JPH02147521A - 画像形成装置における給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成袋〔従来の
技術〕 画像形成装置本体に、前送りローラと高摩擦係数の給紙
ローラと該給紙ローラの下方に位置する重送防止ローラ
や摩擦パッド等の重送防止用摩擦抵抗体（このＦｊ擦係
数は、給紙ローラのそれより小さいが、用紙間の摩擦係
数よりも大きく設定される）とを備えた重送防止給紙ユ
ニットを設け、用紙を積層状態に収容する給紙カセット
には、前記用紙の先端部下面を支える上下揺動自在な乗
載板と、該乗載板を前記前送りローラに向けて押し上げ
る押上げ機構とを設け、給紙カセット内の用紙残量が減
少するにつれて乗載板を押し上げるようにした給紙装置
は、既に知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記のように摩擦係数の違いを利用して用紙
の重送（２枚送り）を防止するようにした給紙装置にお
いては、給紙カセット内の用紙が前送りローラの搬送力
によって給紙ローラと重送防止用摩擦抵抗体との間に、
概ね両者の共通接線方向から進入するように構成されて
いるが、給紙ローラと重送防止用摩擦抵抗体とによる所
期の重送防止機能を確実に発揮させるためには、前送り
ローラで搬送された用紙の先端が最初に給紙ローラの周
面に当たるような角度で給紙ローラ、重送防止用摩擦抵
抗体間に進入させることが必要である。

しかしながら、上記の従来例では、乗載板がその給紙方
向下流側を揺動中心として押し上げられるので、給紙カ
セット内の用紙の先端側だけが上方へ持ち上げられた状
態になり、この状態が、用紙の残量が減少するにつれて
次第に変化するので、給紙ローラ、重送防止用Ｆｔｌ！
擦抵抗体間への用紙先端の進入角度が変化することにな
り、給紙ミスが発生しやすいという問題があった。

本発明の目的は、従来例における上記の問題を解消する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために、本発明が講じた技術的手
段は、次の通りである。即ち、本発明は、前送りローラ
と給紙ローラと該給紙ローラの下方に位置する重送防止
用摩擦抵抗体とを備えた重送防止給紙ユニットを、画像
形成装置本体に対して前記前送りローラの回転軸の軸芯
まわりで回動自在に構成する一方、用紙を積層状態に収
容する給紙カセットには、前記用紙の先端部下面を支え
る上下揺動自在な乗載板と、該乗載板を前記前送りロー
ラに向けて押し上げる押上げａ構とを設け、当該押上げ
機構と前記重送防止給紙ユニットとの間には、乗載板の
押し上げに連動して前記重送防止給紙ユニットを前送り
ローラの回転軸の軸芯まわりで上方に回動させる連動機
構を設けたことを特徴としている。

〔作用〕

上記の構成によれば、用紙の残量が減少するにつれて、
乗載板が給紙方向下流側を揺動中心として押し上げられ
、給紙カセット内の用紙は先端側だけが持ち上げられ、
次第にその姿勢に変化していくが、乗載板の上方への揺
動に伴って重送防止給紙ユニットが前送りローラの軸芯
を中心とじて上方へ回動するので、給紙ローラ、重送防
止用摩擦抵抗体間への用紙先端部の進入角度を略一定に
保つことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は画像形成装置の一例である複写機の概要を示す
。図において、１は、上面に原稿押え２を設け、上部空
間に露光用光学系を備えた複写機本体、３は、感光体ド
ラムと、そのまわりに配設された帯電装置、現像装置、
転写装置、分離装置、クリーニング装置等よりなる作像
部、４は定着装置であり、定着後の用紙は図外の排紙ロ
ーラ対により外部に排出される。Ａは複写機本体１に設
けた重送防止給紙ユニット、Ｂは複写機本体１に対して
前方へ所定量引き出し可能な状態に取り付けられた給紙
カセット、５は給紙カセットＢ内に積層状態に収容され
た用紙の残量を検出する反射光式フォトインクラブタ等
より成る検出器である。

前記重送防止給紙ユニッ）Ａは、既述の従来例と同様に
、摩擦係数の違いを利用して、用紙の重送を防止して、
１枚ずつ作像部３へと給紙するものであり、第２図、第
３図に示すように、共通のフレーム６に、前送りローラ
７と給紙ローラ８と該給紙ローラ８の下方に位置する重
送防止用Ｆｊ擦低抵抗体を軸架し、図外の駆動系から入
力される回転力によって前送りローラ７を給紙方向に回
転駆動することにより、前送りローラフの回転軸１０と
給紙ローラ８の回転軸１１間に設けた伝動機構１２を介
して給紙ローラ８が同方向に回転駆動されるように構成
しである。

また前記重送防止給紙ユニットＡは、複写機本体１に対
して前送りローラフの回転軸１０の軸芯まわりで回動自
在に構成されており、自重又はスプリング等による付勢
力によって下方に付勢されている。

前記給紙カセットＢには、第２図、第３図に示すように
、用紙Ｐの先端部下面を支える乗載板１３がその給紙方
向下流側の枢支ピン１４を中心として上下揺動自在に設
けられている。また給紙カセツトＢには、前記乗載板１
３の下方に、給紙カセットＢの前後両側板にわたって横
軸１５が回転自在に架設されている。該横軸１５の中央
部には、先端にコロ１６を有するアーム１７が一体的に
連設され、給紙カセットＢに設けたステッピングモータ
１８と伝動ギヤ１９・・・等により、前記横軸１５を所
定角度ずつ回転駆動するように構成されている。そして
、これら横軸１５、コロ１６付きのアーム１７、ステッ
ピングモータ１８、伝動ギヤ１９・・・等によって、乗
載板１３を前送りローラフに向けて押し上げる押上げ機
構ａの一例を構成しである。

前記押上げ機構ａと前記重送防止給紙ユニットＡとの間
には、乗載板１３の押し上げに連動して前記重送防止給
紙ユニットＡを前送りローラフの回転軸ｌＯＯ軸芯まわ
りで上方に回動させる連動機構すを設けである。即ち、
前記フレーム６の前側板にカムフォロアー用のピン２０
を突設する一方、前記横軸１５の前端には、前記ピン２
０が摺動自在に嵌入する長孔２１を有するカム２２を固
着し、これらによって前記連動機構すを構成しである。

前記カム２２は、第４図に示す如く、長孔２１の内縁に
よって形成されるカム面の上下両端の前記横軸１５から
の距離ｉ、、ｉ、が、ｊ！、　＜１．となっており、下
方に行くほど次第に大きくなるように傾斜している。

上記の構成によれば、第３図に示すように、給紙カセッ
トＢに所定量の用紙Ｐを積層状態に収容し、複写機のメ
インスイッチ（図外）をＯＮすることにより前記押上げ
機構ａのステッピングモータ１８が稼動され、前記横軸
１５が所定角度回転してアーム１７先端のコロ１６が乗
載板１３を押し上げ、第５図（イ）に示すように、用紙
Ｐの前端部上面が前送りローラフに強く押圧される。

この状態で、前送りローラ７及び給紙ローラ８が回転す
ることにより、用紙Ｐが１枚ずつ作像部３へと給紙され
る。

給紙力セフ）Ｂの用紙残量が所定量減少するたびに、前
記検出器５がこれを検出し、当該検出結果に基づいて前
記押上げ機構ａが動作して、乗載板１３を押し上げる。

そして、この乗載板１３の押し上げに伴って重送防止給
紙ユニッ）Ａが前送りローラフの回転軸１０の軸芯まわ
りに上方へ回動し、第５図（ロ）に示すように、用紙残
量が減少しても用紙Ｐの先端の給紙ローラ８、重送防止
用摩擦抵抗体９間への進入角度を一定に保つことができ
、給紙ミスの発生を防止できるのである。

尚、この実施例では、重送防止用摩擦抵抗体９を重送防
止用ローラによって構成しているが、重送防止用摩擦抵
抗体９としては、いわゆる摩擦パッドであってもよい。

また、重送防止用摩擦抵抗体９が重送防止用ローラであ
る場合、当該ローラの偏摩耗の抑制並びに紙粉の除去を
行うために、重送防止用ローラを給紙ローラ８と逆方向
（反給紙方向）に常時回転駆動するようにしたり、重送
防止用ローラとその支軸との間に一方向回転伝達機構を
介装し、定期的に、あるいは、用紙の補充等、給紙装置
の非作用時における何等かの動作を利用して、当該重送
防止用ローラを反給紙方向に所定角度ずつ回転させ、当
該重送防止用ローラの新しい面を使用するように構成す
ることになる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、用紙の残量が減少する
につれて、乗載板が給紙方向下流側を揺動中心として押
し上げられ、給紙カセット内の用紙は先端側だけが持ち
上げられ、次第にその姿勢が変化していくが、乗載板の
上方への揺動に伴って重送防止給紙ユニットが前送りロ
ーラの軸芯を中心として上方へ回動するので、給紙ロー
ラ、重送防止用摩擦抵抗体間への用紙先端部の進入角度
を略一定に保つことができ、給紙ミスの発生を抑制でき
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は画像形成装置
の一例である複写機の概略断面図、第２図は給紙カセッ
トを複写機本体から引き出した状態における給紙装置の
斜視図、第３図は給紙装置の要部側面図、第４図はカム
の構成説明図、第５図（イ）、（ロ）は作用図である。 Ａ・・・重送防止給紙ユニット、 Ｂ・・・給紙カセット、 ａ・・・押上げ機構、 ｂ・・・連動機構、 ■・・・画像形成装置（複写機） ７・・・前送りローラ ８・・・給紙ローラ、 ９・・・重送防止用摩擦抵抗体、 １０・・・回転軸、 １３・・・乗Ｒ板。 本体、 出 代 願 理 人 人 三田工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前送りローラと給紙ローラと該給紙ローラの下方に位置
   する重送防止用摩擦抵抗体とを備えた重送防止給紙ユニ
   ットを、画像形成装置本体に対して前記前送りローラの
   回転軸の軸芯まわりで回動自在に構成する一方、用紙を
   積層状態に収容する給紙カセットには、前記用紙の先端
   部下面を支える上下揺動自在な乗載板と、該乗載板を前
   記前送りローラに向けて押し上げる押上げ機構とを設け
   、当該押上げ機構と前記重送防止給紙ユニットとの間に
   は、乗載板の押し上げに連動して前記重送防止給紙ユニ
   ットを前送りローラの回転軸の軸芯まわりで上方に回動
   させる連動機構を設けてあることを特徴とする画像形成
   装置における給紙装置。