JPH02145221A - Ｏリング自動組付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ業上の利用分野） 本発明は、たとえば油圧機器や空気圧機器などに用いら
れる継手にシール用の０リングを自動的に組み付けるた
めのＯリング自動組組付け装置に関する。

（従来の技術） 油圧機器などにおいては、油圧ポンプや制御弁などへの
配管の接続に継手を用いているが、この継手にはシール
用の０リングが組み付けられている。この０リングは、
ゴムリング等の弾性体リングからなる。

従来、二〇〇リングを継手に組み付けるには、第８図に
示すような方法によって行なわれている。

まず、載置台３０に逆さに載置した継手３１の雄ねじ部
３１Ａに組組付け用治具３２を被せる。この組組付け用
治具３２は、上端部３２ａが０リングの径よりもやや小
径となっており、上端部３２ａから下方に向けて拡形に
形成されている。

つぎに、継手３１に被せた組組付け用治具３２の上端部
３２ａに第８図（ａ）に示すように手で０リング３３を
嵌め込み、との０リング３３を第８図（ｂ）中矢印で示
すように治具３２の局面に沿って手で下方にすり下して
ゆき、治具３２の下端からさらにＯリング３３をずり下
す、これにより、′ｔＪａ図（Ｃ）に示すように雄ねじ
部３１の基部の装着部３１ＢにＯリング３３を組み付け
ることができる。

（発明が解決しようとする課題） このように従来は、０リング３３を継手３１に一つ一つ
手作業で組み付けており、能率が非常に悪いとともに、
作業者の疲労も多かった。

本発明は、このような従来の課題を解決するために提案
されたものであり、手作業にたよらす０リングを継手に
自動的に能率よく組み付けることができるＯリング自動
組組付け装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） この目的を達成するために本発明によるＯリング自動組
組付け装置は、昇降昇降駆動される０リング組組付け用
シャフトに嵌め込まれた弾性体のＯリングを、昇降駆動
されるＯリング移送部材で保持し、上記０リング組組付
け用シャフトの上部拡径部の軸通に形成された凹部に被
組組付け部材を装填し、上昇駆動した上記Ｏリング移送
部材によフて上記０リング組組付け用シャフトの上部拡
径部の下方位置まで移送した０リングの下部を、横方向
に往復駆動されるストッパで保持し、この状態で上記０
リング組組付け用シャフトを降下駆動することで、上記
ストッパで保持されたＯリングが押し拡げられて上記上
部拡径部を通過した後に、上記被組組付け部材に組み付
けられる構成となりでいる。

（作用） 上述した構成によれば、０リング組組付け用シャフトの
シャフト長を長くすることで、このシャフトに複数個の
０リングを嵌め込んでストックしておくことができる。

シャフトに嵌め込んだ複数個のＯリングは、０リング移
送部材で保持されながら、シャフトの上部拡径部の下方
位置まで移送される。

０リング穆送部材で移送された複数個のＯリングの内、
最上部の０リングがストッパで保持される。

この状態で０リング組組付け用シャフトを降下駆動すれ
ば、弾性体のＯリングが押し拡げられなから拡径部を通
過して被組組付け部材に自動的に組み付けられる。

０リングの組み組付け完了後は、ストッパを引き戻すと
ともに、Ｏリング組組付け用シャフトを上昇させて定位
置に復帰させる。

その後、シャフトの上部拡径部の凹部に再び被組組付け
部材を装填して、上述の動作を繰り返せば連続して０リ
ングの組み付けを行なうことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図に、本発明による一実施例の０リング自動組組付
け装置の全体構成を示す。

この第１図で、ベースｉ上には縦方向にたとえばエアシ
リンダ２が取り付けられており、上方を向くシリンダロ
ッド３には、このシリンダ２によって昇降駆動される０
リング組組付け用シャフト４が起立固定されている。こ
のシャフト４には、第２図に示すように基端部にシリン
ダロッド３へ螺着用の雄ねじ５が螺設されおり、弾性体
からなる複数個の０リング６を嵌め込んでストックして
おけるようシャフト径が、０リング６の径に比べてやや
小径に形成されているとともに、シャフト長が長くなっ
ている。このシャフト４の上端部は拡径部７となってお
り、この拡径部７には、０リング６の組み付けが行なわ
れる継手８をセットしておくための継手装填用凹部９が
形成されている。

また、ベース１の上方には４木の支持ポスト１０で支持
されたテーブル１１が所定距離に固設されており、この
テーブル１１の略中央部にはシャフト４の逃げとなる孔
１２が穿設されている０通常は、この孔１２よりシャフ
ト４の上部が突出した状態にある。

このテーブル１１とベース１間には、昇降案内ロッド１
３が立設されており、このロッド１３に案内されて昇降
するたとえばエアシリンダ１４からは水平杆１５がシャ
フト４方向に突設されている。この水平杆１５には、シ
ャフト４が貫通する孔１６が穿設されており、この孔１
６にシャフト４を挿通したときに水平杆１５の上面が最
下部の０リング６に当接して、複数のＯリング６全体を
この水平杆１５によって保持できるようになっている。

テーブル１１上には′！Ｊ３図に示すように四方向から
Ｏリング組組付け用シャフト４を囲む４個のエアシリン
ダ１７が取り付けられており、シャフト４方向を向くシ
リンダロッド１Ｂの端部には螺着等よりＯリング押上げ
部材１９が摺動自在に取り付けられている。これらＯリ
ング押上げ部材１９は、チーブルミｌ上に固設されたコ
字状をなす摺動案内部材２０に案内されてテーブル１１
上を摺動する。

つぎに、このように構成される上記Ｏリング自動組組付
け装置の動作を説明する。

まず、第２図に示すようにＯリング組組付け用シャフト
４に、４１部より複数の０リング６を嵌め込んでセット
し、このシャフト４を上方よりテーブル１１の孔１２お
よび水平杆１５の孔１６に挿通して、シャフト４基端部
の雄ねじ５部をシリンダロッド３の頂部に螺着する。

そして、シャフト４上端部の継手装填用凹部９に、ワー
クとなる継手８の雄ねじ部８Ａを嵌め込んでセットする
。

準備完了後、装置を起動させるとエアシリンダ１４が駆
動して、水平杆１５が第４図中矢印Ｃ方向に上昇し、こ
れに伴い第４図に示すように共に上昇した複数個のＯリ
ング６の内、最上部の０リング６ａがシャフト４上部の
やや拡径な段部２１に到達して、押し拡げられこの段部
２１にセットされる。その後、エアシリンダ１４の降下
動作によって、水平杆１５が′！！Ａ４図中矢印図中矢
印下方向、これに伴い残りの０リング６もシャフト４に
沿って降下する。

続いて、テーブル１１上のエアシリンダ１７が動作して
、シリンダロッド１８が第４図中矢印Ｃ方向に押し出さ
れる。これに伴い０リング押上げ部材１９も押し出され
て、第５図に示すように自身の弾性力で段部２１に保持
されている０リング６ａの下方位置まで到達して、押上
げ部材１９の先端部によりＯリング６ａの下部を支持す
る。

続いて、エアシリンダ２が動作してシリンダロッド３が
引き込まれ、Ｏリング組組付けシャフト４が第５図中矢
印り方向に降下する。

このとき、ストッパとして機能する押上げ部材１９に保
持されたＯリング６ａは、シャフト４の下降動作によフ
て、第６図に示すように押し拡げられながらシャフト４
上端部の拡径部フに押し上げあられる。そして、さらに
シャフト４が降下すると、Ｏリング６ａは押上げ部材１
９に下部を保持されなから拡径部７の最上端から抜は出
て、第７図に示すように継手８に嵌まり込む。これによ
り、０リング６ａが継手８の雄ねじ部墓部の装着部８Ｂ
に組み付けられる。なお、エアシリンダ１７のシリンダ
ウッド１８は、押上げ部材１９がシャフト４の段部２１
から拡径部７に移行するときに、シャフト４がスムーズ
に降下できるよう、シリンダ１７内にやや引き戻される
よう動作する。

継手８へのＯリング６ａの組み付けが完了したのちは、
エアシリンダ１７の引幹込み動作によって０リング押上
げ部材１９が第４図中矢印Ｃ方向に引ぎ戻されるととも
に、シリンダ２が動作してシリンダロッド３が押し出さ
れ、０リング組組付けシャフト４が第７図中矢印Ｆ方向
に上昇して、原位置に復帰する。

このとき、シャフト４０段部２１位置は、０リング押上
げ部材１９の延長線よりやや上方位置。

となる。

つぎに、再び継手装填用凹部９に継手８をセットして、
上述した同様な動作を繰り返せば、継手８に順序自動的
にＯリング６を組み付けてゆくことができる。

なお、継手８のセットをアクチエエータ等を用いて自動
的に行なうようにしてもよい。

また、エアシリンダ２，１４．１７を用いるのではなく
、油圧シリンダを用いてもよく、ステッピングモータ等
をギアシャフトの組み合せなどで送り機構を構成したと
してもよい。

また、エアシリンダ１７は４個に限定されず、たとえば
２個または３個でありてもよい。

（発明の効果） 以上説明したように本発明による０リング自動組組付け
装置では、０リング組組付け用シャフトに嵌め込んだ複
数個の０リングを、シャフトの上部拡径部の下方位置ま
で移送して、最上部のＯリングをストッパで保持し、こ
の状態でシャフトを降下させることで、押し拡げられな
から拡径部を通過したＯリングを、被組組付け部材に組
み付けられるようにしたもので、手作業にたよらずにＯ
リングの組み付けを自動的に行なうことができる。

したがって、従来のようにＯリングを手作業で組み付け
る場合に比べて、作業者の疲労もなく、能率的に０リン
グの組み付けを行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例の０リング自動組組付け
装置の縦断面図、第２図は上記Ｏリング自動組組付け装
置に用いられる０リング組組付け用シャフトの正面図、
第３図は上記Ｏリング自動組組付け装置の平面図、第４
図乃至第７図は上記０リング自動組組付け装置の動作を
説明するための縦断面図で′ｉＪ４図は水平杆の上動動
作を、第５図は上記Ｏリングの押上部材の動作を、第６
図は上記０リングを継手に組付ける動作を、第７図は上
記０リングが継手に組付けられた状態を、それぞれ説明
するための縦断面図、第８図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は
従来の０リング組組付け治具とその組組付け手順を示す
縦断面図である。 １９・・・０リング押上げ部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 昇降駆動されるＯリング組付け用シャフト に嵌め込まれたＯリングを、昇降駆動されるＯリング移
   送部材で保持し、上記Ｏリング組付け用シャフトの上部
   拡径部の軸頂に形成された凹部に被組付け部材を装填し
   、上昇駆動した上記Ｏリング移送部材によって上記Ｏリ
   ング組付け用シャフトの上部拡径部の下方位置まで移送
   したＯリングの下部を、横方向に往復駆動されるストッ
   パで保持し、この状態で上記Ｏリング組付け用シャフト
   を降下駆動することで、上記ストッパで保持されたＯ リングが押し拡げられて上記上部拡径部を通過した後に
   、上記被組付け部材に組み付けられることを特徴とする
   Ｏリング自動組付け装置。