JPH04221646A - ワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマ - Google Patents
ワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマInfo
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- JPH04221646A JPH04221646A JP41277690A JP41277690A JPH04221646A JP H04221646 A JPH04221646 A JP H04221646A JP 41277690 A JP41277690 A JP 41277690A JP 41277690 A JP41277690 A JP 41277690A JP H04221646 A JPH04221646 A JP H04221646A
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- 239000011435 rock Substances 0.000 abstract 2
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 abstract 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットマトリックスプ
リンタに使用するワイヤドット式印字ヘッド用印字ハン
マに関し、特にワイヤ駆動部の構造に関するものである
。
リンタに使用するワイヤドット式印字ヘッド用印字ハン
マに関し、特にワイヤ駆動部の構造に関するものである
。
【0002】
【従来の技術】複数個のプリントワイヤにて文字,記号
等を印字する印字ヘッドとしては、小型で明朝体の印字
が可能な多芯式のものがある。そして、この種の印字ヘ
ッドでは、印字速度が速くしかも長寿命なものが要求さ
れている。従来のこの種の印字ヘッドとしては、プリン
トワイヤ(以下、単にワイヤという)の駆動手段として
電磁石,もしくは永久磁石と電磁石より構成した磁気回
路を利用した電磁駆動式の印字ハンマを多数個搭載した
電磁式のものが多く用いられている。ところが、電磁式
印字ヘッドは消費電力が多く、しかも磁気回路を工夫し
て高速化を図るにも限度があるため、近年ではピエゾ素
子を駆動源としたピエゾ式印字ヘッドが採用されるよう
になってきた。ピエゾ式印字ヘッド用の印字ハンマにお
いては、ピエゾ素子の伸縮量が積層化されたものでも1
0μm程度と小さく、その変位をワイヤ移動距離として
必要な10分の数mm程度まで拡大する変位拡大機構の
開発が最大の焦点であった。変位拡大機構として最も多
く採用されているものとしては、アーマチュア,板ばね
およびブロック等を組み合わせたものである。従来のピ
エゾ式印字ヘッド用印字ハンマを図5ないし図7によっ
て説明する。
等を印字する印字ヘッドとしては、小型で明朝体の印字
が可能な多芯式のものがある。そして、この種の印字ヘ
ッドでは、印字速度が速くしかも長寿命なものが要求さ
れている。従来のこの種の印字ヘッドとしては、プリン
トワイヤ(以下、単にワイヤという)の駆動手段として
電磁石,もしくは永久磁石と電磁石より構成した磁気回
路を利用した電磁駆動式の印字ハンマを多数個搭載した
電磁式のものが多く用いられている。ところが、電磁式
印字ヘッドは消費電力が多く、しかも磁気回路を工夫し
て高速化を図るにも限度があるため、近年ではピエゾ素
子を駆動源としたピエゾ式印字ヘッドが採用されるよう
になってきた。ピエゾ式印字ヘッド用の印字ハンマにお
いては、ピエゾ素子の伸縮量が積層化されたものでも1
0μm程度と小さく、その変位をワイヤ移動距離として
必要な10分の数mm程度まで拡大する変位拡大機構の
開発が最大の焦点であった。変位拡大機構として最も多
く採用されているものとしては、アーマチュア,板ばね
およびブロック等を組み合わせたものである。従来のピ
エゾ式印字ヘッド用印字ハンマを図5ないし図7によっ
て説明する。
【0003】図5は従来の印字ハンマを示す斜視図、図
6は静止状態の従来の印字ハンマを示す正面図、図7は
印字している状態の従来の印字ハンマを示す正面図であ
る。これらの図において、1は印字用のワイヤ、2はこ
のワイヤ1を支持するハンマ本体で、このハンマ本体2
は、ワイヤ1を先端に備えたアーム3と、このアーム3
の基部に接合されたトップブロック4とから構成されて
いる。また、前記ハンマ本体2は一対のアウタばね5,
センタばね6とによって後述するベースに揺動自在に支
持されている。なお、アウタばね5およびセンタばね6
は板ばねによって形成され、センタばね6を印字面側に
位置づけると共に両者の主面を印字方向(ワイヤ1の軸
方向)へそれぞれ向けて両者平行に装着されている。7
は前記アーム本体2を上述した2つのアウタばね5,セ
ンタばね6等を介して揺動自在に支持するベースで、こ
のベース7は正面視L字状に形成されている。そして、
このL字状を呈するベース7は短辺を印字面とは反対側
に向けて設置され、その長辺の先端に前記センタばね6
が接合されている。8は前記アウタばね5の基端に接合
されたインナブロックで、このインナブロック8は前記
ベース7の短辺にピエゾ素子9を介して取り付けられて
いる。すなわち、このピエゾ素子9は、ベース7の長辺
より印字面とは反対側に配置されている。なお、10は
印字媒体を示す。次に、このように構成された従来の印
字ハンマの動作について説明する。印字前は図6に示す
ように印字ハンマは静止している。そして、ピエゾ素子
9へ電圧が印加されると、ピエゾ素子9は伸長し、イン
ナブロック8は図中右方向へ移動する。この際、アウタ
ばね5,トップブロック4,センタばね6およびベース
7は相互に結合されているため、図7に示すようにトッ
プブロック4はアウタばね5およびセンタばね6を弾性
変形させながら図中左回りに回転する。そして、トップ
ブロック4に接合されたアーム3は、トップブロック4
の回転変位をレバー比にしたがって拡大し、ワイヤ1は
図中上方向に(印字方向に)移動してその先端が印字媒
体10に衝突し印字を行う。ここで、アーム3の揺動端
はワイヤ1によりワイヤ1の進行方向への変位が規制さ
れているものの、アーム2およびトップブロック4は慣
性力によってワイヤ1の先端方向へ変位している。すな
わち、アウタばね5,センタばね6は複雑に変形され、
高次振動が引き起こされる。この後、ピエゾ素子9への
電圧印加を停止することにより、変位していた各部材は
印字媒体10からの反発力およびアウタばね5,センタ
ばね6の復帰力によって初期の位置へと復帰し、一連の
印字動作が終了する。そして、この復帰動作時において
も上述した高次振動は重畳されたままであり、ワイヤ1
,アーム3およびトップブロック4等の挙動は複雑であ
る。
6は静止状態の従来の印字ハンマを示す正面図、図7は
印字している状態の従来の印字ハンマを示す正面図であ
る。これらの図において、1は印字用のワイヤ、2はこ
のワイヤ1を支持するハンマ本体で、このハンマ本体2
は、ワイヤ1を先端に備えたアーム3と、このアーム3
の基部に接合されたトップブロック4とから構成されて
いる。また、前記ハンマ本体2は一対のアウタばね5,
センタばね6とによって後述するベースに揺動自在に支
持されている。なお、アウタばね5およびセンタばね6
は板ばねによって形成され、センタばね6を印字面側に
位置づけると共に両者の主面を印字方向(ワイヤ1の軸
方向)へそれぞれ向けて両者平行に装着されている。7
は前記アーム本体2を上述した2つのアウタばね5,セ
ンタばね6等を介して揺動自在に支持するベースで、こ
のベース7は正面視L字状に形成されている。そして、
このL字状を呈するベース7は短辺を印字面とは反対側
に向けて設置され、その長辺の先端に前記センタばね6
が接合されている。8は前記アウタばね5の基端に接合
されたインナブロックで、このインナブロック8は前記
ベース7の短辺にピエゾ素子9を介して取り付けられて
いる。すなわち、このピエゾ素子9は、ベース7の長辺
より印字面とは反対側に配置されている。なお、10は
印字媒体を示す。次に、このように構成された従来の印
字ハンマの動作について説明する。印字前は図6に示す
ように印字ハンマは静止している。そして、ピエゾ素子
9へ電圧が印加されると、ピエゾ素子9は伸長し、イン
ナブロック8は図中右方向へ移動する。この際、アウタ
ばね5,トップブロック4,センタばね6およびベース
7は相互に結合されているため、図7に示すようにトッ
プブロック4はアウタばね5およびセンタばね6を弾性
変形させながら図中左回りに回転する。そして、トップ
ブロック4に接合されたアーム3は、トップブロック4
の回転変位をレバー比にしたがって拡大し、ワイヤ1は
図中上方向に(印字方向に)移動してその先端が印字媒
体10に衝突し印字を行う。ここで、アーム3の揺動端
はワイヤ1によりワイヤ1の進行方向への変位が規制さ
れているものの、アーム2およびトップブロック4は慣
性力によってワイヤ1の先端方向へ変位している。すな
わち、アウタばね5,センタばね6は複雑に変形され、
高次振動が引き起こされる。この後、ピエゾ素子9への
電圧印加を停止することにより、変位していた各部材は
印字媒体10からの反発力およびアウタばね5,センタ
ばね6の復帰力によって初期の位置へと復帰し、一連の
印字動作が終了する。そして、この復帰動作時において
も上述した高次振動は重畳されたままであり、ワイヤ1
,アーム3およびトップブロック4等の挙動は複雑であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように構成さ
れた従来の印字ハンマでは、ワイヤ1,アウタばね5お
よびセンタばね6等の寿命が短いという問題があった。 これは、ワイヤ1が印字媒体10に衝突した際に、衝突
時に生じる高次振動によってワイヤ1,アウタばね5お
よびセンタばね6が複雑に曲げ変形され、高周波の振幅
の大きい応力を受けるからであった。
れた従来の印字ハンマでは、ワイヤ1,アウタばね5お
よびセンタばね6等の寿命が短いという問題があった。 これは、ワイヤ1が印字媒体10に衝突した際に、衝突
時に生じる高次振動によってワイヤ1,アウタばね5お
よびセンタばね6が複雑に曲げ変形され、高周波の振幅
の大きい応力を受けるからであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワイヤドッ
ト式印字ヘッド用印字ハンマは、アームの揺動基部であ
って圧電素子との連結部より印字面側の部位を、アーム
の揺動軸線と平行なトーションバーを介してベースに連
結したものである。
ト式印字ヘッド用印字ハンマは、アームの揺動基部であ
って圧電素子との連結部より印字面側の部位を、アーム
の揺動軸線と平行なトーションバーを介してベースに連
結したものである。
【0006】
【作用】アームは、トーションバーが捻れることによっ
てこのトーションバーを中心にして揺動するから、印字
用ワイヤが印字媒体に衝突した際に高周波振動が発生し
なくなる。
てこのトーションバーを中心にして揺動するから、印字
用ワイヤが印字媒体に衝突した際に高周波振動が発生し
なくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る印字ハンマ
を示す斜視図、図2は静止状態の本発明に係る印字ハン
マを示す正面図、図3は印字している状態の本発明に係
る印字ハンマを示す正面図、図4は本発明に係る印字ハ
ンマに使用するトーションバーの斜視図である。これら
の図において前記図5ないし図7で説明したものと同一
もしくは同等部材については、同一符号を付し詳細な説
明は省略する。これらの図において、11はハンマ本体
2を支持するためのベースブロックで、このベースブロ
ック11は板状に形成され、ベース7の長辺の先端部に
2枚、主面をそれぞれ対向させて間隔をおいて接合され
ている。また、ベースブロック11の上縁には、後述す
るトーションばねが嵌合固定されるベースブロック溝1
1aが形成されている。そして、ハンマ本体2のトップ
ブロック4は、これらのベースブロック11どうしの間
に位置づけられている。なお、本発明に係る印字ヘッド
に使用するベース7は短辺が印字面側へ向けられており
、ベース7とトップブロック4とは、ピエゾ素子9にイ
ンナブロック8を介して連結されたセンタばね6と、後
述するトーションばねとによって連結されている。また
、トップブロック4は、ピエゾ素子9と対向する側部に
おける印字面とは反対側の部位にセンタばね6が接合さ
れると共に、上面に開口するトップブロック溝12が設
けられて断面上向きコ字状に形成されている。前記トッ
プブロック溝12は、トップブロック4におけるベース
ブロック11と対向する2面を連通するように、言い換
えればハンマ本体2の揺動軸線と平行に形成されている
。
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る印字ハンマ
を示す斜視図、図2は静止状態の本発明に係る印字ハン
マを示す正面図、図3は印字している状態の本発明に係
る印字ハンマを示す正面図、図4は本発明に係る印字ハ
ンマに使用するトーションバーの斜視図である。これら
の図において前記図5ないし図7で説明したものと同一
もしくは同等部材については、同一符号を付し詳細な説
明は省略する。これらの図において、11はハンマ本体
2を支持するためのベースブロックで、このベースブロ
ック11は板状に形成され、ベース7の長辺の先端部に
2枚、主面をそれぞれ対向させて間隔をおいて接合され
ている。また、ベースブロック11の上縁には、後述す
るトーションばねが嵌合固定されるベースブロック溝1
1aが形成されている。そして、ハンマ本体2のトップ
ブロック4は、これらのベースブロック11どうしの間
に位置づけられている。なお、本発明に係る印字ヘッド
に使用するベース7は短辺が印字面側へ向けられており
、ベース7とトップブロック4とは、ピエゾ素子9にイ
ンナブロック8を介して連結されたセンタばね6と、後
述するトーションばねとによって連結されている。また
、トップブロック4は、ピエゾ素子9と対向する側部に
おける印字面とは反対側の部位にセンタばね6が接合さ
れると共に、上面に開口するトップブロック溝12が設
けられて断面上向きコ字状に形成されている。前記トッ
プブロック溝12は、トップブロック4におけるベース
ブロック11と対向する2面を連通するように、言い換
えればハンマ本体2の揺動軸線と平行に形成されている
。
【0008】13はトーションバーとしてのトーション
ばねで、このトーションばね13は板状のばね材によっ
て形成され、前記トップブロック溝12に挿入されて接
合される基部13aと、この基部13aの両側に突設さ
れ、前記ベースブロック11のベースブロック溝11a
に嵌合固定される四角柱状の軸部13bとから図4に示
すような断面凸状に形成されている。なお、このトーシ
ョンバー13の厚み寸法は前記トップブロック溝12の
溝幅より僅かに薄く設定され、基部13aがトップブロ
ック溝12に嵌合する寸法とされている。また、前記軸
部13bの断面形状は、アーム3の長手方向に長く、か
つワイヤ1の軸線方向に短い長方形断面とされている。 そして、この軸部13bの位置は、トーションばね13
を前記トップブロック溝12に取り付けた状態で正面か
らみてセンタばね6より印字面側に位置づけられている
。
ばねで、このトーションばね13は板状のばね材によっ
て形成され、前記トップブロック溝12に挿入されて接
合される基部13aと、この基部13aの両側に突設さ
れ、前記ベースブロック11のベースブロック溝11a
に嵌合固定される四角柱状の軸部13bとから図4に示
すような断面凸状に形成されている。なお、このトーシ
ョンバー13の厚み寸法は前記トップブロック溝12の
溝幅より僅かに薄く設定され、基部13aがトップブロ
ック溝12に嵌合する寸法とされている。また、前記軸
部13bの断面形状は、アーム3の長手方向に長く、か
つワイヤ1の軸線方向に短い長方形断面とされている。 そして、この軸部13bの位置は、トーションばね13
を前記トップブロック溝12に取り付けた状態で正面か
らみてセンタばね6より印字面側に位置づけられている
。
【0009】次に、このように構成された本発明の印字
ハンマの動作について説明する。図2に示す静止状態か
らピエゾ素子9に電圧が印加されると、ピエゾ素子9は
伸長し、インナブロック8は図中右方向へ移動する。そ
れと同時に、センタばね6,トップブロック4,トーシ
ョンばね13,ベースブロック11およびベース7が相
互に結合されている関係から、図3に示すようにトップ
ブロック4およびアーム3は回転変位する。この際、ト
ーションばね13は軸部13bの先端がベースブロック
11に接合されているため、図3中に矢印で示す方向へ
捻れることになる。なお、軸部13bの断面形状が横長
の長方形であるため、ピエゾ素子9によってトップブロ
ック4が押されても軸部13bはアーム3の長手方向へ
は曲がり難く、ピエゾ素子9の直線的な変位を効率よく
回転変位に変えることができる。そして、アーム3は、
トップブロック4の回転変位をレバー比にしたがって拡
大し、ワイヤ1は図中上方向に移動してその先端が印字
媒体10に衝突し印字を行う。ここで、アーム3の先端
はワイヤ1によりワイヤ1の進行方向への変位が規制さ
れているものの、アーム3およびトップブロック4は、
慣性によってワイヤ1の先端方向へ変位しようとする運
動エネルギーを有している。ところが、トーションばね
13は捻り変形となるために高周波振動は生じない。し
かる後、ピエゾ素子9への電圧印加が停止され、トーシ
ョンばね13,センタばね6の復帰力と、印字媒体10
からの反発力により速やかに復帰動作が行われて一連の
印字動作は終了する。
ハンマの動作について説明する。図2に示す静止状態か
らピエゾ素子9に電圧が印加されると、ピエゾ素子9は
伸長し、インナブロック8は図中右方向へ移動する。そ
れと同時に、センタばね6,トップブロック4,トーシ
ョンばね13,ベースブロック11およびベース7が相
互に結合されている関係から、図3に示すようにトップ
ブロック4およびアーム3は回転変位する。この際、ト
ーションばね13は軸部13bの先端がベースブロック
11に接合されているため、図3中に矢印で示す方向へ
捻れることになる。なお、軸部13bの断面形状が横長
の長方形であるため、ピエゾ素子9によってトップブロ
ック4が押されても軸部13bはアーム3の長手方向へ
は曲がり難く、ピエゾ素子9の直線的な変位を効率よく
回転変位に変えることができる。そして、アーム3は、
トップブロック4の回転変位をレバー比にしたがって拡
大し、ワイヤ1は図中上方向に移動してその先端が印字
媒体10に衝突し印字を行う。ここで、アーム3の先端
はワイヤ1によりワイヤ1の進行方向への変位が規制さ
れているものの、アーム3およびトップブロック4は、
慣性によってワイヤ1の先端方向へ変位しようとする運
動エネルギーを有している。ところが、トーションばね
13は捻り変形となるために高周波振動は生じない。し
かる後、ピエゾ素子9への電圧印加が停止され、トーシ
ョンばね13,センタばね6の復帰力と、印字媒体10
からの反発力により速やかに復帰動作が行われて一連の
印字動作は終了する。
【0010】したがって、アーム3は、トーションばね
13が捻れることによってこのトーションばね13を中
心にして揺動するから、ワイヤ1が印字媒体10に衝突
した際に高周波振動が発生しなくなる。このため、ワイ
ヤ1,センタばね6およびトーションばね13等の部材
には過大な応力が加わるようなことはない。
13が捻れることによってこのトーションばね13を中
心にして揺動するから、ワイヤ1が印字媒体10に衝突
した際に高周波振動が発生しなくなる。このため、ワイ
ヤ1,センタばね6およびトーションばね13等の部材
には過大な応力が加わるようなことはない。
【0011】また、本実施例で示したようにトーション
ばね13の軸部13bの断面形状を横長の長方形とする
と、印字時にトップブロック4がピエゾ素子9によって
押されても軸部13bはアーム3の長手方向へは曲がり
難い。このため、ピエゾ素子9の直線的な変位を効率よ
く回転変位に変えることができる。
ばね13の軸部13bの断面形状を横長の長方形とする
と、印字時にトップブロック4がピエゾ素子9によって
押されても軸部13bはアーム3の長手方向へは曲がり
難い。このため、ピエゾ素子9の直線的な変位を効率よ
く回転変位に変えることができる。
【0012】さらに、トーションばね13を本実施例で
示したように板状のばね材によって形成すると、プレス
加工等の単純加工によって製造することができ、コスト
を可及的低く抑えることができる。しかも、トーション
ばね13をトップブロック溝12に嵌合させてトップブ
ロック4に取り付ける構造とすると、容易にしかも確実
に組立てることができる。
示したように板状のばね材によって形成すると、プレス
加工等の単純加工によって製造することができ、コスト
を可及的低く抑えることができる。しかも、トーション
ばね13をトップブロック溝12に嵌合させてトップブ
ロック4に取り付ける構造とすると、容易にしかも確実
に組立てることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るワイヤ
ドット式印字ヘッド用印字ハンマは、アームの揺動基部
であって圧電素子との連結部より印字面側の部位を、ア
ームの揺動軸線と平行なトーションバーを介してベース
に連結したため、アームは、トーションバーが捻れるこ
とによってこのトーションバーを中心にして揺動するか
ら、印字用ワイヤが印字媒体に衝突した際に高周波振動
が発生しなくなる。したがって、印字用ワイヤ,板ばね
およびトーションバー等の部材には過大な応力が加わる
ようなことはなくなるから、これらの部材の寿命を延ば
すことができる。
ドット式印字ヘッド用印字ハンマは、アームの揺動基部
であって圧電素子との連結部より印字面側の部位を、ア
ームの揺動軸線と平行なトーションバーを介してベース
に連結したため、アームは、トーションバーが捻れるこ
とによってこのトーションバーを中心にして揺動するか
ら、印字用ワイヤが印字媒体に衝突した際に高周波振動
が発生しなくなる。したがって、印字用ワイヤ,板ばね
およびトーションバー等の部材には過大な応力が加わる
ようなことはなくなるから、これらの部材の寿命を延ば
すことができる。
【図1】本発明に係る印字ハンマを示す斜視図である。
【図2】静止状態の本発明に係る印字ハンマを示す正面
図である。
図である。
【図3】印字している状態の本発明に係る印字ハンマを
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】本発明に係る印字ハンマに使用するトーション
バーの斜視図である。
バーの斜視図である。
【図5】従来の印字ハンマを示す斜視図である。
【図6】静止状態の従来の印字ハンマを示す正面図であ
る。
る。
【図7】印字している状態の従来の印字ハンマを示す正
面図である。
面図である。
1 ワイヤ
3 アーム
4 トップブロック
6 センタばね
7 ベース
9 ピエゾ素子
11 ベースブロック
13 トーションばね
Claims (1)
- 【請求項1】 印字用ワイヤを有するアームが板ばね
および圧電素子を介してベースに揺動自在に連結され、
前記圧電素子の伸縮動作によって前記アームを揺動させ
て印字するワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマにお
いて、前記アームの揺動基部であって圧電素子との連結
部より印字面側の部位を、アームの揺動軸線と平行なト
ーションバーを介して前記ベースに連結したことを特徴
とするワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41277690A JPH04221646A (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | ワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41277690A JPH04221646A (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | ワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04221646A true JPH04221646A (ja) | 1992-08-12 |
Family
ID=18521547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41277690A Pending JPH04221646A (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | ワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04221646A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008203406A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Konica Minolta Opto Inc | 駆動装置、撮像ユニットおよび撮像装置 |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP41277690A patent/JPH04221646A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008203406A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Konica Minolta Opto Inc | 駆動装置、撮像ユニットおよび撮像装置 |
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