JPS63251445 A JP S63251445A
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acid
plastisol composition
polyisocyanate
polyester plasticizer
vinyl chloride
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Go Sugino
郷 杉野
Koji Hayashi
林 孝治
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電気回路基板、特にフレキシブルプリント回
路基板のレジスト剤や電線、フラットケーブルの被覆材
等の電子並びに電気部品材料、又は自動車用下塗り剤の
用途に最適な、可塑剤の非移行性に優れた接着性プラス
チゾル組成物に係る。
「従来の技術」 プラスチゾルの接着性を向上する手段として、有機ポリ
イソシアネート化合物をプラスチゾル中に添加混合する
ことが知られている。しかし、イソシアネート基は活性
水素を有する被着体と高度な接着性を示すが、プラスチ
ゾルに応用する場合、空気中の水分や配合剤中の活性水
素等との反応も併発して、安定したゾル粘度、接着性の
ものが得られない。ブロック化ポリイソシアネートを用
いる事によりこれらの問題点を大幅に改善したものとし
て特願昭60−181194、特願昭60−29025
0がある。しかし、ブロック化ポリイソシアネートを用
いても、加熱工程でブロック剤が解離した後、ポリイソ
シアネート重合体の活性NGO基と各種配合剤との反応
が併発する為、NCO基を有効に被着体に反応させて接
着性を向上することは難しかった。この現象は特にポリ
エステル可塑剤を使用した場合に現れ、ポリエステル可
塑剤の併用量に伴なって接着力が低下し、極端には接着
しない状態を招いていた。
[発明が解決しようとする問題点1 本発明者らは、可塑剤の非移行性、耐油性、高物性等、
耐久性能の向」二を目的としてポリエステル可塑剤を多
量添加した配合においても、良好な粘度安定性、及びポ
リエステルフィルムや織布、電着塗装板等に対する優れ
た接着特性を保持するプラスチゾル組成物を開発すべく
鋭意検討した結果、ポリエステル可塑剤の末端OH基を
封鎖する等してプラスチゾル組成物中におけるブロック
化ポリイソシアネート中の有効NCO数とポリエステル
可塑剤中の末端OH数の比を調節する事により上述の目
的を達成しうろことを見い出し、本発明を完成するに至
った。
[問題点を解決するための手段] しかして、本発明の要旨とするところは、塩化ビニル系
重合体、ポリエステル可塑剤、及びブロック化ポリイソ
シアネートを含有してなるプラスチゾル組成物において
、ブロック化ポリイソシアネート中の有効NCO数/ポ
リエステル可塑剤中の末端OH数の比が1.3以上とな
る様に配合した事を特徴とする接着性プラスチゾル組成
物に存する。
本発明の詳細な説明するに、本発明に使用するプラスチ
ゾル組成物の主成分である塩化ビニル系重合体は塩化ビ
ニルまたは塩化ビニルとそれに共重合可能なコモノマー
との混合物とを乳化剤及び水溶性重合開始剤の存在下に
乳化重合して製造される粒径5μ以下、好ましくは0.
05〜3μ程度のベーストレジン、または分散剤及び油
溶性重合開始剤の存在下、塩化ビニルまたは塩化ビニル
とそれに共重合可能なコモノマーとの混合物の全量また
は一部を機械的に微分散した後重合する微細懸濁重合法
によって製造されるベーストレシンまたはベーストレジ
ン混合用のレジンである。また、通常の懸濁重合によっ
て製造された粒径の大きな塩化ビニル樹脂をベーストゾ
ルの粘度、流動性、加工性等に悪影響を及ぼさない範囲
で併用しても差支えない。塩化ビニルに共重合可能なコ
モノマーとしては、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ラウリン酸ビニル等のビニルエステル類、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト等のアクリル酸エステル類、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類、ジ
ブチルマレエート、ジエチルマレエート等のマレイン酸
エステル類、ジブチル7マレート、ジエチル7マレート
等の7マール酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビ
ニルブチルエーテル、ビニルオクチルエーテル等のビニ
ルエーテル類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
等のシアン化ビニル類、エチレン、プロピレン、スチレ
ン等のa−オレフィン類、塩化ビニリデン、臭化ビニル
等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニリデンまたはハロ
ゲン化ビニル類が挙げられ、これらの1種以上が30重
量%以下、好ましくは20重量%以下の範囲で用いられ
る。
塩化ビニル系重合体は、その重合時、アルカリ金属塩を
含有する乳化剤を使用する場合が多いが、プラスチゾル
組成物の接着性の関係から、塩化ビニル重合体中のアル
カリ金属含有量が600 ppm以下になるように乳化
剤を選択使用するのが望ましい。このような低アルカリ
金属含量の塩化ビニル系重合体をもたらす乳化剤として
は、アルキル基の炭素原子数8〜18の脂肪酸のアンモ
ニウム塩またはアルカリ金属塩が一例として挙げること
ができる。勿論、乳化剤は、上述のものに限定されるも
のではない。
本発明のプラスチゾル組成物では、接着性、貯蔵安定性
等を満足する組み合せとして金属含有量が600111
1111以下の塩化ビニルホモポリマーのベーストレジ
ンと平均粒子径10〜50μの範囲にあるベーストレジ
ンへの混合用レジンとの混合物を用いるのが特に好まし
い。混合用レジンの併用量は通常、全塩化ビニル系重合
体の5〜50重量%の範囲であるのが望ましい。
本発明のプラスチゾル組成物には、プラスチゾルとして
の流動性及び成形品への柔軟性を付与し、且つ過酷な条
件で長期間使用されても移行が少なく耐久性の良好な成
形品を得る可塑剤として、平均分子量500”J400
0、好ましくは1500〜2500のポリエステル可塑
剤を使用する。
本発明においては実用的接着力を満足する目的で、プラ
スチゾル組成物中におけるブロック化ポリイソシアネー
ト中の有効NCO数/ポリエステル可塑剤中の末端OH
数の比が1.3以上になる様、適宜ポリエステル可塑剤
のOH価、使用量を選択することが必要である。更に上
記の条件を満たすため本発明で用いるポリエステル可塑
剤はJISK−0070の試験方法によって得られるO
H価が8以下、好ましくは6以下のものが適する。
本発明のポリエステル可塑剤を構成する原料は特に限定
するものではなく、従米公知の任意の原料を採用しうる
。代表的な二塩基酸としては例えばアジピン酸、セバシ
ン酸、アゼライン酸、グルタル酸、イタコン酸などの脂
肪族二塩基酸、7タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
などの芳香族二塩基酸が挙げられる。これらの二塩基酸
は単独でまたは混合物として用いられる。また場合によ
っては3価以上のカルボン酸も用いることができる。
代表的なグリコールとしては例えば、エチレン、プロピ
レン、1,3−ブチレン、1,4−ブチレン、1.5−
ペンタメチレン、1,6−へキサメチレン、ネオペンチ
ル、ジエチレン、トリエチレン、ジプロピレンの各グリ
コールが挙げられる。これらのグリコールも単独でまた
は混合物として用いられる。また場合によっては、3価
以上のアルコールも用いられる。
代表的な二塩基酸としては例えば、酢酸、酪酸、カプロ
ン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、ウンデ
カン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リンデル酸、ツズ
酸、フイセトレイン酸、ミリストレイン酸、シーマリン
酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、カド
レン酸、リノール酸、リルン酸、安息香酸、トルイル酸
、ヤシ油分解脂肪酸、ヌカ油脂肪酸などの油脂から誘導
された酸などがあげられる。これらの酸もまた単独であ
るいは混合物として用いられる。
代表的な1価アルコールとしては、ブチルアルコール、
インブチルアルゴール、アミルアルコール、ヘキシルア
ルコール、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラ
ウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアル
コール、ステアリルアルコール、クロチルアルコール、
メチルビニルカルビノールなどがあげられる。これらの
アルコールも単独でまたは混合物として用いられる。
これら単独でまたは混合物として用いられるグリフール
、アルコール及び酸の代りに、ポリエステル可塑剤中の
グリコール、アルコール及び酸の残基を与える他の適当
な化合物が用いられてもよい。たとえば酸無水物及び酸
の低級アルキルエステルまたはそれと同等のものが用い
られ得る。
本発明のポリエステル可塑剤の製造方法は、特に限定さ
れるものではなく、従米公知の方法がとられる。
一般的な製造方法としては、原料であるところの多塩基
酸、多価アルコール及び−塩基酸あるいは一価アルコー
ルの3成分を加熱し、先ず第1段階としてエステル化を
行ない、次いで第2段階として交換エステル化によるグ
リコールあるいはアルコールを遊離し、本発明で使用し
得るOH価まで反応を進め目的のポリエステル可塑剤を
得る方法があげられる。このような方法でOH価を下げ
ることが困難な場合には、反応終了後に酸無水物、例え
ば無水酢酸を添加し、OH基をアセチル化する方法によ
ってもOH価を調整することができる。
又、可塑剤はプラスチゾルの流動性、塩化ビニル重合体
の可塑性、成形品の柔軟性を満足させる目的でポリエス
テル可塑剤の一部を他の可塑剤で置き換えて併用するこ
とも行なわれる。この場合、本発明の非移行性を満足さ
せる目的からは少量の併用に押えた方が好ましい。使用
可能な併用可塑剤としては塩化ビニル系重合体に用いら
れるものなら特に制限されるものではないが、例えば、
7タル酸ジーn−ブチル(D B P )、7タル酸ジ
ー1−オクチル、7タル酸ジー2−エチルヘキシル(D
OP)、7タル酸ジイソオクチル、7タル酸オクチルデ
シル、7タル酸ジイソデシル、7タル酸ブチルベンジル
、イソフタル酸ジー2−エチルヘキシル等の7タル酸系
可塑剤、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル(D OA
 )、アジピン酸ジ−n−7’シル、アジピン酸ジイソ
デシル、アゼライン酸シー2−エチルヘキシル、セバシ
ン酸ジブチル、セバシン酸ジー2−エチルヘキシル等の
脂肪酸エステル系可塑剤、リン酸トリブチル、リン酸ト
リー2−エチルヘキシル、リン酸−2−エチルへキシル
ジフェニル、リン酸トリクレジル等のリン酸エステル系
可塑剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポ
キシ化トール油脂肪酸−2−エチルヘキシル、ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル等のエポキシ系可塑剤及
び樹脂等があげられ、′これらの1種または2種以上を
混合して使用してもよい。
可塑剤の使用量はペーストゾルの所望する固形分濃度、
流動性、その他によって適宜選択されるが、具体的には
塩化ビニル系樹脂100重量部に対して30〜400重
量部、好ましくは50〜200重量部の範囲から選択さ
れる。
本発明のプラスチゾル組成物は、接着性と過酷な使用条
件における非移行性、耐久性の両性能を満足させるため
に、ポリイソシアネート単量体の、またはポリイソシア
ネートの重合物、例えばジイソシアネート重合物のオキ
シベンゾイックアシッドエステル、アルキル7エ7−ル
、オキシムまたはラクタム等のブロック体をその一成分
として含有している。
ポリイソシアネート単量体は、例えばヘキサメチレンジ
イソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪酸ジ
イソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、インホロンジイソシアネート、水添トリレンジイソ
シアネート等の脂環式ジイソシアネート、トリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナ
フチレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート
等の芳香族ジイソシアネート等が挙げられる。そして、
ポリイソシアネート重合物は、上述のポリイソシアネー
ト単量体、好ましくはトリレンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタンジイソシアネートを、例えば酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、ジオキ
サン等の不活性溶媒中もしくはジエチル7タレート、ジ
ブチル7タレート、ジー2−エチルへキシル7タレート
、アルキル基の炭素原子数7〜11(以下C7〜el+
のように記す)の混合アルキル7タレート、プチルベン
ジル7タレート、ヘキシルベンジル7タレート等の7タ
ル酸エステル、トリクレジル7オス7エー)、)リフェ
ニル7才ス7エート等のリン酸エステル、ジー2−エチ
ルへキシルアジペート等のアジピン酸エステルまたはC
7〜C11の混合アルキルトリメリテート等のトリメリ
ット酸エステル等の可塑剤中で、周知の触媒、例えば3
級アミン、マンニッヒ塩基、脂肪酸のアルカリ金属、ア
ルコラード等を使用して既知の方法で重合して得られ、
さらにその後、ブロック化成分、例えばオキシベンゾイ
ックアシッドエステルやアルキルフェノールでブロック
化反応を行い、ポリイソシアネート重合体のブロック体
を製造する。高揮発性の溶剤下で重合反応もしくはブロ
ック化反応を実施したものは、最終的に適当な高沸点の
溶媒、例えば可塑剤で溶剤置換処理するのが望ましい。
ポリイソシアネート重合物は、7タル酸エステル系可塑
剤、特にC7以上のジアルキル7タレート、アルキルベ
ンジル7タレート中で重合するのが望ましい。
本発明で使用するポリイソシアネート重合物として、ジ
イソシアネート単量体の重合によって得られるイソシア
ヌレート環を含有するものを用いるのが特に好ましい。
イソシアヌレート環を含有するものは上述の方法に従っ
て製造される。勿論ポリイソシアネート重合物は、ポリ
イソシアネートと活性水素化合物の反応により得られる
。所謂イ゛ソシアネート基末端のポリウレタン、ポリウ
レア等も使用可能である。しかして、これらのポリイソ
シアネート重合物のブロック体の平均分子量はi 、o
 o o−し10.000の範囲にあるものを使用する
のが好ましい。該ブロック体の平均分子量−がi 、o
 o oよりも小さいと接着性を充分に発揮できず、接
着強度が不充分であり、逆に10,000よりも大きい
と着しくゾル組成物の粘度」1昇をまねき易くなる。
上述のブロック化成分として使用するオキシベンゾイッ
クアシッドエステルとしてはO−オキシベンゾイックア
シッドエステル、+n−オキシベンゾイックアシッドエ
ステル、p−オキシベンゾイックアシッドエステルが挙
げられ、この内でも特にp−置換体であるのが好ましい
オキシベンゾイックアシッドエステルを構成する一方の
基は例えばl−及びp−置換体の場合はn−へブチル基
、11−オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基
、ドデシル基等の−vc頻アルキル基、長鎖のポリオキ
シエチレン基またはポリオキシプロピレン基を結合した
アルコキシアルキル基、またはオキシエチレン基、オキ
シプロピレン基を長鎖のアルキル基に結合したアルコキ
シアルキル基等が好ましい。また、0−置換体の場合メ
チル基、エチル基、イソプロピル基、イソアミル基、n
−ブチル基、イソブチル基、5ee−ブチル基、n−ヘ
プチル基、11−オクチル基、2−エチルヘキシル基、
ノニル基、ドデシル基等のアルキル基、(ポリ)オキシ
エチレンまたは(ポリ)オキシプロピレン基と結合する
アルコキシアルキル基、フェニル基、ベンジル基等の7
リール基が挙げられる。
ブロック化成分として使用するアルキル7エ/−ルは、
炭素原子数4以上のアルキル基を置換基として有するフ
ェノール類であって、例えば、ブチルフェノール、ヘキ
シルフェノール、2−エチルヘキシルフェノール、オク
チルフェノール、ノニルフェノール等が挙げられる。P
VCとの相溶性を考慮すると07以上のアルキルフェノ
ールが好ましい。
ブロック化ポリイソシアネート重合物の添加量は、塩化
ビニル系重合体100重量部当り、1〜25重量部好ま
しくは2−u17重量部の範囲であるのが好ましく、プ
ラスチゾル組成物中の有効NCOが0.03〜1重量%
、好ましくは0.03〜0.6重量%、特に0.05〜
0.5重量%の範囲で存在させるのが望ましい。例えば
、ジブチル7タレートの中で重合及びブロヅク化した後
のオキシベンゾイックアシッドエステルブロック化ジイ
ソシアネート重合物の33重量%−ジブチル7タレート
希釈液を用いるとき、塩化ビニル系重合体100重量部
当り、2〜50重量部用い、可塑剤量が不足ならばその
不足分を補うことによってプラスチゾル組成物を調製す
る。また、例えば33重量%ジブチル7タレート希釈液
中の有効NGOの含有率が異なる場合はプラスチゾル組
成物の所望NGO含有率になるように、可塑剤又はケロ
シン、アルキルベンゼンの如き希釈剤により希釈液を適
宜調節して加える。
本発明においては、前記した通り、上記の有効NGOの
含有量に応じて、ポリエステル可塑剤のOH価をw!4
整するものである。
本発明のプラスチゾル組成物は、接着性付与剤、例えば
オキシベンゾイックアシッドエステルブロック化ジイソ
シアネート重合物のブロック体を解離するための促進剤
が含有されているのが好ましい。
該解離促進剤としては、例えばアルカリ金属の無機また
は有機化合物、鉛、錫、カドミウム、亜鉛等金属の無機
または有機化合物が挙げられるが、本発明のプラスチゾ
ルを電線等の被覆材に用いる場合は電気絶縁性の点から
、鉛白、塩基性ケイ酸鉛、三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜
リン酸鉛、二塩基性7タール酸鉛、シリカゲル共沈ケイ
酸鉛等の鉛系金属化合物、オクチル酸、ラウリン酸、ス
テアリン酸、リシノール酸、ナフテン酸、サリチル酸、
2−エチルへキソイン酸等の脂肪酸または樹脂酸のバリ
ウム、カルシウム、亜鉛、鉛管の金属塩などの有機化合
物、さらに亜鉛華が好ましく1゜また、解離促進剤は通
常塩化ビニル樹脂の安定剤として市販されている粉末状
のまたは液状の複合安定剤を使用することかで外、これ
らの少なくとも1種を用いるのが望ましい。
解離促進剤の添加量は、特に限定されないが、通常塩化
ビニル系重合体100重量部に対し、0.5・510重
量部、好ましくは1〜5重量部でその目的を達成するこ
とができる。
本発明のプラスチゾル組成物には、上記成分のほかに、
種々の他の添加剤、例えば充填剤、増粘剤、希釈剤、着
色剤等を添加することができる。
勿論、他の添加剤はこれらに限定されるものではない。
充填剤としては、軽質または重質炭酸カルシウム、タル
ク、ケイソウ土、カオリン、クレーなどの無機充填剤ま
たはセルロース粉、ニトリルブタジェン等の液状または
粉末ゴム、再生ゴムなどの有機系充填剤を挙げることが
でき、増粘剤としては、無水シリカ、有機ベントナイト
、金属石けん類が挙げられる。希釈剤としては、ミネラ
ルスピリット、テキサノールイソブチレート、ドデシル
ベンゼン、あるいは、トルエン、キシレ等の有機溶剤が
使用可能であり、ペーストゾルの所望する固形分濃度、
流動性に応じて適宜添加量を決定する。
本発明のプラスチゾル組成物は、塩化ビニル系重合体、
ポリエステル可塑剤及びブロック化ポリイソシアネート
をそれぞれ所定量、並びに必要に応じて解離促進剤、そ
の他の添加剤を通常の方法により均一に混合することに
よって製造される。
本発明のプラスチゾル組成物は、ナイロン系繊維、又は
織布、ポリエステル系繊維、または織布、天然皮革、ナ
イロン、ポリエステルをはじめとする合成樹脂シートま
たはフィルム等のシート状基材及びカチオン電着塗装板
の接羞剤、防錆剤または積層材として用いることができ
、シート状基材への塗布は、例えばリバースロール、ナ
イフコーター、スプレー、カーテン70−、デイップコ
ーティング、ロータリースクリーン、フラットスクリー
ン、7レキソ、グラビアプリンティング等各種方法が採
用される。
プラスチゾル紹放物を塗布されたシート状基材は、これ
をそのまま120〜210°Cの温度に加熱してブロッ
ク体を解離し、シート状基材に強固に塩化ビニル樹脂被
膜を形成する。また、プラスチゾル組成物を塗布したシ
ート状基材をブロック体解離温度以下の温度に加熱して
プラスチゾル組成物を溶融、冷却、固化した後、別途織
布、シートまたはフィルムを積層し、ブロック体解離温
度以上の温度に加熱下圧着して積層シートを製造する。
[発明の効果1 本発明のプラスチゾル組成物は貯蔵安定性が良く、又他
の基材、例えばポリエステルフィルム、アクリル系又は
ウレタン系粘着剤、あるいはA。
B、S樹脂等活性水素を有する基体に積層した場合でも
実用に充分な接着性を示し、柔軟な積層品が得られる。
さらに得られた成形品は、各種過酷な使用条件において
も、例えば洗剤使用時においても可塑剤の非移行性に優
れ、耐油性、耐久性に優れている。
したがって本発明のプラスチゾルは、電子及び電気部品
材料、例えば7レキンブルプリントサーキツトのレジス
ト剤や電線フラットケーブルの被覆材に好適である。
更に、自動車用下塗り剤としても上塗り塗料、シンナー
への可塑剤移行抽出防止に効果があり好適である。
[実施例] 次に本発明を実施例にて説明するが本発明はその要旨を
超えない限り、以下の実施例に限定されるらのではない
なお、実施例におけるプラスチゾル組成物または成形品
の評価方法は次の通りである。
(1)ゾル組成物の粘度及び貯蔵安定性試験東京計器製
BBH型粘度計(#6又は#70−ター)を使用し、ゾ
ル温度23±1℃における1 0 r、p、m、の粘度
を測定した。
貯蔵安定性は、同温度で所定日数放置し、粘度測定2時
間前に1分間かるく撹拌棒な用いて撹拌して上述の通り
ゾル粘度を測定した。
(2)T型剥離強度 プラスチゾル組成物を、厚さ90μのポリエチレンテレ
フタレートフィルム上にナイフコーターで0 、1 t
n+n厚にコーティングした後、熱風循環式乾燥機内で
150〜170℃、5分間の表に示した加熱条件で加熱
し、ポリエチレンテレフタレートフィルムと塩化ビニル
樹脂を積層した成形品を得た。該成形品を恒温室に7日
間放置した後幅2.54c+n、長さ8cmの試験片を
作成し、試験片の一端を剥離し、長さ方向に、引張り速
度50++on/ lll1 nで180℃T型剥離試
験を行い、プラスチゾル組成物のポリエステルフィルム
への接着強度を調べた。試験片7個の平均剥離強度(単
位kg/1ncb)で示した。
実施例1〜4、比較例1〜3 塩化ビニル重合体 (ベーストレジン商品名 ビニカP−440三菱化成ビ
ニル(株)製)   100重量部ポリエステル可塑剤
*60 σYw=1600) エポキシ樹脂           3(商品名 FE
P−13 アデカ・アーが入社(株)製) 三塩基性硫酸鉛−安定剤兼解離 促進剤             3 ブロツク化ポリイソシアネート 16.5四t%DOP溶液    30*ポリエステル
可塑剤は平均分子@ 1.600のものに、無水酢酸を
任意の量添加混合し、末端OHと任意の量封鎖したもの
、7種類を用いた。
各ポリエステル可塑剤のOH価(JISK−0070の
試験方法に準じて測定したもの)は表に示した通りであ
る。
前記各配合剤を次の手順に従い混合した。
各種ポリエステル可塑剤、エポキシ樹脂、安定剤兼解離
促進剤(予めトナー化)ベーストレシンをホバー)ミ+
サーに投入し、均一に混合した後、ブロック化ポリイソ
シアネート溶液を添加し再度均一に混合した。その後真
空脱泡を行って、7種類のプラスチゾル組成物を調製し
た。
得られた各プラスチゾル組成物におけるブロック化ポリ
イソシアネート中の有効NCO数/ポリエステル可塑剤
中の末iOH数の比、及びプラスチゾル組成物のゾル粘
度、T型剥離強度を表に示す。
なお、比較例の配合についても実施例と同様に評価し、
その結果を表に併記した。
上記表の結果から、ブロック化ポリイソシアネート中の
有効NCO数/ポリエステル可塑剤中の末端OH数の比
が1.3以上になるよう配合したプラスチゾル組成物は
実用に供するに充分な接着力を呈することがわかる。ま
た、実施例1〜4の配合系においてはOH価が6以下の
ポリエステル可塑剤を使用する必要があることがわかる
特許出願人 三菱化成ビニル株式会社 代 理 人 弁理士 艮谷用 − (ほか1名)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル系重合体、ポリエステル可塑剤及びブ
    ロック化ポリイソシアネートを含有してなるプラスチゾ
    ル組成物において、ブロック化ポリイソシアネート中の
    有効NCO数/ポリエステル可塑剤中の末端OH数の比
    が1.3以上となる様に配合した事を特徴とする接着性
    プラスチゾル組成物。
  2. (2)ポリエステル可塑剤のOH価が8 (KOHmg/g)以下、好ましくは6以下である特許
    請求の範囲第1項記載の接着性プラスチゾル組成物。
  3. (3)ポリイソシアネートがジイソシアネートの重合物
    である特許請求の範囲第1項記載の接着性プラスチゾル
    組成物。
  4. (4)ポリイソシアネートがイソシアヌレート環を構成
    する特許請求の範囲第1項または第3項記載の接着性プ
    ラスチゾル組成物。
  5. (5)ポリイソシアネートのブロック化成分がオキシベ
    ンゾイックアシッドまたはアルキルフェノールである特
    許請求の範囲第1項、第3項または第4項記載の接着性
    プラスチゾル組成物。
  6. (6)プラスチゾル組成物がブロック化ポリイソシアネ
    ートのブロック体解離促進剤を含有する特許請求の範囲
    第1項記載の接着性プラスチゾル組成物。
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