JPH02150197A - 定在波抑制装置 - Google Patents

定在波抑制装置

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Publication number
JPH02150197A
JPH02150197A JP63304677A JP30467788A JPH02150197A JP H02150197 A JPH02150197 A JP H02150197A JP 63304677 A JP63304677 A JP 63304677A JP 30467788 A JP30467788 A JP 30467788A JP H02150197 A JPH02150197 A JP H02150197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall surface
phase
amplitude
standing wave
wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP63304677A
Other languages
English (en)
Inventor
Yozo Takahashi
高橋 洋三
Koichi Teika
弘一 定家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP63304677A priority Critical patent/JPH02150197A/ja
Publication of JPH02150197A publication Critical patent/JPH02150197A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばステレオ再生音場において、室内に
発生する著しい定在波を抑制するための定在波抑制装置
に関する。
[従来の技術] 通常のりスニングルームの如き直方体の室内では、第3
図のごとく室内空間の寸法、寸法比に対応する周波数で
定在波が発生し、ステレオ再生時に定在波の腹すの位置
では再生音の固有の周波数成分を強調したり、或いは節
aの位置では減衰させたりして再生音の音色を変化させ
、聴感を阻害するという問題があった。従来は有害な定
在波を除去する手段として、室内の適当な位置に適当な
量の吸音材を配置していた。
[解決しようとする課題] 定在波除去する手段して吸音材を使用することは、種々
の周波数に対して−様な効果を得ることは困難であり、
特に定在波が発生しやすい低周波帯域では吸音材の吸音
力が低下するので、十分な効果が得られないという解決
するべき課題があった。
そこで本発明は、リスニングルーム等再生音場空間を取
囲む壁面を、該壁面に入射する音波に対して実質的に透
明、不透明乃至それらの中間的な状態とすることによっ
て、上記従来手段の有する課題を解決することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するための本発明に係る定在波抑制
装置を、実施例を示す第1図〜第2図を用いて説明する
と、本発明の第1実施例は、ステレオ再生系から分離さ
れた信号電圧の位相と振幅、若しくは位相と振幅と周波
数成分の帯域とを制御する制御手段2と、再生音場空間
5を取囲む壁体4の壁面4!に取付けられると共に必要
なレベルに増幅された前記制御手段2の出力信号によっ
て駆動されて、壁体4に入射する音波に対して所定の位
相と振幅で振動する加振器3とからなることを特徴とす
る定在波抑制装置であり、第2の実施例として、ステレ
オ再生系から分離された信号電圧の位相と振幅、若しく
は位相と振幅と周波数成分の帯域とを制御する制御手段
2と、再生音場空間5を取囲む壁体4の壁面4aに取付
けられると共に必要なレベルに増幅された前記制御手段
2の出力信号によって駆動されて、壁体4に入射する音
波に対して所定の位相と振幅で振動する加振器3と、再
生音場空間5内の所定位置に設置されて内部音響エネル
ギーを検出する検出手段6と、当該検出手段6の出力を
前記制御手段2の制御信号に変換する演算器7とからな
ることを特徴とする定在波抑制装置である。
更に、上記各実施例において、定在波が発生しやすい低
周波帯域を有効に抑制するために、夫々の実施例の構成
に加えて、前記加振器3を駆動する駆動電流の周波数帯
域を所望する帯域に制限するためのフィルタ1が、検出
手段6若しくは制御手段2と加振器3との間の任意のス
テージに挿入されていることを特徴とする構成である。
[作 用] そして、上記第1実施例の構造に於いては、音源8に対
向する壁面4aを加振器3によって駆動することにより
、入射波に対する壁面4aの反射率と該壁面4!からの
反射波の位相を変化させることにより、第3図において
、定在波の定在波比、並びに節a(もしくは腹b)の位
置を変化させることができる。即ち、壁面4aが入射波
と同一位相、同一角速度で振動すると、当該壁面4aの
近傍では、入射波の媒質が密であるとき、壁面4aは媒
質が疎となるように動くので、壁面4a近傍の音圧はキ
ャンセルされて低くなり、結果的に壁面4aの反射率が
低下した場合と同等になる。従って、この場合は定在波
比は1に接近し、壁面4!の振動速度と入射波の粒子速
度とが等しくなった場合は、反射率はOとなって反射波
の振幅は0となり、定在波は生じない。
又、壁面4aの振動速度と入射波の粒子速度との間に位
相差がある場合は、入射波と反射波の位相差は壁面4!
が固定されている場合とは異なったものとなり、この場
合は定在波の節a(もしくは腹b)の位置が移動する。
以上の説明によって明らかなごとく、壁面43の振幅と
位相を制御することによって、室内に設置された吸音材
とは別個に、リスニングルーム内部の定在波の状態を制
御することができる。
[実施例] 基本構成を示す第1図により、本発明の第1実施例を詳
述すると、5はリスニングルーム内部の再生音場空間で
あって、その壁体は、例えば合板の様に励振しやすい、
堅固でない材質を使用した構造となっている。一方の壁
面近くに音源8として再生用スピーカが設置され、増幅
器9が接続されてステレオ再生系を構成し、当該増幅器
9はプログラム等入力信号が印加される。
入力端子11から印加された入力信号電圧は分配されて
、フィルタ1を介して制御手段2に入力され、該制御手
段2の出力信号は増幅器10によって電力増幅されて、
壁面4!に取付けられている加振器3を駆動する。
第1実施例においては、フィルタ1の通過帯域は、主と
してリスニングルーム4内部の吸音率が低下して、著し
い定在波が発生しやすい低域成分に設定されており、制
御手段2としては、壁面4aの振動の位相と振幅とを、
該壁面4a近傍における音源8からの再生音の位相と振
幅とに対して制御し、リスニングルーム4内部の定在波
を所望の状態とするために、一般に位相推移を目的とし
て使用される移相器が用いられている。
加振器3は、従来から周知の、動電型電気音響変換器の
駆動部分と同一の構造を有し、ボイスコイルを壁面48
に固定して使用する。
第1実施例の変形例として、前記移相器に変えて振幅・
位相特性ならびに周波数特性が制御可能なデジタルフィ
ルタを使用する事ができる。この場合にはフィルタ1を
省略することができる。
第2図は第2実施例の基本構成であって、リスニングル
ーム4の内部の、ある特定の位置(例えば聴取位置等)
に音圧検出用の音場検出手段6(マイクロホン等)を設
置し、当該音場検出手段6の出力を演算器7を介して制
御手段2に印加し、前記特定の位置に於ける有害な定在
波を検出して積極的に抑制する構成である。
制御手段2として移相器が用いられている場合は、加振
器の入力信号は位相が制御され、前記した変形例の如く
デジタルフィルタが使用された場合は、位相・振幅或い
位相・振幅並びに周波数成分が制御される。
演算器7は、音場検出手段6の出力を前記制御手段2の
制御信号に変換する機能を有する。
この第2実施例は、複雑な形状のりスニングルームの内
部の、任意の場所に置ける定在波を制御抑制するのに有
効である。
上記第1、第2各実施例において、壁体4が広域周波数
において機械インピーダンスが大きく、且つ分割振動が
生じにくい場合には、フィルタ1を使用しなくてもほぼ
実用的な結果を得る事ができる。
また、移相器、デジタルフィルタ、フィルタ等の各構成
ブロックは、夫々の機能を有する独立した従来構造の機
器を接続し組み合わせて使用してもよい。或いは、同等
の機能を有する構成ブロック回路を一纏めにして、専用
の装置を構成しても良い。
以上、本発明に係る定在波抑制装置について代表的と思
われる実施例を基に詳述したが、本発明による定在波抑
制装置の実施態様は上記実施例の構造に限定されるもの
ではなく、前記したクレーム記載の構成要件を具備し、
本発明にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有する限
りにおいて、適宜改変して実施しうるものである。
[効 果] 本発明に係る定在波抑制装置は以下に述べる効果を有す
る。
リスニングルームの壁体を信号周波数に合わせて振動さ
せ、壁面を実質的に音波に対して透明から不透明まで変
化させることで、吸音材の効果が著しく低下する低周波
帯域において、定在波の状態、すなわち定在波比、節或
いは腹の位置等を効果的に制御することが可能である。
従って、大型の吸音カーテンなど、大量の吸音材を不自
然に配置すること無(、任意の聴取位置の音場を最良の
状態とすることが可能であるという効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の構成図、第2図は第2実施
例の構成図、第3図は室内のある周波数での定在波の音
圧分布図である。 1はフィルタ、2は制御手段、3は加振器、4は壁体、
4aは壁面、5は音場空間、6は音場検出手段、 7は演算器である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ステレオ再生系から分離された信号電圧の位相と振
    幅、若しくは位相と振幅と周波数成分の帯域とを制御す
    る制御手段(2)と、再生音場空間(5)を取囲む壁体
    (4)の壁面(4a)に取付けられると共に必要なレベ
    ルに増幅された前記制御手段(2)の出力信号によって
    駆動されて、壁体(4)に入射する音波に対して所定の
    位相と振幅で振動する加振器(3)とからなることを特
    徴とする定在波抑制装置。 2、ステレオ再生系から分離された信号電圧の位相と振
    幅、若しくは位相と振幅と周波数成分の帯域とを制御す
    る制御手段(2)と、再生音場空間(5)を取囲む壁体
    (4)の壁面(4a)に取付けられると共に必要なレベ
    ルに増幅された前記制御手段(2)の出力信号によって
    駆動されて、壁体(4)に入射する音波に対して所定の
    位相と振幅で振動する加振器(3)と、再生音場空間(
    5)内の所定位置に設置されて内部音響エネルギーを検
    出する検出手段(6)と、当該検出手段(6)の出力を
    前記制御手段(2)の制御信号に変換する演算器(7)
    とからなることを特徴とする定在波抑制装置。 3、前記加振器(3)を駆動する駆動電流の周波数帯域
    を所望する帯域に制限するためのフィルタ(1)が、検
    出手段(6)若しくは制御手段(2)と加振器(3)と
    の間の任意のステージに挿入されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項並びに第2項記載の定在波抑制
    装置。
JP63304677A 1988-11-30 1988-11-30 定在波抑制装置 Pending JPH02150197A (ja)

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JP63304677A JPH02150197A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 定在波抑制装置

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JPH02150197A true JPH02150197A (ja) 1990-06-08

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JP (1) JPH02150197A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009507254A (ja) * 2005-09-05 2009-02-19 サーントル ナスィヨナル ドゥ ラ ルシェルシュ スイヤンティフィック 音響空間の聴音ゾーンの音響特性をアクチブに修正する方法とデバイス
US7742607B2 (en) 2001-11-26 2010-06-22 Genelec Oy Method for designing a modal equalizer for a low frequency sound reproduction

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7742607B2 (en) 2001-11-26 2010-06-22 Genelec Oy Method for designing a modal equalizer for a low frequency sound reproduction
JP2009507254A (ja) * 2005-09-05 2009-02-19 サーントル ナスィヨナル ドゥ ラ ルシェルシュ スイヤンティフィック 音響空間の聴音ゾーンの音響特性をアクチブに修正する方法とデバイス

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