JPH06974A - 印字ヘッド - Google Patents

印字ヘッド

Info

Publication number
JPH06974A
JPH06974A JP15903092A JP15903092A JPH06974A JP H06974 A JPH06974 A JP H06974A JP 15903092 A JP15903092 A JP 15903092A JP 15903092 A JP15903092 A JP 15903092A JP H06974 A JPH06974 A JP H06974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top block
printing
joined
base
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15903092A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kato
敬一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP15903092A priority Critical patent/JPH06974A/ja
Publication of JPH06974A publication Critical patent/JPH06974A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トーションバネを使用した印字ハンマにおい
て、トップブロックにフィンを設ける事により不適正な
プラテンギャップで印字を行ってもセンタバネ・ピエゾ
素子に多大な応力が生じることなく破損を防止できる。 【構成】トップブロック3のワイヤ1の先端方向と反対
側の面にアーム2と反対方向に伸び、トップブロック3
と一体にして形成されたフィン3aを設け、印字ハンマ
が静止状態にある時はフィン3aはベース7の上面と平
行であり、それらの間に僅かな間隙を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットマトリックスプ
リンタのワイヤを駆動する印字ヘッドに関し、特にピエ
ゾ式印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ドットマトリックスプリンタに用いられ
る複数個のプリントワイヤにて文字,記号等を印字する
印字ヘッドに於いては近年のパソコン,OAブームによ
り小型で明朝体の印字が可能な多芯の印字ヘッドが数多
く開発されている。そして市場の要求で益々印字速度が
高く長寿命なものが必要とされている。
【0003】従来この種の印字ヘッドとしてはプリント
ワイヤの駆動手段として電磁石もしくは永久磁石と電磁
石により構成した磁気回路を利用した電磁式の印字ハン
マを多数個搭載した電磁式印字ヘッドが多く採用されて
いる。しかし電磁式印字ヘッドは消費電力が大きく、磁
気回路の工夫による高速化技術も限界に近づきつつある
ため近年はピエゾ素子を駆動源として使用したピエゾ式
印字ヘッドが脚光を浴びている。
【0004】ピエゾ式印字ヘッドの場合、ピエゾ素子の
伸縮量が積層化されたものでも10μ程度と小さくその
変位をワイヤ移動距離として必要な10分の数ミリ程度
にまで拡大する変位拡大機構の開発が最大の焦点であっ
た。そこでこれ迄に多くの変位拡大機構が試作,実用化
されてきたが現在有力なものはアーム,板バネ,ブロッ
ク等を組み合わせてあるものである。
【0005】図4は従来のピエゾ式印字ヘッドの静止時
の状態を示す正面図、図5は図4の印字ヘッドの適正な
プラテンギャップにおける印字時の状態を示す正面図、
図6は図4の印字ヘッドの不適正なプラテンギャップに
おける印字時の状態を示す正面図である。
【0006】図4に示すように従来の印字ハンマはワイ
ヤ21を先端に具備したアーム22と、アーム22の根
元部に接合されたトップブロック23と、トップブロッ
ク23のアーム22の反対側に一端が接合されたセンタ
バネ24と、センタバネ24の多端に一端が接合された
インナブロック25と、インナブロック25の他端に一
端が接合されたピエゾ素子26と、ピエゾ素子26の他
端に接合されたベース27と、ベース27の側面にトッ
プブロック23をはさみ込むように互いに平行に接合さ
れている一対のベースブロック28と、トップブロック
23のベースブロック28と平行な相対する2面に垂直
でピン上に隆起し先端がベースブロック28に接合され
るトーションバネ29よりなる。
【0007】このような構成の印字ハンマは次のように
動作する。
【0008】図4に示した静止時の状態からピエゾ素子
26に電圧を印加すると、ピエゾ素子26が伸長しイン
ナブロック25は図の右方向に移動する。センタバネ2
4,トップブロック23,トーションバネ29,ベース
ブロック28,ベース27は相互に接合されているため
トーションバネ29は図に示す矢印方向にねじれトップ
ブロック23は回転することとなり、トップブロック2
3に接合されたアーム22は変位し図5に示すようにワ
イヤ21は図中上方向へ移動し先端21aによってリボ
ン10および用紙11を介してプラテン12に打撃を与
えて印字動作を行う。この後ピエゾ素子26への電圧の
印加を停止して変位していた各部材を当初の位置に復帰
させて一連の印字動作を終了する。
【0009】このとき、センタバネ24は図5に示すよ
うに変形して曲げ応力を生する。またピエゾ素子26に
生ずる軸応力としては、印字動作中はインナブロック2
5を引き戻す為の引張り応力が発生するが、ワイヤ21
の先端21aにおける衝突の反発力によって各部材の復
帰方向の移動が行われているため、その引張り応力は小
さいものである。しかし、ユーザが印字用紙の厚さに対
する印字ハンマのセット位置を誤って設定すると、ワイ
ヤ21の選択21aとリボン10との距離X(これをプ
ラテンギャップという)が大きくなり、その挙動は上述
とは大きく異なったものとなる。
【0010】すなわち、プラテンギャップXが電圧の印
加によって生じたピエゾ素子26の伸長に応じた変位量
よりも大きい場合は、ピエゾ素子26の伸長が終了して
もワイヤ21およびアーム22およびトップブロック2
3は慣性力によって更に変位運動を継続し図6に示すよ
うに各部材は大きく移動する。このため、センタバネ2
4には大きな曲げ応力が生ずる。またトップブロック2
3の回転によってピエゾ素子26にも大きな引張り応力
が発生する。ピエゾ素子26は多数の単位素子を積層し
たものであるために引張り応力に対して弱く、上述のよ
うな過大な引張り応力が発生すると破損をおこし易い。
【0011】なお、大きなプラテンギャップにおいても
上述の慣性の効果によってワイヤ21の選択21aがリ
ボン10および用紙11を介してプラテン12に打撃を
与えて印字動作を行うことがあるがその打撃力は所定の
打撃力に比して小さいものであるため印字の濃度が薄く
なって適正なプラテンギャップのときの印字品質よりも
劣ったものとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印字ハ
ンマは、プラテンギャップに対するマージンが小さく、
大きなプラテンギャップのときはセンタバネ24および
ピエゾ素子26が破損をおこしやすい欠点がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はワイヤを選択に
具備したアームと、前記アームの根元部に接合されたト
ップブロックと、前記トップブロックに前記アームと反
対側に一端が接合されたセンタバネと、前記センタバネ
の他端にインナブロックを介して一端が接合されたピエ
ゾ素子と、前記ピエゾ素子の他端が接合されたベースに
固定されたベースブロックと、前記トップブロックと前
記ベースブロックの間に設けられたトーションバネとを
有する印字ハンマにおいて、前記トップブロックにフィ
ンを設けプラテンギャップが過大な場合の印字動作時に
前記フィンが前記ベースに固定さえた部分に当接するこ
とを特徴とする。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例の静止時の状態を
示す正面図、図2は図1の実施例の適正なプラテンギャ
ップにおける印字時の状態を示す正面図、図3は図1の
実施例の不適正なプラテンギャップにおける印字時の状
態を示す正面図である。
【0016】図1に示すように、本実施例はワイヤ1を
先端に具備したアーム2と、アーム2の根元部に接合さ
れたトップブロック3と、トップブロック3のワイヤ1
の先端とは反対側の面からアーム2の先端と反対方向へ
伸びるトップブロック3と一体にしてなるフィン3a
と、トップブロック3のアーム2の反対側に接合された
センタバネ4と、センタバネ4の他端に一端が接合され
たインナブロック5と、インナブロック5の他端に一端
が接合されたピエゾ素子6と、ピエゾ素子6の他端に接
合されたベース7と、ベース7の側面にトップブロック
3をはさみ込み平行に接合されているベースブロック8
と、トップブロック3の相対する2面に隆起し先端がベ
ースブロック8に接合されているトーションバネ9とを
備えている。図1の用に印字ハンマが静止状態にあると
きは前述したフィン3aはベース7の上面と平行であり
それらの間に僅かな間隙を有している。
【0017】本実施例の印字ハンマは次のように動作す
る。
【0018】図1に示した静止時の状態からピエゾ素子
6に電圧を印加すると、ピエゾ素子6が伸長してインナ
ブロック3は図の右方向に移動する。センタバネ4,ト
ップブロック3,トーションバネ9,ベースブロック
8,ベース7は相互に接合されている為、図2に示すよ
うにトーションバネ9はねじれトップブロック3は回転
することになり、トップブロック3に接合されているア
ーム2は変位しワイヤ1は図中上方向へと移動し選択1
aによってリボン10および用紙11を介してプラテン
12に打撃を与えて印字動作を行う。このときプラテン
ギャップXは適正な値になっている。この後ピエゾ素子
6への電圧の印加を停止して変位していた各部材を当初
の位置に復帰させて一連の印字動作を終了する。
【0019】すなわち適正なプラテンギャップのとき
は、本実施例の動作は図4に示した従来例の動作と同じ
であり、トップブロック3の回動変位量が小さいために
フィン3aはベース7と接触しない。この動作のときセ
ンタバネ4は図2に示すように変形して曲げ応力を生ず
る。またピエゾ素子6には印字動作中は圧縮応力が生ず
るがそれらは小さいものである。
【0020】プラテンギャップXが、電圧の印加によっ
て生じたピエゾ素子6の伸長に対応した変位量よりも大
きい場合は図3に示すようにピエゾ素子6の伸長が終了
してもワイヤ1,アーム2およびトップブロック3は慣
性力によって更に変位運動を継続するがトップブロック
3の回動によってフィン3aはその先端がベース7と接
触してたわむ為、各部材の運動は減速されてある限度以
上の変位は抑制される。従ってセンタバネ4の曲げ変形
もある限度以上に大きくならず、曲げ応力値は過大とな
らない。またピエゾ素子6に発生する引張り応力も課題
とならないように抑制される。このように大きなプラテ
ンギャップの場合はワイヤ1の先端1aはリボン10に
到達しない為に印字が行われないがプラテンギャップを
適正値に設定し直すことにより図2に示すように正常な
印字を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の印字ハンマ
はトップブロックにフィンを設け、プラテンギャップが
過大な場合の印字時にフィンがベースに当接するように
することによりプラテンギャップが適正な値よりも大き
い場合でもトップブロックの過大な回動変位を抑制して
センタバネの曲げ応力およびピエゾ素子の引張り応力を
抑制できるという効果があり従ってそれらの破損を防止
できるという効果がある。またプラテンギャップが大き
い場合は全く印字を行わない為、速かに異常状態を使用
者に知らせてプラテンギャップを適正値に再設定するよ
うに促すという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の静止時の状態を示す正面図
である。
【図2】図1の実施例の適正なプラテンギャップにおけ
る印字時の状態を示す正面図である。
【図3】図1の実施例の不適正なプラテンギャップにお
ける印字時の状態を示す正面図である。
【図4】従来のピエゾ式印字ヘッドの静止時の状態を示
す正面図である。
【図5】図4の従来の印字ヘッドの適正なプラテンギャ
ップにおける印字時の状態を示す正面図である。
【図6】図4の従来の印字ヘッドの不適正なプラテンギ
ャップにおける印字時の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1,21 ワイヤ 1a,21a 先端 2,22 アーム 3,23 トップブロック 3a フィン 4,24 センタバネ 5,25 インナブロック 6,26 ピエゾ素子 7,27 ベース 8,28 ベースブロック 9,29 トーションバネ 10 リボン 11 用紙 12 プラテン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤを選択に具備したアームと、前記
    アームの根元部に接合されたトップブロックと、前記ト
    ップブロックに前記アームと反対側に一端が接合された
    センタバネと、前記センタバネの他端にインナブロック
    を介して一端が接合されたピエゾ素子と、前記ピエゾ素
    子の他端が接合されたベースに固定されたベースブロッ
    クと、前記トップブロックと前記ベースブロックの間に
    設けられたトーションバネとを有する印字ハンマにおい
    て、前記トップブロックにフィンを設けプラテンギャッ
    プが過大な場合の印字動作時に前記フィンが前記ベース
    に固定さえた部分に当接することを特徴とする印字ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 トップブロックのワイヤの先端と反対側
    の面にアームとは反対方向に伸びたフィンが設けられた
    請求項1記載の印字ハンマ。
JP15903092A 1992-06-18 1992-06-18 印字ヘッド Withdrawn JPH06974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15903092A JPH06974A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 印字ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15903092A JPH06974A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 印字ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06974A true JPH06974A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15684726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15903092A Withdrawn JPH06974A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 印字ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06974A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7927031B2 (en) Impact printhead
KR100628665B1 (ko) 단일 전기자 조립체를 갖는 도트 매트릭스 인쇄 헤드와 그 작동 방법
JPH06974A (ja) 印字ヘッド
JP6456453B1 (ja) プリントヘッドおよびプリンタ
JPH0435958A (ja) 印字ワイヤ駆動装置
JPH04103357A (ja) 印字ハンマ
JPH04173153A (ja) 印字ハンマ
JPH04221646A (ja) ワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマ
JPH05162343A (ja) ワイヤドット式プリンタの印字ハンマ
JPH03281356A (ja) 印字ハンマ
JPH04216959A (ja) ワイヤドット式印字ヘッド用印字ハンマ
JPH05147237A (ja) 印字ヘツド
JPS6389353A (ja) 印字ヘツド
JPH0215647Y2 (ja)
JP2736648B2 (ja) 印字ヘッド
JPS6389354A (ja) ラインプリンタ印字ヘツド
JPS63144054A (ja) 印字ヘツド
JPS63312851A (ja) ワイヤドツトヘツド
JPS6354257A (ja) 圧電アクチユエ−タ
JP4069353B2 (ja) ドットラインプリンタ
JPS59158265A (ja) 衝撃式印字ヘツド
JPS5845965A (ja) インバクトドツトヘツド
JPH04140149A (ja) ワイヤドットプリンタ用印字ヘッド
JPS59103767A (ja) 印字機構
JPH11334115A (ja) 印字ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831