JPH021516B2 - - Google Patents

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JPH021516B2
JPH021516B2 JP61287548A JP28754886A JPH021516B2 JP H021516 B2 JPH021516 B2 JP H021516B2 JP 61287548 A JP61287548 A JP 61287548A JP 28754886 A JP28754886 A JP 28754886A JP H021516 B2 JPH021516 B2 JP H021516B2
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JP
Japan
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pattern
group
embroidery
patterns
data
Prior art date
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Application number
JP61287548A
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English (en)
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JPS63139589A (ja
Inventor
Kenjiro Nishino
Yukihiro Kobayashi
Yoshio Shibata
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Ricoh Co Ltd
Barudan Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Barudan Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP28754886A priority Critical patent/JPS63139589A/ja
Publication of JPS63139589A publication Critical patent/JPS63139589A/ja
Publication of JPH021516B2 publication Critical patent/JPH021516B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、布地に縫目を利用して所望の模様を
形成する刺繍ミシン用の刺繍データを作成する刺
繍模様作成装置に関し、特に刺繍模様を容易に、
高速、かつ、精細に作成できる刺繍模様作成装置
に関する。
[従来の技術] 従来、刺繍ミシンは、予め穿孔テープや、磁気
テープなどに記録されている、あるパターンを縫
い上げるために必要となる縫い針の落ちる座標位
置を表すデータ、いわゆる一針データに従つて動
作する。しかしこれでは上記各種のテープに記録
されているパターンの組合わせ以外の模様を刺繍
することが不可能となるため、近年では、各種の
テープ等から読み込んだパターンデータをある程
度加工して新たな刺繍模様を刺繍するためのパタ
ーンデータを作成する刺繍模様作成装置が提供さ
れている。例えば、上記パターンデータを読み込
み後に、操作者の入力した数値に応じて、そのパ
ターンデータを加工して模様を拡大等し、所望の
刺繍模様の作成を可能とするのである。この様な
刺繍模様作成装置は、また、模様の作成が自由と
なる反面、加工した刺繍のデータによつてどの様
な模様に刺繍が出来上がるのかの判断が難しく、
そのために次のような刺繍模様のシユミレート機
能が新たに加えられているものが多い。
すなわち、予め記憶されている刺繍模様の基礎
となるパターンデータを操作者の操作に応じて抽
出し、CRT等の表示画面に表示するのである。
そして操作者は、この画面上に表示されたパター
ンの組合わせからなる模様を、該パターンを拡
大、移動などして自由に編集することができ、
CRT画面上で操作者の欲する模様を創作するこ
とができるのである。このような刺繍模様作成装
置によれば、刺繍模様をCRT画面上にシユミレ
ートすることで刺繍模様を予め確認することがで
き、刺繍作業の簡素化を達成できるのである。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記のごとき刺繍模様作成装置にも次
のような問題点があつた。
従来の刺繍模様作成装置において、予め記憶し
ている前記パターンデータの形式は、そのデータ
を用いて直ちにそのパターンを刺繍することがで
きるように一つの完成した情報となつている。す
なわち、パターン毎に定められる基準位置からの
位置情報としてパターンデータを記憶しているの
である。従つて、CRT画面上に描きたいパター
ンの基準位置を指定するならば、その基準位置を
中心として記憶している位置情報が表示され、希
望するパターンを表示することができる。
しかしながら、上記のように一つのパターン毎
に独立した位置情報を記憶しており、更に、表示
画面上においても表示される各パターンは独立し
ている。この様に総てのパターンデータが独立で
あるために、刺繍模様作成に際して次のような不
具合があつた。
多くパターンをCRT画面上の任意の位置に配
置して所望の模様を表示したとき、数個のパター
ンからなる模様を一つの完成した小さな模様と考
え、その小さな模様全体に反転、回転、拡大など
の変更、修正等の加工を加えたい場合がある。例
えば、文字商標や、文字商標と図形商標などから
なる刺繍模様を拡大したり、回転する場合であ
る。この様な場合、従来は、その小さな模様を構
成している複数のパターンについて一個づつ順に
拡大、または回転するしか方法がなく、小さな模
様として既に完成している模様を再び破壊しなけ
ればならなかつた。すなわち、複数のパターンデ
ータによつて完成している小模様に拡大、回転、
移動などの加工を加えることができず、その様な
刺繍模様を作成するときには、常に各パターン毎
に加工を実行する、いわゆるパターン毎の刺繍模
様作成を繰り返し実行しなければならなかつた。
しかし、この様なパターン毎の刺繍模様の創作に
よつて所望の刺繍模様を得る方法によれば、非常
に多くの時間を必要とし、刺繍の能率が極めて低
くなる。
従つて、多くのパターンを使用した複雑な刺繍
模様を作成するのに、極めて多くの時間を要し、
模様作成の効率が低かつた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされ
たもので、複数のパターンからなる小さな模様を
一つの完成した模様として扱うことで刺繍模様の
創作を容易とし、その効率を向上させ、多くのパ
ターンの組合わせからなる複雑なものであつても
その創作を短時間に実行することができる優れた
刺繍模様作成装置を提供することを目的としてい
る。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明は以下の構
成を採つた。即ち、本発明の刺繍模様作成装置
は、第1図にブロツク図として例示するように、 刺繍模様を構成する際の最小単位となる文字、
記号等のパターンpiを複数記憶しているパターン
記憶手段C1と、 該パターン記憶手段C1の記憶している複数の
パターンpiの中から所望のパターンpを選択する
パターン選択手段C2と、 該パターン選択手段C2の選択した複数のパタ
ーンpiを互いに関係付け、該関係付けた複数のパ
ターンpiに対して少なくとも全体の座標原点A0
を定めてグループGとして定義するグループ定義
手段C3と、 該グループ定義手段C3の定義した各グループ
Gについて、該グループGに属する前記パターン
piの大きさ、書体等の形態および/または各パタ
ーンの配列方向、間隔等のパターンの相互の位置
関係を決定する形式決定手段C4と、 前記グループ定義手段C3により定義された各
グループGに属する総てのパターンpiを、前記定
められた座標原点A0に従い、前記形式決定手段
C4により各グループGについて決定された形態
および/または位置関係により、二次元表示画面
Dに表示する表示制御手段C5と、 前記二次元表示画面D上に作成されたパターン
piの形態および位置関係に基づいて、刺繍ミシン
の実行する一針データを作成する一針データ作成
手段C6と、 を備えたことを要旨とする。
[作用] 上記構成を有する本発明の刺繍模様作成装置全
体の作用について説明すると、この装置は、選択
した複数のパターンpi(文字、記号等)を互いに
関係付けてグループGとするが、その際、関係付
けられたパターンpiの全体に対して座標原点A0
を定め、更に、定義された各グループGに属する
パターンpiの大きさ、書体等の形態および/また
は各パターンpiの配列の方向、間隔等のパターン
相互の位置関係を決定する。その上で、二次元表
面画面Dに、こうして定められたグループGの座
標原点A0に従つた位置で、各グループGについ
て定められた形態および/または位置関係によ
り、各パターンpiを表示する。
ここで、パターン記憶手段C1とは、刺繍模様
を作成する際の最小単位のパターン、例えば英数
字や記号等を複数種類記憶するものである。な
お、刺繍されたものの形態は、通常、刺繍模様と
呼ばれるが、ここでいう刺繍模様とは、地模様の
ような連続する模様を指すものではない。
パターン選択手段はC2は、上記パターン記憶
手段C1の記憶する複数のパターンpiの中から所
望のパターンpを選択するものであり、刺繍模様
作成の要素となるパターンpのいくつかを選択す
るものである。
グループ定義手段C3は、パターン選択手段C
2の選択した複数のパターンpiをグループGとし
て定義するものである。即ち、選択された複数の
パターンpiを互いに関係付け、これらに対して少
なくとも全体の座標原点A0を定めるのである。
なお、グループGは、ひとづだけ定義されても、
複数定義されてもよい。
形式決定手段C4は、グループ定義手段C3に
よつて定義されたグループG毎に、グループGに
属するパターンの形態、パターンpi相互の位置関
係を決定する手段である。パターンの形態とは、
パターンpiの大きさや書体等をいい、パターンの
位置関係とは、各パターンの配列方向(例えば縦
配列、横配列、斜め配列、円弧状の配列等)や間
隔(例えば文字間、行間等)、配列の方式(例え
ば刺繍を指定された地点にグループGの左端を揃
えるのか、グループGの中央を揃えるのか等)等
をいう。
表示制御手段C5は、グループ定義手段C3に
より定義された各グループGに属する総てのパタ
ーンpiを、二次元表示画面Dに表示するものであ
る。即ち、総てのパターンpiを、グループGの座
標原点A0に従い、各グループGについて決定さ
れた形態および/または位置関係により、忠実に
展開して、あたかも刺繍が布地上に出来上つたの
と同様に、二次元表示画面D上にシユミレーシヨ
ンするのである。
一針データ作成手段C6は、上記のごとくして
二次元表示画面D上に作成された刺繍模様を現実
に布地上に刺繍するための縫い針の針落ち点の位
置情報や色替え情報等の一針データを作成する。
この一針データにより、二次元表示画面Dに表示
されたのと同じ模様が布地上に刺繍される。
以下、本発明の刺繍模様作成装置の構成・作用
を一層明らかにするために、本発明の好適な実施
例について詳述する。
[実施例] 実施例の構成 第2図ないし第6図は、本発明の実施例である
刺繍模様作成装置を中心とした多針刺繍ミシンの
システム構成の説明図である。
以下、上記各図面に沿つてその構成について詳
細に説明する。
システム全体は、第2図の外観斜視図に示され
るように二頭型で各頭毎に複数の縫い針を有する
多針刺繍ミシン10と、該多針刺繍ミシン10に
対して刺繍データを伝送し所望の刺繍模様を形成
させる刺繍模様作成装置60と、から構成され
る。
多針刺繍ミシン10は、周知の自動刺繍機とし
て完成しているもので、例えば、図示しないテー
プリーダ等から刺繍模様の縫い点の位置データを
表わす一針データおよび多針のどの縫い針を用い
て刺繍を実行するかを表わす選択データからなる
刺繍データが入力されると、そのデータに忠実な
刺繍を実行する。図において、多針刺繍ミシン1
0の下段に設置されるドライバーユニツト20が
上記の刺繍データを解読し、縫い針を変更する針
換えモータ58、刺繍枠30を保持している枠体
32をX方向、Y方向へ移動させる一組のパルス
モータ36,38、縫い針を上下動して縫目を形
成する縫いモータ57等を制御する。なお、多針
刺繍ミシン10には、通常同様に縫い針を上下動
する主軸の回転数を検出するエンコーダ34、お
よび上糸の切断を検出する図示しない上糸センサ
や縫い針の位置を確認する針棒センサ54等の上
記各種モータの駆動制御に必要なセンサを備えて
おりドライバーユニツト20に検出信号を与えて
いる。
第3図は上記した枠体32をX,Y方向に駆動
する一組のパルスモータ(X−Yモータ)機構部
分の詳細図である。図のようにXモータ36、Y
モータ38の出力軸に嵌着される歯車でV字状に
架け渡されるベルト40,42を回転駆動するな
らば、該ベルト40,42に挿着され、かつ枠体
32に嵌合するローラ44,46が移動し、枠体
32をX方向、Y方向へ移動させることができ
る。
上記したシステム全体の構成をより簡明な表わ
したブロツク図が第4図、そしてドライバーユニ
ツト20を中心とした多針刺繍ミシン10のブロ
ツク図が第5図である。
図示のように、実施例の刺繍模様作成装置60
は多針刺繍ミシン10のドライバーユニツトとイ
ンターフエイスRS422で通信を行なうもので、
刺繍データの作成を担当している。そして、ドラ
イバーユニツト20が、該伝送されてきた刺繍デ
ータを解読しつつ、前述したエンコーダ34、上
糸センサ50を有する上糸検知装置52、針棒セ
ンサ54を有するカラーチエンジ装置56からの
検出出力を判断し、Xモータ36、Yモータ3
8、縫いモータ57、針換えモータ58の制御を
実行する。ドライバーユニツト20を構成する
CPU20Aは、上記のごとき制御手段を記憶し
ているROM20Bの内容に従つて情報処理を実
行する。インターフエイス(I/F)20D〜2
0Fは各センサからの検出信号をA/D変換した
り、一時的に記憶してCPU20Aからの読み出
し信号に応え、各モータコントローラ20G〜2
0IはCPU20Aからの制御信号をD/A変換
増幅等して各モータの駆動信号を作る。
なお、コントローラ59とはドライバーユニツ
ト20に入力された刺繍データ等に僅かな変更等
を加え、刺繍模様に変化を持たせることができる
ものである。
上記のように、ドライバーユニツト20は論理
演算回路として構成されており、デイジタル信号
の処理を行なう。従つて、本実施例の刺繍模様作
成装置60も同様に第6図に示すような論理演算
回路として構成されている。すなわち、論理演算
回路を実行するCPU60Aは後述する各種制御
プログラムを記憶しているROM60Bの内容
を、マウス60Cやキーボード60Dからの入力
に従つて読み出し、処理する。また、上記処理の
ために必要な情報はハードデイスクドライブ
(HD)60F、フレキシブルデイスクドライブ
(FDD)60Eに装着される磁気デイスクから適
宜読み出され、また処理後の情報が同デイスクに
保存される。CPU60Aが現在どの様な処理を
実行し、またその処理の結果や入力可能な命令等
が簡単に理解されるように、二次元表示画面に画
像を表示するCRT60Gが用意されており、周
知のようにCRTコントローラ60Hがビデオ
RAM60Jの内容を読み出しつつ画面の表示内
容を制御し、CPU60Aは、CRTコントローラ
60Hの動作を司り、かつビデオRAM60Jの
記憶内容を適宜変更する。なお、RAM60Kは
情報の一時的記憶を実行してCPU60Aの論理
演算を補助する揮発性記憶素子、I/F60L、
60Mは入力手段であるマウス60C、キーボー
ド60Dのインターフエイスである。また、もう
一つのインターフエイスI/F60Nが前述した
ドライバーユニツト20との通信を可能とする
RS422のインターフエイスであり、ドライバ
ーユニツト20に刺繍データの伝送を行う。
以上のように構成される刺繍模様作成装置60
は、予め刺繍の際の基本となる最小単位の刺繍模
様(以下、パターンという)をHD60Fに装着
されるハードデイスクに格納している。この情報
の構成について次に説明する。
第7図ないし第10図はハードデイスクに記憶
されているパターン情報の説明図である。ハード
デイスク上に記憶されているパターン情報は、第
7図に示すようなスタイルマスターフアイルとし
て格納されている。すなわち、パターンとして多
様のものを用意することが刺繍模様作成において
至便となることは明白である。また、同じアルフ
アベツトの文字でもブロツク体、活字体や花文字
等各種スタイルのパターンが存在する。そこで、
これらのパターンを同一関連性(同一スタイル)
のパターンの集合として各スタイル毎にフアイル
としてまとめて管理し、記憶しているのである。
各スタイルのフアイルは、スタイルマスターフア
イルからそのスタイルの名称を特定することで読
み出され、その中にはインデツクス検索用フアイ
ル、インデツクスフアイル、データフアイルの3
種のフアイルが用意されている。これは、最終的
に各パターンの形状等を特定するパターンデータ
はデータフアイルに格納されているのであるが、
一つのスタイルのパターンデータがあまり大きな
情報を有するためデータ管理を容易とし、かつデ
ータの検索時間を短縮するためである。
まず初めにデータフアイルについて説明する。
第8図ないし第10図はデータフアイルに格納さ
れているコラムデータの説明であり、第8図が同
一のアルフアベツトの文字「A」を種々なるスタ
イルで表現しているコラムデータの説明図、第9
図が第8図Aに示すスタイルのコラム説明図、第
10図が第9図のコラムのデータ表現を表わして
いる。
第8図に示すように各パターンは四角形および
円弧のコラムの集合として表現される。例えば、
同一アルフアベツトの「A」にも多様のスタイル
があるためのそのスタイル毎にまとめられたパタ
ーンで分類され、A,B,C図はそれぞれ異なる
スタイル名称のフアイルに格納される。
ここで例として第8図Aに示すスタイルの文字
「A」のコラムデータにつき説明する。第9図A
に示すように各コラムは厚みのある四角形と円
弧、およびこれらの厚みのなくなつた直線と円弧
の4種存在するが、各コラムには順番が付されて
おり、第9図Aのパターンでは1から5までの5
個のコラムで構成されている。この順番が各コラ
ムを縫い上げる際の順序を示すもので番号の若い
順に刺繍がなされる。図中の〜までの数字
は、各コラムを表現するための位置データを表わ
しており、四角形のコラムはその頂点にそれぞれ
〜の座標が設定され、直線のコラムは上記四
角形のコラムの頂点とおよびとが同一座
標となつた特殊な型である。上記各コラムを表わ
す位置データ〜は、各パターン毎に定められ
る直線座標系に従つて位置付けされている。第1
0図は第9図Aに示した五つのコラムの各位置デ
ータ〜を実際の数値とともに表わし図であ
る。図より明らかなように、この例ではコラムNo.
1のポイント,およびコラムNo.4のポイント
が上記直角座標系の原点(以下、文字原点とい
う)として定義されている。こうしたコラムは、
文字原点を刺繍のスタート点としてその幅である
ボイント,と,の直線で囲まれる領域を
第9図Bのごとく縫い上げられることで、パター
ンを形成するのである。
次に、上記したようにコラムの集合として各パ
ターンを記憶していても正確に第9図Bに示すよ
うな刺繍を施すことが可能であることを説明す
る。
前述したように、コラムには四角形のコラム
(直線はこの特殊な例であり、本質的に同一であ
る)と円弧のコラム(同様に厚みのない円弧は特
殊な例である)との2種類に大別される。従つて
この2種類のコラムについて、その頂点等を表わ
す数少ないポイントのデータから刺繍すべき針落
ち点のデータが作成できることを示す。
第11図は、文字原点COからの距離が直角座
標を用いて(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、
(x4,y4)で表わされるポイント1S,2S,3
S、及び4Sによつて定義されるコラムである。
このコラムを図示するように縫い上げるためには
縫点移動距離△x1,△y1及び△x2,△y2を算出す
ればよいことがわかる。この縫点移動距離△x1
△y1及び△x2,△y2を算出する手順を流れ図第1
2図に示す。これは、刺繍模様作成装置60によ
つて刺繍データを作成する際にCPU60Aにお
いてこの種のコラムを縫う際に必ず実行される手
順である。まず、CPU60Aにおいて、4つの
点(x1,y1)、(x2,y2)、…、(x4,y4)から成る
コラムであることを判断するとステツプ101が
実行され、コラムの平均長Lを算出するために必
要なコラムの辺(x1,y1)と(x2,y2)及び
(x3,y3)と(x4,y4)のそれぞれの中点(xm1
ym1)、(xm2,ym2)が求められる。
次に、ステツプ102ではその結果(xm1
ym1)と(xm2,ym2)とを用いてコラム平均長
Lを算出する。そして、続くステツプ103によ
つて、後述のごとくこの種の処理の実行前に予め
入力されている該コラムを縫うステツチ密度P
(回数/cm)と前記コラムの平均長Lとから目的
とする縫点移動距離△x1,△y1及び△x2,△y2
4種の値が算出される。以上によつて、操作者は
所望のピツチ数で均一な縫目位置のデータ、一針
データが得られるのである。
次に、第13図に示す曲線コラムの場合につい
て、流れ図第14図および第16図を参照して詳
細に説明する。この種のコラムは第11図に示し
た四角形コラムと相違しており第13図に図示す
るように文字原点COから(x1,y1)、(x2,y2)、
…、(x5,y5)までのポイント1S〜5Sの5点
により表示されている。従つて前述のごとく、
CPU60Aは処理しようとするコラムが5点で
構成されるコラムであると判断すると、第14図
に示す流れ図のステツプ201を実行するのであ
る。
ステツプ201では、まずポイント(x1,y1)、
(x2,y2)及び(x3,y3)、(x4,y4)から成る2
線分の中点(xm1,ym1)、(xm2,ym2)を求め
る。次にステツプ202によつて先に求めた2つ
の中点と縫点(x5,y5)との3点を通る1つの円
の方程式を演算し、該円の中心点(x0,y0)及
びその半径Rを算出する。
続くステツプ203では、(x0,y0)を中心と
する半径Rの円と点(xm1,ym1)、(xm2,ym2
とを基に次の2つの量を算出する。まず、線分
(x0,y0)、(xm1,ym1)と線分(X0,y0)、
(xm2,ym2)の水平線からの傾きα1,α2の
平均角度α、次いで該角度αの直線と前記点Oを
中心とする円の交点P51(x51、y51)が求められ
る。
そして、次ステツプ204にて、線分(x1
y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)が水平軸と
なす角β1,β2の平均βが算出され、続くステツプ
205にて前記点P51を通つて水平軸に対してβ
の傾きをもつ直線の方程式を算出する。
ステツプ206では、上記したステツプ205
で得られた点P51を通る直線の長さl13,l23を図中
の式のごとく決定する。すなわち、円弧の幅が平
均的に変化化するように中間点での幅を決定す
る。そして次のステツプ207で直線上の長さ
l13,l23の位置での座標Pm3,Pm4が算出され続
くステツプ208ではその座標Pm3とポイント1
S,3Sとを通る円の方程式、ステツプ209で
は座標Pm4とポイント2S,4Sとを通る円の方
程式が算出されて、円弧コラムの外形が求められ
る。
上記第13図、第14図で説明したように円弧
コラムの外形が求まると、第15図に示すような
外形上の実際に縫い上げられる点、すなわち縫い
点の算出が後述するステツチ密度P(回数/cm)
を用いて第16図に流れ図に従つて実行される。
第16図の円弧ルーチンでは初めに円弧の中心
を通る円(Pm1,P51,Pm2)の長さ、平均コラ
ム長Lがその中心角度θ(=α1−α2)および半径
Rから算出され(ステツプ210)、次のステツ
プ211で平均コラム長Lをステツチ密度Pで除
算した値、全ステツチ数を求める。
こうして、円弧上に縫い点の数が求まると、円
弧上に均等に縫い点が分布するように1ステツチ
当たりの移動角度S1θ、S2θが、円弧1S、
Pm3、3Sおよび円弧2S、Pm4、4Sを全ステ
ツチ数で等分したときの1つの角度として求めら
れる。
そして、ステツプ213の処理でステツチ数n
に0が設定され、ステツプ214で該変数nが前
記ステツプ211で算出した全ステツチ数に等し
くなつているか否かを判断し、等しくなつている
ときには本ルーチンを終了し、それ以外のときに
は以下の処理へと進む。
ステツプ215では変数nを「1」インクリメ
ントする処理がなされ、続くステツプ216で前
記移動角度S1θに変数nが乗算されて、1ステ
ツチ進んだ円弧1S,Pm3,3S上の位置データ
がステツプ217で算出される。
そして、このコラムが幅のないコラム(1S=
2S,3S=4S)であるか否かの判断がステツ
プ218でなされ、幅のないコラムであつたとき
は計算時間の短縮のため再度ステツプ214へ戻
つて円弧1S,Pm3,3Sの円弧上の次の縫い位
置が算出される。
ステツプ218の判断が幅のないコラムでない
場合には、その後のステツプ219、ステツプ2
20が実行され、移動角度S2θで変数n倍だけ
進んだ円弧2S,Pm4,4S上の縫い点の位置デ
ータが算出されて前記ステツプ214の処理へと
戻る。
上記のように、本実施例の刺繍模様作成装置6
0は、パターンを4点コラム、5点コラムおよび
6点コラム等の複数点で表現されるコラムの集合
としてデータフアイルに記憶している。このた
め、大幅な情報の圧縮が可能となる。
また、そのデータ構造は第7図に示すように、
各コラムデータを示す座標の前に、何個のコラム
からなるパターンであるかを示すパート数、およ
びそのパターンの幅が一緒に記憶されている。
このように各パターンを表わすデータが作成さ
れ、データフアイルとしてHD60Fに記憶され
ている。そして、第7図に示すように、こうして
作成された膨大なデータを迅速に検索できるよう
に、データフアイル中の各パターンのデータが記
憶されている先頭の番地b11,b12,…を集めてイ
ンデツクスフアイルが作成されている。
このインデツクスフアイルとは、例えばアスキ
キーコードやJISコード等で検索したいパターン
a11やa12を特定するとき、そのパターンについて
のコラムデータが格納されている番地を直ちに検
索できるようにパターンと番地との一対一の対応
をとる構造である。
更に、本実施例の刺繍模様作成装置60は第7
図に示すように、上記インデツクスフアイルさえ
も大容量なつても検索時間が短くなるようにイン
デツクス検索用フアイルが用意されている。これ
は、インデツクスフアイル内の所定数のパターン
と番地との対を一つのレコードとして、定義し、
各レコードの先端のパターンのコードのみをフア
イルしたものである。このインデツクス検索用フ
アイルによれば、検索したいパターンのコードが
どのレコードにあるかを瞬時にして探し出すこと
が可能となり、従つて、続いてインデツクスフア
イルの該当レコードを検索するだけで目的とする
データフアイルの番地が判明する等、極めて時間
短縮に有益である。
実施例の動作 次に、以上説明のごとく構成されるシステムに
おいて、本実施例の刺繍模様作成装置60がどの
ように動作するかにつき説明する。
刺繍模様作成装置60のCPU60Aは起動さ
れると、第17図のフローチヤートに示すような
ROM60Bに格納されているメインプログラム
の処理を開始する。このメインプログラムが、刺
繍模様作成装置60の全体の動作を司るプログラ
ムである。各ステツプに示す一つの処理は更に複
数の処理ルーチンに分けられる複雑なものである
が、初めに全体の流れを示すために第17図の各
ステツプの処理につき簡単に説明し、後に更に詳
しい細部の処理ルーチンについて説明する。
まず、刺繍模様作成装置60が起動されるとス
テツプ300の処理によりCRT60Gにメニユ
ー画面1が表示され、操作者は該画面を見ながら
データの選択や定数の指定といつた入力作業が可
能となる。このメニユー画面1の処理で入力され
たデータは、次のステツプ301で実行されるオ
ートスケールセツトおよびグループ原点セツト等
の処理に供され、後述する模様表示処理を実行す
るのに必要な演算が行なわれる。ステツプ302
の処理はこのようにして模様表示処理のための準
備が完了したとき実行され、CRT60Gに現在
表示されているメニユー画面1をクリアし、次の
模様表示可能なメニユー画面2に変更し、表示す
る処理である。そして、そのメニユー画面2上
に、入力作業に応じた刺繍模様が表示され(ステ
ツプ303)、操作者は視覚的な模様の確認作業
が可能となる。また、以上の処理に次いで実行さ
れる編集処理ステツプ304とは、メニユー画面
2上で刺繍のための模様を視覚確認しつつ所望の
変更、修正を加えて最終的に希望する刺繍模様を
作り出すための処理であり、こうしてCRT60
G上に表示された模様に従つて刺繍データが作成
される。
以上の一連のメインプログラムの処理は、
「BACK」キーが押圧されるとリセツト状態とな
り再びステツプ300へと戻つて更に新たな刺繍
模様の創作が可能となるのである。
このように、主たる処理手順に従いつつ刺繍模
様のCRT60G上での作成が実行されるのであ
る。以下に、上記した各ステツプの処理を更に詳
細に説明する。
第18図が、前述のステツプ300の処理によ
りCRT60Gに表示されるメニユー画面1の表
示例である。画面は大きく4つのブロツクB1〜
B4に分割されている。ブロツクB1は、前述し
たハードデイスク60Fに格納されている多くの
パターンデータの中から、現在希望するパターン
はどのスタイル(書体)のものであるかを指定す
るスタイル指定ブロツクである。ここのブロツク
で指定されたスタイルのフアイル(第7図参照)
がオープンされ、以下その下位のインデツクス検
索用フアイル、インデツクスフアイル、データフ
アイルとして検索されて希望するパターンのデー
タ、すなわち、コラムデータが読み出されるので
ある。
ブロツクB2は、自由に選択できるパターンの
編集項目が掲げてある領域で、各パターンをここ
では「Letter」と表示し、その大きさ、各パター
ン間の表示間隔、高さ、縫い密度、傾斜角度、コ
ラム幅の拡大・縮小、パターン幅の拡大・縮小、
更にはサテンステツチやタタミ縫い等の縫い方法
の選択、刺繍糸の色といつたパターンを刺繍する
際に変更、修正できる全ての項目が表示されてい
る。
ブロツクB3は、複数のパターンで一つのまと
まつた組(以下、グループという)を構成したと
き、そのグループ全体に係わる刺繍模様の形式を
設定する領域である。第19図〜第23図に示す
ように複数のパターンからなる一つのグループの
表現方法としては、縦、横、斜め、そして円弧上
への配列と多様である。そこでこのグループの配
列をどの様にするかをDispositionに設定する数
字1〜6で決定する。ここで数字「1」は第19
図、第20図のような横配列、「2」は第21図
のような縦配列。「3」は第22図のような右上
がりの斜め配列、「4」は第23図のような右下
りの斜め配列を、および数字「5」、「6」はそれ
ぞれ図示しない上円弧配列、下円弧配列を表わ
す。Center or Leftとは、Dispositionを「1」
に設定したときに第19図、第20図に示すよう
にグループの原点を全グループの中点に設定し
て、いわゆるセンター振り分けで表示するか、あ
るいはグループの先端をグループの原点として左
づめで表示するかを選択するもので、数字「0」
がセンター振り分けを数字「1」が左づめを表わ
す。Height Intervalは、Dispositionを「3」、
「4」を設定したときに意味を持つもので、第2
2図、第23図で示すように隣接するパターンを
上下方向(Y方向)にどれ程づつ変位して斜め配
列とするかを与えるものである。また、Radius
はDispositionの設定が「5」、「6」の円弧配列
に際して、円弧の半径をどれ程とするかを設定す
る変数、LF Intervalはグループ相互のY方向変
位を設定する変数、を表わしている。
ブロツタB4は、選択したパターンが表示され
る領域であり、図は英数字「ABC」、「abc」、
「123」の三文字からなる三つのグループを例示し
ている。これらのパターンは、上記した各ブロツ
クでどの様な刺繍模様としたいかを決定した後
に、キーボード60Dの対応するキーを押圧する
ことで特定される。
以上が、メニユー画面1の作業事項であるが、
本実施例では上記メニユー画面1の設定を次のよ
うに変更することができる。多針刺繍ミシン10
の各頭には多くの縫い針があり、これらの各縫い
針にはそれぞれ所望の刺繍糸を装着することがで
きる。従つて、前述したブロツクB2で刺繍糸の
色の設定(Color Code)を実行する際には何番
目の縫い針に何色の刺繍糸が装着されているかは
各システムによつて異なるものであり、個々に設
定可能であることが望ましい。そこで、本実施例
では縫い針の番号と刺繍糸の色との関係を自由に
変更できるように、かつ、その状態を一目で把握
するためCRT60Gに表示するように、構成さ
れている。
第18図ブロツクB2の最下部に表示されてい
る「Color Code」の行右方には、長方形の欄が
7個設定され、ここにはそれぞれ異なる色相の表
示がなされている。この欄が縫い針1〜7(本実
施例の多針刺繍ミシン10は5針までを使用)の
各針に装着される刺繍糸の色に対応しているもの
で、左端が縫い針「1」にセツトされた刺繍糸の
色、次が縫い針「2」にセツトされた刺繍糸の
色、…と視覚確認可能とされている。このため、
前述した各パターンの色の設定に際しては7つの
欄の中から所望の色を視覚確認しつつ選択し、そ
の選択した色が左から何番目の欄の色かをキーボ
ードから入力(図は「1」をキーボードから入力
した状態を表わしている)すれば、縫い針の番号
が設定できる。
上記色の設定は、ROM60Bに記憶されてい
る第24図のフローチヤート、およびハードデイ
スク60Fに格納される第25図のカラーコード
テーブルを用いてなされる。ここでカラーコード
テーブルとは、1〜7の縫い針の番号に対応した
七つのテーブルに色相に対応した七つのカラーコ
ードを設定するものである。第26図が本実施例
のカラーコードとCRT60G上に表示される色
との対応表である。すなわち、例えばカラーコー
ドが「1」であればCRTコントローラ60Hは
ビデオRAM60Jの所定の表示情報を三原色
(赤・青・緑)の中の青色のみで表示する。
メニユー画面1の表示中でカラー表示が制御し
たい多針刺繍ミシン10に装着される刺繍糸の色
と異なるとき操作者はキーボード60Dを操作し
て、第24図のフローチヤート処理をCPU60
Aに実行させる。CPU60Aは初めにカウンタ
ーCを「1」にセツトして(ステツプ310)、
操作者からのキーボード60Dを用いたカラーコ
ード入力を受け付ける(ステツプ311)。カラ
ーコードが入力されたならば、その値が表わす色
(第26図参照)でCRT60G上の左からC番目
の長方形の欄が塗り替えられ(ステツプ312)、
第25図に示したカラーコードテーブルのテーブ
ルNo..「C」のカラーコードも同様に書き替えら
れる(ステツプ313)。こうしたカラー表示お
よびカラーテーブルの変更の毎にカウンタCの内
容は1づつインクリメントされ(ステツプ31
4)、その内容が7以上となるまでは再度ステツ
プ311〜ステツプ314を繰り返し実行し、7
以上となつたときハードデイスク60Fへ変更さ
れたカラーコードテーブルを格納して(ステツプ
316)本ルーチンを終了する。
上記説明のように、メニユー画面1に基づいて
必要な入力作業が完了すると(第17図ステツプ
300)、次いでオートスケールセツト、グルー
プ原点セツト(同図ステツプ301)が実行され
る。
第27図、第28図および第29図がステツプ
301の処理を詳細に表わしたフローチヤートお
よびその説明図である。メニユー画面1でブロツ
クB4に表わされる各パターンは所定のグループ
区切、例えばキヤリジリターン・キーを押圧する
ことでグループ毎に編制されて行を異にして表示
される(第18図参照)。このときのグループ区
切の操作が何度実行されたかを記憶することでグ
ループ数が容易に判明するが、オートスケールセ
ツト、グループ原点セツトの処理では、初めにこ
のグループ数を確認し(ステツプ320)、次い
で全グループについてグループとしての占有領域
やグループ毎の原点を算出する(ステツプ32
1)。この算出には、前記メニユー画面1のブロ
ツクB2で入力された各パターンの幅や高さを文
字間隔とともに加算し、また、ブロツクB3で入
力されたそれらのパターンの配列方式や表示位置
等を考慮することで算出できる。第28図がその
算出の一例である。図は「AB」、「1234」、「ab」
の三つのグループを横配列、センター振り分けで
表示する例である。グループ「AB」はセンター
振り分けの中心に設定されるグループ原点(0,
0)からともにパターンの幅±WだけX方向に領
域を必要とし、パターンの高さHだけY方向の領
域を必要とする。また、グループ「1234」は上記
グループ「AB」のグループ原点よりLF
Intervalの値LだけY方向に移動した(0,−L)
の点に原点が設定され、ここからX方向に2個の
パターンの幅2W、Y方向にパターンの高さH、
の領域を必要とする。同様にグループ「ab」に
ついてもグループ原点(0,−2L)、X方向±W、
Y方向Hが必要となる。
こうして各グループ毎にグループ原点および占
有領域が求められると、次いで全グループとして
の占有領域(X,Y)の最大値、最小値が算出さ
れる(ステツプ322)。これは第28図に示す
ように前記した各グループについてのX座標値、
Y座標値の最大、最小値を抽出するもので前例に
従えば第28図に示すように全グループの最小値
minは(−2W、−2L)、最大他maxは(2W、H)
となる。
続いて、処理されるステツプ323では刺繍原
点が算出される。刺繍原点とは、全グループを取
りまとめて一つの刺繍模様としたとき、その中に
唯一設定される原点である。本実施例では第1番
目のグループ原点と刺繍原点とを一致して定義す
ることとしている。
最後には、スケール値の算出が行われる(ステ
ツプ324)。これは、刺繍模様を実寸大でCRT
60Gに表示するのではあまりに大き過ぎると
き、自動的に縮小して全模様が表示画面に納まる
ようにするための処理である。本実施例では、第
29図に示すようにCRT画面に表示可能なX座
標値CRT−X、Y座標値CRT−Yの範囲内に刺
繍模様が入るように刺繍模様の幅(X座標)、高
さ(Y座標)を順次1/2倍し、(1/2)nで
全模様がCRT画面内に納まるとき、そのX方向
の長さをLEN−Xとするとき{(CRT−X)−
(LEN−X)}/2=IN−X、Y方向の長さを
LEN−Yとするとき{(CRT−1)−(LEN−
Y)}/2=IN−Y、の値IN−X、IN−Yを
CRT画面の左右、上下に空白として刺繍模様の
表示を行う。従つて、第29図に示すように
CRT画面の中央に美的に刺繍模様が表示される。
なお、上記のようにして自動的に算出された倍率
(1/2)nを操作者に教示するために、基準とな
る長さの直線が同じ縮尺でCRT画面の隅に表示
されたり、縮尺が数値表示される等の構成が採用
されている。
以上のごとく実行される各パターンおよび各グ
ループの種々の設定が行われる度に、CPU60
Aは第30図A,Bに示すワードおよびグループ
毎のパラメータテーブルを作成し、RAM60K
に記憶する。ワードパラメータテーブル第30図
Aは、刺繍模様を形成する一つのパターン毎に作
成され、上述したメニユー画面1で決定された全
事項を含むパターンの刺繍に際して必要な情報を
格納している。セグメントおよびオフセツトと
は、第7図で前記したデータフアイルのコラムデ
ータ格納先を与える番地情報を表わしている。ま
た、文字原点X座標およびY座標は、前記のごと
く決定されたグループ原点からの変位を、文字サ
イズはメニユー画面よりレターサイズとして入力
した値を、記憶する領域である。文字回転角度お
よびミラーイメージNo.は、後述するメニユー画面
2以後の入力操作により指定されるパラメータの
格納先である。文字幅1はデータフアイル(第7
図参照)に格納されているプリセツト値としての
文字幅値を記憶する領域、そして文字幅2はメニ
ユー画面1からの文字サイズ、文字幅%値等の入
力値によつて定まる値が格納される。文字間隔、
イタリツク角度、カラーNo.、ステム、タタミ縫い
間隔等も総て前記したメニユー画面1からの入力
値の格納先である。回転の中心X座標およびY座
標は、後述のメニユー画面2以後の操作で決定さ
れる値の格納先であるが、ここにはパターンを単
独で回転するとき、その回転の中心座標(X,
Y)がそのパターンの原点(文字原点)からどの
程度変位しているかを示す情報が納められる。ま
た、文字幅%値は上記した文字幅1の変更%値
を、ステツチインターバルはコラムの縫い点算出
で説明したステツチ密度を、ジヤンプインターバ
ルは1針当りの移動できる縫い点距離の最大値
を、文字高%値はプリセツトされている文字高さ
の変更%値をそれぞれ格納する。遊び点の座標
(Xn,Yn)は、後述するメニユー画面2におい
て設定される任意の座標点で、パターンの原点
(文字原点)からのオフセツト値がそれぞれ入力
される。
グループパラメータテーブル(第30図B)
は、複数のパターンの集合として定義されるグル
ープに特有のパラメータを記憶する領域である。
配列には前記Dispositionの設定番号を、センタ
ー振り分けまたは左づめには前記Center or Left
の設定番号を、Hight Intervalには前記メニユー
画面1の設定値を、半径には前記Radiusの設定
値を、円弧配列中心角度には円弧配列時にグルー
プの中心を90゜または270゜のいずれをとるか、す
なわち上円弧または下円弧にいずれで配列するか
を、LF INTERVALには前記メニユー画面1の
設定値を、それぞれ格納する。グループ先頭文字
COUNTおよびグループ文字COUNTには、本グ
ループを構成する複数のパターンの先頭データの
存在する番地およびグループの文字数が格納され
ており、グループのパターン情報存在範囲を表わ
す。GROUP−GENTEN−X,Yとは、刺繍原
点から本グループのグループ原点がどれ程変位し
ているかを与える情報が記憶される。なお、前述
のように第1グループのグループ原点に刺繍原点
が自動的に設定されることから、第1グループの
このテーブルの値は(0,0)となる。また、
MIN−X,Y座標、MAX−X,Y座標とは、前
述したグループ全体としての占有面積を与える情
報を格納する領域である。
このように、グループパラメータテーブルおよ
びパターンパラメータテーブルは、メニユー画面
1で設定された全内容を含む情報量を有する。従
つて、この各テーブルの内容が決定されたなら
ば、メニユー画面1の設定画面を簡単に再現でき
る。
メニユー画面1を用いた操作者の入力がなさ
れ、説明のごとき情報処理が完了すると、CPU
60Aは第17図におけるメニユー画面2の表示
処理(ステツプ302)、模様表示処理(ステツ
プ303)を実行し、編集処理(ステツプ30
4)に移行する。第31図ないし第34図がこれ
らの処理を詳述するための説明図である。
第31図に示すように、CPU60AはCRTコ
ントローラ60Hに働きかけて第18図に示した
メニユー画面1をクリアし、図示のようなメニユ
ー画面2の表示を行う。図においてブロツクB
2,B3,B4がメニユー画面2にあつてステツ
プ302の処理で必須的に表示される部分であ
り、ブロツクB2は第32図A,B,Cに示すよ
うな各コマンドを絵文字で表示した、いわゆるア
イコンがサイクリツクに表示される表示部、ブロ
ツクB3は上記アイコンにより指定したコマンド
の下位に属するコマンドが表示されるコマンド表
示部、およびブロツクB4は上記のごとく指定し
た各コマンドに基づく処理を行う対象となるパタ
ーンやグループがこれであるかを表示するチエツ
ク表示部である。
第31図に示すメニユー画面2にあつて最も大
きな面積を占めるブロツクB1は、続くステツプ
303の模様表示処理を実行した結果が表示され
る模様表示部である。すなわち、メニユー画面1
の設定で刺繍したいスタイルの文字、その大きさ
や傾き、また複数文字の集合としてのグループの
配列等が決定され、これらのデータを基に刺繍を
実行したときに得られる刺繍模様は完全に特定さ
れることになる。そこで、これらのデータから得
られる刺繍模様のシユミレーシヨンをCRT60
Gの表示画面上に実行するのである。
第33図はステツプ303の模様表示処理をよ
り詳細に表わしたフローチヤートである。メニユ
ー画面1で入力された全てのグループについての
情報を記憶しているグループパラメータの読み込
み(ステツプ330)の後に、そのグループの配
列(Disposition)の値が判定される(ステツプ
331)。この値に応じて、「1」ならば横配列
「2」ならば縦配列、…、と各グループを構成す
る各パターンを配列する(ステツプ332〜ステ
ツプ339)。このとき、横配列(値「1」)に限
つてはセンター振り分けまたは左づめのいずれの
表示をなすべきかの判断(ステツプ332)がな
される。こうして、一つのグループの配列が完了
すると全グループの処理が完了したか否かを判断
し(ステツプ340)、全グループの処理完了ま
で前記ステツプ330ないしステツプ339の処
理を繰り返し実行した後に前述のステツプ304
へと移行する。なお、この全グループの表示に際
しては、第31図に図示するように各パターンを
コラムの集合として表示する。すなわち、各パタ
ーンのデータフアイルに格納されている4点ある
いは5点コラムの各点を結ぶコラムの輪郭のみを
表示し、第11図ないし第16図で前述した一針
毎の仔細なデータ表示は実行しない。第31図よ
り明らかなように、コラムの集合としての表示で
も刺繍模様を把握することは容易であり、それ以
上の仔細な情報の表示を実行することに起因する
CPU60Aの負荷の増加を回避してシステムの
簡略化、および処理速度の向上を達成している。
図において、各グループを囲む細線にて表示した
長方形の右上頂点、左下頂点が前述した各グルー
プのMAX、MINの座標位置を、各パターンの左
下に示す+印がそのパターンを表わす複数のコラ
ムの原点となる文字原点を、各グループの中央底
辺に印されている●印がそのグループのグループ
原点を示している。刺繍原点は最上部のグループ
のグループ原点と重複した位置に定義されてい
る。
こうしてメニユー画面2によつて、前記メニユ
ー画面1で設定した刺繍模様を視覚的に確認する
ことができるのであるが、前述したメニユー画面
1のように単なる数値で入力した刺繍模様のデー
タであるがゆえにメニユー画面2に第31図のよ
うに表示された刺繍模様を変更・修正したい場合
が想定される。この様な場合に活用されるのが編
集処理(ステツプ304)であり、この処理の詳
細なフローチヤートについて次に説明する。
第34図A,Bがステツプ304の編集処理を
詳細に表現したフローチヤートである。図示のよ
うにこのフローチヤートは、多数の処理が任意に
選択可能とされている分岐処理を行う。これ程に
多くの処理に対してのコマンドを操作者が記憶す
ることは非効率的であり、操作性が低下すること
にある。そこで、本実施例では前記第32図に示
したマイコンをマウス60Cで視覚的に指示して
コマンドの入力が行われるように構成している。
ステツプ304の編集処理が開始されるとまずマ
ウス60CによつてCRT60Gの画面上のどの
表示が指示されたかを入力し(ステツプ350)、
それが第32図に示したアイコンの表示されるア
イコンエリア内のものであるか否かを判断する
(ステツプ351)。アイコンによる編集処理の他
に、アイコンの表示を第32図Aの状態からB図
あるいはC図に変更したり、この編集処理を終了
する等のメインコマンドが用意されているため、
どのコマンドが指示されたかを判断するのであ
る。アイコンエリア外であるときには処理は第3
4図Bのステツプ380以下の処理へ移行し、ア
イコンエリア内であるときにはアイコンページ
(第32図のA,B,Cがページ1,2,3に対
応)の指示されたアイコンの処理(ステツプ35
2〜ステツプ372)が実行される。各アイコン
の処理は更に後述するフローチヤートを用いて詳
細に説明し、ここではメインコマンドが指示され
たときの処理について述べる。まず、ステツプ3
51にてアイコンエリア外であると判断される
と、続くステツプ380でメインコマンドである
か否かの判断がなされる。メインコマンドでない
場合には、マウス60Cにより指示位置が不当で
あるため再入力を促すために再びステツプ350
へと戻る。また、メインコマンドであるときに
は、該メインコマンド中のどのエリアの指示がさ
れたかに応じて処理が進められる。すなわち、ア
イコン次頁が指示されていたならばアイコンエリ
アの表示を第32図のAからB、BからC、Cか
らAとサイクリツクに変更し(ステツプ381)、
アイコン前頁が指示されていたならば逆にアイコ
ン表示を前回表示内容に戻す処理(ステツプ38
2)が実行される。また、「EXIT」が指示され
ていたときは、編集処理の終了が指令されたと判
断し終了フラグであるEXIT−FLGをリセツトす
る(ステツプ383)。このようにマウスの指示
位置に応じた処理の後に、ステツプ384が実行
され、前記終了フラグが「0」のリセツト状態で
あれば本編集処理を終了して前記第17図のメイ
ンプログラムのステツプ305へ移り、それ以外
であれば再びステツプ350へ戻つてマウス60
Cからの入力待ち状態となる。
次に、前記ステツプ353〜ステツプ372の
各編集処理細部について各々説明する。
第35図は、マウス60Cによりアイコンエリ
アの「A」を指示したときに特定される前記ステ
ツプ353のLETTER WIDTH処理を詳述した
フローチヤートである。この処理は大きく4つの
部分に分けられる。この一はステツプ401〜ス
テツプ404の導入処理、二はステツプ406〜
ステツプ411の対象特定処理、三はステツプ4
12〜ステツプ418のグループ編集処理、四は
ステツプ419〜ステツプ424の文字編集処理
である。
導入処理にあつては初めに前記メニユー画面2
内のブロツクB3であるコマンド表示部に、対象
特定処理に必要な各コマンド「GRP.INC」、
「GRP.DEC」、「CAR.IBC」、「CAR.DEC」を表
示する処理を行う(ステツプ401)。各コマン
ド表示部に表示されるコマンドは以下の説明から
分かるように一斉に切り替わり、三種の表示が可
能とされている。この三種のコマンド表示にそれ
ぞれ数字を対応させ、以下コマンドページ「0」、
コマンドページ「1」、コマンドページ「2」と
いう。次いでマウス60Cからの入力を受け付け
(ステツプ402)、その入力が「EXIT」であれ
ば前記ステツプ350へ戻つて他の編集処理を可
能とし、それ以外であればコマンドページに沿つ
た処理へ進む(ステツプ404)。この処理の初
回にあつてはステツプ401でコマンドページ
「0」が設定されているためステツプ405〜ス
テツプ411の対象特定処理へと移る。ここでは
編集処理を施したい模様の特定が行われる。特定
はグループ単位でも文字単位でもよく、初期状態
においてメニユー画面2上に表示された第1グル
ープ先頭文字の文字原点を表示していたカーーソ
ルは、マウス60Cにより「GRP.INC」のコマ
ンドエリアを指示すれば次の第2グループの先頭
文字の文字原点を表示するようにグループ前進を
行う(ステツプ406)。逆に「GRP.DEC」の
コマンドエリアが指示されたときはグループが後
退する(ステツプ407)。「CAR.INC」は、特
定グループ内の文字を更に特定したいときに利用
されるコマンドエリアで、このエリアがマウス6
0Cで指示されるとグループ内の文字原点を表示
していたカーソルが第1番目の文字から第2番目
へ、…と前進する(ステツプ408)。そして、
この処理と逆の処理がステツプ409で実行され
る。こうして所望のグループまたは文字が特定さ
れるまでステツプ402〜409の処理を繰り返
した後に「SCROLL」のコマンドを指示すれば、
前記メニユー画面2内のブロツクB4であるチエ
ツク表示部に該当キヤラクタが表示され(ステツ
プ410)、次いでコマンドページ「1」が設定
される(ステツプ411)。従つて再びステツプ
402へ戻つた処理はステツプ404のコマンド
ページ判定処理に分岐して次のグループ編集処理
(ステツプ412〜ステツプ418)に移る。こ
の処理に入ると、メニユー画面2のコマンド表示
部には「G・WIDTH+」、「G・KIDTH−」、
「WIDTH.ST」、「RATIO.ST」、「SCROLL」の
文字が表示される。「G.WIDTH+」のコマンド
が指示されたときには、前記特定したグループの
全文字の幅がメニユー画面2の「RATIO」の表
示部分に表示されている数値分だけ増加するよう
に再計算される(ステツプ413)。「G.WIDTH
−」は逆に「RATIO」の表示数値分だけ文字幅
を減少させる(ステツプ414)計算を、また
「WIDTH.ST」は上記再計算する際の
「RATIO」の数値としてキーボード60Dから
の直接入力値を利用する処理(ステツプ415)
を指示するコマンドである。こうした再計算の結
果を利用してステツプ413〜ステツプ415の
いずれかの処理の後には該当グループの再表示が
実行され(ステツプ416)、文字幅を所望値だ
け増減できることになる。また、「RATIO.ST」
が指示されたときには上記「RATIO」に表示さ
れる数値をキーボード60Dからの入力値とする
処理が実行され(ステツプ417)、前記した
「G.WIDTH+」、「G.WIDTH−」の一回の操作
で増減させる文字幅のRATIOが変更される。こ
うしたステツプ402〜ステツプ404およびス
テツプ412〜ステツプ417の処理により該当
グループの再表示を終えたとき、あるいはこのコ
マンドページ「1」の上記した処理が必要でない
ときには、「SCROLL」をマウス60Cで指示す
るとステツプ418が実行され、続くコマンドペ
ージ「2」が設定されて文字編集処理(ステツプ
419〜ステツプ424)へと移行する。この文
字編集処理では、上記したグループ編集処理と同
様の幅変更の編集が各文字単位毎に行われる。こ
のとき、コマンド表示部に表示される「L.
WIDTH+」をマウス60Cで指示すれば該当文
字が「RATIO」に表示される変化分で幅増加の
再計算がなされ(ステツプ420)、「L.WIDTH
−」を指示すれば同様の変化分で幅減少の再計算
がなされ(ステツプ421)、また、「WIDTH.
ST」を指示すればキーボード入力値に応じて幅
増減の再計算がなされる(ステツプ422)。そ
して、上記ステツプ420〜ステツプ422いず
れかの再計算の結果がステツプ423によつて
CRT60G上に再表示されて編集作業が終了す
る。このコマンドページの処理が必要でなくなつ
たときには「SCROLL」を指示することで再度
コマンドページ「0」に設定することもできる。
以上がWIDTHの編集処理であるが、上記説明
からも明らかなように、この処理を選択すること
でメニユー画面2に表示された模様のグループあ
るいはその中の文字を自由に幅の広にものとした
り、逆に細いものとする等の変更ができる。
第36図は、第32図のアイコンで凹凸レンズ
が表示されるエリアを指示したときに実行される
SIZE処理の詳細フローチヤートである。図より
明らかなように、本フローチヤートは前記第35
図と同様の構成で、ステツプ431〜ステツプ4
41の処理は前記ステツプ401〜ステツプ41
1のそれと同一である。また、コマンドページの
変更、RATIOに表示されている数値に基づいた
変更を加えたり、キーボードからの入力値に基づ
いた変更を加えるといつた構成も同一である。す
なわち、今回は特定したグループや文字を
RATIOの表示値あるいはキーボード入力値を用
いて再計算する際に、パターンの大きさを変更す
るよいにした点のみが相違(ステツプ433〜ス
テツプ445、ステツプ450〜ステツプ45
2)しているにすぎない。この編集処理の実行に
よつて、該当グループやその中の文字を自由に拡
大、縮小できるのである。
以下、同様にしてアイコンの間隔を表わす絵文
字を指示したとき、文字Aが傾斜した絵文字を指
示したとき、絵文字STMを指示したとき、それ
ぞれ処理される「INTERVAL」、「ITALIC」、
「STEM」の詳細なフローチヤートを第37図、
第38図、第39図に示す。これらも図から容易
に理解される通りに前記第35図、第36図と同
様の構成であり、単に再計算によつて文字と文字
とも間隔、文字の傾斜角度、文字を刺繍する際の
太さ(コラムの幅)、をそれぞれ変更の対象とし
ている。
第40図は、上述同様にアイコンによる指示で
実行される回転処理のフローチヤートである。こ
の処理も上述同様にグループや文字の特定、その
後のRATIO表示値あるいはキーボード入力値に
基づいた編集処理を実行するものであり、全体の
流れは同一である。しかし、回転編集の自由度を
増す目的からコマンドページ「1」のときの
「CENTER」を指示するときに以下のような独特
の処理を実行する。第41図に図示のごとく、各
文字は文字原点を中心とした位置データとして表
現されている。従つて、これらの数値を回転角度
θを用いて再計算して得られる結果は必ずこの文
字原点を中心として文字を回転させる処理しか実
行できない。そこで、この「CENTER」コマン
ドを実行してマウス60Cを用いて文字を回転す
るときの中心となる「回転の中心」を設定するの
である。このコマンドによつて「回転の中心」
(文字原点からの座標a,b)を指定すると、
CPU60A内部では前述した対応する文字のコ
ラムデータを第42図のフローチヤートのプログ
ラムに沿つて座標変換し、以後の回転処理を実行
するように動作する。すなわち、前記コラムデー
タをまず「回転の中心」を原点とした座標データ
に変換し(ステツプ500)、この変換後のコラ
ムデータをRATIO表示値あるいはキーボード入
力値である回転角度θを用いて回転させ(ステツ
プ501)、最後に該回転結果を元の座標系、す
なわち文字原点の座標系に再変換するのである
(ステツプ502)。
上記第42図の文字の回転ルーチンを第40図
の「CENTER」コマンドで読みだし、実行する
ことで種々なる形態の回転が可能となり、所望の
刺繍模様を作成する際の手助けとなる。
第43図は、第32図A中から三原色である
R,G,Bの文字と矢印とからなる絵文字を指示
したときに処理されるCOLOR処理である。これ
も上述同様に編集の対象を決定するコマンドペー
ジ「0」の次に、実際に編集(色の変更)を実行
するコマンドページ「1」が用意されている。コ
マンドページ「1」にあつて「COLOR」のエリ
アを指示すれば、以前のコマンドページ「1」に
おいて特定されてたグループあるいは文字を確認
するためにメニユー画面2のブロツクB4に表示
の文字の色がサイクリツクに変化する。色相を視
認しながら変更する色を決定できるのである。そ
して、色相が決定された後は同コマンドページ
「1」の「G・COL.ST」あるいは「1.COL.ST」
を表示すれば特定されていたグループ全部の文字
の色相あるいは1文字の色相が確認表示部(ブロ
ツクB4)の文字の色と同一となり表示される。
第44図は、第32図Aの手鏡状の絵文字をマ
ウス60Cで表示したときに処理される
MIRROR IMAGEのフローチヤートである。こ
のフローチヤートは前記第43図のCOLORのフ
ローチヤートと同様の構成であることが図より明
確である。すなわち、このプログラムの処理にあ
つては、編集の対象である文字を特定の後にコマ
ンドページ「1」にあつて「MIRROR」を指示
すればブロツクB4の確認用の文字として表示さ
れる「F」のミラーイメージが変更となり、その
後に「G.MIR.ST」あるいは「1.MIR.ST」を指
示したとき確認用文字のミラーイメージと同様に
特定したグループの全文字あるいは1文字のミラ
ーイメージが変更される。ここでミラーイメージ
とは、模様作成の効率化を目的として創設したも
ので、第45図に示すようにミラーイメージNo.を
変更すると文字が90゜づつ回転したり、反転した
り等あたかも文字を鏡に写したように変化させる
ことが可能となる。
第46図は、第32図Bのアイコン表示中で文
字「A」と矢印とで描かれたエリアを指示したと
きに実行される文字移動の処理を詳述したフロー
チヤートである。このフローチヤートもその導入
部分とコマンドページ「0」の部分は以前に説明
した各フローチヤートと同一であり、コマンドペ
ージ「1」の編集処理が文字移特特有のものであ
るため、以下このコマンドページ「1」の処理に
つき説明する。コマンドページ「1」にあつて
「CAR.MOVE」のコマンドが指示されたときの
処理が文字移動の実行に関与するもので、始めに
マウス60Cの入力が受け付けられる。マウス6
0Cを操作することCRT60Gの画面上をカー
ソルが縦横に移動するが、その任意の位置をマウ
ス60Cをクリツクして入力するのである。次に
その入力した位置が文字の移動を許容する位置で
あるか否かを判断し、許容範囲でなければ再度マ
ウス入力を促す。許容範囲であるとき、コマンド
ページ「0」において特定された該当文字が消去
され、次式によつて該当文字の文字原点の移動量
△x,△yが算出される。
△x=x1−(x0+xg0) △y=y1−(y0+yg0) ただし(x0,y0)は刺繍原点の画面
上の座標。(xg0,yg0)は(x0,y0)を
原点とする該当文字の属するグループの
グループ原点の座標。
(x1,y1)はマウス入力の画面上の座
標。
こうして文字原点の移動量△x,△yが算出さ
れると、その移動量を従来の文字原点の座標に加
えてマウス60Cで指定した任意の位置を文字原
点の位置として該当文字が再表示されるのであ
る。
第47図は、第32図Bのアイコン表示中で文
字「G」と矢印とで描かれたエリアを指示したと
き実行されるグループ原点移動処理のフローチヤ
ートである。前記文字移動とほぼ同一の構成で、
コマンドページ「1」において「GRP.MOVE」
エリアを指示したときの動作がグループ原点特有
である。ここでは、まず前記同様にマウスス60
Cの入力値として許容範囲内の移動位置を入力す
る。その後、コマンドページ「0」で特定された
グループがグループ番号「1」か否かを判断す
る。これは前述したように、本実施例ではグルー
プ番号「1」のグループ原点と刺繍原点とを一致
させているため、グループ番号「1」のグループ
原点移動には刺繍原点を同様に移動位置にセツト
する必要があるからである。従つてグループ番号
「1」のグループ原点、移動にあつては、まず刺
繍原点の移動位置(x1,y1)へのセツトが行わ
れ、次いでグループ番号「1」のLF
INTERVAL(LF1)のセツトが次式により実行
される。
LF1=b1+y1 ただしb1はグループ番号「2」のグ
ループ原点y座標値。
そして、相い次いで他のグループ原点が(an
−x1、bn−y1)として求められる。ここで、
(an,bn)はもとのn番目のグループ原点座標、
(x1,y1)はグループ番号「1」の新たなグルー
プ原点の座標である。こうして新たな原点座標の
算出およびLF INTERVALの算出が完了する
と、その値を用いて該当グループが再表示されて
グループ移動処理が完了する。
一方、該当グループがグループ番号「1」以外
であるときは前記のような他のグループのグルー
プ原点座標には何らの変更も生じないから、まず
該当グループ原点がマウスの指定位置へセツトさ
れ、かつ該当グループのLF INTERVALが再計
算される。そして、該当グループより1だけ前の
グループのLF INTERVALがLFn=bn+1−bn
として算出されて全てのパラメータの再計算を終
了し、該当グループの再表示を実行するのであ
る。
第48図は、アイコン表示が〇印と矢印とでな
される刺繍原点移動の処理を示すフローチヤート
である。ここではマウスにより許容範囲内の移動
位置の入力がなされると、総ての表示文字が消去
され、新たな刺繍原点のセツト位置を基準として
全文字の再表示が行われる。この場合は、刺繍原
点を座標の原点として設定される各グループのグ
ループ原点およびLF INTERVALの値に変更は
ない。
第49図は、アイコン表示X印によつて表現さ
れる遊び縫い点位置設定のフローチヤートであ
る。この処理は、刺繍模様に従つて刺繍ミシンに
より実際に実行するとき、各文字間に引き回され
る渡り糸が文字を刺繍する際に縫い込まれてしま
うことを未然に防止するものである。本プログラ
ムの処理に入ると、前記同様に文字の特定がコマ
ンドページ「0」によつて行われ、次にコマンド
ページ「1」へ移行する。このコマンドページ
「1」で「SET」を指示すると、マウス60Cか
らの位置入力が受けられて前記特定した文字の文
字原点からその入力した位置の座標が算出され、
パラメータの遊び点として記憶されるとともに
CRT60G上に表示される。また、「CLEAR」
が指示されたときには、マウス60Cから入力さ
れた位置に対応する前記記憶値が消去され、かつ
対応するCRT60G上の表示がクリアされる。
こうして文字パラメータに入力された遊び点があ
るとき、CPU60Aは一針データを作成する際
に、該当文字の刺繍を完了した後にその遊び点で
指定された位置を縫い上げ、その後に次の刺繍文
字の刺繍を開始するように処理する。こうするこ
とで渡り糸をCRT画面で自由に処置することが
でき、刺繍作業の効率化が図られる。
以上のようにして各アイコンを指示して画面上
で刺繍模様を編集するならば、その編集作業に応
じた再計算がなされる。この再計算は前記した第
30図A,Bのパラメータテーブルの所定箇所に
新たな値として記憶され、編集後の刺繍模様を表
わすデータが完成するのである。
その他に、上記した各アイコンの処理と同様に
グループパラメータテーブルの「配列」の値を変
更する編集処理も用意されている。これは、第3
2図Bに示す縦線と●印、横線と●印、円弧と●
印等のように配列が容易に理解できる表示とされ
ている。これらのアイコンを指示してグループパ
ラメータテーブルの配列の値を変更するならば、
該当グループのCRT表示が消去された後に、そ
の変更後の配列の値を用いて再表示される。これ
らの配列処理についてはメニユー画面1の情報か
らメニユー画面2のブロツクB1表示を実行する
際の処理とほぼ同一であるため、ここでは詳述し
ない。
第32図に示すように、アイコンにはC図に示
すような第3画面も用意されている。これらC図
のアイコンにより処理の開始されるものは、前述
したアイコンのA図、B図の編集処理によりメニ
ユー画面2のブロツクB1に所望の刺繍模様が完
成したとき等に使用するものである。
まず、文字「R」にて表示されるものは、リセ
ツト処理を行うアイコンコマンドである。このア
イコンを指示すれば前記説明のようにして作用さ
れたパラメータテーブルのデータ等が全てリセツ
トされ、次の新たな刺繍模様の創作を実行するこ
とが可能となる。
また、二重の四角形で表示される絵文字は、刺
繍データ作成の処理を開始するコマンドを表わし
ている。このアイコンを指示すると、前記した各
コラムを指定された縫い密度で縫い上げる一針デ
ータ(第11図、賃15図参照)、およびカラー
番号に基づいた針替えデータを作成する。このと
き、各針落ち点を結ぶ線分をカラー番号に応じた
色相でCRT画面に同時に表示することで、CRT
画面上に刺繍模様の完成をシユミレートすること
ができる。第50図は、上記シユミレートの結果
が表示されたところを示す説明図である。
紙テープを模擬した絵文字は、上記した刺繍デ
ータを各種の刺繍ミシンに実行させるための制御
コードとして穿孔テープに出力するコマンドであ
る。
更に、本実施例の刺繍模様作成装置60は、
FDD60Eを内臓するものであるから、アイコ
ンにもフレキシブルデイスクを模擬したものを用
意している。このアイコンを指示すると、刺繍模
様のデータが全てFDD60Eからフレキシブル
デイスクに記録され、不揮発的に記憶することが
できる。なお、このフレキシブルデイスクに記憶
するとき、データの形式を前記第30図A,Bの
文字パラメータ、グループパラメータのテーブル
情報として記憶するならば、刺繍模様を極めて小
領域の記憶エリアに格納することができる。
以上のように構成、動作する本実施例の刺繍模
様作成装置によれば、次のような効果が明らかで
ある。
各パターンはコラム情報として独立的に記憶さ
れているため、パターン毎のデータの変換、例え
ば、回転や拡大等や簡単に実行できる。しかも、
複数のパターンを構成要素としてグループが定義
され、各グループ毎にはグループパラメータテー
ブルが設定される。そして、このパラメータテー
ブルにグループに属するパターンの配列方法やグ
ループ間の距離、グループ原点座標等、グループ
に属する各パターンに共通のデータがストアされ
ている。
従つて、このグループパラメータテーブルの内
容を変更するだけの簡単な操作で、グループとし
ての統一性を失うことなく配列を変更したり全体
的に移動する等の刺繍模様の編集が可能となる。
この時、各グループには、座標原点(第31図に
●印で示すグループ原点)が定められているの
で、この点を移動することにより、グループ全体
を容易に移動することができる。
このため、多くのパターンの集合からなる複雑
な刺繍模様も、数個のグループという小模様の集
まりであると捉えることにより容易に刺繍模様の
創作ができ、かつ、作業時間を大幅に短縮するこ
ともできる。
なお、上記実施例に限定されることなく、グル
ープパラメータテーブルに多くのパラメータを用
意する等本発明の要旨を逸脱しない種々なる態様
で実現できることはもちろんである。
発明の効果 以上、実施例を挙げて詳述したように、本発明
の刺繍模様作成装置は、複数のパターンからなる
小さな模様を一つのグループとして座標原点を定
め、いわゆる小規模の集合として刺繍模様を定義
する。しかも、このグループについて、グループ
に属する複数のパターンの大きさ、書体等の形態
やパターンの配列方向、間隔等の位置関係の変更
といつた編集を行なうことができる。こうした編
集は、二次元表示画面に表示された刺繍模様を参
照しながら行なうことができ、しかも、一針デー
タに展開される以前に行なわれるから、刺繍模様
の創作が容易となり、その効率の向上に資する。
このように、本発明の刺繍模様作成装置は、多く
のパターンの組合せからなる複雑な刺繍であつて
も、その創作を短時間に実行することができる優
れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は実施
例の外観斜視図、第3図はその枠体駆動機構の説
明図、第4図はシステムの構成ブロツク図、第5
図はドライバーユニツトのブロツク図、第6図は
刺繍模様作成装置のブロツク図、第7図は実施例
のフアイル構造説明図、第8図A,B,Cはスタ
イル説明図、第9図A,Bおよび第10図のコラ
ムデータの説明図、第11図は4点コラムの説明
図、第12図はそのフローチヤート、第13図は
5点コラムの説明図、第14図はそのフローチヤ
ート、第15図は5点コラム縫い点の説明図、第
16図はそのフローチヤート、第17図は実施例
のメインプログラムのフローチヤート、第18図
はメニユー画面1の説明図、第19図ないし第2
3図はグループ配列の説明図、第24図はカラー
テーブル設定のフローチヤート、第25図、第2
6図はカラーコードとカラーテーブルとカラーと
の対応説明図、第27図はメインプログラムの一
部の詳細なフローチヤート、第28図、第29図
はその説明図、第30図A,Bはパターンパラメ
ータテーブル、グループパラメータテーブルの説
明図、第31図はメニユー画面2の表示説明図、
第32図A,B,Cはマイコン表示の説明図、第
33図はメインプログラムの一部の詳細なフロー
チヤート、第34図A,Bは同じくメインプログ
ラムの一部の詳細なフローチヤート、第35図な
いし第40図は第34図A,Bの一部の更に詳細
なフローチヤート、第41図は第40図の動作説
明図、第42図は同じく第40図の一部のより詳
しいフローチヤート、第43図、第44図は第3
4図A,Bの一部の更に詳細なフローチヤート、
第45図は第44図の動作説明図、第46図ない
し第49図は第34図A,Bの一部の更に詳細な
フローチヤート、第50図は刺繍データのシユミ
レーシヨン結果を表わす表示説明図、である。 10…多針刺繍ミシン、60…刺繍模様作成装
置、60A…CPU、60C…マウス、60D…
キーボード、60G…CRT。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 刺繍模様を構成する際の最小単位となる文
    字、記号等のパターンを複数記憶しているパター
    ン記憶手段と、 該パターン記憶手段の記憶している複数のパタ
    ーンの中から所望のパターンを選択するパターン
    選択手段と、 該パターン選択手段の選択した複数のパターン
    を互いに関係付け、該関係付けた複数のパターン
    に対して少なくとも全体の座標原点を定めてグル
    ープとして定義するグループ定義手段と、 該グループ定義手段の定義した各グループにつ
    いて、該グループに属する前記パターンの大き
    さ、書体等の形態および/または各パターンの配
    列方向、間隔等のパターン相互の位置関係を決定
    する形式決定手段と、 前記グループ定義手段により定義された各グル
    ープに属する総てのパターンを、前記定められた
    座標原点に従い、前記形式決定手段により各グル
    ープについて決定された形態および/または位置
    関係により、二次元表示画面に表示する表示制御
    手段と、 前記二次元表示画面上に作成されたパターンの
    形態および位置関係に基づいて、刺繍ミシンの実
    行する一針データを作成する一針データ作成手段
    と、 を備えた刺繍模様作成装置。
JP28754886A 1986-12-02 1986-12-02 刺繍模様作成装置 Granted JPS63139589A (ja)

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