JPH02144329A - シート給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば複写機、プリンタ、印刷機、ファク
シミリ、紙幣取扱機等の各種シート処理装置に用いられ
るシート給送装はに関する。

（従来の技術） 従来、この種のシート給送装置としては、たとえば第７
図に示すようなものがる。すなわち１００は昇降可能に
配置された昇降台で、この昇降台１００上に給送すべき
複数のシートｌＯ１が積載される。この昇降台１００の
上方にはシートｌＯ１を給送するための給送ローラ１０
２が配置されていて、昇降台１００の下方に配置された
昇降台上昇ばね１０３によって昇降台ｌＯＯを上方に偏
移させ、最上位のシー）１０１ａを給送ローラ１０２に
押圧している。そして給送ローラ１０２の回転により、
最上位のシート１０１ａから順次給送するようになって
いる。シート１０１が少くなっても、昇降台上昇ばね１
０３の付勢力によってシー）１０１が常時給送ローラ１
０２に圧接させるようになっていた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記した従来技術の場合には、昇降台１
００を昇降台上昇ばね１０３のばね力によって直接給送
ローラ１０２に加圧しているため、シートサイズ、シー
トの積載枚数等によりＡ降台１００上に積載されたシー
トｌＯ１の給送ローラ１０２と接している最−Ｆ位シー
ト１ｏｌａの位置が不安定なものとなっていた。すなわ
ち、シートサイズや重量によって給送ローラ１０２の加
圧力が変動しやすく、安定した給送性能を得ることがで
きないため、重送したり、不送り等のトラブルが発生し
やすい。

そこで、給送ローラ１０２に対するシート１０１の加圧
力の変動を抑えるために、シートの種類や、サイズ毎に
個別に昇降台上昇ばね１０３のばね定数を設定し、各ば
ね精度を高精度にする必要が生じ、コストアップする問
題があった。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、シートを給送ロ
ーラの当接状態に着目し、最上位のシートを確実に給送
ローラに圧接させ得るようにして、シートの給送性能の
安定化を図ることにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明にあっては、昇降可
能に配置され複数のシートが積載される昇降台と、 該昇降台を上方に付勢して最上位のシートを昇降台上方
に配置した給送手段に押圧させる付勢手段とを有するシ
ート給送装置において、前記昇降台上に積載されたシー
トの最上位のシートの高さ位置を検知するシート高さ検
知手段と、該シート高さ検知手段による検知信号に基づ
いて昇降台を位置決め保持する保持手段とを備えて成る
ことを特徴とする。

また、昇降台の移動を規制するブレーキ手段を設けても
よい。

さらにシート高さ検出手段に加えて第２の検出手段を有
し、当該第２の検出手段はシート高さ検出手段より下方
に配置され、昇降台を上方に移動させた際に、前記第２
の検出手段による検知により昇降台をブレーキ手段によ
り規制し、その状態においてシート高さ検出手段により
最上位のシートを検知するまで前記ブレーキ手段を一定
時間間隔ごとに解除し、昇降台の上に載置されたシート
紙の最上位シートを所定位置に停止させるようにしても
よい。

さらにまた、第２の検出手段は昇降台上に載置されたシ
ートの有無も検知するようにしてもよい。

（作　用） 」二足構成のシート給送装置は、シート高さ検出手段に
よって昇降台上の最上位のシート高さが検出され、給送
ローラに圧接するシート高さが所定の高さになった位置
で、保持手段によって昇降台が位置決め保持される。し
たがってシートサイズ、種類に拘わらず、最上位のシー
トが所定位置に保持される。

一方、昇降台の移動を規制するブレーキ手段を設ければ
、保持手段による保持部の摩耗や騒音の発生を防止でき
る。

また、シート高さ検出手段の他に第２検出手段を設けれ
ば、昇降台の位置は段階的に制御され、よりシートの位
置をより正確に位置決めできる。

（実施例） 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第１
図乃至第４図は本発明の一実施例に係るシート給送装置
を示している。このシート給送装置は、概略複数のシー
トＳがｍｓされる昇降台ｌと、この昇降台ｌを上方に付
勢して偏移させる付勢手段としての昇降台上昇ばね２と
、昇降台１上に載置された最上位のシートＳ１の高さを
検出するシート高さ検出手段３と、昇降台１を所定位置
にて位置決め保持する保持手段４とを備えている。

昇降台ｌは上下方向に移動自在となっていて、上記昇降
台上昇ばね２によって上方、１＜ｒ−’付勢され、昇降
台１１に位置されたシートＳの最上位のシー）Ｓｌが所
定位置にくることにより、給紙ローラ５から、所定の圧
接力が得られるようになっている。

一方、昇降台１の側方には、昇降台ｌの昇降動作を制御
する駆動制御系Ｂが配置されている。

駆動制御系Ｂは、昇降台１の昇降方向に少なくとも昇降
台１のストローク分だけ離間して配役された下方のスプ
ロケッ）Ｇｌと、上方のスプロケットギア０２間に掛は
回されるチェーン１０と、スプロケットギアＧ２中間ギ
アＧ３を介して噛合されるラチェットギア８と、このラ
チェットギア８と図示しないワンウェイクラッチを介し
て連結されるラチェット６とから構成されている。

そして、チェーン１０の一部が昇降台ｌに固定されてい
て、昇降台１の昇降動作と連動してスプロケットギアＧ
２．中間ギアＧ３およびラチェットギア８を介してラチ
ェット６が回転するようになっている。

このラチェットギア８とラチェット６間は、昇降台１が
上昇するときはラチェットギア８とラチェット６が一体
で回転し、昇降台１が下降するときはラチェットギア８
のみが回転するようになっている。

そして、ラチェット６の近傍には、ラチェット６外周の
歯６ａに選択的に係合する爪が設けられていて、爪７を
ソレノイド１１によって作動させることにより、昇降台
１のロックと解除先行なうようになっている０図示例で
は、ソレノイド１１をＯＮすることにより、爪７がラチ
ェット６から離れて昇降台ｌのロー２りが解除される。

一方、中間ギアＧ３には、上記したラチェットギγ８の
他にブレーキ手段としての電磁クラッチ１２と選択的に
係合、離間するクラッチ用ギアＧ４が１纏合している。

この電磁クラッチ１２をＯＮすることによりクラッチ用
ギアＧ４をロックし、中間ギアＧ３．スプロケットギア
Ｇ２．チェーン１０を介して昇降台１奢ロツクするよう
になっている。

また、昇降台１の他側には、昇降台１の上昇速度を抑え
るための緩衝用駆動系Ａが設けられている。

緩衝用駆動系Ａも、Ｌ記した駆動制御系Ｂと同様に一部
が昇降台１に固定されたチェーン２０を介してギア列２
１，２２．２３を昇降台１の移動と連動させ、ギア列２
１，２２．２３に噛合するダンパ羽根２４の回転抵抗に
よって昇降台１の上昇速度を抑えている。

一方、昇降台ｌの上方に配置されるシート高さ検出手段
３は、この実施例ではフォトセンサが用いられており、
枢支軸３１に回転自在に支持される検出レバー３２によ
って検出部３３を遮光することによりシートＳを検出す
るようになっている。もっともシート高さ検出手段３と
しては、フォトセンサに限るものでは無く、磁気センサ
やリミー、トスイッチ等の各種センサを用いることがで
きる。

さらに、この例では、シート高さ検出手段３とは別の第
２のシート検出手段１３が設けられている。この第２の
シート検出手段１３は昇降台Ｉ　Ｊ：のシートＳの有無
をも検出可能とするもので、シート高さ検出手段３より
も下方に配置されている。

そして、第４図に示すように上記シート高さ検出手段３
と第２シート検出手段１３はＣＰＵ等の制御手段１５に
電気的に接続され、上記各検出手段３，１３からの検知
信号に基づいて制御手段ｌ５により保持手段を構成する
ラチェツト爪７のソレノイド１１およびブレーキ手段と
しての電磁クラッチ■２がＯＮ、ＯＦＦ制御される。

つぎに上記構成のシート給送装置の作動について説明す
る。

まず、シートＳを昇降台ｌ上にａｔする場合には、昇降
台ｌを押し下げてシートＳを昇降台１上に載せる。

昇降台１を押し下げた際には、図中点線矢印で示すよう
にチェーン１０およびスズロケットギアＧ２が反時計回
りに回転し、中間ギアＧ３が時計回りに回転し、ラチェ
ットギア８か反時計回りに回転する。ラチェットギア８
とラチェット６はワンウェイクラッチを介して連結され
ているので、ラチェットギア８とラチェット６間は空回
りする。

シートＳを積載した後に、図示しないデツキ開閉スイッ
チ、デツキ開放スイッチがＯＮとなると、第５図に示す
ようにラチェツト爪７のソレノイド１１がＯＮとなり、
ラチェット６から爪７が外れ、昇降台１は昇降台上昇ば
ね２により上昇する（ステップ■〜■〕。

つぎにソレノイドＯＮ、電磁クラッチ１２がＯＦＦ状態
で上昇する昇降台１に積載された最上位のシートｓ１が
第２の検出手段１３により検知されると、電磁クラッチ
１がＯＮとなり昇降台１は停止する（ステップク■）。

この状態で昇降台ｌの最上位シートＳＬを高さを検知す
るシート高さ検知手段３がＯＮ状態であればソレノイド
１１をＯＦＦにして（ステップ■）昇降台１がラチェッ
ト６によってロックされる。

逆にこの状態でシート高さ検出手段３がＯＦＦ状態であ
れば、電磁クラッチ１２を再び一定間隔ごとにＯＮ　、
ＯＦＦさせ、シート高さ検出手段３がＯＮになると、ソ
レノイド１１をＯＦＦにして昇降台１をラチェット６に
よりロックし、その後電磁クラッチ１２をＯＦＦにする
（ステップ■〜■）、さらにこの状態で、給送信号が入
り、複数枚のシートが給送ローラ５により給送される。

（ステップ１７）。

複数枚のシートＳが給紙されると、昇降台１のシート上
面の位置がＦがる。そして、シート高さ検出手段３がＯ
Ｎの状態からＯＦＦの状態になると、ソレノイド１１が
ＯＮになり、ラチェット６を解除して電磁クラッチ１２
を一定時間後ＯＮ状態にし、再度昇降台１を上昇させる
。

この状態で、シート高さ検出手段３がＯＮ状態であれば
、ソレノイド１１をＯＦＦにしてラチェット６をロック
し、その後、電磁クラッチ１２をＯＦＦにする。

逆にシート高さ検出手段３がＯＦＦ状態であれば、前述
のようにＯＮ状態になるまで電磁クラッチ１２を一定間
隔ごとにＯＮ　、ＯＦＦさせる。

他の実施例としては、第６図のように、ブレーキ手段と
して電磁クラッチの代わりに、昇降台１を昇降台上昇バ
ネ２による上昇に対し、それを規制させるためのブレー
キ部材１４であってもよい、この場合ブレーキ部材１４
はソレノイド１６により中間ギアＧ３に一体的に設けた
ブレーキドラム１７に押圧される。

さらに、上記実施例のように昇降台１に用紙をセットし
、昇降台上昇バネ２により昇降台１を上昇させ紙有無セ
ンサ−１３の検知により電磁クラッチ１２をＯＮにし、
昇降台１を停止させているが、シート高さ検出手段３の
検知により昇降台１を停止させ第２シート検出手段１３
はシートＳの有無を検知するためだけに使用してもかま
わない。

（発明の効果） 本発明は以上の構成および作用を有するもので、昇降台
上の最上位のシート高さ位置を検出する高さ位置検出手
段を設け、この高さ位置が所定位置のときに保持手段に
よって昇降台を保持するようにしたので、シートサイズ
、重量、積載枚数等が変化してもシートの上面位置を所
定位置に停止させることができ安定した給紙性能が得ら
れる。したがって、特定のシートの種類、サイズごとに
昇降台を上昇させる付勢手段を設定する必要は無く、バ
ネ等の精度もラフにすることができコスト低減を図るこ
とができる。

また、昇降台を所定位置に保持する保持手段に対して昇
降台の上昇を規制するブレーキ手段を設けることにより
、保持手段の摩耗や騒音を低減することができ、信頼性
、耐久性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るシート給送装置の概略
構成を示す斜視図、第２図は第１図の装置の側面図、第
３図は第１図の装置の全体構成の概略断面図、第４図は
第１図の装置の制御ブロック図、第５図は第１図の装置
の制御のフローチャート、第６図は本発明の他の実施例
のブレーキ手段の概略側面図、第７図は従来のシート給
送装置の概略側面図である。 符号の説明 ｌ・・・昇降台　　　　　２・・・昇降台上昇バネ３・
・・シート高さ検出手段 ４・・・保持手段　　　　５・・・給送ローラ６・・・
ラチェット　　　１１・・・ソレノイド１２・・・電磁
クラッチ １４・・・ブレーキ部材 １・・・最上位のシート １３・・・第２の検出手段 Ｓ・・・シート

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）昇降可能に配置され複数のシートが積載される昇
   降台と、 該昇降台を上方に付勢して最上位のシート を昇降台上方に配置した給送手段に押圧させる付勢手段
   とを有するシート給送装置において、 前記昇降台上に積載されたシートの最上位 のシートの高さ位置を検知するシート高さ検知手段と、
   該シート高さ検知手段による検知信号に基づいて昇降台
   を位置決め保持する保持手段とを備えて成ることを特徴
   とするシート給送装置。
2. （２）昇降台の移動を規制するブレーキ手段を設けて成
   る請求項１に記載のシート給送装置。
3. （３）シート高さ検出手段に加えて第２の検出手段を有
   し、当該第２の検出手段はシート高さ検出手段より下方
   に配置され、昇降台を上方に移動させた際に、前記第２
   の検出手段による検知により昇降台をブレーキ手段によ
   り規制し、その状態において、シート高さ検出手段によ
   り最上位のシートを検知するまで前記ブレーキ手段を一
   定時間間隔ごとに解除 し、昇降台の上に載置されたシート紙の最上位シートを
   所定位置に停止させることを特徴とする請求項２に記載
   のシート給送装置。
4. （４）第２の検出手段は昇降台上に載置されたシートの
   有無も検知する請求項３に記載の シート給送装置。