JPH0215647Y2 - - Google Patents

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JPH0215647Y2
JPH0215647Y2 JP9329783U JP9329783U JPH0215647Y2 JP H0215647 Y2 JPH0215647 Y2 JP H0215647Y2 JP 9329783 U JP9329783 U JP 9329783U JP 9329783 U JP9329783 U JP 9329783U JP H0215647 Y2 JPH0215647 Y2 JP H0215647Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、情報機器やオフイスオートメーシヨ
ン機器の出力装置であるプリンタに使用するばね
解放型のドツト印字ヘツドに関する。
〔従来技術〕
従来のばね解放型のドツト印字ヘツドを第1
図、第2図及び第3図に基づいて説明すると、第
1図において、永久磁石1の磁束は台板2、スペ
ーサ3、ヨーク4、アーマチユア5、コア6及び
ベース7を通つて再び永久磁石1に戻る磁気回路
を構成することによつて、アーマチユア5を固着
している板ばね8がコア6に吸引されて偏倚状態
となる。
この状態において、コイル9を励磁して前記磁
気回路中に磁束方向と逆方向の磁束を発生させる
と、板ばね8は解放してアーマチユア5の先端に
固着した印字ワイヤ10がガイド11から突出
し、図示せぬインクリボンと印字媒体をプラテン
に押付けて印字を行う。
このとき、アーマチユア5と板ばね8の構成と
動作は、ドツト印字ヘツドの印字速度、印字力及
び寿命に大きく関係してくる。この関係を印字時
のアーマチユア5と板ばね8の動作をモデル化し
た第2図に基づいて以下に説明する。
第2図において、A−B間は板ばね8のばね有
効部で、B−C間はアーマチユア5の剛体部に相
当し、状態()はアーマチユア5がコア6に吸
引された静止状態、状態()は板ばね8の解放
後の飛行状態、状態()は印字直前の状態、状
態()は印字直後の状態を示す。
ここで、第2図中に示す状態()〜状態
()までは略ばねの一次振動と同じ動作である
が、状態()では剛体部B−C間のC部が印字
時の反発力で戻出すと共にB部が慣性力で更に変
位が増加し、その結果、高次振動が発生する。
第3図は第2図のC部の時間的変位を示したも
ので、状態(),(),(),()は第2図と
同じ状態を示す。同図で状態()以降は吸引動
作であるが、この場合状態()〜状態()間
で生じた高次振動のために波状となり、再吸引時
には不規則なリバウンドが発生し、その後も高次
振動が残るようになる。
次に、前記した動作中に生じる欠点を以下に述
べる。
1 印字直後に高次振動が発生するためその後の
印字動作が不安定になり、高速の繰返動作を行
う場合にドツト抜けが生じる原因の一つとなる
欠点がある。
2 可動部のエネルギが印字力や反発力以外の高
次振動に変換するため、駆動効率が悪くなると
共に吸引動作での戻りも遅くなる欠点がある。
3 高次振動によりドツト印字ヘツド各部への破
損を起したり或いは早めたりするため、ドツト
印字ヘツドの寿命を短くする欠点がある。
このような欠点を解決するために以下に述べる
種々の機構が考案されている。例えば、代表的な
例としてアーマチユアに2枚の板ばねを直交させ
て固定した所謂十字ばね機構のドツト印字ヘツド
があるが、このようなドツト印字ヘツドは2枚の
板ばねを直角に配置するため、構造が複雑となる
と共に構成部品点数が多くなつて製造コストが高
くなる欠点がある。
そこで、第4図a,bに示す構成のドツト印字
ヘツドが考えられた。図において、12は板ば
ね、13はスペーサであり、他の番号は第1図と
同じ要素を示し、このドツト印字ヘツドは同図D
を支点にアーマチユア10が回動するために高次
振動は発生せず、印字動作の高速化も可能とした
ものであるが、印字時や再吸引時に支点Dに大き
な力がかかるため、支点D付近の摩耗や破損が起
り易くなる欠点がある。
更に、第5図に示す構成のドツト印字ヘツドが
考えられた。図において、14はアーマチユア、
15は板ばね、16はコア、17はコイル、18
は印字ワイヤ、19はガイド、20は第1ヨー
ク、21はアーマチユアサポータ、22はスペー
サ、23は第2ヨーク、24は永久磁石である。
このような構成のドツト印字ヘツドは、コア1
6の角Mをアーマチユア14の回転支点とすると
共に、その回転支点と印字ワイヤ18に打撃を加
えた場合の打撃の中心とを一致させる構造とした
ため、高次振動が発生しないので印字効率もよく
なると共に印字速度の高速化も可能となるが、回
転支点部のMにバイアスが常にかかるためにその
部分が破損し易いと共に、板ばねをあまり短くで
きないため、ドツト印字ヘツドが大きくなる欠点
がある。
〔考案の目的〕
本考案は、前記諸欠点を解決するためになされ
たものであり、その目的は、製造が容易で破損し
にくいと共に小型化ができるドツト印字ヘツドを
提供することにある。
〔考案の構成〕
前記した目的を達成するため、本考案は、支持
部とばね有効部とからなる板ばねの先端にアーマ
チユアの先端部を固着させ、アーマチユアの打撃
中心とばね支点とを一致させるか或いは略一致さ
せることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の原理を第6図a,b及び第7図
に基づいて説明する。
第6図a,bはアーマチユア25と板ばね26
をモデル化した平面図と側面図で、同図におい
て、板ばね26はその後端のE部で固定されてい
ると共にF部より先端側でアーマチユア25の先
端側に固着され、E−F間はばね有効部となり、
また前記アーマチユア25の後端は自由に動くこ
とができるようになつている。
ここで、前記F部に荷重pがかかると、板ばね
26が撓んで第6図bのようにアーマチユア25
が駆動するが、その際アーマチユア25には荷重
方向に変位しないH部が存在する。このH部は、
例えば同図のように板ばね26の断面形状が一様
の場合、FH/EF=2/3となる箇所に存在する
ようになる。
従つて、アーマチユア25のH部に支点を設け
ると、アーマチユア25の慣性力の影響が無視で
きる程度の場合には、1次振動させても支点に力
がかからなくなり、板ばね26の撓み曲線への影
響がない。以下、このH部をばね支点と呼ぶ。
一方、印字時のようにアーマチユア25の先端
I部に撃力が加わると、H部が変位する場合には
高次振動が生じる場合があるが、H部が支点とな
るように変位を抑えてある場合は前記支点には力
が加わるが、板ばね26及びアーマチユア25が
支点H部を中心に回転して高次振動が生じなくな
る。
また、第6図a,bに示すH部以外の部分に支
点を設けた場合は、支点がH部から離れる程支点
にかかる力が増え、板ばね26の撓み曲線も変化
して同一の板ばね25であつてもばね定数が変化
するが、高次振動は発生しない。
第7図はアーマチユア等の可動部の剛体27を
モデル化した説明図で、力がかかつていない状態
を破線で示すと共にJ部に印字時と同様な撃力を
加えた場合の直後の状態を実線で示したものであ
る。
同図のK部は撃力方向に変位することなくK部
を中心に回転するため一般的に打撃中心と言い、
このK部に支点を設けても全く力が加わらないの
は言うまでもない。尚、K部は同図のように剛体
27の断面形状が一様な場合、KJ/NJ=2/3
となる個所に存在するようになる。
また、K部以外に支点を設けて打撃を加えた場
合は、剛体27は前記支点を中心に回転するが、
支点がK部より離れる程支点に力が加わり、その
力は支点が第7図の(+)側にある場合には撃力
と同方向に加わると共に支点が第7図の(−)側
にある場合には撃力と逆方向に加わる。
ここで、前述したばね支点と打撃中心とを一致
させれば、吸引状態から印字及びリセツト直前ま
で支点に力がかからないばね機構を有するドツト
印字ヘツドを提供できる。
以下、第8図〜第10図に基づいて本考案の一
実施例を説明する。
図において、28は板ばねで、支持部29、ば
ね有効部30及び前記ばね有効部30の先端から
後方に突出形成した固着部31が一体成形されて
いる。32は前記固着部31の略中央に位置して
いる支点部、33は前記固着部31の端部両側に
形成した三角形状の座ぐり部で、状の切欠き3
4を形成したヨーク35との干渉を避けるために
形成されている。
36は先端に印字ワイヤ37を固着したアーマ
チユアで、その先端部が板ばね28の先端のQ部
で点溶接されている。38はスペーサで、支持部
39、支点部40、板ばね28のばね有効部30
の撓みを避けて前記支点部40を補強する座ぐり
部41及びばね有効部30の基端部となる段差部
42が一体成形されている。尚、前記ヨーク35
とアーマチユア36とは同じ厚さとしてある。
43は凹状の穴44を穿設することにより形成
したばね性を持つ支点部45を有するプレート
で、前記穴44はアーマチユア36の後端を避け
て穿設された形状となつている。46はコアであ
る。
尚、前記板ばね28、アーマチユア36、ヨー
ク35、スペーサ38及びプレート43はX部に
おいてそれぞれレーザ溶接等により点溶接し、板
ばねは第6図と同様に先端側をアーマチユアに固
着し、図示せぬワイヤガイド、コア、永久磁石等
の構成部品は従来と全く同じ構成でよい。
また、座ぐり部33,41を有する板ばね28
やスペーサ38は従来より実施しているエツチン
グ技術等で簡単に製作できる。
更に、アーマチユア36とヨーク35との厚さ
を同寸法にできない場合は、ヨーク35の厚さを
アーマチユア36の厚さより厚くするようにして
第10図に示すようにプレート43の支点部45
を他のL部にある支点部32,40よりずらし、
吸引の際アーマチユア36の回転を制御するよう
にしてもよい。
次に、前記構成の作用を説明すると、第9図
a,bに示す如く前述したばね支点と可動部の印
字ワイヤ37に撃力を受けた場合の打撃中心と
が、L部にて一致するように板ばね28とアーマ
チユア36とを固着配置し、そのL部にスペーサ
38の支点部40を合わせて板ばね28のばね有
効部30が下がらぬように支持すると共に、プレ
ート43の支点部45でアーマチユア36が上が
らないように支持し、更に板ばね28の支点部3
2にある段差部がヨーク35に接して支点となる
ように配置する。
このような状態で印字動作を行うと、一次振動
時や印字時には前記支点に力が加わらないが、ア
ーマチユア36がコア46にリセツトされる時に
のみ支点に力が加わる。この支点にかかる力はプ
レート43側にかかるため、そのエネルギをプレ
ート43の支持部45によりアーマチユア36が
浮上がつた場合のみ吸収し、前述した原理通りの
動作を繰返す。
尚、前記実施例では、ばね支点と打撃中心とを
支点に一致させたが、これらが多少ずれても支点
に僅かな力が加わることを除けば前記実施例と同
様に高次振動が発生しなくなり、また例えばコア
46にリセツトする場合の支点に加わる力を弱め
るために支点をコア46から少し遠ざけることに
より容易に解決できる。
また、第11図は、多ワイヤを配置するために
スペーサ38の支点部40を除去した実施例であ
り、この場合アーマチユア36が下方向に変位し
たときはその力を板ばね28により受けるが、ば
ね支点と打撃中心とをプレート43の支点部45
に合わせておけば印字時の高次振動を防げる。
〔考案の効果〕
前記した如く、本考案に係るドツト印字ヘツド
によれば、支持部とばね有効部とからなる板ばね
の先端にアーマチユアの先端部を固着させ、アー
マチユアの打撃中心とばね支点とを一致させるこ
とにより以下に述べる効果を発揮する。
1 印字動作の際、板ばねに余分な力が加わらな
いと共に高次振動も発生しなくなり、安定した
印字動作を得ることができるために板ばねやそ
の溶接部等への破損も少なくなる効果がある。
2 アーマチユア等の運動エネルギが高次振動に
交換したり或いは支点に対して余分な力として
作用しないため、効率よく印字力や反発力に変
化するので印字力変換効率があがると共に復帰
力がよくなつて高速化できる効果がある。
3 リセツト時の衝撃はコアと支点の2点で受け
るため、従来のコアのみで受ける場合より緩和
されると共に、支点の一部はばね性を持つてい
るため、リセツト時のエネルギを吸収できるの
でリバウンドも低減できる効果がある。
従つて、本考案は印字効率をよくして印字の高
速化をはかることができると共に、部品が破損し
にくくかつ組立て易い効果がある。更に、板ばね
を放射状に配置できるのはもちろんであるが、平
行に配置してラインプリンタにも簡単に応用で
き、板ばねのばね有効部が平行に並んでいるため
小型化も可能である。
尚、アーマチユアの打撃中心とばね支点とを略
一致しても前記効果と同様な効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の側断面図、第2図は従来例の
動作説明図、第3図は従来例の動作変化を示す説
明図、第4図a,bは他の従来例を示す平面図と
側断面図、第5図は別の他の従来例を示す側断面
図、第6図a,bは本考案の原理を説明する平面
図と側面図、第7図はアーマチユア等の可動部の
剛体をモデル化した説明図、第8図は本考案の一
実施例を示す分解斜視図、第9図a,bは同実施
例の平面図と側断面図、第10図は同部分側断面
図、第11図は本考案の他の実施例を示す側断面
図である。 28……板ばね、29……支持部、30……ば
ね有効部、36……アーマチユア、37……印字
ワイヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 永久磁石の磁束によりアーマチユアを吸引し
    て板ばねを撓ませておき、前記永久磁石の磁束
    を電磁石により打消してアーマチユアを解放す
    ることにより、アーマチユアの先端に固着した
    印字ワイヤを突出させて印字を行うドツト印字
    ヘツドにおいて、支持部とばね有効部とからな
    る板ばねの先端にアーマチユアの先端部を固着
    させ、その固着に際して板ばねの荷重方向に変
    位しないばね支点と、印字ワイヤに撃力を受け
    たときのアーマチユアの打撃中心とを一致させ
    るか略一致させたことを特徴とするドツト印字
    ヘツド。 2 請求項1において、アーマチユアの上方にプ
    レートを配置し、このプレート内を切り抜いて
    成形した支点部を、ばね支点と打撃中心とに一
    致させるか略一致させたことを特徴とするドツ
    ト印字ヘツド。 3 請求項1において、板ばねの下部にスペーサ
    を配置し、このスペーサに形成した支点部を、
    ばね支点と打撃中心とに一致させるか略一致さ
    せたことを特徴とするドツト印字ヘツド。
JP9329783U 1983-06-20 1983-06-20 ドツト印字ヘツド Granted JPS603042U (ja)

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JPS603042U JPS603042U (ja) 1985-01-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62199462A (ja) * 1986-02-27 1987-09-03 Tokyo Juki Ind Co Ltd ドットインパクト印字ヘッド
JPH0722996B2 (ja) * 1987-06-12 1995-03-15 松下電器産業株式会社 印字ヘッド

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JPS603042U (ja) 1985-01-10

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