JPH02146209A - 4サイクルエンジンのカム軸駆動装置 - Google Patents

4サイクルエンジンのカム軸駆動装置

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JPH02146209A
JPH02146209A JP29835088A JP29835088A JPH02146209A JP H02146209 A JPH02146209 A JP H02146209A JP 29835088 A JP29835088 A JP 29835088A JP 29835088 A JP29835088 A JP 29835088A JP H02146209 A JPH02146209 A JP H02146209A
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JP
Japan
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shaft
camshaft
gear
cam
intake
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JP29835088A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kajiwara
謙一 梶原
▲つち▼田 直樹
Naoki Tsuchida
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クランク軸の回転を互いに噛み合う複数のギ
ヤを介してカム軸に伝える4サイクルエンジンのカム軸
駆動装置に係り、特にそのギヤのバックラッシュを調整
するための構造に関する。
[従来技術] シリンダヘッドにカム軸を設けた4サイクルエンジンに
おいて、そのカム軸の駆動手段としてはタイミングチェ
ーンやベルトが一般的であるが、最近ではこのタイミン
グチェーンやベルトに代って、クランク軸上に設けたク
ランクギヤとカム軸上に設けたカムギヤとの間に、これ
ら両ギヤに噛み合う中間ギヤを介在させ、これら互いに
噛み合う複数のギヤを用いてクランク軸の回転をカム軸
に伝えることが行なわれている。
ところで1.互いに噛み合う複数のギヤでカム軸を駆動
する場合には、組み立て誤差によるギヤの切損や噛み合
い騒音等を防止するために、バックラッシュを調整する
必要がある。このため、従来では歯の大きさが異なる数
種類の中間ギヤを用意し、これら中間ギヤの中からクラ
ンクギヤおよびカムギヤに対するバックラッシが適正と
なるような中間ギヤを選択して組み付けていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、中間ギヤはクランク軸およびカム軸側の
両方のギヤに噛み合っているため、バックラッシュも上
記両方のギヤに対して夫々適正となるように設定しなく
てはならない。このため、従来のように数種類の中間ギ
ヤの中から適当なものを選択していたのでは、バックラ
ッシュの調整作業に多大な手間と労力を要することにな
り、この点においていま一歩改善の余地があった。
本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
クランク軸およびカム軸側の二つのギヤに対するバック
ラッシュの調整作業を簡単に行なえる4サイクルエンジ
ンのカム軸駆動装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明においては、クランク軸上に設けたクラ
ンクギヤとカム軸上に設けたカムギヤとの間に、これら
両ギヤに噛み合う中間ギヤを介在させ、これら互いに噛
み合うギヤを介して上記クランク軸の回転をカム軸に伝
えるようにした4サイクルエンジンにおいて、 上記中間ギヤの回転中心部に、軸受を介して第1の調整
軸を軸回り方向に回動可能に挿通し、この第1の調整軸
の軸心から偏心した位置に、第2の調整軸を軸回り方向
に回動可能に挿通するとともに、この第2の調整軸の軸
心から偏心した位置に、エンジン側に固定される固定軸
を軸回り方向に回動可能に挿通してなることを特徴とし
ている。
[作用] この構成によれば、第1の調整軸および第2の調整軸を
軸回り方向に回動させた際には、これら画調整軸は互い
に異なる軸心を中心として円弧状に移動するので、上記
中間ギヤを固定軸回りの広い範囲に亙って自由に移動さ
せることができる。
このため、クランク軸およびカム軸側のギヤに対し、バ
ックラッシュが適正となるような位置を同時に選択する
ことができ、このバックラッシュの調整作業を容易に行
なうことができる。
[実施例] 以下本発明の第1実施例を、第1図ないし第9図にもと
づいて説明する。
第3図中符号lはクランクケース、2はシリンダブロッ
ク、3はシリンダヘッド、4はヘッドカバーであり、シ
リンダヘッド3はヘッド本体3aとカムケース3bとに
上下に二分割されている。ヘッド本体3aの下面には、
シリンダブロック2内の気筒2aに対応して凹部5が形
成されており、この四部5はピストン6との間で燃焼室
7を形作っている。
そして、凹部5には第9図に概略的に示すように、四個
の吸気口8a、8b、8c、8dと二個の排気口9a、
9bが開口されている。これら吸気口8a、8b。
8c、8dと排気口9a、9bとは、気筒2aのボア中
心X1を通り、かつクランク軸1aの軸方向に延びる軸
線A、を挾んで設けられている。吸気口8a、8b。
8c、8dのうち、一つの吸気口8aはボア中心X1上
に設けられており、残りの他の吸気口8b、8c、8d
は上記軸線A1の一側方において、吸気口8aの周囲に
配置されている。また、排気口9a、9bは軸線A1の
他側方に位置されており、この軸線A1の軸方向に沿っ
て並置されている。
このように配置された吸気口8a、8b、8c、8dは
、四本の吸気バルブlOa、 lOb、 loc、 1
0dによって個別に開閉されるとともに、排気口9a、
9bも二本の排気バルブlla、llbによって個別に
開閉される。吸気バルブ!Da、 IOb、 10c、
 10dおよび排気バルブlla。
flbのバルブステム12はヘッド本体3aに支持され
ており、その先端部がカムケース3bとヘッドカバー4
との間の動弁室13に導かれている。
なお、シリンダヘッド3の凹部5には、第9図に示すよ
うにボア中心X】の吸気口8aの両側に位置して点火プ
ラグ14が装着されている。
また、動弁室13には吸気バルブloa、 10b、 
lOc。
10dを開閉駆動する二本の吸気用カム軸15a、 1
5bと、排気バルブlla、 llbを開閉駆動する一
本の排気用カム軸1Bが設けられている。これら三本の
カム軸15a、15b、1Bはクランク軸1aの軸方向
に沿って互いに平行をなしており、カムケース3bの上
面と、この上面に二本のボルト17によって締付けられ
たカムキャップ18との間で回転自在に軸支されている
。そして、このカムキャップ18を締付けるボルト17
の一部は、第8図に示すようにカムケース3bを貫通し
てヘッド本体3aにねじ込まれており、このヘッド本体
3aとカムケース3bとを結合している。
なお、カムキャップ18とカムケース3bとの合せ部に
は、ボルト17が貫通するスリーブ20が設けられてお
り、このスリーブ20がノックピンとしての機能を兼用
しているが、最も端のカムキャップ18とカムケース3
bとの合せ部には、一方のボルト17に隣接して中実の
ノックピン19が設けられているとともに、軸受32が
介在されている。
二本の吸気用カム軸15a、15bのうちの一方のカム
軸15aは、ボア中心Xl上に位置する吸気バルブlO
aを除く他の三本の吸気バルブ10b、 lOc、 1
0dを開閉駆動するものであり、このカム軸15a上に
設けた三個の吸気カム21が夫々バルブリフタ22を介
して吸気バルブ10b、 lOc、 lOdのバルブス
テム12に接している。これに対し他方の吸気用カム軸
15bは、ボア中心Xl上に位置する吸気バルブ10a
を開閉駆動するもので、その外周に設けた単一の吸気カ
ム23がバルブリフタ24を介して吸気バルブ10aの
バルブステム12に接している。また、排気用カム軸1
6の外周には二つの排気カム25が設けられており、こ
れら排気カム25がバルブリフタ26を介して排気バル
ブ11a、llbのバルブステム12に接している。
なお、図中符号31はバルブスプリングを示す。
吸気用カム軸15bと排気用カム軸16の下方には、ヘ
ッド本体3aとシリンダブロック2とに跨がるスタッド
ボルト27が設けられており、このスタッドボルト27
はカムケース3b側がらナツト28によって締付けられ
ているとともに、このカムケース3bとヘッド本体3a
とは、三本のカム軸15a、15b、1Bの周囲に分散
配置した複数の通しボルト29によって結合されている
。また、カムケース3bの外周部には、ヘッドカバー4
を締付ける複数の他の通しボルト30がねじ込まれてお
り、これら通しボルト3oのうちの一本30aは、カム
ケース3bを貫通してヘッド本体3aにねじ込まれてい
る。
ところで、上記三本のカム軸15a、15b、1Bはク
ランク軸1aからの動力伝達により回転駆動されるもの
であり、以下この駆動経路について説明する。
すなわち、三本のカム軸15a、 15b、 1Bのう
ち、両側に位置する一方の吸気用カム軸1Bと排気用カ
ム軸I6の一端には、夫々カムギヤ35.36が固定さ
れている。これらカムギヤ35.38は互いに噛み合っ
ており、この排気用カム軸16側のカムギヤ36は一対
の中間ギヤ37.38を介してクランク軸la上に設け
たクランクギヤ39と噛み合っている。また、排気用カ
ム軸16と他方の吸気用カム軸15bも、互いに噛み合
うタイミングギヤ40.41によって連動されている。
このため、二本の吸気用カム軸15a。
15bはいずれも排気用カム軸1Bからの動力伝達によ
り、互いに等速度で同方向に回転駆動される。
そして、上記中間ギヤ37.38はヘッド本体3aおよ
びシリンダブロック2の一側に設けたギヤ通路42内に
収容されて、夫々回転自在に支持されており、ヘッド本
体3aに支持された中間ギヤ37は上記カムギヤ36お
よびクランク軸la側の中間ギヤ38に対するバックラ
ッシュを調整し得るように、ヘッド本体3aに位置調整
可能に取付けられている。この取付は構造の詳細につい
ては、第1図および第2図に示されている。
すなわち、中間ギヤ37の回転中心のボス部37aには
、ボールベアリング45を介して第1の調整軸4Bの一
端が回転自在に挿通されている。第1の調整軸4Bはヘ
ッド本体3aの側壁47に設けた開口部48を隙間48
aを以て貫通しており、その外方への導出端には第1の
フランジ部49が形成されている。
第1のフランジ部49は紙製のガスケット50を介して
ヘッド本体3aの外側面に重ね合わされており、その周
方向に離間した三箇所において、ボルト51を介して位
置決め固定されている。そして、第1の調整軸46の挿
通先端部の外周には、ボールベアリング45のインナレ
ース45aを押えるワッシャ59が設けられている。こ
のワッシャ59はインナレース45aとギヤ通路42の
内面との間に挾み込まれており、ビン60を介して第1
の調整1th4Bの端面に位置決め固定されている。
第1の調整軸46の軸心から偏心した位置には、断面円
形の通孔53が形成されており、この通孔53の中心0
1は中間ギヤ37の回転中心02に対して偏心している
。第1の調整軸4Bの通孔53内には、円柱状をなす第
2の調整軸54が軸回り方向に回動可能に挿通されてい
る。第2の調整軸54の端部は第1のフランジ部49の
外方に導出されており、この導出端には、上記フランジ
部49の端面に重ね合わされる第2のフランジ部55が
形成されている。
第2のフランジ部55は第1のフランジ部49に対し、
その一箇所にてボルト5Bを介して位置決め固定されて
いる。そして、第2の調整軸54は、その軸心01から
偏心した位置に断面円形のボルト孔58を備えている。
ボルト孔58の軸心03は第2の調整軸54の軸心01
に対し偏心しており、このボルト孔58にはヘッド本体
3aの外方から固定軸としての固定ボルト81が挿通さ
れている。固定ボルト61の挿通先端部は、ギヤ通路4
2の内面に形成したねじ孔62にねじ込まれており、こ
のねじ込みにより第1および第2の調整軸48 、54
が軸方向に締付けられて、ヘッド本体3aに固定されて
いる。
なお、上記ポル) 51.56が挿通する貫通孔52.
57は、夫々第1および第2の調整軸46.54の偏心
した回動を許容するため、ボルト51.58の外径より
もやや大径に形成されているとともに、画調整軸48.
54の周方向に沿う円弧状をなしている。
次に、上記構成の作用について説明する。
中間ギヤ37の噛み合い部分のバックラッシュを調整す
るには、まず、固定ボルト61を弛め、ヘッド本体3a
に対する第1および第2の調整軸4G、54の締付けを
解除する。そして、ボルト51.56を弛めて第1の調
整軸4Gおよび第2の調整軸54の位置決めを解除し、
夫々軸回り方向へ任意な角度回動させる。すると、第1
の調整軸46の軸心02は、0□を中心として円弧状に
移動するとともに、第2の調整軸54の軸心01は03
を中心として円弧状に移動する。すなわち、二本の調整
軸46 、54は互いに異なる軸心01および03を中
心として円弧状に移動するから、中間ギヤ37を固定ボ
ルト61の周囲の広い範囲に亙って自由に移動させるこ
とができる。このため、中間ギヤ37にはクランク軸l
a側の中間ギヤ38および排気用カム軸1G側のカムギ
ヤ36の二つが噛み合っているにも拘らず、これら両ギ
ヤ38.36に対するバックラッシュが適正となるよう
な位置を同時に選択することができ、従来に比べてバッ
クラッシュの調整作業を簡単かつ確実に行なうことがで
きる。
なお、本発明は上記第1実施例に特定されるものではな
く、第10図および第11図に本発明の第2実施例を示
す。
この第2実施例には、三個の吸気ロア0a、70b。
70cを夫々吸気バルブ71a、71b、71cによっ
て個別に開閉するエンジンが示されている。これら吸気
ロア0a、70b、70cのうち、一つの吸気ロア0a
はボア中心Xl上に位置されており、このボア中心Xl
上の吸気バルブ70aは排気用カム軸1B上に設けた吸
気カム72により開閉駆動される。吸気カム72は排気
カム25の間に位置されており、ロッカアーム73を介
してボア中心X1上の吸気バルブ70aのバルブステム
12に接している。
すなわち、カムケース3Fの上面にはロッカアーム73
を支持するロッカ軸74が配置されており、このロッカ
軸74はカムケース3bの上面に突設した一対の支持突
部75の間に架設されている。そして、このロッカ軸7
4の外周にロッカアーム73のボス部76が軸支されて
おり、このロッカアーム73の一端が吸気カム72に接
しているとともに、他端がバルブステム12に当接して
いる。
したがって、本実施例の場合は、吸気用カム軸15が一
本となっており、この吸気用カム軸15と排気用カム軸
16の一端に夫々互いに噛み合うカムギヤ35.313
が取付けられている。
なお、上記実施例では、中間ギヤを排気用カム軸側のカ
ムギヤに噛み合せたが、本発明はこれに限らず、吸気用
カム軸側のカムギヤに噛み合せたり、両方のカム軸のカ
ムギヤに噛み合せるようにしても良い。
また、吸気カムと排気カムも夫々別のカム軸上に設ける
必要はなく、−本の共通のカム軸上に設けても良い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、二本のfA整軸は互いに
異なる軸心を中心として円弧状に移動するから、中間ギ
ヤを固定軸の周囲の広い範囲に亙って自由に移動させる
ことができる。このため、中間ギヤにクランク軸側のギ
ヤおよびカム軸側のギヤの二つが噛み合っているにも拘
らず、これら両ギヤに対するバックラッシュが適正とな
るような位置を容易に選択することができ、従来に比べ
てバックラッシュの調整作業を簡単かつ確実に行なえる
といった利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は中間ギヤの取付は部分の断面図、第2図は第1図中
■−■線に沿う断面図、第3図はカム軸の駆動経路を一
部断面した側面図、第4図は第5図中IV−IV線に沿
う断面図、第5図はシリンダヘッドの平面図、第6図は
シリンダヘッドの断面図、第7図はヘッド本体の平面図
、第8図は第5図中■−■線に沿う断面図、第9図は吸
気バルブと排気バルブの配置状態を示す平面図、第10
図および第11図は本発明の第2実施例を示し、第10
図はシリンダヘッドの断面図、第11図はシリンダヘッ
ドの平面図である。 la・・・クランク軸、15.15a、15b・・・吸
気用カム軸、16・・・排気用カム軸、35.36・・
・カムギヤ、37.38・・・中間ギヤ、39・・・ク
ランクギヤ、45・・・軸受(ボールベアリング)、4
B・・・第1の調整軸、54・・・第2の調整軸、6■
・・・固定軸(固定ボルト)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 36−−−−カムキ°ヤ 37.3B−−−一中間キ′ア 45−−−−ホ゛−ルτアリンデ 46−−−−第1の言周艷軸 54−一−−第2n調贅軸 61−−−一圓足ホ゛ルト 第2図 第 図 第 図 第 図 第 図 A1 【 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クランク軸上に設けたクランクギヤとカム軸上に設けた
    カムギヤとの間に、これら両ギヤに噛み合う中間ギヤを
    介在させ、これら互いに噛み合うギヤを介して上記クラ
    ンク軸の回転をカム軸に伝えるようにした4サイクルエ
    ンジンにおいて、上記中間ギヤの回転中心部に、軸受を
    介して第1の調整軸を軸回り方向に回動可能に挿通し、
    この第1の調整軸の軸心から偏心した位置に、第2の調
    整軸を軸回り方向に回動可能に挿通するとともに、この
    第2の調整軸の軸心から偏心した位置に、エンジン側に
    固定される固定軸を軸回り方向に回動可能に挿通してな
    ることを特徴とする4サイクルエンジンのカム軸駆動装
    置。
JP29835088A 1988-11-28 1988-11-28 4サイクルエンジンのカム軸駆動装置 Pending JPH02146209A (ja)

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