JPH05264842A - 海底中継器 - Google Patents
海底中継器Info
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- JPH05264842A JPH05264842A JP4065458A JP6545892A JPH05264842A JP H05264842 A JPH05264842 A JP H05264842A JP 4065458 A JP4065458 A JP 4065458A JP 6545892 A JP6545892 A JP 6545892A JP H05264842 A JPH05264842 A JP H05264842A
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- housing
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- face plate
- thermal expansion
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4439—Auxiliary devices
- G02B6/444—Systems or boxes with surplus lengths
- G02B6/4441—Boxes
- G02B6/4448—Electro-optic
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4415—Cables for special applications
- G02B6/4427—Pressure resistant cables, e.g. undersea cables
- G02B6/4428—Penetrator systems in pressure-resistant devices
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、海底中継器に関し、確実かつ
信頼性の高い安定した給電接続部の構造を提供するこ
と。 【構成】 海底中継器本体5と、該本体から導出さ
れた給電管11の先端に設けられた接続体22と、海底
ケーブル2の給電部との接続用筐体14とを具えた海底
中継器1において、上記接続用筐体14の端面16に嵌
め込まれる上記接続体22の熱膨張係数を接続用筐体1
4の端面16材の熱膨張係数よりも小なる材料とした。
信頼性の高い安定した給電接続部の構造を提供するこ
と。 【構成】 海底中継器本体5と、該本体から導出さ
れた給電管11の先端に設けられた接続体22と、海底
ケーブル2の給電部との接続用筐体14とを具えた海底
中継器1において、上記接続用筐体14の端面16に嵌
め込まれる上記接続体22の熱膨張係数を接続用筐体1
4の端面16材の熱膨張係数よりも小なる材料とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海底中継器の改良に関
する。海底中継システムは、近年従来の同軸ケーブルシ
ステムに比較して圧倒的な伝送信号の量、品質ならびに
信頼性の優れた光フアイバケーブルシステムが採用され
るようになってきており、現実に多くの地域に敷設多用
されている。
する。海底中継システムは、近年従来の同軸ケーブルシ
ステムに比較して圧倒的な伝送信号の量、品質ならびに
信頼性の優れた光フアイバケーブルシステムが採用され
るようになってきており、現実に多くの地域に敷設多用
されている。
【0002】海底中継用の光フアイバケーブルの構成
は、基本的には複数本の光フアイバ素線を中心に配置
し、これを海底の強大な海水圧から保護するために保護
管内に収容する。この保護管は海底中継器への給電を兼
ねる給電管でもあり、導電性の良好な材料が用いられ
る。必要に応じてその外部に耐圧部材を配置し、その外
側を電気絶縁材で被覆するとともに、強力な引っ張り力
に耐える高張力線材を設け、さらにポリエチレン樹脂で
被覆される構成である。
は、基本的には複数本の光フアイバ素線を中心に配置
し、これを海底の強大な海水圧から保護するために保護
管内に収容する。この保護管は海底中継器への給電を兼
ねる給電管でもあり、導電性の良好な材料が用いられ
る。必要に応じてその外部に耐圧部材を配置し、その外
側を電気絶縁材で被覆するとともに、強力な引っ張り力
に耐える高張力線材を設け、さらにポリエチレン樹脂で
被覆される構成である。
【0003】光海底中継システムの概略の構成を図7に
示す。光海底中継器1は光海底ケーブル2と接続されて
所要距離間隔の海底に設置され、その両端は陸上の海底
中継端末に接続される。そうして、この端末局において
光海底ケーブル2の光フアイバへの信号伝送と、光海底
ケーブル2を介して光海底中継器1への給電が行われ
る。
示す。光海底中継器1は光海底ケーブル2と接続されて
所要距離間隔の海底に設置され、その両端は陸上の海底
中継端末に接続される。そうして、この端末局において
光海底ケーブル2の光フアイバへの信号伝送と、光海底
ケーブル2を介して光海底中継器1への給電が行われ
る。
【0004】光海底ケーブル2と光海底中継器1との接
続は、光海底中継器の両端部に設けられる光海底ケーブ
ルと中継器との接続部3によって、信頼性の良好な状態
に接続される。
続は、光海底中継器の両端部に設けられる光海底ケーブ
ルと中継器との接続部3によって、信頼性の良好な状態
に接続される。
【0005】光海底中継器本体部の概略の断面図を図8
に示す。本体部5は、密封された耐水圧筐体6の内部
に、高電圧の給電電圧に耐えるように耐水圧筐体6とは
電気的に絶縁された状態に中継器本体7が収容されてお
り、その両端はやはり密封貫通されて光フアイバ8、給
電線9が耐水圧筐体6外に導出されている。
に示す。本体部5は、密封された耐水圧筐体6の内部
に、高電圧の給電電圧に耐えるように耐水圧筐体6とは
電気的に絶縁された状態に中継器本体7が収容されてお
り、その両端はやはり密封貫通されて光フアイバ8、給
電線9が耐水圧筐体6外に導出されている。
【0006】このように導出された状態は、光フアイバ
8を収容する給電管の外周をポリエチレン樹脂で絶縁状
態に覆った細径ケーブル10となし、その先端に金属製
の接続体12を設け、光フアイバ13が導出される。
8を収容する給電管の外周をポリエチレン樹脂で絶縁状
態に覆った細径ケーブル10となし、その先端に金属製
の接続体12を設け、光フアイバ13が導出される。
【0007】光海底中継器1の全体を図9に示すが、図
は中央部で切断し上部に左半体の外観を、下部に右半体
を断面して示している。図は図7、図8と同一部分に同
一符号を付して示してある。そうして、接続部3に設け
られた符号14は細径ケーブル10と光海底ケーブル2
との接続用筐体である。
は中央部で切断し上部に左半体の外観を、下部に右半体
を断面して示している。図は図7、図8と同一部分に同
一符号を付して示してある。そうして、接続部3に設け
られた符号14は細径ケーブル10と光海底ケーブル2
との接続用筐体である。
【0008】
【従来の技術】図9に示されるA部分の、光海底ケーブ
ル2と中継器7との接続部3における従来の構造を図1
0の断面図に示す。細径ケーブル10の内部の給電管1
1の先端にろう付け15固着された接続体12は、接続
用筐体14の筐体端面板16の凹穴17に挿入嵌合さ
れ、押さえ板18とボルト19とにより押圧固定され
る。光フアイバ13は図示省略の光海底ケーブル2の光
フアイバと融着接続され、接続筐体14全体はポリエチ
レン樹脂によって絶縁モールド成形される。この絶縁モ
ールド20は、給電管11の部分を覆って細径ケーブル
10を構成している部分のポリエチレン被覆21と融着
一体化される。
ル2と中継器7との接続部3における従来の構造を図1
0の断面図に示す。細径ケーブル10の内部の給電管1
1の先端にろう付け15固着された接続体12は、接続
用筐体14の筐体端面板16の凹穴17に挿入嵌合さ
れ、押さえ板18とボルト19とにより押圧固定され
る。光フアイバ13は図示省略の光海底ケーブル2の光
フアイバと融着接続され、接続筐体14全体はポリエチ
レン樹脂によって絶縁モールド成形される。この絶縁モ
ールド20は、給電管11の部分を覆って細径ケーブル
10を構成している部分のポリエチレン被覆21と融着
一体化される。
【0009】接続用筐体14は光海底ケーブル2の給電
線と電気的に接続されており、したがって、この筐体端
面板16を介して接続体12に給電接続される。絶縁モ
ールド20は図示省略の光海底ケーブル2側とも同様に
絶縁被覆する。このように絶縁モールド20により、ポ
リエチレン被覆21との融着で給電系を外部と完全にか
つ確実な電気的絶縁が得られる。
線と電気的に接続されており、したがって、この筐体端
面板16を介して接続体12に給電接続される。絶縁モ
ールド20は図示省略の光海底ケーブル2側とも同様に
絶縁被覆する。このように絶縁モールド20により、ポ
リエチレン被覆21との融着で給電系を外部と完全にか
つ確実な電気的絶縁が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の接続部の構
造によれば、接続体12と筐体端面板16とはいずれも
が同様な金属、たとえば銅または銅合金で構成され、か
つ接続体12と筐体端面板16の凹穴17とは単なる嵌
合であり、押さえ板18とボルト19とによる押圧固定
状態であり、陸上の常温の状態の雰囲気中の工場、また
は敷設船上で組み立てられて海底に敷設されると、海底
の水温が2〜3°C程度と低温であるために体積の収縮
がおこり、嵌合状態および締め付け力が構成部品の収縮
によって低下するおそれがあった。
造によれば、接続体12と筐体端面板16とはいずれも
が同様な金属、たとえば銅または銅合金で構成され、か
つ接続体12と筐体端面板16の凹穴17とは単なる嵌
合であり、押さえ板18とボルト19とによる押圧固定
状態であり、陸上の常温の状態の雰囲気中の工場、また
は敷設船上で組み立てられて海底に敷設されると、海底
の水温が2〜3°C程度と低温であるために体積の収縮
がおこり、嵌合状態および締め付け力が構成部品の収縮
によって低下するおそれがあった。
【0011】このことは、各構成部材が同様な熱膨張係
数であることに起因しており、このために電気的な接続
の確実性に問題があり、給電系の信頼性が得られない。
さらには、接続,組み立ての工程中で中継器と細径ケー
ブル10の取り扱い時や、海底に敷設する時の振動,衝
撃力によって、細径ケーブル10にこれらの力が作用し
て、嵌合部が円形であることにより接続体12に回転を
生じ、内部の光フアイバ13が捩じられる恐れのほか
に、周囲のポリエチレン絶縁体に内部応力が残留され、
長期の信頼性上に問題があった。
数であることに起因しており、このために電気的な接続
の確実性に問題があり、給電系の信頼性が得られない。
さらには、接続,組み立ての工程中で中継器と細径ケー
ブル10の取り扱い時や、海底に敷設する時の振動,衝
撃力によって、細径ケーブル10にこれらの力が作用し
て、嵌合部が円形であることにより接続体12に回転を
生じ、内部の光フアイバ13が捩じられる恐れのほか
に、周囲のポリエチレン絶縁体に内部応力が残留され、
長期の信頼性上に問題があった。
【0012】本発明の目的は上記従来の種々の問題点を
解決することを課題とする。
解決することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決するための本発明の構成手段は、海底中継器本体
と、該本体から導出された給電管の先端に設けられた接
続体と、海底ケーブルの給電管との接続用筐体とを具え
た海底中継器において、上記接続用筐体の端面に嵌め込
まれる上記接続体の熱膨張係数を接続用筐体の端面材の
熱膨張係数よりも小なる材料で構成したこと。
解決するための本発明の構成手段は、海底中継器本体
と、該本体から導出された給電管の先端に設けられた接
続体と、海底ケーブルの給電管との接続用筐体とを具え
た海底中継器において、上記接続用筐体の端面に嵌め込
まれる上記接続体の熱膨張係数を接続用筐体の端面材の
熱膨張係数よりも小なる材料で構成したこと。
【0014】また、上記接続体と接続用筐体とは常温の
雰囲気中で嵌合されそれらの熱膨張係数の差異にもとづ
き海底の低温状態で緊密な嵌合状態になり得るようにし
たこと。
雰囲気中で嵌合されそれらの熱膨張係数の差異にもとづ
き海底の低温状態で緊密な嵌合状態になり得るようにし
たこと。
【0015】さらに、上記接続体と接続用筐体とを相互
に不回転に係止する係止手段を設けたこと。
に不回転に係止する係止手段を設けたこと。
【0016】
【作用】上記本発明の構成手段によると、接続体の熱膨
張係数が接続用筐体の端面材の熱膨張係数よりも小なこ
とにもとづき、海底の低温な水温の温度よりも大なる雰
囲気中で組み立てるようにしたことにより、適合または
圧入状態の嵌合状態の接続体は海底に敷設された後に
は、周囲の筐体の端面部材の収縮を生じてより一層良好
な接触状態が得られ、接続の信頼性が向上する。この雰
囲気は常温であることが好ましいが、意図的にはより高
い雰囲気の温度中であってもよい。
張係数が接続用筐体の端面材の熱膨張係数よりも小なこ
とにもとづき、海底の低温な水温の温度よりも大なる雰
囲気中で組み立てるようにしたことにより、適合または
圧入状態の嵌合状態の接続体は海底に敷設された後に
は、周囲の筐体の端面部材の収縮を生じてより一層良好
な接触状態が得られ、接続の信頼性が向上する。この雰
囲気は常温であることが好ましいが、意図的にはより高
い雰囲気の温度中であってもよい。
【0017】接続体と接続用筐体との間に、相互の回転
を防止するようにしたことで、組み立て作業時や敷設時
に嵌合部における回転を生じることがなくなり、従来の
問題点はいずれも解消される。
を防止するようにしたことで、組み立て作業時や敷設時
に嵌合部における回転を生じることがなくなり、従来の
問題点はいずれも解消される。
【0018】
【実施例】上記本発明を構成要旨にもとづき、図を参照
して具体的実施例で詳細に説明する。なお、各図におい
て、従来と同等部分には便宜上、理解を容易とするため
に同一の符号を付して説明することとする。
して具体的実施例で詳細に説明する。なお、各図におい
て、従来と同等部分には便宜上、理解を容易とするため
に同一の符号を付して説明することとする。
【0019】図1は、本発明の第1の発明の一実施例の
断面図であって、図9に示されるA部分の光海底ケーブ
ルと中継器との接続部3である。細径ケーブル10の内
部の給電管11の先端にろう付け15固着された接続体
22は、接続用筐体14の筐体端面板16の凹穴17に
嵌合挿入され、押さえ板18とボルト19とにより押圧
固定させる。
断面図であって、図9に示されるA部分の光海底ケーブ
ルと中継器との接続部3である。細径ケーブル10の内
部の給電管11の先端にろう付け15固着された接続体
22は、接続用筐体14の筐体端面板16の凹穴17に
嵌合挿入され、押さえ板18とボルト19とにより押圧
固定させる。
【0020】光フアイバ13は図示省略の光海底ケーブ
ル2の光フアイバと融着接続させ、接続用筐体14全体
はポリエチレン樹脂によって絶縁モーニド成形される。
この絶縁モールド20は給電管11の部分を覆って、細
径ケーブル10を構成している部分のポリエチレン被覆
21と融着一体化される。
ル2の光フアイバと融着接続させ、接続用筐体14全体
はポリエチレン樹脂によって絶縁モーニド成形される。
この絶縁モールド20は給電管11の部分を覆って、細
径ケーブル10を構成している部分のポリエチレン被覆
21と融着一体化される。
【0021】接続用筐体14は光海底ケーブル2の給電
線と電気的に接続されており、したがって、この筐体端
面板16を介して接続体22に給電接続される。絶縁モ
ールド20は図示省略の光海底ケーブル2側も同様に絶
縁被覆する。このように絶縁モールド20により、ポリ
エチレン被覆21との融着で給電系を外部と完全にかつ
確実な電気的絶縁が得られる。符号23は確実な押圧固
定状態を得るための、筐体端面板16と押さえ板18と
の間に形成させた段差による隙間である。
線と電気的に接続されており、したがって、この筐体端
面板16を介して接続体22に給電接続される。絶縁モ
ールド20は図示省略の光海底ケーブル2側も同様に絶
縁被覆する。このように絶縁モールド20により、ポリ
エチレン被覆21との融着で給電系を外部と完全にかつ
確実な電気的絶縁が得られる。符号23は確実な押圧固
定状態を得るための、筐体端面板16と押さえ板18と
の間に形成させた段差による隙間である。
【0022】本実施例によれば、筐体端面板16の材料
をたとえば銅合金材、または構造用鋼材を用い、その熱
膨張係数をたとえば20×10の−6乗程度、接続体2
2の材料をたとえば、Fe−Co−Ni合金(商品名コ
バール)などを用い、その熱膨張係数をたとえば4×1
0の−6乗程度、の組み合わせとする。
をたとえば銅合金材、または構造用鋼材を用い、その熱
膨張係数をたとえば20×10の−6乗程度、接続体2
2の材料をたとえば、Fe−Co−Ni合金(商品名コ
バール)などを用い、その熱膨張係数をたとえば4×1
0の−6乗程度、の組み合わせとする。
【0023】このように、接続体22の材質の熱膨張係
数を筐体端面板16の材質の熱膨張係数よりも小となる
ように選定し組み合わせたことにある。嵌合状態も組み
立てられる環境の温度雰囲気を常温(15°C〜30°
C)、またはその近傍の温度状態として、適合または圧
入することにより、組み立て後の海底中継器の海底への
敷設で海底の水温、たとえば2〜3°Cの低温の状態と
なることで、接続体22に対して筐体端面板16の温度
変化による収縮が作用し、矢印24,25のように全周
から収縮力が作用することとなる。ボルト19の収縮力
もまた同様である。
数を筐体端面板16の材質の熱膨張係数よりも小となる
ように選定し組み合わせたことにある。嵌合状態も組み
立てられる環境の温度雰囲気を常温(15°C〜30°
C)、またはその近傍の温度状態として、適合または圧
入することにより、組み立て後の海底中継器の海底への
敷設で海底の水温、たとえば2〜3°Cの低温の状態と
なることで、接続体22に対して筐体端面板16の温度
変化による収縮が作用し、矢印24,25のように全周
から収縮力が作用することとなる。ボルト19の収縮力
もまた同様である。
【0024】上記は常温としたが、これに限ることなく
常温以上の高い温度条件に意図的に設定することも十分
に可能なことである。以上のようにして、敷設後はこの
嵌合部がきわめて緊密な嵌合状態となるから機械的に
も、電気的にも信頼性の良好な接続状態が得られ、長期
に亘っての信頼性が確保される。
常温以上の高い温度条件に意図的に設定することも十分
に可能なことである。以上のようにして、敷設後はこの
嵌合部がきわめて緊密な嵌合状態となるから機械的に
も、電気的にも信頼性の良好な接続状態が得られ、長期
に亘っての信頼性が確保される。
【0025】図2は、本発明の第2の発明の第1の実施
例の要部断面図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20とを図示
省略して示し、接続体32の端面にピン33を植設する
とともに、筐体端面板16の凹穴17の底面にピン穴3
4を形成したことにある。その他の構成は図1と同様で
ある。とくに、筐体端面板16と接続体32の材料関
係、嵌合状態も同様である。 本実施例によれば、筐体
端面板16に接続体32を挿入嵌合させることにより、
ピン33がピン穴34に挿入されることになり、海底中
継器1が海底の低温状態に至るまでの組み立て、敷設作
業の間での取り扱いの段階中の筐体端面板16と接続体
32との間の相互の回転がなくなる。
例の要部断面図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20とを図示
省略して示し、接続体32の端面にピン33を植設する
とともに、筐体端面板16の凹穴17の底面にピン穴3
4を形成したことにある。その他の構成は図1と同様で
ある。とくに、筐体端面板16と接続体32の材料関
係、嵌合状態も同様である。 本実施例によれば、筐体
端面板16に接続体32を挿入嵌合させることにより、
ピン33がピン穴34に挿入されることになり、海底中
継器1が海底の低温状態に至るまでの組み立て、敷設作
業の間での取り扱いの段階中の筐体端面板16と接続体
32との間の相互の回転がなくなる。
【0026】図3は、本発明の第2の発明の第2の実施
例の要部斜視図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20、ボルト
19とを図示省略して示し、接続体42の側面と筐体端
面板16の凹穴43の内面にそれぞれ軸方向のキー溝4
4,45を設け、凹穴43への接続体42の挿入嵌合に
際してキー46をキー溝44,45で形成される円形溝
穴へ挿入する。その他の構成は図1と同様である。とく
に、筐体端面板16と接続体42の材料関係、嵌合状態
も同様である。なお、筐体端面板16は単体で示してあ
る。
例の要部斜視図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20、ボルト
19とを図示省略して示し、接続体42の側面と筐体端
面板16の凹穴43の内面にそれぞれ軸方向のキー溝4
4,45を設け、凹穴43への接続体42の挿入嵌合に
際してキー46をキー溝44,45で形成される円形溝
穴へ挿入する。その他の構成は図1と同様である。とく
に、筐体端面板16と接続体42の材料関係、嵌合状態
も同様である。なお、筐体端面板16は単体で示してあ
る。
【0027】このように構成した組み立て体は、海底中
継器1が海底の低温状態に至るまでの組み立て、敷設作
業の間での取り扱いの段階での筐体端面板16と接続体
42との間の相互の回転がなくなる。
継器1が海底の低温状態に至るまでの組み立て、敷設作
業の間での取り扱いの段階での筐体端面板16と接続体
42との間の相互の回転がなくなる。
【0028】図4は、本発明の第2の発明の第3の実施
例の要部斜視図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20、ボルト
19とを図示省略して示し、接続体52の内側端面にピ
ン穴53と押さえ板54を貫通するピン孔55とをそれ
ぞれに設けたことにある。なお、筐体端面板16は単体
で示してある。
例の要部斜視図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20、ボルト
19とを図示省略して示し、接続体52の内側端面にピ
ン穴53と押さえ板54を貫通するピン孔55とをそれ
ぞれに設けたことにある。なお、筐体端面板16は単体
で示してある。
【0029】本実施例では、筐体端面板16の凹穴17
に接続体52を挿入嵌合させ、押さえ板54を接続体5
2と筐体端面板16とに当てがって、図示省略のボルト
19で締め付け固定するのであるが、この際ピン56を
押さえ板54のピン孔55と接続体52のピン穴53と
に貫通するように圧入する。
に接続体52を挿入嵌合させ、押さえ板54を接続体5
2と筐体端面板16とに当てがって、図示省略のボルト
19で締め付け固定するのであるが、この際ピン56を
押さえ板54のピン孔55と接続体52のピン穴53と
に貫通するように圧入する。
【0030】その他の構成は図1と同様である。とく
に、筐体端面板16と接続体52の材料関係、嵌合状態
も同様である。このように構成した組み立て体は、海底
中継器1が海底の低温状態に至るまでの組み立て、敷設
作業の間での取り扱いの段階での筐体端面板16と接続
体52との間の相互の回転がなくなる。
に、筐体端面板16と接続体52の材料関係、嵌合状態
も同様である。このように構成した組み立て体は、海底
中継器1が海底の低温状態に至るまでの組み立て、敷設
作業の間での取り扱いの段階での筐体端面板16と接続
体52との間の相互の回転がなくなる。
【0031】図5は、本発明の第2の発明の第4の実施
例の要部斜視図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20、ボルト
19とを図示省略して示し、接続体62の内側端部に段
部を設けて平行な面部分63,63を形成したこと、筐
体端面板16の面に押さえ板64が丁度嵌まり込む大き
さの円形の凹部65を形成したこと、および一対の押さ
え板64の対向面66を平面としたことにある。なお、
筐体端面板16は単体で示してある。
例の要部斜視図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20、ボルト
19とを図示省略して示し、接続体62の内側端部に段
部を設けて平行な面部分63,63を形成したこと、筐
体端面板16の面に押さえ板64が丁度嵌まり込む大き
さの円形の凹部65を形成したこと、および一対の押さ
え板64の対向面66を平面としたことにある。なお、
筐体端面板16は単体で示してある。
【0032】本実施例では、筐体端面板16の凹穴17
に接続体62を挿入嵌合させ、押さえ板64を凹部65
に嵌め込み筐体端面板16と接続体62の段部端面に当
てがい、図示省略のボルト19で締め付け固定する。
に接続体62を挿入嵌合させ、押さえ板64を凹部65
に嵌め込み筐体端面板16と接続体62の段部端面に当
てがい、図示省略のボルト19で締め付け固定する。
【0033】その他の構成は図1と同様である。とく
に、筐体端面板16と接続体62の材料関係、嵌合状態
も同様である。このように構成した組み立て体は、押さ
え板64,64の対向面66,66の対向間隔と、接続
体62の面部分63,63の平行間隔とが丁度等しく形
成されているので、凹部65に嵌まり込んだ一対の押さ
え板64,64は、接続体62の回転力が作用したとし
ても、凹部65の周囲の壁により押さえ板64の動きが
抑制される。したがって、海底中継器1が海底の低温状
態に至るまでの組み立て、敷設作業の間での取り扱いの
段階での筐体端面板16と接続体62との間の相互の回
転がなくなる。
に、筐体端面板16と接続体62の材料関係、嵌合状態
も同様である。このように構成した組み立て体は、押さ
え板64,64の対向面66,66の対向間隔と、接続
体62の面部分63,63の平行間隔とが丁度等しく形
成されているので、凹部65に嵌まり込んだ一対の押さ
え板64,64は、接続体62の回転力が作用したとし
ても、凹部65の周囲の壁により押さえ板64の動きが
抑制される。したがって、海底中継器1が海底の低温状
態に至るまでの組み立て、敷設作業の間での取り扱いの
段階での筐体端面板16と接続体62との間の相互の回
転がなくなる。
【0034】図6は、本発明の第2の発明の第5の実施
例の要部斜視図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20、ボルト
19とを図示省略して示し、接続体72の両側面に平行
な平面部73,73を形成し、筐体端面板16の凹穴7
4にも側面に平行する平坦面75,75を形成したこと
にある。
例の要部斜視図であって、分離状態に示され、図1と異
なるのは、光フアイバ13と絶縁モールド20、ボルト
19とを図示省略して示し、接続体72の両側面に平行
な平面部73,73を形成し、筐体端面板16の凹穴7
4にも側面に平行する平坦面75,75を形成したこと
にある。
【0035】以上の構成で、筐体端面板16の凹穴74
に接続体72を挿入嵌合させると、接続体72の平面部
73と凹穴74の平坦面75とが嵌合して、これによっ
て相互の回転がなくなる。そこで押さえ板18を筐体端
面板16と接続体72の端面に当てがい、図示省略のボ
ルト19で締め付け固定する。このようにして海底中継
器1が海底の低温状態に至るまでの組み立て、敷設作業
の間での取り扱いの段階での筐体端面板16と接続体7
2との間の相互の回転がなくなる。
に接続体72を挿入嵌合させると、接続体72の平面部
73と凹穴74の平坦面75とが嵌合して、これによっ
て相互の回転がなくなる。そこで押さえ板18を筐体端
面板16と接続体72の端面に当てがい、図示省略のボ
ルト19で締め付け固定する。このようにして海底中継
器1が海底の低温状態に至るまでの組み立て、敷設作業
の間での取り扱いの段階での筐体端面板16と接続体7
2との間の相互の回転がなくなる。
【0036】上記本発明によれば、各実施例に限定され
るものでなく、それぞれの実施例を組み合わせて実施す
ることも含まれ、このように組み合わせることによる作
用、効果はそれぞれを単に組み合わせた以上のことが期
待できる。また、光海底中継器にのみ実施されるもので
もなく、同軸ケーブルによる海底中継器にも適用可能で
あることはいうまでもない。
るものでなく、それぞれの実施例を組み合わせて実施す
ることも含まれ、このように組み合わせることによる作
用、効果はそれぞれを単に組み合わせた以上のことが期
待できる。また、光海底中継器にのみ実施されるもので
もなく、同軸ケーブルによる海底中継器にも適用可能で
あることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明の海底
中継器によれば、海底に敷設後の給電系のより一層確実
な接続状態が得られるばかりでなく、組み立て作業時の
取り扱いや、敷設時の振動、衝撃による嵌合部の捩じ
り、回転が確実に阻止されるから脆弱な光フアイバへの
障害の影響がない。といった種々の効果があり、海底中
継器に実施して長期信頼性を確保するその実用上の効果
は顕著である。
中継器によれば、海底に敷設後の給電系のより一層確実
な接続状態が得られるばかりでなく、組み立て作業時の
取り扱いや、敷設時の振動、衝撃による嵌合部の捩じ
り、回転が確実に阻止されるから脆弱な光フアイバへの
障害の影響がない。といった種々の効果があり、海底中
継器に実施して長期信頼性を確保するその実用上の効果
は顕著である。
【図1】本発明の第1の発明の一実施例の断面図。
【図2】本発明の第2の発明の第1の実施例の分離状態
の断面図。
の断面図。
【図3】本発明の第2の発明の第2の実施例の分離状態
の斜視図。
の斜視図。
【図4】本発明の第2の発明の第3の実施例の分離状態
の斜視図。
の斜視図。
【図5】本発明の第2の発明の第4の実施例の分離状態
の斜視図。
の斜視図。
【図6】本発明の第2の発明の第5の実施例の分離状態
の斜視図。
の斜視図。
【図7】光海底中継器システムの概略の構成図。
【図8】光海底中継器本体部の概略の断面図。
【図9】光海底中継器の全体図。
【図10】従来の光海底ケーブルと中継器との接続部の
断面図。
断面図。
1 光海底中継器 2 光海底ケーブル 3 光海底ケーブルと中継器との接続部 5 本体部 6 耐水圧筐体 7 中継器本体 10 細径ケーブル 11 給電管 13 光フアイバ 14 接続用筐体 16 筐体端面板 17,43,74 凹穴 18,54,64 押さえ板 19 ボルト 20 絶縁モールド 21 ポリエチレン被覆 22,32,42,52,62,72 接続体 24,25 収縮力 33,56 ピン 34,53 ピン穴 44,45 キー溝 46 キー 55 ピン孔 63 面部分 65 凹部 66 対向面 73 平面部 75 平坦面
Claims (3)
- 【請求項1】 海底中継器本体(5)と、該本体から導
出された給電管(11)の先端に設けられた接続体(2
2)と、海底ケーブル(2)の給電部との接続用筐体
(14)とを具えた海底中継器(1)において、 上記接続用筐体(14)の端面(16)に嵌め込まれる
上記接続体(22)の熱膨張係数を接続用筐体(14)
の端面(16)材の熱膨張係数よりも小なる材料で構成
したことを特徴とする海底中継器。 - 【請求項2】 上記接続体(22)と接続用筐体(1
4)とは常温の雰囲気中で嵌合されそれらの熱膨張係数
の差異にもとづき海底の低温状態で緊密な嵌合状態にな
り得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の海
底中継器。 - 【請求項3】 上記接続体(22)と接続用筐体(1
4)とを相互に不回転に係止する係止手段を設けたこと
を特徴とする請求項1または2に記載の海底中継器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4065458A JPH05264842A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 海底中継器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4065458A JPH05264842A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 海底中継器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264842A true JPH05264842A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13287718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4065458A Withdrawn JPH05264842A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 海底中継器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05264842A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200446556Y1 (ko) * | 2007-10-22 | 2009-11-10 | (주)보고 | 다목적용 페네트레이터 판 |
CN113866914A (zh) * | 2021-09-07 | 2021-12-31 | 天津大学 | 一种用于深水实验的光纤贯通器和光纤的安装方法 |
WO2023087409A1 (zh) * | 2021-11-19 | 2023-05-25 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 热应力消除结构 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP4065458A patent/JPH05264842A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200446556Y1 (ko) * | 2007-10-22 | 2009-11-10 | (주)보고 | 다목적용 페네트레이터 판 |
CN113866914A (zh) * | 2021-09-07 | 2021-12-31 | 天津大学 | 一种用于深水实验的光纤贯通器和光纤的安装方法 |
CN113866914B (zh) * | 2021-09-07 | 2023-11-21 | 天津大学 | 一种用于深水实验的光纤贯通器和光纤的安装方法 |
WO2023087409A1 (zh) * | 2021-11-19 | 2023-05-25 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 热应力消除结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |