JPH08277038A - シート給送装置および画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、シート積載板の最上位置，最下位
置を検出する手段を省いて簡単な構成で低価格のシート
給送装置およびこれを備えた画像読取装置を提供するこ
とを可能にすることを目的としている。 【構成】 原稿積載板２を昇降する原稿台押上レバー７
が原稿台押上軸10に固着され、原稿台押上軸10と一体的
に回転する押さえ部材14と、駆動モータ５に連結される
出力ギア９に噛合するフリクションギア11と一体的に回
転する摩擦部材13とが圧接摩擦により駆動力を伝達する
ように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複写機やファクシミリ装
置等のシート積載板上に積載されたシートを装置本体へ
給送するシート給送装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のシート給送装置を図５および図６
を用いて説明する。先ず、図５に示すシート給送装置
は、シートセット時、シート積載板102 は二点鎖線で示
す状態にある。シートＳは給送トレイ101 およびシート
積載板102 上にセットされ、給送動作開始信号により、
圧縮ばね115 によりシート積載板102 は支点102aを中心
に実線で示す位置まで押し上げられる。

【０００３】シートＳの上昇に伴い該シートＳに当接し
て支点104aを中心に回動するシート検知レバー104 がフ
ォトセンサ108 を遮断することにより、積載されたシー
トＳの最上面位置が上下移動可能な給送コロ103 に当接
された位置にあることを検知し、給送コロ103 が図５の
矢印方向に回転し、シートＳ最上面のシートＳから図５
の矢印Ａ方向へ給送される。

【０００４】図６に示すシート給送装置は、シートＳを
セットするまでは前述した図５の場合と同様である。給
送動作開始信号により、駆動モータ105 の出力軸106 の
図６における反時計回り方向の回転により、シート台押
上レバー107 が二点鎖線で示す位置から実線で示す位置
へ移動し、これに伴いシート積載板102 が支点102aを中
心に回動し、二点鎖線位置から実線位置へと押し上げら
れる。

【０００５】シートＳの上昇に伴い該シートＳに当接し
て支点104aを中心に回動するシート検知レバー104 がフ
ォトセンサ108 を遮断することにより、積載されたシー
トＳの最上面位置が上下移動可能な給送コロ103 に当接
された位置にあることを検知し、給送コロ103 が図６の
矢印方向に回転し、シートＳの最上面のシートＳから図
６の矢印Ａ方向へ給送される。

【０００６】シートＳが給送され、シート積載板102 上
のシートＳが減り、シート検知レバー104 がフォトセン
サ108 を遮断する位置から外れると、駆動モータ105 が
駆動し、シートＳの最上面位置を略一定に保持するよう
になっている。また、図６に示すフォトセンサ116 ，11
7 はシート台押上レバー107 の切り起こし部107aに遮断
されることによりシート積載板102 の最下位置および最
上位置を検知し、シート積載板102 が上がり過ぎないよ
うに、また下がり過ぎないようにしている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図５に示した従来例では、圧縮ばね115 の弾性力を利用
して、シートＳを給送コロ３に押圧しているため、シー
ト積載板102 に積載するシートＳの大きさや重量密度の
違いにより、シート積載板102 に作用する単位面積当り
の重量が異なるため、シートＳに当接する給送コロ103
に対して一定の安定した給送圧を与えることが出来ない
という問題がある。

【０００８】前述の図６に示した従来例では、モータ10
5 の出力軸106 に連結するシート台押上レバー107 によ
ってシート積載板102 を押し上げて給送コロ103 に当接
させるので、シート台押上レバー107 の回動角度を調整
してシート積載板102 に積載されているシートＳの重量
に関係なくシートＳと給送コロ103 との圧接力を一定の
範囲内に安定して保持できる。

【０００９】しかしながら、シート積載板102 の最上位
置および最下位置を規制するために両位置を検知する手
段が必要となり、図６に示すフォトセンサ116 ，117 等
の位置検知手段を設けなければならず、コストアップに
なる。また、他の位置検知手段として、駆動モータ105
にエンコーダ等を設け、駆動モータ105 の回転数（回転
角度）によってシート積載板102 の最上位置および最下
位置を検知する場合はモータ105 の回転数（回転角度）
を演算制御する回路が必要であり、コストアップを免れ
なくなる。

【００１０】更に、駆動モータ105 からシート台押上レ
バー107 への駆動が出力軸106 を介して直結しているた
め、給送動作中にシート積載板102 を操作者が無理に押
したりすると、駆動モータ105 に過負荷がかかり、駆動
モータ105 がロックしてしまう等の問題がある。

【００１１】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、シート積載板の最上位置，最
下位置を検知する手段を省いて、簡単な構成で且つ低価
格のシート給送装置を提供せんとするものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを積載するシー
ト積載板と、前記シート積載板上のシートを給送する給
送回転体と、前記シート積載板を上下移動させるための
昇降部材と、前記昇降部材を駆動させる駆動手段と、を
具備したシート給送装置において、前記駆動手段から前
記昇降部材へ駆動を伝達する駆動伝達手段に摩擦伝達手
段（以下「フリクション機構」という）を設けたことを
特徴とするシート給送装置である。

【００１３】また、本発明に係る画像読取装置は、前記
シート給送装置を備え、該シート給送装置により給送さ
れたシート状原稿の画情報を読み取る読取手段を有する
ことを特徴とする画像読取装置である。

【００１４】

【作用】本発明に係るシート給送装置は、上述の如く構
成したので、シート積載板が最上位置または最下位置に
ある時に駆動手段を駆動させ続けても、フリクション機
構が滑ることにより、駆動手段から昇降部材への駆動の
伝達は行われず、しかも、駆動手段には過負荷がかから
ない。また、外部からシート積載板に対して過負荷がか
かった場合でも、フリクション機構が滑ることにより駆
動手段には過負荷がかからない。

【００１５】また、前記シート給送装置を原稿給送装置
として備えた画像読取装置は、該シート給送装置が有す
る作用を発揮して給送されたシート状原稿の画情報を読
み取ることが出来る。

【００１６】

【実施例】図により本発明に係るシート給送装置を原稿
給送装置として構成した画像読取装置の一実施例を具体
的に説明する。図１および図２は原稿給送装置として構
成した本発明に係るシート給送装置の断面説明図、図３
はフリクション機構部の平面説明図、図４は原稿給送装
置として構成した本発明に係るシート給送装置を備えた
画像読取装置の断面説明図である。

【００１７】図１および図２において、支点２ａを中心
に回動可能に構成されたシート積載板である原稿積載板
２が給送トレイ１に連設されており、紙や合成樹脂等で
構成されたシート状原稿Ｓは給送トレイ１および原稿積
載板２上に積載される。

【００１８】原稿積載板２の支点２ａと反対側の端部下
面には昇降部材となる原稿台押上レバー７の一端が当接
しており、原稿台押上レバー７は原稿台押上軸10に固着
されている。そして図３に示して後述する摩擦伝達手段
であるフリクション機構の作用により、駆動手段となる
駆動モータ５から原稿台押上軸10に駆動力が伝達される
と、原稿台押上レバー７は原稿台押上軸10を中心に回動
し、原稿積載板２を押し上げる。

【００１９】原稿積載板２が押し上げられることによ
り、原稿積載板２上に積載した原稿Ｓのうち最上位の原
稿Ｓが、原稿Ｓ先端部近傍に配置された支点16ａを中心
に回動可能に軸支された給送コロ支持部材16に支持され
る上下移動可能な給送回転体となる給送コロ３に当接
し、該給送コロ３が図１の矢印ｇ方向に回転することで
原稿Ｓが図１の矢印Ａ方向に給送される。

【００２０】原稿台押上レバー７および原稿台押上軸10
の下部には原稿積載板２の最上位置に対応する原稿台押
上レバー７の傾斜角度を規制する最上位置規制斜面12ａ
と、原稿積載板２の最下位置に対応する原稿台押上レバ
ー７の傾斜角度を規制する最下位置規制斜面12ｂとを有
するストッパー12が配置されている。

【００２１】原稿台押上軸10を中心に原稿台押上レバー
７が図１の矢印ｂ方向に所定角度回動すると、原稿台押
上レバー７の原稿台押上軸10よりも図１における左側の
一部がストッパー12の最上位置規制斜面12ａに当接する
ことで原稿台押上レバー７の回動動作が抑制されて原稿
積載板２が最上位置にある状態で保持される。

【００２２】また、原稿台押上軸10を中心に原稿台押上
レバー７が図１の破線矢印ｃ方向に所定角度回動する
と、原稿台押上レバー７の原稿台押上軸10よりも図１に
おける右側の一部がストッパー12の最下位置規制斜面12
ｂに当接することで原稿台押上レバー７の回動動作が抑
制されて原稿積載板２が最下位置にある状態で保持され
る。

【００２３】次に、図３を用いて本発明の特徴である摩
擦伝達手段となるフリクション機構について説明する。
図３において、駆動モータ５に連結された出力軸６と出
力ギア９は実質的に一体に取付けられている。また、原
稿台押上軸10には上述したように原稿台押上レバー７が
固定して取付けられており、前記出力ギア９に対向する
位置には原稿台押上軸10に嵌合され、該軸10に対して回
転自在に構成されると共に、該軸10方向に対して一端が
係止部11ａにより位置規制されるフリクションギア11が
配置されている。

【００２４】また、フリクションギア11の他端には、原
稿台押上軸10に嵌合され、該軸10に対して回転自在であ
る摩擦部材13が実質一体に取り付けられている。また、
原稿台押上軸10に嵌合され、摩擦部材13に隣設された押
さえ部材14は、該軸10方向に移動可能に取付けられると
共に、原稿台押上軸10の回転方向に一体的に回転するよ
うに構成されている。

【００２５】前記原稿台押上軸10と押さえ部材14との係
合は、例えば、押さえ部材14が嵌合する付近の原稿台押
上軸10の表面と押さえ部材14の内径部とのそれぞれに軸
方向のピン嵌合溝を形成し、この両ピン嵌合溝に平行ピ
ンを取り付けて一体的に回転するように構成すると良
い。

【００２６】また、原稿台押上軸10の端部に設けられた
ばね15は、常時、押さえ部材14を原稿台押上軸10に沿っ
て摩擦部材13に対して押さえ付けており、この押さえ部
材14と摩擦部材13との間の圧接摩擦により、通常、原稿
台押上軸10とフリクションギア11は一体的に回転するよ
うになっている。

【００２７】つまり、駆動モータ５の駆動により出力軸
６と出力ギア９が回転し、出力ギア９と噛合するフリク
ションギア11が回転し、摩擦部材13を介して押さえ部材
14，原稿台押上軸10，原稿台押上レバー７が回転するよ
うになっている。

【００２８】上記の構成により、原稿給送動作の初期状
態では、原稿積載板２および原稿台押上レバー７はスト
ッパー12の最下位置規制斜面12ｂに当接した状態である
図１の二点鎖線で示す位置にある。この状態で給送する
原稿Ｓを給送トレイ１および原稿積載板２上にセットす
る。

【００２９】そして、給送動作開始信号により、駆動モ
ータ５が駆動し、駆動モータ５に連結された出力軸６が
回転し、出力軸６と実質的に一体で構成される出力ギア
９が図１の矢印ｄ方向に回転する。そして、出力ギア９
に噛合するフリクションギア11が図１の矢印ｅ方向に回
転し、前述のフリクション機構を介して原稿台押上軸10
も同方向に回転する。

【００３０】そして、原稿台押上軸10に取り付けられた
原稿台押上レバー７が図１の矢印ｂ方向に回動して、二
点鎖線で示す位置から実線で示す位置へと移動し、これ
に伴って原稿積載板２は支点２ａを中心として図１の矢
印ｆ方向に回動し、同じく二点鎖線で示す位置から実線
で示す位置へと移動する。

【００３１】そして支点４ａを中心として回動自在に軸
支された原稿検知レバー４が原稿Ｓの最上面に当接する
と共に原稿Ｓの上昇に伴って押し上げられて回動し、原
稿検知フォトセンサ８を遮断することにより、積載され
た原稿Ｓの最上面位置が給送コロ３の自重で当接された
位置（図１に示す状態位置）にあることを検知する。
尚、原稿検知レバー４と原稿検知フォトセンサ８とによ
り原稿積載板２上の最上位の原稿Ｓの位置を検知するレ
ベル検知手段を構成すると共に、シート有無検知手段を
兼ねるものである。

【００３２】そして、図示しない駆動源から給送コロ３
が図１の矢印ｇ方向に回転する回転駆動力が与えられ、
原稿Ｓの最上面の原稿から図１の矢印Ａ方向へ給送され
る。尚、原稿検知レバー４が原稿検知フォトセンサ８を
遮断すると同時に駆動モータ５は停止状態になり、原稿
台押上レバー７をこの状態で保持して原稿積載板２を一
定の高さに保持する。

【００３３】原稿Ｓが順次給送され、原稿積載板２上の
原稿が減り、原稿検知レバー４が原稿検知フォトセンサ
８を遮断する位置から外れると、再び駆動モータ５が駆
動し、原稿台押上レバー７を図１の矢印ｂ方向に回動し
て原稿積載板２を押し上げ、原稿Ｓの最上面位置を略一
定に保持するようになっている。

【００３４】ここで、給送動作中、例えば、操作者が原
稿積載板２に手をついてしまう等して、原稿積載板２の
上から無理な力がかかったとする。この時、原稿積載板
２が押し下げられるため、原稿Ｓの最上面位置が下が
り、原稿検知レバー４は、原稿検知フォトセンサ８を遮
断する位置から外れ、駆動モータ５は原稿積載板２を上
昇させようとする。

【００３５】しかし、操作者は、原稿積載板２を上から
押さえ付けているため、通常、過負荷が駆動モータ５に
かかるが、駆動モータ５と原稿台押上軸10の間に設けら
れたフリクション機構により、摩擦部材13と押さえ部材
14との間で滑りが生じて、原稿積載板２から原稿台押上
レバー７，原稿台押上軸10，押さえ部材14まで伝達され
た負荷は摩擦部材13に伝達されず、駆動モータ５まで伝
達されない。

【００３６】従って、駆動モータ５は、この状態におい
ても許容トルク内で回転し続けることが出来る。また、
操作者が手を離せば、通常の給送動作に復帰することが
出来るようになっている。

【００３７】次に、原稿給送完了時の動作について説明
する。給送トレイ１および原稿積載板２上の原稿Ｓが全
て給送されると、図２に示すように、原稿積載板２の原
稿給送方向下流側の上面に穿設した切欠部２ｂに原稿検
知レバー４が支点４ａを中心に自重により回動して落
ち、原稿検知フォトセンサ８を遮断する位置から外れ
る。この状態で、給送装置は、上述のように原稿Ｓが減
ってきた状態だと認識し、駆動モータ５を駆動し、原稿
積載板２を押し上げようとする。

【００３８】しかし、原稿台押上レバー７はストッパー
12の最上位置規制斜面12ａに当接して回動動作が抑制さ
れるため、原稿積載板２は最上位置までしか上がらな
い。この時、駆動モータ５と原稿台押上軸10の間で前述
のフリクション機構が作用して、一定時間、駆動モータ
５および給送コロ３を回し続けても原稿Ｓが給送されな
い時、原稿積載板２上の原稿Ｓは全て給送されたと認識
する。

【００３９】その後は、原稿積載板２が最下位置になる
以上の時間、駆動モータ５を逆転させて原稿台押上レバ
ー７をストッパー12の最下位置規制斜面12ｂに当接さ
せ、原稿積載板２を最下位置の状態にして給送動作が完
全に終了する。

【００４０】前述したように給送動作中に操作者が原稿
積載板２に対して大きな力を与えたり、原稿台押上レバ
ー７がストッパー12により規制を受けたような場合に
は、駆動モータ５の回転はフリクションギア11および摩
擦部材13まで伝達されるが、原稿台押上レバー７には、
押さえ部材14と摩擦部材13の間の伝達回転トルク以上の
力が加わり、このため、フリクションギア11と一体的に
回転する摩擦部材13と、停止状態または外力によって大
きなトルクが印加される押さえ部材14との間で空回りす
るため、駆動モータ５の回転は押さえ部材14へは伝達さ
れない。

【００４１】この摩擦部材13が空回りする状態での駆動
モータ５に与える負荷は該駆動モータ５の許容回転トル
クを越えないように構成しているため、駆動モータ５に
過負荷がかかることはない。

【００４２】次に前記原稿給送装置を備えた画像読取装
置について図４を用いて説明する。図４において、原稿
Ｓを原稿積載板２に積載し、読取開始命令を装置に送る
と、原稿積載板２が上昇し、原稿Ｓの給送を開始する。

【００４３】始め、原稿Ｓは給送コロ３により、送りロ
ーラ20および分離ローラ21の間へと送られる。送りロー
ラ20と分離ローラ21の夫々の原稿Ｓとの摩擦力により１
枚目の原稿Ｓのみが次のローラ対22に送られ、原稿Ｓは
更にローラ対23により読取部に達する。

【００４４】読取部では照明28ａ，28ｂにより照らされ
た画像を読取手段29ａ，29ｂで電気信号に変換し、更に
デジタルデータへと変換する。読み取りの終了した原稿
Ｓはローラ対24〜26により排出部27に排出される。

【００４５】上述のように本発明に係るシート給送装置
を原稿給送装置として装備した画像読取装置は、原稿給
送動作中に原稿積載板２に過負荷がかかっても駆動モー
タ５へ過負荷がかかることはない。また、原稿積載板２
の最上位置，最下位置を検知する検知手段を省くことが
出来るので、簡単な構成で低価格の画像読取装置を提供
することが出来る。

【００４６】尚、前記実施例では本発明に係るシート給
送装置をシート状の原稿を給送する原稿給送装置として
適用した場合について説明したが、記録シートを記録手
段に対して給送するシート給送装置にも適用出来るもの
である。

【００４７】

【発明の効果】本発明に係るシート給送装置は、上述の
如き構成と作用とを有するので、駆動手段から昇降部材
へ駆動を伝達する駆動伝達手段にフリクション機構を設
けたことで、シートの給送動作中にシート積載板に過負
荷がかかっても駆動手段へ過負荷がかかることはない。

【００４８】また、駆動手段を駆動させる時間を制御す
ることにより、シート積載板の最上位置，最下位置を設
定することが出来る。従って、従来のように最上位置，
最下位置を検知する検知手段を省くことが出来るので、
簡単な構成で低価格のシート給送装置を提供することが
出来る。

【００４９】また、前記シート給送装置を原稿給送装置
として装備した画像読取装置は、該シート給送装置が有
する作用効果を発揮して簡単な構成で低価格の画像読取
装置を提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】原稿給送装置として構成した本発明に係るシー
ト給送装置の断面説明図である。

【図２】原稿給送装置として構成した本発明に係るシー
ト給送装置の断面説明図である。

【図３】フリクション機構部の平面説明図である。

【図４】原稿給送装置として構成した本発明に係るシー
ト給送装置を備えた画像読取装置の断面説明図である。

【図５】従来例を説明する図である。

【図６】従来例を説明する図である。

【符号の説明】

１…給送トレイ、２…原稿積載板、２ａ…支点、２ｂ…
切欠部、３…給送コロ、４…原稿検知レバー、４ａ…支
点、５…駆動モータ、６…出力軸、７…原稿台押上レバ
ー、８…原稿検知フォトセンサ、９…出力ギア、10…原
稿台押上軸、11…フリクションギア、11ａ…係止部、12
…ストッパー、12ａ…最上位置規制斜面、12ｂ…最下位
置規制斜面、13…摩擦部材、14…押さえ部材、15…ば
ね、16…給送コロ支持部材、16ａ…支点、20…送りロー
ラ、21…分離ローラ、22〜26…ローラ対、27…排出部、
28ａ，28ｂ…照明、29ａ，29ｂ…読取手段、Ｓ…原稿

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シートを積載するシート積載板と、前記
   シート積載板上のシートを給送する給送回転体と、前記
   シート積載板を上下移動させるための昇降部材と、前記
   昇降部材を駆動させる駆動手段と、を具備したシート給
   送装置において、 前記駆動手段から前記昇降部材へ駆動を伝達する駆動伝
   達手段に摩擦伝達手段を設けたことを特徴とするシート
   給送装置。
2. 【請求項２】 前記シート給送装置は、前記シート積載
   板上の最上位のシート位置を検知するレベル検知手段を
   有し、 前記レベル検知手段の信号によりシート積載板上の最上
   位のシート位置を一定に保持し、前記給送回転体が一定
   圧でシートを押圧するように構成したことを特徴とする
   請求項１に記載のシート給送装置。
3. 【請求項３】 前記レベル検知手段は、前記シート積載
   板上のシートの有無を検知するシート有無検知手段を兼
   ねるように構成したことを特徴とする請求項２に記載の
   シート給送装置。
4. 【請求項４】 前記駆動手段と前記昇降部材により前記
   シート積載板を一定時間押し上げ、前記レベル検知手段
   が前記シート積載板上にシートが無いことを認識した時
   にシート給送動作を終了させるように構成したことを特
   徴とする請求項３に記載のシート給送装置。
5. 【請求項５】 前記給送回転体は、上下移動可能に構成
   されたことを特徴とする請求項１に記載のシート給送装
   置。
6. 【請求項６】 請求項１〜４のいずれか１項に記載のシ
   ート給送装置を備え、該シート給送装置により給送され
   たシート状原稿の画情報を読み取る読取手段を有するこ
   とを特徴とする画像読取装置。