JPH0141975Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0141975Y2 JPH0141975Y2 JP11890484U JP11890484U JPH0141975Y2 JP H0141975 Y2 JPH0141975 Y2 JP H0141975Y2 JP 11890484 U JP11890484 U JP 11890484U JP 11890484 U JP11890484 U JP 11890484U JP H0141975 Y2 JPH0141975 Y2 JP H0141975Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- rubber ring
- resin
- seal
- resin ring
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 23
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 23
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 10
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- 229960004135 idebenone Drugs 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 1
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- BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N tetrafluoroethene Chemical group FC(F)=C(F)F BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、空気圧シリンダ装置あるいは油圧シ
リンダ装置のような往復動用アクチユエ−タに用
いられるキヤツプシ−ルに関する。
リンダ装置のような往復動用アクチユエ−タに用
いられるキヤツプシ−ルに関する。
(従来技術)
この種のキヤツプシ−ルとしては従来よりいろ
いろな構造のものが開発されているが、最近この
ようなキヤツプシ−ルに対して、ピストン等の摺
動の円滑化を図るために、シ−ル面の摩擦抵坑の
極小化及びシ−ルの装着安定性が強く要望されて
いる。
いろな構造のものが開発されているが、最近この
ようなキヤツプシ−ルに対して、ピストン等の摺
動の円滑化を図るために、シ−ル面の摩擦抵坑の
極小化及びシ−ルの装着安定性が強く要望されて
いる。
(考案の目的)
本考案は上記要望に応えるものであり、シ−ル
を樹脂リングとゴムリングの複合形にすると共
に、ゴムリングの断面形状を工夫することによ
り、ゴムリングの安定性の向上と摩擦抵坑の極小
化を図ろうとするものである。
を樹脂リングとゴムリングの複合形にすると共
に、ゴムリングの断面形状を工夫することによ
り、ゴムリングの安定性の向上と摩擦抵坑の極小
化を図ろうとするものである。
(目的を達成するための手段)
上記目的を達成するために本考案は、シ−ル面
を有する樹脂リングと、樹脂リングにシ−ル圧を
与えるゴムリングを備え、ゴムリングの断面形状
を、頭部と胴部をくびれ部を介して一体に連結し
てなるダルマ形に形成し、樹脂リングの断面の半
径方向の高さを1.5mm以上とし、ゴムリングの胴
部をシ−ル嵌着溝の底面に当接させ、ゴムリング
の頭部に樹脂リングを嵌合している。
を有する樹脂リングと、樹脂リングにシ−ル圧を
与えるゴムリングを備え、ゴムリングの断面形状
を、頭部と胴部をくびれ部を介して一体に連結し
てなるダルマ形に形成し、樹脂リングの断面の半
径方向の高さを1.5mm以上とし、ゴムリングの胴
部をシ−ル嵌着溝の底面に当接させ、ゴムリング
の頭部に樹脂リングを嵌合している。
(実施例)
図面は本考案を適用した油圧シリンダ装置の縦
断面部分図であり、この図面において、1はシリ
ンダ、2はピストン、3はロツドであつて、ピス
トン2はシリンダ1の内周面に軸方向(ロツド長
さ方向)摺動自在に嵌合している。ピストン2の
外周面にはシ−ル嵌着用の環状溝4が形成されて
おり、環状溝4内にゴムリング5及び樹脂リング
6が配置されている。環状溝4は軸方向の幅Wよ
りも半径方向の深さDが長い特殊溝である。ゴム
リング5の材料は例えばフツ素ゴムあるいはニト
リルゴム等のゴムであり、樹脂リング6の材料は
四フツ化エチレン樹脂などの低摩擦樹脂である。
断面部分図であり、この図面において、1はシリ
ンダ、2はピストン、3はロツドであつて、ピス
トン2はシリンダ1の内周面に軸方向(ロツド長
さ方向)摺動自在に嵌合している。ピストン2の
外周面にはシ−ル嵌着用の環状溝4が形成されて
おり、環状溝4内にゴムリング5及び樹脂リング
6が配置されている。環状溝4は軸方向の幅Wよ
りも半径方向の深さDが長い特殊溝である。ゴム
リング5の材料は例えばフツ素ゴムあるいはニト
リルゴム等のゴムであり、樹脂リング6の材料は
四フツ化エチレン樹脂などの低摩擦樹脂である。
ゴムリング5の断面形状はダルマ形に形成され
ている。即ち小さい半径(線径)の円状の頭部7
と大きな半径(線径)の胴部8とを備えており、
頭部7は胴部8よりも外周側に配置され、両部
7、8はくびれ部10によりダルマ形に一体に連
結されている。樹脂リング6の断面の半径方向高
さHは少なくとも1.5mm以上あり、その内周面に
は断面形状半円状の凹面11が形成されている。
凹面11の内径はゴムリング5の頭部7の外径と
略一致している。凹面11の軸方向の両側端部に
は、ゴムリング5の頭部7のはみだしを防止する
ためのスカ−ト部12が形成されている。
ている。即ち小さい半径(線径)の円状の頭部7
と大きな半径(線径)の胴部8とを備えており、
頭部7は胴部8よりも外周側に配置され、両部
7、8はくびれ部10によりダルマ形に一体に連
結されている。樹脂リング6の断面の半径方向高
さHは少なくとも1.5mm以上あり、その内周面に
は断面形状半円状の凹面11が形成されている。
凹面11の内径はゴムリング5の頭部7の外径と
略一致している。凹面11の軸方向の両側端部に
は、ゴムリング5の頭部7のはみだしを防止する
ためのスカ−ト部12が形成されている。
ゴムリング5はその胴部8が環状溝4の底面4
aに当接するように溝4内に配置されている。樹
脂リング6はその凹面11がゴムリング5の頭部
7に嵌合し、外周シ−ル面13がシリンダ1の内
周面に当接している。
aに当接するように溝4内に配置されている。樹
脂リング6はその凹面11がゴムリング5の頭部
7に嵌合し、外周シ−ル面13がシリンダ1の内
周面に当接している。
図面ではゴムリング5の形状を自然状態(非圧
縮状態)で示しているが、溝4に装着後は圧縮代
Pだけ半径方向に圧縮され、それにより胴部8の
内周端部(軸心側端部)が環状溝4の底面4aに
圧接すると共に、胴部8の軸方向の両端が環状溝
4の両側面に圧接し、さらに樹脂リング6のシ−
ル面13がゴムリング5の弾性力によりシリンダ
1の内周面に圧接する。
縮状態)で示しているが、溝4に装着後は圧縮代
Pだけ半径方向に圧縮され、それにより胴部8の
内周端部(軸心側端部)が環状溝4の底面4aに
圧接すると共に、胴部8の軸方向の両端が環状溝
4の両側面に圧接し、さらに樹脂リング6のシ−
ル面13がゴムリング5の弾性力によりシリンダ
1の内周面に圧接する。
(作用)
ピストン2が軸方向に摺動する場合において、
胴部8が溝4の底面4a及び両側面に圧接するこ
とにより、シ−ル全体の安定性が確保される。
胴部8が溝4の底面4a及び両側面に圧接するこ
とにより、シ−ル全体の安定性が確保される。
ゴムリング5がダルマ形をしていることによ
り、即ち頭部7と胴部8の間にくびれ部10が存
在することにより、ゴムリング5のいわゆる腰が
柔かくなり、それによりシ−ル面13の摩擦抵坑
は極小化される。
り、即ち頭部7と胴部8の間にくびれ部10が存
在することにより、ゴムリング5のいわゆる腰が
柔かくなり、それによりシ−ル面13の摩擦抵坑
は極小化される。
(別の実施例)
(1) 図示の実施例はピストンの外周面に装着する
キヤツプシ−ルに本考案を適用しているが、本
考案はシリンダの内周面に装着するようなキヤ
ツプシ−ルにも適用できる。その場合にはゴム
リングの頭部が胴部よりも内周面に位置し、樹
脂リングはさらに頭部の内周側に配置され、樹
脂リングのシ−ル面は例えば摺動ロツドの外周
面に当接する。
キヤツプシ−ルに本考案を適用しているが、本
考案はシリンダの内周面に装着するようなキヤ
ツプシ−ルにも適用できる。その場合にはゴム
リングの頭部が胴部よりも内周面に位置し、樹
脂リングはさらに頭部の内周側に配置され、樹
脂リングのシ−ル面は例えば摺動ロツドの外周
面に当接する。
(2) 図示のような油圧シリンダ装置の他に例えば
空気圧シリンダ装置のような各種往復動用アク
チユエ−タ−に適用できる。
空気圧シリンダ装置のような各種往復動用アク
チユエ−タ−に適用できる。
(考案の効果)
(1) ゴムリング5の断面形状をダルマ形に形成
し、直径(線径)の大きな胴部8をシ−ル嵌着
用環状溝4の底面4aに当接させているので、
シ−ル全体の溝4への装着安定性が向上する。
し、直径(線径)の大きな胴部8をシ−ル嵌着
用環状溝4の底面4aに当接させているので、
シ−ル全体の溝4への装着安定性が向上する。
(2) シ−ル面13を有する部材として樹脂リング
6を用いたことと、シ−ル圧を与えるゴムリン
グ5の断面形状をダルマ形に形成して、そのく
びれ部10の存在によりゴムリング5のいわゆ
る腰を柔かくしたことにより、シ−ル面13の
摩擦抵坑を極小化することができる。それによ
りピストン2の摺動運動を大幅に円滑化するこ
とができる。従つて極低摩擦抵坑が要求される
シリンダ装置には最適である。
6を用いたことと、シ−ル圧を与えるゴムリン
グ5の断面形状をダルマ形に形成して、そのく
びれ部10の存在によりゴムリング5のいわゆ
る腰を柔かくしたことにより、シ−ル面13の
摩擦抵坑を極小化することができる。それによ
りピストン2の摺動運動を大幅に円滑化するこ
とができる。従つて極低摩擦抵坑が要求される
シリンダ装置には最適である。
(3) 樹脂リング6の高さHを1.5mm以上にしてい
るので、樹脂リング6の強度が確保され、リン
グ装着時に樹脂リング6が破損する心配がな
い。ちなみに樹脂リング6の高さHを1.0mm程
度にすると、装着時に破損する率が多くなる。
るので、樹脂リング6の強度が確保され、リン
グ装着時に樹脂リング6が破損する心配がな
い。ちなみに樹脂リング6の高さHを1.0mm程
度にすると、装着時に破損する率が多くなる。
図面は本考案を適用した油圧シリンダ装置の縦
断面部分図である。 4……環状溝(シ−ル嵌着溝)、4a……底面、
5……ゴムリング、6……樹脂リング、7……頭
部、8……胴部、13……シ−ル面。
断面部分図である。 4……環状溝(シ−ル嵌着溝)、4a……底面、
5……ゴムリング、6……樹脂リング、7……頭
部、8……胴部、13……シ−ル面。
Claims (1)
- シ−ル面を有する樹脂リングと、樹脂リングに
シ−ル圧を与えるゴムリングを備え、ゴムリング
の断面形状を、頭部と胴部をくびれ部を介して一
体に連結してなるダルマ形に形成し、樹脂リング
の断面の半径方向の高さを1.5mm以上とし、ゴム
リングの胴部をシ−ル嵌着溝の底面に当接させ、
ゴムリングの頭部に樹脂リングを嵌合したことを
特徴とするキヤツプシ−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11890484U JPS6132860U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | キヤツプシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11890484U JPS6132860U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | キヤツプシ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6132860U JPS6132860U (ja) | 1986-02-27 |
JPH0141975Y2 true JPH0141975Y2 (ja) | 1989-12-11 |
Family
ID=30677781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11890484U Granted JPS6132860U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | キヤツプシ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132860U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001082606A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-30 | Ckd Corp | 低摩擦流体圧アクチュエータ |
JP2011196505A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Nippon Valqua Ind Ltd | 摺動用シール |
US10532390B2 (en) * | 2015-09-02 | 2020-01-14 | Pride Engineering, Llc | Floating clamp ring assembly |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11890484U patent/JPS6132860U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6132860U (ja) | 1986-02-27 |
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