JPH0215077Y2 - - Google Patents

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JPH0215077Y2
JPH0215077Y2 JP1984126951U JP12695184U JPH0215077Y2 JP H0215077 Y2 JPH0215077 Y2 JP H0215077Y2 JP 1984126951 U JP1984126951 U JP 1984126951U JP 12695184 U JP12695184 U JP 12695184U JP H0215077 Y2 JPH0215077 Y2 JP H0215077Y2
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JP
Japan
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seal
reciprocating
seal ring
spring
piston
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JP1984126951U
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JPS6141962U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダとピストンのように相対に
嵌合し、軸方向に往復動する部材間に装着使用さ
れる往復動シールの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、この種往復動シールとして、第3図
および第4図に示すように、フツ素樹脂またはポ
リアミド樹脂等の潤滑性に富んだ材料より製せら
れた断面長方形状のシールリング1とゴム状弾性
材により製せられた断面円形または長方形状のバ
ツクアツプリング2,3とを組み合わせたものが
知られている。同図中、aとbは相対に嵌合して
軸方向に往復動するシリンダとピストンの一部を
示し、当該往復動シールは、後者ピストンbの周
面に周設された溝c内に装着されている。シール
リング1はシリンダaの内壁と密接摺動し、バツ
クアツプリング2,3の圧縮歪による弾発力によ
り、該シールリング1へシリンダaに対する密接
力が付与されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記往復動シールにおいて、ゴム状弾性材製に
なるバツクアツプリング2,3は、製作精度およ
び使用時の圧縮歪と密封性能との関係から、通
常、つぶし率(△H/H×100)を10〜20%とる必要 があり、該バツクアツプリング2,3が中実であ
ることから、シールリング1にかかる力、すなわ
ち該シールリング1の初期面圧(作動圧がかかつ
ていない状態の面圧)が密封に要する面圧より過
大となつている。すなわち摩擦抵抗による仕事の
損失が大きく作動圧が低い場合(たとえば、空気
圧作動の場合)、ピストンbの作動にスムーズさ
が欠けることになる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の往復動シールは、上記問題点に鑑み、
シール摩擦抵抗の低減を図ることを目的とし、こ
の目的を達成するため、2相対運動部材の一方の
部材に形成された装着溝に装着され、他方の部材
と摺接する往復動シールにおいて、フツ素樹脂ま
たはポリアミド樹脂等の潤滑性に富んだ材料によ
り成形され、前記他方の部材と摺接するシールリ
ングと、前記シールリングを支持するゴム状弾性
材製のバツクアツプリングとを有し、前記バツク
アツプリングの、前記装着溝の溝底部と向かい合
う面に、前記溝底部へ向けて多数の柱状突起を点
在突設し、かつ同じ面の軸方向一端部近傍に、環
状のシールダム部を設ける構成とした。
〔作用〕
上記構成を備える本考案の往復動シールは、前
記バツクアツプリングのシールダム部と多数の突
起を、ピストンの装着溝の底面に押し付ける形で
装着されるもので、作動流体の圧力が零ないし小
さい場合、シリンダに対するシールリングの密接
力(面圧)は、主に、前記多数の突起の圧縮歪に
よる弾発力によつて構成されるため、この突起の
形状や、個数や配列等をあらかじめ調節すること
により密接力(面圧)を小さくでき、その結果、
摩擦抵抗を小さくすることが可能となる。このと
き、バツクアツプリングのシールダム部は、シー
ル作用とともに、該バツクアツプリングをピスト
ンに対して締め付ける役目を果たす。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図において、ピストンbの周面に周設した
溝c内に装着され、シリンダaとピストンbの間
を密封する当該往復動シールは、フツ素樹脂また
はポリアミド樹脂等の潤滑性に富んだ材料より製
せられた断面長方形状のシールリング1と、該シ
ールリング1の内周側に嵌着されたゴム状弾性材
製のバツクアツプリング4とよりなる。このバツ
クアツプリング4は、前記シールリング1と略同
長になる本体部分5の一端内周に環状を呈するシ
ールダム部6を一体形成されて断面略L字形に成
形され、かつ前記本体部分5の内周面に、円柱状
を呈する多数の突起7……を一体突設されている
(第2図)。
上記構成になる往復動シールは、第1図に示し
たピストンbの溝cに対する装着状態において、
バツクアツプリング4の各突起7が径方向に圧縮
されることによりシールリング1に拡張力を付与
するようになり、前述のごとく、該突起7の形
状、個数や配列を調節してシリンダaに対する密
接力(面圧)を小さくすることによつて摩擦抵抗
を低減することが可能となり、仕事のロスを抑制
することができる。またバツクアツプリング4の
シールダム部6はピストンbの溝c底面に対し、
締め代をもつて圧接し、該ピストンbとバツクア
ツプリング4の間を密封するようになる。
〔考案の効果〕
本考案の往復動シールは、以上説明したよう
に、ゴム状弾性材にて製せられるバツクアツプリ
ングの形状に関し、装着溝の溝底部と向かい合う
面に、前記溝底部へ向けて多数の柱状突起を点在
突設し、かつ同じ面の軸方向一端部近傍に、環状
のシールダム部を設けてなり、前記作用によつて
シールリングとシリンダ等の相手側部材との摩擦
抵抗を低減することができ、仕事のロスを少なく
して往復動装置をスムーズに動作させることがで
きるものであり、とくに空気圧作動あるいはパワ
ーを必要としない制御作動のピストンシリンダに
有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る往復動シール
の装着状態を示す半裁断面図、第2図は支持リン
グの半裁断面図、第3図と第4図は、それぞれ従
来例に係る往復動シールの装着状態を示す半裁断
面図である。 1……シールリング、2,3,4……バツクア
ツプリング、5……本体部分、6……シールダム
部、7……柱状突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 2相対運動部材の一方の部材に形成された装着
    溝に装着され、他方の部材と摺接する往復動シー
    ルにおいて、 フツ素樹脂またはポリアミド樹脂等の潤滑性に
    富んだ材料により成形され、前記他方の部材と摺
    接するシールリングと、前記シールリングを支持
    するゴム状弾性材製のバツクアツプリングとを有
    し、 前記バツクアツプリングの、前記装着溝の溝底
    部と向かい合う面に、前記溝底部へ向けて多数の
    柱状突起を点在突設し、かつ同じ面の軸方向一端
    部近傍に、環状のシールダム部を設けてなる往復
    動シール。
JP12695184U 1984-08-23 1984-08-23 往復動シ−ル Granted JPS6141962U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12695184U JPS6141962U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 往復動シ−ル

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JP12695184U JPS6141962U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 往復動シ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6141962U JPS6141962U (ja) 1986-03-18
JPH0215077Y2 true JPH0215077Y2 (ja) 1990-04-24

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ID=30685605

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JP12695184U Granted JPS6141962U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 往復動シ−ル

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JP (1) JPS6141962U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55112153U (ja) * 1979-01-31 1980-08-07

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JPS6141962U (ja) 1986-03-18

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