JPH0214183Y2 - - Google Patents

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JPH0214183Y2
JPH0214183Y2 JP12364784U JP12364784U JPH0214183Y2 JP H0214183 Y2 JPH0214183 Y2 JP H0214183Y2 JP 12364784 U JP12364784 U JP 12364784U JP 12364784 U JP12364784 U JP 12364784U JP H0214183 Y2 JPH0214183 Y2 JP H0214183Y2
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steel plate
yoke
core leg
stage
trapezoid
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は鉄心脚の鋼板の幅と継鉄の鋼板の幅と
が異なつている変圧器鉄心に係り、損失が低減す
るよう工夫したものである。
〈従来の技術〉 内鉄形の変圧器鉄心では、円形コイル内空間の
占積率を高めるため、第1図に示すように、鉄心
脚1はその周辺が円に内接するよう段が付けられ
た円柱状となつている。
一方輸送のため高さを低くした変圧器では、第
2図a,b,cに示すように継鉄2の横断面形状
を矩形、半惰円あるいは惰円としている。このよ
うな形状にすると、同一の横断面積であれば、円
形の横断面形状にした継鉄に比べ高さを低くする
ことができる。
上に述べたことからわかるように、高占積率で
高さを低くした変圧器は、鉄心脚1の横断面形状
が円形状であり、また継鉄2の横断面形状が非円
形となつている。このように両横断面形状が相違
しているタイプの変圧器鉄心の従来例を以下に説
明する。
この種の変圧器鉄心の正面図を第3図に、第3
図のA−A線断面を第4図aに、第3図のB−B
線断面を第4図bに、第3図のC部を抽出・拡大
した図を第5図に夫々示す。これらの図に示すよ
うに継鉄2の横断面形状は矩形で、鉄心脚1の横
断面形状はほぼ円形であり、両横断面積はほぼ等
しくなつている。鉄心脚1の第1段目1a、第2
段目1b、第3段目1c、第4段目1dはそれぞ
れ継鉄2の第1段目2a、第2段目2b、第3段
目2c、第4段目2dに突合せ接続されている。
この例において鉄心脚1の各段1a,1b,1
c,1dの幅をl11,l12,l13,l14とするとともに
継鉄2の幅をl2とすると、 l11<l12<l2<l13<l14 なる関係がある。
このように幅に差があるため、鉄心脚1の各段
1a,1bと継鉄2の各段2a,2bとを接続す
る場合と、鉄心脚1の各段1c,1dと継鉄2の
各段2c,2dとを接続する場合とでは、その構
成が異なる。つまり前者の場合では、第6図aに
示すように、鋼板を台形状に切断してなる鉄心脚
の各段1a,1bと、鋼板を六角形状に切断して
なる継鉄の各段2a,2bとを突合せ接続して構
成する。また後者の場合では、第6図bに示すよ
うに、鋼板を六角形状に切断してなる鉄心脚の各
段1c,1dと、鋼板を台形状に切断してなる継
鉄の各段2c,2dとを突合せ接続して構成す
る。なお第6図では説明の都合上鉄心脚の各段1
a,1b、継鉄の各段2a,2b、鉄心脚の各段
1c,1d、継鉄の各段2c,2dを同一の大き
さで示しているが実際は前述したように異幅であ
る。第6図は単に形状の異なる鋼板を組み合わせ
る態様を示したものである。
次に接続部の状態を詳述する。第7図は第1段
目1a,2aのうちの最初の3枚分を示したもの
である。同図に示すように鉄心脚の鋼板1a−1
と継鉄の鋼板2a−1が突合せ接続されている。
その接続点はXとなる。次に鋼板1a−2と鋼板
2a−2を突合せ接続したものをずらして鋼板1
a−1,2a−1上に重ねる。その接続点はYと
なる。更にこの鋼板1a−2,2a−2上に、突
合せ接続した鋼板1a−3,2a−3をその接続
点がXの位置にくるように重ねる。以後同様にし
て40〜50枚積層して第1段目1a,2aが形成さ
れている。したがつて重なり合う鋼板によりラツ
プ部が形成されるがそのラツプ幅Nは通常15mm程
度と狭い。このラツプ幅Nを大きくすると占積率
が低下するためこれ以上大きくすることができな
い。なお第2段目1b,2b、第3段目1c,2
c、第4段目1d,2dも第1段目1a,2aと
同様に構成されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところでかかる従来技術ではラツプ幅Nが狭く
接続点X,Yが一箇所に集中するため、第8図に
示すように、この接続点で磁束(第8図中曲線で
示す)が局部的に集中して磁束の流れが乱れ損失
が大きい。なお第7図、第8図においてPは接続
点間距離である。
本考案は、上記従来技術に鑑み、損失の少ない
変圧器鉄心を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成する本考案は、台形状をなす鋼
板及び台形の鋭角端部を切り落した六角形状をな
す鋼板のみならず台形の短辺に長方形を取り付け
た笠状をなす鋼板を組み合わせて突合せ接続する
ことにより、接続点の位置を分散させるようにし
たことをその要旨とする。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第9図は本考案の実施例を示す正面図であり、
鉄心脚11は、第1段目11a、第2段目11
b、第3段目11c及び第4段目11dで構成さ
れその横断面形状はほぼ円形となつている。また
継鉄12は、前記各段11a,11b,11c,
11dに夫々突合せ接続される第1段目12a、
第2段目12b、第3段目12c及び第4段目1
2dで構成されその横断面形状は矩形となつてお
り鉄心脚11の横断面積とほぼ等しい横断面積を
有している。この場合、各段11a,11b,1
1c,11dの幅をL11,L12,L13,L14、また継
鉄12の幅をL2とすると、 L11<L12<L2<L13<L14 なる関係がある。
ここで第1段目11a,12a及び第2段目1
1b,12b、換言すると鉄心脚11の鋼板の幅
が継鉄12の鋼板の幅よりも狭くなつている段を
製作する手順を述べる。
第1段目11a,12aを製作するには、第1
0図aに示すように、台形状の鋼板11a−1と
台形の鋭角端部を切り落した六角形状の鋼板12
a−1とを突合せ接続して磁気閉回路となる一層
分を形成するとともに、第10図bに示すよう
に、台形状の鋼板11a−2と台形の短辺に長方
形を付した笠状の鋼板12a−2とを突合せ接続
して磁気閉回路となる一層分を形成する。そして
第10図aに示す構造となつている一層分と第1
0図bに示す構造となつている一層分とを交互に
所定枚数積層する。このようにして一段目11
a,12aの部分が製作される。
第2段目11b,12bも第1段目と同様にし
て製作する。つまり幅と長さは第10図のものと
は異なるが形状は第10図に示すのと同じ鋼板を
用いて同じ様にして製作するのである。
次に第3段目11c,12c及び第4段目11
d,12d、換言すると鉄心脚11の鋼板の幅が
継鉄12の鋼板の幅よりも広くなつている段を製
作する手順を述べる。
第3段目11c,12cを製作するには、第1
1図aに示すように、台形の鋭角端部を切り落し
た六角形状の鋼板11c−1と台形状の鋼板12
c−1とを突合せ接続して磁気閉回路となる一層
分を形成するとともに、第11図bに示すよう
に、台形の短辺に長方形を付した笠状の鋼板11
c−2と台形状の鋼板12c−2とを突合せ接続
して磁気閉回路となる一層分を形成する。そして
第11図aに示す構造となつている一層分と第1
1図bに示す構造となつている一層分とを交互に
所定枚数積層する。このようにして三段目11
c,12cの部分が製作される。
第4段目11d,12dも第3段目と同様にて
製作する。つまり幅と長さは第11図のものとは
異なるが形状は第11図に示すのと同じ鋼板を用
いて同じ様にして製作するのである。
上述した如くして製作した段11a,12a,
段11b,12b、段11c,12c、段11
d,12dを積み重ねることにより本実施例に係
る変圧器鉄心が完成する。完成した変圧器鉄心の
接続部を拡大したものを第12図に示す。
接続部の状態を更に詳細に説明する。第13図
は第1段目11a,12aのうち3枚目までの積
み重ね状態を示している。同図に示すように、鉄
心脚の鋼板11a−1と継鉄の鋼板12a−1が
突合せ接続されその接続点はXとなつている。こ
の鋼板11a−1,12a−1上には、突合せ接
続された鋼板11a−2,12a−2が重ねられ
その接続点はYとなつており、接続点Xと接続点
Yとの位置は大幅にずれている。更に鋼板11a
−2,12a−2上に、突合せ接続された鋼板1
1a−3,12a−3をその接続点がXの位置に
くるように重ねる。以後同様にして接続点X,Y
が交互にくるように鋼板を40〜50枚積層して第1
段目11a,12aが形成されている。このよう
に本実施例では接続点が分散している。具体的に
説明すると、鉄心脚の鋼板11a−1の幅L11
180mm、継鉄の鋼板12a−1の幅L2が300mmで
あると接続点間距離Qは120mmと大きい。したが
つて第14図に示すように、磁束(第14図中曲
線で示す)が突合せ接続した部分を通過するとき
には一箇所に集中することなく分散する。かかる
事情は、第2段目11b,12bにおいても更に
は鉄心脚と継鉄の幅が逆転する第3段目11c,
12c、第4段目11d,12dにおいても同様
である。
上記実施例は継鉄の横断面形状が矩形のもので
あつたが、本考案はこれに限らず、鉄心脚の横断
面形状が円形で継鉄の横断面形状が非円形となつ
ているすべての変圧器鉄心に適用できる。
〈考案の効果〉 以上実施例とともに具体的に説明したように本
考案によれば、台形状や台形の鋭角端部を切り落
した六角形状の鋼板のみならず台形の短辺に長方
形を付した笠状の鋼板を用いて鉄心を構成し、鋼
板の接続部を分散させるようにしたため、接続部
において磁束が一箇所に集中して流れることがな
くなり損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は変圧器鉄心の鉄心脚を示す横断面図、
第2図a,b,cは変圧器鉄心の継鉄を示す横断
面図、第3図は従来の変圧器鉄心を示す正面図、
第4図aは第3図のA−A線断面図、第4図bは
第3図のB−B線断面図、第5図は第3図のC部
を抽出・拡大した構成図、第6図a,bは従来の
変圧器鉄心の製作手順を説明するための構成図、
第7図は接続部を示す構成図、第8図は接続部に
おける磁束の流れを示す説明図、第9図は本考案
の実施例を示す正面図、第10図a,b及び第1
1図a,bは本実施例の製作手順を説明するため
の構成図、第12図は本実施例の接続部を示す構
成図、第13図は本実施例の接続部のうち第1段
目を示す構成図、第14図は本実施例の接続部に
おける磁束の流れを示す説明図である。 図面中、1,11は鉄心脚、2,12は継鉄で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 幅の異なる複数枚の鋼板を積層することにより
    横断面形状がほぼ円形となるよう段をつけた鉄心
    脚と、横断面形状が非円形で且つ鉄心脚の横断面
    積とほぼ等しい横断面積を有しており前記鉄心脚
    に突合せ接続される継鉄と、でなる変圧器鉄心に
    おいて、 鉄心脚の鋼板の幅が継鉄の鋼板の幅よりも狭い
    段では、台形状をなす鉄心脚の鋼板と台形の鋭角
    端部を切り落した六角形状をなす継鉄の鋼板とを
    突合せ接続して形成した磁気閉回路である一層分
    と、台形状をなす鉄心脚の鋼板と台形の短辺に長
    方形を付けた笠状をなす継鉄の鋼板とを突合せ接
    続して形成した磁気閉回路である一層分と、を交
    互に積層し、 鉄心脚の鋼板の幅が継鉄の鋼板の幅よりも広い
    段では、台形の鋭角端部を切り落した六角形状を
    なす鉄心脚の鋼板と台形状をなす継鉄の鋼板とを
    突合せ接続して形成した磁気閉回路である一層分
    と、台形の短辺に長方形を付けた笠状をなす鉄心
    脚の鋼板と台形状をなす継鉄の鋼板とを突合せ接
    続して形成した磁気回路である一層分と、を交互
    に積層して構成することを特徴とする変圧器鉄
    心。
JP12364784U 1984-08-14 1984-08-14 変圧器鉄心 Granted JPS6139914U (ja)

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JPS6139914U JPS6139914U (ja) 1986-03-13
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