JP2019143526A - エンジンのカムシャフト駆動装置 - Google Patents

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Toshiaki Ietani
俊旭 家谷
明 大田
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Abstract

【課題】タイミングチェーン等の無端状部材を取り付ける際の作業を、容易に且つ安全にできるようにする。【解決手段】吸排気バルブを開閉動作させるカムシャフト20と、エンジンEの駆動力によって回転するクランクシャフト10と、駆動力伝達用の部材によって回転伝達可能に接続されるカム側回転部材50及びクランク側回転部材40と、カム側回転部材50及びクランク側回転部材40を回転自在に支持しエンジン本体1の端面5に着脱自在であるカバー30と、カム側回転部材50とカムシャフト20との間及びクランク側回転部材40とクランクシャフト10との間にそれぞれ設けられ、カバー30のエンジン本体1の端面5への着脱により、カム側回転部材50とカムシャフト20との間及びクランク側回転部材40とクランクシャフト10との間の回転伝達可能な状態への接続と回転伝達不能な状態への離反が成される接続機構とを備えるエンジンのカムシャフト駆動装置とした。【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンの駆動力によって回転するクランクシャフトの回転を、吸排気バルブ開閉用のカムシャフトに伝達するエンジンのカムシャフト駆動装置に関する。
エンジンのシリンダヘッドには、吸気バルブ及び排気バルブを開閉動作させるためのカムシャフトが備えられる。このカムシャフトは、タイミングチェーンやタイミングベルト等の駆動力伝達用の部材を通じて、エンジンの駆動力によって回転するクランクシャフトの回転に同期して回転するように設定され、カムシャフト駆動装置が構成される。
駆動力伝達用の部材として用いられる無端状のタイミングチェーンは、クランクシャフトの一端に取り付けられたクランクスプロケットと、カムシャフトの一端に取り付けられたカムスプロケットとの間に掛け回される。
カムスプロケットが取り付けられるカムシャフトは、エンジンのシリンダヘッドにおいて、軸方向両端側に位置する端壁部に支持される。カムシャフトの一端は、その端壁立上がり部よりも軸方向外側に突出しており、その突出した部分にカムスプロケットが固定される。また、クランクスプロケットが取り付けられるクランクシャフトも同様に、シリンダブロック下部において、軸方向両端側に位置する端壁部に支持される。クランクシャフトの一端は、その端壁部よりも軸方向外側に突出しており、その突出した部分にクランクスプロケットが固定される。
これらのカムスプロケット、クランクスプロケット、タイミングチェーン等の動弁機構は、エンジンのシリンダブロックの軸方向端部を覆うカバーによって、外部へ露出しない状態に保護される。なお、駆動力伝達用の部材として無端状のタイミングベルト(歯付きベルト)が用いられる場合は、スプロケットに代えて、タイミングベルトに設けた凹凸に噛み合うギヤ(歯付きプーリ)が用いられる。
また、特許文献1には、タイミングチェーンが掛け回される巻回用のスプロケットを、カムシャフトに取り付けられたカムスプロケットとは別体として、その巻回用のスプロケットとカムスプロケットとを、ギヤを介して回転伝達可能に接続している技術が開示されている。
特開2010−229819号公報
従来のエンジンのカムシャフト駆動装置では、タイミングチェーンを、クランクスプロケットとカムスプロケットとの間に取り付ける作業が大変煩雑である。クランクシャフトに連動して動くバルブの開閉タイミングと、クランクシャフトの軸回り方位とを正規の位置に同期しながら、張力の大きいタイミングチェーンを巻回しなければならないからである。
また、タイミングチェーンの取り付け時にカムスプロケットに反力が働くと、カムスプロケットが急激に回ることで、タイミングチェーンとカムスプロケットの間、あるいは、タイミングチェーンとクランクスプロケットの間に指を挟む可能性ある。このため、その取り付けには慎重な作業が求められる。
さらに、カムシャフトは、チェーン等の張力によって作用する曲げ応力(例えば、2000Nレベル)にも耐え得る強度が必要である。このため、カムシャフトやそれに取り付けられるカムスプロケット等は、その強度確保のために重い部材で構成されることから、この点においても、カムシャフト駆動装置におけるタイミングチェーンの取り付け作業は煩雑で且つ熟練を要する作業である。
これらの各問題は、駆動力伝達用の部材としてタイミングベルトを用いる場合も同様である。また、特許文献1のように、タイミングチェーンが掛け回される巻回用のスプロケットを、カムシャフトに取り付けられたカムスプロケットとは別体とした場合においても同様である。
そこで、この発明の課題は、吸気バルブ及び排気バルブを開閉動作させるためのカムシャフトと、エンジンの駆動力によって回転するクランクシャフトとの間に、駆動力伝達用の部材を取り付ける際の作業を、容易に且つ安全にできるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この発明は、吸気バルブ及び排気バルブを開閉動作させるためのカムシャフトと、エンジンの駆動力によって回転するクランクシャフトと、駆動力伝達用の部材によって回転伝達可能に接続されるカム側回転部材及びクランク側回転部材と、前記カム側回転部材及び前記クランク側回転部材を回転自在に支持し前記カムシャフト及び前記クランクシャフトを備えたエンジン本体の端面に着脱自在であるカバーと、前記カム側回転部材と前記カムシャフトとの間及び前記クランク側回転部材と前記クランクシャフトとの間にそれぞれ設けられ、前記カバーの前記エンジン本体の端面への着脱により、前記カム側回転部材と前記カムシャフトとの間及び前記クランク側回転部材と前記クランクシャフトとの間の回転伝達可能な状態への接続と回転伝達不能な状態への離反が成される接続機構と、を備えるエンジンのカムシャフト駆動装置を採用した。
ここで、前記接続機構の少なくとも一つは、前記カム側回転部材又は前記クランク側回転部材とともに回転するように前記カバー側に設けられたカバー側嵌合部と、前記カムシャフト又は前記クランクシャフトとともに回転するように前記エンジン本体側に設けられ前記カバー側嵌合部に対して嵌合により回転伝達可能に接続されるシャフト側嵌合部と、を備える嵌合式接続部である構成を採用することができる。
このとき、前記カバー側嵌合部及び前記シャフト側嵌合部の一方の外周が他方の内周に嵌る構造であり、前記一方の外周と前記他方の内周との嵌合面は、軸方向他方側から軸方向一方側に向かって軸心からの距離が遠ざかるテーパ部を備える構成を採用することができる。
また、前記カバー側嵌合部及び前記シャフト側嵌合部は、所定の軸回り方位でのみ互いに嵌合する構成を採用することができる。
さらに、前記接続機構の少なくとも一つは、前記カム側回転部材又は前記クランク側回転部材とともに回転するように前記カバー側に設けられたカバー側歯車と、前記カムシャフト又は前記クランクシャフトとともに回転するように前記エンジン本体側に設けられ前記カバー側歯車に対して回転伝達可能に接続されるシャフト側歯車と、を備える歯車式接続部である構成を採用することができる。
このとき、前記カバー側歯車及び前記シャフト側歯車はそれぞれ笠歯車であり、前記カバー側歯車と前記シャフト側歯車とは前記カバー側又は前記エンジン本体側に設けられる中間歯車を介して回転伝達可能に接続される構成を採用することができる。
また、前記クランク側回転部材と前記クランクシャフトとの間の前記接続機構は、前記クランク側回転部材とともに回転するように前記カバー側に設けられたカバー側嵌合部と、前記クランクシャフトとともに回転するように前記エンジン本体側に設けられ前記カバー側嵌合部に対して嵌合により回転伝達可能に接続されるシャフト側嵌合部を備える嵌合式接続部であり、前記カム側回転部材と前記カムシャフトとの間の前記接続機構は、前記カム側回転部材とともに回転するように前記カバー側に設けられたカバー側歯車と、前記カムシャフトとともに回転するように前記エンジン本体側に設けられ前記カバー側歯車に対して回転伝達可能に接続されるシャフト側歯車とを備える歯車式接続部である構成を採用することができる。
この発明は、タイミングチェーンやタイミングベルト等の駆動力伝達用の部材と、その駆動力伝達用の部材によって回転伝達可能に接続される回転部材を、エンジン本体の端面を覆うカバーとともにエンジン本体側から着脱できるようにしたので、駆動力伝達用の部材を取り付ける際の作業が容易に且つ安全にできるようになる。
この発明の一実施形態を示す縦断面図である。 同実施形態を示す分解斜視図である。 図1の要部の平面図である。 同実施形態の歯車式接続部の構成を示す斜視図である。 同実施形態の嵌合式接続部の構成を示す分解斜視図である。 嵌合式接続部のカバー側嵌合部とシャフト側嵌合部の一例を示す斜視図である。 嵌合式接続部のカバー側嵌合部とシャフト側嵌合部の他の例を示す斜視図である。
この発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。この実施形態のエンジンEは、4ストロークガソリンエンジンである。エンジンEは、図1及び図2に示すように、内部にシリンダ室を有するシリンダブロック3と、そのシリンダブロック3の上部に結合されたシリンダヘッド2と、シリンダブロック3の下部に取り付けられるオイルパン4等を備えている。
シリンダブロック3内には、シリンダ室が一つ又は複数並列して設けられる。図1では3つのシリンダ室を図示しているが、この実施形態では、4つ又はそれ以上のシリンダ室を備えたエンジンEを想定している。
各シリンダ室内にはピストン7が収容され、そのピストン7が、エンジンEの燃焼行程に応じてシリンダ室の軸線方向に沿って往復動するようになっている。ピストン7には、コネクティングロッド8を介してクランクシャフト10が接続されている。クランクシャフト10は、シリンダブロック3の下部におけるオイルパン4上の空間内に収容され、ピストン7の往復動に伴って軸回り回転する。
また、シリンダヘッド2とシリンダブロック3には、各シリンダ室における吸気通路や排気通路への開口部を開閉するバルブ6が設けられている。バルブ6は、吸気通路への開口部を開閉する吸気バルブと、排気通路への開口部を開閉する排気バルブとからなる。バルブ6は、シリンダヘッド2内の空間に収容されたカムシャフト20の回転によって、その開閉の動作が成される。
カムシャフト20は、その軸心が、クランクシャフト10の軸方向と平行になるように配置される。また、カムシャフト20は、軸方向に沿ってバルブ6の数と同数のカムローブ22を備えている。カムローブ22の外面は、カムシャフト20の軸心回りの方位によって、その軸心からの距離が変化する形状となっている。バルブ6は、バルブスプリングによって閉弁方向に付勢されており、カムローブ22の軸回り回転に伴って、バルブ6のステムエンドが、付勢力に抗して開弁方向へ繰り返し押圧されるようになっている。
カムシャフト20は、シリンダヘッド2に臨むシリンダブロック3の上部に設けたカムシャフト用の支持部5aで、軸回り回転自在に支持されている。支持部5aは、カムシャフト20の軸方向に沿って複数設けられ、最も軸方向一端側の支持部5aは、エンジン本体1の端壁部9の上部に設けられる。支持部5aは、シリンダブロック3の上端において、上向きに開口した円弧状の凹部を有する下部部材と、その凹部を覆うように固定される下向きに開口した円弧状の凹部を有する上部部材とによって、カムシャフト20の断面円形の軸部を保持するメタル軸受構造である。
また、クランクシャフト10は、シリンダブロック3の下部に設けたクランクシャフト用の支持部5bで、軸回り回転自在に支持されている。支持部5bは、クランクシャフト10の軸方向に沿って複数設けられ、最も軸方向一端側の支持部5bは、エンジン本体1の端壁部9の下部に設けられる。支持部5bは、シリンダブロック3の下端において、下向きに開口した円弧状の凹部を有する上部部材と、その凹部を覆うように固定される上向きに開口した円弧状の凹部を有する下部部材とによって、クランクシャフト10の断面円形の軸部を保持するメタル軸受構造である。
この実施形態では、カムシャフト20として、図2に示すように、吸気側のカムシャフト20aと排気側のカムシャフト20bとを別々に設けたツインカム仕様となっているが、1本のカムシャフト20で吸気側と排気側の両方のバルブ6を動作させるシングルカム仕様であってもよい。また、クランクシャフト10は、シリンダ室の並列方向に沿って1本のみ設けられている。
エンジン本体1の一端側の壁部である端壁部9では、クランクシャフト10の軸方向一端が、端壁部9の端面5から突出し、また、各カムシャフト20の軸方向一端が、端壁部9の端面5からそれぞれ突出している。
カムシャフト20やクランクシャフト10を備えたエンジン本体1に対し、端壁部9の端面5には、樹脂や金属からなるカバー30(タイミングチェーンカバー)が、着脱自在に取り付けられる。カバー30のエンジン本体1への着脱は、図1に示すように、ボルト36等の締め付けや、その他部材同士の嵌め込み、係合等によって行われる。
カバー30の内側(エンジン本体1へ向く側)には、図2に示すように、エンジン本体1への取付状態において、クランクシャフト10の軸方向一端に対向する位置に、クランク側回転部材40が回転自在に取り付けられている。また、カバー30の内側には、エンジン本体1への取付状態において、各カムシャフト20の軸方向一端に対向する位置に、それぞれカム側回転部材50が回転自在に取り付けられている。ここで、吸気側のカムシャフト20aの軸方向一端に対向して、吸気側のカム側回転部材50aが配置され、排気側のカムシャフト20bの軸方向一端に対向して、排気側のカム側回転部材50bが配置されている。
これらのクランク側回転部材40、カム側回転部材50の外周に、駆動力伝達用の部材として1本の無端状部材60が掛け回される。この実施形態の無端状部材60はタイミングチェーンであるので、クランク側回転部材40及びカム側回転部材50は、それぞれそのチェーンに噛み合うスプロケットである。無端状部材60がタイミングベルトである場合には、クランク側回転部材40及びカム側回転部材50には、それぞれそのベルトの歯に噛み合う歯付きプーリが用いられる。
クランク側回転部材40とクランクシャフト10との間、及び、カム側回転部材50とカムシャフト20との間には、それぞれ、カバー30のエンジン本体1の端面5への着脱により、カム側回転部材50とカムシャフト20との間において回転伝達可能な状態への接続と回転伝達不能な状態への離反が成される接続機構、及び、クランク側回転部材40とクランクシャフト10との間において回転伝達可能な状態への接続と回転伝達不能な状態への離反が成される接続機構を備えている。
クランク側回転部材40とクランクシャフト10との間、及び、カム側回転部材50とカムシャフト20との間のそれぞれの接続機構は、対向する部材同士を軸方向へ相対移動することにより、その接続と離反(接続の解除)が行われる。部材同士の軸方向への相対移動は、カバー30をエンジン本体1の端面5に着脱することに伴って行われるので、接続及び離反の作業が確実で且つ容易である。
この実施形態では、クランク側回転部材40とクランクシャフト10との間に設けられる接続機構として、嵌合式接続部Aを採用している。
嵌合式接続部Aは、図5に示すように、クランク側回転部材40とともに回転するようにカバー30側に設けられたカバー側嵌合部41と、クランクシャフト10とともに回転するようにエンジン本体1側に設けられるシャフト側嵌合部11とを備えている。カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とが軸方向へ接近して互いに嵌合すると、カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とが回転伝達可能な状態に接続される。これにより、クランクシャフト10の回転が、クランク側回転部材40に伝達されるようになる。
ここで、嵌合式接続部Aは、カバー側嵌合部41及びシャフト側嵌合部11の一方の外周が他方の内周に嵌る構造となっている。この実施形態では、カバー側嵌合部41に設けた孔又は凹部の内周42に、突出形状に形成したシャフト側嵌合部11の外周12が嵌る構成となっているが、これを逆にして、シャフト側嵌合部11に設けた孔又は凹部の内周に、突出形状のカバー側嵌合部41の外周が嵌る構成としてもよい。
また、カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とは、互いに嵌合した状態で両者が軸回り相対回転不能な状態となっているので、クランク側回転部材40とクランクシャフト10とは互いの部材に滑りが生じることなく、回転が伝達されるようになっている。カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とを軸回り相対回転不能とするためには、例えば、互いに嵌合するカバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11の断面を、矩形、楕円形、その他非円形の形状とする手法がある。あるいは、断面を円形とする場合であっても、互いに嵌合するカバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11同士の隙間を小さくして両者を圧入嵌合とし、摩擦によって相対回転不能とする手法もある。
この実施形態では、図6に示すように、カバー側嵌合部41の内周42の形状とシャフト側嵌合部11の外周12の形状をそれぞれ円錐台状とし、その嵌合断面を、円錐台の大径側の底へ向かうにつれて、徐々に短径に対する長径の比が大きくなる楕円形状(非円形)としている。この非円形の外周12と内周42が全周に亘ってぴったりと密着することにより、カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11との軸回り回り止めが成されている。
この実施形態では、図1に示すように、カバー30に設けた取付孔33内に、クランク側回転部材40の回転軸47が軸受部45を介して軸回り回転自在に支持されている。また、その回転軸47とカバー側嵌合部41、シャフト側嵌合部11は、固定ボルト32によって一体化されている。ここでは、固定ボルト32は、回転軸47に設けられた貫通孔47a及びカバー側嵌合部41に設けられた貫通孔に挿通され、その固定ボルト32の雄ネジ部32aが、シャフト側嵌合部11に設けた雌ねじ部34にねじ込まれて、軸方向へ締め付けられている。この固定ボルト32により、カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11との抜け止めが成されている。
また、この実施形態では、図1及び図5に示すように、クランク側回転部材40の回転軸47をカバー30に対して軸周り回転自在に支持する軸受部45に加え、カバー側嵌合部41をカバー30に対して軸周り回転自在に支持する軸受部46を設けている。軸受部46は、図5に示すように、環状のフレーム43と支え部43aによってカバー30に支持されている。このため、クランク側回転部材40の回転軸47やカバー側嵌合部41が、カバー30に対してよりしっかりと支持される構造となっている。
回転軸47とカバー30とは、軸受部45,46やその他嵌合部等を介して軸方向へ不動に固定されているので、固定ボルト32は、カバー30をエンジン本体1に固定する機能も発揮している。
また、カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とは、所定の軸回り方位でのみ互いに嵌合する形状となっている。このため、クランクシャフト10に連動して動くバルブ6の開閉タイミングと、クランクシャフト10の軸回り方位(クランクアングル)とを正規の位置に設定し、その状態で、クランク側回転部材40、カム側回転部材50、無端状部材60を取り付けたカバー30をエンジン本体1に取り付けすれば、所定の同期状態が設定された状態とできる。
カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とを、所定の軸回り方位でのみ互いに嵌合する形状とすることに関し、この実施形態では、円錐台状を成すカバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11との嵌合面の軸直交方向の断面形状を、前述のように楕円形状(非円形)としている。さらに、円錐台の形状を、円錐台の軸心方向に対する側面の母線の方向の角度が、軸周り方位に応じて異なる偏心円錐台状としている。
具体的には、図6に示すように、円錐台の軸心周りに沿って、一つの方位にある側面の母線12bは、軸心方向に対する角度(鋭角)が比較的大きく、軸心を挟んで反対側の母線12aは、軸心方向に対する角度が比較的小さくなっている。図6では、反対側の母線12aは軸心と平行に設定されており、その成す角度は0(ゼロ)度である。それ以外の方位での母線の軸心に対する角度は、母線12bと母線12aとの間で滑らかに変化するように接続されている。これにより、カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とは、所定の軸周り方位(1方位)でのみ互いに嵌合することができ、バルブ6の開閉タイミングと、クランクシャフト10の軸回り方位(クランクアングル)とを正規の位置に設定しやすい。また、互いの嵌合面が円錐形状であるため、組付作業時に、自然に適切な位置に回転していくことで調心が成され、組付けがさらに容易である。
カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とを、所定の軸回り方位でのみ互いに嵌合する形状とすることに関し、それ以外にも、例えば、図7に示すように、カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11に対して、軸周り方位1箇所に、互いに噛み合う方位決め凹部44と方位決め凸部14とを設けてもよい。カバー側嵌合部41とシャフト側嵌合部11とは、方位決め凹部44と方位決め凸部14とが係合する1方位でのみ互いに嵌合する。
つぎに、この実施形態では、カム側回転部材50とカムシャフト20との間に設けられる接続機構として、歯車式接続部Bを採用している。
歯車式接続部Bは、図3に示すように、カム側回転部材50とともに回転するようにカバー30側に設けられたカバー側歯車51と、カムシャフト20とともに回転するようにエンジン本体1側に設けられたシャフト側歯車21とを備えている。カバー側歯車51とシャフト側歯車21とがカムシャフト20の軸方向に沿って接近して、互いの歯が直接噛み合う、又は、他の歯車を介して間接的に噛み合うことで、カバー側歯車51とシャフト側歯車21とが回転伝達可能な状態に接続される。これにより、カム側回転部材50の回転がカムシャフト20に伝達されるようになる。
ここで、この実施形態の歯車式接続部Bは、カバー側歯車51とシャフト側歯車21との間に中間歯車52を配置し、その中間歯車52を介して、カバー側歯車51とシャフト側歯車21とを回転伝達可能な状態に接続している。
図3及び図4に示すように、この実施形態のカバー側歯車51とシャフト側歯車21は、それぞれ笠歯車である。このため、中間歯車52も、それらのカバー側歯車51とシャフト側歯車21の歯に噛み合う笠歯車を採用している。ここでは、吸気側のカムシャフト20aに対しては中間歯車52aを配置し、排気側のカムシャフト20bに対しては中間歯車52bを配置している。なお、図3では、笠歯車をすぐば笠歯車とした例を示し、図4では、まがりば笠歯車とした例を示している。
カム側回転部材50は、図1に示すように、カバー30に設けた取付孔35内に、カム側回転部材50の回転軸54が軸受部55を介して軸回り回転自在に支持されている。また、中間歯車52も、図3に示すように、カバー30に設けた取付孔37内に、中間歯車52の回転軸53が軸回り回転自在に支持されている。中間歯車52は、この実施形態のようにカバー30側に設けることが好ましいが、エンジン本体1側に中間歯車52を配置した態様も考えられる。
歯車式接続部Bに中間歯車52を採用した場合、中間歯車52は、カバー側歯車51とシャフト側歯車21よりも最大径が小さい、又は、歯数が少ない小型のギヤとすることができる。これにより、エンジンEの前後方向(シリンダ室の並列方向)において、カバー30側とエンジン本体1側との間に、クランク側回転部材40、カム側回転部材50やクランクシャフト10、カムシャフト20の軸周り回転方向とは回転方向が異なる、すなわち、回転軸の方向が交差する又はねじれの位置関係にある小型のギヤ(中間歯車52)が配置されることとなり、その小型のギヤの介在によって、カバー側歯車51とシャフト側歯車21との多少の心ずれの誤差を吸収できるので、より組み付けが行いやすくなる。
また、カバー30をエンジン本体1へ取り付けると、クランクシャフト10側からの回転によって、カバー30側に配置したクランク側回転部材40、カム側回転部材50が回転し、さらに、カバー側歯車51も回転する。中間歯車52が配置されている場合はその中間歯車52が回転し、それに伴ってカムシャフト20側のシャフト側歯車21が回転することとなる。しかし、カバー30をエンジン本体1へ取り付ける前の状態では、無端状部材60等の駆動力伝達用の部材を組み付けしている際に、タイミング系統が回転しても、そのカバー30側のタイミング系統の回転は、カムシャフト20側には伝わらないという組付時の利点がある。
以上のようなことから、バルブ6の開閉タイミングと、クランクシャフト10の軸回り方位(クランクアングル)とを正規の位置に設定し、その状態で、クランク側回転部材40、カム側回転部材50、無端状部材60を取り付けたカバー30をエンジン本体1に取り付けすれば、所定の同期状態が設定された状態とできる。このカバー30の取り付けの際に、カバー側歯車51やシャフト側歯車21は、設定の基準となるバルブ6の開閉タイミングに合致した方位としておく。
この実施形態では、カバー側歯車51とシャフト側歯車21をそれぞれ笠歯車とし、それらのカバー側歯車51とシャフト側歯車21の歯に噛み合う中間歯車52も笠歯車としたが、歯車式接続部Bの構成は、この実施形態には限定されない。例えば、カバー側歯車51とシャフト側歯車21を、それぞれ外周縁に沿って歯を並列して備える平歯車として、その平歯車の歯同士を直接噛み合わせる構成としてもよい。このとき、平歯車からなるカバー側歯車51とシャフト側歯車21とは、カバー30をエンジン本体1に取り付けることで、自然に噛み合う位置関係に配置する。これらの各態様において、カバー側歯車51とシャフト側歯車21との軸心が一致していてもよいし、互いにずれていてもよい。また、カバー側歯車51とシャフト側歯車21との間に中間歯車52を適宜介在させてもよい。
さらに他の形態として、例えば、カバー側歯車51とシャフト側歯車21をそれぞれ冠歯車(クラウンギヤ)とし、冠歯車の歯同士を直接噛み合わせる構成、あるいは、冠歯車からなるカバー側歯車51とシャフト側歯車21との間に、笠歯車や平歯車からなる中間歯車52を介在させてもよい。また、内歯歯車と外歯歯車とからなるカバー側歯車51とシャフト側歯車21とが軸方向へ対向して、それらが直接噛み合わされる構成としてもよい。これらの各態様においても、カバー30をエンジン本体1に取り付けることで、自然に対応する歯同士が噛み合う構成とする。
また、例えば、カバー側歯車51を笠歯車、シャフト側歯車21を平歯車とし、中間歯車52を、傘歯車の裾部の外周部に同一歯数の平歯車を設けた構成とすることができる。ここで、カバー側歯車51とシャフト側歯車21の回転軸の軸心は同一直線上であり、中間歯車52の回転軸の軸心は、それに交差する方向、又は、ねじれの位置にある方向である。そして、中間歯車52の傘歯車部分は、笠歯車で構成されるカバー側歯車51の歯と噛み合うようにする。中間歯車52の平歯車部分は、平歯車で構成されるシャフト側歯車21の歯に噛み合うようにする。
この構成では、中間歯車52の傘歯車部分は、カバー30側の笠歯車からなるカバー側歯車51と常時噛み合っており、中間歯車52の平歯車部分は、カムシャフト20側の平歯車からなるシャフト側歯車21と係脱自在に噛み合う状態である。ここで、中間歯車52の平歯車部分の歯の断面は、中央の頂部から歯車の円周方向両側に向かって内径方向へ傾斜する山形形状であることが望ましい。このようにすれば、中間歯車52の平歯車部分と、平歯車からなるシャフト側歯車21との歯の係脱に際し、中間歯車52の平歯車部分は山形の歯となっているため、その組付け時に、歯が山の傾斜方向に沿って微妙に動くことで、両者の歯が確実に噛み合うことができる。
これらの嵌合式接続部A、歯車式接続部Bによって、カバー30をエンジン本体1の端面5に取り付けることによって、カム側、クランク側の各接続機構が接続状態となる。これにより、クランク側回転部材40は、クランクシャフト10とともに軸回り回転する状態となり、また、カム側回転部材50は、カムシャフト20とともに軸回り回転する状態となる。
この状態で、エンジンEの駆動力によってクランクシャフト10が回転すると、クランク側回転部材40、無端状部材60、カム側回転部材50が連動して動作し、カムシャフト20がクランクシャフト10と同期したタイミングで回転する。このとき、クランクシャフト10が2回転(すなわち1燃焼サイクル)すると、カムシャフト20が1回転するように歯数が設定されている。これにより、吸気側、排気側の各バルブ6が、所定のタイミングで開閉動作する。
無端状部材60の交換、調整等や、その他部材のメンテナンスの際には、カバー30をエンジン本体1の端面5から取り外すことによって、クランク側回転部材40、無端状部材60、カム側回転部材50等の構成部品が、エンジン本体1から分離するので、その後の作業が安全で且つ容易である。
なお、上記の実施形態では、クランク側回転部材40とクランクシャフト10との間の接続機構を嵌合式接続部Aとし、カム側回転部材50とカムシャフト20との間の接続機構を歯車式接続部Bとしたが、例えば、これを逆にして、クランク側回転部材40とクランクシャフト10との間の接続機構を歯車式接続部Bとし、カム側回転部材50とカムシャフト20との間の接続機構を嵌合式接続部Aとしてもよい。あるいは、クランク側回転部材40とクランクシャフト10との間の接続機構と、カム側回転部材50とカムシャフト20との間の接続機構の両方を、嵌合式接続部A、又は、歯車式接続部Bとしてもよい。
この実施形態は、エンジンEとして4ストロークガソリンエンジンを想定して、この発明を適用しているが、4ストロークガソリンエンジンには限定されず、クランクシャフト10とカムシャフト20との間で、駆動力伝達用の部材を介して回転伝達を行う他形式のエンジンEであっても、この発明を適用できる。
以上のように、この発明は、エンジンE、特に4サイクルエンジンのタイミング系部品において、カムシャフト20側とクランクシャフト10側の各回転伝達構造を、無端状部材60が配置されるカバー30側と、各シャフト10,20が配置されるエンジン本体1側とに分割した上で、カバー30をエンジン本体1に取り付けるだけで、両者が自動的に接続される構造としたので、タイミング系部品をエンジン本体1とは別のモジュールとして組付け可能とすることができる。また、この構造は、4サイクルエンジンで有利であるが、燃焼形式や気筒配列に関係なく種々のエンジンEでも対応可能で、汎用性が高いといえる。さらに、タイミング系部品がエンジン本体1とは別のモジュールとして管理できるため、組付け作業の簡略化による整備性の向上、タイミング伝達方式の選択が可能となり、より柔軟なエンジン設計を実現することができる。
また、カバー30をエンジン本体1に取り付けるだけで、クランクシャフト10側の部材が、カバー30側の部材と軸周り1方位でのみ接続される方位決め機能を備えたことにより、タイミング系部品の同期の設定が容易である。また、必要であれば、クランクシャフト10側の前記方位決め機能に加え、あるいは、代えて、カムシャフト20側にも方位決め機能、すなわち、カムシャフト20側の部材が、カバー30側の部材と軸周り1方位でのみ接続される構造を採用してもよい。
さらに、カバー30側に配置されるタイミング系統部品を、エンジン本体1とは分離した一つのモジュールとして扱うことができるので、エンジン本体1への組付前の状態で、カバー30側におけるタイミングの位置、すなわち、カバー30に装着されたクランク側回転部材40とカム側回転部材50の軸周り方位を正しい箇所に設定して、一体のアッセンブリー状態とすることにより、これらのアッセンブリーを、エンジン本体1側とは関係なく分解整備可能とすることができる。なお、カバー30のエンジン本体1への組付け開始までに、エンジン本体1側で、クランクシャフト10やカムシャフト20のタイミング(軸周り方位)は予め規定された位置(例えば、1番気筒上死点)になっており、カバー30側もその規定された位置に対応した状態に設定しておくものとする。
また、この発明によれば、カバー30側のタイミング系統部品の配置が、エンジン本体1側におけるレイアウト上の制約から解放されるため、自動車でよく用いるタイミングチェーンやタイミングベルト等の無端状部材60だけではなく、モーターサイクルやレーシングエンジンで用いるギヤ、さらにはシャフトドライブ等からなる駆動力伝達用の部材によって、カバー30側に配置されるタイミング系統部品を構成する等の選択肢が増える。すなわち、クランク側回転部材40とカム側回転部材50との間を、無端状部材60によらず、ギヤやシャフトドライブ等の駆動力伝達用の部材によって回転伝達可能に接続する構造である。さらに、耐久性を確保した上で容易には分解できない構造とすれば、タイミング系統部品のメンテナンスフリー化も可能となる。
1 エンジン本体
2 シリンダヘッド
3 シリンダブロック
4 オイルパン
5 端面
5a,5b 支持部
6 バルブ
7 ピストン
8 コネクティングロッド
9 端壁部
10 クランクシャフト
11 シャフト側嵌合部
12 外周
20 カムシャフト
21 シャフト側歯車
22 カムローブ
30 カバー
31 カバー本体
32 固定ボルト
32a 雄ねじ部
33,35 取付孔
34 雌ねじ部
36 カバー固定ボルト
37 取付孔
40 クランク側回転部材
41 カバー側嵌合部
42 内周
43 フレーム
43a 支え部
45,46 軸受部
47 回転軸
50 カム側回転部材
51 カバー側歯車
52 中間歯車
53,54 回転軸
55 軸受部
60 無端状部材
61 テンショナ
A 嵌合式接続部
B 歯車式接続部
E エンジン

Claims (7)

  1. 吸気バルブ及び排気バルブを開閉動作させるためのカムシャフトと、
    エンジンの駆動力によって回転するクランクシャフトと、
    駆動力伝達用の部材によって回転伝達可能に接続されるカム側回転部材及びクランク側回転部材と、
    前記カム側回転部材及び前記クランク側回転部材を回転自在に支持し前記カムシャフト及び前記クランクシャフトを備えたエンジン本体の端面に着脱自在であるカバーと、
    前記カム側回転部材と前記カムシャフトとの間及び前記クランク側回転部材と前記クランクシャフトとの間にそれぞれ設けられ、前記カバーの前記エンジン本体の端面への着脱により、前記カム側回転部材と前記カムシャフトとの間及び前記クランク側回転部材と前記クランクシャフトとの間の回転伝達可能な状態への接続と回転伝達不能な状態への離反が成される接続機構と、
    を備えるエンジンのカムシャフト駆動装置。
  2. 前記接続機構の少なくとも一つは、
    前記カム側回転部材又は前記クランク側回転部材とともに回転するように前記カバー側に設けられたカバー側嵌合部と、
    前記カムシャフト又は前記クランクシャフトとともに回転するように前記エンジン本体側に設けられ前記カバー側嵌合部に対して嵌合により回転伝達可能に接続されるシャフト側嵌合部と、
    を備える嵌合式接続部である請求項1に記載のエンジンのカムシャフト駆動装置。
  3. 前記カバー側嵌合部及び前記シャフト側嵌合部の一方の外周が他方の内周に嵌る構造であり、
    前記一方の外周と前記他方の内周との嵌合面は、軸方向他方側から軸方向一方側に向かって軸心からの距離が遠ざかるテーパ部を備える
    請求項2に記載のエンジンのカムシャフト駆動装置。
  4. 前記カバー側嵌合部及び前記シャフト側嵌合部は、所定の軸回り方位でのみ互いに嵌合する
    請求項2又は3に記載のエンジンのカムシャフト駆動装置。
  5. 前記接続機構の少なくとも一つは、
    前記カム側回転部材又は前記クランク側回転部材とともに回転するように前記カバー側に設けられたカバー側歯車と、
    前記カムシャフト又は前記クランクシャフトとともに回転するように前記エンジン本体側に設けられ前記カバー側歯車に対して回転伝達可能に接続されるシャフト側歯車と、
    を備える歯車式接続部である請求項1〜4の何れか1項に記載のエンジンのカムシャフト駆動装置。
  6. 前記カバー側歯車及び前記シャフト側歯車はそれぞれ笠歯車であり、
    前記カバー側歯車と前記シャフト側歯車とは前記カバー側又は前記エンジン本体側に設けられる中間歯車を介して回転伝達可能に接続される
    請求項5に記載のエンジンのカムシャフト駆動装置。
  7. 前記クランク側回転部材と前記クランクシャフトとの間の前記接続機構は、
    前記クランク側回転部材とともに回転するように前記カバー側に設けられたカバー側嵌合部と、前記クランクシャフトとともに回転するように前記エンジン本体側に設けられ前記カバー側嵌合部に対して嵌合により回転伝達可能に接続されるシャフト側嵌合部を備える嵌合式接続部であり、
    前記カム側回転部材と前記カムシャフトとの間の前記接続機構は、
    前記カム側回転部材とともに回転するように前記カバー側に設けられたカバー側歯車と、前記カムシャフトとともに回転するように前記エンジン本体側に設けられ前記カバー側歯車に対して回転伝達可能に接続されるシャフト側歯車とを備える歯車式接続部である、
    請求項1に記載のエンジンのカムシャフト駆動装置。
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