JPH03117603A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

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JPH03117603A
JPH03117603A JP25627789A JP25627789A JPH03117603A JP H03117603 A JPH03117603 A JP H03117603A JP 25627789 A JP25627789 A JP 25627789A JP 25627789 A JP25627789 A JP 25627789A JP H03117603 A JPH03117603 A JP H03117603A
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典之 岩田
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佐渡 修
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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/024Belt drive

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸気専用のカムシャフトと排気専用のカムシ
ャフトとを設けたエンジンの動弁装置に関する。
(従来の技術) 従来、多弁付エンジンとして、例えば特開昭62−78
453号公報に開示されるように、シリンダごとに三本
の吸気弁と二本の排気弁とを設けて高い吸・排気効率を
得るようにしたものが知られている。このエンジンでは
、三本の吸気弁を、弁軸端部に向ってシリンダボアー側
に傾斜し且つ弁軸が互いに平行になるように設けるとと
もに、二本の排気弁を、弁軸端部に向ってシリンダボア
他側に傾斜して設けて吸・排気弁の弁頭部下面を山形に
配置し、これによって燃焼効率の高いペントルーフ形の
燃焼室を形成している。このエンジンでは、吸気弁を吸
気専用のカムシャフトによりロッカーアームを介して駆
動し、排気弁を排気専用のカムシャフトによりロッカー
アームを介して駆動している。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような多弁付エンジンにおいてカムシャ
フトを駆動する場合、カムシャフトとエンジン出力軸と
の間に、タイミングベルトやタイミングチェーン等の伝
達部材を巻き掛けて設け、エンジン出力軸の出力トルク
を伝達部材を介してカムシャフトに伝えてこれを駆動す
ることが行われる。
しかし、吸気専用と排気専用の二本のカムシャフトを備
えたエンジンにおいて、この二本のカムシャフトを共に
エンジン出力軸により伝達部材を介して駆動するように
した場合、二本のカムシャフトに、エンジン出力軸に取
り付けた駆動側プーリまたはスプロケットに対して二倍
程度の直径を有する従動側プーリまたはスプロケットを
取り付けることになるので、エンジンが大形化してしま
う。
そこで、二本のカムシャフトのうち、一方のカムシャフ
トをエンジン出力軸により伝達部材を介して駆動すると
ともに、両カムシャフトに、互いに噛合するギヤをそれ
ぞれ設けて、他方のカムシャフトを一方のカムシャフト
によってギヤを介して駆動するようにして従動側ブーり
またはスプロケットを一つにし、エンジンをコンパクト
化することが考えられる。
ところで、吸気弁または排気弁のうち少なくとも一方の
弁を複数本設けた多弁付エンジンでは、第7図に示すよ
うに、弁の開閉に応じて一つのカムシャフトにかかるト
ルク変動が大きくなる。そのため、上述したように一方
のカムシャフトを他方のカムシャフトによってギヤを介
して駆動する場合、ギヤにはバックラッシがあるので、
このトルク変動のために被駆動側のカムシャフトに回転
変動が生じる上、トルク変動によってギヤの寿命が短く
なる。その場合、ギヤの強度を高めるべく歯幅を長くす
ればエンジンのコンパクト化を阻害することになってし
まう。
本発明はこのような点に着目してなされたものであり、
その目的とするところは、吸気専用と排気専用の二本の
カムシャフトを備えた多弁付エンジンにおいて、カムシ
ャフトを安定して駆動し且つギヤの信頼性を高めながら
、伝達部材およびギヤを併用して二本のカムシャフトを
駆動してエンジンのコンパクト化を図ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明では、トルク変動の大
きいカムシャフトをエンジン出力軸により伝達部材を介
して駆動し、トルク変動の小さいカムシャフトを上記カ
ムシャフトによってギヤを介して駆動するようにしてい
る。
具体的に、本発明の講じた解決手段は、吸気弁を駆動す
る吸気専用のカムシャフトと、排気弁を駆動する排気専
用のカムシャフトとを備え、吸気弁または排気弁のうち
少なくとも一方の弁を複数本設けたエンジンの動弁装置
を前提とする。そして、これに対し、駆動する弁の数が
多い方のカムシャフトと、エンジン出力軸との間に伝達
部材を巻き掛けて設け、上記二本のカムシャフトに、互
いに噛合するギヤをそれぞれ設ける構成としたものであ
る。
(作用) 上記の構成により、本発明では、駆動する弁の数が多い
方のカムシャフトがエンジン出力軸により伝達部材を介
して駆動される。また、駆動する弁の数が少ない方のカ
ムシャフトが上記カムシャフトによりギヤを介して駆動
される。そのため、従動側ブーりまたはスプロケットが
一つになってエンジンがコンパクトになる。
その場合、駆動する弁の数が多くてトルク変動が大きい
方のカムシャフトが、ギヤ駆動でなくエンジン出力軸に
より伝達部材を介して駆動されるので、カムシャフトの
回転が安定する。
また、ギヤを介して駆動されるのは駆動する弁の数が少
なくてトルク変動が小さい方のカムシャフトなので、ギ
ヤのバックラッシ等によるカムシャフトの回転変動を許
容範囲内に抑えることが容易になる。しかもトルク変動
が小さいので、歯幅を長くするなどの強化対策を施すこ
とな(ギヤの信頼性を向上できてエンジンのコンパクト
化を助長できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第5図は本発明の実施例に係る吸気三弁、排気
二弁を備えたV型6気筒エンジンを示す。
これらの図は1つのシリンダのみを代表して示すが他の
シリンダも同一の構成である。これらの図において、1
はシリンダブロック、2はシリンダブロック1の上に配
設されたシリンダヘッド、3はこのシリンダヘッド2の
上に配設されたカムハウジングである。
上記シリンダブロック1にはシリンダ5が形成され、こ
のシリンダ5にはピストン6が摺動自在に嵌挿されてい
る。また、シリンダヘッド2には二つの傾斜壁7a、7
bを有するベントルーフ形の燃焼室7が形成されている
上記シリンダヘッド2のシリンダボア左側部にはシリン
ダ5に新気を導く三本の独立吸気ポート11.12.1
3が設けられている。この独立吸気ポート12〜13は
、一端が上記燃焼室7の左側の傾斜壁7aに開口し、他
端がシリンダヘッド左側壁に開口するよう設けられてい
る。両側の独立吸気ポート11.13の燃焼室側開口は
エンジン前後方向(第5図の上下方向)に並んでおり、
中央の独立吸気ポート12よりもシリンダボア中心に近
い位置に設けられている。これら三本の独立吸気ポート
11〜13はシリンダヘッド左側壁側で1本の吸気ポー
ト10に集合されている。
また、シリンダヘッド2のシリンダボア右側部にはシリ
ンダ5の排気を外方に導く二本の独立排気ポート21.
22が設けられている。この独立排気ポート21.22
は、一端が上記燃焼室7の右側の傾斜壁7bに開口し、
他端がシリンダヘッド右側壁に開口するように設けられ
ている。この二本の独立排気ポート21,22の燃焼室
側開口はエンジン前後方向に並んでいる。また、二本の
排気ボート21.22はシリンダヘッド右側壁側で1本
の排気ポート20に集合されている。
上記シリンダヘッド2には、独立吸気ポート11〜13
の燃焼室側開口をそれぞれ開閉する三本の吸気弁31,
32.33が設けられている。各吸気弁31〜33は、
上記開口に配置される傘形の弁頭部と、この弁頭部から
上方に延設された弁軸とをそれぞれ有しており、弁軸に
おいてシリンダヘッド2に摺動自在に嵌挿されていて、
上下動可能になっている。これら吸気弁31〜33の弁
軸端部には円盤状のスプリングシート51,52゜53
がそれぞれ取付けられ、このスプリングシート51〜5
3とシリンダヘッド2との間にバルブスプリング61,
62.63がそれぞれ縮装されていて、そのバネ力によ
り各吸気弁31〜33を上方に、つまり閉弁方向に付勢
している。
これら三本の吸気弁31〜33は、弁軸端部に向ってシ
リンダボア左側に傾斜し、且つ弁軸が互いに平行になる
よう設けられている。
また、シリンダヘッド2には、独立排気ポート21.2
2の燃焼室側開口をそれぞれ開閉する二本の排気弁41
.42が設けられている。これら排気弁41.42も上
記吸気弁31〜33と同様の構成で上下動可能に設けら
れ、スプリングシート54.55及びバルブスプリング
64.65が設けられて閉弁方向に付勢されている。
これら二本の排気弁41.42は、弁軸端部に向ってシ
リンダボア右側に傾斜し、且つ弁軸が互いに平行になる
よう設けられている。
次に、上記吸・排気弁31〜33.41.42の駆動機
構について説明する。カムハウジング3の左側及び右側
には、エンジン前後方向に延びる吸気専用及び排気専用
のカムシャフト91. 92がそれぞれ配設されている
。これら二本のカムシャフト91.92は、エンジン出
力軸(図示省略)により駆動され、吸気専用カムシャフ
ト91は第1図で時計方向に、排気専用カムシャフト9
2は同図で反時計方向にそれぞれ回転する。また、吸気
専用カムシャフト91には各吸気弁31〜33に対応し
て三つの吸気カム93か一体形成され、排気専用カムシ
ャフト92には各排気弁41,42に対応して二つの排
気カム94が一体形成されている。
上記吸気弁31〜33は、吸気専用カムシャフト91に
よりスイングアーム81,82.83を介して駆動され
る。すなわち、シリンダヘッド2には、公知の油圧式ラ
ッシュアジャスタ71,72.73が設けられている。
この油圧式ラッシュアジャスタ71〜73には支持部が
設けられている。そして、上記スイングアーム81〜8
3は、一端が上記油圧式ラッシュアジャスタ71〜73
の支持部に乗り、他端が吸気弁31〜33の弁軸端部上
に乗るようにそれぞれ設けられている。また、スイング
アーム81〜83の中途部にはエンジン前後方向に回転
軸を有するローラが設けられ、このローラが吸気カム9
3にそれぞれ接触している。従って、吸気専用カムシャ
フト91が回転すると、吸気カム93のリフト量に応じ
て上記ローラが上下動を行い、これによってスイングア
ーム81〜83が油圧式ラッシュアジャスタ側の端部を
中心として上下に揺動する。そのためにスイングアーム
81〜83の弁軸端部側の端部がアーム比に応じて上下
に揺動し、この端部の上下動に応じて吸気弁31〜33
が開閉するようになっている。
また、排気弁41.42も、排気専用カムシャフト92
によりスイングアーム84,85を介して駆動される。
この駆動機構は上記吸気弁31〜33の場合と同様にス
イングアーム84,85を支持する油圧式ラッシュアジ
ャスタ74.75を備えた構成となっており、排気専用
カムシャフト92が回転すると、排気カム94のリフト
量に応じてスイングアーム84.85のローラが上下動
を行い、これによってスイングアーム84,85が油圧
式ラッシュアジャスタ側の端部を中心として上下に揺動
し、スイングアーム84,85の弁軸端部側の端部がア
ーム比に応じて上下に揺動し、この端部の上下動に応じ
て排気弁41.42が開閉する。
ここで、上記油圧式ラッシュアジャスタ71〜73の構
造を第6図により説明する。同図において、111は有
底円筒形のケーシング、112はケーシング内に摺動自
在に嵌挿されたインナスリーブであって、このケーシン
グ11をインナスリーブ112との間に油圧室114が
形成されている。また、インナスリーブ112の上端に
は、スイングアーム81〜83の端部を受ける支持部と
してのピボット113が設けられている。上記ケーシン
グ111及びインナスリーブ112には、一端が上記油
圧室114に連通し他端がケーシング外壁に設けられた
オイル導入口116に連通ずるオイル通路115が設け
られている。このオイル通路115の油圧室側端部には
、油圧室114の油圧を高圧に維持するためのチエツク
弁118が設けられている。また、インナスリーブ11
2には、一端が上記オイル通路115に連通し他端がピ
ボット113の中央に開口してオイルをリリーフするオ
イル吐出通路117が設けられている。
この油圧式ラッシュアジャスタ71〜73の作動を説明
すると、動弁系にラッシュが存在してピボット113が
スイングアーム81〜83から受ける支持力が低い場合
、油圧室114の油圧が低いのでチエツク弁118が開
く。そのためにオイルがオイル導入口116からオイル
通路115を介して油圧室114に供給され、油圧室1
14の容積膨張によってインナスリーブ112がケーシ
ング111から出る。このことにより、スイングアーム
81〜83と吸気専用カムシャフト91との間のクリア
ランス及びスイングアーム81〜83と吸気弁31〜3
3との間のクリアランスが零になる。そうなるとピボッ
ト113がスイングアーム81〜83から受ける支持力
が高くなり、油圧室114の油圧が高くなるのでチエツ
ク弁118が閉じる。このこと1°;より、インナスリ
ーブ112のケーシングに対する位置が固定されてピボ
ット113でスイングアーム81〜83が受は止められ
ることになる。
次に、上記油圧式ラッシュアジャスタ71〜75の配置
について説明する。まず、吸気側の場合、中央の吸気弁
32の油圧式ラッシュアジャスタ72は、吸気弁31〜
33に対してシリンダボア中心に近い側に設けられてい
る。この油圧式ラッシュアジャスタ72は、ピボット1
13に向って左側に所定角度傾斜して設けられている。
すなわち、油圧式ラッシュアジャスタ72は、その中心
軸がスイングアーム82から受ける支持力に一致するよ
うに設けられている。また、両側の吸気弁31゜33の
油圧式ラッシュアジャスタ71.73は、吸気弁31〜
33に対してシリンダボア中心から遠い側に設けられて
いる。つまり、吸気側の油圧式ラッシュアジャスタ71
〜73は、エンジン前後方向において吸気弁31〜33
を跨いで千鳥状に配置されている。シリンダヘッド2に
は、中央の吸気弁32の油圧ラッシュアジャスタ72の
オイル導入口116に連通するオイル供給通路121と
、両側の吸気弁31.33の油圧式ラッシュアジャスタ
71.73のオイル導入口116に連通するオイル供給
通路122とが設けられている。
また、排気側の場合、二本の排気弁41.42の油圧式
ラッシュアジャスタ74.75は、共に排気弁41.4
2に対してシリンダボア中心から遠い側に設けられてい
る。そして、シリンダヘッド2には、二つの油圧式ラッ
シュアジャスタ74゜75のオイル導入口116に連通
ずるオイル供給通路123が設けられている。
次に、上記カムシャフト91.92をエンジン出力軸に
よって駆動するための構造を第1図によって説明する。
同図において、131はシリンダヘッド2およびカムキ
ャリア部材3の前側に設けられたギヤケースである。上
記吸気専用カムシャフト91は、その前端が上記ギヤケ
ース131を貫通して前方にまで延設されている。そし
て、該吸気専用カムシャフト91の前端にはタイミング
プーリ151が取り付けられている。一方、エンジン出
力軸にもタイミングプーリ(図示省略)が取り付けられ
ている。この二つのタイミングプーリには伝達部材とし
てのタイミングベルト152が巻き掛けて設けられ、エ
ンジン出力軸によりタイミングベルト152を介して吸
気専用カムシャフト91を所定のタイミングでもって駆
動するようにしている。上記ギヤケース131には、タ
イミングプーリ151を覆うギヤカバー132が取り付
けられている。
また、ギヤケース131の内部において、吸気専用カム
シャフト91には第1ギヤ141が、排気専用カムシャ
フト92には第2ギヤ142が、互いに噛合するように
それぞれ取り付けられ、吸気専用カムシャフト91によ
り第1ギヤ141および第2ギヤ142を介して排気専
用カムシャフト92を所定のタイミングでもって駆動す
るようにしている。上記排気専用カムシャフト92にお
いて、第2ギヤ142の前側にはフリクションギヤ14
3が取り付けられ、その前側には円錐形の押え部材14
4が取り付けられ、この押え部材144の前側にはナツ
ト145が取り付けられており、このナツト145の締
め付は力により押え部材144にカムシャフト軸方向の
力を蓄え、この力によってフリクションギヤ143を第
2ギヤ142に押圧するようにしている。この第2ギヤ
142とフリクションギヤ143との間に適宜生じる回
転方向への位相のずれによって第1ギヤ141とm2ギ
ヤ142との間に存在するバックラッシによる第2ギヤ
142の回転変動を低減するようにしている。
さらに、燃焼室7上方のシリンダヘッド2及びカムハウ
ジング3には、プラグホール101が貫通して設けられ
、このプラグホール内には点火プラグ102が、その着
火点102aを燃焼室7に望ませて取付けられている。
このプラグホール101及び点火プラグ102は、着火
点102aが燃焼室7のシリンダボア中心に位置するよ
うに排気弁41.42の弁軸と平行に設けられている。
また、吸気ポート上側のシリンダヘッド2には、新気に
燃料を噴射供給するインジェクタ103が設けられてい
る。
尚、吸気弁用の三つのスイングアーム81〜83は同一
の部材であり、部品の共通化が図られている。その場合
、エンジンに組付けた状態で三つのスイングアーム81
〜83のローラの中心を一致させることが考えられるが
、敢えてそうせずにスイングアーム81〜83が大形化
することを回避している。
したがって、上記実施例においては、吸気専用カムシャ
フト91をエンジン出力軸によりタイミングベルト15
2を介して駆動し、排気専用カムシャフト92を吸気専
用カムシャフト91によりギヤ141,142を介して
駆動したので、従動側のタイミングプーリ151が一つ
になってエンジンがコンパクトになる。
その場合、駆動する弁の数が多くてトルク変動が大きい
吸気専用カムシャフト91が、ギヤ駆動でなくエンジン
出力軸によりタイミングベルト152を介して駆動され
るので、カムシャフト91の回転が安定する。
また、ギヤ141,142を介して駆動されるのは駆動
する弁の数が少なくてトルク変動が小さい排気専用カム
シャフト92なので、ギヤ141゜142のバックラッ
シ等によるカムシャフト92の回転変動を許容範囲内に
抑えることが容易になる。しかもトルク変動が小さいの
で、歯幅を長くするなどの強化対策を施すことなくギヤ
141゜142の信頼性を向上できてエンジンのコンパ
クト化を促進できる。
尚、上記実施例では、吸気弁を三本設け、排気弁を二本
設けたが、排気弁の数を多くしても良い。
要するに吸気弁または排気弁のうち少なくとも一方の弁
を複数本設けたエンジンであれば本発明を適用できる。
また、駆動する弁の数が少ない方のカムシャフト92を
タイミングベルト152によるベルト伝動機構で駆動し
たが、タイミングチェーンによるチェーン伝動機構で駆
動しても良い。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のエンジンの動弁装置によ
れば、吸気弁を駆動する吸気専用のカムシャフトと、排
気弁を駆動する排気専用のカムシャフトとを備え、吸気
弁または排気弁のうち少なくとも一方の弁を複数本設け
、駆動する弁の数が多い方のカムシャフトと、エンジン
出力軸との間に伝達部材を巻き掛けて設け、上記二本の
カムシャフトに、互いに噛合するギヤをそれぞれ設けた
ので、従動側プーリまたはスプロケットが一つになって
エンジンをコンパクト化できるとともに、駆動する弁の
数が多くてトルク変動が大きい方のカムシャフトの回転
を安定化でき、且つギヤを強化することなくその信頼性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示し、第1図はエンジン前部に
おける横断面図、第2図は第5図の■−■線断面図、第
3図は第5図の■−■線断面図、第4図は第5図のIV
−IV線断面図、第5図はシリンダ周りの平面透視図、
第6図は油圧式ラッシュアジャスタの拡大縦断側面図、
第7図はカムシャフトにかかるトルク変動を示す説明図
である。 31゜ 32.33・・・吸気弁 41.42・・・排気弁 91・・・吸気専用力ムシャフ 92・・・排気専用力ムシャフ 141・・・第1ギヤ 142・・・第2ギヤ 151・・・タイミングプーリ 152・・・タイミングベルト ト ト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸気弁を駆動する吸気専用のカムシャフトと、排
    気弁を駆動する排気専用のカムシャフトとを備え、吸気
    弁または排気弁のうち少なくとも一方の弁を複数本設け
    たエンジンの動弁装置において、 駆動する弁の数が多い方のカムシャフトと、エンジン出
    力軸との間に伝達部材を巻き掛けて設け、 上記二本のカムシャフトに、互いに噛合するギヤをそれ
    ぞれ設けたことを特徴とするエンジンの動弁装置。
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