JPH0215259Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0215259Y2 JPH0215259Y2 JP453884U JP453884U JPH0215259Y2 JP H0215259 Y2 JPH0215259 Y2 JP H0215259Y2 JP 453884 U JP453884 U JP 453884U JP 453884 U JP453884 U JP 453884U JP H0215259 Y2 JPH0215259 Y2 JP H0215259Y2
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- JP
- Japan
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- glass
- metal eyelet
- connector
- conductor
- welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 46
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 35
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 15
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 14
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は金属製のケーシングに溶接にて気密に
接続するガラスハーメチツクコネクタに関するも
のである。
接続するガラスハーメチツクコネクタに関するも
のである。
従来より原子力発電所の反応炉を収納する格納
容器の壁には、該格納容器内の設備の制御、また
は監視用の電線が貫通する気密構造を有する電線
貫通部がいくつか設けられている。この電線貫通
部に組み込まれている電線群と機器類との接続に
は耐熱性に優れたガラスハーメチツクシールコネ
クタが使用されるが、このコネクタは格納容器か
らの放射能洩れを防ぐべく、コネクタ自身が気密
構造になつているだけでなく、前記電線貫通部へ
の取り付けも溶接にて気密構造で装着される。例
えば、従来は第1図に示すように無機絶縁金属シ
ースケーブル等の耐熱ケーブル10に接続したコ
ネクタ20を電線貫通部本体から延びている金属
製のケーシング11に溶接にて気密に取り付ける
場合は、まず耐熱ケーブル10の導体12の一部
に絶縁チユーブ13をかぶせておき、これにガラ
スハーメチツクシールコネクタと呼ばれている、
いわゆる導体21と、これを気密構造にて絶縁す
るガラス22と、該ガラスを同じく気密構造にて
内包している金属アイレツト23とからなるコネ
クタ20の導体21を圧着スリーブ30にて接続
し、このように予め耐熱ケーブル10とガラスハ
ーメチツクシールコネクタ20を接続したものを
前記電線貫通部から延びている金属製のケーシン
グ11内に挿入し、最後にケーシング11とガラ
スハーメチツクシールコネクタ20の金属アイレ
ツト23を第1図A部のように全周に亘つて気密
に溶接する。なお、前記気密構造とは2つの物体
の接合面が気密になつているという意味である。
さて、第1図に示した従来のガラスハーメチツク
シールコネクタ20においては、溶接作業のやり
易さや、ガラスハーメチツクシールコネクタ20
の機械強度、すなわちガラス22を圧縮封着によ
つて金属アイレツト23に内包せしめるための強
度の面から金属アイレツト23の肉厚tを大きく
してあり、このため溶接部A部の溶接の熱が、金
属アイレツト23とガラス22の接合部B部にま
で及び、この熱で熱膨張率の異なるガラス22と
金属アイレツト23間に熱歪みが生じ、その結
果、前記ガラス22と金属アイレツト23の接合
部B部で気密が破れるという問題がある。そこで
溶接熱が接合部B部にまで及びにくいように溶接
部と接合部の距離を長くとつたものもあるが、こ
のようにするとコネクタ20が長くなり過ぎ取り
扱いがめんどうになる。また金属アイレツト23
の肉厚tを全体的に薄くして熱伝導を押えようと
すると金属アイレツト23によるガラス22の圧
縮封着や溶接部A部の溶接作業が困難になるとい
う問題もある。
容器の壁には、該格納容器内の設備の制御、また
は監視用の電線が貫通する気密構造を有する電線
貫通部がいくつか設けられている。この電線貫通
部に組み込まれている電線群と機器類との接続に
は耐熱性に優れたガラスハーメチツクシールコネ
クタが使用されるが、このコネクタは格納容器か
らの放射能洩れを防ぐべく、コネクタ自身が気密
構造になつているだけでなく、前記電線貫通部へ
の取り付けも溶接にて気密構造で装着される。例
えば、従来は第1図に示すように無機絶縁金属シ
ースケーブル等の耐熱ケーブル10に接続したコ
ネクタ20を電線貫通部本体から延びている金属
製のケーシング11に溶接にて気密に取り付ける
場合は、まず耐熱ケーブル10の導体12の一部
に絶縁チユーブ13をかぶせておき、これにガラ
スハーメチツクシールコネクタと呼ばれている、
いわゆる導体21と、これを気密構造にて絶縁す
るガラス22と、該ガラスを同じく気密構造にて
内包している金属アイレツト23とからなるコネ
クタ20の導体21を圧着スリーブ30にて接続
し、このように予め耐熱ケーブル10とガラスハ
ーメチツクシールコネクタ20を接続したものを
前記電線貫通部から延びている金属製のケーシン
グ11内に挿入し、最後にケーシング11とガラ
スハーメチツクシールコネクタ20の金属アイレ
ツト23を第1図A部のように全周に亘つて気密
に溶接する。なお、前記気密構造とは2つの物体
の接合面が気密になつているという意味である。
さて、第1図に示した従来のガラスハーメチツク
シールコネクタ20においては、溶接作業のやり
易さや、ガラスハーメチツクシールコネクタ20
の機械強度、すなわちガラス22を圧縮封着によ
つて金属アイレツト23に内包せしめるための強
度の面から金属アイレツト23の肉厚tを大きく
してあり、このため溶接部A部の溶接の熱が、金
属アイレツト23とガラス22の接合部B部にま
で及び、この熱で熱膨張率の異なるガラス22と
金属アイレツト23間に熱歪みが生じ、その結
果、前記ガラス22と金属アイレツト23の接合
部B部で気密が破れるという問題がある。そこで
溶接熱が接合部B部にまで及びにくいように溶接
部と接合部の距離を長くとつたものもあるが、こ
のようにするとコネクタ20が長くなり過ぎ取り
扱いがめんどうになる。また金属アイレツト23
の肉厚tを全体的に薄くして熱伝導を押えようと
すると金属アイレツト23によるガラス22の圧
縮封着や溶接部A部の溶接作業が困難になるとい
う問題もある。
前記問題に鑑み本考案の目的は、ガラスハーメ
チツクシールコネクタの金属アイレツトを溶接に
て相手方に取り付けても、この溶接の熱で前記ガ
ラスハーメチツクシールコネクタの金属アイレツ
トとガラスの接合面の気密が破れることのないガ
ラスハーメチツクシールコネクタを提供すること
にある。
チツクシールコネクタの金属アイレツトを溶接に
て相手方に取り付けても、この溶接の熱で前記ガ
ラスハーメチツクシールコネクタの金属アイレツ
トとガラスの接合面の気密が破れることのないガ
ラスハーメチツクシールコネクタを提供すること
にある。
前記目的を達成すべく本考案のガラスハーメチ
ツクコネクタは、導体と、該導体を気密構造にて
絶縁するガラスと、該ガラスを気密構造にて内包
し、その一端側は溶接にて気密に接続されるべき
筒状の金属アイレツトとからなるガラスハーメチ
ツクシールコネクタにおいて、前記金属アイレツ
トは、溶接される部分と前記ガラスを内包する部
分との間の少なくとも一部に金属アイレツト全周
に亘つて肉薄部分が設けられていることを特徴と
するものである。
ツクコネクタは、導体と、該導体を気密構造にて
絶縁するガラスと、該ガラスを気密構造にて内包
し、その一端側は溶接にて気密に接続されるべき
筒状の金属アイレツトとからなるガラスハーメチ
ツクシールコネクタにおいて、前記金属アイレツ
トは、溶接される部分と前記ガラスを内包する部
分との間の少なくとも一部に金属アイレツト全周
に亘つて肉薄部分が設けられていることを特徴と
するものである。
本考案の実施例を図を参照して詳細に説明す
る。第2図は本考案の一実施例を示す。第2図が
示すように本考案のガラスハーメチツクシールコ
ネクタ20は導体21と、該導体21との接合面
が気密の、いわゆる気密構造でこの導体21を絶
縁する絶縁スペーサとしてのガラス22と、該ガ
ラス22を接合部B部で同じく気密構造で内包す
る金属アイレツト23からなつていて、いま第2
図のように無機絶縁金属シースケーブルのような
耐熱ケーブル10の各導体12とこのガラスハー
メチツクシールコネクタ20の導体21とを接続
したものを電線貫通部本体から延びている金属製
のケーシング11に挿入し、前記ガラスハーメチ
ツクコネクタ20の金属アイレツト23と前記ケ
ーシング11とをA部で気密に溶接する。このよ
うなガラスハーメチツクコネクタ20にあつて本
考案のコネクタの特徴は、金属アイレツト23の
前記溶接される部分A部とこの金属アイレツト2
3がガラス22を内包している接合部B部との間
に、この金属アイレツト23の全周に亘つて溝2
5が設けられ、その部分の肉厚が薄くなつている
ことにある。第2図では溝25が金属アイレツト
23の外周面に設けられているが内周面に設けら
れてもよい。必要なのはA部とB部間に肉薄部分
を設けることにある。このように肉薄部分を設け
たことによりケーシング11との接続部A部の溶
接熱の熱伝導が、伝導断面積の減少により行なわ
れにくくなり、それ故、金属アイレツト23とガ
ラス22の接合部B部への熱影響が少なくなり、
従来のような熱歪みによる接合部B部の気密の破
れを防止できる。しかもケーシング11との溶接
部A部の肉厚及びガラス22との接合部B部の肉
厚は薄くしてないので溶接の作業性が低下した
り、ガラス22の圧縮封着に支障をおこすことも
ない。
る。第2図は本考案の一実施例を示す。第2図が
示すように本考案のガラスハーメチツクシールコ
ネクタ20は導体21と、該導体21との接合面
が気密の、いわゆる気密構造でこの導体21を絶
縁する絶縁スペーサとしてのガラス22と、該ガ
ラス22を接合部B部で同じく気密構造で内包す
る金属アイレツト23からなつていて、いま第2
図のように無機絶縁金属シースケーブルのような
耐熱ケーブル10の各導体12とこのガラスハー
メチツクシールコネクタ20の導体21とを接続
したものを電線貫通部本体から延びている金属製
のケーシング11に挿入し、前記ガラスハーメチ
ツクコネクタ20の金属アイレツト23と前記ケ
ーシング11とをA部で気密に溶接する。このよ
うなガラスハーメチツクコネクタ20にあつて本
考案のコネクタの特徴は、金属アイレツト23の
前記溶接される部分A部とこの金属アイレツト2
3がガラス22を内包している接合部B部との間
に、この金属アイレツト23の全周に亘つて溝2
5が設けられ、その部分の肉厚が薄くなつている
ことにある。第2図では溝25が金属アイレツト
23の外周面に設けられているが内周面に設けら
れてもよい。必要なのはA部とB部間に肉薄部分
を設けることにある。このように肉薄部分を設け
たことによりケーシング11との接続部A部の溶
接熱の熱伝導が、伝導断面積の減少により行なわ
れにくくなり、それ故、金属アイレツト23とガ
ラス22の接合部B部への熱影響が少なくなり、
従来のような熱歪みによる接合部B部の気密の破
れを防止できる。しかもケーシング11との溶接
部A部の肉厚及びガラス22との接合部B部の肉
厚は薄くしてないので溶接の作業性が低下した
り、ガラス22の圧縮封着に支障をおこすことも
ない。
以上述べたように本考案のガラスハーメチツク
シールコネクタによれば、該ガラスハーメチツク
シールコネクタの金属アイレツトを溶接接続にて
相手方に取り付けても、溶接の熱で前記ガラスハ
ーメチツクシールコネクタの金属アイレツトとガ
ラスの接合面の気密が破れることがなく、気密の
信頼性が高い。
シールコネクタによれば、該ガラスハーメチツク
シールコネクタの金属アイレツトを溶接接続にて
相手方に取り付けても、溶接の熱で前記ガラスハ
ーメチツクシールコネクタの金属アイレツトとガ
ラスの接合面の気密が破れることがなく、気密の
信頼性が高い。
第1図は従来のガラスハーメチツクシールコネ
クタの取り付け部縦断面図、第2図は本考案のガ
ラスハーメチツクシールコネクタの一実施例を示
す取り付け部縦断面図である。 20……ガラスハーメチツクシールコネクタ、
21……導体、22……ガラス、23……金属ア
イレツト、25……溝。
クタの取り付け部縦断面図、第2図は本考案のガ
ラスハーメチツクシールコネクタの一実施例を示
す取り付け部縦断面図である。 20……ガラスハーメチツクシールコネクタ、
21……導体、22……ガラス、23……金属ア
イレツト、25……溝。
Claims (1)
- 導体と、該導体を気密構造にて絶縁するガラス
と、該ガラスを気密構造にて内包し、その一端側
は溶接にて気密に接続されるべき筒状の金属アイ
レツトとからなるガラスハーメチツクシールコネ
クタにおいて、前記金属アイレツトは、溶接され
る部分と前記ガラスを内包する部分との間の少な
くとも一部に金属アイレツト全周に亘つて肉薄部
分が設けられていることを特徴とするガラスハー
メチツクシールコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP453884U JPS60117577U (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | ガラスハ−メチツクシ−ルコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP453884U JPS60117577U (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | ガラスハ−メチツクシ−ルコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60117577U JPS60117577U (ja) | 1985-08-08 |
JPH0215259Y2 true JPH0215259Y2 (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=30480209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP453884U Granted JPS60117577U (ja) | 1984-01-17 | 1984-01-17 | ガラスハ−メチツクシ−ルコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60117577U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016102566A1 (de) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | Schott Ag | Durchführungs- oder verbindungselement mit verbesserter thermischer belastbarkeit |
-
1984
- 1984-01-17 JP JP453884U patent/JPS60117577U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60117577U (ja) | 1985-08-08 |
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